介護職の夜勤の注意点とは?緊急時の対応や心身のケア方法7選

介護職の悩み 2026年7月8日
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この記事のまとめ

「介護職の夜勤の注意点はある?」と不安を感じる方もいるのではないでしょうか。夜勤には「職員の人数が少ない」「勤務時間が長い」といった注意点があります。一方で、自分のペースで働ける魅力もあるようです。メリット・デメリットの両方を理解したうえで、働き方を選ぶと良いでしょう。この記事では、介護職の夜勤の仕事内容や緊急時の対応方法、心身のケア方法をご紹介します。夜勤に不安をお持ちの方は、ぜひご覧ください。

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目次

介護職における夜勤とは

介護職における夜勤とは、入居型の施設や夜間対応型の訪問介護事業所において、夕方または夜から翌日の朝まで勤務することを指します。職場によっては、夕方から深夜までの夜勤シフトもあるようです。利用者さんへのサービス提供や見守りなどを、24時間体制で実施する入居型施設では、スタッフが交代で夜勤業務を担当します。

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日勤との違いや夜勤をする際に覚えておきたい注意点

「日勤と夜勤の違いってどんなところ?」「夜勤をする際に注意しておきたいことってある?」などの疑問をお持ちの方もいるかもしれません。ここでは、日勤との違いや夜勤をする際に覚えておきたい注意点を解説するので、ぜひチェックしてみてください。

職員の人数が少ない

夜勤は日勤と比べて職員の人数が少ないのが特徴です。日勤帯の昼間は、入浴やレクリエーションなどを行うため、職員の人数が多く必要になります。しかし、夜勤では食事介助や就寝・起床介助、排泄介助、見回りなどがメイン業務になるため、日勤よりも職員の配置人数が少なくなるようです。

昼間の時間帯と違い、夜間は利用者さんが眠っているため、「そこまで忙しくなさそう」と感じるかもしれません。しかし、職員の人数が日勤よりも少ないことで、急変・事故の対応や業務が重なってしまった際の負担が大きくなる可能性があります

勤務時間が長い

勤務時間が長いことも、夜勤の大きな特徴です。介護職の夜勤には、主に2交代制と3交代制があります。多くの施設では2交代制を採用しており、1回の夜勤で16時間ほど勤務しなければなりません。

前日の夕方から翌日の朝まで働く場合、日勤と比べると体力的な負担が大きくなりやすいといえます。そのため、「体力にあまり自信がない」という方は注意が必要です。

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体調管理が大変

夜勤は、本来寝ている時間に働くので生活リズムが崩れやすく、体調管理が大変な傾向にあります。また、日勤と夜勤のシフト両方に対応する場合、変則勤務になるため、体調管理をより大変に感じることもあるでしょう。
夜にぐっすり眠れなくなったり、睡眠の質が下がったと感じたりすることも考えられるので、疲れを溜め込まない工夫が必要です。

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利用者さんの急変対応を1人で行う可能性がある

夜勤は日勤と違い、1人で急変対応を行う可能性があります。夜勤の配置人数が多い施設や、医療職が常駐している施設であれば、利用者さんの急変が起きても周囲と協力して対応できるでしょう。
しかし、夜勤人数が1人だったり、医療職が常駐していなかったりする場合、普段から急変対応について把握しておかないと、すぐに適切な対応ができません。夜勤を行う介護職には、焦らず迅速に対応する力が求められます。

仮眠を取りにくい施設もある

夜勤の配置人数が多い施設では、交代で休憩を取れるため、比較的仮眠が取りやすい傾向にあります。しかし、配置人数が少ない施設では、交代で休憩を取ることができず、仮眠が取りにくいことも。利用者さんからの呼び出しや介助が重なってしまうと忙しくなり、なかなか仮眠が取れないことがあります。
夜勤で勤務する際には、仮眠がしっかり取れる環境が整っているか、事前に確認しておくことが大切です

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介護職の夜勤のメリット・デメリット

介護職の夜勤は大変なイメージが大きいかもしれません。しかし、夜勤手当がもらえたり、連休気分を味わえたりするメリットもあります。ここでは、介護職の夜勤のメリット・デメリットをまとめているので、ぜひチェックしてみてください。

