介護事務管理士とはどんな資格?取得するメリットや試験概要、難易度を解説

介護の資格 2026年2月25日
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この記事のまとめ

介護事務の仕事に興味があり、「介護事務管理士ってどんな資格なの?」と気になる方もいるのではないでしょうか。介護事務管理士は、技能認定振興協会(JSMA)が認定する民間資格で、取得すれば介護事務のスキルがあることを示せます。この記事では、介護事務管理士を取得するメリットや仕事内容、職場を解説。介護事務管理士(R)技能認定試験の概要や勉強方法もまとめたので、ぜひ資格取得の参考にしてください。

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目次

介護事務管理士とはどんな資格?

介護事務管理士とは、技能認定振興協会(JSMA)が認定する、介護事務に関する民間資格です。介護事務管理士(R)技能認定試験に合格することで取得できます。介護事務管理士を取得すれば、介護給付費明細書の作成スキルや、介護報酬・介護保険制度に関する知識をアピールできるでしょう。

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介護事務管理士を取得するメリットは?

介護事務の仕事に資格は必須ではないものの、介護事務管理士を取得するメリットはあります。介護事務管理士の資格を取得するメリットを、以下で確認してみましょう。

介護事務の専門的なスキルが身につく

介護事務管理士を取得すると、介護報酬の請求に関する事務のスキルがあることを証明できます。介護報酬の請求業務や介護保険制度の知識があることを客観的に示せるのが、取得するメリットです。介護事務管理士の資格取得に向けて勉強することで、介護事務の仕事に必要な知識が身につくでしょう。

無資格よりも転職・就職に有利になる

介護事務管理士を取得すると、知識が身につくだけではなく仕事への意欲も示せるため、無資格より転職に有利になる可能性も。日本全国でスキルを活かして仕事を探せます。

介護事務の知識があれば、訪問介護事業所やデイサービス、特別養護老人ホームなど、さまざまな職場で活躍できるでしょう。介護事務管理士の職場は、後述する「介護事務管理士が活躍できる職場はどこ?」に詳しくまとめています。

また、職業情報提供サイト(job tag)の「介護事務」によると、介護事務の2024年度の有効求人倍率は1.85倍でした。介護業界の職種のなかで、介護事務は求人倍率が低い傾向にあります。
厚生労働省の「一般職業紹介状況(令和7年3月分及び令和6年度分)について」によると、2024年度の有効求人倍率は1.25倍なので、介護事務の有効求人倍率は全体平均よりは高い結果です。

職業情報提供サイト(job tag)「介護事務」(2026年2月4日)
厚生労働省「一般職業紹介状況(令和7年3月分及び令和6年度分)について 」(2026年2月4日)

 

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介護事務管理士(R)技能認定試験の概要は?

介護事務管理士(R)技能認定試験は、在宅試験(紙試験)とインターネット試験の2通りの受験方法があります。それぞれの情報を以下にまとめたので、確認してみましょう。

受験方法在宅試験(紙試験)インターネット試験
受験資格資格・経験・年齢を問わず誰でも受験できる資格・経験・年齢を問わず誰でも受験できる
試験内容実技試験と学科試験実技試験と学科試験
申し込み方法Webもしくはコンビニ端末からの申し込みWebでアカウントを作成して申し込み
試験日程基本的には毎月第4土曜日の翌日の日曜日いつでも受験可能
受験料5,500円(税込)5,500円(税込)
合格基準実技試験:約80%以上
学科試験:約80%以上
※実技・学科ともに60%以上の得点かつ、全問題の得点が80%以上で合格
学科試験と実技試験の総合計が70%以上の得点

介護事務管理士(R)技能認定試験には受験資格がなく、在宅試験は毎月、インターネット試験はいつでも受験できるため、資格取得のチャンスは多いでしょう
在宅試験の場合、試験から1ヶ月以内に文書にて合否が通知されるようです。インターネット試験の場合は、受験終了後すぐに結果確認画面で合否を確認できます。

介護事務管理士(R)技能認定試験の出題内容

介護事務管理士(R)技能認定試験は、実技試験と学科試験に分かれており、いずれの問題も択一式です

実技試験では、レセプト点検問題6問から2問を選んで回答します。「居宅サービス」「施設サービス」「地域密着型サービス」の各分野につき2問ずつ用意されるため、自分の得意分野の問題2問を選ぶことも可能です。

