介護職の転職時期でベストなのはいつ?活動タイミングや円満退職の方法も

転職ノウハウ 2024年2月9日
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
介護 転職時期に関する記事の画像

この記事のまとめ

「介護職の転職時期はいつがベストなの?」と気になる方もいるでしょう。介護業界は1年を通して求人が豊富なので、自分のタイミングで転職活動を始めることができます。この記事では、介護業界の求人が増える時期や少ない時期を解説。転職までにかかる期間の目安もご紹介します。介護業界で転職する際の注意点や円満退職の方法、転職活動のスケジュールもまとめました。介護施設への転職を検討している方は、参考にしてください。

「きらケア」は「レバウェル介護」にサービス名を変更しました

「きらケア」は転職だけではなく、介護職の方が働く中での悩みに幅広く寄り添えるサービスになるために「レバウェル介護」として新しく生まれ変わりました。

サービスはこれまでと変わらずすべて無料で簡単にご利用いただけます。一人ひとりに寄り添った転職サポートをこれからも提供していきます。

目次

介護業界はどの時期でも転職できる

介護業界での転職を検討している方は、転職活動を始める時期に迷うかもしれません。以下で介護業界の求人の特徴や、転職のベストタイミングはいつなのかを解説するので、ぜひ参考にしてください。

人手不足のため通年で求人がある

介護業界は人手不足の傾向にあるため、1年間を通して求人が豊富です。どの時期に転職活動を始めても、「求人数が少な過ぎて転職が難しい」ということはないでしょう。高齢化が深刻な日本において、介護人材の募集は活発です。

厚生労働省の「第8期介護保険事業計画に基づく介護職員の必要数について」によると、2025年度には約243万人の介護職員が必要になる予定で、全国的に介護職員の人数は足りていない状況です。
また、内閣府の「高齢化の状況」では、日本の高齢者の人口のピークは2040年ごろで、その後も高齢化率は上昇するという推計が出ています。介護職員の需要は今後ますます高まるでしょう。

介護業界の人手不足を解消するには、介護職員の定着や、他業種からの参入が必要です。そのため、経験者優遇の求人も未経験者歓迎の求人も多数あります。介護職はニーズが高いので、通年で求人募集が多く、職が安定しているのが魅力です。

退職交渉は転職先が決まってからでOK

「退職できないから転職時期を決めかねている…」という方もいるかもしれません。しかし、職場への退職交渉は転職先が決まってから行う介護職が多いため、自分のタイミングで転職活動を開始して大丈夫です

e‐Gov法令検索の「民法」によると、申告から2週間あれば退職できると民法第627条で定められているので、退職できないことはありません。

職場の人手不足は転職時期の判断材料にしない

「職場の人手不足が落ち着いてから転職しよう」と思っていると、ズルズル時期が延びてしまい、結局転職できない可能性があります。余裕をもって退職交渉をすれば、人員補充に向けて採用活動ができるので、職場に大きな迷惑はかかりません。

転職を考えたときは、職場の事情を判断材料にするのは避け、自分が「転職したい」と思ったタイミングで動き出すと良いでしょう

良い求人が見つかった時期が転職のベストタイミング

転職時期に迷っている場合、「今の職場を辞めたいかも」と思ったときが、転職活動を始めるベストタイミングです。転職先を探してみて、良い求人が見つかった時点でチャレンジしてみることをおすすめします

人員募集のタイミングは職場ごとに異なるので、条件が良い求人は時期に関係なく出てきます。求人情報には書いていなくても、実は休みや夜勤の条件について相談できるケースや、想定していなかった働き方で希望条件が叶うケースもあるでしょう。

介護業界の転職先に詳しい「レバウェル介護(旧 きらケア)」のアドバイザーに相談すれば、個別の希望条件が叶うかどうか、直接施設に確認してくれます。介護業界での転職を検討している方は、理想の働き方が叶う求人が出ていないか聞いてみると良いでしょう。

登録は1分で終わります!

