
この記事のまとめ
- 介護職のキャリアパスには、専門性を高める道や別の職種を目指す道がある
- 介護職のキャリアパスの流れは、介護福祉士を取得してキャリアを選ぶ
- キャリアパスがあることで、着実なキャリアアップにつながるメリットがある
「介護職のキャリアパスはどうなっているの?」と気になる方もいるのではないでしょうか。介護職のキャリアパスは、「資格を取得し専門性を高める」「ケアマネジャーなど別の職種を目指す」などです。この記事では、介護職のキャリアパスについて解説します。キャリアと賃金の関係や、キャリアパス制度のメリットにも触れているので、キャリアにお悩みの介護職の方は参考にしてみてください。
目次
介護職のキャリアパス
ここでは、介護職のキャリアパスについて解説します。介護職としてキャリアアップを目指している方や資格取得の順序を知りたい方は、参考にしてみてください。
そもそもキャリアパスとは
キャリアパスとは、仕事において特定の役職や役割などの目標を達成するまでの過程のことです。経験を積んだり資格を取得したりというキャリアパスを踏むことで、スキルアップやキャリアアップができます。キャリアパスがあれば目標までの道すじが明確になるので、モチベーションの向上にもつながるでしょう。
介護職のキャリアパスは3通り
介護職の主なキャリアパスは、「資格を取得して介護職員として専門性を上げる」「ケアマネジャーなど別の職種に挑戦する」「リーダーや施設長などの管理職になる」の3通りです。
選ぶキャリアによっては仕事内容は変わるので、介護分野でどのように活躍したいのかしっかり考えてキャリアプランを立てましょう。キャリアパスによっては、目標を達成するまで数年かかることもあるので、長期的な努力と計画性が必要になります。
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介護職員として専門性を上げるキャリアパス
介護職員として専門性を上げるキャリアパスでは、「介護職員初任者研修→介護福祉士実務者研修→介護福祉士」の順で資格を取得します。
1.介護職員初任者研修の取得
介護職としてのスキルを磨きたい場合、まず介護職員初任者研修を受講し、介護の基本的な知識や技術を学びましょう。介護職員初任者研修を取得することで、身体介護を1人で行えるようになります。スキルが身につくだけではなく、ホームヘルパーの仕事に従事可能になるため、就職先の選択肢が増えるでしょう。
介護職員初任者研修は、130時間のカリキュラムを受講してから修了試験に合格することで取得可能です。介護業界の入門資格であり、講座を最後までしっかりと受講すれば基本的に取得できます。受講に要件はなく、介護職になる前に取得する人や、介護職になって働きながら取得する人などがいるので、自分に合ったタイミングで受講すると良いでしょう。
介護職員初任者研修の取得方法は、「介護職員初任者研修とはどんな資格?受講費用を抑える方法や取得のメリット」の記事で解説しているので、あわせてご一読ください。
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レバウェル介護の資格スクール2.介護福祉士実務者研修の取得
介護職員初任者研修の次のステップとして、介護福祉士実務者研修があります。介護福祉士実務者研修は、より実践的な介護知識・技術を学べる資格です。たん吸引などの医療的ケアも学べ、実地研修を追加で受けることで、一部の医療的ケアを実施できるようになります。
介護福祉士実務者研修を取得するには、約450時間のカリキュラムの受講が必要です。修了試験の有無はスクールによって異なります。介護福祉士実務者研修は、介護福祉士国家試験の受験資格の一つなので、働きながら介護福祉士の取得を目指す方の通過点です。
なお、介護福祉士実務者研修に要件はありません。未経験や無資格の方も受講できますが、専門的な内容を学ぶため、介護職員として働きながら取得する方が多いようです。介護職員初任者研修を取得済みの方は、450時間のカリキュラムのうち130時間が免除されます。
介護福祉士実務者研修について詳しく知りたい方は、「介護福祉士実務者研修とは?資格取得のメリットや初任者研修との違いを解説」の記事をご覧ください。
3.介護福祉士の取得
介護福祉士実務者研修を取得した方が次に目指す資格は「介護福祉士」です。介護福祉士は、介護系資格で唯一の国家資格であり、介護や福祉の高い専門性を有していることを証明できます。介護福祉士を取得すると、介護分野における高い専門性が評価され、リーダーや主任を任されたり、給与が上がったりすることもあるでしょう。
介護福祉士を取得するには、受験資格を満たしたうえで介護福祉士国家試験に合格しなければなりません。働きながら取得を目指す場合、「介護福祉士実務者研修の取得」「介護等の実務経験を3年積む」という2つの要件を満たす実務経験ルートが主流です。
