看護助手を辞めたい理由とは?仕事に携わるメリットと乗り越える方法を解説

介護職の悩み 2022年9月14日
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屋上で泣く看護師の画像

「看護助手の仕事を辞めたい…」と悩んでいる方も多いでしょう。看護助手の仕事はなかなかハードなので、辞めたいと思ってしまう方も少なくありません。

この記事では、看護助手の仕事を辞めたいと思うよくある理由や辞めたいと思う気持ちを乗り越える方法を解説しています。すぐに辞めるのではなく、辞めたいと思った問題を解決する方法がないか探してみましょう。

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目次

看護助手を辞めたいと感じるのはおかしい?

「看護助手を辞めたい」と感じること自体におかしいことはありません。仕事には向き不向きがあるもの。また、向いていたとしても、大変すぎる仕事は辞めたいと感じて当然です。辞めたいと感じた理由を理解し、次の転職に活かしましょう。

看護助手はハードな仕事

看護助手の仕事内容は、看護師のサポートや患者さんのお世話です。ほかにも、院内の清掃や備品の管理や発注、シーツ交換などの環境整備を行います。看護助手は、無資格・未経験でも働けますが、医療行為以外の幅広い業務を行うため、多忙になりがちです。

看護助手の離職率

仕事がハードな看護助手は、離職率が高い傾向にあります。日本看護協会の「2020 年 病院看護実態調査 報告書」によると、正規雇用・非正規雇用合わせた看護助手の一病院あたりの平均離職人数は、5.1人。入職した年に退職する平均人数は、1.7人です。

人手不足の医療業界では、看護助手も多忙になりやすく、「しんどい」「辞めたい」と思うことも少なくありません。「辞めたい」と感じることは悪いことではないので、必要以上に自分を責めないようにしましょう。

辛い職場で無理する必要はない  

ストレスを感じる職場で働き続けると、心身に影響が出てしまうことがあります。体調を崩してしまってからでは遅いので、「辛い」と感じる場合は、無理に働き続ける必要はありません。看護助手の経験は、介護業界でも活かせます。別の病院や介護施設など、あなたにとって働きやすい職場に転職するのも、1つの解決策です。

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看護助手の仕事を辞めたいと思う理由

看護助手の仕事を辞めたいと思う理由として、職場の人間関係に悩んだり、業務内容にギャップを感じたりすることが挙げられます。以下で、詳しく解説しているので、ご一読ください。

職場の人間関係が良くない

職場の人間関係が悪い場合、「看護助手を辞めたい」という気持ちになるのも無理はありません。命を預かるという責任のある医療業界では、常にプレッシャーを感じているため、悪気はなくても言い方がきつくなったり、イライラしてしまったりすることも。また、看護師と看護助手間で壁を感じることもあり、そうすると「人間関係が上手くいかない」と悩むかもしれません。どうしたら良いか分からなくなり、その結果「看護助手自体を辞めたい」と思ってしまうようです。

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身体への負担がかかる

看護助手の仕事は、入浴介助や移乗介助、体位交換などの身体介助が多く、身体への負担が大きくなりやすいといえます。身体介助は、自身より身長の高い人や重い人を支えることもあるので、特に腰への負担が大きく、ぎっくり腰になってしまう可能性も。一度腰を痛めてしまうと、癖になってしまうこともあるので働き続けることが困難になる場合もあります。

また、夜勤業務によって、生活が不規則になり、体力的な負担を感じて看護助手を辞める人も少なくありません。

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業務内容と給料が見合っていない

看護助手の業務内容がきついことや業務内容に見合わない給料が理由で、辞めてしまう人もいます。令和3年賃金構造基本統計調査」によると、看護助手の平均給与は、21万6,100円です。

看護助手と同様に身体介助を行っている、無資格の介護職員(常勤・月給)の給料は、約27万円なので、「同じような仕事なのに給料が違う」と感じる方もいるでしょう。看護助手と介護事業所に勤める介護職員との比較なので、一概に同じ仕事内容とはいえないため、あくまで参考としてご覧ください。

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排泄物の処理が大変である

看護助手の仕事の一つとして、排泄物の処理業務があります。しかし、慣れていないと抵抗感を覚える方がほとんどでしょう。看護助手として働くうえで排泄物や吐瀉物の処理は避けては通れません。「どうしても無理…」という方もいるので、対応するのが難しい方は看護助手を辞めたいと思うようです。

辞めようと決める前に看護助手のメリットを知ろう

無理に働き続ける必要はありませんが、辞めようと決める前に看護助手として働くメリットを今一度確認しましょう。

患者さまから感謝の言葉を聞ける

看護助手は患者さまの身の回りのお世話が仕事なので、直接感謝の言葉をかけてもらえる機会が多くあります。入浴のお手伝いをして患者さまがさっぱりした時や体位交換をした時など、患者さまから「ありがとう」と言われることもあるでしょう。ほかにも、患者さまをサポートすることで、患者さまのご家族の負担も軽減できるので、ご家族から感謝の言葉をかけてもらえることもあります。

福利厚生が充実している

規模の大きな病院や系列の病院は、福利厚生が充実している傾向があります。企業規模が大きい病院は、福利厚生のための予算もあり、職員が満足して働けるように福利厚生に力を入れているようです。福利厚生が充実していると、手当や補助金などにより給料に差が出てくることもあります。また、レジャー施設や宿泊施設などを安く利用できる場合は、福利厚生をプライベートでも役立てることが可能です。

