
この記事のまとめ
- 東京都における2025年度ケアマネジャー試験の合格率は、29.5%
- ケアマネジャー試験の合格率は、2019年度以降上昇傾向にある
- ケアマネジャー試験の合格率が低い理由は、合格基準が厳しいから
「ケアマネジャー試験の合格率はどのくらい?」と気になる方もいるのではないでしょうか。東京都における2025年度(第28回)ケアマネジャー試験の合格率は、29.5%でした。この記事では、ケアマネジャー試験の合格率の推移や難易度をご紹介します。合格率が低い理由や効果的な勉強方法も解説。試験当日に気をつけたいポイントや、ケアマネジャーとして働くまでの流れもまとめたので、ぜひ参考にしてください。
ケアマネジャー(介護支援専門員)とはどんな仕事?業務内容や役割を解説!目次
2025年度(第28回)ケアマネジャー試験の合格率
東京都福祉保健財団ケアマネジャー専用サイトの「令和7年度 東京都介護支援専門員実務研修受講試験の結果及び合格者受験番号について」によると、東京都における2025年度(第28回)ケアマネジャー試験(介護支援専門員実務研修受講試験)の合格率は、29.5%です。受験者数は4,357人、合格者数は1,284人でした。
2025年度ケアマネジャー試験の全国の合格率がまとまったデータは、2025年12月8日現在で出ていないため、東京都の結果をご紹介しました。東京都では、2025年11月25日(火曜日)に試験結果が発送されたようです。
出典
東京都福祉保健財団ケアマネジャー専用サイト「令和8年度 東京都介護支援専門員実務研修受講試験」(2025年12月8日)
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2024年度(第27回)ケアマネジャー試験の受験者数と合格率
厚生労働省の「第27回介護支援専門員実務研修受講試験の実施状況について」によると、2024年度(第27回)ケアマネジャー試験の受験者数は53,699人、合格者数は17,228人、合格率は32.1%です。
ケアマネジャー試験の合格率は、近年20%前後で推移していましたが、2024年度は20年ぶりに30%を超えました。
ケアマネジャー試験における過去10年の合格率の推移
2014年度~2024年度のケアマネジャー試験の合格率の推移をご紹介します。

参考:厚生労働省「第27回介護支援専門員実務研修受講試験の実施状況について」
2018年度まで低下傾向にあったケアマネジャー試験の合格率は、2019年度以降は上昇傾向に転じました。特に、2024年度は、合格率が前年から10%上がっています。
2018年度ケアマネジャー試験の合格率が10.1%と低いのには、受験資格が厳格化され、無資格の介護職員が試験を受けられなくなったことが影響している可能性があるでしょう。2018年度ケアマネジャー試験の受験者数は49,332人、合格者数は4,990人で、前年度の受験者数131,560 人、合格者数28,233 人に比べて激減しました。
近年では、高齢化に伴うケアマネジャーの人材不足が社会問題となっており、受験資格の見直しが議論されています。ケアマネジャー受験資格の今後の展望については、この記事の「ケアマネジャー試験の受験資格の今後」をご覧ください。
都道府県別のケアマネジャー試験の合格率
厚生労働省の「第27回介護支援専門員実務研修受講試験・受験者数」と、「第27回介護支援専門員実務研修受講試験の実施状況について」をもとに、2024年度(第27回)ケアマネジャー試験の都道府県別の合格率を算出しました。下記の合格率は、合格者数÷受験者数×100(小数点第二位四捨五入)で計算しています。
北海道・東北エリア
北海道・東北エリアにおける都道府県別のケアマネジャー試験の合格率は、以下のとおりです。

参考:厚生労働省「第27回介護支援専門員実務研修受講試験・受験者数」「第27回介護支援専門員実務研修受講試験の実施状況について」
北海道と福島県のケアマネジャー試験の合格率は約30%で、青森県、岩手県、宮城県、秋田県、山形県は、20%台という結果です。
関東エリア
関東エリアにおける都道府県別のケアマネジャー試験の合格率は、以下のとおりです。

参考:厚生労働省「第27回介護支援専門員実務研修受講試験・受験者数」「第27回介護支援専門員実務研修受講試験の実施状況について」
