介護職を辞めたい!主な退職理由は?年齢別のお悩みや対処法、転職先を解説

介護職の悩み 2026年10月5日
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この記事のまとめ

「仕事を辞めたい…」と思っている介護職の方もいるかもしれません。介護職を辞めたいと思う主な理由は、人間関係の問題や給料の低さなどがあります。仕事を辞めたいと思っても、勢いで退職するのは避けたほうが無難です。この記事では、介護職が仕事を辞めたいと思う理由と対処法を解説します。介護職を辞めずに続けた方の体験談もご紹介。退職する方法やタイミングもまとめたので、介護職を辞めるかお悩みの方はご覧ください。

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目次

介護職を辞めたいと思う理由

公益財団法人 介護労働安定センターの「令和7年度介護労働実態調査 介護労働者の就業実態と就業意識調査 結果報告書 (p.21)」をもとに、介護職を含む介護労働者が仕事を辞めた理由を、回答数の多いものを中心に以下のグラフにまとめました(複数回答可)。

介護労働者が介護関係を辞めた理由のグラフ画像

参考:公益財団法人 介護労働安定センター「令和7年度介護労働実態調査 介護労働者の就業実態と就業意識調査 結果報告書 (p.21)」

介護現場で働く職員は、「人間関係の問題」「勤務先との考え方の不一致」「賃金への不満」などを理由に介護関係の仕事を辞める傾向があると分かります。
上記を含めた介護職を辞めたいと思う理由を項目ごとに解説するので、確認してみましょう。

職場の人間関係が良くない

上司との相性や介護職員同士の派閥など、人間関係に悩んで退職する介護職の方は少なくありません。介護業界に限らず、人間関係は退職理由として挙がりやすい項目です。特に介護は、職員間の連携が不可欠な仕事のため、同僚や多職種とのコミュニケーションが円滑でないと、業務に支障が出てしまうこともあるでしょう。

チーム内の雰囲気が悪い職場では、休みを取得しにくかったり、困ったことを気軽に相談できなかったりするため、仕事のモチベーションが下がってしまいます。
職場の人間関係に悩んでいる介護職の方は、「介護職員の人間関係が悪いのはなぜ?改善方法や転職先選びのポイントを解説」の記事もご参照ください。

経営方針や理念が合わなくて働きづらい

施設の経営方針や介護理念に納得できないことも、介護職が仕事を辞めたいと考える理由の一つです。
たとえば、利用者さん一人ひとりに寄り添いたいと考える介護職の方が、効率やコスト優先の施設運営に納得できず、ギャップを感じるケースも。現場の状況を無視した指示や利用者さん本位ではない方針を強いられると、「自分の理想とする介護ができなくてつらい…」と思うのも無理はありません。

身体的・精神的な負担がきつい

身体面や精神面の負担感から、介護職を辞めたいと思う方もいます。移乗介助や入浴介助といった身体介護で腰や膝を痛め、慢性的な症状に悩まされる方もいるようです。

また、利用者さんやご家族の対応、事故や体調の急変に対する緊張感などから、精神的なプレッシャーを感じることも。心身ともに疲労が蓄積して回復しない状態が続けば、自身の健康を守るために退職を選択せざるを得なくなるかもしれません。 

人手不足で忙し過ぎる

急速に進む高齢化で介護のニーズが高まるなか、介護職員の確保が追いつかず人手不足に悩む施設・事業所もあります。人手が足りないと、1人あたりの業務量が増えたり、思うように休みが取れなかったりするため、負担を感じて「介護職を辞めたい」と思うのも無理はありません。
忙し過ぎると、介護が流れ作業のようになり、「利用者さんと十分にコミュニケーションが取れない」と嘆く介護職の方もいるようです。

サービス残業が発生することがある

雇用主がサービス残業をさせることは労働基準法に違反しており、本来あってはならない行為です。しかし、一部の介護現場では、業務量の多さや人手不足を背景とするサービス残業が発生し、介護職の負担となっています。
特に「利用者さんのために定時を過ぎても働くべき」という風潮のある職場では、用事があっても定時で帰りにくい場合があるようです。真面目な人ほど無理に働き、その結果、限界を感じてしまうこともあるでしょう。 

