ケアマネ試験の内容や難易度を解説!出題分野や合格率、有効な対策とは?

介護の資格 2026年6月16日
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この記事のまとめ

「ケアマネ試験の内容を詳しく知りたい」と思う方もいるのではないでしょうか。ケアマネ試験の内容は、「介護支援分野(25問)」「保健医療福祉サービス分野(35問)」です。また、「五肢複択方式」「マークシート形式」で行われます。この記事では、ケアマネ試験の出題内容や概要、過去の合格率を解説。ケアマネ試験に合格するための対策もご紹介するので、ぜひ参考にしてください。

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目次

ケアマネ試験の出題内容

ケアマネ試験の出題内容は、「介護支援分野(25問)」「保健医療福祉サービス分野(35問)」です。「介護支援分野」では、介護保険制度や要介護認定、居宅・施設サービス計画の基礎知識について出題されます。また、「保健医療福祉サービス分野」で出題されるのは、保健医療サービスや福祉サービスの基礎知識などです。

試験はマークシート方式で実施され、五肢複択で解答します。五肢複択とは、5つの選択肢から適切な解答を選択する解答方法です。正答肢が1つとは限らず、正しい答えをすべて選ぶ必要があり、難易度は高いといえます。なお、配点は1問につき1点、試験時間は120分です。

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ケアマネ資格(介護支援専門員)とは

ケアマネ(介護支援専門員)資格とは、都道府県が管轄する公的資格です。介護福祉士のような国家資格ではありませんが、取得するためには専門的な実務経験が必要なので、持っているとスキルを示すことができます。

ケアマネとは

厚生労働省の「介護支援専門員(ケアマネジャー) 」によると、ケアマネは以下のように定義されています。

介護支援専門員とは、要介護者や要支援者の人の相談や心身の状況に応じるとともに、サービス(訪問介護、デイサービスなど)を受けられるようにケアプラン(介護サービス等の提供についての計画)の作成や市町村・サービス事業者・施設等との連絡調整を行う者とされています。

また、要介護者や要支援者の人が自立した日常生活を営むのに必要な援助に関する専門的知識・技術を有するものとして介護支援専門員証の交付を受けた者とされています。

引用:厚生労働省「介護支援専門員(ケアマネジャー)

ケアマネとは、ケアプランを作成したり関係者と連携したりして、介護が必要な方が福祉サービスを利用できるようサポートする職種です。ケアマネジャーとして業務を行うには、ケアマネ試験に合格し、介護支援専門員実務研修を受講したうえで、資格登録をしなければなりません。

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ケアマネ試験の概要

ここでは、ケアマネ試験の概要をまとめました。「ケアマネ試験ってどんな感じ?」「これから挑戦するかどうか考えたい」という方は、確認しておきましょう。

ケアマネ試験の受験資格

ケアマネ試験の受験資格は、「対象となる業務で一定の実務経験を満たしていること」です。具体的には、以下のいずれかの場合に受験資格を満たせます。

  • 指定の国家資格等(介護福祉士・看護師・社会福祉士など)に基づく実務経験が5年以上あり、従事した日数が900日以上ある
  • 生活相談員や支援相談員など、指定の相談援助業務の実務経験が5年以上あり、従事した日数が900日以上ある

「国家資格等」に該当する資格や「相談援助」に該当する業務は多数あり、上記以外にも該当するものがあります。ケアマネの受験資格について詳しく知りたい方は、「ケアマネジャーになるには?介護支援専門員の受験資格や試験の難易度を解説」の記事もチェックしてみてください。

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ケアマネ試験の受験地

ケアマネ試験の受験地は、働いている都道府県か住んでいる都道府県に限られるため、自由に選ぶことはできません。申し込み時点で、実務経験に該当する業務に従事している場合、勤務地のある都道府県で受験。従事していない場合は、住所地のある都道府県で受験します。

ケアマネ試験の日程

ケアマネ試験は、例年10月の日曜日に開催されています。2026年度のケアマネ試験は、全国一律で10月11日(日)午前10時からの開催です。合格発表は2026年11月24日(火)に行われる予定で、結果通知は試験の合否に関わらず郵送されます。

東京都福祉保健財団 ケアマネジャー専用サイトの「令和8年度 東京都介護支援専門員実務研修受講試験」によると、2026年度の東京都のケアマネ試験における、受験申込書の配布期間・受験申込期間は、2026年6月1日(月)~6月30日(火)です。
ケアマネ試験の申し込み期間は都道府県によって異なるので、自身の受験地の申し込み日程を確認しておきましょう。

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ケアマネ試験の受験料

2026年度の東京都のケアマネ試験の受験料は、受験手数料1万2,400円と振込手数料148円を合わせた1万2,548円です。なお、ケアマネ試験の受験料は都道府県によって異なります。

