
この記事のまとめ
- ケアマネを取得するメリットは、スキルアップや給料アップが望めること
- ケアマネ資格を取得するには、受験資格を得て試験に合格後、研修を修了する
- ケアマネの資格が役立つ職場は、居宅介護支援事業所や入居型の施設など
「ケアマネの資格を取得するメリットは?」という疑問をお持ちの方もいるかもしれません。ケアマネジャーはケアプラン作成や給付管理といった重要な役割を担うため、資格を取得することで業務の幅が広がったり、給料アップを望めたりするメリットがあります。この記事では、ケアマネの資格を取得するメリットや仕事内容、やりがいをまとめました。ケアマネへのキャリアアップを検討している方は、ぜひ参考にしてください。
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ケアマネの資格を取得するメリットとは?
ケアマネジャーの資格を取得すると、仕事の幅が広がってキャリアアップにつながったり、転職に有利になったりするメリットがあります。ケアマネは介護サービスに関わる重要な役割を持つ職業です。
以下に、ケアマネになる具体的なメリットをまとめました。
業務の幅が広がる
ケアマネの資格を取得するとケアプランの作成を行えるようになり、業務の幅が広がります。また、認定調査やサービス担当者会議の開催など活躍の場が複数あり、多くの経験が積めるでしょう。
介護業界で長く働きたい方は、ケアマネの資格を取得することで、スキルアップやキャリアアップにつながります。
給料アップが望める
ケアマネは介護業界の中でも専門的な資格のため、基本給が上がったり資格手当が支給されたりすることで、給料アップが狙えます。
厚生労働省の「令和6年度介護従事者処遇状況等調査結果(p.161)」によると、ケアマネの資格を保有する介護職員の平均給与は、38万8,080円です。無資格の介護職員の平均給与は29万620円で、10万ほどの差があります。
以下は、介護職員の保有資格別の平均給与(月給制・常勤の場合)をまとめた表です。
| 保有資格 | 平均給与額 |
| 保有資格なし | 29万620円 |
| 介護職員初任者研修 | 32万4,830円 |
| 介護福祉士実務者研修 | 32万7,260円 |
| 介護福祉士 | 35万50円 |
| ケアマネジャー(介護支援専門員) | 38万8,080円 |
| 社会福祉士 | 39万7,620円 |
参考:厚生労働省「令和6年度介護従事者処遇状況等調査結果(p.161)」
ケアマネの平均給与は、ほかの資格保有者よりも高めです。国家資格である介護福祉士よりも約4万円高く、高収入が見込めます。
介護職員初任者研修→実務者研修→介護福祉士と資格の難易度が上がるほど、給与も高くなる傾向があるので、収入を上げたい方はケアマネの取得を目指すと良いでしょう。
出典
厚生労働省「令和6年度介護従事者処遇状況等調査結果」(2026年2月10日)
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ケアマネの主な仕事はケアプランに関わることで、基本的に夜勤はなくプライベートを大切にできます。介護業務を兼務しない場合、安定した勤務時間で働けるのが特徴です。
そのため、退勤後に家事や育児、趣味の時間などを確保しやすいでしょう。ケアマネは、出産や家族の介護など、自身の生活が変化しても働きやすい職種といえます。
転職に有利になる
ケアマネは介護・福祉業界の資格の中で専門性の高い資格のため、取得していることで転職活動に役立つのがメリットです。ケアマネの資格があると、介護の知識やスキル、経験が豊富なことのアピールになります。応募する職種がケアマネではなく介護職であっても、資格が評価されて優遇されやすいでしょう。
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ケアマネの仕事内容
ケアマネジャーの主な仕事は、ケアプランの作成や利用者さん・ご家族の相談援助などです。居宅介護支援事業所で働く「居宅ケアマネ」は、利用者さんの自宅を訪問して面談し、適切な介護サービスの選定やケアプランの作成を行います。
介護施設で働く「施設ケアマネ」は、就業先の施設の利用者さんのケアプランを作成することが仕事です。