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介護職はサービス残業が当たり前?残業になりやすい業務と対処法を解説

給料が低い

介護職のなかには、「賞与が少ない(出ない)」「何年働いても給与が上がらない」といった理由で退職を決意する方もいます。給料は生活に直結するため、待遇への不満を理由に辞めたいと思う方は少なくないでしょう。

また、「身体的・精神的な負担に対して給与が釣り合っていない」と感じる方もいるようです。仕事の内容や量が正当に評価されていないと感じると、日々の努力が報われない感覚に陥り、モチベーションを維持するのが難しくなってしまいます。

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仕事と家庭の両立が難しい

仕事と家庭の両立に支障が生じ、仕事を辞めることを検討する介護職の方もいるでしょう。夜勤ありの交代制の勤務や残業、希望休・有給の取りにくさなどがあると、家事や育児といったプライベートの時間との両立が難しくなってしまいます。

また、生活リズムが不安定になることで家族とのすれ違いが生じ、家庭内の負担が増えてしまうことも。結婚や出産といったライフスタイルの変化に対応して家庭を優先するために、離職を選ぶ方もいます。 

将来性を感じられない

今の職場で将来の展望を描けないことも、介護職が仕事を辞めたいと考える理由となります。評価制度が曖昧だったり、明確なキャリアパスが用意されていなかったりする職場では、長く働き続けてもスキルアップや昇進を期待できません。昇進や昇給の制度に疑問が生じると、今後の生活設計に対する不安が膨らんでしまうこともあるでしょう。 

また、身体的・精神的な負担のある介護の仕事を今度も継続できるか不安に感じ、年齢の若いうちにキャリアチェンジを検討する介護職の方もいるようです。

仕事内容が自分に向いていない

仕事がうまくいかず「向いていない」と感じ、介護職を辞めたいと考える方もいます。実際に現場で働いてみると、想像以上に体力を消耗することや、対人コミュニケーションが難しいことに戸惑う方も少なくありません。特に新人の時期は、業務をスムーズにこなせない不安や、理想と現実のギャップを感じやすいでしょう。

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介護職を辞めたいと思ったときの対処法

「介護職を辞めたい」と思っても、勢いですぐに退職を決めたら後悔する可能性があるので、まずは自分でできる対処法を試してみてから転職を検討すると良いでしょう。介護職を辞めたいときの対処法を以下にまとめたので、参考にしてみてください。

人間関係の捉え方を変えてみる

他人の性格や行動を変えるのは難しいため、人間関係に悩んだときは自身の周囲との向き合い方を変えてみましょう。職場の人間関係はあくまで仕事上の付き合いであると割り切り、過度な感情移入を避けることがポイントです。

利用者さんのケアのための情報共有や連携は欠かせませんが、それ以外の場面で無理に深く関わる必要はありません。割り切って考えることで相手の言動に振り回されなくなり、精神的な負担を軽減できる可能性があります。 

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上司・同僚や家族に相談する

職場で悩みが生じたときは、一人で抱え込まずに信頼できる周囲の人へ相談することが大切です。家族や友人などの第三者に話すことで自分の気持ちが整理され、客観的な視点や解決策に気づきやすくなります。人間関係の悩みについても、理解してくれる人に話を聞いてもらうだけで精神的な負担を減らせるでしょう。

また、業務量や働き方に対する不満であれば、直属の上司に現状を相談し、仕事の調整や配置転換を打診してみるのも効果的です。業務に取り組むなかでの課題は、同僚に話してみるとアドバイスをもらえるかもしれません。「迷惑になるかも…」と心配し過ぎず、周囲の力を借りながら問題の解決を図ると良いでしょう。 

