《ケアマネージャーの資格》を取得する方法とは?仕事内容とメリットも解説

仕事 2020/02/25
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笑顔で指差しする女性のイメージ

介護のお仕事のなかでも人気の職種である「ケアマネージャー」。「将来はケアマネを目指したい!」と考える方も多いのではないのでしょうか?ケアマネージャー試験は受験するための条件、つまり「受験資格」があるので、誰もが受けることができるわけではありません。ケアマネージャーになりたい方は、受験資格や資格取得までの流れを把握し、全体のイメージを掴むことが大切!このコラムでは、ケアマネージャーになる方法や仕事内容について詳しく解説します。

【目次】


ケアマネージャーは資格が必要な仕事
居宅ケアマネと施設ケアマネの違い
ケアマネの資格を取る方法
介護支援専門員証の有効期限は5年
ケアマネの資格は難易度が高い?
試験対策は独学か通学の2パターンが一般的

ケアマネージャーは資格が必要な仕事



ケアマネージャーは資格が必要な仕事で、誰でもなれるわけではありません。介護のコーディネーターともいえる仕事のため、専門的な介護の知識と技術が必要になるからです。

ケアマネージャーの主な業務内容を下記で確認しておきましょう。

・利用者さまの心身の状態を確認し、要介護度を認定
・利用者さまやそのご家族に代わり、要介護認定の申請の代行業務
・利用者さまが最適な介護サービスを受けられるようケアプランを作成
・利用者さまにサービス事業所を紹介し、事業所選びをサポート
・利用者さまやそのご家族の相談窓口業務
・定期的に利用者さまを訪問し現状を確認(モニタリング)、必要に応じてケアプランを変更
・利用者さまやそのご家族、関係者を集めてサービス担当者会議を開く
・サービス実績に問題がないか確認し、給付管理表を作成、国民健康保険団体連合会に送付

ケアマネージャーは利用者さまと事業所の間に立ち、最適なサービス提供のためにサポートします。利用者さまやそのご家族、関係機関との調整・連携業務が多いため、コミュニケーション能力が求められる仕事です。

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居宅ケアマネと施設ケアマネの違い



ケアマネージャーと施設利用者のイメージ

ケアマネージャーは、働く場所によって居宅ケアマネと施設ケアマネの2つに大別されます。

居宅ケアマネは居宅介護支援事業所で働き、自宅で介護サービスを受ける利用者さまに向けてケアプランを作ります。一人ひとりの状況やご希望に合わせてケアプランを組むので、介護に関する幅広い知識が必要です。担当件数は最大35件ほど。利用者さまのご自宅を訪問する都合上、勤務時間は利用者さまのご都合によって変わる傾向があります。

一方、施設ケアマネは特定の介護施設に在籍し、施設に入居する方に向けてケアプランを組むのが仕事。ケアプランは勤務する施設の方針に沿って作成する傾向があり、勤務時間も施設のスケジュールに準じます。担当件数は最大100件ほどと居宅ケアマネに比べて多く、施設内の介護スタッフや医療スタッフとの連携が必須です。また、小規模施設の場合は人員が足りないため、ケアマネージャーも介護スタッフを兼任するのが一般的です。

ケアマネージャーの3つのメリット



ケアマネージャーの業務内容は多岐に渡りますが、その分メリットが多い仕事といえます。
ケアマネージャーの3つのメリットを下記で確認しておきましょう。

1.介護士に比べて給料がアップする


ケアマネージャーは、介護士に比べて給料が上がるというメリットがあります。
それぞれの給与を下記で確認しておきましょう。

・ケアマネージャーの平均給与額…350,320円
・介護職員の平均給与額…300,970円

ケアマネージャーの給料は、介護士に比べて5万円以上高い傾向があります。現在介護士として働いている方は、ケアマネージャーになることで給与が大幅に上がる可能性があるでしょう。

出典:「平成30年度介護従事者処遇状況等調査結果」(2020年02月10日)

2.仕事の幅が広がりキャリアアップが望める


ケアマネージャーは介護士に比べて活躍の場が広いため、キャリアアップが望めます。活躍の場は介護の現場から事業所の事務室になるのが一般的で、これまでの経験を活かしながら現場の司令塔としてスキルを発揮できます。
また、ケアマネージャー資格は「高度な介護の知識とスキルがある」ことの証明になります。資格を取ることで今よりも役職が上がったり、好条件の職場に転職したりするチャンスが増えるでしょう。

3.体の負担が軽減する


介護職を兼務していないケアマネージャーは身体介助や夜勤がないため、当然夜勤ありの介護士に比べて体の負担を軽減できます。基本的に日勤のみの勤務なので、仕事と家庭を両立しやすいでしょう。腰痛など不調がある方にとっては、体を労わりつつスキルを発揮できる働きやすい仕事です。(ただし、施設ケアマネの場合の多くは介護職を兼務することになります。)

