介護事務管理士ってどんな資格?取得するメリットとは

資格・試験 2016/07/08
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介護事務の女性イメージ

「介護事務管理士」という資格を知っていますか?名称を聞いたことがあっても、内容についてはあまり詳しくない方もいるかもしれません。
ここでは、介護事務管理士がどんな資格か、取得するメリットや資格を取るにはどうすればいいのか解説していきます。

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【目次】


介護事務管理士ってどんな資格?
介護事務管理士資格を取得するメリット
介護事務管理士はどんな仕事をするの?
介護事務管理士の将来性と向いている人
介護事務管理士の資格を取るにはどうすればいい?
介護事務管理士とケアクラークって何が違うの?

介護事務管理士ってどんな資格?


介護事務管理士とは、介護事務に関する資格の1つ。
後ほどご説明する「介護報酬請求」についてのスキルを証明する民間資格で、医療・福祉関連事務の技能認定試験を主催する技能認定振興協会(JMSA)が認定しています。

介護事務管理士の資格試験がスタートしたのは、介護保険制度が施行された2000年。
この介護保険制度の新設によって事業所側で介護報酬の計算が必要になり、介護事務の需要が高まったことから誕生しました。
介護事務に関する資格は現在、数多くありますが、こちらが日本初の資格となっています。

介護事務のスキルがあることを示せるものの、同職で働く際にこの資格を含めた介護事務関聯の資格を持っていることは必須ではありません。
小規模な事業所では、介護事務に関する資格を持たない介護スタッフが業務を兼任していることも多いようです。

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介護事務管理士資格を取得するメリット


ビジネスシーン 業務を行う上で、必ず必要となるわけではない介護事務管理士の資格。
ではなぜこのような資格が普及し、取得を目指す人がいるのでしょうか。
取得するメリットについてまとめました。

【スキルを示せる】
介護報酬の計算は、介護保険制度に基づいて行わなければなりません。学べば誰でもできるものの、専門的な知識が必要でその得意不得意は比較的顕著になる業務と言えるでしょう。
また、介護保険制度は度々見直しがあり、介護報酬も改定が行われます。ある程度の知識と技術をあらかじめ備えており、改定があってもスムーズに業務を遂行できることは事業所にとって大きなメリットと言えるでしょう。
さらに、指導に大幅な時間を割く必要がないことも魅力です。
入職後に教えてもらえる事業所もありますが、人手不足が顕著になっている介護業界では教育にそれほど時間をかけられないとしていることもあるよう。
同資格を取得していればスキルがあることを示せ、採用時や入職後に重宝される存在となるでしょう。

【就職・転職・復職に有利】
介護関連の事業所は全国各地に設置されています。
全国的に需要が見込める職種と言え、今後引越しすることがある場合でも、比較的募集を見つけやすいでしょう。
就職はもとより、転職先や復職先を探す際も、資格を持っていれば選考が有利になることが予想できます。

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介護事務管理士はどんな仕事をするの?


簡単にまとめると、「介護報酬請求業務」と言われる、介護報酬の計算・請求書の作成をするのが介護事務管理士の仕事。
最初の項目でも触れた、この「介護報酬」とは何なのか、まずは確認しておきましょう。

介護サービスの費用は、原則としてご利用者から1~2割、残りの8~9割は介護保険から賄われ事業所へと支払われます。この介護保険から支払われる対価が、介護報酬です。
事業所は介護保険制度で決められた単位に基づいて、その月の利用料をご利用者と介護給付費の審査や支払いを行なう国民健康保険団体連合(国保連)に請求をしなければなりません。

この請求をするために、介護事務の担当者は、ケアマネージャーが作成する「給付管理票」を元に、ご利用者に対してどんな介護をどれだけ提供したかをチェックし、「介護給付費明細書(レセプト)」を作成。
レセプトを国保連に提出し、サービスに対する報酬を受け取るという仕組みです。
医療の分野に当てはめると、診療報酬を計算する医療事務に当たるポジションと言えるでしょう。

介護報酬の請求が発生するのは1ヶ月に1回。
業務としては常にあるわけではなく、月末~月初にかけて忙しくなる傾向にあります。
同業務以外の時間は、ご利用者への案内や問い合わせへの対応、ケアマネージャーの補佐、介護業務の補助、介護職のシフト作成などを請け負うことが多いようです。

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介護事務管理士の将来性と向いている人


業務内容と通して介護事務に興味を抱いたものの、事務系の職種は募集が少ない印象で将来性が心配という人や、自分に適性があるか分からないという人もいるでしょう。
ここではその将来性と向いている人の傾向についてご紹介します。

