介護事務の仕事内容は?未経験からできる?活かせる資格やスキルをご紹介

介護の仕事 2024年5月27日
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この記事のまとめ

「介護事務に転職したいけど、仕事が難しそう…」と思う方もいるでしょう。介護事務の仕事内容は、介護報酬の請求(レセプト)や書類の作成、窓口業務が中心です。本記事では、介護事務の仕事内容や勤務場所、活かせる資格をご紹介します。働くメリット・デメリットや、向いている人の特徴もまとめていますので、介護事務の仕事に興味のある方は、ぜひご覧ください。

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目次

介護事務とは

介護事務とは、介護保険サービスを提供する介護施設や介護事業所で働く事務職のことです。現場の介護職員がスムーズに仕事できるように、書類作成や窓口対応、介護報酬の請求といった幅広い業務を担当しています。

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介護事務の仕事内容

ここでは、介護事務の主な仕事内容について詳しく解説します。介護業界ならではの業務も多くありますので、チェックしていきましょう。

介護報酬の請求(レセプト)

介護事務の主な業務は、介護報酬請求時に必要となる「介護給付費明細書(レセプト)」の作成です。介護保険サービスの利用金額は、1~3割が利用者さんの負担となり、残りを市町村が負担します。このとき、市町村が介護事業者に支払う報酬が「介護報酬」です。介護事業者は、介護保険制度にもとづいて介護報酬の請求を行う必要があります。

利用者さんへの請求書の作成

利用料の請求書や領収書を作成するのも、介護事務の仕事の一つです。利用者さんごとに、負担割合に沿った請求書を作成します。1人ひとり金額が異なるので、正確に金額を算出しなくてはいけません。請求額の間違いは大きなクレームにも繋がるので、丁寧な確認が必要です。

来客・電話対応

介護事務は、電話対応や来客対応といった、窓口対応を行います。利用者さんやご家族に加え、国民健康保険連合会や福祉事務所、医療機関など、さまざまな方への対応が必要です。
電話対応では、施設に関する質問や見学の予約などを行うことも。正確に対応するため、介護サービスや介護保険制度に関する一定の知識を求められる場面もあるでしょう。来客対応では、応接室への案内や飲み物の準備をします。利用者さんやお客さまに不快感を与えないように、基本的なマナーが求められる仕事です。

労務・シフト管理

労務・シフトに関する業務も介護事務の仕事です。施設の職員のシフト管理や給与計算、福利厚生の管理を行います。介護業界以外で事務職として働いていた方は、経験を活かして働ける業務といえるでしょう。

経理

介護事務は、経理関連の仕事を行う場合もあるでしょう。経理の業務は、備品の発注やイベント・レクリエーションにかかった予算の管理を行います。ほかにも、施設設備の修繕依頼などを行う場合もあるようです。

介護職員やケアマネジャーのサポート

介護事務は、他職種のサポートを行うこともあります。無資格でもできる範囲で介護業務を手伝ったり、ケアマネジャーの補佐を行ったりすることもあるようです。また、備品補充や施設整備などの雑務も仕事内容に含まれる場合があります。サポート業務の範囲は施設によって異なりますので、気になる方は事前に確認しておきましょう。

介護事務が活躍できる場所

介護事務員は、多くの施設・事業所で活躍しています。以下は、介護事務が働く職場の例です。

  • 特別養護老人ホーム(特養)
  • 介護老人保健施設(老健)
  • 有料老人ホーム
  • グループホーム
  • デイサービス
  • 訪問介護事業所

職場によっては、介護事務員が介護業務を兼務することも。介護事務員としての視点はもちろん、介護職員としてどのように利用者さんと関わっていきたいかを基準にして、職場を選ぶのも良いでしょう。施設や事業所によって仕事内容や業務範囲が異なるので、事前のリサーチは必須です。

介護事務のスケジュール例

ここでは、介護事務員の一日のスケジュール例をご紹介します。転職する前に、具体的な働き方をイメージしてみましょう。

時間業務内容
午前8時30分出勤、前日の申し送り
午前9時ミーティング、メールチェック
午前10時事務作業、窓口対応
正午休憩
午後1時備品管理、ケアマネジャーの補佐
午後4時事務作業、窓口対応
午後5時30分退勤

介護事務の仕事内容は、事務作業や窓口対応といったデスクワークが中心となっています。現場が忙しいときには、業務の間を縫って介護スタッフのサポートを行うこともあるようです。詳しいスケジュールは施設によって異なるので、参考までにご覧ください。

無資格・未経験から介護事務員になれる?

