
この記事のまとめ
- 介護士の夜勤がワンオペの施設では、業務量が多く大変
- 介護士の夜勤のあるあるは、休憩しようとするとコールが鳴ること
- 介護士は、夜勤中に利用者さんから感謝の言葉をもらえるとうれしい
利用者さまと直接触れ合う介護職というお仕事。人と人とのふれあいから生まれるエピソードの中には「あるある!」と共感できるものから「そんなことあるの?」とびっくりするものまでさまざまです。今回は、実際に施設で働く介護士さん350名に、夜勤中に起こった大変だったことやハプニング、うれしかったことなどの体験談を聞いてみました!
介護職の夜勤はしんどいの?仕事内容やメリット、きついときの対処法を解説目次
ヒヤリ!イライラ…大変だったこと
まずは、介護士さんなら誰しも経験のある「ヒヤッとしたこと」「イライラ」したことなど、大変だったエピソードをご紹介します。
夜勤もやっぱりハードです
夜勤中はワンオペ(一人の介護士さんがすべての業務を行うこと)になる施設が多いため、同時に複数のコールが鳴り響いてパニックになる!という意見が多く寄せられました。
- 排泄介助時に離床コールが鳴ることが多く、すぐに手が離せず困ります。(女性/60代/特養)
- 全てが大変。トイレトイレトイレ…もう勘弁してくれって思います。(女性/30代後半/老健)
- 夜間にナースコールが多いと、他の患者さんも目を覚ましてしまい、更にコールが多発します。落ち着いてオムツ交換などをしている時間がありません。(男性/50代前半/病院)
- 転倒リスクが高い方々のナースコールが3人同時に鳴り出し、対応に苦戦しました。(女性/30代後半/有料老人ホーム)
- ナースコールはなぜか重なることが多いです。鳴った順にうかがうものの、ワンオペだと時間内に勤務を終えられないことがあります。(女性/40代前半/病院)
- 夜間に転倒事故があり頭から出血する怪我をされた利用者さまがいました。勤務中の事故は初めてだったので少しパニックになりましたが、他のフロアのスタッフに助けてもらい事なきに終えました。あのような経験はもう二度としたくないです。(女性/50代後半/訪問介護)
- 転倒リスクのある利用者さま複数人が、ほぼ同時に動き出した時は大変でした。(男性/40代前半/特養)
- 早番の職員がドタキャンし、パニックになったことがあります。(男性/50代後半/特養)
- 日中に排便コントロールの薬を服用するので、夜間対処に追われました。よくあることです…。(女性/30代後半/特養)
- 頼まれ事が一気に来た時は大変です。一個一個は些細なことですぐに対応できる内容なのですが、一気に来るときついです。(女性/40代後半/病院)
ヒヤッとしたハプニング
夜勤時は、昼夜逆転してしまっている方やひとり歩きをしてしまう利用者さまに頭を悩ませているという意見が目立ちました。ワンオペ中はなるべく平和に過ごしたいものですが、なかなかそうもいかないようです…。
- 目の不自由な利用者さまが夜中にひとり歩きをして2階に上がってしまったことがあります。 スタッフはその時仮眠中で、他の利用者さまがスタッフを起こしてくださり、事なきを得ました。(男性/30代前半/グループホーム)
- 帰宅願望のある方が居室におらず、どこを探してもいなかったので、夜勤者総出で探しました。上司に連絡を入れて、再度探すも見つからず。仕方なくオムツ交換に入ったところ、ほかの利用者さまのベットの足元で寝ていらっしゃいました。いなくなってかなり焦りましたが、見つかって思わず笑っちゃいました。(男性/30代後半/特養)
ちょっぴりモヤモヤ…
夜勤中のできごとは他職種や次のシフトの職員に伝わりづらく、モヤモヤしてしまうことも。人間関係に悩みを抱える介護士さんはたくさんいますが、夜勤だからこそ感じることもあるようです。
- 急変事に看護師や医師に連絡がつかないとソワソワします。夜勤時は看護師が不在なので介護士も医療的知識が必要だと感じています。(女性/50代後半/特養)
