ケアマネ試験の合格率や難易度は?試験対策についても解説

資格・試験 2020/05/26
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筆記試験の様子

介護業界において重要な役割を担うケアマネ。しかし、そんなケアマネになるための試験はハードルが高いことで知られています。では実際のところ、ケアマネ試験の合格率はどの程度なのでしょうか?合格するための試験対策と合わせて、詳しく見ていきましょう。これからケアマネ試験に挑戦しようと考えている方は、ぜひ参考にご覧ください。

【目次】


ケアマネの合格率や難易度
ケアマネに合格する対策は?どんな勉強法がおすすめ?
ケアマネに合格した後の研修について
まとめ

ケアマネの合格率や難易度


まずは厚生労働省「第22回介護支援専門員実務研修受講試験の実施状況について」などを参照しながら、ケアマネの合格率や難易度について解説します。これによれば、ケアマネ試験の合格率は以下のように推移しているようです。

介護支援専門員実務研修受講試験の合格率推移の図 

このデータから、ケアマネ試験の合格率には年々下降している傾向が見られます。上記は「第22回介護支援専門員実務研修受講試験の実施状況について」から一部抜粋したものですが、2004年まで30%ほどで推移していた合格率が翌年には20%台になりました。そして、2010年まで20%台だった合格率は、翌年に10%台まで落ち込んでいるのです。

厚生労働省「介護支援専門員実務研修ガイドライン」には「地域包括ケアシステムの構築に向けてケアマネージャーを主体としたケアマネジメントの重要性が増す中、ケアマネージャーの資質が必ずしも十分とは言えないという意見がある」として、ケアマネージャーの専門職としての専門性の向上をはかっていく方針が示されています。この政府の方針通りに考えるなら、今後もケアマネージャーの資質を向上させていくため、ケアマネ試験の難易度が高くなる可能性があるかもしれません。

また、2018年(平成30年)ケアマネ試験からは受験資格が厳しく限定されました。2017年(平成29年)のケアマネ試験までは、法定資格がなくても介護の実務経験が10年以上(初任者研修修了者は実務経験5年以上)あれば受験できたのです。しかし2018年にこれが改定され、その後からは介護の実務経験が資格条件からはずされました。その結果、法定資格(医師や看護師など)を持つ、もしくは相談援助業務(生活相談員や相談支援専門員など)などそれぞれの専門性の業務に就いて、5年(900日)以上にわたり実務経験を積んだ人だけが受験資格を得られるようになっています。

この受験資格の改定が影響したのか、2018年(平成30年)ケアマネ試験の合格率は10.1%という低い結果になりました。これは受験資格の条件が限定されたことで受験者のレベルが上がり、合格基準点が高く設定されたことが利用ではないかと考えられます。

出典
厚生労働省「第22回介護支援専門員実務研修受講試験の実施状況について」(2020年5月26日)
厚生労働省「介護支援専門員実務研修ガイドライン」(2020年5月26日)

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ケアマネに合格する対策は?どんな勉強法がおすすめ?


通信学習をする女性の様子

ケアマネ試験の合格率が低いならば、どうすれば合格を獲得できるのでしょうか。そのための対策や勉強方法について解説します。具体的なケアマネ受験の勉強方法は、スクールへの通学講座やテキストなどを使用した独学、自宅での通信講座、YouTube動画など。一つひとつ詳しく見ていきましょう。

短期集中型「通信講座」


通信講座は短期集中型が多いため、仕事が忙しくて勉強時間にあまり時間が割けないという方におすすめです。ケアマネ受験のプロがスケジュールやカリキュラムを組んでおり、勉強に集中することができます。

コツコツ勉強出来る意志の強い人向け「テキストによる独学」


コツコツと自分で勉強ができるという人なら、テキストを使って独学するのも良いでしょう。独学の場合、過去問題(過去5年分程度)のテキストを集中的に解く勉強法がおすすめです。

スクールの教室で勉強「通学講座」


実際にスクールに通い、その場で講義を受ける通学講座。その場で講師に質問できるなど、他にはないメリットがあります。通学と聞くと時間の調整が大変に思えるかもしれませんが、中には仕事の合間に通えるようカリキュラムを組んでいるスクールも少なくありません。