アドバイザーに相談する(無料)

介護業界の転職時期トレンド

介護業界で求人が増える時期や減る時期について下記にまとめました。前述したように、介護業界の求人は1年中ありますが、特に採用活動が活発な時期があります。「たくさんの介護施設から転職先を選びたい」という方や、「転職活動をスムーズに進めたい」という方はチェックしてみましょう。

求人が増える転職市場の繁忙期は1月~3月

年度末の3月は退職者が増える傾向にあります。職員の補充で求人が多く出る1月~3月は、介護業界の転職繁忙期です。この時期は、転職先の選択肢が多いというメリットがあります。

ただし、1月~3月は求職者が増える時期でもあるので、条件の良い求人は倍率が上がりやすいでしょう。人気求人の選考に通過する自信がない場合、複数の施設に応募するのがおすすめです

一時的に求人が減る時期は4月・5月

4月に入職者が集まった介護事業所は、人員が充足して募集を停止します。大手企業の場合、4月は新卒の職員が多く入社するため、一時的に採用に消極的になるようです。

ただし、4月・5月も求人がなくなるというわけではありません。先にも述べましたが、条件の良い求人は時期に関係なく募集を開始するため、求人数が少ない時期であっても情報収集は始めておくと良いでしょう。

ボーナス支給後の時期は転職希望者が増える

「退職するならボーナスをもらってからにしよう」と考える介護職も多く、夏・冬のボーナス支給後は退職者が増えます。退職の意思を伝えるのは、一般的に退職の1~3ヶ月前なので、冬は10月ごろから1月入職の求人が増え、夏は5月ごろから7~8月入職の求人が出始めるのが特徴です

▶高給与の介護求人一覧

▼関連記事
ケアマネのベストな転職時期は?退職までの流れと失敗しないポイントを紹介
介護職員が転職で不安を感じる理由は?悩みを解消して合う職場を選ぶ方法

介護職の転職活動はどのタイミングで始めるのがベスト?

介護職が転職活動を開始するタイミングは、新しい職場で働き始めたい時期を考えて決めましょう。以下で転職活動を始めるべきタイミングを解説します。

在職中:転職希望時期の3ヶ月前がおすすめ

一般的に、転職活動開始から内定までに2週間~1ヶ月程度、内定から退職までに1~2ヶ月程度かかります。そのため、在職中の方は入職したい時期の3ヶ月前に転職活動を開始すると、余裕をもって転職を進められるでしょう

転職では、早く入職できる人が優先的に採用される傾向にあります。入職時期を早められる場合は、「退職にかかる期間を計算して最短で入職」と考えておくと良いでしょう。

離職中:すぐ始めれば翌月までに仕事をスタートできる

離職中の場合、仕事を始めたい時期に転職活動を開始することができます。転職活動は最短で1週間程度で完了することも可能。離職中の方は、内定承諾後に必要な手続きが済めばすぐに就業できるので、転職活動を始める時期が早いほど仕事を始める時期も早くなるでしょう。

なお、就業エリアや募集状況、ブランクの理由によっては、ブランクが選考で不利に働くケースもあります。「資格を取得してから転職活動をするために離職していた」「家族の介護でどうしても仕事を辞めなければならなかった」などの合理的な理由でない場合は、早めに次の仕事を見つけることをおすすめします。

今の職場に満足していますか?

無料で求人を見てみる

介護職員が転職時期を考えるときの注意点

ここでは、介護職員が転職する際の注意点をご紹介します。「今すぐ転職しても良いか不安…」と感じている方はチェックしてみましょう。

1.介護業務を一通りこなせるか

現在介護の仕事をしている方は業務スキルを習得してから、未経験の方は知識を身につけてから転職する選択肢もあります。今すぐ転職するのか、スキルや知識を身につけてから転職するのか、一度立ち止まって考えてみてください。レバウェル介護(旧 きらケア)では、介護未経験の方が介護の仕事について理解したうえで転職活動を進められるよう、施設形態の違いや介護職の働き方、自己アピールのポイントなどを丁寧にご説明しています。転職に不安がある方は、相談してみてください。