夜勤のメリット

介護職の夜勤には、以下のようなメリットがあります。

夜勤手当がもらえる

夜勤をすると夜勤手当がもらえるため、日勤のみで働くよりも収入がアップします。夜勤手当とは、その名のとおり、夜勤をしたスタッフに支払われる手当のことです。レバウェル介護(旧 きらケア)の独自調査によると、1回あたりの夜勤手当は5,000円~9,000円ほどが相場となってます。

e-Gov法令検索の「労働基準法第37条」によると、午後10時~午前5時までの時間帯の給与は、通常の給与より25%割増しになることが定められています。そのため、夜勤手当といった名目で給与がプラスされるようです。夜勤は心身ともに負担がある勤務ですが、給与にもきちんと大変さが反映されています。

自分のペースで仕事をしやすい

日勤で働く場合は、複数のスタッフとシフトに入ることが多いでしょう。しかし、夜勤は1人もしくは少人数で勤務するため、自分のペースで仕事をしやすいというメリットがあります
仕事に慣れるまでは一定の大変さがありますが、「あの人とは仕事がしづらい」「気を遣ってしまう」などのお悩みがある方は、メリットを感じられるかもしれません。

連休気分を味わうことができる

16時間勤務の夜勤の場合は、夜勤明けの翌日が休みになる傾向があります。そのため、夜勤明けの朝から翌日まで連休気分を味わえるでしょう

連休や長期休暇が取りにくいと、プライベートな時間を十分に確保できないことがあります。しかし、夜勤をすることで連続して休める時間を確保できれば、プライベートの時間を充実させられるかもしれません。

介護職としてのスキルアップにつながる

夜勤では、1人で利用者さんのケアを担当しなければならないこともあり、必然的にスキルアップできます。緊急時の対応や複数の利用者さんの介助も求められるため、介護に関する知識や技術の向上が期待できるでしょう

応募できる求人や働き方の幅が広がる

多くの介護施設は、慢性的な人手不足に陥っており、日勤だけではなく夜勤ができるスタッフも不足しているのが現状です。夜勤ができることを必須要件や歓迎要件とする介護施設は多いため、夜勤が可能だと応募できる求人の幅が広がり、採用に有利になる可能性があります

また、夜勤ができるようになると「夜勤専従」という働き方も可能になります。夜勤専従の詳細は、この記事の「夜勤専従という働き方」で後述するので、ぜひご一読ください。

夜勤のデメリット

介護職の夜勤には、メリットだけではなくデメリットもあります。以下の内容をしっかり把握しておきましょう。

生活リズムが不規則になる

夜勤はほかの勤務形態と違い、昼夜逆転の生活サイクルになるため、生活リズムが不規則になりがちです。夜勤明けや休みの日に十分な休息が取れないと、心身に支障をきたしてしまう可能性があるため、注意しましょう。
特に、日勤と夜勤の両方のシフトに対応する場合は生活リズムが安定しにくい場合があります。休息をしっかりと取ったり、休日に太陽の光を浴びて体内時計をリセットしたりして、体調管理をすることが大切です。

急変対応への不安を感じやすい

介護経験が浅い場合は、急変対応への不安を感じやすいでしょう。しかし、多くの施設では、24時間体制で医療機関や看護師と連携しています。緊急時は、一時的な対応を行いつつ、速やかに医療職に連絡して指示を受けるようにしましょう。

また、普段から緊急時の対応をイメージしたり、マニュアルを読み込んだりしておけば、不安を和らげられます。夜勤に対応することに不安がある方は、事前にしっかり対策しておきましょう。

シフトを変更しにくい

介護職の夜勤は、シフトを変更しにくい傾向にあるようです。理由としては、「人手不足で夜勤ができるスタッフが少ないこと」「夜勤明けのスタッフにはシフト変更を頼めないこと」などが挙げられます。

急な体調不良などで休みたいときに、なかなか代わってもらえるスタッフがいない場合、「休みづらい」と感じることも。休みを取りにくく心身の負担が大きい場合は、働きやすい職場への転職を検討してみても良いかもしれません。