介護事務は、無資格・未経験から目指せます。ただし、介護事務は介護保険制度や福祉に関する知識が求められる仕事です。教育制度や資格取得制度が整っている施設に就職・転職すれば、業務に慣れやすいでしょう。
未経験から挑戦するのが不安な方は、介護事務の仕事に活かせる資格やスキルを取得してから就職・転職をするのも選択肢の一つ。求職活動の際は、自分に最適なキャリアプランを考えましょう。

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介護事務で活かせる資格やスキル

仕事に活かせる資格やスキルを持っていると、転職が有利になります。以下で、介護事務として働く際に役立つ資格やスキルを紹介しているので、参考にしてみてください。

介護事務管理士

介護事務管理士とは、介護請求業務や受付・会計のスキルを保証する民間資格です。資格を取得するためには、介護事務管理士技能認定試験に合格する必要があります。
実技試験と学科試験があり、いずれもマークシートによる択一式。合格率は70%ほどなので、事前にしっかりと勉強すれば、十分に合格が狙える資格といえるでしょう。誰でも受験可能なので、未経験の方におすすめの資格です。

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ケアクラーク技能認定試験

ケアクラーク(R)とは、介護請求業務や社会福祉制度の知識に加えて、コミュニケーションや介護技術の知識があることを証明する民間資格です。
介護事務知識について問う筆記試験と、介護報酬請求業務・介護給付費明細書作成の実技試験が行われます。それぞれの点数が70%を超えていれば、合格です。幅広い技術を習得する資格なので、介護事務としてスキルアップを望めるでしょう。

介護報酬請求事務技能検定試験

介護報酬請求事務技能検定試験は、介護請求業務の知識と技能を審査する試験です。
受験要件は、日本医療事務協会が認定する介護事務講座を修了すること。また、通っている高校や専門学校、短期大学、大学などが受験申請をすることでも受験可能です。25問の学科試験と、介護給付費明細書作成・介護給付費明細書穴埋めの実技試験を実施します。試験には、教材や資料の持ち込みが可能です。介護事務の基礎的なスキルを証明できるので、取得することで選考に有利になるでしょう。

パソコンスキル

生活相談員の仕事には、一定のパソコンスキルが必要です。介護給付費明細書(レセプト)や書類の作成にパソコンを使用するため、ワードやエクセルなどの基礎的なスキルが求められるでしょう。「マイクロオフィススペシャリスト(MOS)」など、パソコンスキルを証明する資格があると、選考でアピールできます。

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介護事務として働くメリット

ここでは、介護事務として働くメリットを解説しています。希望条件とマッチするかチェックしてみてください。

体力的な負担が少ない

介護事務は、介護職員よりも体力的な負担が少ないといえます。そのため、持病や加齢が原因で介護業務がつらくなった方が事務員として働くことも。現場のサポート業務がある場合でも事務作業を行う時間があるので、介護職員のみの勤務よりも、身体に負担のかかる業務の比率が少ないといえるでしょう。

利用者さんと交流できる

介護事務は、利用者さんやご家族と交流する機会が多くあります。コミュニケーション能力や接遇スキルを活かして働きたい方にとっては、メリットといえるでしょう。また、窓口業務をしていると利用者さんに嬉しい言葉をかけてもらえることも。人と関わることが好きな方にとっては、魅力的なポイントといえます。

専門知識を活かして働ける

介護給付費明細書(レセプト)の作成や介護保険制度の知識、パソコンスキルなど、専門的な知識を活かせます。介護の経験がある方は、スムーズに業務をこなせるでしょう。介護事務が未経験の方も、事務経験があればスキルを活かせます。

介護事務として働くデメリット

ここでは、介護事務として就業するデメリットを紹介します。転職後のミスマッチを防ぐためにも、事前にチェックしておきましょう。

介護職員を兼任する可能性がある

職場によっては、介護職を兼任する可能性があります。介護事務員は資格を求められないため、雑務を担当することが多いようです。ただし、現場の人手が足りないときには介助に携わる場合があり、掛け持ちが負担になることもあるでしょう。仕事内容の範囲は施設によって異なるので、気になる方は確認が必要です。

月末は忙しくなる

介護報酬の請求(レセプト)は毎月行われるため、算出する月末から翌月の10日ほどまでは繁忙期になるようです。「毎月忙しくなるのはしんどい…」という方は、デメリットに感じるかもしれません。また、月末は定時退社や有給休暇をとることが難しくなるので、プライベートを重視したい方はミスマッチを感じやすいでしょう。
介護報酬の請求(レセプト)については、「介護事務の仕事内容」で詳しく解説しています。

金銭を扱うプレッシャーが大きい

金銭を扱うことにプレッシャーを感じる方もいるでしょう。介護事務の仕事には、介護給付費明細書(レセプト)や請求書の作成など、金銭を扱う機会が多い傾向にあります。書類に1ヶ所でも不備があれば、返戻されて入金が遅れることも。金銭に関わるミスはクレームにも繋がりやすいため、責任感を持って取り組む必要があります。

介護事務のやりがい

やりがいがあることは勤続するために大事な要素です。ここでは、介護事務として働くやりがいをご紹介します。

利用者さんに感謝の言葉をもらえる

前述のとおり、介護事務は、施設の受付で利用者さんやご家族と関わります。直接お話しする機会が多いので、感謝の言葉をもらえることも少なくありません。挨拶や雑談を重ねることで、顔と名前を覚えてもらえることも。丁寧な対応を心がければ、利用者さんとの繋がりを強く感じられます。