また、介護職は無資格・未経験から挑戦できますが、知識や技術があれば転職に有利です。介護職員初任者研修という資格講習では、介護職に必要な基礎スキルを約1~4ヶ月で習得できるので、未経験の方におすすめ。時間に余裕がある方は取得を検討してみましょう。レバウェルスクール介護(旧 きらケアステップアップスクール)では、条件を満たせば無料で介護職員初任者研修を取得できます。資格取得後は就職・転職まで一貫してサポートしているので、ぜひご利用ください。

▼関連記事
介護職員初任者研修は働きながら取れる!取得する方法とメリットを解説
介護職員初任者研修を無料で取得するには?4つの方法とメリットを解説!

2.転職活動中の生活費に支障がないか

退職してから転職活動に取り掛かる場合、給与収入がなくなるので、生活費を確保しておく必要があります。「貯金がなくて経済的に不安」という方は、転職する時期に注意しましょう。急いで妥協して転職先を決めると、働き始めてからミスマッチを感じるかもしれません。
「最低3ヶ月分の生活費が貯まってから」もしくは在職中に転職活動を始めるのがおすすめです

3.転職活動に集中できる状況か

転職活動中は、書類を用意したり求人を調べたりと、やることが多くなります。面接は平日のみ行っている職場もあるため、場合によっては休みの調整も必要です。働きながら転職先を探す場合は、仕事と転職活動を両立できるのか検討してみてください

「転職したいけど、時間が取れなくて求人を探したり準備したりできない!」という方には、無料で転職支援を行う転職エージェントの利用をおすすめします。仕事をしている間に求人をピックアップして、職場環境や労働条件などを分かりやすく教えてくれるので、効率良く転職活動を進めたい人にぴったりのサービスです。

登録は1分で終わります!

アドバイザーに相談する(無料)

介護業界で時期を問わず転職したほうが良いサイン

「今の職場で働くのはもう限界…」と感じる介護職の方は、時期を問わずに転職したほうが良い可能性があります。下記のいずれかに当てはまるときは、すぐに転職を検討しましょう。

  • 身体的・精神的に不調が出ている
  • 職場の問題が改善する見込みがない
  • 残業代の未払いなど違法行為がある
  • 介護職員に違法な医療行為を強要している
  • ハラスメントや暴力行為が常態化している
  • キャリアアップや成長の機会がない

労働環境に問題があり、改善される見込みがない場合、無理をして今の職場で働き続ける必要はありません。過度のストレスを我慢していると、長期的なメンタル不調につながるリスクもあります。仕事がつらいときは、限界を感じる前に環境を変えることを考えてみてください

▶完全週休2日の介護求人一覧
▶資格取得支援の介護求人一覧

▼関連記事
介護職を辞めてよかった?元介護士の体験談とよくある退職理由を解説
人手不足で仕事辞めたいと言えない介護職員向け!不安を取り除く対処法とは

介護職員が転職する理由とは?

介護職員が転職活動を始める際は、転職したい理由をはっきりさせておくことが重要です。面接で「転職理由について教えてください」と聞かれたときに、きちんと答えられるようにしておきましょう。転職理由を聞かれて嘘をつくのは良くないですが、面接ではできる限りポジティブな理由を伝えることが大切です。不満や愚痴を言うのは避けましょう。

以下では、「介護職員が今の職場に就職・転職した理由」や「過去に介護職員として転職した理由」をご紹介します。

介護職員が現在の職場に就職・転職した理由

Leverages Medical Careの「きらケア介護白書2022(p.28)」によると、介護職員が現在の職場に就職・転職した理由は以下のとおりです。

引用:Leverages Medical Care「きらケア介護白書2022(p.28)

「希望の勤務地で働ける」「希望通りの時間で働ける」「やってみたい仕事内容だった」など、自身の希望に沿った職場を選んで転職した介護職員の方が多いようです。一方で、「なんとなく」「知り合いが働いていた」といった理由で職場を選ぶ方もいます。

過去に介護職員として転職をした理由

同資料(p.30)によると、過去に介護職員として2回以上転職した方の転職理由は次のとおりです。


引用:Leverages Medical Care「きらケア介護白書2022(p.30)