【今後の需要拡大が期待でき将来性が見込める】
高齢化社会に伴って、介護関連の事業所数は増加傾向に。
介護職はもとより、介護事務も需要が高まると言えるでしょう。
また、介護事務職は、その業務内容から事業所によっては毎日常駐する必要がない職種。
正社員はもちろん、アルバイトや契約社員などさまざまな雇用形態での募集があるようです。
勤務スタイルも、シフト制や月初めのみの勤務、短時間勤務など幅広く、ライフスタイルに合わせて働くことができるでしょう。
“資格を取得するメリット”でもお伝えしたように、全国的に需要があるため就職・転職・復職がしやすく、長くそのスキルを活かせる将来性が見込める職種となっています。

【求められるのは、責任感と介護に対する関心があること】
介護事務はデスクワークが基本。数値と向き合って算定したり、資料やレセプトの作成をしたりしなければなりません。
特に算定やレセプト作成では間違いが許されないため、コツコツと責任感を持って作業できることが求められます。これらの作業にはパソコンを使用しますので、パソコンスキルも必須となるでしょう。
度々介護報酬改定もあるため、介護保険制度に関する情報を熟知し、その都度更新していく意欲も必要です。
さらに、ケアマネジャーや介護職の補佐をしたり、ご利用者・ご家族の受付や対応を行ったりすることからも、「介護に関わる人材」との見方もあるのが介護事務の特徴。介護に対する関心があるかどうかは、長期的に勤める上で重要となる部分と言えるでしょう。

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介護事務管理士の資格を取るにはどうすればいい?


考える人々 ここまでの内容をご覧になり、介護事務管理士の取得を検討しようと思った方もいるでしょう。
資格取得のための要項を詳しくご紹介します。

【受験資格】
必要となる経験などは特になく、年齢の制限もありません。
誰でも受けることができます。

【試験内容】
実技と学科があります。
実技試験は、レセプトの作成2問、レセプトの点検1問。
学科試験は、マークシート式で10問出題され、介護保険制度や単位数の算定、介護用語などについての知識が問われます。

【合格率】
毎回50%前後。
実技試験は、各問題50%以上の得点をし、加えて3問の合計が70%以上であることが求められます。
学科も70%以上の正答率が求められる試験です。

【試験日】
日程は年6回、奇数月の第4土曜日です。

【締め切り】
各試験日の約1ヶ月前で、インターネットやコンビニエンスストアの端末から申し込みが可能です。

【受験会場】
各主要都市にあるソラストの指定会場が基本です。申請のあった専門学校なども対象となっています。

年間で実施されている回数が比較的多く、合格率も50%とやや高め。
「それほど勉強に時間を費やさなくても良いのでは」と思う人もいるでしょう。
しかし、資格は取得したら終わりではありません。資格をどう活かし、取得した意味を持って過ごすのかが重要です。
資格取得を目指す際は、介護事務として活躍できるよう、きちんと知識を身につけ業務ができるよう勉強しておきましょう。

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介護事務管理士とケアクラークって何が違うの?


介護事務管理士とよく似た資格に、「ケアクラーク」があります。
どちらも介護事務の資格で、レベルや内容はそれほど変わらないと考えていいでしょう。

介護事務管理士の試験内容は、介護報酬の請求がメイン。前述のとおり、JMSAが主催しています。
一方、ケアクラークの試験は、日本医療教育財団が実施。介護報酬の請求のほかに社会福祉、医学、コミュニケーションなど介護全般の知識も広く出題されます。
ケアクラークのより詳しい試験内容を以下にまとめました。

【受験資格】
特にありません。
介護事務管理士同様、誰でも受けることができます。

【試験内容】
実技と学科が行われます。
実技は、介護報酬請求事務(介護給付費明細書作成)が2問で、所要時間は60分。
学科は、介護事務知識が25問(マークシート・択一式)で、50分の所要時間となっています。

【合格率】
60~70%。
学科及び実技試験それぞれの得点率が70%以上で合格です。

【試験日】
年6回、偶数月に開催されます。

【締め切り】
該当する試験日の2ヶ月前から受付、試験日2週間前までが締め切りです。

【受験会場】
各都道府県内の公共施設などです。

このように概要を見てみても、介護事務管理士とケアクラークの違いはそれほど大きなものではないと分かります。
しかし、同項の最初にお伝えしたように、介護事務管理士は介護報酬請求事務を重点的にしており、ケアクラークは介護報酬請求事務に加えて介護全般の知識が広く出題される傾向に。
どちらの資格を選べば良いか迷ったら、介護事務のスペシャリストを目指したいのか、介護全般の知識を習得したいのか、で検討すると良いかもしれません。

介護事務の資格についてご紹介してきましたが、いかがでしたか?
介護事務管理士の資格を取得すれば、複雑な介護報酬請求についての確かな知識を得ることができます。
現場で活躍している介護職も、介護事務ができるようになれば仕事の幅が広がるのではないでしょうか。
介護事務は現場での介護に比べれば体力が必要とされないので、介護関係で長く働きたい人にもぴったり。あなたも介護事務管理士にチャレンジしてみませんか?

《関連記事》
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