
この記事のまとめ
- 40代の転職が厳しい理由は、即戦力となるスキルや経験が求められるから
- 採用されやすい業界や職種を選べば、40代未経験から転職することは可能
- 40代が転職を成功させるには、採用に積極的な企業を選ぶことなどが有効
「40代の転職は若手より厳しいの?」と不安に思う方もいるかもしれません。一般的に40代の転職は、20代や30代の求職者に比べて厳しい傾向にあります。しかし、応募先選びや選考対策を工夫すれば、40代で転職することは可能です。この記事では、40代の転職が厳しいと言われる理由を解説。転職を成功させる方法や40代の方におすすめの職種もご紹介するので、新しい仕事への挑戦を検討中の方は参考にしてみてください。
目次
40代の転職が厳しいと言われる理由
一般的に、40歳を超えてからの転職は、20代や30代と比べて厳しくなる傾向にあります。以下で、40代の転職が厳しいと言われる理由をまとめました。
年齢が上がるほど転職が厳しくなるから
東京都労働局の「関東労働市場圏有効求人・有効求職 年齢別バランスシート(一般常用)」によると、有効求人倍率は年齢が上がるとともに下がることが分かっています。40代の有効求人倍率は、0.9~1.3倍程度です。
| 年齢層 | 34歳以下 | 35~44歳 | 45~54歳 | 55歳以上 |
| 有効求人倍率 | 1.57倍 | 1.32倍 | 0.92倍 | 0.69倍 |
参考:東京都労働局「関東労働市場圏有効求人・有効求職 年齢別バランスシート(一般常用)」
また、厚生労働省の「転職・再就職者採用の年齢別の採用方針について」によると、企業が「積極的に採用を強化したい」と考える年代は、「35歳未満」が43.5%と最も多くなっています。次いで、「35歳以上45歳未満」は12.1%、「45歳以上55歳未満」は3.1%でした。求職者の年齢が上がるにつれ、企業は採用に慎重になる傾向があるといえるでしょう。
出典
東京労働局「関東労働市場圏有効求人・有効求職年齢別バランスシート(一般常用)(平成29年度~)」(2025年8月26日)
厚生労働省「第80回労働政策審議会職業安定分科会雇用対策基本問題部会 資料」(2025年8月26日)
40代から転職する場合に年収が上がるとは限らないから
40代の転職が厳しいと言われる理由には、「転職後の年収が上がりにくい」こともあるようです。40代からの転職は、管理職を見据えた実務経験やマネジメント能力などが評価される傾向にあります。応募先に役立つ業務経験やマネジメント経験がない未経験の状態から応募する場合は、20代や30代など若手と同じ業務にチャレンジすることになるでしょう。
40代で責任のある立場を任されていた場合は、未経験から転職し若手と同じ立場になることで一時的に収入がダウンする可能性も。前職以上の待遇で転職するのが難しい場合があることも、念頭に置く必要があるでしょう。
年齢制限を設ける求人もあるから
雇用対策法では、能力がある人に均等な就職・転職の機会を与えるために、求人に年齢制限を設けることは禁止されています。しかし、例外的な措置として年齢制限が認められているため、若手が優先して採用される場合があります。
厚生労働省の「その募集・採用 年齢にこだわっていませんか?(p.7)」によると、「長期勤続によるキャリア形成を図るため」「技能やノウハウが途絶えるリスクを考慮するため」などの理由がある場合、若手に限定した採用が可能となっています。
「未経験者歓迎」の求人を出している企業では、「長く勤めてくれそうな20代・30代を優先的に採用したい」と考えている場合も少なくありません。40代の方も未経験者向けの求人に応募できますが、20代や30代よりも内定獲得のハードルが高い傾向にあると理解したうえで転職活動を行うことが大切です。