- 夜勤時は看護師が不在になるため、何かあれば自宅待機中の電話当番の看護師に連絡することになっています。ある時、自分では判断がつかないことがあったので朝方に連絡したのですが、「緊急の要件ではないのに、何で今電話するの」と言われてモヤモヤしました。何のための電話当番なんだろう…。(女性/20代後半/特養)
- 緊急対応が重なり通常業務に大幅な遅れが出たまま早番が来る時間を迎えることがありますが、早番の職員が夜勤未経験だったため状況をなかなか理解してもらえず、責められてしまいます。(女性/50代前半/その他)
- 4人で夜勤をしてるのに、ナースコール対応をほぼひとりで対応しなければならず大変でした。一緒に夜勤をするスタッフや看護師のメンバーによって、忙しさに差が出ることがあります。(女性/40代前半/有料老人ホーム)
- 業務に遅れが出ると先輩スタッフがイライラして怒りだして大変です。(男性/40代前半/老健)
- 気合いを入れてお正月の朝食を作ったところ、「きれいね」と喜んでくださる利用者さまはいましたが、「お雑煮のお餅が小さかった」と言われる方もいて(実際には豆腐白玉でしたが…)、苦笑いしてしまった経験があります。白玉でも大きいのは怖くて出せないですね。(女性/30代前半/グループホーム)
ゆっくり休憩させて…
夜食を食べようとしたときや仮眠に入ろうとしたときに限ってナースコールが鳴る、という意見が非常に多く寄せられました。それでも、ひとつひとつ丁寧に対応される介護士さんには頭が上がりません。夜勤は昼間の仕事以上に気を遣うこともあるので、なるべくゆっくり休める時間が欲しいものです。
- ゆっくりできると思った時に鳴るコールやセンサー対応は大変です。(男性/20代後半/その他)
- カップラーメンにお湯を入れてからコールが鳴ることが多く、大抵伸び切った麺を食べています。(女性/40代前半/有料老人ホーム)
- いつも夕食を温めたところでナースコールが鳴ります…。(女性/40代後半/有料老人ホーム)
- 利用者さまが真夜中にひとり歩きをして非常ベルを鳴らしてしまい、消防車が来てしまったことがあります。私はちょうど休憩中で寝ていましたが、ベルの音で飛び起き、その後の事態収拾のために休憩がなくなってしまいました。(女性/50代後半/有料老人ホーム)
- 仮眠休憩に入った同僚が時間になっても戻ってこなかったことがあります。何となく悪くて起こせませんでした。(女性/40代前半/有料老人ホーム)
- 仮眠中にもう1人の夜勤担当者から「救急車に乗ってくれ」と突然言われて、寝ぼけながら救急車に飛び乗ったことがあります。(女性/20代前半/有料老人ホーム)
- 眠くて仮眠を取っていたら利用者さまに見つかってしまい、気まずくなってしまったことがあります。(男性/50代後半/グループホーム)
ちょっぴり怖かったエピソード
夜勤だからこその、背筋がぞっとするようなエピソードも複数寄せられました。怖がりな方にとっては、暗い施設内をひとりで歩くのは少し勇気がいるかもしれません。
- 巡回に行こうとした瞬間、ふと後ろを向いたら利用者さまがガラス越しに張り付いてこちらを見ていたのでびっくりしてしまいました。(男性/20代後半/有料老人ホーム)
- 巡回中にドアを開けたところ、目の前に利用者さまがいたときはびっくりしてしまいました。(女性/30代前半/特養)
- 不審者が施設の近くに現れたときの見回りは緊張しました。非常階段に痕跡があったようです。(男性/30代前半/その他)
- 早朝、洗濯物を干すために裏口を開けた状態で利用者さまの対応をしていたら、泥棒に入られてしまいました。(女性/60代/グループホーム)
今の職場に満足していますか?
思わずほっこり!うれしかったこと
ここからは、夜勤だからこそ感じたうれしかったことや、ほっこりしたエピソードをご紹介します。
感謝の言葉や好反応はやっぱりうれしい!
