
この記事のまとめ
- 介護福祉士の退職理由は、人間関係や職場環境への不満、生活状況の変化など
- 介護福祉士が円満に退職するためには、まず就業規則を確認することが大切
- 効率良く転職活動を進めるためには、自分に合う仕事を考えておくことが大切
介護福祉士がどのような理由で退職しているのか、気になる方もいるのではないでしょうか。人間関係や職場環境への不満、出産や育児による生活環境の変化など、さまざまな事情で退職を考える方がいるようです。この記事では、介護福祉士の退職理由や円満退職の方法、スムーズに転職するためのポイントなどをご紹介します。転職をお考えの介護福祉士の方は、ぜひご一読ください。
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介護福祉士の退職理由
介護福祉士の退職理由には、人間関係や職場環境への不満など、さまざまなものがあります。詳しく見ていきましょう。
人間関係
介護福祉士の仕事では、ご家族や近隣住民など、介護の必要の方の周囲の人との関わりも必要になってきます。その中で良好な対人関係を維持し続けることが難しく、精神的な負担やストレスを感じてしまう人もいるようです。介護福祉士に限らず、働くうえで人間関係に悩む人は少なくありません。
職場環境
介護福祉士は、入居型の施設で働く場合、夜勤を担当する傾向があります。労働環境や勤務時間が自分の生活リズムと合わないと、深い疲労を感じてしまうことも。夜勤だけではなく、入浴介助やレクリエーションの実施、散歩の付き添いなど、体力を要する業務があるため、体力面でついていけずに辞めてしまう人もいるようです。
結婚・出産・育児
結婚や出産などのライフイベントや、育児などの生活の変化に伴い、働き方を変える介護福祉士もいます。近年は共働きの家庭が多いので、結婚や出産後も介護福祉士の仕事を続ける方も少なくありません。しかし、特に子どもが小さいうちは突発的な看護などが発生しやすいため、職場の協力を得られないと、仕事と育児の両立は難しい場合があるようです。
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介護福祉士が円満に退職するための手順
次に、介護福祉士が現在の職場を円満に退職するために押さえておきたい手順を確認していきましょう。
1.就業規則を確認しておく
民法第627条には、退職の2週間前までに勤務先に意思表示をする必要がある旨が記載されています。ただし、企業によって退職届の提出期限は異なるので、就業規則をよく確認しておきましょう。
出典
e-GOV法令検索「民法」(2025年6月13日)
2.上司に退職の意思を伝える
退職の意思は、同僚や先輩などに話す前に、まずは直属の上司に伝えるのがマナーです。伝えるタイミングは、朝などの忙しい時間帯ではなく、ゆっくり話す時間が取れるタイミングが良いでしょう。
退職理由の伝え方
上司に退職理由を伝える際に、会社に関係するネガティブな発言をするのは避けるようにしましょう。たとえば、過酷な労働環境や賃金の安さ、同僚や上司とのトラブルなど、「今の環境に対しての不満」と捉えられるようなものは、口に出さないのが賢明です。
「今後のキャリアアップのため」や、「ほかにもっとやりたいことができた」など前向きな退職理由を述べ、礼儀として現在の会社で得た学びや経験を感謝する旨を伝えると良いでしょう。
3.転職先へ出社日を報告する
正式に退職が決まると、仕事の引き継ぎ期間と退職日が設けられます。転職先が決まっている場合、退職日が決まったら早めに連絡しましょう。内定が通知されたにもかかわらず、承諾の旨や入職の時期を伝えなければ、内定を取り消されてしまうことも考えられるので注意してください。
4.引き継ぎを抜かりなく行う
退職の前は、通常業務のほかに引き継ぎ業務も並行します。多忙にはなりますが、会社に迷惑をかけないためにもしっかりと引き継ぎを行いましょう。何日あれば退職日に間に合うように引き継ぎをこなせるか確認して、綿密にスケジュールを立てておくとスムーズです。退職日の2~3日前には、引き継ぎがすべて終わっているくらいの余裕があると良いでしょう。
5.職場への返却物と受け取るものを確認する
退職時には、「健康保険被保険者証」や社員証、会社から支給されたIT機器など、返却物をしっかり確認して返却しましょう。
また、会社から「源泉徴収票」や、失業給付金の手続きで必要な「離職票」などを受け取ります。「雇用保険被保険者証」や「年金手帳」も、預けている場合は返却してもらいましょう。手続き上、退職日当日に受け取れない書類もあるので、自分が会社から何を受け取る必要があるのか事前によく確認しておくと安心です。
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介護福祉士が転職活動を始める前にやっておきたいこと
スムーズに効率良く転職活動を進めるために、事前に自分ができる準備をしておきましょう。以下で、転職活動を始める前にやっておくと良いことをいくつかご紹介するので、ぜひご参考にしてください。
自分に合った仕事を考える
転職活動を始める前に、今の職場を退職するに至った原因を振り返り、自分にはどんな会社や仕事が合っているのかをよく考えてみましょう。ただやみくもに求人を探すより、自分をよく知り、長期間気持ちよく働けそうな職場や仕事を選んだほうが、有意義な転職につながります。
資格を取得する
自分が希望する職種や会社に応募するための資格要件がある場合は、必要な資格を取得しておきましょう。退職する前に、その資格を取得するためにどれくらい時間がかかるのか計算し、計画的に資格の勉強をしておくとスムーズです。
また、資格の保有が応募条件ではなく「持っていると有利(優遇条件)」という場合も、可能であれば資格を取得しておくと、気持ちの面で余裕をもって転職活動ができるでしょう。
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求人情報を収集する
自分に合った条件の職場を見つけるために、情報収集は余念なく行いましょう。インターネットやハローワークを活用すれば、求人情報を集められます。その中で気になった会社があれば、公式Webサイトパンフレット、求人票などを確認し、経営理念や業務内容をしっかり把握しておきましょう。
また、転職エージェントでは、個別ヒアリングや求人紹介といったさまざまなサービスを実施しています。自分一人で転職活動をすることが不安な方は、ぜひ転職エージェントを利用してみてくださいね。
今の職場に満足していますか?