介護職員の退職理由は「職場の人間関係が悪かった」が最多で約3割でした。5位には「上司と馬が合わなかった」という回答がランクインしており、人間関係の悩みから転職を決める介護職員は多いと分かります。

介護業界は人手不足のため、「人材教育に時間をかけられない」「利用者さんとの相性に問題があるけど代われるスタッフがいない」といった職場もあるのかもしれません。上司や同僚、他職種、利用者さんなど、さまざまな人と関わる介護職は、人間関係で悩むこともあるようです。

また、「給与が低い」「仕事内容に不満がある」「労働条件が悪い」といった待遇面への不満から転職する介護職員もいます。スキルや頑張りが適切に評価されなかったり、希望する働き方ができなかったりする場合、モチベーションを保つのは難しいでしょう。

転職活動では、職場環境や労働条件をしっかりと確認して、納得して働ける介護事業所を選ぶことが大切です

▼関連記事
介護職を半年で退職するのはアリ?離職理由や転職のタイミング・準備を紹介

介護職が円満退職するための3つのポイント

介護職員が転職する場合は、残るスタッフに迷惑を掛けないように円満退職を心がけましょう。円満退職できれば、転職先で気持ち良く仕事を始められます。下記では、介護職が円満退職するためのポイントを3つご紹介するので、参考にしてください。

1.退職の相談は早めに行う

退職の意思が固まったら、退職希望日の1~3ヶ月前に直属の上司へ相談しましょう。就業規則で退職の申し出をする時期が明記されている場合、期日に間に合うように報告すると円満退職できます

人員募集や業務の引き継ぎが必要といった職場の事情に配慮して、退職の意向はできるだけ早く伝えるのが円満退職のポイントです。遅くても1ヶ月前には退職の意思を伝えるのが望ましいでしょう。

2.仕事の引き継ぎを丁寧に行う

退職日までに仕事の引き継ぎをしっかりと行いましょう。利用者さんに関わる資料を整理し、後任の介護職員が確認できるようにしておくと丁寧です。退職日には、お世話になった上司や同僚に、これまでの感謝の気持ちを伝えましょう。職場のスタッフに挨拶まわりをするときは、ちょっとしたお菓子を持って行くのも良いかもしれません。

3.繁忙期や人手不足の時期は避ける

円満退職をするには、職場の繁忙期や人手不足の時期はできるだけ避けるのが無難です。忙しい時期に退職の相談をすると、「もう少し後にしてほしい」「どうしても辞めないといけないのか」と上司から引き止められる可能性があります。労働者には退職の自由があるので、早めに伝えれば辞めることはできますが、波風を立たせたくない場合は、落ち着いている時期に転職すると良いでしょう。

ただし、「常に人手不足だから言い出しにくい…」という場合もあるでしょう。職場が慢性的な人手不足の場合は、新しい人の採用を待っていると退職のタイミングを逃してしまう恐れがあるため、早めに退職の意向を伝えてOKです。業務の合間の時間を見つけて上司に声をかけ、面談の時間を取ってもらえるようアプローチしましょう。

介護職の円満退職の方法や引き止められたときの対処法を詳しく知りたい方は、「【介護の転職】円満退職の方法や退職意思の伝え方のポイント」の記事もご覧ください。

▼関連記事
介護業界での失敗しない転職活動の進め方!成功に導くコツをご紹介

介護職の転職活動スケジュール

転職の時期を決めたら、転職活動のスケジュールを考えましょう。急に退職届を提出すれば、職場に迷惑を掛けるおそれがあります。スムーズに退職するためには、しっかりと計画を立てて転職活動を進めることが大切です。

情報収集や求人探しを行う

転職したい時期の2~6ヶ月前に情報収集を開始して、2~3ヶ月前から求人を探し始めましょう。介護事業所の特色や求められている人材像を知るため、情報収集はできるだけ細かく行うのがポイントです。施設の規模や夜勤の有無、利用者さんの介護度など幅広く情報を得て、転職先の候補をピックアップしてくださいね。転職活動に備えて、希望条件やキャリアプランを整理するため自己分析も行いましょう。

