介護職は40歳未経験でも転職できる!資格やおすすめの介護施設を紹介

転職ノウハウ 2022年5月6日
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車いすの高齢男性に食事の介護をする女性介護スタッフの画像

「40歳・未経験だと介護職への転職は難しいのでは」と躊躇してしまう方も多いでしょう。介護職は40歳・未経験からでも転職しやすく、経験を積みながら資格を取得することでキャリアアップも目指せる職種です。この記事では、介護職へ転職するメリット・デメリットや転職先の選び方のポイントを解説。40歳・未経験からの転職を成功させる方法が分かります。転職介護職への転職を迷っている方は参考にしてみてください。

目次

介護職は40歳・未経験からでも転職できる

介護職は年齢・経験・学歴不問の求人が多数あるため、比較的転職しやすい職種です。その理由として介護職員の人手不足が挙げられます。2021年に厚生労働省は、介護職員の必要数について2019年度の介護職員、約211万人を基準に2023年度には+約22万人、2025年度には+約32万人が必要だと発表しました。

介護職は今後さらに需要が増していく職種のため、求人が多く40歳・未経験からでも転職しやすい傾向にあります。また、未経験者を積極的に受け入れている職種だからこそ、教育・研修制度を整えている介護施設も多々。介護スキルがないことを心配し過ぎなくても大丈夫です

介護職は40代以上の年代の方も多く活躍しているのも特徴。厚生労働省の「令和3年度介護従事者処遇状況等調査結果(p274)」によると、介護職員のうち20歳~24歳は3.4%、25歳~29歳は5.9%であるのに対し、40歳~44歳は12.4%、45歳~49歳は12.9%、50歳~54歳は13.1%となっており、40歳以上の方も多く活躍していることが分かります。介護施設によって差はあるものの、年代が近い人が周囲にいることで相談がしやすく、未経験であっても安心して働けるでしょう

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未経験から介護職へ転職するメリット・デメリット

40歳・未経験からやっていけるか不安な方もいるでしょう。下記では、介護職へ転職するメリット・デメリットを紹介します。

メリット

介護職は、経験やスキルを積んでいけば、キャリアアップも可能です。ここでは、40歳・未経験から介護職へ転職するメリットをご紹介します。

40歳からでもキャリアアップできる

介護職は資格を取得し実績を積めば、介護現場におけるリーダーやケアマネージャー、管理職などへのキャリアアップが40歳・未経験からでも目指せます。介護業界では、ほかの業界で働いていた方が介護職に転職した後、経験を積んで管理者になることも少なくありません。実力があれば年齢を問わずにキャリアアップできるので、将来性のある仕事だといえるでしょう。

さらに、資格取得をサポートする資格取得支援制度を設けている介護施設も数多くあります。働きながら資格を取得し、キャリアアップを目指したい方は、資格取得支援制度が整っている職場がおすすめです。資格取得支援制度については「無資格でも大丈夫!資格取得支援制度とは」の記事を参考にしてみてください。

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介護職がキャリアアップする方法とは?取るべき資格やキャリアパスをご紹介!

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介護職は景気に左右されない

介護業界は景気の悪化によるリストラや倒産が起こりにくく、安定して働ける業界だと多方面からいわれています。もちろん、介護施設の経営状況により倒産する可能性も0ではありません。とはいえ、上記で述べたように高齢化社会により介護職の需要は高まっているので、万が一職場が倒産したとしても、求人が多く再就職しやすいといえます。介護職は、「手に職をつけて働きたい」と考えている方にもおすすめです

これまでの人生経験を活かせる

介護職は介護業務のほかにも事務処理や車での送迎など、仕事の幅が広いのが特徴です。人生経験を積んできた40歳だからこそ、必要とされることもあるでしょう

たとえば、パソコンや接客対応などのスキルは、介護職でも活かせるところが多々。デイサービスやデイケアでは、介護職員が車を運転して利用者さまの送迎をするところもあるので、運転スキルも活かせます。ほかにも、日常生活で「イベントの企画をするのが好き」「人に喜んでもらうのが好き」という方は、レクリエーション業務に活かせるでしょう。