業務を効率化して負担軽減を図る

身体的な負担を軽減するためには、日々の業務の流れや手順を見直して効率化を図ることが重要です。たとえば、サービス残業となりやすい業務の一つとして、介護記録の記入が挙げられます。介護記録の効率化を図る場合、記載事項を整理してテンプレートを作るなど、短時間で終わる工夫をすると良いでしょう。
また、職場環境の改善に向けて、IT機器や介護ロボットの導入を管理者に提案してみるのも、効率化や負担軽減につなげる方法です。

業務を効率化する方法は、「介護職員は時間に追われる!業務スピードを上げて仕事の悩みを解消する方法」の記事で解説しているのでチェックしてみてください。

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資格を取得して収入アップを狙う

収入が低いことを理由に「介護職を辞めたい」と悩んでいる場合は、専門的な介護の資格を取得して、資格手当や基本給アップを狙ってみると良いでしょう。介護業界では、保有している資格に応じた手当や給料が支給される傾向にあります。

介護の資格のなかでも、特に国家資格である介護福祉士の資格を取れば、給与アップが期待できます。すでに介護福祉士を保有している場合は、ケアマネジャー(介護支援専門員)といった上位資格が視野に入るでしょう。
資格を取得すると、現在の職場で待遇改善の可能性があるだけでなく、将来的に転職やキャリアアップをする際にも、スキルが高く評価されて好待遇につながります。

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自分の悩みに応じて働き方を調整する

「仕事を辞めたい」と考えている介護職の方は、自分の悩みに応じて勤務形態やシフトを調整することで、無理なく働き続けられるかもしれません。働き方を変えたい場合は、上司に希望を伝えてみると良いでしょう。

たとえば、給料が少ないと悩んでいる場合は、無理のない範囲で夜勤の回数を増やして夜勤手当(深夜割増賃金)をもらい、収入アップを図るという選択肢があります。
一方で、身体的な限界を感じている場合は、夜勤を減らして日勤中心のシフトに切り替えると負担が減るでしょう。自分の悩みに応じて働き方を検討すれば、心身のバランスを取りながら仕事を継続しやすくなります。

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介護職を始めた理由や仕事のやりがいを振り返る

介護職を辞めたい気持ちが強まったときは、介護の仕事を志した原点に立ち返ってみましょう。日々の忙しさに追われるなかで、当初抱いていた目標や仕事に対する熱意を見失ってしまうことは少なくありません。

しかし、利用者さんからの感謝の言葉や心温まるやり取りを思い出すことで、モチベーションが回復する可能性があります。自分にとっての、介護職という仕事の価値ややりがいを再認識できれば、再び前向きな気持ちで業務に向き合えるかもしれません。

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小さな目標を立てて着実にステップアップする

入職したばかりで「介護職を辞めたい」と感じている新人職員は、達成しやすい小さな目標を設定し、一つずつクリアすることを意識すると良いでしょう。たとえば、「今日は利用者さんの顔と名前を5人覚える」「先輩についてもらって○○さんのトイレ介助をやってみる」といった具体的な目標を毎日立てます。

仕事に慣れない時期は焦りから自信を失いやすいため、将来的な目標ではなく日々の目標を立てて一つずつクリアしていくのが、着実に成長するためのポイントです。 

休職制度を利用してリフレッシュする

「退職したくないけど、心身の限界を感じている」という場合は、休職制度を利用する選択肢もあります。職場の就業規則を確認し、休職制度の規定をチェックしましょう。
心身の健康に不安があるにもかかわらず無理に働き続けると、状態が悪化して回復に長い時間が必要になるかもしれません。すでに体調に支障をきたしている場合は、一刻も早く休息を取るようにしてくださいね。

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自分に合った職場に転職する

今の職場では現状の悩みを解決できない場合、自分に合った別の介護施設への転職を検討するのも選択肢の一つです。改善の見込みがない環境で無理をして働き続けると、心身の健康を損なってしまうおそれがあります。

介護業界には数多くの事業所が存在するので、より労働条件や人間関係が良い職場を見つけられる可能性もあるでしょう。転職後に同じ状況になって短期離職しないためには、改善したいことや優先順位を整理し、現在の悩みや不満を解決できる職場を選ぶことが大切です。