関東エリアは、合格率が平均より高い都道府県が多くありました。合格率が特に高いのは、36%以上を記録した東京都、神奈川県、埼玉県、栃木県です。
中部エリア
中部エリアにおける都道府県別のケアマネジャー試験の合格率は、以下のとおりです。

参考:厚生労働省「第27回介護支援専門員実務研修受講試験・受験者数」「第27回介護支援専門員実務研修受講試験の実施状況について」
中部エリアでは、すべての都道府県で合格率が30%を超えました。なかでも、愛知県の合格率は約40%に達しており、全都道府県で最も高い数値です。
関西エリア
関西エリアにおける都道府県別のケアマネジャー試験の合格率は、以下のとおりです。

参考:厚生労働省「第27回介護支援専門員実務研修受講試験・受験者数」「第27回介護支援専門員実務研修受講試験の実施状況について」
関西エリアでは、滋賀県と京都府、大阪府が平均を超える合格率でした。
中国・四国エリア
中国・四国エリアにおける都道府県別のケアマネジャー試験の合格率は、以下のとおりです。

参考:厚生労働省「第27回介護支援専門員実務研修受講試験・受験者数」「第27回介護支援専門員実務研修受講試験の実施状況について」
中国・四国エリアでは、都道府県によって合格率にばらつきがみられます。香川県が平均を上回る35.6%であるのに対し、島根県は22.0%と全国で最も低い合格率でした。
九州・沖縄エリア
九州・沖縄エリアにおける都道府県別のケアマネジャー試験の合格率は、以下のとおりです。

参考:厚生労働省「第27回介護支援専門員実務研修受講試験・受験者数」「第27回介護支援専門員実務研修受講試験の実施状況について」
九州・沖縄エリアの合格率は、福岡県と沖縄県が30%台なのに対して、佐賀県、長崎県、大分県、熊本県、宮崎県、鹿児島県は20%台でした。
2024年度(第27回)ケアマネジャー試験の合格率は、地域によって多少差があるものの、いずれの都道府県も20~30%台です。受験者数が多い都市部の地域は、合格率が高い傾向があります。
厚生労働省の「第27回介護支援専門員実務研修受講試験・受験者数」によると、受験者数は東京都が最も多い4,493人、山梨県が最も少ない314人でした。
ケアマネジャー試験は都道府県ごとに開催されますが、試験問題は全国共通です。申し込みの際に、受験資格に該当する業務に従事している方は勤務地のある都道府県、従事していない方はお住まいの都道府県で受験します。
出典
厚生労働省「第27回介護支援専門員実務研修受講試験・受験者数」(2025年12月8日)
厚生労働省「第27回介護支援専門員実務研修受講試験の実施状況について」(2025年12月8日)
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ケアマネジャー試験の難易度
ケアマネジャー試験と介護・医療・福祉系の国家試験の合格率を、以下にまとめました。なお、下記はいずれも2024年度試験の合格率です。

参考:厚生労働省「第27回介護支援専門員実務研修受講試験の実施状況について」「第37回介護福祉士国家試験合格発表について」「第37回社会福祉士国家試験合格発表」「第27回精神保健福祉士国家試験合格結果を公表します」「第111回保健師国家試験、第108回助産師国家試験及び第114回看護師国家試験の合格発表」「第60回理学療法士国家試験及び第60回作業療法士国家試験の合格発表について」
福祉系の資格の試験は、合格率70~90%程度が多いなか、ケアマネジャー試験の合格率は32.1%です。
職種や試験内容が異なるため一概にはいえませんが、上記の介護福祉士や社会福祉士といった介護・医療・福祉の国家資格の試験に比べて、ケアマネジャー試験の難易度は高い傾向にあると考えられます。
出典
厚生労働省「第27回介護支援専門員実務研修受講試験の実施状況について」「第37回介護福祉士国家試験合格発表について」「第37回社会福祉士国家試験合格発表」「第27回精神保健福祉士国家試験合格結果を公表します」「第111回保健師国家試験、第108回助産師国家試験及び第114回看護師国家試験の合格発表」「第60回理学療法士国家試験及び第60回作業療法士国家試験の合格発表について」(2025年12月8日)