出典
厚生労働省「募集・採用における年齢制限禁止について」(2025年8月26日)
即戦力となるスキルやキャリアが必要とされるから
40代の方が転職する場合、専門性やマネジメント力を求められ、即戦力としての活躍を期待されることが多いでしょう。そのため、応募職種での経験やマネジメントスキルが不足していると、内定獲得につながりにくいことがあるようです。
独立行政法人 労働政策研究・研修機構の「2 管理職経験率についての集計(参考2-2表 年齢別管理職経験率(問1)1/3)」によると、2015年時点で管理職経験がある人は、「40~44歳」で15.4%、「45~49歳」で19.2%です。「40~44歳の男性」は22.1%、「45~49歳の男性」は33.3%と、男女計での統計と比べて高い割合になっていますが、それでも全体の2~3割程度しかいません。
つまり、マネジメント経験のある人材を求める企業が多いなか、実際に要件を満たせる求職者は多くないのが現状といえます。
これまでいろいろな職種として経験を積んできた40代の方も、応募先にアピールできるスキルや経験がなければ「活躍を期待できない」と判断されてしまう可能性も。40代で転職を成功させるには、スキルやキャリアが必要な場合も少なくありません。
出典
独立行政法人労働政策研究・研修機構「調査シリーズNo.169 企業の人材活用と男女のキャリア」(2025年8月26日)
40代未経験の転職は業界によっては厳しいから
未経験者を採用する場合、ゼロから教育し育てることを前提にしているため、キャリア形成を考慮し、長期間の雇用が見込める若手が優先される傾向があります。
もちろん、人柄やビジネススキルが評価されれば、未経験の40代の方も転職を成功させるチャンスはあります。しかし、若手が同じ求人に応募している場合は、40代という年齢で不利になる可能性があるでしょう。
業界によっては、40代の採用に積極的なところもあります。40代未経験からの転職を実現するためには、諦めずに行動し続けることが大切です。
その悩み、解決できるかも
▼関連記事
「職探しに疲れた…」そんなときはどうする?転職しやすい職種もあわせて解説
40代の転職理由や転職者の比率
ここでは、40代の方が転職をする理由や、転職者に占める40代の方の割合をご紹介します。「実際に40代の人はどれくらい転職してるの?」と気になる方は、以下で確認してみましょう。
転職を検討する理由は「今の仕事への不満や不安」
40代の方が転職を検討する理由として多いのは、現職の給与やポジション、待遇面などに対する不満や不安があることです。
20代や30代の場合、自身のスキルアップやキャリアチェンジといった向上心から転職を決意する人が多い傾向にあります。もちろん、40代からスキルアップのために転職する方もいますが、若い世代に比べると少ないようです。
1年間で転職する40代は全体の約6~10%
厚生労働省の「転職入職者の状況(p.1)」によると、2024年の40代の転職入職率は、全体の約6~10%でした。以下の表は、転職入職率を世代別にまとめたものです。

引用:厚生労働省「転職入職者の状況(p.1)」
2024年における常用労働者のうち、1年以内に転職して現在の勤務先に入職した方の割合は、40~44歳の場合、男性が6.8%、女性が10.2%でした。また、45~49歳の場合は男性が6.0%、女性が10.7%となっています。40代の転職入職率は、男女ともに20~30代より低い割合です。
出典
厚生労働省「令和6年 雇用動向調査結果の概要」(2025年8月26日)
▼関連記事
女性が40代から始めるならどんな仕事?転職の注意点やおすすめの職種を解説
男性が40代からでもできる仕事を紹介!未経験で転職を成功させるには?
40代の転職は厳しいからやめたほうが良い?