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ケアマネ試験の難易度

「ケアマネ試験は難易度が高い」というイメージを持つ人も少なくありません。以下では、ケアマネ試験の合格基準について解説します。

ケアマネ試験の合格ライン

ケアマネ試験の合格ラインは、「介護支援分野」と「保健医療福祉サービス分野」のそれぞれで70%程度得点することです。介護支援分野で18点/25点、保健医療福祉サービス分野で25点/35点以上取るのを目安に、合格を目指すと良いでしょう。

なお、合格基準点はその年の問題の難易度に合わせて補正されるため、70%正答すれば必ず合格できるとは限りません。

2025年度(第28回)ケアマネ試験の合格点

東京都福祉局の「令和7年度(第28回)東京都介護支援専門員実務研修受講試験に係る正答番号及び合格基準の公表について」によると、2025年度(第28回)ケアマネ試験の合格点は、以下のとおりです。なお、ケアマネ試験の問題や合格点は、全国共通となっています。

分野問題数合格点
介護支援分野25問18点
保健医療福祉サービス分野35問25点

参考:東京都福祉局「令和7年度(第28回)東京都介護支援専門員実務研修受講試験に係る正答番号及び合格基準の公表について」

2025年度のケアマネ試験は、介護支援分野の合格点は18点、保健医療福祉サービス分野は25点でした。それぞれ合格ラインである7割と同等のため、問題の難易度は基準どおりだったと予想できます。

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ケアマネ試験の合格率・受験者数

ここでは、ケアマネ試験の合格率や受験者数をご紹介します。

2025年度(第28回)の合格率

厚生労働省の「第28回介護支援専門員実務研修受講試験の実施状況について」によると、2025年度(第28回)ケアマネ試験の合格率は25.6%でした。ケアマネ試験の合格率は、近年20~30%前後で推移しています。
ケアマネ試験の合格率については、「2025年のケアマネジャー試験の合格率は?過去の推移や勉強方法を解説!」にもまとめているので、ぜひチェックしてみてください。


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2025年度(第28回)の受験者数

難易度と一緒に受験者数を知っておくと、ケアマネ試験の実態をイメージしやすくなります。同ページによると、2025年度(第28回)ケアマネ試験の受験者数は5万601人で、合格者は1万2,961人でした。

合格者が受験者の4分の1程度であることから、合格するには十分な対策が必要といえます。「ケアマネ試験に合格できるか不安…」という方は、「ケアマネ試験の合格率はなぜ低い?対策のポイント落ちたときの対処法を解説」の記事をチェックしてみてくださいね。

ケアマネ試験の合格に向けた4つの対策

ケアマネになるには、福祉分野に関する幅広い専門知識や経験が問われます。そのため、ケアマネは介護に関する資格のなかでも、取得の難易度が高い資格です。ケアマネ試験の合格を目指すなら、以下を参考にしっかり対策しておきましょう。

1.各分野をバランス良く学習する

前述のとおり、ケアマネ試験の出題分野は「介護支援分野」と「保健医療福祉サービス分野」の2つあります。どちらか一方が合格点を超えていても、もう片方が合格点を下回っていれば不合格になってしまうため、2つの分野をバランス良く学習することが大切です

試験対策の際は、過去問を活用してケアマネ試験の問題を一通り解いてみましょう。実際の問題を解くことで、自分の苦手分野を洗い出せます。過去問や予想問題を使った勉強では、繰り返し解いて間違えた部分を振り返り、知識を定着させるのがポイントです。

2.「五肢複択方式」「マークシート形式」の問題に慣れる

ケアマネ試験の出題形式に慣れておくことも、合格の確率を上げるための秘訣です。ケアマネ試験の「五肢複択方式」は、慣れていないと「答えを1つ選べば良い」と勘違いしてしまう可能性があります。消去法では正答できないので、しっかりと出題範囲の内容を理解しておく必要があるでしょう。

また、マークシート形式に慣れておくのもポイントです。問題とマークシートの位置を間違えずに落ち着いて記入できるよう、練習しておくと良いでしょう。

3.ケアマネ試験対策の通信講座やスクールを活用する

独学でケアマネ試験の対策をするのに不安を感じる人は、通信講座やスクールを活用するのも勉強法の一つです。通信講座やスクールを利用すると、試験対策のポイントを教えてもらえたり、予想問題を用意してもらえたりするメリットがあります。プロによる添削を受けられるのも心強い点です。

働きながら勉強するなら通信講座を選ぶ、時間に余裕があるならスクールを活用するなど、状況に合わせて勉強法を選ぶと良いでしょう。ケアマネ試験対策の通信講座やスクールに興味がある方は、「ケアマネ試験の勉強法とは?独学で合格はできる?難易度や学習時間も解説」を参考にしてみてください。

4.職場と相談して勉強時間を確保する

ケアマネ試験に合格するには、勉強時間の確保が重要です。もしも、「仕事と学習の両立が難しい」「人間関係のストレスで勉強に集中できない」といった状況の場合は、一度上司に相談してみましょう。業務量や人員配置を調整してもらえれば、勉強時間を確保しやすくなる可能性があります。

それでも勉強時間を確保するのが難しい場合は、ケアマネ試験の合格を目指しやすい職場へ転職するのも選択肢の一つです。資格取得に対して理解のある職場や、自分のペースで働ける職場を選べば、勉強時間を確保しやすいでしょう

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ケアマネ試験に関するよくある質問

ここでは、ケアマネ試験(介護支援専門員実務経験受講試験)に関するよくある質問に回答します。ケアマネ試験の受験を検討している方は、参考にしてみてください。

ケアマネジャー試験はどんな内容ですか?

