グループホーム管理者の給料はどのくらい?給与の上げ方や働く魅力を紹介

介護職の給料 2021年11月30日
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男女の高齢者と笑顔で会話するスーツの男性の画像

「グループホーム管理者の給料はどのくらい?」と気になる方も多いでしょう。一般的には管理者になると、ほかの介護士よりも給料は上がります。この記事では、グループホーム管理者について、平均給料や収入アップのコツ、目指し方などを紹介。また、仕事内容や働く魅力、大変な面も解説します。管理者を目指す方は、ぜひ参考にしてみてください。

目次

グループホーム管理者の平均給料

公益財団法人介護労働安定センターの「令和2年度介護労働実態調査結果報告」によると、グループホーム管理者の平均給料は30万8,125円で、平均賞与は60万6,330円です。平均年収は月給制で勤続年数2年以上場合、424万8,208円という結果でした。

なお、平均勤続年数は5年以上10年未満が22.8%、10年以上15年未満が22.4%、15年以上20年未満が23.6%。グループホームの管理者として10年以上勤務している割合が多めといえます。

ほかの介護職員との差

同調査の「【労働者】所定内賃金(事業所状況別)」によると、グループホームで働く管理者以外の職員の平均給料は、21万3,846円です。管理者より9万円ほど低く、大きな差があるのが分かります。平均賞与は40万5,578円で、勤続2年以上の平均年収は310万8,083円という結果でした。

グループホームと他施設の管理者の状況比較

ここでは、公益財団法人介護労働安定センター「令和2年度介護労働実態調査」をもとに、ほかの施設管理者との比較した男女比や平均賞与などをまとめました。グループホームの管理者を目指す方は、チェックしてみてください。

管理者の男女比

調査によると、グループホーム管理者の男女比は男性41.6%、女性54.6%です。以下では、ほかの介護施設管理者における男女比の比較をまとめました。

管理者の性別

サービスの種類男性女性無回答
グループホーム41.6%54.6%3.8%
訪問介護37.9%58.1%4.0%
介護老人福祉施設(特養)73.2%24.1%2.7%
介護老人保健施設(老健)78.7%19.8%1.5%
認知症対応型通所介護41.3%54.3%4.3%

特養や老健の入所型サービスと比べると、グループホームは女性の管理者が多い傾向にあることが分かります。

管理者の平均賞与

前述したように、グループホーム管理者の平均賞与は60万6,330円です。以下で、ほかの施設管理者の平均賞与をまとめたので、グループホームの管理者との差をチェックしましょう。

サービスの種類平均賞与
グループホーム60万6,330円
訪問介護65万2,390円
介護老人福祉施設149万2,651円
介護老人保健施設146万1,958円
認知症対応型通所介護74万3,703円

調査によると、グループホーム管理者の平均賞与は、ほかの施設より少なめです。あくまでも平均値なので、勤続年数や年齢などによって変化していくでしょう。

管理者の賃金支払形態

介護施設管理者の賃金支払形態は、月給制が一般的です。下記の表では、施設別に賃金支払形態の割合をまとめています。

サービスの種類月給日給時間給
グループホーム91.3%0.2%1.0%
訪問介護90.1%0.3%1.3%
介護老人福祉施設96.8%0.1%0.1%
介護老人保健施設94.1%0.5%
認知症対応型通所介護87%4.3%

管理者の賃金支払形態は、大半が月給制で90%台の施設も多いようです。グループホームとほかの施設に大差はありません。

グループホーム管理者の仕事内容

グループホーム管理者の仕事は、施設運営をはじめ収支の管理やスタッフの管理などです。下記では、グループホーム管理者の仕事内容を詳しく解説しているので、参考にしてみてください。

施設の運営

グループホームの管理者として、運営方針の決定やモニタリング、設備管理といった施設全体の運営を担います。グループホームに関わる法令を把握するのはもちろん、広報や営業活動を行ったりするのも施設運営業務一つです。