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【年代別】介護職を辞めたいと思う理由と対処法

介護職を含む介護労働者が仕事を辞めた理由として、年代を問わず多いのは、「人間関係の問題」や「給料の低さ」で、その他の項目は年代によるバラつきがみられます。
ここでは、介護職を辞めたいと思う理由と対処法を年代別にご紹介するので、チェックしてみてください。

20代

20代が介護職を辞めたいと感じる背景には、将来への不安や仕事の適性に対する悩みがあるようです。
公益財団法人 介護労働安定センターの「令和7年度介護労働実態調査 介護労働者の就業実態と就業意識調査 結果報告書(資料編p.29)」によると、20代の介護労働者が前職(介護関係)を辞めた理由は、「自分の将来の見込みが立たなかった」「自分に向かない仕事だった」「勤務先に仕事上の悩みを相談できなかった」などが多い傾向にあります(複数回答可)。

入職前に抱いていた理想と現実のギャップから、自分は介護職に向いていないと感じ、一人で悩みを抱え込んでしまう若手職員は少なくありません。また、これからキャリアを築く世代だからこそ、将来について考えて転職に踏み切る方もいます。

状況を改善するには、指導担当の先輩や上司へ現状の不安や課題を素直に伝え、アドバイスをもらうことが大切です。「忙しそうで相談しづらい…」と感じるなら、前もって空いている時間を尋ね、「○○について話したいです」と持ち掛けてみましょう。
積極的にコミュニケーションの機会を増やし、疑問や不安の解消を図ることで、前向きに働けるようになるかもしれません。 

若手職員の悩みや辞めたいときの対処法は「「介護職もう辞めたい…」新人職員によくある仕事の悩みと解決方法を解説!」の記事でも解説しているので、あわせてご参照ください。

30代・40代

30代や40代で介護職を辞めることを検討する理由の一つは、ライフステージの変化です。
同資料(資料編p.29)を見ると、30代になると「結婚・妊娠・出産・育児のため」に転職する割合が増える傾向にあると分かります。

30代ごろになると、出産・育児を機に一時的に仕事から離れたり、将来の結婚や出産に備えて協力を得られる職場に転職したりする方もいるようです。また、家庭を持つことで支出が増え、現在の給与水準では将来設計を立てられず、より良い待遇の職場を探すケースもあります。

ライフスタイルの変化により介護職を辞めたいと感じたときは、活用できる支援制度や職場の福利厚生を確認しましょう。産前・産後休業や育児休業、深夜業の制限といった制度は、法律で定められているため、勤務先を問わず利用できます。
また、勤務先独自のサポート制度や、過去の育休取得実績を把握することも大切です。現職での調整が難しく転職を検討する場合は、ライフスタイルに合わせた働き方を実現できる職場を探すと良いでしょう。

50代

50代になると、家庭の事情を考慮して状況にあった職場に転職する場合があるようです。
同資料(資料編p.29)によると、50代は「結婚・妊娠・出産・育児のため」や「家族の介護・看護のため」に仕事を辞める割合がほかの世代と比較して高い結果です。

50代は、親の介護が必要になったり、家族の生活環境が変わりやすかったりする年代のため、仕事と家庭の両立が難しくなりがちです。
また、介護職として長年活躍した方のなかには、加齢に伴う体力の低下に加え、腰や関節への負担に限界を感じる方もいるでしょう。

無理なく長期的に働くには、上司に短時間勤務への切り替えを相談するなど、働き方を調整してもらうのも選択肢の一つです。育児や介護の負担を減らすには、家族と協力して対応したり、介護や育児・家事などのサービスを活用したりすることも有効な方法といえます。

介護職を辞めたいと思ったことがある人は多い?