4.介護福祉士取得後のキャリア
介護福祉士を取得したあとは、人によってキャリア構築の方向性が変わります。より専門性を高めて介護現場で活躍したり、介護職を統括する立場に進んだりなど、選択肢はさまざまです。
介護現場のプロフェッショナルとして活躍する道に、介護福祉士の上位資格である「認定介護福祉士」を取得するキャリアがあります。認定介護福祉士は、介護の高度な知識やスキルを活かして、高品質なサービス提供や現場の教育・指導などを行う専門職です。
認定介護福祉士の取得までのキャリアパスとして、介護福祉士として実務経験を5年以上積むことや、600時間の養成研修の受講などが求められます。詳しくは、「認定介護福祉士とは?役割は?取得方法や養成研修の内容、メリットを解説!」の記事で解説しているのでチェックしてみてください。
介護職から別の職種に挑戦するキャリアパス
ここでは、介護職からケアマネジャーや生活相談員などの別の職種に挑戦するキャリアパスを紹介します。
ケアマネジャーのキャリアパス
ケアマネジャーになるキャリアパスは、「介護福祉士などの国家資格等に基づく業務の実務経験」もしくは「相談援助の実務経験」を5年以上積み、ケアマネ試験に合格する流れです。「介護福祉士実務者研修の取得と3年の実務経験→介護福祉士の取得→5年の実務経験→ケアマネ試験受験」というキャリアパスで、介護職からケアマネジャーになる方は多くいます。
ケアマネジャーとは、介護を必要とする方やそのご家族の相談に応じ、最適な介護・福祉サービスを利用できるようケアプランを考える仕事です。自宅で暮らす方に対応する居宅介護支援事業所や入居型の介護施設など、活躍の場は多くあります。
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地域包括ケアマネになるキャリア
地域包括支援センターに転職するのも、ケアマネジャーのキャリアの選択肢の一つです。地域包括支援センターでは、ケアマネジメントの知識や経験を活かし、介護予防支援を行います。地域包括支援センターには主任ケアマネの配置が必要なため、主任ケアマネの資格を取得していれば、転職で有利に働くでしょう。
独立するキャリア
ケアマネジャーのキャリアとして、独立する選択肢もあります。主任ケアマネが1人いれば、居宅介護支援事業所を立ち上げることが可能です。設備の具体的な定めもなく、介護施設に比べて初期投資の負担が少ないので、主任ケアマネとして独立して起業する方もいるようです。独立すると、業績次第では収入がアップする可能性があります。
生活相談員のキャリアパス
生活相談員として働くには、一般的に「社会福祉士」「精神保健福祉士」「社会福祉主事任用資格」のいずれかの資格が必要です。しかし、自治体によっては、その他の要件を満たす方も生活相談員として働ける場合があります。
介護福祉士や介護支援専門員(ケアマネジャー)、介護施設での実務経験などを要件としている自治体であれば、介護職から生活相談員になるキャリアパスを選びやすいでしょう。
生活相談員とは、介護施設で利用者さんの相談対応や入退所手続きなどを行う職種です。利用者さんやご家族とコミュニケーションを取って生活環境を整える役割があり、介護職としての経験を活かせます。
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サービス提供責任者のキャリアパス
サービス提供責任者のキャリアパスとして、「介護福祉士」「介護福祉士実務者研修」「介護職員基礎研修」「ホームヘルパー1級」いずれかの資格が求められます。特に、ホームヘルパーとしての経験がある方は、スキルを活かして活躍しやすいでしょう。
なお、「介護職員基礎研修」「ホームヘルパー1級」は現在は廃止されている資格です。介護福祉士は介護福祉士実務者研修の上位資格なので、サービス提供責任者を目指す場合、「介護福祉士実務者研修の取得」が最短ルートの可能性が高いでしょう。
サービス提供責任者は、訪問介護サービスを管理する職種です。利用者さんに適切な訪問介護サービスが提供されているか確認したり、ホームヘルパーの業務を調整したりする役割を担います。クレーム対応やホームヘルパーの指導、ケアマネジャーとの連携なども仕事内容です。
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介護職から管理職を目指すキャリアパス
介護職から管理職を目指す際のキャリアパスは、職場によって異なります。管理者や施設長になるには、実務経験や資格の取得が求められる傾向があるようです。
施設長になるまでの流れとしては、「介護職員→フロア・ユニットリーダー→主任・リーダー→施設長」と昇進し、縦にキャリアを積み上げる場合が多いでしょう。キャリアを駆け上がる過程で、介護福祉士やケアマネジャーなどの資格を取得し、専門性を高めます。