YouTube動画


最近はYouTube動画を活用し、ケアマネ試験の勉強に取り組む人も多いようです。動画は色んな種類があるため、わかりやすい講師の動画を選んで視聴してみましょう。スマートフォンなどを使い、移動中など空いた時間で勉強できるのも嬉しいポイントです。

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ケアマネに合格した後の研修について


研修の様子

ケアマネ試験は、合格すればすぐケアマネとして働けるわけではありません。試験に合格後、実務研修を修了してはじめてケアマネ(介護支援専門員)として活動できるのです。以下ではケアマネ試験に合格してすぐ受ける「介護支援専門員実務研修」と、5年ごとの更新時に受けなくてはいけない「専門研修」「更新研修」について解説します。

ケアマネ試験に合格してすぐ受ける「介護支援専門員実務研修」


ケアマネ試験の合格者は、1年以内に「介護支援専門員実務研修」を受講しなくてはなりません。この研修は合計87時間あり、研修終了後にケアマネとして登録されます。

【介護支援専門員実務研修の内容】


・講義と技能
ケアマネの仕事をする上で欠かせない、ケアマネジメントの知識や技術を習得するための研修です。具体的には、「ケアマネジメント業務のプロセス」「ケアマネジメントに関する法令」「ケアマネジメントと医療の連携に関する知識」などを学びます。

・実習
演習を通して、ケアマネジメント技術や知識を習得します。ケアプラン(居宅サービス計画書)の作成やチームマネジメントの演習があり、実際に現場に出て使える実践演習です。

ケアマネ資格を取得して5年ごとに行う更新



ケアマネ資格を持って6カ月以上の実務経験があるケアマネは、5年ごとに資格更新のため以下の研修を受ける必要があります。

・専門研修課程Ⅰ:56時間(6カ月以上の実務経験あり)
専門研修課程Ⅰでは、ケアマネ(介護支援専門員)として専門的分野の知識や技術を習得。ケアマネとして資質向上をはかっていくための研修を実施します。受講生の所属先(居宅、特養、老健、グループホームなど)により4コースにわかれて演習を実施。合計で10日間の研修です。

ケアマネ資格を取得して5年ごとに行う更新


3年以上の実務経験があるケアマネは、5年ごとに資格更新のため以下の研修を受ける必要があります。

・専門研修課程Ⅱ:32時間(3年以上の実務経験あり)
専門研修課程Ⅱでは、ケアマネ(介護支援専門員)として必要な支援困難事例への対応技術などを習得。事業所や施設で介護サービスの中心的な役割を担うための研修を実施します。全員共通の共通日程2日間と、受講生の所属先(居宅、特養、老健、グループホームなど)により4コースにわかれて行う別日程4日間の合計6日間の研修です。

ケアマネ資格を取得して5年ごとに行う更新


ケアマネ資格を持っているものの、さまざまな事情から実務経験のないケアマネもいるでしょう。ケアマネ資格を取得後に5年以上経過して実務経験がない人は、「更新研修」を受講します。

・更新研修(54時間)
一般的に「前期(5日)」「1カ月ほどの実習」「自己学習」「後期(2日)」にわけて実施。前期は、ケアマネジメントに必要な専門知識を講義形式で学びます。実習ではケアプランを作成する課題があり、後期は作成したケアプランをもとする演習です。

出典:社会福祉法人 広島県社会福祉協議会「社会福祉研修センター」(2020年5月26日)
※ここでは広島県社会福祉協議会の研修内容を参照していますが、各都道府県により若干研修内容が異なります。

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まとめ


新緑の中での笑顔の介護のイメージ

ケアマネ試験の合格率は、年々下がる傾向が見られます。政府はケアマネージャーの専門性向上をはかるべく方針を示しており、さらにケアマネ試験の難易度が高くなる可能性が考えられるでしょう。ケアマネ試験に向けた勉強法には、スクールに通う通学講座やテキストなどを使用する独学、通信講座を使った学習、YouTube動画で学ぶ方法などがあります。自分に合った勉強法を選び、ケアマネ試験の突破を目指しましょう。

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