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介護職の夜勤の実態

「夜勤って大変そう…」「介護現場の夜勤って実際どうなの?」と、介護職の夜勤の実態について知りたい方もいるのではないでしょうか。ここでは、仮眠室の有無や夜勤回数などの実態をご紹介します。

仮眠室がある介護施設はおよそ4分の3

労働安全衛生規則第616条によると、夜間に睡眠を取る必要がある場合は男女別に仮眠室を設けなければいけないとされています。しかし、日本医療労働組合連合会の「2025年介護施設夜勤実態調査結果(p.31)」によると、夜勤ありの介護施設114件のうち仮眠室がある施設の割合は72.8%で、約3割の施設には仮眠室がないという結果でした。

仮眠室の有無は施設形態によっても異なります。仮眠室を有している割合は、特別養護老人ホーム(特養)で53.3%、介護老人保健施設(老健)で90.9 %、グループホームで73.3%です。
夜勤は長時間勤務の場合が多く、体力的にハードになりやすいため、仮眠室の有無を事前に確認しておくと良いでしょう

夜勤の休憩時間は平均2時間程度

同調査によれば、多くの施設で採用されている2交替夜勤における「休憩時間と仮眠時間の合計」は、平均で2時間10分でした。法律上の最低限である1時間のみの休憩時間の施設がある一方、最長で4時間確保されている施設もあり、職場による差が大きい状況です。
休憩時間の長さによって、夜勤の体力的な負担が違ったり、給与に影響したりする可能性があります。

小規模な施設の夜勤は1人で入ることが多い

小規模な施設は、利用者さんの人数が少ないため、1人で夜勤を行う場合も少なくないでしょう。「1人で夜勤をするのって違法じゃないの?」と思うかもしれませんが、夜勤時の人員配置基準や休憩時間の規定を満たしていれば、違法ではありません。夜勤の運営基準や休憩時間に関する法律については、次の項目で解説します。

「夜勤を1人で行う施設なのか分からない」という場合は、求人情報をチェックしたり、施設に確認したりしてみましょう。

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介護職の夜勤の勤務形態

ここでは、介護職の夜勤の勤務形態について解説します。「勤務時間や夜勤回数、人員体制などについて詳しく知りたい」という方は、ぜひチェックしてみてください。

2交代制勤務と3交代制勤務の違い

夜勤体制には、2交代制と3交代制があり、どちらを採用するかは勤務する施設によって異なります。

2交代制とは、1日の勤務を昼間・夜間の2つに分ける働き方で、3交代制は、昼間・夕方・夜間の3つに分ける働き方のこと。3交代制は1日の勤務を3つに分けるため、2交代制よりも勤務時間が短くなるのが特徴です。

介護業界は慢性的な人手不足に陥っているため、多くの介護施設では、少人数のスタッフで業務を回せる2交代制の勤務を採用しています。レバウェル介護(旧 きらケア)の調査でも、夜勤がある職場の8割が16時間の2交代制を取り入れていることが分かりました。
しかし、施設によっては、3交代制や4交代制を採用している場合もあるので、勤務体制について事前に確認しておくと良いでしょう。

勤務時間

2交代制の夜勤の場合は、「夕方4時から翌朝10時まで(2時間休憩)」「夕方5時から翌朝11時まで(2時間休憩)」といった勤務時間です。一方で、3交代制の夜勤の場合は、「昼の2時から夜11時まで(1時間休憩)」「夜10時から翌朝7時まで(1時間休憩)」といった勤務時間が多い傾向にあります。

「勤務時間が長いと体力的に厳しいかも…」と感じる方は、3交代制勤務を採用している介護施設を選ぶと良いかもしれません。

夜勤回数

日本医療労働組合連合会の「2025年介護施設夜勤実態調査結果(p.24)」によると、2交代制の場合の夜勤回数の平均は、月に4.5回です。しかし、グループホームやショートステイは、月の夜勤回数が5回以上の介護職も多くなっています。夜勤回数についての法的な制限はないため、法定の労働時間内で夜勤を含めたシフトを回している施設が多いようです