施設形態別の施設長や管理者の資格要件は「介護施設で管理者になるには何が必要?資格要件や仕事内容を解説」の記事で解説しているのでご一読ください。
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介護職のキャリアパスの流れ
介護職のキャリアパスの流れを以下にまとめました。「資格を取得するまでに何年かかるの?」と気になる方は、チェックしてみてください。
| 1年目 | 新人介護職員として働き、介護職員初任者研修など入門的な資格を取得する |
| 3年目まで | 実務経験を積みながら、介護福祉士実務者研修を取得して専門性を磨く |
| 4年目以降 | 介護福祉士を取得して職員の指導など業務の幅を広げる。今後のキャリアプランを検討する |
| 5年目以降 | 経験を積んだ介護福祉士として別の職種に転職する道がある |
| 9年目以降 | 介護福祉士として5年実務経験を積めば、ケアマネ試験を受験資格や、認定介護福祉士養成研修の要件の一つを満たせる |
介護職は、入職後3~5年の間に「介護職員初任者研修・介護福祉士実務者研修・介護福祉士」を取得する形でキャリアパスを歩むと、専門性の高い介護職として活躍できるようになります。ただし、資格を取得するタイミングは人によって異なるので、自身の状況や目標に合わせてキャリアプランを立てることが大切です。
介護福祉士を取得後、どのようなキャリアパスを選択すべきかは、希望するキャリアによって異なるでしょう。いずれにしても、経験を積んだり資格を取得したりすれば、選択肢を増やせます。
そのまま介護職員として働き続けるなら、認定介護福祉士や認知症ケア系の資格を取得してより専門性を高める道があるでしょう。生活相談員やケアマネジャーなどの職種を目指すことも可能です。さらに、サービスの管理や職員の教育に携わる経験を積むことで、将来的に管理者や施設長も目指せます。
キャリアの段階による賃金への影響
保有資格や役職の有無など、キャリアの段階によって賃金水準は異なります。以下で確認してみましょう。
保有資格別の平均給与
厚生労働省の「令和6年度介護従事者処遇状況等調査結果(p.161)」 をもとに、介護職員(月給制・常勤)の保有資格別の平均給与を以下にまとめました。
| 保有資格 | 平均給与 |
| 無資格 | 29万620円 |
| 介護職員初任者研修 | 32万4,830円 |
| 介護福祉士実務者研修 | 32万7,260円 |
| 介護福祉士 | 35万50円 |
| 介護支援専門員(ケアマネジャー) | 38万8,080円 |
参照:厚生労働省「令和6年度介護従事者処遇状況等調査結果(p.161)」
介護職は資格を取得すると、資格手当や昇給による給与アップが期待できます。専門性の高い介護福祉士や介護支援専門員(ケアマネジャー)を取得すれば、無資格よりも6万~10万円程度の給与が上がる可能性も。収入アップを目指す方は、積極的に資格取得を目指すと良いでしょう。
役職別の平均給与
同資料(p.143) によると、常勤で働く介護職員のうち、管理職の平均給与は37万8,110円でした。管理職ではない職員の平均給与は32万7,720円で、管理職のほうが5万円以上高い結果です。平均年収に換算した場合、管理職か否かで約60万円の差があります。
管理職になると、役職手当が支給されたり昇給したりする傾向にあるため、収入アップを狙う方はキャリアアップを目指すと良いでしょう。
出典
厚生労働省「令和6年度介護従事者処遇状況等調査結果」(2026年5月28日)
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介護業界のキャリアパス制度のメリット
介護業界にキャリアパス制度があることで、着実なキャリアアップを目指せたり、モチベーションを維持できたりします。キャリアパス制度の整った職場で働くと、以下のようなメリットがあるでしょう。
着実なキャリアアップを目指せる
キャリアパス制度があると、到達すべき目標や時期が明確になり、キャリアアップやスキルアップの具体的な計画を立てられます。
前述したように、介護業界は資格取得によるキャリアパスが明確なので、着実なスキルアップが可能です。資格を取得して少しずつスキルアップをすることで、質の高い介護を提供したり仕事に自信を持ったりできるようになります。
基準に沿った評価をしてもらえる
キャリアパス制度があると査定の基準が明確になり、事業所に正当な評価をしてもらえます。正当な評価をしてもらえれば、仕事へのやりがいも高まるでしょう。さらに、キャリアパス制度をもとに自己評価や振り返りを行うと、キャリアアップに必要な目標を設定しやすくなります。
スキルに見合う給与をもらえる
自分に対する評価が明確になると、スキルや経験に応じた給与をもらえるメリットがあります。評価がボーナスに反映される可能性もあるでしょう。介護の仕事は、売上など目に見える成果が少ないので、基準があることが客観的な評価につながります。
