
この記事のまとめ
- 看護助手としての経験が浅いと、「仕事ができない」と感じる場合がある
- 看護助手が仕事に慣れるためには、メモを取って教わったことを覚えると良い
- 仕事ができなくて辛い場合は、環境を変えることで働きやすくなるかも
看護助手として働いている方の中には、「仕事ができない」と悩んでいる方もいるかもしれません。看護助手は、未経験・無資格からできる仕事ですが、医療や介護に関する知識が求められるため、慣れるまでは大変さを感じることがあるでしょう。この記事では、看護助手が仕事ができないと悩む理由を解説。また、仕事ができないと悩んだときの解決方法も紹介します。お悩みを解決したい看護助手の方は、参考にしてみてください。
看護助手の仕事内容は?外来・病棟など職場別に解説!やりがいや大変なこと目次
看護助手が「仕事ができない」と悩む理由
看護助手は、医療業界特有のさまざまな要因が重なって、仕事が難しいと感じることも。思うように業務を進められず、「仕事ができない」と悩む方もいるのではないでしょうか。
看護助手が仕事ができないと感じるのには、下記のような理由があります。
- 介護や医療の知識、経験が浅い
- 業務内容が複雑で難しく慣れるまで時間がかかる
- 精神的なストレスが大きい
- 看護師との人間関係が悪い
- 教育体制が整っておらず仕事が覚えられない
それぞれ解説します。
介護や医療の知識・経験が浅い
看護助手は資格や経験を問わない求人が多く、未経験から挑戦しやすい職種です。一方で、正確さとスピードが求められるため、経験や知識が少ない方にとって、医療現場の仕事は決して簡単ではありません。
医療の勉強をしてきた看護師も、新人のころは業務に忙殺されて仕事ができないという悩みを抱えることがあります。経験や知識が少ない看護助手は、なおさら大変だと感じやすいでしょう。
日常のコミュニケーションでは専門用語も出てくるため、理解できないと業務が進まないことも。医療のプロである医師や看護師といきなり同じ土俵に立つことを、難易度が高いと感じるのは仕方がありません。
業務内容が複雑で難しく慣れるまで時間がかかる
看護助手の業務は、病室の清掃やベッドメイキング、医療器具の洗浄・準備など、広範囲にわたります。食事や入浴といった身体介護や車いすの操作など、患者さんに直接関わる仕事では、一人ひとり配慮すべきポイントが違うでしょう。覚えることや考えることが多く、看護助手の業務は複雑です。
さらに、さまざまな業務を時間内にこなす必要があるため、時間配分を考えて業務を進めなければなりません。緊急入院などのイレギュラーな対応もあるので、慣れるまでは何から手をつけたら良いか分からなくなることがあるようです。
精神的なストレスが大きい
看護助手の職場は、患者さんの命を預かる医療機関のため、ミスが許されない緊張感の中で働かなければなりません。直接医療行為をすることはありませんが、患者さんと関わる際は変化を見逃さないよう注意して観察することが求められます。ピリピリした職場の雰囲気がプレッシャーになり、思うようなパフォーマンスを発揮できないこともあるでしょう。
看護師との人間関係が悪い
看護助手は、看護師の指示のもとで仕事を行うため、看護師との連携が求められます。しかし、看護師も人手不足が深刻な中で働いているため、仕事中は余裕がなくイライラしてしまうこともあるようです。人間関係が悪い職場だと、ミスをきっかけに「仕事ができない人」というレッテルを貼られて厳しく当たられてしまうこともあるかもしれません。
お互いにコミュニケーションが取りにくくなると、適切な連携が取れなくなりミスに繋がってしまいます。人間関係にお悩みの方は、「看護助手の職場は人間関係が悪い?原因や悩みの改善方法、転職時にやること」で原因や対処法を詳しく解説しているので、参考にしてください。
教育体制が整っておらず仕事が覚えられない
職業情報提供サイト(job tag)の「看護助手」によると、2024年度の看護助手の有効求人倍率は4.12倍となっており、人手不足の状態です。忙しい職場では自分の仕事に精一杯の先輩が多く、新人を教育する余裕がないことがあります。
また、医療機関の勤務はシフト制なので、教育担当者が日によって変わる場合もあるでしょう。人によって教え方ややり方が異なると、教えてもらったとおりに実践しても「やり方が違う」と周囲から指摘を受けることがあるかもしれません。
業務マニュアルや研修制度が整っていれば正しい方法を確認できますが、整っていない職場もあるのが現実です。適切な対応方法が分からなければ、仕事を覚えられないと感じてしまうのも無理はありません。
出典
職業情報提供サイト(job tag)「看護助手」(2025年10月7日)
その悩み、解決できるかも
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仕事ができない状態から「できる看護助手」になる方法
初めから仕事ができる看護助手はいないので、自分を否定する必要はありません。しかし、いつまでも仕事ができないと思っていると、自信をなくしてしまいますよね。