自分がこれまで得てきたスキルを活かすには、自分に合った職場を見つけることも重要です。それぞれの介護施設の特徴などは「介護職が働きやすい施設とは?仕事内容や未経験者が良い求人を見つける方法」の記事も参考にしてみてください。

ライフスタイル合わせて働き方を選択しやすい

介護職では、働き方の選択肢が多数あるのが特徴です。そのため、自分のライフスタイルに合った職場を見つけられるでしょう。介護職といえば、夜勤や土日出勤があるイメージですが、介護施設によっては日勤・平日のみのところもあります。土日出勤が難しい場合、日勤がメインのデイサービスやデイケアを選ぶのがおすすめです。介護施設の種類や特徴については「【介護施設の種類】自分に合う職場を見つけよう!」で紹介しているので、参考にしてみてください。

また、介護職は正社員だけではなく派遣やパート、アルバイトなど多様な雇用形態を取り入れているのも特徴です。派遣やパート、アルバイトであれば「午前中だけ」「月曜日と水曜日だけ」というように、シフトを柔軟に対応してくれるところも多い傾向にあります。家族の介護や子どもの養育などで、家庭と仕事の両立が心配という方も、介護職であればワークライフバランスが取りやすいかもしれません

デメリット

下記では、介護職へ転職する際のデメリットを挙げています。メリットとあわせて参考にしてみてください。

前職と比べて給与が下がることがある

きらケア介護白書2021によると、転職前後に感じたギャップについて、転職後に期待を下回っていたことの1位が「給与・年収(25.9%)」、続いて2位が「昇給・賞与(14.7%)」となっています。下記は、転職後に期待を下回っていたことのランキングです。

期待を下回っていたことの画像

引用:Leverages Medical Care「きらケア介護白書2021(p22)」(2022/04/26)

介護職は「仕事内容の割に給料が低い」といわれることが多く、人によっては前職と比べて給与が下がってしまうこともあります。とはいえ、あらかじめ給料について把握し、納得してから入職することで、実際に働いてからギャップに悩むことは減らせるはず。志望施設へ応募する前に、給料や賞与などを十分に調べておくことも重要です。

また、近年では国が介護職員の人員確保や定着のため、介護職員の待遇を改善する政策を行っています。介護職員の給与が今後上がっていくのか気になる方は、「介護職員の給料の今後は?9000円アップ?2022年からの処遇改善も解説」の記事もご参照ください。

介助業務など重労働が多い

介護職は、入浴介助や移動介助など、大人の体重を支えなければならないため、身体への負担が大きい仕事です。未経験の場合、仕事に慣れるまでは大変に感じるかもしれません。

また、介護業務に慣れている介護職員でも、腰痛に悩まされる方は多くいます。腰痛になりやすい業務や原因など「介護職の腰痛対策を解説!手軽にできるストレッチも紹介」の記事で解説しているので、あわせて参考にしてみてください。

【悩み別】40歳・未経験の転職におすすめの介護施設

40歳・未経験からの転職の悩みとして「体力が持つか心配」「介護スキルがないのが心配」といった声が多く聞かれます。ここでは、40歳・未経験からの悩み別に、おすすめの介護施設を紹介。志望施設を決める際の参考にしてみてください。

体力が心配

介護業務や夜勤業務などの身体的負担が心配な方は、「デイサービス」や「デイケア」「訪問介護」がおすすめです。施設や事業所によって異なることもありますが、通所施設や訪問介護は基本的に平日・日勤がメインなので、長期入所施設と比べて身体的負担を小さくできるでしょう。

「デイサービス」と「デイケア」は、自宅で生活をしている利用者さまに日帰りで施設に通ってもらい、身体介護やリハビリなどの介護サービスを提供している介護施設です。デイサービスとデイケアについては、「デイサービスとデイケアの違いは?施設の違いやそれぞれの特徴」の記事も参考にしてください。

「訪問介護」は介護職員が利用者さまの居宅を直接訪問し、生活援助などの介護サービスを提供します。ただし、訪問介護は「介護職員初任者研修」以上の資格を必要とする事業所がほとんどなので、未経験・無資格から始めるのは難しいかもしれません。ある程度の介護経験を積みつつ、資格取得をしてから目指すのがおすすめです。「訪問介護に必要な資格とは?仕事内容や働くメリット・デメリットを解説」の記事では、訪問介護の仕事内容や資格について詳しく述べているので興味のある方はご覧ください。