専門性の高い業務に携われる

介護事務は、介護報酬請求(レセプト)や請求書の作成など、専門性が高い業務に携わります。専門的な知識やスキル、実務経験などを活かせるため、やりがいを持って働けるでしょう。また、介護報酬請求(レセプト)や請求書の作成は責任を伴う仕事なので、滞りなく進められたときには達成感を得られます。

他職種を支えられる

お伝えしているように、介護事務は介護職員やケアマネジャーのサポートを行う場合があります。人手不足の施設では特に、現場の業務効率化は重要な課題。他職種へのサポートが実を結び、スムーズに業務が進んだとき、やりがいを感じられます。円滑な施設運営に欠かせない職種なので、役割を全うする実感を得られるでしょう。

介護事務に向いている人の特徴

ここでは、介護事務に向いている人の特徴を紹介します。合致する特徴があるか確認してみましょう。

デスクワークが好きな人

身体を動かすよりもデスクワークが得意な人は、介護事務に向いています。介護事務は現場のサポートを行うこともありますが、仕事のメインはデスクワークです。1日中机に向かうのが苦にならない人や長時間集中できる人におすすめの仕事といえるでしょう。

細かい部分に気が付く人

細かい作業が好きな人は、介護事務に適しているでしょう。前述のとおり、介護事務は、金銭に関わることが多い傾向にあります。細かい計算やチェックが必要な書類を作成するため、ミスなく丁寧にこなす力が必要です。

マルチタスクが得意な人

マルチタスクが得意な人は、介護事務に向いているといえるでしょう。介護事務は業務を幅広くこなすため、複数のタスクを同時進行する力が必要です。また、介護報酬請求業務のように期限が定められている場合もあるので、タスク管理が得意な人は活躍しやすいといえます。

コミュニケーション能力の高い人

コミュニケーション能力が高い人は、介護事務に向いているといえます。介護事務は、利用者さんやそのご家族、介護職員、外部の人など、多くの人と接する職種です。直接会話したり電話対応をしたりする機会が多いので、コミュニケーション能力を活かしやすいといえるでしょう。また、窓口担当として施設の印象を左右することもあるため、好印象な立ち振る舞いが求められます。

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介護事務の仕事についてよくある質問

介護事務の仕事についてよくある質問に回答します。「介護事務のことをもっと知りたい!」という方は、ぜひご覧ください。

介護事務の仕事はなくなる?

AIの発達により、介護事務の仕事がなくなるのではと不安な人も多いようです。しかし、業務の一部が効率化されることはあっても、仕事がなくなることはないでしょう。日本の高齢化に伴い、介護業界の人手不足は深刻です。限られた人数の中で、現場スタッフが効率的に仕事するには、介護事務員のサポートが必要不可欠といえます。また、窓口や電話での対応は、AIでは代替できない重要な役割です。

介護事務は未経験では難しい?

介護事務は、無資格・未経験から応募できます。介護保険制度に関する専門知識が求められるため、教育体制や資格取得支援制度が整っている施設を選ぶと、スムーズに業務を覚えていけるでしょう。不安がある方は、介護事務に活かせる資格を取得してから転職活動を行うという選択肢もあります。介護事務の仕事に役立つ資格は、「介護事務で活かせる資格やスキル」で詳しく解説していますので、チェックしてみてください。

介護事務の給料はどのくらい?

厚生労働省の「令和4年度介護従事者処遇状況等調査結果(p.119)」によると、介護事務(常勤・月給)の平均給与は307,960円となっています。介護職員の平均給与が317,540円なので、介護事務の平均給与はやや低めといえるでしょう。また、この値は賞与や一時金を含んだ額なので、実際はさらに低くなる可能性があります。なお、給与は施設によって異なるので、参考までにご覧ください。給料について、詳しくは「介護事務の給料の相場や平均年収はどれくらい?収入アップの方法も解説」でご紹介しています。

まとめ

介護事務の主な仕事内容は、介護報酬請求(レセプト)や利用者さんの請求書作成、窓口業務などです。介護保険制度や介護給付費明細書作成の知識が求められる、重要な仕事といえます。
無資格・未経験から挑戦できますが、資格を持っていると業務に活かせるようです。介護事務に関する資格として、介護事務管理士やケアクラーク、介護報酬請求事務技能が挙げられます。ほかにも、パソコンのスキルがあると役立つでしょう。

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執筆者

  • 「レバウェル介護」編集部

    お役立ち情報制作チーム

介護職専門の転職支援サービス「レバウェル介護」が運営するメディア。現役の介護職とこれから介護職を目指す方に寄り添い、仕事や転職の悩み・疑問を解決する記事を制作している。これまでに公開した記事は1400記事(※)以上。制作チームには介護福祉士ライターも在籍し、経験をもとにリアルな情報をお届け。資格や介護技術など、スキルアップにつながる情報も発信中!(※)2023年10月時点

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※この記事の掲載情報は2024年5月27日時点のものです。制度や法の改定・改正などにより最新の情報ではない可能性があります。

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