利用者さまからの「ありがとう」の言葉は何よりもうれしかった!という意見がたくさん寄せられました。また、用意したお食事を完食してくれたり、いつもは寝られない方がぐっすりおやすみしている姿を見て喜びを感じるという意見もありました。
- 利用者さまから「あなたがいてくれるから安心できるわ」と言われるのは、最高の褒め言葉です。介護士の仕事はきついですが、とてもやりがいを感じます。(女性/50代前半/その他)
- 急変し、ご逝去された利用者さまのご家族からうれしい言葉を頂戴することがあります。『母は、あなたが夜勤の日を選んだのだと思います。いつも寄り添ってくれるってあなたの話をしてくれていました。』 『旅立ちの日、旅立ちの時のスタッフとしてあなたの勤務日を選んだ』 『あなたの日だから安心して旅立てた』などなど。最高の褒め言葉だと思っています。(女性/60代 /グループホーム)
- トイレに起きた利用者さまから、「夜勤お疲れ様です。ありがとう。」と言われます。(女性/50代後半/老健)
- 利用者さまから「大変だね」と共感してもらえるのはうれしいです。(女性/40代後半/有料老人ホーム)
- 利用者さまの朝食を毎回作るのですが、完食してもらえるとうれしいです。(女性/40代前半/デイサービス)
- 帰宅願望の強い利用者さまが、「あながいると安心する」と言ってよく寝てくれるのはとてもうれしいです。(女性/50代前半/特養)
利用者さんとのほっこりエピソード
昼間とは違う表情や姿を見られるのもうれしい!というエピソードが目立ちました。「利用者さまからお菓子をもらって一緒に食べる」という方もたくさんいらっしゃるようです。夜のお茶会は特別感があって楽しそうですね。
- なかなか寝られないという利用者さまとお茶会をすることがあります。(男性/20代後半/特養)
- 利用者さまから、お菓子やアメをよくいただきます。(女性/50代前半/その他)
- 利用者さまがそっとスタッフルームへ来られ、「一緒におやつ食べへん?」と言われたことがあります。ゆっくりお話ができ、今までに見たことがなかった一面を見ることができてうれしかったです。(女性/30代前半/有料老人ホーム)
- 利用者さまの寝顔がかわいくて癒されています。(女性/40代後半/特養)
- 日中はスタッフに遠慮がちな方でも、夜間はゆっくり話す時間が取れます。(女性/30代前半/その他)
- 利用者さまから「お疲れ様」「私のベッドで休んでいけば?」と、労りの言葉をいただくと励みになります。(女性/40代前半/特養)
レバウェル介護(旧 きらケア)Instagramではほかにも介護士あるあるを投稿しています。ぜひのぞいてみてくださいね!
介護士の夜勤あるあるに関する質問
ここでは、介護士の夜勤あるあるに関する質問をQ&A形式で回答いたします。
介護士の夜勤明けあるあるとは?
「夜勤明けあるある」には、開放感があったり、早番の職員が出勤すると安心したりするといった内容が挙げられます。また、夜勤の疲労から「忙しかった日は帰宅後にナースコールが聞こえる」「ストレス発散でたくさん買い物をしてしまう」といった状況になる場合もあるようです。
介護士は夜勤中に何をしている?
食事・排泄・服薬の介助や、就寝のサポート、安否確認、緊急時の対応などを行います。利用者さんが夜間も安心して過ごせるよう、定期的に見回りを行い、トラブルがあれば迅速に対応することが大切です。夜勤は勤務時間が長いため、休憩や仮眠をしっかり取って業務に携わりましょう。
まとめ
アンケートで寄せられた、介護士さんの夜勤中のエピソードをご紹介しました。介護施設の夜勤はワンオペになるタイミングがあり大変なことも多いですが、普段とは違う姿の利用者さまを見ることができたり夜勤だからこそやりがいを感じられたり、メリットもたくさんあります。
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調査概要
調査対象:現在、介護職として働いている方
調査期間:2021年1月
調査方法:インターネット
調査人数:332名




