福祉の仕事は種類豊富!未経験や資格なしでも働ける職種とは?

介護の仕事 2022年7月29日
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ノートパソコンとノートを開く女性

福祉の仕事へ転職を考えている方の中には「種類が多すぎて自分が働ける職種が分からない」という方もいるでしょう。福祉の仕事は介護業務から相談業務まで多岐に渡り、専門的な知識が求められます。社会福祉士や精神保健福祉士などの国家資格が必要な職種も多くあるため、すぐに転職することが難しいことも。この記事では、福祉の仕事の種類と求められる資格を解説します。福祉の仕事に興味のある方は、参考にしてみてください。

目次

福祉の仕事の種類と必要な資格

福祉の仕事と一口に言っても、「高齢者や障がいのある方を支える仕事」や「日常生活に困っている人を、適切なサービスにつなげる仕事」「子どもの生活を支える仕事」など仕事内容は多種多様です。また、それぞれが専門的な知識やスキルを必要とするため、なかには資格要件が厳しく定められている職種もあります。「福祉の仕事に転職したい」と考えている方は、下記を参考に「誰に対して、どのような福祉サービスを提供する仕事をしたいのか」「そのために必要な資格はなにか」などを確認してみてください。

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高齢者や障がいのある方を支える福祉の仕事

ここでは、高齢の方や障がいのある方を支える福祉の仕事の種類を紹介します。「直接、利用者さまと関わって支える仕事がしたい」という方は、参考にしてみてください。

介護職員・介護福祉士

介護職員や介護福祉士は主に、高齢者福祉施設や障がい者施設で働いており、サポートが必要な高齢者や障がいのある方の身体介護や生活援助を行っています。資格がなくても介護職員として働くことはできますが、介護福祉士として働くには国家資格である「介護福祉士資格」が必要です。

介護職員と介護福祉士の仕事内容に大きな差はありませんが、介護福祉士資格を取得することで、リーダーを任されるようになったり、キャリアアップへの足掛かりになったりします。そのため、介護職員として経験を積みながら、介護福祉士の資格を取得する方は多いようです。介護職の仕事内容については「介護職の仕事内容とは?平均給与や役立つ資格について解説」の記事をご覧ください。

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訪問介護員(ホームヘルパー)

介護職には介護サービスを利用する方のご自宅に伺って、入浴介助や家事のお手伝いなど生活に必要な援助を行う訪問介護員(ホームヘルパー)という仕事もあります。訪問介護員(ホームヘルパー)の仕事をするには、原則として「介護職員初任者研修の修了」が必要です。訪問介護員(ホームヘルパー)の仕事に興味のある方は「訪問介護とは?ホームヘルパーの仕事内容や給与について詳しく解説!」の記事を参考にしてみてください。

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生活支援員

生活支援員の主な仕事内容は、障がい者施設や障がい者グループホームなどで、利用者さまの食事や入浴、排泄のサポートや生活習慣が身に付けられるよう支援することです。また、利用者さまの相談対応や下請け業務のサポートを行うこともあります。

生活支援員に定められている資格はありませんが、「社会福祉士」や「介護福祉士」の資格が問われることがほとんどです。また、教員免許を取得したり、心理学・教育学を履修したりしてから生活支援員の仕事に就いている方も多くいます。

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相談支援を行う福祉の仕事

ここでは、相談支援を行う福祉系の仕事の種類を紹介します。「悩んでいる人の力になりたい」「人の話を聞くのが好き」という方は参考にしてみてください。

介護支援専門員(ケアマネージャー)

ケアマネージャーは、介護や支援を必要とする方が適切な介護サービスを受けられるように、利用者さまと介護サービスを行う事業所を繋げる職種です。基本的に、ケアプランの作成や介護施設や事業所との連絡・調整、適切な介護が受けられているかのモニタリングなどを行います。ケアマネージャーの仕事内容を詳しく知りたい方は、「ケアマネジャーの役割とは?仕事内容やなるために必要な資格など解説」の記事をご覧ください。