医療分野の知識を身につけられる

看護助手は、医療行為を行うことはできませんが、医療分野の知識を身につけられます。医療現場では、医師や看護師が専門用語を使用しているため、医療の専門用語への理解が深まるでしょう。医療の知識を身につけることができれば、仕事だけではなく、普段の生活でも役立てられるでしょう。

キャリアアップにつながる

看護助手の仕事は、将来的なキャリアアップにつながります。看護助手として働きながら、看護師や准看護師を目指す際にも、医療現場で働いた経験が役立つでしょう。また、目標となる看護師が職場にいるので、意欲も持続しやすくなります。

看護助手は、仕事内容が似ている介護職員の道へ進むことも可能です。

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看護助手を辞めたいという気持ちを乗り越える方法

「看護助手を辞めたい…」という方は、看護助手の仕事のやりがいを振り返ったり、資格を取得したりして、辞めたい気持ちを乗り越えましょう。以下で、辞めたいという気持ちを切り替える方法を解説しているので、参考にしてみてください。

看護助手のやりがいを振り返る

「辞めたい…」と悩んでいるときは、気持ちがネガティブになり、仕事の悪いところやしんどいところばかりが目についてしまいがちです。今一度、看護助手として働くやりがいやメリットを振り返り、良いところを見つけましょう。

業務に関連する資格を取得する

業務に対する給与の低さや身体の負担に悩んでいる方は、業務に関連する資格を取得することで、悩みを解消できる可能性があります。看護助手におすすめの資格は、「メディカルケアワーカー」「看護助手認定実務者試験」「介護職員初任者研修」です。

メディカルケアワーカーや看護助手認定実務者試験は、看護助手に必要な知識やスキルを有していることを証明する資格です。資格を取得することで、資格手当の支給が期待できます。仕事内容に対して給与が低いと感じている方におすすめの方法です。

また、身体への負担が理由で退職を考えている方は、介護職員初任者研修を取得しましょう。無理な姿勢で介助を行っていると、身体への負担が大きくなってしまいます。正しい介護知識や技術を身につけることで負担の軽減が期待できるでしょう。

仕事と私生活のメリハリをつける

仕事の問題をプライベートまで引きずってしまうと、心が休まらなくなり、ネガティブな思考になってしまうことも。仕事と私生活のメリハリをつけ、割り切って仕事に向き合うことで、辞めたいという気持ちがなくなることもあるでしょう。プライベートの時間で、趣味に没頭したり、休息を取ったりして、しっかりとリフレッシュすることが大切です。

転職する

どうしても看護助手を辞めたいという方は、転職するのも一つの方法です。環境をリセットすることで、悩みを解決できる可能性があります。また、看護助手の仕事経験は、介護業界でも役立てられるので、介護職員に転職するのも良いでしょう。

医療の面から支えたいという方は、看護助手として転職し、介護の面から支えたいという方は介護職員の道に進んでみてはいかがでしょうか?

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看護助手を辞めたい人からのよくある質問

看護助手を辞めたい人からのよくある質問にお答えします。ぜひ、参考にしてみてください。

看護助手はどの病院でも辛い立場なのですか?

看護助手の立場が辛いかどうかは、病院の雰囲気や人間関係によるので、一概にどこでも辛い立場とはいえません。しかし、看護助手の仕事内容が合わない人にとっては「辞めたい」と思ってしまう職場でもあります。「看護助手に向いている人とは?向いていない人の特徴や仕事のやりがいも解説!」の記事で、介護助手の仕事が向いている人と向いていない人の特徴を紹介しているので、ぜひご一読ください。

人間関係が最悪なのですが、今すぐにでも離職したほうが良いですか?

「看護助手を辞めたいと感じるのはおかしい?」で述べたように、無理して働き続ける必要はありません。職場の人間関係の改善は、1人ではなかなか難しいものです。苦手な人と極力関わりを持たない、割り切って接するといった方法でも解決せず、「もう耐えられない…」という方は、転職を前向きに考えてみても良いかもしれません。

まとめ

「看護助手を辞めたい…」と思うよくある理由には、「職場の人間関係」や「身体への負担」「給料の少なさ」「仕事内容への抵抗感」などがあります。

看護助手として働き続けると、患者さんから感謝の言葉をかけてもらえたり、医療の知識を身につけられたりします。ほかにも、病院によっては福利厚生が充実していることやキャリアアップに役立つというメリットも。辞めることを決心する前に、看護助手として働くやりがいやメリットを今一度確認して、本当に辞めるかどうか判断しましょう。また、辞めたいという気持ちを乗り越えるには、資格を取得したり、仕事とプライベートを割り切って向き合ったりするのも効果的です。

どうしても辞めたいときは、転職をしましょう。職場の環境を変えたり、職種を変えて転職したりすることで、働き続けられる職場に出会えるかもしれません。

看護助手の仕事自体は好きという方は、介護業界で仕事を探してみるのも良いでしょう。介護職員も看護助手同様に、利用者さんの身の回りのお世話が主な仕事なので、看護助手の経験を活かして働けます。

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※この記事の掲載情報は2022年9月14日時点のものです。制度や法の改定・改正などにより最新の情報ではない可能性があります。

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