未経験でスキルがないのが心配

「未経験でスキルがないのが心配」という方は「有料老人ホーム」がおすすめです。有料老人ホームは主に民間企業が運営しているのが特徴で、公的な介護施設とは異なりビジネスとしての集客が必要とされます。そのため、質の良い介護サービスの提供をアピールすることにより、入居者獲得を目指しているところもあるようです。

施設の方針によって差はあるものの、介護サービスの質を上げるために教育制度が整っているところが多く、未経験からでも安心して仕事が覚えられます。有料老人ホームの概要については「有料老人ホームの仕事内容とは?働くメリットや介護求人の選び方も解説!」の記事もご参照ください。

▶無資格OK一覧ページはこちら

介護職で活かせる資格

無資格でも介護職員として働けますが、入浴介助や食事介助など、利用者さまの身体に直接触れる身体介護は、介護職員初任者研修以上の資格が必要です。また、資格取得することにより、キャリアアップも目指しやすくなります。未経験から介護資格を取得する場合は、「介護職員初任者研修」「介護福祉士実務者研修」「介護福祉士」の順番で取るのが一般的です。これから資格取得を目指している方は参考にしてください。

介護職員初任者研修

介護職員初任者研修は、福祉系の資格の中でもっとも基本的な資格です。介護の基礎を学べるので、介護経験のない方は介護職員初任者研修から目指すと良いでしょう。また、介護職員初任者研修を修了すると、身体介護や訪問介護に携われるようになるので仕事の幅も広げられます。

介護職員初任者研修を修了するには約130時間の講義を受けたのち、修了評価と呼ばれる試験への合格が必要です。初任者研修の受講をお考えの方は、「介護職員初任者研修を取得するメリットとは?資格の取り方とあわせて解説」もあわせてご参照ください。

介護福祉士実務者研修

介護福祉士実務者研修は、より専門的な介護の知識を学べる資格です。受講要件などは設けられていないため、誰でも受講できます。とはいえ、全く未経験の状態でいきなり実務者研修を受けるとカリキュラムについていけない可能性もあるため、おすすめできません。介護経験を積んでいる方であれば、介護福祉士実務者研修から受講しても良いでしょう。

介護福祉士実務者研修の概要については「介護福祉士実務者研修とは?初任者研修との違いや取得するメリットを解説!」の記事も参考にしてください。

介護福祉士

国家資格である介護福祉士資格を取得するには、介護福祉士国家試験への合格が求められます。通学せずに働きながら介護福祉士試験を受験するには、「3年以上の実務経験」と「介護福祉士実務者研修の修了」が必要です

もし、過去に介護職員基礎研修を修了している場合、実務者研修を受けなくても「喀痰吸引等研修」のみを受講すれば受験資格が満たせます。(介護職員基礎研修は2012年度に廃止され、介護福祉士実務者研修へ移行しています)

介護福祉士になるまでのルートについては「最短で介護福祉士になるには?知っておきたい3つのルート」の記事で分かりやすく解説しているので、興味のある方はご覧ください。

介護支援専門員

介護支援専門員(ケアマネージャー)とは、介護施設や事業所において、利用者さまが適切な介護を受けられるようにケアプランを作成する職種です。

介護支援専門員の資格を取得するには、介護福祉士などの業務を5年以上積んだのち、介護支援専門員実務研修受講試験への合格と介護支援専門員実務研修過程の修了が求められます。そのため、無資格から介護支援専門員を目指す場合、「介護福祉士試験要件の実務経験3年」と「介護専門員試験要件の実務経験5年」を合わせて、最短でも8年が必要です。ケアマネージャーへのキャリアアップを目指したい方は「ケアマネージャーになるには最短で何年?受験資格や取得までの流れを解説」の記事もご覧ください。