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ケアマネジャー試験の合格率が低い理由
ケアマネジャー試験の合格率が低い理由は、合格基準が厳しいことや勉強時間の確保が難しいことなどが考えられます。以下で、合格率が低い背景を確認してみましょう。
合格基準が厳しいから
ケアマネジャー試験の合格率が低い理由の一つは、合格基準の厳しさです。正答率70%以上がケアマネジャー試験の合格基準で、合格点は毎年試験の難易度に応じて調整されます。
試験範囲は「介護支援分野」と「保険医療福祉サービス分野」の2つで、それぞれの分野で正答率70%以上を基準とする合格点を満たすことが必要。介護支援分野は25点満点、保健医療福祉サービス分野は35点満点です。
東京都福祉局の「第28回介護支援専門員実務研修受講試験合格基準」によると、2025年度(第28回)ケアマネジャー試験の合格基準点は、「介護支援分野」が18点(正答率72.0%)、保健医療福祉サービス分野が25点(正答率71.4%)でした。
ケアマネジャー試験の合格点については、「ケアマネ試験の合格点は何点?難易度や試験対策、おすすめ勉強法を解説」の記事をチェックしてみてください。
出典
東京都福祉局「介護支援専門員の試験情報」(2025年12月8日)
勉強時間の確保が難しいから
ケアマネジャー試験の受験には実務経験が必要なため、介護施設や病院などで働きながら独学で勉強する人が多い傾向にあります。仕事で疲れて帰宅したあとに、ケアマネジャー試験のための勉強時間を意識的に作ることは簡単ではありません。
職場によっては、夜勤や残業、休日出勤があり、まとまった勉強時間を確保できない場合も。業務とプライベートの両立のなかで、いかに効率的かつ継続的に勉強時間を確保するかが、合格へのカギといえます。
「今の働き方では勉強時間の確保が難しい」と感じる場合、転職して職場環境を変えるのも一つの方法です。ただし、転職を検討する際は、勉強時間を確保できるかだけではなく、受験に必要な実務経験の要件を満たせるかどうかも慎重に考える必要があります。
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正しい知識が必要な出題形式だから
ケアマネジャー試験は、「五肢複択方式」で出題されるため、正答する難易度が高いと考えられます。五肢複択とは、5つの選択肢から複数の解答を選ぶことです。
正解を1つを選ぶ選択問題とは異なり、消去法では解答できないため、5つの選択肢の正誤を判断する正確な知識が求められます。
問題に対して解答時間が短いから
ケアマネジャー試験では、60問を120分で解答しなければなりません。つまり、1問あたりにかけられる時間は2分程度。五肢複択方式で出題されるなかで、5つの選択肢から複数の正しい解答を素早く導くことが必要です。
なお、介護福祉士国家試験は、220分の解答時間で125問出題されます。1問あたりにかけられる時間は1分40秒程度とケアマネジャー試験より少し短いですが、出題方式は基本的に五肢択一です。
介護福祉士国家試験よりケアマネジャー試験のほうが問題の難易度が高いにもかかわらず、1問に使える時間はそれほど変わりません。そのため、介護福祉士国家試験を受験した経験がある方も、ケアマネジャー試験に難しさを感じる場合があるでしょう。
出典
公益財団法人 社会福祉振興・試験センター「[介護福祉士国家試験]」(2025年12月8日)
最新の介護保険制度を理解する必要があるから
法改正や介護報酬改定のたびに新しい知識をインプットする必要があることも、ケアマネジャー試験の難易度が高い理由の一つです。
介護保険制度は、社会情勢や国の政策、ニーズの変化などに応じて、基本的に3年ごとに改正されます。改正があった年に、最新の介護保険制度に関する問題が出題される場合も。過去問で対策できない問題が出題される可能性があるので、事前に出題範囲を把握しにくく戸惑うこともあるでしょう。
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ケアマネジャー試験の合格を目指すための勉強方法
ケアマネジャー試験に合格するには、試験の特徴を把握して効率的に学習を進めることが重要です。下記では、効果的な試験対策の方法をご紹介します。