レバウェル介護(旧 きらケア)が介護職247人を対象に行ったアンケートによると、「介護職を辞めたい」と思ったことがある人の割合は、以下のとおりです。

介護職を辞めたいと思ったことがある人のアンケート円グラフ

調査期間:2023年12月

「介護職を辞めたい」と思ったことがある人は4分の3以上で、多くの人が仕事に悩みや不満を抱えた経験があるとうかがえます。

仕事を辞めたいと思った介護職が転職した割合

同アンケート結果をもとに、介護職が実際に転職した割合を以下のグラフにまとめました。

介護職が転職した割合を示した円グラフ画像

調査期間:2023年12月

アンケート結果によると、「介護業界で転職した」と答えた人が43.7%、「異業種に転職した」と答えた人が8.1%です。一方、介護職を辞めたいと思ったことがあるものの、転職せずに仕事を続けた方も約3割いました。

【体験談つき】介護職を辞めずに続けた理由

ここでは、介護職を辞めずに続けた方の理由をご紹介します。「辞めたかったはずなのに続けられた理由は?」と気になる方は、ぜひご一読ください。

業務の大変さに挫けそうになる日もありますが、利用者さんからの温かい励ましや感謝の言葉に救われています。もともと人を支えるのが好きで、大変さ以上にこの仕事ならではのやりがいを感じられるのが大きいです。どれだけ落ち込んでも「やっぱり介護職は自分に向いている」と思える喜びがあるので、これからもここで誰かの役に立ち続けたいと思っています。(40代・女性/介護職歴5年)

私が介護職を辞めなかったのは、年齢的を考えると異業種への挑戦はハードルが高く、雇用が安定している介護業界で働き続けたほうが良いと感じたからです。苦労して取得した介護福祉士の資格や、これまでの実務経験を無駄にしたくない思いもありましたね。大変に感じるときもありますが、50代という年齢でも自信を持って役割を果たせる環境に魅力を感じているため、気持ちを切り替えて向き合えています。(50代・女性/介護職歴8年)

 

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【体験談つき】介護職を辞めて良かったこと

ここでは、介護職を辞めた方の体験談をご紹介します。介護職を辞めるか迷っている方は、参考にしてみてください。

年々、身体介護や夜勤による疲労が取れなくなり、腰痛に限界を感じていました。シフトが不規則でうまくリフレッシュする時間を取れず、職場の人間関係に悩んでいたことも重なり、心身ともに疲れ果てていたんです。
新しい転職先は、福祉の分野に関連のある事務職です。夜勤がなくなったことで、規則正しい生活を取り戻せました。定時退勤が基本で、プライベートの時間もしっかり確保できています。介護職から異業種へ転職する際、自分でも大丈夫かと不安でしたが、現場で鍛えたコミュニケーション能力や対応力、介護に関する専門知識は新しい職場でも活かせています。あのとき思い切って転職して良かったです。(40代・女性/事務職歴2年)

介護職が辞めて良かったと思う転職をするには、条件面だけではなく仕事内容もリサーチし、自分の適性に合った転職先を選ぶことが重要です。
詳しくは「介護職を辞めてよかった?元介護士の体験談とよくある退職理由を解説」の記事で取り上げているので、気になる方はあわせてご覧ください。

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介護職を辞めたいと思ったときにチェックすべきこと

ここでは、介護職を辞めたいと思ったときに確認すべきことを解説します。退職後に後悔することがないよう、事前にチェックしてみてください。

介護職としてやりがいを感じないか

介護職そのものに魅力を感じなくなっているのか、もしくは現在の職場に問題があるのかを見極めることが重要です。辞めたいと感じる理由を明確にしなければ、根本的な問題解決にはつながりません。

もしも、退職の主な理由が人間関係や仕事の負担、待遇面への不満なら、介護業界の別の施設や事業所へ転職すると状況が改善する可能性があります。一方で、介護業務そのものに限界を感じている場合は、他職種や他業界への転職を含めたキャリアの見直しが必要となるでしょう。
介護職を辞めてしまう前に自身の感情を冷静に整理し、不満の原因が職場環境にあるのか、業務自体にあるのかを確かめることが大切です。 