資格取得やスキルアップのモチベーションを維持できる
職場のキャリアパスが明確であれば、長期的な目標やキャリアアップ後のイメージを考えやすいでしょう。目指すべき将来の姿を意識しながら業務に取り組めるので、モチベーションを維持・向上させられます。また、段階的にスキルアップできるので、無理なくキャリアパスを達成できるでしょう。
転職する際に役立つ
自分のスキルを客観的に把握できていると、転職先にアピールする際にも役立つでしょう。自身が持つスキルや何ができるのかを明確にして、採用担当者に伝えることが可能です。
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キャリアパス制度と介護職員等処遇改善加算の関係
キャリアパス要件を満たし、介護職員が働きやすい職場環境を整えている事業所は、介護職員等処遇改善加算を算定可能です。キャリアパス要件を満たしている職場は、介護職員が働きやすく、給与水準も高い傾向にあります。
キャリアパス要件の種類
介護職員等処遇改善加算のキャリアパス要件は、l~Vの5段階に分かれています。キャリアパス要件l・llはキャリアパスに関する基本的な制度で、lll・lV・Vはより高度な要件です。
厚生労働省「介護職員等処遇改善加算に関する基本的考え方並びに事務処理手順及び様式例の提示について(令和8年度分)(p.5~7)」をもとに、キャリアパス要件I~Vについてそれぞれまとめたのでチェックしてみてください。
キャリアパス要件I
キャリアパス要件lでは、「任用要件・賃金体系の整備」が求められます。具体的な要件は、以下の3つをすべて満たすことです。
- 介護職員の任用において、職位、職責、職務内容などに応じた任用等の要件を定める
- 職位、職責、職務内容などに応じた賃金体系を定める
- 任用要件や賃金体系について、就業規則等の明確な根拠規程を書面で整備し、すべての介護職員に周知する
小規模な事業者や労働法規上の就業規則の作成義務がない事業所は、就業規則の代わりに内規などで周知して要件を満たすことも可能です。
キャリアパス要件Iを満たす職場は、業務や役職に見合った待遇である可能性が高いでしょう。
キャリアパス要件Il
キャリアパス要件llでは、「研修の実施」が求められます。具体的な要件は以下の2つを満たすことです。
- 介護職員と意見を交換しながら、「資質向上のための研修機会の提供やOJTなどの技術指導・能力評価」もしくは「資格取得のための支援」などの計画を策定して実施する
- 上記の取り組みをすべての介護職員に周知する
キャリアパス要件llを満たす事業所は、研修を実施したり資格取得を支援したりしているので、スキルアップできる環境が整っているといえます。
キャリアパス要件Ill
キャリアパス要件lllでは、「昇給の仕組みの整備」が求められます。具体的な要件は以下の2つを満たすことです。
- 介護職員が、経験や資格、客観的な評価基準などに応じて昇給する仕組みを設ける
- 昇給の仕組みについて、就業規則等の明確な根拠規程を書面で整備し、すべての介護職員に周知する
キャリアパス要件lと同様に、小規模な事業者や労働法規上の就業規則の作成義務がない事業所は、就業規則の代わりに内規などで周知して要件を満たすことができます。
キャリアパス要件lllを満たしている事業所は、昇給の仕組みを確立させ、正当な評価と昇給を行っているので、長期的に活躍しやすい職場といえるでしょう。
キャリアパス要件IV
キャリアパス要件lVを満たせるのは、処遇改善加算による賃金改善後において、年収440万円以上が見込まれる介護職員が1人以上いる事業所です。ただし、以下のような合理的な理由がある場合は例外が認められます。
- 小規模事業所などで職種間の賃金バランスに配慮が必要な場合
- 職員全体や地域の賃金水準が低く、賃金を440万円まで引き上げるのが難しい場合
- 年額 440 万円の賃金改善を実施するために、規程の整備や研修・実務経験の蓄積に時間がかかる場合
こちらの440万円という基準は、制度設計の際に「他業界の平均的な賃金と遜色ない賃金」として設定されました。年収440万円程度の介護職員がいれば要件を満たせるので、キャリアパス要件IVをクリアしている事業所で働くだけで、年収440万円が叶うとは限りません。賃金アップのためには、資格を取得したり経験を積んだりすることが必要です。
キャリアパス要件V
キャリアパス要件Vは「介護福祉士等の配置要件」です。事業所で提供する介護サービスに応じた、一定数以上の介護福祉士を配置することで要件を満たせます。
具体的には、「サービス提供体制強化加算」「特定事業所加算」「入居継続支援加算」「日常生活継続支援加算」いずれかの届出を行わなければなりません。
なお、2026年度に特例要件を満たす事業所は、キャリアパス要件l~lVは2027年3月末までに満たす誓約で可となっています。誓約によって処遇改善加算を算定した事業所は、年度末までに制度を整備し、実績報告書にて対応した旨を報告することが必要です。
