
この記事のまとめ
- グループホームの仕事内容は、入居者さんの家事や入浴などのサポート
- グループホームで働く常勤の介護職員の平均給与は約28万円
- グループホームで働く場合、メリットとデメリットを確認しておくことが大切
高齢化にともなう認知症患者の増加により、グループホームの数はどんどん増えています。大規模な施設と異なり、ひとりひとりに向き合う丁寧な介護ができるため、人気の転職先です。では、グループホームでは具体的にどのような仕事が任されるのでしょうか?
この記事では、グループホーム職員の具体的な仕事や給料水準、そして働くうえでのメリットやデメリットについて詳しく解説します。グループホームに就職・転職しようという方は、ぜひ参考にしてください。
目次
グループホームの介護職員の仕事内容

グループホームの業務について具体的な仕事内容をご紹介しましょう。
入居者さんと共に暮らして生活をサポート
グループホームの大きな特徴は、職員と入居者さんが家で一緒に暮らしながら生活を営んでいくところ。実際に介護保険上でも家とみなされ、在宅サービスに分類されています。グループホームの職員は入居者さんと一緒に食事を調理し、同じテーブルを囲んで食事。さらに後片づけや食器の洗い物まで、一般家庭の暮らしと変わらない営みをサポートする仕事です。入居者さんができることは任せて、どうしても手助けが必要なときにだけ職員が手を差し伸べます。
入居者さんの身体的介護
グループホームの入居者さんの中には、介護を必要とする方もいます。そのため、身体的介護もグループホーム職員の業務の1つです。食事の介助や排泄の介助、入浴の介助、洗濯や掃除など、入居者さんができない場合は職員が行います。
夜勤
グループホームには、必ず1人以上の職員を夜間、配置するように義務付けられています。入居者さんと一緒に夕食を作って食べ、後片づけや食器洗い、薬の管理やバイタルチェックなどを行うのが夜勤職員の仕事です。また、夜間は定期的に異常がないかチェックして、介護の必要な入所者さんにはおむつ交換なども行います。認知症の入所者さんは夜中に徘徊することがあるので、見守り活動も重要な業務の1つです。
レクリエーション
レクリエーション活動が認知症の予防や改善に有効だとされ、どのグループホームでも積極的に取り入れています。その内容はラジオ体操や軽いダンス、ヨガ、カラオケ、編み物教室、工作教室など多様です。レクリエーション活動は一緒に取り組むだけでなく、職員が企画することもあるでしょう。
リハビリ
認知症の進行を遅らせるためのリハビリなども、グループホーム職員の仕事です。リハビリの際には理学療法士や作業療法士など専門家の指導を受けて、意見を聞きながら実施します。
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グループホームの1日のスケジュール

グループホームの職員は、どのような働き方をしているのでしょうか?夜勤と日勤、それぞれの1日のスケジュール例をご紹介します。
【日勤】
8:30 出勤
夜勤から引き継ぎ・申し送り、1日のスケジュールの確認
9:00
おむつ交換や排泄介助
9:30
入居者さんと一緒に編み物や軽いラジオ体操、ヨガなどをする
10:00
入居者さんと一緒に昼食の準備・食材が足りないときには買い物に行く
12:00 昼食
自力で食べられない人の食事介助
12:30
入居者さんと一緒に食器の後片づけや洗い物をする
14:30 お買い物
入居者さんと食材やおやつを買いにスーパーへ行く。買い物に行かない入居者さんはテレビを見たり、庭の植木の手入れをしたり、芝刈りなどをする。職員はそのサポートを行います。
15:00 スイーツタイム
ケーキやクッキーなどを入居者さんと一緒に食べる。自力で食べられない入居者さんの介助
15:30
入居者さんと一緒に夕食の準備
17:00 夕食
入居者さんの食事介助
17:30 業務終了
グループホームでは、職員が入居者さんと一緒に食事の準備をしてテーブルを囲みます。ともに生活しながら、健康上の問題がないかチェックすることも職員の仕事です。
【夜勤】
17:00 出勤
日勤からの引き継ぎ・申し送り
18:00
入居者さんの口腔ケアや臥床(がしょう)介助、おむつ交換
19:00
食器の後片づけ、翌日の入浴準備
20:00
入所者さんの薬の管理
21:00 消灯
消灯後は2時間おきに巡回して体位交換やオムツ交換、随時コール対応
4:30 朝食の準備
6:00 入居者さんを起こす
着替えなどをサポート
7:00 朝食
必要な人には介助を行う
7:30
口腔ケアや排泄介助を行う
8:00
入居者さんの見守りをしながら記録物の記入
8:30
日勤に引き継ぎ・申し送り
9:00
後片づけをして業務終了
夜勤は1人で担当することもあります。そのため、介護や見守りなど、さまざまなスキルが求められるでしょう。
グループホームの給料