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介護職として目指したいキャリアはないか

介護職を辞めたいと思ったら、目指したいキャリアはないかを十分に考えてみましょう。介護業界には、専門性を生かしてステップアップできる道が豊富です。
たとえば、国家資格である「介護福祉士」を取得して現場のリーダーを目指したり、介護職の現場経験を活かして、ケアマネジャーや生活相談員といった他職種へ転身したりする選択肢があります。

介護職としてのこれまでの実務経験は、業界内でのキャリア形成において役立つはず。目指すべき方向性を見出せるなら、介護業界でのキャリアを継続するのも選択肢の一つです。

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新しい転職先が見つかるか

介護職を辞めて他業種に挑戦する場合、次の転職先が見つかるか冷静に見極めましょう。特に、これまで介護業界で長くキャリアを積んできた方は、いきなり全く未経験の分野の仕事に挑戦しようと思っても、求職活動が難航する可能性があります。

厚生労働省の「一般職業紹介状況(令和7年12月分及び令和7年分)について」によると、2025年における有効求人倍率は全体平均で1.22倍です。
一方、職業情報提供サイト(job tag)の「施設介護員」「訪問介護員/ホームヘルパー」によると、施設介護員の有効求人倍率は2.96倍、ホームヘルパーは28.37倍。有効求人倍率は求職者1人あたりの求人数を示すデータで、介護職は求人数が多い状況です。

転職を目指す職種や業種にもよりますが、高齢化で需要が高まっている介護職と比べ、ほかの仕事は採用に慎重なことも珍しくありません。また、キャリア形成を重視する企業は、年齢を重ねたミドル・シニア層の採用に消極的になる傾向があります。

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介護職が仕事を辞めるタイミングはいつが良い?

仕事を辞める決意をしたものの、どのタイミングで辞めれば良いのか分からない介護職の方もいるのではないでしょうか。以下で、仕事を辞める場合のタイミングを解説します。

基本的に転職先が決まってから辞めるのがベター

仕事を辞めるタイミングは、基本的に転職先が決まってからが望ましいでしょう。先に仕事を辞めると、転職活動が長期化した際に焦りから条件を妥協して職場を選んでしまうことも。その結果、仕事が長続きせず、再び辞めることになってしまうかもしれません。

なお、あらかじめ3ヶ月分以上の生活費を蓄えているのであれば、先に退職して転職活動や資格取得に専念するのも一つの選択肢です。退職後の生活費や次の就職に向けた計画をきちんと立てたうえで、心身に余裕を持てる時期を見極めて行動しましょう。 

タイミングに関係なく転職したほうが良い場合もある

介護職がタイミングに関係なく転職を検討したほうが良いのは、以下のような場合です。

  • 対処法を試みても改善の余地がなく負担が大きい
  • 心身に不調をきたしている
  • 違法な行為が常態化している

状況が改善する見込みがなく負担を強いられる場合や、限界を迎えて心身に不調が出ている場合は、無理を続けず退職を検討すべきといえます。

また、「資格がないのにたんの吸引を指示される」「サービス残業が当たり前になっている」など、職場で違法行為が日常的に行われている場合も、退職に向けて行動に移したほうが賢明です。
職場が違法な医療行為などに対応している場合、利用者さんを危険にさらしてしまうことに加え、事故が起きたときに事業所だけではなく職員も責任を問われるリスクがあります。

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介護職が仕事を辞めて転職する方法

ここでは、介護職が仕事を辞める場合の転職活動の進め方や、退職手続きの注意点を解説します。

転職活動から退職までの主な流れ

転職する際は、転職活動と退職の手続きを以下の流れで進めると良いでしょう。

  • 転職先をリサーチして応募先を決める
  • 応募先の選考を受ける
  • 応募先から内定をもらう
  • 直属の上司に退職の意思を伝えて退職日を決める
  • 退職日までに業務を引き継ぐ
  • 退職日まで責任を持って勤め上げる
  • 貸与物を職場に返却する
  • 必要書類の受け取りなどの退職手続きを行う
  • 転職先で新しい仕事をスタートする