ケアマネ試験は、「介護支援分野(25問)」「保健医療福祉サービス分野(35問)」で構成されており、マークシート方式で解答します。五肢複択で解答することから、正答する難易度は高いといえるでしょう。詳しくはこの記事の「ケアマネ試験の出題内容」で解説しているので、チェックしてみてください。

ケアマネ試験の勉強時間はどれくらいあれば良いの?

ケアマネ試験への合格に必要な学習時間は人によって異なり、100~300時間程度が目安といわれています。1日1時間勉強するとしたら、試験の半年前から対策を始めれば、およそ180時間勉強することが可能です。仕事と両立しながら試験勉強をする場合、計画通りに学習できないときも。ゆとりを持った学習計画を立て、状況に応じて適宜計画を見直しながら合格を目指すと良いでしょう。

ケアマネジャー試験を受けるための条件は何ですか?

東京都福祉保健財団 ケアマネジャー専用サイトの「令和8年度 東京都介護支援専門員実務研修受講試験」によると、ケアマネ試験の受験資格を得るためには、「該当する国家資格等に基づく業務に5年(かつ900日)以上従事する」もしくは、「相談援助業務に5年(かつ900日)以上従事する」必要があります。
ケアマネ試験の受験資格については、「ケアマネジャー試験は受験資格による免除科目がある?見直し後の制度を解説」でも解説しているので、ぜひご一読ください。

ケアマネの資格は廃止される予定ですか?

2026年6月現在、ケアマネジャーの資格に廃止の予定はありません。2015年と2018年に、ケアマネジャー試験についての改定があり、新たにケアマネジャーになる人が減りました。そのことにより、「ケアマネは廃止される」という噂が一部で流れたようです。詳しくは、「ケアマネの資格は廃止される?試験の受験資格の変移や将来性を解説」の記事にまとめているので、気になる方はあわせてご覧ください。

まとめ

ケアマネ試験の内容は、「介護支援分野(25問)」「保健医療福祉サービス分野(35問)」です。介護保険制度や要介護認定、保健医療サービスや福祉サービスの基礎知識などについて出題されます。試験はマークシート方式で実施され、五肢複択の問題です。試験範囲の内容を十分に理解していないと正答することが難しいため、合格の難易度は高いといえます。

ケアマネジャーになるには、ケアマネ試験に合格して実務研修を修了したうえで、資格登録を行わなければなりません。ケアマネ試験を受験するには、特定の資格に基づく実務経験もしくは、相談援助の実務経験が5年以上必要です。
なお、ケアマネ試験は例年10月に実施されます。受験申し込み期間は都道府県によって異なりますが、6月下旬ごろに締め切られる傾向にあるので、受験地の情報を確認しておくことが大切です。

ケアマネ試験に合格するには、「介護支援分野」「保健医療福祉サービス分野」の両方で合格点を満たすことが求められます。2025年度(第28回)ケアマネ試験の合格率は25.6%でした。近年の合格率は20~30%前後で、ケアマネ試験の難易度は高め。合格するためには、各分野をバランス良く学習することや、勉強時間を確保することが重要です。

「将来的にケアマネ試験を受けたい」「今の職場では試験勉強がしにくい」という方は、転職して職場環境を整える選択肢もあるでしょう。介護業界専門の転職エージェントのレバウェル介護(旧 きらケア)では、専任のキャリアアドバイザーが丁寧にヒアリングをしたうえで、希望に沿った求人をご紹介いたします。
「試験合格後にケアマネ求人を紹介してもらいたい」「未経験でケアマネになれるか不安」という方も、ぜひ気軽にご相談ください。

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執筆者

  • 「レバウェル介護」編集部

    お役立ち情報制作チーム

介護職専門の転職支援サービス「レバウェル介護」が運営するメディア。現役の介護職とこれから介護職を目指す方に寄り添い、仕事や転職の悩み・疑問を解決する記事を制作している。これまでに公開した記事は1400記事(※)以上。制作チームには介護福祉士ライターも在籍し、経験をもとにリアルな情報をお届け。資格や介護技術など、スキルアップにつながる情報も発信中!(※)2023年10月時点

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※この記事の掲載情報は2026年6月16日時点のものです。制度や法の改定・改正などにより最新の情報ではない可能性があります。

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