40代で転職することの難しさが不安で、「転職しないほうが良い?」と悩む方もいるかもしれません。40代の転職は、20代・30代よりも厳しい傾向にありますが、必ずしも転職をやめたほうが良いとは限りません。
採用されやすい仕事を選べば40代も転職できる
40代での転職を成功させるカギは、年齢に関係なく活躍できる業界・職種に目を向けることです。一概に「40代の転職はやめたほうが良い」とは言えないので、まずは転職できる職場があるか調べることから始めてみましょう。たとえば、介護業界やIT業界といった人手不足の業界には、年齢や経験を問わず求職者の採用に積極的な職場もあります。
▼関連記事
【40代介護職・女性】現職に残るか悩んだ末、転職で年収アップを叶えた体験談
厳しいとしても転職したほうが良いケースもある
人によっては、年齢に関係なく転職したほうが良い場合もあるでしょう。下記に当てはまる方は、転職を検討すると良いかもしれません。
- 今の職場でできない仕事に挑戦したい
- 今の職場で大きなストレスを抱えている
- 今の職場で定年まで働く自信がない
今の職場で働き続けることで心身に支障をきたす場合や、人生の目標を達成できないといった場合は、転職に挑戦したほうが良い可能性があります。
▼関連記事
専業主婦からの社会復帰!ブランクの不安を解消する方法とポイントをご紹介
40代で転職に成功する人の特徴
転職活動がうまくいかない方は、転職に成功する人の特徴を知ることで、スムーズに進められるようになるかもしれません。以下で、40代での転職を成功させやすい人の特徴をまとめたので、参考にしてみてください。
協調性や柔軟性がある
これまでの仕事や経験で培った価値観にとらわれず、柔軟に新しい考えを受け入れたり、周囲と協力しながら仕事を進めたりできる人は、転職に成功しやすい傾向にあります。
40代で転職する場合、上司や先輩が年下のこともあるでしょう。年齢にとらわれず、謙虚に仕事を覚える姿勢があると、企業側は採用しやすいようです。
面接では、協調性や柔軟性があることが伝わるよう、応募先の理念や社風を受け入れる姿勢をアピールすると良いでしょう。
優先順位をつけて現実的な希望条件で求人を探す
40代転職の厳しい面を理解したうえで、希望条件に優先順位をつけて妥協できるポイントを見つけられる人は、スムーズに転職できるでしょう。
家庭の事情などで、勤務地や年収にこだわりがある40代の方も少なくありません。しかし、専門職や管理職などのキャリアを築いてきた人材でなければ、希望条件にマッチする求人を見つけるのは厳しいのが現状です。決して譲れない条件を叶えることを優先し、その他の条件を緩めることで、選択肢が広がり転職を成功させやすくなるでしょう。
積極的に課題を見つけて解決できる
自ら事業や組織の課題を見つけ、提案・改善に向けて動けるスキルがある人は、転職の際にスキルをアピールできるでしょう。
働き方改革などの時代の流れにより、これまでの組織構成や制度、仕組みを変えようとする企業は増加傾向にあります。そのため、既存の制度を見直したり新たな仕組みを作ったりした経験がある方のニーズは高いでしょう。組織の仕組みや運用方法の見直し・改善を行い、生産性向上につなげた実績がある場合は、積極的にアピールしてみてください。
転職先にないスキルを持っている
未経験の業界や職種であっても、スキルや経験が応募先のニーズと一致した場合は、採用される可能性が高くなります。前述したとおり、40代の転職は経験を活かせるかどうかがポイントです。たとえば、市場拡大によりこれまで手掛けていなかった市場への進出を目指す企業では、その分野の専門家がいないことも。そのような場合、対象の分野において経験が豊富な40代の人が歓迎されます。
ただし、現職と異なる業界や職種でも、汎用性の高いスキルがあれば、転職に役立つ場合があるでしょう。40代の転職では、現職の業界や職種だけにとらわれず、自分の知識を活かせる環境を探し出すことが大切です。
会社に貢献した実績がある
売上面や組織作りにおいて会社に貢献した実績がある人は、転職の際に高評価を得られます。特に、組織全体で成果を挙げた経験があると望ましいでしょう。