以下に、ケアマネの主な業務内容をまとめました。
要介護認定の申請代行
要介護認定の申請や更新に関わる書類の作成を行うことは、ケアマネの仕事の一つです。要介護認定の申請は、利用者さんやご家族が対応しても良いですが、制度に慣れているケアマネが申請を代行する傾向にあります。
ケアプランの作成
利用者さんごとに課題を明確にして目標を設定し、ケアプランを作成します。ケアプランを作成する際は、利用者さんやご家族と十分に話し合うことが大切です。
さらに、介護サービスの提供が開始されてからは、利用者さんの状態にサービスが合っているか、目標が達成されているかなどをモニタリングします。
サービス担当者会議の開催
サービス担当者会議では、利用者さんご本人やご家族、介護サービス提供者などの関係者を集め、作成したケアプランについて話し合います。利用者さんにとって最適な介護サービスを提供できるよう、情報共有や意見交換をするのが会議の目的です。
給付管理
ケアマネが行う給付管理とは、介護給付費に関する業務のことです。具体的には、「サービス利用票とサービス利用票別表」「サービス提供票とサービス提供票別表」の作成・交付を行います。また、国民健康保険団体連合会に提出する給付管理票の作成も、重要な業務の一つです。
相談援助
利用者さんやご家族から疑問や不安、介護サービスに関する希望などを聞いて相談に乗るのも、ケアマネの仕事です。
ケアプラン作成時やサービス担当者会議以外でも、相談があれば親身に耳を傾けることが大切。そのためには、十分にコミュニケーションを取り、信頼関係を築くことが求められるでしょう。
認定調査
ケアマネは、市区町村から委託を受けて認定調査を行う場合があります。認定調査は、介護サービスの利用を検討する方の支援の必要度をチェックして判断するものです。調査項目に沿って該当者の心身状態を確認します。
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ケアマネの資格を取得するには?
ケアマネジャーの資格を取得するには、受験資格を得てから試験に合格し、研修を修了する必要があります。「誰でもすぐに試験を受けられる」というわけではありません。
以下で、ケアマネの取得方法を解説するので、チェックしてみてください。
受験資格を得る
ケアマネ試験(介護支援専門員実務研修受講試験)の受験資格は、以下のいずれかを満たすことです。
- 指定の国家資格等に基づく業務の実務経験(医師、看護師、社会福祉士、介護福祉士などとしての実務経験)が5年かつ900日以上ある
- 生活相談員や支援相談員などとしての相談援助の実務経験が5年かつ900日以上ある
介護福祉士や看護師、社会福祉士などの国家資格を取得して実務経験を積み、ケアマネ試験を受ける方が多いようです。実務経験は規定の期間をクリアすれば雇用形態や労働時間は問われないため、パートやアルバイトでも構いません。
介護支援専門員実務研修受講試験に合格する
受験資格を満たした後は、年に1回行われるケアマネ試験(介護支援専門員実務研修受講試験)を受け、合格する必要があります。試験内容は、「介護支援分野25問」と「保健医療福祉サービス分野35問」の計60問です。
ケアマネ試験は都道府県ごとに実施されており、就業先もしくは居住地のある都道府県で受験します。自分で受験地を選べないので、事前に確認しておきましょう。
ケアマネ試験試験の申し込みについては、「ケアマネジャーの試験の申し込みとは?受験手続きの方法や提出書類を解説!」の記事で解説しているので、あわせてご覧ください。
介護支援専門員実務研修を修了する
ケアマネ試験に合格したら、介護支援専門員実務研修を受講します。基本的には合格通知に研修の案内が記載されているので、指示に従って申し込み手続きを行いましょう。
研修は前期・実習・後期・に分かれており、全課程を修了しなくてはなりません。ケアマネジメントの基本やプロセスを学んだり、グループワークによる演習を行ったりなど、実践的な内容が展開されます。
研修を修了して都道府県に資格登録の届出を行い、介護支援専門員証の交付を受ければ、ケアマネとして働くことが可能です。なお、ケアマネとして働き続けるには、5年ごとに研修を受けて資格を更新する必要があります。
出典
厚生労働省「介護職員・介護支援専門員」(2026年2月10日)