スケジュールを立てて計画的に学習を進める
ケアマネジャー試験を受ける際は、スケジュールを立てて計画的に勉強することが必要です。特に、働きながらケアマネジャー資格の取得を目指す人は、計画を立てないと勉強時間の確保やモチベーションの維持が難しい場合があります。
レバウェル介護(旧 きらケア)が、2023年にケアマネジャー資格保有者42人に実施したアンケートによると、ケアマネジャー試験の勉強を開始した時期は以下のとおりです。

調査時期:2023年10月11日~2023年11月12日
「試験の6ヶ月~1年前」と回答した方が最も多く、40.5%です。次いで「試験の3ヶ月~6ヶ月前」が35.7%、「試験の1~2年前」が14.3%という結果でした。
ケアマネジャー試験の勉強時間は100~200時間程度が目安のようですが、保有資格や身についている知識・スキルによって、合格のために必要な勉強時間は異なります。必要な時間を考えたら、逆算して「いつまでにどこまで勉強する」という目標を立てておくと、学習を進めやすいでしょう。
「仕事終わりにこまめに勉強する時間を確保する」「休日にまとまった時間をとる」など、自分に合った学習スタイルを見つけて、継続した学習を心がけることもポイントです。
基本的な用語の理解から始める
試験問題には介護や医療に関する専門用語が多く使われるので、問題の意味を限られた時間のなかで素早く理解するために、基本的な用語の理解から始めることが大切です。
法律や制度に関する専門用語は難しいものもあるため、分からない言葉があったら意味をよく調べておきましょう。
過去問を使って勉強する
ケアマネジャー試験に合格するには、過去問を使って勉強するのが有効です。過去問を解くと、出題傾向や自分の苦手分野を把握できるので、効率的な勉強に役立ちます。試験当日に力を発揮するためには、時間を計りながら過去問を解き、ペース配分や出題形式に慣れる練習も欠かせません。
重要な項目は繰り返し出題される可能性があるため、早い段階で過去問を一度解いて傾向を掴むと良いでしょう。
2つの分野をまんべんなく勉強する
ケアマネジャー試験は、「介護支援分野」と「保健医療福祉サービス分野」の各分野において70%以上正解することが合格ラインの目安のため、両方の分野で得点する必要があります。
ケアマネジャー試験の問題集やテキスト、参考書を利用してバランス良く勉強を進め、点数の偏りがない状態を目指しましょう。
時事問題や法改正の内容を把握する
ケアマネジャー試験では、介護保険サービスの改正内容や時事問題が出題される場合があるため、最新情報の理解が求められます。新聞やニュースを日ごろからチェックする習慣をつけておきましょう。対策しておくと貴重な得点につながる可能性があるので、勉強しておいて損はありません。
ケアマネジャー試験の対策講座を受講する
「自分一人で勉強するのが難しい」という方は、ケアマネジャー試験の対策講座を受講するのも一つの方法です。試験までのスケジュールが組まれていると勉強しやすいため、自分で計画を立てることに不安がある方は活用してみても良いでしょう。
対策講座には、自宅で受けられる通信講座やe-ラーニング、スクールに通う通学講座などさまざまな受講方法があります。通信講座やe-ラーニングは、場所を選ばず学習できるのがメリット。通学講座は、分からないことを講師に直接聞けるのが魅力です。
スクールによっては、夜間講座を開講しているところもあります。興味のある方は、通えそうな講座があるかチェックしてみてくださいね。
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ケアマネジャー試験当日に気をつけたいポイント
ケアマネジャー試験では、事前の勉強はもちろん、当日どのように行動するかも合否に関わってくるでしょう。ここでは、ケアマネジャー試験に合格するために当日気をつけたいポイントを解説します。
体温調節できる服装を選ぶ
試験当日の服装は、体温調節がしやすいものを選ぶと良いでしょう。ケアマネジャー試験は、例年10月上旬~中旬に行われます。1日の寒暖差が大きい季節なので、脱ぎ着しやすいカーディガン、パーカーなど、調節可能な服装で臨むと安心です。
余裕をもって試験会場に向かう