また、面接では、実績だけではなく人柄も見られます。実績をアピールする際に、高圧的なイメージを抱かれてしまうと、内定が遠のいてしまうので注意しましょう。
40代の転職を成功させる方法
40代の方が転職を成功させるには、「ミドル層の採用に積極的な会社を探す」「採用担当者に響く応募書類を完成させる」「在職中に転職活動をする」などのポイントを押さえることが重要です。以下で、40代の方が転職を成功させる方法をご紹介するので、参考にしてみてください。
40代の採用に積極的な企業を探す
介護業界や建築業界、不動産業界、飲食業界などは、40代以上のミドル層の採用に積極的な場合があります。人材不足や業務拡大が目的の増員といった理由から、年齢に関わらず積極的に人材募集を行っている企業は狙い目です。40代の転職では、求人数が多い業界・職種を選択肢に入れると、内定獲得につながりやすくなるでしょう。
ただし、人手不足が慢性化している業界・職種は、転職しやすい一方で、労働環境が整っていない場合も。転職の際は、労働基準法が守られているか、フォロー体制が整っているかなどを調べておくことが大切です。
応募先企業の理解を深めてミスマッチを防ぐ
企業研究を行うことで、入社後に「思っていた会社と違った…」とミスマッチを感じるのを防げます。
Webサイトの採用ページが充実している場合は、しっかり情報収集を行い、企業が力を入れている取り組みや社員の様子を把握しましょう。情報が公開されていない場合は、転職エージェントが企業の情報を持っていることがあるので、サービスに登録して話を聞いてみるのがおすすめです。
採用担当者に響く応募書類を作成する
書類選考で提出する履歴書や職務経歴書は、採用担当者に響くよう、完成度の高い内容に仕上げましょう。採用担当者が「直接話を聞きたい」と思う内容にまとめるのがポイントです。
応募先のWebサイトで企業理念や業務内容を確認し、マッチする自身のスキルを簡潔にまとめましょう。また、清潔感のある証明写真を使用したり丁寧に文字を書いたりするなど、基本的なビジネスマナーが備わっていることも評価につながります。
清潔感のある身だしなみで面接に臨む
面接では清潔感がある身だしなみを心がけ、年齢に見合った落ち着いた印象を与えられると、高評価につながるでしょう。面接を受ける際は、身だしなみや立ち振る舞いも採用の判断材料になります。基本的なマナーを意識し、シワのついたスーツや疲れた表情で面接に向かわないよう、注意しましょう。
転職理由は前向きに伝える
選考では、「なぜ転職をするのか」「転職によって何を変えたいのか」などを明確にして、前向きな転職であることを伝えましょう。「将来が不安で…」のような漠然とした理由では、採用担当者に好印象を残せません。「転職によって○○を叶えたい」といった前向きな理由にすれば、採用担当者を納得させられるでしょう。
強みやスキルを活かせる職種を選ぶ
転職先を選ぶ際は、これまでの経験やスキルの棚卸しを行い、自分の強みを活かせる職種を選びましょう。前述したように、40代のようなミドル層の人材に対して、企業は即戦力として自社に貢献してくれる豊富な知識やスキル、キャリアを期待しています。
未経験から今とは異なる仕事に挑戦したい場合は、40代が採用されやすい職種を選ぶのがおすすめです。社会人経験の浅い20代よりも、人生経験のある40代に向いている職種もあります。たとえば、建設業や運送業、マンション管理人などの管理系の仕事は、年齢不問の求人が少なくありません。
また、家事や子育ての経験を活かせる仕事として、清掃スタッフや調理スタッフ、介護職があります。求人に「ミドル活躍中」のような記載がある場合、40代や50代が活躍しやすい環境なので、採用される可能性も高いでしょう。
仕事に対する意欲や人柄をアピールする
選考では、一から仕事を覚える姿勢や、早く一人前になれるように努力する気持ちがあることなどをアピールしましょう。未経験でその仕事に興味を持った理由について、しっかり説明できるようにしておくことも重要です。
長期的な転職スケジュールを立てる