夜勤回数は、夜勤専従などの働き方や施設形態、スタッフ一人ひとりの勤務の希望などによって変わることを覚えておきましょう。

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人員体制

厚生労働省の「厚生労働大臣が定める夜勤を行う職員の勤務条件に関する基準」「小規模多機能型居宅介護の概要」によると、施設形態別の夜勤の人員配置基準は、以下のとおりです。

施設形態人員配置基準
特別養護老人ホーム利用者さんが25人以下の場合は、1人以上の配置
利用者さんが26~60人の場合は、2人以上の配置
利用者さんが61~80人の場合は、3人以上の配置
利用者さんが81~100人の場合は、4人以上の配置
利用者さんが101人以上の場合は、基本の4人に加えて、100人を超える分について25人または端数が増えるごとに1人を足した人数以上の配置
介護老人保健施設原則、介護職員・看護職員2人以上
利用者さんが40人以下で、常時、緊急時の連絡体制が整っている整備している場合は1人以上
小規模多機能型居宅介護(泊まり)利用者さん9人につき、1人以上の配置
グループホーム1ユニットにつき、1人以上の配置
(3ユニット制で条件を満たす場合は例外あり)

参考:厚生労働省「厚生労働大臣が定める夜勤を行う職員の勤務条件に関する基準」「小規模多機能型居宅介護の概要

夜勤時の人員体制は、施設形態によって異なります。基本的に、日勤よりも少ない人数で対応しなければならないため、1人にかかる負担が大きくなりやすいでしょう。それぞれ、最低限の人員の必要数が定められており、小規模な施設では1人で夜勤を担当することも珍しくありません。

「1人での夜勤は不安」という方や経験の少ない方などは、夜勤の人員体制が手厚い介護施設を選ぶと良いでしょう。

休憩時間

夜勤中の休憩時間は、施設によって違いがあるものの、大体1~2時間以上あります。また、休憩時間とは別に仮眠時間を設けているところもあるようです。

e-Gov法令検索の「労働基準法第34条」によると、労働時間が6時間を超え8時間以下の場合は少なくとも45分、8時間を超える場合は少なくとも1時間の休憩を与えなければならないと定められています。8時間以上の夜勤で休憩が1時間未満の場合、事業所は労働基準法に違反している状態なので、無理をせず上司に相談しても良いでしょう。

利用者さんの状況によっては、夜勤で休憩を取ることが難しいこともあるかもしれません。しかし、夜勤は勤務時間が長く体力的にハードなため、休めるときにしっかり休んでおくことが大切です。

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夜勤専従という働き方

日勤として勤務するなかで月に数回夜勤をする働き方はよく知られていますが、夜勤だけをメインで行う「夜勤専従」という働き方もあります。

夜勤専従は日勤よりも少ない日数で高収入を得られるため、あえてこの働き方を選ぶ介護スタッフもいるようです。夜勤にやりがいを感じ、夜働くことが苦にならない方は、夜勤専従の働き方を視野に入れてみても良いかもしれません。夜勤専従は夜勤のみのシフトで働くため、生活リズムを一定に保ちやすいというメリットがあるでしょう。

夜勤専従は「がっつり稼ぎたい」「日中の仕事と掛け持ちしたい」という方からの人気が高く、倍率が高い求人です。また、夜勤専従として働く場合、急変が起きる可能性もあるため、1人で迅速に対応できる力や知識などを求められることも。そのため、経験者でないと採用されにくい求人といえます。

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介護職の夜勤の仕事内容

ここでは、「夜勤の仕事ってどんなことをするの?」と気になる方に向けて、介護職の夜勤の仕事内容を解説するので、ぜひご一読ください。

食事介助

夜勤では、夕食・朝食の準備と食事介助を担当。夕食時は遅番スタッフ、朝食時は早番スタッフと協力しながら業務を進めます。食事が済んだ方から順に、下膳や服薬介助、口腔ケアを行うため、慌ただしくなることもあるでしょう。利用者さんの食事状況を確認したり、ほかの方の介助をしたりしながら対応することが多いため、段取り良く業務を進めることが大切です。

また、調理担当者がいない施設や小規模な施設の場合、スタッフが食事を作ることがあります。利用者さんが起床する時間帯は忙しくなってしまうため、朝食準備は早めに済ませておくと良いでしょう。