出典
厚生労働省「介護職員の処遇改善:TOP・制度概要」(2026年5月28日)
処遇改善加算の算定状況を確認する方法
介護事業所の処遇改善加算の算定状況を知りたい場合は、厚生労働省の「介護サービス情報公表システム」から確認することが可能です。知りたい事業所名を検索し、「詳細情報を見る」からページを開くと、介護報酬の加算の算定状況が記載されています。
処遇改善加算IVはキャリアパス要件IとII、加算IIIはキャリアパス要件I~III、加算llはキャリアパス要件l~lV、加算lはキャリアパス要件l~Vを満たしている事業所です。
介護職員等処遇改善加算以外にも、夜勤職員配置加算や認知症専門ケア加算、看護体制加算などの加算の算定状況も分かるので、転職先の候補が決まっていれば確認してみると良いでしょう。
出典
厚生労働省「介護事業所・生活関連情報検索 介護サービス情報公表システム」(2026年5月28日)
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処遇改善手当とは?介護職員はいくら支給される?もらえる条件を解説
介護職が自分のキャリアを確立するには
介護業界におけるスキルは、資格や経験から評価されますが、キャリアの選択肢はさまざまです。同じ施設に勤続して昇進を目指す方もいれば、多くの経験を積むために積極的に転職する方もいます。ライフステージによっても、自分にとってベストな選択肢は変わってくるので、定期的にキャリアを見つめ直す機会を作ると良いでしょう。
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介護職のキャリアパスについてよくある質問
ここでは、介護職のキャリアパスについてよくある質問に回答します。キャリアにお悩みの介護職の方や、研修制度の運用について知りたい方は、ぜひチェックしてみてください。
キャリアパスを考えて介護職としての目標を立てるにはどうすれば良いの?
介護職としての目標を立てる際は、業務の改善点を洗い出したり、取得したい資格を考えたりします。資格によっては、取得のために一定の実務経験や下位資格の取得が求められるので、長期的な視点でキャリアパスを確認しましょう。自分のやりたい支援・仕事を明確にすることで、キャリアパスをイメージしやすくなります。
「介護職の個人目標の具体例を紹介!新人・中堅・ベテラン職員別に解説」の記事では、個人目標の具体例を紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
介護職のキャリアパス制度の運用に役立つ研修は?
介護職が活用できるキャリアパス制度の研修として、全国社会福祉協議会の「福祉職員キャリアパス対応型生涯研修課程」があります。介護職員がキャリアアップの道筋を描き、必要なスキルを段階的に習得できるように支援する研修です。事業種別や職種にかかわらず、福祉・介護職員全般を対象としており、研修内容は全国共通。初任者コース・中堅職員コース・チームリーダーコース・管理職員コースなどがあり、各職位に求められる役割や行動、キャリアアップの方向性を学べます。
まとめ
キャリアパスとは、特定の役職や役割などの目標を達成するまでの過程のことで、職員がキャリアを形成するための道筋となります。介護職のキャリアパスは、「資格を取得して介護職員として専門性を高める」「ケアマネジャーなど別の職種に挑戦する」「リーダーや施設長などの管理職になる」などです。希望するキャリアプランによって、選ぶべきキャリアパスは異なるでしょう。
キャリアパス制度のメリットは、着実なキャリアアップを目指せたり、正当な評価をしてもらえたりすること。また、資格取得のモチベーションも保てるのも、キャリアパスが明確なことのメリットです。
キャリアパスの整った職場で働きたい方やキャリアパスにお悩みの方は、レバウェル介護(旧 きらケア)へご相談ください。レバウェル介護(旧 きらケア)は介護業界に特化した転職エージェントです。専任のキャリアアドバイザーが希望条件に合った求人をご提案いたします。キャリアプランにお悩みの方もお気軽にご相談ください。
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執筆者

「レバウェル介護」編集部
お役立ち情報制作チーム
介護職専門の転職支援サービス「レバウェル介護」が運営するメディア。現役の介護職とこれから介護職を目指す方に寄り添い、仕事や転職の悩み・疑問を解決する記事を制作している。これまでに公開した記事は1400記事(※)以上。制作チームには介護福祉士ライターも在籍し、経験をもとにリアルな情報をお届け。資格や介護技術など、スキルアップにつながる情報も発信中!(※)2023年10月時点