ケアマネージャーとして働くには「介護支援専門員実務研修受講試験」の合格後「介護支援専門員実務研修」の修了が求められます。ただし、ケアマネージャー試験の受験要件として、「介護福祉士資格」と「5年以上の実務経験」が定められているため、受験が可能になるまでに最短でも8年が必要です。ケアマネージャーに興味のある方は「ケアマネージャーになるには最短で何年?受験資格や取得までの流れを解説」の記事を参考にしてみてください。

生活相談員

生活相談員は、特別養護老人ホームやデイサービスなどの介護施設で、入退所の手続きや関係機関への連絡、各サービスの手続き、介護職の兼務など幅広く活躍しています。施設形態や規模によって生活相談員の仕事内容は異なりますが、介護職の中では外部とのやり取りが多い職種です。生活相談員に関しては「生活相談員とは?仕事内容や必要な資格などの転職に役立つ概要を解説」の記事で詳しく説明しています。

生活相談員になるための要件は、各都道府県によって異なります。実務経験のみで生活相談員になれるところもありますが、多くの施設では「社会福祉士」や「精神保健福祉士」「社会福祉主事任用資格」といった資格が必要です。

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支援相談員

支援相談員とは、介護老人保健施設(老健)で入退所に関する手続きや調整のほか、ケアマネージャーやリハビリ職と連携して、利用者さまの在宅復帰をサポートする職種です。老健はリハビリによる在宅復帰を目的としている施設のため、利用者さまの退所後の介護サービスの提案・調整なども行います。老健の特徴については「老健とはどのような施設?仕事内容や給与は?転職時のポイントも徹底解説!」をご覧ください。また、支援相談員の仕事内容については「老健の支援相談員ってどんな職種?仕事内容と目指す方法とは」の記事で詳しく紹介しているので、合わせて参考にしてみてください。

支援相談員になるための要件は、各都道府県によって異なります。専門的な知識が求められるため、生活相談員と同様に「社会福祉士」や「精神保健福祉士」「社会福祉主事任用資格」などの資格を求められることがほとんどです。

相談支援専門員

相談支援専門員の主な勤務先は、障害者相談支援事業や基幹相談支援センター、指定一般相談支援事業所などです。勤務先によって仕事内容は異なりますが、障がいを持つ方が安心して生活できるよう適切な福祉サービスを提案したり、手続きのサポートを行ったりします

相談支援専門員として仕事をするには、「国が定める実務経験を満たすこと」と「相談支援従事者研修を受講すること」が求められます。

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子どもと関わる福祉の仕事

ここでは、子どもと関わる仕事の種類を紹介します。「子どもに関わる仕事をしたい」という方は参考にしてみてください。

保育士

保育士は保育園や認定こども園、児童養護施設などで主に活躍しています。保護者に代わって、子どもの年齢に合わせた遊びをしたり、生活のルールを教えたりするのが保育士の主な仕事内容です

保育士になるには、「都道府県知事が指定した大学、または専門学校を卒業」もしくは「保育士試験への合格」が必要です。保育士のほかにも、教育を目的とした幼稚園教諭といった仕事もあります。

児童指導員

児童指導員は、乳児院や児童養護施設、児童発達支援センター、障害児入所施設などの児童福祉施設で働いています。施設によって仕事内容は異なりますが、子どもの生活に大きく関わる仕事です。

児童指導員として働くには、「児童指導員任用資格の取得」のほか、施設によっては「公務員試験への合格」も求められます。児童指導員任用資格を取得するには、「都道府県知事が指定する大学、または専門学校の卒業」「児童福祉施設での実務経験」「教員免許もしくは社会福祉士、精神保健福祉士といった資格」のいずれかが必要です。

福祉の仕事における主要な資格

福祉の仕事は、資格を必要とする職種が多々あります。なかには学校に通って研修課程を修了しなければならないものも。とはいえ「学校に通わずに、福祉系の仕事をしたい」という方は多いでしょう。ここでは、「仕事をしながら取得を目指しやすい資格」と「福祉業界の主要な資格」をご紹介します。

介護職員初任者研修

「介護職員初任者研修」は、介護の基本的な知識やスキルを学べる研修です。無資格・未経験から介護業界を目指す方は、介護職員初任者研修の取得から目指すと良いでしょう。介護施設で資格取得支援をしてくれるところも多いので、介護職員として働きながら取得を目指しやすい資格です。