書類選考や面接選考を受ける

応募する求人が決まったら、その介護事業所の特色に合った志望動機で履歴書を作成し、期限内に提出しましょう。人気の求人はすぐに募集が終わる可能性があるので、転職したい職場を見つけたら、時期にこだわらず早めに行動する必要があります

書類選考を通過したら、いよいよ面接です。介護職の面接のポイントは、「介護職の面接で必ず聞かれる質問と回答例を紹介!対策のポイントも解説」の記事にまとめているので、チェックしてみてください。

内定通知を承諾する

面接で採用が決まれば、早ければ当日、遅くても1~2週間程度で内定通知が届きます。面接の際に、「結果は●●日ごろに通知します」のように言われる場合が多いので、電話やメールを確認できるようにしておきましょう。

内定をもらったら、承諾・辞退の連絡を早めに行うことが大切です。ほかの求人に応募していてすぐに返事が出せない場合、事情や返答の時期を先に伝え、決まり次第できるだけ早めに連絡しましょう。

退職する1~3ヶ月前に上司に伝える(在職中の場合)

在職中に転職活動を行う場合、転職先が決まったら速やかに退職の意思を伝えましょう。退職意思の伝え方にはマナーがあります。伝える相手は直属の上司で、退職の1~3ヶ月前が相談する時期の目安です。転職先が決まったからといって、「明日辞めます」と伝えるのは職場に迷惑を掛けるNG行為となります。

入職時期はあらかじめ転職先ときちんと相談して、余裕のあるスケジュールを立てておくのがおすすめです。職場で引き止めにあったり、転職先に「早めに入職してほしい」と言われたりしたときは、自分で退職・入職の時期を決めて、双方に納得してもらえるよう話し合いましょう。

退職届を提出する

退職の日程が決まったら、退職届を提出します。退職届の様式や記入内容について、事前に上司に確認しておくと不備なく作成できるでしょう。一般的には、氏名・所属部署・記入日・退職理由・退職日・勤務先の代表者を記入します。退職理由を詳細に書く必要はないので、「一身上の都合」で問題ありません。

▼関連記事
介護職員の退職届の書き方とは?書類を提出する流れもご紹介

業務の引き継ぎ・関係者への挨拶をする

「2.仕事の引き継ぎを丁寧に行う」でもお伝えしたように、退職日までに業務の引き継ぎや同僚への挨拶を行うことが大切です。しっかりと引き継ぎをすれば、利用者さんが困ることはないでしょう。担当している利用者さんの心配事や業務の流れなどを洗い出し、文書にまとめておくと安心です。
介護職が退職する際、利用者さんやご家族に伝えるかどうかの方針は職場によって異なるので、上司に確認して対応しましょう

転職にともなう書類の返却・受け取りをする

退職時には、職場に返却するものや、職場から受け取るものがあります。下記で転職時に返却・受領する主なものをまとめたので、退職時期が近づいたら確認するようにしてくださいね。

職場に返却するもの

職場に返却するのは、身分証や借りていた備品などです。

  • 健康保険証
  • 社員証
  • 名刺
  • 制服
  • 業務で使用した書類や備品

退職後のトラブルを防ぐためにも、あらかじめ返却物を上司に確認しておき、早めに返却しましょう

職場から受け取るもの

職場から受け取るのは、雇用に関係する書類です。

  • 源泉徴収票
  • 雇用保険被保険者証(会社保管の場合)
  • 年金手帳(提出した場合)
  • 離職票(転職先が決まっていない場合)

源泉徴収票は退職日から1ヶ月以内の交付が義務付けられています。そのほかの書類は、会社保管の場合と自宅で保管している場合があるので、分からないことがあれば職場に確認しておきましょう。

離職票は、雇用保険の失業手当(基本手当)を受給するために必要になります。ハローワークで迅速に手続きをしないと雇用保険の受給開始時期が遅くなってしまうので、再就職先が決まっていない方は早めに発行を依頼しておきましょう。

▼関連記事
介護業界の転職活動スケジュールをチェック!退職の時期や注意点も解説

介護職の転職時期に関するQ&A

ここでは、介護職の転職時期についてよくある質問に回答します。介護業界での転職を検討していて、「いつにするか迷っている」という方は参考にしてください。

職場の介護職員が人手不足なのに退職しても大丈夫?