グループホーム職員の給料について、厚生労働省【平成30年度介護従事者処遇状況等調査結果】を参照しながら見ていきましょう。この調査結果によればグループホーム(認知症対応型共同生活介護)の管理職の平均月給は326,050円、管理職以外では272,640円です。また、常勤と非常勤の平均給与を見てみると常勤が278,100円、非常勤は131,780円と大きな差があります。
さらに常勤のうち、9人以下のグループホームでは280,300円、10人から18人が277,000円、19人以上が279,050円という内訳でした。
出典
厚生労働省【平成30年度介護従事者処遇状況等調査結果】(2020年5月25日)
グループホームで働くメリット・デメリット

グループホームで働くなら、メリットとデメリットの両方を理解しておきましょう。
グループホームで働くメリット
・きめの細かい介護サービスが提供できる
グループホームは5人から9人ほどの少人数でユニットを構成しています。そのため、入居者さん一人ひとりに対して、丁寧な介護サービスが提供できる環境です。
・自立した生活をサポートする業務
グループホームの職員では入居者さん自身ができることは任せるようにして、できないことにだけ手を差し伸べるサポートを行っています。入居者さんが自分で行う部分が多いので、職員の仕事が軽減されるという点もメリットの1つです。
・入居者さんと一緒に家族のように暮らせる
大規模な老人ホームや介護施設とは異なり、グループホームはアットホームな雰囲気の中で毎日の生活を営んでいくことが職員の仕事です。入居者さんと家族のような人間関係を構築できることは、喜びにつながるでしょう。
グループホームで働くデメリット
・料理や洗濯、掃除などの家事仕事が多い
ほとんどのグループホームには調理員がいません。職員と入居者さんが分担して料理を作り、みんなでテーブルを囲みます。そのため、家事仕事が苦手な方には大変な仕事かもしれません。
・夜勤は1人が多い
グループホームではスタッフの人数が少ないことが多く、夜勤が1人ということも珍しくありません。認知症の入居者さんが深夜徘徊や問題行動を起こす場合には、ハードな業務になることもあります。
グループホームの仕事についてよくある質問
グループホームの仕事についてよくある質問に回答します。「グループホームってどんなことをするの?」と、疑問に思う方は、ぜひ参考にしてみてください。
グループホームではどんな仕事をするの?
グループホームの介護職員は、利用者さんの生活をサポートすることが仕事です。食事の準備や掃除、洗濯のお手伝いをします。あくまで、利用者さんができないことを手伝うので、見守る姿勢が大切です。ほかにも、レクリエーションを実施したり、リハビリのサポートをしたりします。「グループホームの介護職員の仕事内容」で、具体的な仕事内容を解説しているので、ぜひご一読ください。
グループホームの介護職員の人数は?
グループホームの介護職員は、日中は利用者さん3人に対し1人が配置されます。夜間は1人以上配置。3ユニット(1ユニット9人)の施設では、9人以上の職員が働いている計算です。
グループホームは、利用者さんの人数が少ないため、職員数も少ない傾向があります。より密接なコミュニケーションを取りたいと考えている方におすすめの職場です。
まとめ

グループホームの介護スタッフの仕事は、入居者さんと一緒に暮らしながら日々の暮らしをサポートすること。何もかも手伝うのではなく、入居者さんが自分でできることは任せ、できないことのみ手を差し伸べて自立した生活を促します。
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