学科試験では、介護事務に必要な知識を問われる10問(共通問題7問と選択問題3問)に回答します。学科試験の出題は、介護報酬の請求や介護保険制度、介護用語についての知識を問う内容です。

介護事務管理士(R)技能認定試験の難易度

介護事務管理士(R)技能認定試験の合格率はおよそ70%です。テキストや資料を見ながら回答できるので、暗記の必要はありません。

なお、介護事務管理士(R)技能認定試験の合格基準は、在宅試験とインターネット試験で異なります。在宅試験は、実技・学科ともに60%以上の得点かつ、全問題の得点合計が80%以上で合格です。インターネット試験の合格基準は、「実技・学科の総得点が70%以上」となっています。

介護事務管理士に有効な勉強方法はある?

介護事務管理士の試験勉強は、テキストを使った独学や、通信講座を活用する方法があります。以下で解説するので、「試験に合格して資格を活かして働きたい」と考えている方は、ぜひ参考にしてください。

テキストや過去問を使って独学する

介護事務管理士の試験対策として、市販の介護事務管理士のテキストや過去問を使い、独学する方法があります。過去問は、技能認定振興協会(JSMA)の公式Webサイトに「試験問題見本」として記載されているので、確認してみると良いでしょう。

独学のメリットは、テキスト代と受験料だけで資格取得を目指せるため、費用を抑えられることです。一方で、教材選びに迷ったり計画的に学習を進めるのが難しかったりするというデメリットもあります。独学の場合、試験内容や試験日までの期間を考えたうえで、複数あるテキストから自分に合ったものを選び、計画的に勉強しなければいけません。

通信講座を活用して勉強する

介護事務管理士の試験対策に、通信講座を活用する人もいます。1人で計画を立てて勉強するのが不安な方や、効率良く合格できるように勉強したい方には、通信講座の利用が向いているでしょう。通信講座は、「講師に分からないことを質問できる」「短時間でスキルが身につく」など、講座ごとの特色があるので、目的に合ったものを選ぶことが重要です。

通信講座を利用する場合は受講費がかかるので、独学と比べて費用負担は大きくなります。独学にも通信講座にもメリット・デメリットの両方があるので、それぞれの特徴を理解したうえで勉強方法を決めることが大切です。

介護事務管理士の仕事内容とは?

介護事務管理士は、介護事業所の事務全般を行うことが多いでしょう。具体的には、請求業務や窓口業務などを行います。

介護給付費や利用料の請求業務

介護給付費を、国民健康保険団体連合会(国保連)に請求する事務を行うのが、介護事務管理士の主な仕事です。介護給付費の請求業務は、月末から月初にかけて忙しくなる傾向にあります。利用者さんに自己負担分の利用料を請求するための事務を行うのも、介護事務管理士の仕事内容です。

なお、介護給付費とは、介護サービスにかかる費用のうち、利用者さんが負担しないお金を指します。一般的に、介護サービスを使うと、費用の1~3割を利用者さんが負担。残りは保険者である市区町村から、国保連を通じて介護事業所に支払われます。

事務処理や窓口業務

介護事務管理士は、介護事業所における一般的な事務処理や窓口業務も担当します。事務職員として、来客や電話の対応、職員の勤怠管理などを行うのが仕事内容です。
介護事務の業務について詳しく知りたい方は、「介護事務の仕事内容は?未経験からできる?活かせる資格やスキルをご紹介」を参考にしてください。

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介護事務管理士が活躍できる職場はどこ?

介護保険の請求に関わる業務を行う介護事務管理士は、主に介護事業所に勤務しています。具体的には下記のような職場で活躍できるでしょう。

  • 訪問介護事業所
  • 訪問看護事業所
  • 特別養護老人ホーム
  • 介護老人保健施設
  • 有料老人ホーム
  • デイサービス
  • デイケア
  • ショートステイ
  • グループホーム
  • 小規模多機能型居宅介護事業所
  • 居宅介護支援事業所

介護事務管理士が活躍する職場は、入所型の介護施設や通所型の介護施設、地域密着型の施設など、さまざまな種類があります
介護事業所の規模によって、事務職員の人数は異なるでしょう。介護事務管理士として働きたい方は、介護事務の求人を探してみてくださいね。

介護事務管理士に向いているのはどんな人?