介護職未経験からのキャリアプラン

ここでは、介護職におけるキャリアプランの例を紹介。40歳・未経験からキャリアアップを目指している方は、参考にしてみてください。

実務経験を積んで介護福祉士を目指す

介護職で実務経験を積みながら、3年以内に「介護職員初任者研修」、「介護福祉士実務者研修」を修了。3年の実務経験が積めたところで介護福祉士試験を受験し、合格できれば効率的にキャリアアップできます

介護福祉士の仕事内容は「介護福祉士の仕事内容とは?1日のスケジュールや必要な資格を解説」を参考にしてください。

ケアマネージャーを目指す

ケアマネージャーは日勤・デスクワーク中心が一般的なため、介護職と比べて身体的な負担を減らせます。そのため、「年を重ねても介護に携わっていたいけど体調管理が大変」という理由で40代からケアマネージャーを目指す方も多いようです

もし40歳・未経験からケアマネージャーを目指した場合、最短で48歳には実現できます。介護福祉士として5年の実務経験を積みながら、計画的に試験勉強を進めていきましょう。ケアマネージャーの仕事内容は「ケアマネジャーの役割とは?仕事内容やなるために必要な資格など解説」の記事で紹介しています。

管理職を目指す

40歳・未経験からフロアリーダーや施設長、サービス提供責任者(サ責)などの管理職に従事した方も少なくありません。フロアリーダーやユニットリーダーなどの責任者は、介護福祉士資格があると任されやすいでしょう。

施設長など、施設の管理者になるための要件は介護施設の種類や都道府県によって異なるため、各都道府県のWebサイトで調べるのがおすすめです。

管理職になるのに必要な資格などは「介護施設で管理職になるには何が必要?仕事内容や平均年収をご紹介」の記事を参考にしてください。

介護職の平均給与

介護職員の給料が気になる方は多いでしょう。下記では、介護施設別の平均給与を紹介します。介護職員の給料は施設の規模や勤務形態、業務内容によって異なるので、参考程度にご覧ください。

介護施設別給料平均

施設名平均給与(常勤)平均給与(非常勤)
介護老人福祉施設(特養)345,590円202,950円
介護老人保健施設(老健)338,390円289,050円
介護療養型医療施設287,070円データなし
介護医療院307,550円215,610円
訪問介護事業所314,590円201,120円
デイサービス278,180円173,190円
デイケア297,980円218,830円
有料老人ホームなど319,760円231,250円
小規模多機能型居宅介護事業所289,520円235,270円
グループホーム291,460円189,600円

引用:厚生労働省「令和3年度介護従事者処遇状況等調査結果(p147)」(2022/04/28)

上記の表を見ると、特養や老健の給与が高い傾向にあるのが分かります。特養や老健は、医療ケアやリハビリ、医療的ケアなど、高い介護スキルを必要とする業務が多いため、給料平均が高く設定されているようです。また、夜勤に入ると夜勤手当や深夜割増賃金が上乗せされるため、日勤がメインのデイサービスやデイケアと比べて、夜勤のある特養や老健は給与が高くなっています。

ほかにも、介護資格を取得したり管理職に従事したりすると、手当が支給されるので給与アップが望めます。介護職における給料アップの方法は「介護士の給与アップの方法5選」の記事で解説しているので、参考にしてみてください。

とはいえ、給料だけで転職の判断をすると業務内容などにミスマッチを起こしてしまう可能性も。まずは「介護職で自分がやりたいことはなにか」を第一に考えるのがおすすめです。

まとめ

介護職は、年齢・経験・学歴不問の求人が多く40歳・未経験からでも転職できます。介護未経験者を受け入れているからこそ、教育制度を整えているところも多く、未経験からでも安心して仕事を覚えられるでしょう。

また、資格を取得し実績を積めば、介護現場におけるリーダーやケアマネージャー、管理職などへのキャリアアップが40歳・未経験からでも目指せます。年齢を問わずにキャリアアップできるので、将来性のある仕事です。

とはいえ、「40歳・未経験で介護職へ転職できるか」や「介護職でやっていけるのか」という不安もあるでしょう。転職活動介護業界専門の転職エージェントの「きらケア介護求人」なら、介護業界に詳しいキャリアアドバイザーが転職の不安に寄り添い、転職までしっかりサポートします。

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