ここでは、「仕事ができる看護助手になりたい」という思いがある方に向けて、活躍するためのポイントをご紹介します。
教えてもらったことや指示されたことはメモを取る
すぐにできる改善方法は、メモの徹底です。初めて教わることは必ずメモを取るようにしましょう。
先輩たちは忙しく働いているので、同じことを何度も教える時間の余裕がありません。何度も同じことを聞くと、「覚える気がないのかな?」と思われてしまう可能性があるので、教わったことはメモを見て1人で理解できる状態にしておきましょう。
また、看護師から指示を受けた際もメモをすれば、業務の抜け漏れを防ぎ、確実に業務をこなせます。
同じミスを繰り返さないよう気をつける
過去に一度注意された業務を行うときは、同じミスをしないよう確認しながら進めましょう。気をつけていてもミスしてしまうことはあるので、落ち込むのではなくミスを認めて反省し、次に活かす姿勢が大切です。
意識するだけでは改善できない場合もあるので、なぜミスをしたのかを自分なりに分析し、解決方法を考えましょう。正しく業務を行えているか確認する仕組みを作ったり、ミスを防ぐ環境を事前に整えたりすることが、失敗を繰り返さないコツです。
先輩の仕事のやり方を見てマネする
仕事ができている人をマネすることは、仕事ができるようになるための近道です。仕事ができる看護助手の先輩はどのような動きをしているのか、自分と何が違うかを観察し、マネするところから始めてみましょう。
先輩に余裕があれば、仕事を上手に回すコツや意識していることを質問し、自分のやり方に取り入れるのも良いでしょう。
落ち着いて状況を整理する
医療現場は状況が目まぐるしく変化し、常に臨機応変な行動を求められます。複数の仕事を抱えてしまったときは、迷わず動けるように一度落ち着いて状況を整理しましょう。
まずは、発生している業務を洗い出します。その中で、優先してほしいと依頼されている業務がないかを確認し、一つずつ落ち着いて業務をこなしましょう。業務の全体像が見えれば、いつまでにどこまで終わらせる必要があるかを考えながら仕事ができるはずです。
1人で抱え込まず周囲に助けを求める
1人で対応しきれない量の業務を依頼された場合は、早めに周囲に相談しましょう。看護助手は業務が多岐にわたるので、自分のキャパシティを超えないよう、業務量を自分で調整することが大切です。
周りも忙しくしていると、困っていても気づいてもらえないことがあるので、自分から助けを求めましょう。反対に、業務に余裕があるときは、率先してほかのスタッフをサポートすると良いでしょう。そうすることで、自分が困ったときに周りに協力してもらいやすくなります。
周囲とコミュニケーションを取る
看護助手は看護師の補助が主な仕事なので、独断で動かず、コミュニケーションを取りながら業務を進めることが大切です。患者さんの変化をキャッチしたときは、些細なことでも速やかに看護師へ報告しましょう。
報告の際は、憶測や意見を交えず事実を的確に伝えることがポイント。判断は看護師に任せ、状況や背景、看護師にどう対応して欲しいかをしっかりと伝えましょう。
また、看護師から指示があった場合は、指示を正しく理解して動く必要があります。看護助手が勝手に判断して行動すると、医療ミスに繋がりかねません。自己判断はせず素直に指示に従い、確実に業務を行うことが優先されます。自分の役割を認識し、積極的にコミュニケーションを取りましょう。
介護や医療の知識をインプットする
介護や医療の知識をインプットして専門性を高めることも、「できる看護助手」になるための秘訣です。専門用語が分かれば、看護師や医師とコミュニケーションを取りやすくなります。
また、業務のやり方にある背景を理解することで、視野が広がり安全に業務を行えるようになるでしょう。現場経験を積みながら仕事を覚えるのと並行して、医療知識に関する動画や参考書も使いながら専門知識を勉強すると効果的です。
看護助手や介護系の資格を取得する
看護助手としてさらに専門性を高めたいという方は、看護助手に関する資格を取得すれば活躍の幅が広がります。
看護助手の仕事に役立つ資格としては、「メディカルケアワーカー(R)」「看護助手認定実務者試験」「介護職員初任者研修」などがあります。「看護助手(ナースエイド)に資格はいる?業務に役立つ講座や取得方法を解説」で解説しているので、スキルアップを目指す方はぜひご覧ください。
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レバウェル介護の資格スクールそれでも看護助手の仕事が辛い…環境を変える方法
「頑張ってみたけれどやっぱり仕事ができない…」と悩んでいる方は、環境を変えることで働きやすくなる可能性があります。自分に合った働き方を見つける選択肢の一つとして、下記も検討してみてください。
病院内で異動する
病院で勤務している方は、外来、検査室、病棟などの配属先によって、仕事内容や働き方が異なるでしょう。病棟の業務は、移動介助や排泄介助などの身体介護が多く、外来はストレッチャーや車いすの搬送、器具の準備などが多い傾向があります。
仕事内容が自分に合わない場合は、病院内で異動することで解消できるかもしれないので、上司や人事に一度相談してみると良いでしょう。