在職中に次の職場から内定を得たうえで、上司に退職の意思を伝えて退職日を決め、責任を持って最後まで勤め上げて新しい職場でスタートを切るのが基本的な流れです。
詳しくは「介護士さんの転職!内定後の流れや退職手続きに必要な書類を解説」の記事で解説しているので、あわせてご一読ください。

なお、介護職を辞めて一旦仕事から離れる場合、市役所などで国民年金や国民健康保険の手続きを行う必要があります。家族の扶養に入る場合は、家族の職場に申請しましょう。

また、失業保険を受給するには、条件を満たしたうえでハローワークでの手続きが必要です。失業保険の加入条件や手続きについては「介護派遣を更新しないときはどうすれば良い?理由の伝え方や注意点を解説」の記事で確認できるので、チェックしてみてください。

退職手続きの注意点

退職する場合は、トラブルを防ぐために勤務先の就業規則を確認し、時期に余裕を持って意思を伝えることがポイント。法律上は希望日の2週間前までに伝えれば退職可能とされているものの、職場が人員補充やシフト調整を行う期間を考慮して、1〜3ヶ月前を目安に申し出るのが一般的です。

有給休暇を消化して退職したい場合は、業務の引き継ぎや周囲の勤務スケジュールに支障が出ないよう、上司と相談しながら休暇と退職の日程を決定すると良いでしょう。

なお、人手不足により強い引き止めにあった際は、転職先でしか実現できないキャリアプランや退職の決意を理路整然と語り、毅然とした態度で説明する姿勢が求められます。 詳細は、「介護職あるある?退職したいのに引き止められる!理由の伝え方や対処法」の記事をご覧ください。

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介護職を辞めたい人が転職するならどの業界が良い?

転職を決めたら一番に考えたいのが、「どの業界に転職するか」ということです。介護業界以外に転職する場合も、介護の経験を活かせる仕事を選ぶと採用に有利になる可能性があります。

介護の経験を活かせる業界・職種

介護職として培ったコミュニケーション能力は、接客や営業の仕事に活かせます。介護の知識を活かしたいなら、介護用品を取扱う会社や、高齢者と関わる機会が多い職場で働く選択肢もあるでしょう。また、利用者さんの送迎を行っている場合は、タクシードライバーが向いているかもしれません。
このように介護業界での経験はほかの仕事にも活かせるので、まずは自分の持つ強みやスキルを整理してみましょう。

今までに経験のない分野に挑戦したい場合は、関連する資格を取得して知識を身につけるなどして、転職先に意欲と向上心を示すのが有効です。
「介護職から異業種に転職するならどの職種?成功のコツと活かせる経験を解説」の記事では、介護職から異業種への転職で活かせる強みなどをご紹介しているので、気になる方はチェックしてみてください。

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介護福祉士が現場以外の仕事をするなら?活躍できる職種や働くための条件

介護の仕事自体が嫌ではないなら介護業界

「職場に問題があるけど、介護の仕事自体は好き」という方は、今までの経験をフルに活かせる介護業界での転職がおすすめです。

同じ介護業界でも、施設形態が違えば働き方はガラッと変わります。「身体介護がきついから、介護度の低い利用者さんが多い施設で働く」「アットホームな環境で働きたいから、グループホームに転職する」といった多様な選択肢があるのが、介護業界で働く魅力です。

転職活動の際は、面接官の態度や施設の雰囲気、利用者さんの様子などを見て、働きやすい施設かどうかをよく見極めましょう。気になることがあれば面接で質問してみて、きちんと答えてくれる施設を選ぶことをおすすめします。

介護業界での転職を考えている方は、「介護職の職場の選び方とは?転職で失敗しない方法や各施設のおすすめ理由」の記事も参考にしてみてください。

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介護職が働きやすい施設とは?仕事内容や未経験者が良い求人を見つける方法

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介護職を辞めたいとお悩みならレバウェル介護に相談!