履歴書や面接の準備をする
転職の際は、書類選考で使用する履歴書の準備や面接対策を入念に行いましょう。履歴書は、応募先に自分自身の経歴や資質をアピールする大切な書類なので、自分の魅力が伝わるように工夫するのがポイントです。
面接では、退職理由や前の職場の業務について聞かれることがあるので、事前に質問を想定して答え方を練習しておきましょう。
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介護福祉士の転職での退職理由の答え方
ここでは、面接で退職理由を聞かれた際の答え方のコツをご紹介します。
前の職場を悪く言わない
大切なことは、面接官に自身のネガティブな印象を与えないことです。前の職場のことを悪く話すと、「普段から不満や文句が多い人なのではないか」と捉えられてしまうおそれがあります。また、人間関係のこじれなどを詳しく述べるのも、「この人は人格に問題があるのかもしれない」と疑われてしまう可能性があるので避けましょう。
退職理由はポジティブに変換する
退職理由は、なるべくポジティブに変換して伝えるのがポイントです。たとえば、職場の労働環境が合わずに転職を考えた場合は、「新しいことに挑戦したかった」「キャリアアップを考えて転職を考えた」など、前向きな表現に変換して伝えましょう。
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退職理由を志望動機につなげる
自分が退職した理由が前向きなものでなかったとしても、それを志望動機につなげることで、前向きに表現できる場合があります。「またうちでも不満が出たら辞めてしまうのでは」と思われないためにも、前職で不満を感じた理由を振り返り、志望動機と関連付けて整理しておきましょう。
たとえば、体力的な負担を感じて大規模施設から小規模施設に転職する場合は、「業務をこなすことだけではなく、利用者さんにしっかりと向き合ってケアをしたいと思い、個別ケアを重視する貴施設を志望した」のような志望動機にすると、説得力をもたせられます。
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介護福祉士の退職に関するよくある質問
ここでは、介護福祉士の退職に関するよくある質問にQ&A形式でお答えします。
介護福祉士を辞めるときはどのように伝えれば良い?
退職の際は、直属の上司に「一身上の都合」と伝えるだけで問題ありません。退職理由について詳しく聞かれた場合は、現職に不満があったとしても、ネガティブな理由をそのまま伝えることは避けるのが無難です。介護福祉士が退職理由を答える場合、「転職先で成し遂げたいことがある」というように、ポジティブな言葉を用いると良いでしょう。
「人間関係が退職理由の場合の伝え方は?面接で質問されたときの例文もご紹介」の記事では、人間関係が理由で退職したい場合の伝え方を紹介しているので、該当する方はあわせてチェックしてみてください。
介護福祉士の退職理由は嘘をついても大丈夫?
退職理由で嘘をつくことは避けたほうが良いでしょう。転職先が現職と関わりがないとは言い切れません。上司同士が知り合いだったり、通勤途中で姿を見られたりすると、嘘が発覚する可能性があります。円満退職のためには、嘘をつかず、言い回しを工夫して退職の希望や理由を伝えることが大切です。
「【介護の転職】円満退職の方法や退職意思の伝え方のポイント」の記事では、円満退職の方法や引き止められた際の対処法を解説しているので、こちらもぜひご一読ください。
まとめ
介護福祉士が退職する原因には、職場の労働環境や人間関係への不満、ライフスタイルの変化などが挙げられます。退職する場合は、職場に迷惑をかけないよう、余裕をもって退職意思を伝えたうえで、しっかり引き継ぎを行うようにしましょう。
転職を検討している方は、次の職場を探す前に自分の希望を分析し、しっかりと情報収集をして求人に応募すると良いでしょう。
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執筆者

「レバウェル介護」編集部
お役立ち情報制作チーム
介護職専門の転職支援サービス「レバウェル介護」が運営するメディア。現役の介護職とこれから介護職を目指す方に寄り添い、仕事や転職の悩み・疑問を解決する記事を制作している。これまでに公開した記事は1400記事(※)以上。制作チームには介護福祉士ライターも在籍し、経験をもとにリアルな情報をお届け。資格や介護技術など、スキルアップにつながる情報も発信中!(※)2023年10月時点