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ケアマネの仕事のやりがい
ケアマネジャーとして働くと、自分の作成したケアプランが利用者さんの自立支援につながるメリットがあります。介護サービスの方向性を決める職種で、利用者さんとの関わりが多いため、「感謝される機会が多い」「喜ぶ姿が見られる」といったやりがいを感じられるでしょう。
ケアプランの作成は、ケアマネならではの業務。専門性を活かして利用者さんの日常生活をサポートできたときに、「資格を取って良かった」と感じるようです。
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ケアマネの資格が役立つ職場
ケアマネジャーの資格を活かして働ける主な職場は、居宅介護支援事業所や介護施設、地域包括支援センターです。就業先によって業務の流れや働き方が異なるため、それぞれの特徴を把握して自分に合った職場を見つけてくださいね。
居宅介護支援事業所
居宅ケアマネが勤務するのが、居宅介護支援事業所です。居宅ケアマネは、利用者さんの自宅を定期的に訪問して状況や要望を把握し、ケアプランを作成します。関係機関である介護サービス事業所や利用者さんのご家族と連絡を取り、連携する場面が多いでしょう。
働き方の特徴は、基本的に日勤のみで土日休みの職場が多いことです。社会福祉法人や民間企業が運営している事業所が多くあります。
入居型の施設
施設ケアマネの勤務先は、特別養護老人ホームや介護老人保健施設、介護付き有料老人ホームといった入居型の施設です。
居宅ケアマネと異なり、施設によっては介護業務を兼務することがあります。ケアマネと他職種を兼務する場合、夜勤に入る可能性があるでしょう。入居施設は、ケアマネの資格を活かしながら、現場で介護に関わりたい方に向いている職場です。
地域包括支援センター
ケアマネの職場には、地域包括支援センターもあります。地域包括支援センターの特徴は、介護予防の取り組みを積極的に行っていることです。そのため、担当する利用者さんだけではなく、困りごとを抱える地域の高齢者やそのご家族の相談に乗る機会も多いでしょう。
要介護認定を受けた方には、居宅介護支援事業所や介護施設を紹介するなど、高齢者の方が地域で生活するためのサポートを行います。地域包括支援センターの仕事は、地域福祉に貢献したい方や介護予防を重視する方に向いているでしょう。
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ケアマネ資格を取得するメリットに関する質問
ここでは、ケアマネジャーの資格を取得するメリットに関する質問に、Q&A形式で回答します。「ケアマネを目指すか迷っている」という方は、参考にしてください。
ケアマネ資格を取得して働くメリットとは?
利用者さん一人ひとりに適したケアプランを作成し、自立した生活につなげられることが、ケアマネになるメリットです。作成したケアプランにより利用者さんの生活が改善し、利用者さんやご家族から感謝の言葉を聞けると、ケアマネとして働くモチベーションが高まるでしょう。
また、ケアマネは需要が高く将来性があるのも、資格取得のメリットです。「ケアマネは今後どうなる?AIの活用で不要になるの?将来性や需要を解説!」の記事では、ケアマネの将来性について解説しています。
ケアマネ資格を取得する意味はありますか?
ケアマネの資格を取得すると担当できる業務が増えるため、介護業界で活躍の場を広げられます。ケアマネとして働けば、専門的な知識や技術が評価され、給料アップにもつながるでしょう。また、介護職と比べると勤務時間の調整がしやすく、ワーク・ライフ・バランスを重視した働き方をしやすいのも強みです。
まとめ
ケアマネの資格を取得すると、「携われる業務の幅が広がる」「給料アップにつながる」「キャリアアップや転職に役立つ」などのメリットがあります。しかし、ケアマネは簡単に目指せるものではなく、要件をクリアする必要があることを理解しておきましょう。
ケアマネの仕事が気になる方は、希望の働き方やキャリアプランを十分に考えたうえで、資格取得を目指すかどうか検討してみてくださいね。
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