排泄介助

夜勤中の排泄介助は、主にオムツ交換とトイレ介助です。ご自身でトイレに起きられない方や、定期的に排泄確認を行う必要がある利用者さんに、声かけや介助を行います。確認や声かけを行う時間の間隔は、利用者さん一人ひとりで違うため、排泄状況を把握して対応することが大切です

また、排泄介助中にほかの方の排泄介助が重なってしまうこともあります。夜勤を1人で行う施設では、介助中の事故リスクが高まりやすいため、安全の確保を意識して対応すると良いでしょう。

就寝・起床介助

利用者さんの就寝・起床の介助を行うことも、夜勤業務の一つです。ベッド・車いすへの移乗や着替えなどを介助します。

就寝時間は利用者さんによって違いがあるものの、夜9時ごろまでには消灯する施設が多いようです。なかなか眠れない利用者さんがいる際は、話し相手になるなどして、リラックスできるような対応を心がけることが重要といえます。

起床時間も利用者さんによってさまざまで、なかには5時ごろに起きられる方も。朝食の時間は7時や7時半にしている施設が多く、利用者さんの人数が多い施設では、起床介助の時間を早めに定めているところもあるようです。

起床介助を行う時間帯は、ほかの方とタイミングが重なることで、転倒事故などが起きやすい状況でもあります。そのため、利用者さんが安心して1日を始められるよう、事故を未然に防げるような対策・対応を取ることが大切です。

夜間の見回り

夜間の見回りでは、利用者さんの安否確認を行います。夜間の利用者さんが寝ている時間も、定期的に呼吸状態や覚醒状況を確認することが重要です。ベッドから落ちている人はいないか、起きている人はいないかなどもしっかり確認しましょう。必要に応じて、寝返りの介助や排泄介助なども行います。

緊急時の対応

緊急時の対応も夜勤業務の一つです。利用者さんの体調に変化があった場合は、マニュアルに沿った対応を行いましょう。バイタル測定後、主治医や看護師などの医療職へ状況を連絡・報告し、指示を受けます。必要に応じて救急車を呼ぶこともあるでしょう。

多くの施設では、緊急時の対応についてのマニュアルが用意されているので、夜勤をするスタッフは日ごろから読んでおくことが大切です。次の項目には、緊急時の対応方法について詳しくまとめています。

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緊急時の対応方法

利用者さんの体調が急変したり、転倒・転落してしまったりした際に、介護職は落ち着いて対応する必要があります。しかし、「緊急時の対応って一体どんなことをしたら良いの?」と不安な方もいるかもしれません。
ここでは、介護職が覚えておきたい緊急時の対応方法をまとめているので、参考にしてみてください。

事前にマニュアルの内容を把握しておく

介護施設では、緊急時の対応方法をまとめたマニュアルが作成されています。事前にしっかりマニュアルの内容を把握しておくことで、緊急時に適切な対応ができるでしょう

また、特別養護老人ホームや有料老人ホームのように、比較的介護度の高い方が入居されている施設では、緊急時の対応が多くなりやすい傾向にあります。事前に心構えと準備をしっかりしておきましょう。

医療職の指示を仰ぐ

利用者さんの体調が急変した場合、バイタルや呼吸状態、意識レベルなどを医療職へ報告し、指示を仰ぎましょう。連絡するか迷う場合も自分で判断せず、一度医療職へ相談することが大切です

看護師が常駐していない施設では、オンコール体制を導入していたり、主治医と連携していたりしている場合が多いでしょう。オンコールとは、夜間などの緊急時に職場へ駆けつけたり、電話で指示を仰いだりできるように、医療職を待機させることです。夜勤で対応に困ることがあった場合は、当日のオンコール担当者に連絡して指示を仰ぎましょう。

救急車を呼ぶ

医療職から病院へ搬送するよう指示があった場合は、速やかに救急車を呼びましょう。その際は、利用者さんの性別や年齢、意識レベルなど容態について詳しく伝えることが大切です。救急車を呼んだあとは、ご家族や施設責任者への連絡も行いましょう。