転先が決まるまでに半年以上かかるケースもあるため、長期的なスケジュールを立て、焦らず転職活動をしましょう。40代の転職では、若手と比べて応募できる求人が少なく、選考にも通りにくいことから、内定が出るまでに時間がかかる傾向にあります。ある程度の時間がかかる心づもりでいれば、焦ることなく転職活動を進められるでしょう。
転職がうまくいかない原因を見つける
転職がうまくいかないときは、これまでの選考を振り返って原因を見つけましょう。失敗の理由は、「理想が高過ぎる」「応募書類の書き方が悪い」など、さまざまです。原因が分かれば、理想を少し下げて条件の幅を広げたり、適切な応募書類の書き方を心掛けたりすることで改善できます。
在職中に転職活動をする
転職活動は在職中に仕事と並行し、転職先が決まってから退職すると安心です。前述したとおり、40代の転職は、なかなか内定が決まらず長期戦になることも少なくありません。転職先が決まらないまま退職した場合、収入がないことに焦りが生じて妥協して転職先を決めてしてしまう可能性があります。
40代の転職は、段取りが重要です。家族の理解を得るのはもちろんのこと、選考や退職準備に必要な時間を計算し、逆算してスケジュールを立てましょう。
長期就業できる職場を慎重に選ぶ
40代以降は転職の難易度が上がっていく一方なので、定年まで勤め上げるつもりで転職先を選びましょう。頑張って転職先を決めても、すぐに辞めてしまうと苦労が無駄になってしまいます。内定先に違和感や不安がある場合は転職をすぐに決めず、定年まで勤められそうかじっくり考えましょう。
未経験から転職を目指す40代におすすめの仕事
「40代が未経験から転職しやすい仕事が知りたい!」という方もいるかもしれません。以下のような職種は、未経験の40代の方の採用に積極的な場合があります。
- 介護職
- ドライバー
- 清掃員
- 接客スタッフ
- 家事代行スタッフ
- 警備員
- 工場の作業員
- 建築現場の作業員
従事するために資格が必要な仕事は、資格を取得すれば、未経験であっても採用される可能性が上がります。
40代の転職におすすめの仕事について、詳しくは「40代から一生できる仕事16選!おすすめの資格や転職のコツを解説」の記事をチェックしてみてください。
40代で介護業界へ転職するメリット
介護業界は、年齢や経験に関係なく無資格・未経験から働くことができます。介護職は、困っている高齢者の方を支援できる、やりがいのある仕事です。以下で、40代の方が介護業界で働くメリットをご紹介するので、参考にしてみてください。
働き方の選択肢が多い
介護業界で働くメリットは、正社員・契約社員・パート・アルバイトといった雇用形態や、日勤・夜勤などの勤務形態がさまざまあり、自分に合った働き方を選択しやすいことです。他業種から転職する方だけではなく、しばらく仕事から離れていて、「いきなりフルタイムで働くのは不安なのでパートから始めたい…」という方も働きやすいでしょう。
40代の同年代が多く活躍している
介護の現場は、平均年齢が高い傾向にあり、40~60代以上の方も多く活躍しています。同世代の仲間が働いている場合が多いため、職場になじみやすいかもしれません。
レバウェル株式会社の「きらケア介護白書2022(p.7)」によると、50代の方が介護職を始めたときの平均年齢は40.2歳となっています。40代から介護職を始める人も多いため、40代未経験者の採用実績がある職場も多いでしょう。
出典
レバウェル株式会社「介護士のキャリアや外国人雇用などに関するレポート「きらケア介護白書2022」を公開しました」(2025年9月30日)
これまでの人生経験を活かせる
利用者さんとのコミュニケーションが求められる介護の仕事には、40代の方の豊富な人生経験を活かせるでしょう。介護職は、利用者さんの状況や発言から、相手が求めていることを推測して対応する必要があります。子育て経験や営業経験、接客経験などがあれば、スキルを活かしやすいでしょう。プライベートの経験が、利用者さんとの会話のネタに使えることもあります。
前職で管理職の経験があれば、将来的に施設長といった職種に就く場合、スキルをアピールできたり、仕事に活かしたりできるはずです。