前述したとおり、介護職員は無資格でも就業できますが、仕事内容が限られてしまうことも。介護職員初任者研修を修了することで、利用者さまに直接触れる身体介護や訪問介護に携われるようになります。詳しくは「介護職員初任者研修とは?資格を取得する方法やメリット・デメリットを解説」で解説しているので、参考にしてみてください。

介護福祉士実務者研修

「介護福祉士実務者研修」は上記の介護職員初任者研修よりも、より専門的な知識やスキルを身に付けられる研修です。受験要件は定められていないので、誰でも受講できます。ただ、介護に関する知識があることを前提としたカリキュラムなので、介護経験が浅い場合には難しく感じるかもしれません。

介護福祉士実務者研修も初任者研修と同様に、働きながら資格取得を目指しやすい資格の一つです。興味のある方は「介護福祉士実務者研修とは?初任者研修との違いや取得するメリットを解説!」の記事をご覧ください。

介護福祉士

国家資格である介護福祉士を取得することで、介護のプロとして介護業界における仕事の幅や活躍の場を広げられます。介護施設によっては資格手当を支給しているところが多数あるので、給料アップにつながることも。

学校に通って取得する方法もありますが、働きながら介護福祉士の資格を取得するには、「介護職としての実務経験3年」と「介護福祉士実務者研修の受講」が必要です。介護福祉士国家試験については「介護福祉士の受験資格って改正されたの?ポイントは実務者研修」の記事を参考にしてみてください。

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介護支援専門員(ケアマネージャー)

介護支援専門員(ケアマネージャー)は介護支援専門員資格がないと働けません。上記でも少し述べましたが、介護職員からケアマネージャーになるには、まず「介護職員初任者研修」と「介護福祉士実務者研修」の取得と並行して「3年の実務経験」を積んでから「介護福祉士」の資格取得が必要です。さらに、介護福祉士として「5年以上の実務経験」を得てから「介護支援専門員実務研修受講試験」に合格して「介護支援専門員実務研修」を修了すると、ケアマネージャーとして働けます。

通学の必要はありませんが、コツコツと経験を積み上げることが必要です。ケアマネージャーの資格に関しては「【最新版】ケアマネージャーの受験資格|免除廃止や試験申込みの注意点」の記事でも詳しく解説しています。

社会福祉士

社会福祉士は医療・介護・行政機関・教育など、幅広い福祉の分野で活躍できる国家資格です。社会福祉士の資格を取得すれば、「生活相談員」や「生活支援員」「支援相談員」「児童指導員」などの職種への転職に活かせます。詳しくは、「社会福祉士」の記事も参考にしてみてください。

社会福祉士資格の受験資格を得るには、「福祉系の大学や専門学校などで指定科目を履修していること」または「相談援助に関わる実務経験を積んでから、一般養成施設等に通うこと」などが求められます。一般養成施設には通信コースや夜間コースもあるので、働きながら資格取得を目指すことも可能です。社会福祉士の資格取得に関しては「社会福祉士資格を取得する7つのメリットとは?取得方法やルートも解説!」の記事もご覧ください。

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精神保健福祉士

精神保健福祉士は、「生活相談員」や「支援相談員」「児童指導員」として働く際に活かせる国家資格です。取得することで、医療や福祉、行政などさまざまな施設で活躍できるようになるでしょう。

精神保健福祉の資格を取得するには、「精神保健福祉士国家試験への合格」が必要です。受験要件には「保健福祉系大学で指定科目を履修していること」もしくは「相談援助に関わる実務経験を積んでから、一般養成施設に通うこと」などが定められています。詳しくは「精神保健福祉士」の記事を参考にしてみてください。

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高齢者の方に直接関わって支えられるのは介護職

福祉の仕事の種類は多数ありますが、「サポートを必要とする方に直接関わる仕事がしたい」「ありがとう、といわれる仕事がしたい」「高齢者の方と関わるのが好き」という方は介護職が向いているでしょう。介護職は、高齢化により需要が高まっているため、未経験からでも転職しやすい職種です。下記では、介護職の特徴を紹介します。