また、利用者さんの命に危険があると判断した場合は、医療職への連絡よりも先に救急車を呼ぶなど、状況に応じた対応をすることが大切です

必要なものを準備しておく

救急車が来るまでの間に、搬送される利用者さんの保険証や介護記録などを準備しておきましょう。医療職に必要な情報を提供するためには、利用者さんの既往歴や内服薬などの情報の保管場所を把握しておくことが大切です。

また、夜勤者が救急車に同乗する場合、救急車が到着するまでの利用者さんの状態や経過を観察し、救急隊への報告をしっかり行いましょう。病院に到着したら、必要な書類などを医療職へ渡し、搬送までの経緯を説明します。

冷静に対応する

緊急時は、利用者さんの命に関わるため、冷静に対応することが求められます。介護職が慌ててしまうと、適切な判断や処置を行えません。日ごろから緊急時の準備やイメージをしておくことで、冷静に対応できるでしょう

介護職の夜勤における心身のケア方法7選

ここでは、介護職が夜勤を行ううえで意識したい心身のケア方法を7つご紹介します。「夜勤がしんどい…」と感じている方は、ぜひチェックしてみてください。

1.普段から睡眠をしっかり取る

夜勤の日ではなくても、普段から睡眠に気をつけることで、睡眠不足による疲労や体力低下を軽減することが可能です。万が一、「睡眠の質が悪い」と感じるようであれば、適度な運動をしたり、寝る前の食事を控えたりするなど工夫してみると良いでしょう。

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2.規則正しい食事を心がける

規則正しい食事を心がけることも、夜勤を行ううえで意識したいことの一つです。栄養バランスが偏ってしまうと、体調不良につながることも考えられます。
また、変則勤務の場合、食事をする時間がバラバラになりがちです。夜勤中の食事では、なるべく消化の良いものを食べるようにして、食事内容に気を配りましょう

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3.夜勤明けの日は早めに寝る

夜勤明けでそのまま出かけたり、用事を済ませたりすることもあるでしょう。しかし、夜勤明けは、自覚がなくても疲労がたまっていることがあります。そのため、夜勤明けの日は早めに寝ることが大切です。無理せずゆっくり休むことで、身体の負担を軽減できます。

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4.休みの日は普段の生活リズムで過ごす

休みの日は普段の生活リズムで過ごすようにしましょう。長時間寝ていると、睡眠サイクルや生活リズムが崩れやすくなってしまいます。「休みの日は1日寝たい」と思うかもしれませんが、適度な睡眠を取って生活リズムを整えることで、疲労が蓄積しにくくなるでしょう。普段の生活リズムで過ごすよう意識しながら、自分の好きなことをしたり、友人と出かけたりすれば、心身のリフレッシュにつながります。

5.休みの日は好きなことをする

休みの日には、自分の好きなことをしましょう。散歩をしたり、自宅でストレッチをしたりして体を動かすことも効果的といえます。
体を休ませることは大切ですが、心をリフレッシュさせることも大切です。自分の好きなことをして休日を過ごせれば、自然と次の勤務へのやる気にもつながるでしょう。

6.回数をこなして夜勤に慣れる

「夜勤に入るのが怖い」「夜勤が不安」と感じる方は少なくありません。特に、夜勤を始めたばかりの方や経験の少ない方は、不安を感じやすいでしょう。
1人で対応しなければならない状況であれば、プレッシャーや負担は大きいかもしれません。しかし、夜勤は回数をこなしていくことで、徐々に雰囲気や業務に慣れる傾向があります

万が一、「それでも怖い」「慣れるまでが不安」と感じる場合は、日勤をメインにしたり、人員が多い施設へ転職したりする選択肢もあるので、気負い過ぎず挑戦してみるのも良いでしょう。

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7.不安なときは相談する

夜勤では、利用者さんの緊急時の対応やワンオペなどを求められ、「不安」と感じることもあるかもしれません。夜勤を負担に感じて悩んでいるときは、信頼できる同僚や先輩スタッフなどに相談しましょう。自分1人で解消できない悩みは、誰かに相談することで解決できる場合があるので、抱え込まないようにしてくださいね。

介護職の夜勤に関するよくある質問

ここでは、介護職の夜勤についてよくある質問に回答します。夜勤に不安をお持ちの介護職の方は、ぜひチェックしてみてください。

介護職が夜勤に入るメリットは?