試験会場には、時間に余裕をもって到着するように心がけましょう。会場の場所が分からなかったり、渋滞や電車の遅延などのトラブルに巻き込まれたりする可能性もあります。
会場への到着時間の目安は、試験開始の40分~1時間ほど前です。早めに行動することで、気持ちにゆとりをもって試験を受けられます。
解ける問題を確実に正解する
試験問題を解く際は、解ける問題で確実に得点することを意識しましょう。ケアマネジャー試験は、1問にかけられる時間が2分程度と限られているため、1つの問題に時間をかけ過ぎると、すべての問題に解答できなくなる可能性があります。
「迷った問題は一旦飛ばして確実に解ける問題から解答する」など、工夫しながら解き進めるのがおすすめです。
必ず見直しを行う
問題をすべて解き終わったら、必ず見直しを行いましょう。ケアマネジャー試験は、マークシートで解答します。解答用紙のマークがずれたり、マークする番号を間違えたりする「マークミス」が合否を分ける場合もあるので、解答欄と問題番号が一致しているかを確認しましょう。
また、試験中は緊張や焦りから、問題文のキーワードや条件を見落としたり、誤って解釈したりする可能性もあります。落ち着いて問題文を再度確認することで、ケアレスミスを防げるでしょう。
ケアマネジャー試験の概要
ケアマネジャー試験の正式名称は、「介護支援専門員実務研修受講試験」です。以下で、ケアマネジャー試験の受験資格やスケジュールを紹介します。
ケアマネジャー試験の受験資格
ケアマネジャー試験を受験するには、以下のどちらかの条件を満たさなければなりません。
- 国家資格等に基づく業務の実務経験が5年以上かつ従事した日数が900日以上ある
- 相談援助業務の実務経験が5年以上かつ従事した日数が900日以上ある
国家資格等に基づく業務もしくは、相談援助の実務経験が5年以上あると、ケアマネジャー試験を受験することが可能です。試験日前日までに実務経験の要件を満たす予定があれば、見込み受験として申し込みができます。
ケアマネジャー試験の受験資格について詳しくは、「ケアマネジャーになるには?介護支援専門員の受験資格や試験の難易度を解説」の記事をご覧ください。
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ケアマネジャー試験の合格発表までのスケジュール
ケアマネジャー試験の合格発表までのスケジュールは、以下のとおりです。
| 期間 | ケアマネジャー試験のスケジュール |
| 5~7月ごろ | 受験申し込み |
| 9月ごろ | 受験票の発送 |
| 10月上旬ごろ | ケアマネジャー試験 |
| 11月下旬ごろ | 合格発表 |
ケアマネジャー試験は各都道府県が管轄しており、申し込みの日程や申込書の様式は都道府県によって異なるので注意が必要です。
公益財団法人社会福祉振興・試験センターの「[介護支援専門員]」には、各都道府県のケアマネジャー試験の担当窓口のWebサイトが記載されています。ケアマネジャー試験の受験を検討している方は、受験地のある都道府県の最新の試験情報をチェックしましょう。
ケアマネジャー試験の合格発表までのスケジュールを以下で解説するので、参考にしてみてください。
受験申し込み・受験票の発送
例年5~7月ごろに、ケアマネジャー試験の受験申し込み受付が行われます。
申し込み手続きの際は、受験申込書のほか、実務経験証明書(または実務経験見込証明書)や証明写真などが必要です。国家資格等に基づく実務経験の要件で受験する場合は、国家資格の免許証または登録証の写しも提出します。
ケアマネジャー試験の受験申し込み時に支払う受験料は各都道府県で異なるため、事前に調べておきましょう。2025年度(第28回)のケアマネジャー試験の受験料は、東京都が12,548円、大阪府が13,570円でした(コンビニエンスストアでの払込手数料含む)。
申し込みをした受験希望者の自宅に、9月中を目処に受験票が届きます。試験会場や集合時間は受験票に記載されるので、漏れなく確認しましょう。
ケアマネジャー試験の申し込みについては、「ケアマネジャーの試験の申し込みとは?受験手続きの方法や提出書類を解説!」の記事をご覧ください。
試験日・合格発表日
ケアマネジャー試験は、年に1度、例年10月上旬~中旬の日曜日に全国一斉に行われます。合格発表は11月下旬ごろです。