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ケアマネの資格を取る方法



ケアマネージャーになるためには、「介護支援専門員実務研修受講試験」に合格し、資格を取得する必要があります。ケアマネージャーの資格を取る方法を確認しておきましょう。

受験資格を満たす



ケアマネージャー試験は受験資格があるので、条件を満たさなくては受けられません。
受験資格は下記の通りです。

・介護福祉士や社会福祉士など国家資格が必要な業務に5年以上かつ900日以上従事している者
・生活相談員、支援相談員、相談支援員、主任相談支援など利用者さまの相談および関係機関との調整業務に5年以上かつ900日以上従事している者

どちらかの条件を満たしていれば、アルバイトやパート勤務の方でも受験できます。また、申し込み時点では条件を満たしていない方も、試験前日までに満たす見込みがあれば受験可能です。見込み受験するためには、実務経験証明書を提出する必要があるので、勤務先の上司に書類を作成してもらいましょう。

受験の申込



ケアマネージャー試験は、毎年10月頃に実施。1年に1回行われ、申し込みの受付期間は例年6月上旬から7月上旬になる傾向があります。合格発表は試験日の2か月ほど後に行われ、合格者には合格通知と実務研修の案内が郵送されます。
また、受験地は自分で好きに選ぶことはできません。申込するエリアにより、受付期間や申し込みのフォーマットが異なるため間違いがないように注意が必要です!

介護支援専門員実務研修を受ける



ケアマネージャー試験に合格したら、「介護支援専門員実務研修」を受けます。実務研修とは、ケアプランの作成やモニタリングの実施など、ケアマネージャーに必要な基礎知識と技術を学ぶ研修のこと。カリキュラムは各都道府県によって違いますが、研修時間は87時間と定められています。
第22回東京都介護支援専門員実務研修では、15日間(87時間)の講義・演習と居宅介護支援事業所での3日間の実習が課されました。研修は年に数回行われますが、合格発表後すぐの研修(12月~1月実施)に参加するのがおすすめ。
すぐに研修に参加することで、1日でも早くケアマネージャーになれるからです。

介護支援専門員資格登録簿に登録を申請



実務研修を修了したら、3か月以内に自分が所属する自治体に「介護支援専門員資格登録簿」への登録を申請します。ケアマネージャーとして勤務するためには、登録簿への登録に加えて「介護支援専門員証」の交付も必要です。登録と一緒に交付申請もできるので、併せて申請しておきましょう。

介護支援専門員証の交付を申請する



介護支援専門員証の交付を申請するときは、申請書の他に顔写真や手数料が必要です。
申請から交付までにかかる期間は1か月ほど。介護支援専門員証が交付されたら、晴れてケアマネージャーとして働くことができます。

ケアマネとして働く



介護支援専門員証が交付されたら、いよいよケアマネージャーとして勤務を開始します。
今の勤務先にケアマネージャーの空きがある場合は、職場を変えずケアマネージャーとして働けるでしょう。また、転職活動をして違う職場でケアマネージャーになったり、居宅介護支援事業所を立ち上げ独立したりする方法もあります。

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介護支援専門員証の有効期限は5年



資格証を持つ女性のイメージ

介護支援専門員証の有効期限は5年のため、有効期間内に研修を受ける必要があります。研修を修了して有効期限を更新しないと、ケアマネージャーとして業務を続けられません。研修は2種類に分かれ、ケアマネージャー経験の有無によりどちらを受けるか変わります。なお、期限内に研修を受けなかった場合は、介護支援専門員再研修を受講し、新たに専門員証の交付申請を行う必要があります。

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ケアマネの資格は難易度が高い?



ケアマネージャーの資格は介護系の資格のなかでは難易度が高いため、誰でも簡単に合格できるものではありません。2019年度の試験では、受験者数30,509人に対し、合格者は5,644人。合格率は18.5%でした。同じ年の介護福祉士国家試験の合格率が73.7%ですから、ケアマネージャーの資格は狭き門ということがわかります。事前に試験対策をしてから本番に臨みましょう。

出典:厚生労働省「第22回介護支援専門員実務研修受講試験の実施状況について」(2020年2月12日)

出典:厚生労働省「第31回介護福祉士国家試験合格発表」(2020年2月12日)

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試験対策は独学か通学の2パターンが一般的



ケアマネージャーの試験勉強をする男性のイメージ

ケアマネージャー試験の対策方法は、独学か通学かの2パターン。自分に合った方法を選びましょう。

独学の場合は、市販のテキストと過去問を使って勉強するのが一般的。最近はケアマネージャー試験対策のWebサイトもあるので、eラーニングでも対策できます。
ただし、独学は時間が自由な分だらけがち。計画的に勉強する必要があります。

一方、通学の場合はスクールに通って試験対策の講座を受けます。独学に比べて金額はかかりますが、同じ目標に向かう仲間と切磋琢磨できるのが魅力。わからないことは適宜講師に質問できるので、効率的に勉強できるでしょう。

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