介護職が夜勤に入るメリットには、「夜勤手当により給与がアップする」「自分のペースで仕事をしやすい」「応募できる求人の幅が広がる」などがあります。夜勤は大変なこともありますが、メリットも多数。夜勤に入るメリットは、この記事の「介護職の夜勤のメリット・デメリット」で詳しく解説しています。

介護施設の夜勤は大変ですか?

夜勤に慣れていない介護職は、職員が少ないことや勤務時間が長いことなどから「大変」と感じる場合も。緊急時の対応や利用者さんの介助が重なってしまったときは、忙しいと感じることがあります。しかし、こうした状況以外では、基本的に利用者さんが寝ている時間のため、比較的落ち着いているようです。
「介護の夜勤の仕事って具体的にどんなことをするの?」と気になる方は、この記事の「介護職の夜勤の仕事内容」を参考にしてください。

夜勤の身体への影響ってありますか?

夜勤に入ると、本来寝ている時間に働くため、少なからず身体への影響はあるでしょう。たとえば、睡眠の質が下がったり、食欲不振になったりするリスクが考えられます。夜勤による身体的な負担をなるべく軽減するためには、食生活や睡眠に気を配ることが大切です。
この記事の「介護職の夜勤における心身のケア方法7選」では、介護職が意識したい心身のケア方法をまとめているので、ご一読ください。

夜勤の身体への影響ってありますか?

夜勤に入ると、本来寝ている時間に働くため、少なからず身体への影響はあるでしょう。たとえば、睡眠の質が下がったり、食欲不振になったりなどです。身体的な負担をなるべく軽減するためには、食生活や睡眠に気を配ることが大切になります。
この記事の「介護職の夜勤における心身のケア方法7選」では、介護職が意識したい心身のケア方法をまとめているので、ぜひチェックしてみてください。

まとめ

介護職の夜勤回数や休憩時間、シフトの組み方などは、施設によってさまざまです。利用者さんの人数が少ない施設では、1人で夜勤を行う場合もあります。また、施設によっては、夜勤の回数が多いと感じたり、休憩時間を確保しにくかったりすることもあるかもしれません。

介護職の夜勤は大変なイメージが大きいかもしれませんが、夜勤の経験を積むことで、介護職としてのスキルアップにつながったり、働き方の選択肢が増えたりします。夜勤がある施設を選択肢に入れることで、選べる求人の幅も広がるでしょう。

夜勤では、緊急時の対応を1人で行わなければならない場合もあります。焦らず冷静に対応するためには、普段からマニュアルを読んで内容を把握したり、緊急時の対応をイメージしたりしておくことが大切です。

夜勤をする方のなかには、経験の少ない方や夜勤を始めたばかりの方もいるでしょう。初めのうちは慣れないことが多く、生活リズムが崩れやすかったり、不安を感じたりするかもしれません。そのようなときは、意識して心身のケアを行うと良いでしょう。

「夜勤専従として働きたいけど、自分に合う施設がよく分からない」「今の施設は介護度の高い利用者さんが多く、夜勤の負担が大きくて大変…」のようなお悩みをお持ちの方は、介護職専門の転職エージェントであるレバウェル介護(旧 きらケア)にご相談ください。専任のキャリアアドバイザーが、あなたの希望に沿った求人紹介はもちろん、職場でのお悩みや改善したいことを伺い、しっかりサポートします。サービスはすべて無料です。「自分に合う勤務先を見つけて働きたい!」という方は、ぜひご活用ください!

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執筆者

  • 「レバウェル介護」編集部

    お役立ち情報制作チーム

介護職専門の転職支援サービス「レバウェル介護」が運営するメディア。現役の介護職とこれから介護職を目指す方に寄り添い、仕事や転職の悩み・疑問を解決する記事を制作している。これまでに公開した記事は1400記事(※)以上。制作チームには介護福祉士ライターも在籍し、経験をもとにリアルな情報をお届け。資格や介護技術など、スキルアップにつながる情報も発信中!(※)2023年10月時点

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