2025年度(第28回)ケアマネジャー試験は、10月12日(日曜日)に開催され、11月25日(火曜日)に合格発表がありました。
東京都福祉保健財団ケアマネジャー専用サイトの「令和8年度 東京都介護支援専門員実務研修受講試験」によると、東京都における2026年度(第29回)ケアマネジャー試験の日程の詳細は、2025年12月の時点では出ていません。2026年4月ごろに発表されるようなので、受験希望の方はWebサイトをチェックしましょう。
出典
東京都福祉保健財団ケアマネジャー専用サイト「(参考)令和7年度 東京都介護支援専門員実務研修受講試験」(2025年12月8日)
東京都福祉保健財団ケアマネジャー専用サイト「令和8年度 東京都介護支援専門員実務研修受講試験」(2025年12月8日)
大阪府「第28回大阪府介護支援専門員実務研修受講試験のお知らせ」(2025年12月8日)
ケアマネジャー試験合格後の流れ
ケアマネジャー試験に合格したら、「介護支援専門員実務研修の受講」と「資格登録・介護支援専門員証の交付申請」を行います。試験に合格しただけでは、ケアマネジャーとして働けません。ケアマネジャー試験合格後の流れを、以下で確認してみましょう。
介護支援専門員実務研修の受講
ケアマネジャー試験に合格後、各都道府県で実施される「介護支援専門員実務研修」を受講します。介護支援専門員実務研修は、合格者が介護支援専門員として働くうえで必要な知識やスキルを習得し、実際の業務に就くための準備をすることを目的とした研修です。
研修では、講義と演習で構成された87時間のカリキュラムの受講と、3日程度の実習を行います。研修期間や日程、スケジュールは都道府県ごとに異なりますが、標準的な研修内容は全国共通です。介護支援専門員実務研修を修了すると、資格登録に必要な修了証明書が発行されます。
資格登録・介護支援専門員証の交付申請
介護支援専門員実務研修を修了したら、修了証明書や必要書類を各都道府県に提出して資格登録を行います。資格登録は、研修修了から3ヶ月以内に行わなければなりません。
ケアマネジャーとして働くには、資格登録とあわせて「介護支援専門員証」の交付申請も必要です。申請方法は、郵送やオンラインなど各都道府県によって異なります。
なお、介護支援専門員証には5年の有効期限があり、ケアマネジャーとして働き続ける場合は更新が必要です。ケアマネジャー資格を更新するには、「更新研修」を受講しなければなりません。
更新研修については、「ケアマネ資格を更新しないとどうなる?必要な手続きや研修、失効時の対処法」の記事をチェックしてみてください。
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ケアマネジャー試験の受験資格の今後
高齢化に伴い介護需要が増していることや、高齢になりケアマネジャーをリタイアする方が増えていることから、今後ケアマネジャーの人手不足が進むことが懸念されています。スキルのある人材を確保するために、ケアマネジャー試験の受験資格の見直しが議論されているようです。
厚生労働省の「地域包括ケアシステムの深化(相談支援の在り方)(p.11)」によると、ケアマネジャー試験の受験資格について見直しが検討されているのは、以下の2点です。
- 診療放射線技師、臨床検査技師、臨床工学技士、救急救命士、公認心理師を受験資格に追加する
- 必要な実務経験年数を5年から3年に変更する
受験資格が見直されることで、今後ケアマネジャー試験の合格率や試験制度が変わることも考えられます。ただし、「ケアマネジャーの数を増やすには、受験資格の拡充や緩和ではなく、待遇の改善や業務の負担軽減が必要」という意見もあるようです。
議論が続いているケアマネジャーの受験資格については、今後の動向をチェックしましょう。
出典
厚生労働省「第127回社会保障審議会介護保険部会の資料について」(2025年12月8日)
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ケアマネジャー試験についてよくある質問
ここでは、ケアマネジャー試験についてよくある質問に回答します。「1回でケアマネジャー試験に合格する人はどんな人?」「何回目で合格できる?」と気になる方は、以下を参考にしてみてください。
ケアマネジャー試験に1回で合格する人の特徴は?