介護事務管理士に向いている傾向があるのは、次のいずれかに当てはまる人です。

  • 正確にコツコツ仕事をするのが得意な人
  • 情報のアップデートを行う意欲がある人
  • コミュニケーション能力がある人
  • 基本的なPCスキルがある人
  • 柔軟な働き方がしたい人
  • 手に職をつけたい人

介護給付費や利用料の請求業務(介護報酬請求)には正確さが求められるので、一つの仕事に集中して取り組める人は、介護事務管理士に向いているでしょう。介護報酬は定期的に改定があるため、情報収集を行う意欲も必要になります。
また、介護事務は雇用形態が多様なので、「短時間勤務がしたい」といった方も働きやすい職場を見つけられるかもしれません。

介護事務に向いている人の特徴は、「介護事務に向いている人とは?資格は必要?仕事内容や働く魅力も解説!」の記事でも解説しています。

介護事務管理士とケアクラークの資格の違いは?

介護事務管理士とケア クラーク(R)は、どちらも介護事務に関する資格ですが、実施主体や試験内容が異なります。ケアクラーク(R)は、一般財団法人 日本医療教育財団が認定する民間資格で、ケアクラーク技能認定試験に合格することで取得可能です。

ケアクラーク技能認定試験は、60問の学科試験と20問の実技試験で構成され、介護の基礎知識を問う出題も多い傾向にあります。合格するには、介護事務だけではなく、コミュニケーション技法や高齢者の支援についての知識も必要になるでしょう。

なお、ケアクラーク技能検定試験にも受験資格はないため、誰でも挑戦できます。試験は土日を中心に毎月複数回行われており、試験日の1ヶ月前から1週間前の期間に申し込むことで受験が可能です。

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介護事務管理士についてよくある質問

ここでは、介護事務管理士についてよくある質問に回答します。「介護事務管理士ってどんな資格なの?」と気になっている方は、ぜひご一読ください。

介護事務管理士の資格は取得しても意味ないの?

介護事務の仕事に就くために資格は必須ではありませんが、介護事務管理士には取得するメリットがあります。介護事務管理士の資格を取得するメリットは、介護事務のスキルを有していることを客観的に証明でき、無資格よりも転職に有利になることです。
資格取得のメリットを詳しく知りたい方は、この記事の「介護事務管理士を取得するメリットは?」をご覧ください。

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介護事務管理士は独学で取得できますか?

介護事務管理士の資格は、計画的に取り組めば、独学でも取得を目指せます。独学の場合、問題集を繰り返し解き、誤答を減らしていく勉強方法などが効果的です。1人で勉強する自信がない方は、通信教育を利用するのも良いかもしれません。
試験対策の方法に迷う方は、「介護事務管理士に有効な勉強方法はある?」もチェックしてみてください。

介護事務管理士は国家資格ですか?

介護事務管理士は国家資格ではなく、技能認定振興協会(JSMA)が認定する民間資格です。2026年現在、介護事務に関する国家資格はありません。介護事務の仕事に携わるための要件はありませんが、介護事務管理士といった資格を保有していると、無資格で働くよりも高い信頼を得られるでしょう。

まとめ

介護事務管理士とは、技能認定振興協会(JSMA)が認定する資格です。介護事務管理士(R)技能認定試験への合格で取得できます。取得するメリットは、介護報酬の請求に関するスキルがあることを証明でき、転職で有利になる可能性があることです。
介護事務管理士(R)技能認定試験には受験資格がなく、毎月実施されているので、挑戦しやすいでしょう。

介護事務管理士は、主に介護事業所に事務職員として勤務し、介護報酬の請求業務やそのほかの事務処理、窓口業務などを行います。正確な仕事ができる人や、基礎的なPCスキルがある人、柔軟な働き方がしたい人などに向いているでしょう。

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執筆者

  • 「レバウェル介護」編集部

    お役立ち情報制作チーム

介護職専門の転職支援サービス「レバウェル介護」が運営するメディア。現役の介護職とこれから介護職を目指す方に寄り添い、仕事や転職の悩み・疑問を解決する記事を制作している。これまでに公開した記事は1400記事(※)以上。制作チームには介護福祉士ライターも在籍し、経験をもとにリアルな情報をお届け。資格や介護技術など、スキルアップにつながる情報も発信中!(※)2023年10月時点

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※この記事の掲載情報は2026年2月25日時点のものです。制度や法の改定・改正などにより最新の情報ではない可能性があります。

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