高齢者福祉は需要が高まりつつある

少子高齢化が進んでいる日本では、高齢者福祉の需要が高まりつつあることから人手不足が深刻化し、介護職員の需要が高まっています。これまで、介護業界は低賃金やハードワークが問題視されていました。しかし、近年では国が主体となって待遇改善や給与水準の向上に取り組む動きもあります。介護職員の処遇改善や給料については「介護職員の給料の今後は?9000円アップ?2022年からの処遇改善も解説」の記事で詳しく解説しているので、ご覧ください。

働きながら資格を取得してキャリアアップも可能

上記でも述べたとおり、介護の需要が高まる一方、介護職員が不足している傾向にあるため、介護業界は無資格からでも応募できる求人が多数あります。経験や年齢関係なく応募できる求人が多いため、介護職は未経験からでも転職しやすい職種といえるでしょう。

ただ、介護職は介護に関する専門的な知識やスキルも必須です。そのため、専門的な知識やスキルを習得できるように教育制度を充実させている介護施設も多数あります。未経験・無資格からでもスキルアップやキャリアアップが目指しやすいのも介護業界の魅力でしょう。介護職のキャリアパスについては「介護職がキャリアアップする方法とは?取るべき資格やキャリアパスをご紹介!」の記事を参考にしてみてください。

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福祉の仕事に関するよくある質問

ここでは、福祉の仕事に関するよくある質問を紹介します。

資格なし未経験からできる福祉の仕事はありますか?

福祉の仕事の多くは保育士資格や介護支援専門員、社会福祉士といった資格を取得しなければ働けませんが、介護の仕事なら無資格・未経験でも就職できます。そのため、「資格はないけど福祉の現場で働きたい」という方は、障害者福祉や高齢者福祉といった介護分野への就職から始めるのがおすすめです。未経験から福祉の仕事に転職したいという方は「介護は無資格・未経験でもできる?給料や仕事内容も解説」の記事を参考にしてみてください。

ソーシャルワーカーとはどんな職業ですか?

ソーシャルワーカーとは、主に日常生活でサポートが必要な方の相談支援を行っている職種です。ソーシャルワーカーは医療機関や介護施設、学校などに勤務しており、仕事内容によって呼び方が違います。医療機関であれば「医療ソーシャルワーカー」と呼ばれますが、介護施設では「生活相談員」や「支援相談員」です。ソーシャルワーカーの種類に関しては、「ソーシャルワーカーの仕事内容を解説!必要な資格や年収についてもご紹介」の記事をご覧ください。

まとめ

福祉の仕事の種類は、「高齢者の方の生活を支える仕事」や「障がいのある方を支える仕事」「子どもの生活を支援する仕事」など多岐に渡ります。また、それぞれ専門的な知識を必要とする仕事のため、国家資格を必要とする職種も。社会福祉士や精神保健福祉士といった国家資格は、受験要件として一般養成施設への通学が必要です。

未経験から福祉の仕事へ転職するなら、働きながらスキルアップやキャリアアップが目指せる介護職がおすすめです。介護職はますます需要が高まっていくことが予測される一方で、人手不足の傾向があるので、未経験からでも転職しやすい職種といえます。ただ、介護職員の仕事内容は施設形態や方針によって、大きく異なります。介護施設を十分に調べないまま転職すると、「思っていた仕事ができない」といったミスマッチを感じてしまうことも。転職後のミスマッチを防ぐためにも職場環境を十分に把握してから転職するのがおすすめです。

ただ、「介護施設の種類がたくさんあって、どこが良いのか分からない」という方も多いでしょう。未経験から介護業界への転職をお考えの方は、介護業界に特化した転職エージェント「きらケア介護求人」がおすすめです。介護業界に特化した転職エージェントなので、未経験からでも応募できる求人が豊富にあるため、未経験からでも求人の選択肢を広げられます。また、介護業界に詳しいアドバイザーが丁寧にあなたの職場への希望をヒアリングしたうえで、あなたに合った求人をご提案。福祉の仕事でやりたいことが叶えられる職場に出会えるはずです。「介護業界はまだよく分からない」という方もお気軽にきらケアにご相談ください。

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