勉強を毎日コツコツ積み重ねたり、分野ごとの合格ラインを意識して学習したりする人は、ケアマネジャー試験に1回で合格しやすいと考えられます。問題を解くときは、取捨選択して解答することも大切です。ケアマネジャー試験は1問にかけられる時間が短く、長考するとすべての問題を解けずに試験時間が終了してしまうおそれも。少し考えても分からない問題は一旦飛ばすなど、工夫しながら確実に解ける問題に取り組むことが、試験に合格するコツです。
ケアマネジャー試験に1回で合格するための勉強方法やコツについては、「ケアマネ試験に1回で合格する人はいる?おすすめの対策や勉強のコツを紹介」の記事をご一読ください。
ケアマネジャー試験は何回目で合格できますか?
ケアマネジャー試験に合格するまでの受験回数は、人によって異なります。レバウェル介護(旧 きらケア)が、2023年10月11日~同年11月12日にケアマネジャー資格保有者42人に実施した独自調査によると、1回目で合格できた人は23人(54.8%)。2回目が6人(14.3%)、3回目が11人(26.2%)、4回以上が2人(4.8%)という結果でした。回答した42人のうち半数以上が、1回でケアマネジャー試験に合格したことが分かります。
ただし、合格までの道のりは人それぞれなので、焦らず自分のペースで学習を進めましょう。
まとめ
東京都の2025年度(第28回)ケアマネジャー試験(介護支援専門員実務研修受講試験)の合格率は、29.5%でした。
また、2024年度(第27回)ケアマネジャー試験の合格率の全国平均は32.1%で、20年ぶりに30%を超えました。
介護福祉士や精神保健福祉士、看護師、理学療法士といった介護・医療・福祉系の国家資格の合格率が70~90%程度であることから、ケアマネジャー試験の難易度は高いといえるでしょう。ケアマネジャー試験の合格率が低い理由として、「合格基準が厳しい」「勉強時間の確保が難しい」「出題形式に五肢複択形式が採用されていて正確な知識が必要」などが挙げられます。
ケアマネジャー試験に合格するには、スケジュールを立てて計画的に学習を進めることが大切です。基本的な用語の理解から始め、過去問を解いたり時事問題や法改正の内容を確認したりして対策すると良いでしょう。
「今の職場で働きながらでは十分な勉強時間を確保できない!」という人は、職場を変えることでゆとりをもって学習を進められる可能性があります。
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執筆者

「レバウェル介護」編集部
お役立ち情報制作チーム
介護職専門の転職支援サービス「レバウェル介護」が運営するメディア。現役の介護職とこれから介護職を目指す方に寄り添い、仕事や転職の悩み・疑問を解決する記事を制作している。これまでに公開した記事は1400記事(※)以上。制作チームには介護福祉士ライターも在籍し、経験をもとにリアルな情報をお届け。資格や介護技術など、スキルアップにつながる情報も発信中!(※)2023年10月時点