職場が人手不足の場合、「転職しても良いのか?」と気にしてしまうかもしれませんが、労働者には退職の自由があります。後悔をしないためには、自分が転職したいと思ったタイミングで転職活動を始めることが大切です。職場の事情を考慮する場合、早めに退職意思を伝えると良いでしょう。退職時期については、この記事の「退職交渉は転職先が決まってからでOK」で解説しています。

介護士が忙しい時期はいつ?

介護職が多く転職するのは、新年度の4月やボーナス支給後の1月・8月ごろです。退職者が多い時期は、採用が追いつかずに人手不足で忙しくなる可能性があります。また、4月は新卒などの入職者が多いので、新人教育によって忙しくなりやすい時期でもあるでしょう。介護業界の転職市場は、「介護業界の転職時期トレンド」にまとめています。

まとめ

介護業界は人手不足の傾向にあり、1年を通して求人が出ています。高齢化が深刻な日本では介護職の需要が高いため、未経験者・経験者ともに転職して活躍できるでしょう。好条件の求人は人気があり、すぐに募集を締め切る可能性があるので、見つけた時点で応募するのがおすすめです。

介護業界の求人が多いのは、新年度を控えた1月~3月、ボーナス支給後の転職を見据えた5月・10月ごろになります。転職したい時期の3ヶ月前に転職活動を始めれば、比較的余裕をもって転職の準備ができるでしょう。

円満退職して気持ち良く新しい仕事を始めるには、退職意思を早めに伝えることや、引き継ぎをしっかりと行うことが大切です。

介護転職エージェントのレバウェル介護(旧 きらケア)では、専任のアドバイザーが転職活動を全面的にサポートいたします。求人の検索や条件交渉、面接対策などはもちろん、退職に関する相談もお任せください!「辞めるか迷っている」「退職届が受理されない」といったお悩みにも、転職支援のプロとしてアドバイスできます。
「今すぐ転職したい」という方も、「介護業界に興味がある」という方も、ぜひレバウェル介護(旧 きらケア)をご活用くださいね。

今の職場に満足していますか?

無料で求人を見てみる

監修者

  • 山本

    レバウェル介護 法人営業部

保有資格:キャリアコンサルタント(国家資格)
新卒でレバレジーズ株式会社に入社し、2年間キャリアアドバイザーとして活躍。新卒研修担当、リーダーを経験したのち、2023年からは法人営業として企業への採用コンサルティングに携わる。

キャリアアドバイザーを経験した後、現在は企業様の採用コンサルを担当しております。現在の企業採用状況、市場の動きなどを踏まえて、皆さまに最適な情報をお届けしてまいります。

執筆者

  • 元介護士ライター

グループホームに2年、訪問介護事業所に3年勤務。多くの高齢者や、障害のある方の介護に携わる。訪問介護事業所では、サービス提供責任者の業務も担当した。2022年に介護福祉士を取得。現在は、知識や経験を活かして、介護職員の方に役立つ情報を発信している。

関連記事

関連ジャンル: 転職ノウハウ

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

「きらケア」は「レバウェル介護」にサービス名を変更しました

「きらケア」は転職だけではなく、介護職の方が働く中での悩みに幅広く寄り添えるサービスになるために「レバウェル介護」として新しく生まれ変わりました。

サービスはこれまでと変わらずすべて無料で簡単にご利用いただけます。一人ひとりに寄り添った転職サポートをこれからも提供していきます。

※この記事の掲載情報は2024年2月9日時点のものです。制度や法の改定・改正などにより最新の情報ではない可能性があります。

「転職ノウハウ」の人気記事一覧

「総合」の人気記事一覧