介護職を辞めたいものの行動に移すのに不安がある方は、専門の転職エージェントや求人サイトを積極的に活用するのが効果的です。業界特化型のサービスを利用することで、自身の希望に合った条件の求人を効率良く探し出せます。

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また、退職前に現状のお悩みを相談したい方も無料で電話相談ができるので、ぜひご活用くださいね。詳しくは 、「辞めたいかも…介護職向けの無料の電話相談で転職の悩みを聞いてもらおう」の記事で解説しています。

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介護の転職エージェント「レバウェル介護(旧 きらケア)」とは

介護職を辞めたい方によくある質問

ここでは、介護職を辞めたい方によくある質問に回答します。「どうやって辞めれば良いの?」と疑問に思っている方は参考にしてみてください。

介護職を辞めたいときはどうすれば良いの?

仕事を辞めると決めたら、上司に退職の意向を伝えます。タイミングとしては、退職日の1~3ヶ月前までに伝えるのが望ましいでしょう。また、忙しい時期を避けたほうがスムーズに退職交渉ができます。転職をする際に注意すべき点は、上司に辞意を伝える前に退職の噂が流れないようにすることです。ほかの人から伝わると、上司に不信感を抱かれる場合があるので気をつけましょう。
この記事の「介護職が仕事を辞めて転職する方法@」で、退職手続きの流れや注意点を解説しているので、参考にしてみてください。

介護職を辞める理由はなんて言えば良いの?

上司に伝える退職理由は、「一身上の都合」で問題ありません。細かく聞かれたときは、「転職先が決まった」「家族の転勤のため」など、前向きな理由ややむを得ない事情の場合は事実を伝えても大丈夫です。しかし、「人間関係が悪い」「給料が低い」といったネガティブな理由は伝えないようにしましょう。円満に退職するためには、職場への不満や愚痴は控えることが大切です。
退職理由の伝え方にお悩みの方は、「人間関係が退職理由の場合の伝え方は?面接で質問されたときの例文もご紹介」の記事もお役立てください。

介護職を辞めたいと思うのは甘えなんでしょうか…

介護職を辞めたいと感じることは決して甘えではありません。体力的な負担やプレッシャーを伴う現場で働くことで「仕事を辞めたい」と感じるのは自然な感情です。介護職に限界を感じた場合、自身の心身を守るために退職を検討するのも選択肢の一つ。過度に自分を責めず、今後の働き方を前向きに見直すきっかけとして捉えると良いでしょう。 
介護職の仕事に負担を感じる人の割合や対処法など、詳しくは「メンタルをやられる介護職は多い?原因や対処法、ストレス解消方法を解説」の記事をご参照ください。

まとめ

人間関係や労働環境、給与などの理由から、仕事を辞めたいと思う介護職の方は少なくありません。まずは自身の悩みの原因を整理し、働き方の改善や資格取得といった対処法を検討してみましょう。家族に話を聞いてもらったり、上司に相談したりすることも有効な方法です。

介護職を退職したいと思ったら、介護職の仕事にやりがいを感じないか、目指すキャリアがないか十分に考えましょう。勢いだけで退職するのではなく、在職中に転職活動を行うなど計画的に行動することが大切です。

もしも一人で抱え込み、将来の方向性に迷ったときは、レバウェル介護(旧 きらケア)へご相談ください。キャリアアドバイザーがあなたの悩みに寄り添い、希望に沿った職場探しや転職活動を無料でサポートいたします。「今の職場で働き続けるべきか」「自分に合う職場はどこか」といった相談も歓迎なので、ぜひお気軽にご活用くださいね。

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執筆者

  • 「レバウェル介護」編集部

    お役立ち情報制作チーム

介護職専門の転職支援サービス「レバウェル介護」が運営するメディア。現役の介護職とこれから介護職を目指す方に寄り添い、仕事や転職の悩み・疑問を解決する記事を制作している。これまでに公開した記事は1400記事(※)以上。制作チームには介護福祉士ライターも在籍し、経験をもとにリアルな情報をお届け。資格や介護技術など、スキルアップにつながる情報も発信中!(※)2023年10月時点

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※この記事の掲載情報は2026年10月5日時点のものです。制度や法の改定・改正などにより最新の情報ではない可能性があります。

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