人事管理

面接や説明会といった採用活動から、研修や勉強会に関することなど入職後の対応まで、人事管理に関する幅広い業務に携わります。また、スタッフのスキルや経験、施設の状況に応じた人員配置を行うのも重要な仕事です。ほかにも、スタッフとの面談や人事評価も行います。

利用者さまの管理

グループホーム管理者が担う利用者さまの管理とは、「入退去時の対応」「介護サービスに関する確認・相談」などです。グループホームは認知症の方が対象の施設なので、介護方針に関する話し合いの場を設けて、ご家族との意思疎通を図ることが求められます。

行政との連携

グループホームの管理者が代表して、施設を管轄する市町村へ提出する計画書や報告書などを作成します。提出書類の主な内容は、消防計画や感染症、事故に関することなど。また、第三者評価や行政指導への対応も、管理者の業務の一つです。

収支の管理

管理者が行う収支管理業務は、介護報酬の請求や利用料のチェック、経費の管理など多岐にわたります。施設の収支バランスをチェックし、経費削減を考えることも重要な仕事です。

グループホームの管理者の魅力や大変さ?

グループホーム管理者の仕事内容は施設の運営や行政との連携など幅広く、やりがいもある分ハードな面もあるでしょう。以下でグループホーム管理者の働く魅力と大変さを詳しく紹介しますので、「給料と見合っているか」を考える際の参考にしてみてください。

働く魅力

グループホームの管理者は、施設の課題点を改善したり、利益を生み出したりすることで、達成感を得やすいでしょう。また、職員や利用者さまの声が直接届くことも、仕事へのやりがいやモチベーションにつながります。利用者さまやご家族だけでなく、地域の方々など多くの人と関わることで、人のつながりの大切さを実感できるのも魅力の一つです。

大変さ

管理者の元には利用者さまからの苦情やクレーム、スタッフからの不満といった声が届くこともあります。対応に追われると、心身ともに疲れてしまうかもしれません。施設の規模によっては直接介護業務を行う場合もあり、体力的に大変さを感じる面もあるでしょう。

グループホームの管理者になるには

厚生労働省の「認知症対応型共同生活介護」によると、グループホームの管理者として働くには、「3年以上の認知症介護従事経験」と「厚生労働大臣が定める研修を修了すること(認知症対応型サービス事業者管理研修課程の修了)」が必須になります。働き方は原則として常勤専従です。国家資格や特別な試験は必要なく、介護職員として働きながら目指せます。介護未経験の場合は、まずは3年以上の認知症介護経験を積みましょう。

グループホームの管理者が給料を上げる3つの方法

グループホームの管理者が給料アップを目指す主な方法は、「資格の取得」「転職」です。下記で詳細をまとめています。

1.資格を取得する

グループホームの管理者として給料を上げるには、資格を取得するのも一つの手です。前述したように、グループホームの管理者には3年以上の認知症介護従事経験と、厚生労働大臣が定める研修を修了することが必要です。さらに、介護福祉士やケアマネージャーの資格を取得すると、資格手当や役職手当を受けられる場合も。取得するには一定の大変さがありますが、給料アップを狙える可能性があります「将来はグループホームの管理者になりたい」と考えている方は、あらかじめ資格取得を視野に入れても良いかもしれません。

2.より好条件のグループホームに転職する

同じ施設に勤務していてなかなか給料が上がらない場合は、待遇面の良いグループホームに転職するのも良いでしょう。施設によっては管理者と介護士と兼任する場合もあり、ほかの介護職と同様の手当がつく可能性もあります。

3.ほかの施設サービスの管理者を目指す

グループホームの管理者としてどうしても給料が上がらないのであれば、ほかの施設サービスの管理者になって収入アップを目指す方法もあります。前述したサービス種類別の管理者の平均賞与データでも分かるように、特養や老健は比較的給料が高めです。グループホーム以外の施設管理者を目指す場合は、それぞれ資格要件が異なるので確認してみてください。

まとめ

グループホーム管理者はスタッフや利用者さまの管理、行政との連携など責任が大きいものですが、その分ほかの職員より給料が高くモチベーションを維持して仕事に取り組めるでしょう。さらに資格を取得することで、給料アップも期待できます。

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