違う病院・クリニックに転職する
今の職場だけが看護助手の職場ではありません。違う病院やクリニックに転職すれば、あなたにもっと合う職場が見つかるかもしれません。
医療機関と一口に言っても、緊急入院がある職場とない職場、介助が多い職場と環境整備が多い職場、夜勤がある職場とない職場など、さまざまな働き方があります。外に目を向けてみることで、「医療現場で人の役に立ちたい」という思いを大切にしながら、自分に合った働き方ができる職場が見つかる可能性があるでしょう。
介護・障害福祉施設に介護職員として転職する
看護助手として働く中で介助業務にやりがいを感じている方は、介護施設や障害福祉施設への転職を視野に入れても良いでしょう。介護職も、無資格・未経験からキャリアをスタートすることが可能です。
介護職は、介護が必要な高齢者や障がいのある方の生活を支えるお仕事なので、医療現場での排泄介助や移乗介助などの経験が活かせます。施設の規模や利用者さんの特徴、介助レベルは施設によって異なり、施設によって働き方や身につくスキルはさまざまです。
看護師の指示を受けて働く看護助手とは異なり、介護職は主体的に考えてケアを実践できる仕事。患者さんとの関わりや仕事の進め方に物足りなさを感じている方は、医療機関よりもやりがいを感じられるかもしれません。
介護職の職場については、「介護職の職場の選び方とは?転職で失敗しない方法や各施設のおすすめ理由」で説明しているので参考にしてみてください。
▶無資格OKの介護求人一覧ページはこちら
▶未経験可の介護求人一覧ページはこちら
看護助手以外の仕事を探す
看護助手以外にもさまざまな仕事があるので、「医療業界が合わなくてつらい」と感じる場合、業界を離れて新しい仕事を探す選択肢もあります。
飲食業や営業職などは未経験から挑戦しやすく、これまでに培ってきたコミュニケーション能力を活かせる仕事です。また、需要が高いIT業界も、未経験OKの求人が多くあるので、専門性を身につけたい方は選択肢に入れてみると良いでしょう。
「どんな仕事がしたいか」「どんな働き方がしたいか」を考えたうえで転職先を選ぶことが、自分に合った仕事を見つけるポイントです。看護助手からの転職を検討する際は、「看護助手から転職できるおすすめの職種6選!仕事内容や必要な資格をご紹介」の記事も参考にしてみてください。
▼関連記事
看護助手と介護士、どっちに転職すべき?仕事内容や役立つ資格、給料の違い
看護助手の仕事に関するよくある質問
ここでは、看護助手の仕事に関するよくある質問を紹介します。看護助手への転職に興味がある方は、チェックしてみてください。
看護助手への転職はやめたほうが良いって本当?
どのような仕事にも向き不向きがあるため、人によっては「看護助手の仕事が合わない」と感じることがあるかもしれません。看護助手には、多職種との連携や患者さんとの適切なコミュニケーションが求められます。そのため、人との関わりに苦手意識がある場合は、仕事が向いていないと感じるかもしれません。
看護助手への転職を迷っている方は、「看護助手はやめたほうがいいと言われる理由は?仕事の大変さと働くメリット」も参考にしてみてください。
業務でオムツ交換なしの看護助手の職場はあるの?
看護助手が、オムツ交換を行わない職場はあります。たとえば、クリニックや病院の外来、透析室、健診センターなどでは、オムツ交換などの身体介護を行わない傾向にあるようです。来院した方の案内や、診察・検査の補助、器具の準備・洗浄、院内の環境整備などが主な仕事になるでしょう。
「クリニックで働く看護助手の仕事内容を解説!やりがいや転職のポイントは?」では、クリニックの看護助手の仕事内容を紹介しているので、興味がある方はご覧ください。
まとめ
看護助手に限らず、慣れるまでは「仕事ができない」と感じて当然です。医療現場は命に関わる職場なので、常に緊張感があることや、人手不足による忙しさなどから、ストレスも強く感じてしまうこともあるかもしれません。
「仕事ができない」と感じる看護助手の方は、メモを取ったりこまめに確認を行ったりして、確実に業務を行えるように工夫することが大切です。また、周りとコミュニケーションを取り、連携して業務を進めると良いでしょう。
頑張っても状況が変わらず、「看護助手として仕事を続けることがつらい」と感じる場合は、環境を変える選択肢もあります。ほかの病棟への異動を相談したり、転職をしたりすることで、自分に合った仕事が見つかるかもしれません。
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その悩み、解決できるかも
執筆者

「レバウェル介護」編集部
お役立ち情報制作チーム
介護職専門の転職支援サービス「レバウェル介護」が運営するメディア。現役の介護職とこれから介護職を目指す方に寄り添い、仕事や転職の悩み・疑問を解決する記事を制作している。これまでに公開した記事は1400記事(※)以上。制作チームには介護福祉士ライターも在籍し、経験をもとにリアルな情報をお届け。資格や介護技術など、スキルアップにつながる情報も発信中!(※)2023年10月時点