資格や経験が収入に反映される
介護業界は、資格の取得や経験の積み重ねが収入に反映される傾向があります。
介護職は、40代の方が未経験・無資格からスタートすることが可能ですが、入職後に介護職員初任者研修や介護福祉士実務者研修といった介護の資格を取得することで、手当による収入アップが期待できるでしょう。
また、経験年数が増えると給与も増える傾向にあるため、長期的に働くことで収入を増やしていくこともできます。これから資格を取得する場合、資格取得支援制度を導入している職場を選ぶと良いでしょう
40代から管理職を目指せる
介護職の場合、未経験から入職しても、実務経験を積むことで管理職へのキャリアアップを目指すことが可能です。本人の努力や実力次第で、40代未経験から管理職へのキャリアアップを狙えるのは、介護業界の魅力といえます。
入職後は長期的に仕事を続けられる
介護業界は、入職後も長期にわたり仕事を続けられる傾向にあります。介護業界の定年は60~65歳の職場が多いですが、雇用継続制度を設けている介護事業所は少なくありません。
60代以上の方も多く活躍する介護業界において、40代という年齢は、まだまだ若手と言われることも。40代から介護業界に転職した場合も、10年、20年と長期的に働ける可能性があります。
▼関連記事
60歳を過ぎた介護職は活躍できる?おすすめの資格や求人を紹介
家族の介護に専門知識や経験を活かせる
介護現場で身につけた専門知識やスキルは、自分の家族に介護が必要となったときに役立つでしょう。介護職は、身体介護や生活援助といったスキルを磨けるだけではなく、介護保険サービスを利用する方法や流れに関する理解を深められます。こうしたスキルや知識は、身近な人の介護に活かせるため、介護の不安や負担を軽減できるでしょう。
また、介護職としての視点を持つことで、家族の様子や体調の変化に気づきやすく、適切な対応を取れるのも強みといえます。
介護業界への転職に興味がある方は、「介護職への転職を考えている方に対して。業界の実情や失敗しないコツを解説」もチェックしておきましょう。
▼関連記事
介護士ってどんなお仕事?仕事内容や働き方、必要な資格、給与などを解説
40代の転職活動は転職エージェントを活用しよう
40代の転職活動は30代までより厳しくなるため、転職エージェントのサポートを受けながら進めるのがおすすめです。転職エージェントを利用すれば、40代の採用実績がある企業を紹介してもらえたり、今後の人生を含めてどのような仕事を選ぶべきか相談できたりします。
履歴書や職務経歴書といった応募書類の添削や面接対策も、採用担当者の目線でしっかりと行ってくれるので、内定獲得に近づけるでしょう。また、「こういう人を採用する傾向があるから、面接のときにこの強みを伝えると良い」「この会社に入った40代の方は実際こんな活躍をしている」のように、転職サイトに載っていない情報を紹介してもらえることもあります。分からないことや不安なことがある場合は、転職エージェントに聞いてみると良いでしょう。
介護業界への転職を考えている40代の方には、「レバウェル介護(旧きらケア)」がおすすめです。レバウェル介護(旧きらケア)は、介護職の働き方や求人に詳しい、介護業界に特化した転職エージェントです。1分で無料登録できるので、ぜひご活用くださいね。
その悩み、解決できるかも
40代の転職の厳しさについてよくある質問
ここでは、40代の転職における厳しさに関する質問にお答えします。「40代での転職は厳しい?」と悩んでいる方は、参考にしてみてください。
40代の転職は大変でみじめな気持ちになってしまいます…
選考になかなか通過できなかったり、応募先が見つけられなかったりすると、ネガティブな気持ちになる方もいます。しかし、自分の市場価値を正しく理解したうえで、強みや経験を活かして働ける職場を探せば、転職を成功させることは不可能ではありません。「40代の転職活動にはある程度時間がかかる」と事前に理解しておけば、焦らずに転職活動を進められるでしょう。
「40代の中途採用は使えない」って本当?
「40代の中途採用だから仕事ができない」というのは間違いです。年齢に関係なく、転職先ですぐに活躍できる人もいれば、活躍できるまで時間がかかる人もいます。ただし、素直に教わる姿勢がなかったり、求められている役割を理解せずに仕事を進めたりすると、周囲から一緒に働きにくいと思われてしまうかもしれません。
40代で転職する場合は、新しい環境に早くなじめるよう、謙虚な姿勢で積極的に周囲とコミュニケーションを取ることを意識してみましょう。
40代で転職して死ぬほど後悔するのはどんな人?
40代で転職して後悔する人は、「転職先についてよく調べずに入職を決める人」「家族と相談せずに転職活動を進める人」「妥協して転職する人」「などです。事前の準備が足りていないため、入社後にミスマッチを感じるなど、転職を後悔するリスクがあるでしょう。40代で転職する場合、長く勤続できる職場を選ぶことが重要です。
スキルなしの40代も転職できる?
特別なスキルがない40代の方も、未経験者を積極的に採用している業界を選べば、転職することが可能です。従事する際に資格が活かせる仕事の場合、取得することで未経験から採用される可能性が高まります。
ミドル世代や未経験者が採用されやすい職種は、介護職やドライバー、接客スタッフなどです。詳しくは、この記事の「未経験から転職を目指す40代におすすめの仕事」をご参照ください。
まとめ
40代の転職は、20代・30代よりも厳しくなる傾向にあります。これは、40代の転職は専門性やマネジメント力が重要視され、採用のハードルが上がるためです。特に、未経験の業界や職種への転職は、内定獲得までに時間がかかる傾向にあります。
とはいえ、年齢を理由に転職をやめたほうが良いとは一概に言えません。「今の職場ではできない仕事をしたい」「職場環境が明らかに悪い」などのケースでは、転職を前向きに検討しても良いでしょう。転職によって、仕事へのモチベーションが上がる可能性があります。
40代から未経験の仕事に挑戦する際は、求人数が多い業界への転職を視野に入れると良いかもしれません。たとえば、介護業界や建築業界、飲食業界、運送業界などです。労働基準法が守られているか、フォロー体制が整っているかなどを調べたうえで、応募先を決定しましょう。
転職の際は、希望する業界に特化した転職エージェントの活用がおすすめです。介護業界に興味のある方は、レバウェル介護(旧きらケア)にご相談ください。
レバウェル介護(旧きらケア)では、業界に詳しい専任のキャリアアドバイザーが、ご希望や適性、職歴などをヒアリングしたうえで、あなたに合った求人をご提案いたします。応募先が決まれば、企業とのやり取りの代行などを行い、就業後まであらゆる面でバックアップ。転職するか決めていない方の、「介護職の仕事内容を聞いてみたい」というご相談も歓迎です。サービスはすべて無料なので、お気軽にお問い合わせください。
その悩み、解決できるかも
執筆者

「レバウェル介護」編集部
お役立ち情報制作チーム
介護職専門の転職支援サービス「レバウェル介護」が運営するメディア。現役の介護職とこれから介護職を目指す方に寄り添い、仕事や転職の悩み・疑問を解決する記事を制作している。これまでに公開した記事は1400記事(※)以上。制作チームには介護福祉士ライターも在籍し、経験をもとにリアルな情報をお届け。資格や介護技術など、スキルアップにつながる情報も発信中!(※)2023年10月時点


