障害者グループホームに資格は必要?研修の種類や取得方法、メリットを解説

介護の仕事 2026年9月8日
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この記事のまとめ

「障害者グループホームで働くのに資格は必要?」と気になる方もいるのではないでしょうか。サービス管理責任者には資格が必要ですが、ほかの職種は無資格で就業可能です。ただし、職場によっては要件を設けている場合があります。この記事では、障害者グループホームで働く際に持っていると便利な資格や、サービス管理責任者の資格の取得方法をご紹介。無資格から福祉業界への就職を考えている方は、ぜひ参考にしてください。

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目次

障害者グループホームで働くには資格が必要?

障害者グループホームでは、職種によっては資格が必要な場合があります。障害者グループホームは、世話人・生活支援員・サービス管理責任者・管理者などが働いており、その内サービス管理責任者は資格がなければ従事できません。

サービス管理責任者以外の職種として働く場合、資格は必須要件ではありませんが、資格や経験をアピールすることで就職で有利になる可能性があります。

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障害者グループホームの生活支援員におすすめの資格

ここでは、障害者グループホームで生活支援員として働く際におすすめの資格をご紹介します。利用者さんの身体的なケアや、適切なコミュニケーションを取ることに役立つ資格です。

介護職員初任者研修

介護職員初任者研修は、介護についての基礎的な知識と技術を身につけられる資格です。受講要件が設けられておらず、難易度も比較的低いため、初心者向けの資格といえます。130時間のカリキュラムを受講し、簡易的な修了試験に合格することで取得可能です。

介護職員初任者研修を取得すると、「身体介護を1人で行えるようになる」などできることが増えるため、障害者グループホームで働くうえで役立つでしょう。資格の詳細は、「介護職員初任者研修とはどんな資格?取得費用・期間やヘルパー2級との違い」の記事にまとめています。

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介護福祉士実務者研修

介護福祉士実務者研修は、介護職員初任者研修と同じく受講要件がない資格です。より専門的な介護の知識と技術を身につけることができます。無資格から受講する場合、450時間のカリキュラムを修了することで取得可能です。

カリキュラムには、医療的ケアの演習も含まれるため、高度な知識や技術を学べるでしょう。介護福祉士実務者研修についてさらに詳しく知りたい方は、「介護福祉士実務者研修とはどんな資格?取得のメリットや費用の目安を解説!」をご参照ください。

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介護福祉士

介護福祉士は、介護分野の資格のなかで唯一の国家資格で、福祉業界での信頼性が高いのが特徴です。取得すると、障害者グループホームをはじめとする福祉の現場において、知識や技術を活かせるのはもちろんのこと、キャリアアップにも役立つでしょう。

介護福祉士を取得するには、要件を満たして介護福祉士国家試験を受験し、合格する必要があります。働きながら実務経験ルートで受験資格を得る場合は、「介護等の実務経験3年以上」と「介護福祉士実務者研修の修了」が必要です。また、養成施設や福祉系高校に通って取得するルートもあります。

詳しくは、「介護福祉士の受験資格を得るルートを解説!必要な実務経験や試験概要は?」の記事で解説しているので、興味がある方はご一読ください。

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強度行動障害支援者養成研修

強度行動障害支援者養成研修は、行動障がいのある方の支援に必要な知識や技術を習得する資格です。行動障がいとは、自傷行為や暴力、物を壊すなどの危険を伴う行動を指します。

強度行動障害支援者養成研修は、基礎研修と実践研修の2段階に分かれており、基礎研修は基本的に受講要件がありません。実践研修は基礎研修の修了が要件で、計画作成担当者が受講する場合が多いようです。

障害者グループホームにも、行動障がいのある利用者さんがいる場合があります。研修を受け、障がい特性や利用者さんの気持ちを理解することで、適切なケアができるようになるでしょう。

強度行動障害支援者養成研修については、「強度行動障害支援者養成研修とは?資格の概要や取り方、メリットを解説」の記事で解説しています。

看護師

看護師は、看護師国家試験に合格することで取得できる資格です。障害者グループホームで働く看護師は、専門的な知識を活かし、健康管理や生活リハビリ、メンタルケアなどのさまざまな業務に対応します。
看護師免許を保有していると、医師の指示を受けて医療行為を行えるので、医療的ケアが必要な利用者さんがいる場合は、特に活躍できるでしょう。

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障害者グループホームの世話人におすすめの資格

障害者グループホームで世話人として働く際におすすめの資格を、下記にまとめました。社会福祉に関する知識や相談援助のスキルがあれば、世話人として利用者さんの日常生活を支援する際に活かせます。

社会福祉主事任用資格

社会福祉主事任用資格は、福祉事務所のケースワーカーや介護施設の生活相談員として働くために必要な資格です。取得の過程で、福祉や対人援助の知識を身につけられるので、世話人の日常生活支援の業務にスキルを活かせます。

社会福祉主事任用資格は、「大学や短大で特定の科目を履修して卒業する」「講習会を受講する」「通信教育課程を修了する」といった条件を満たすことで取得可能です。
詳しくは、「社会福祉主事任用資格とは?取得方法は?メリットや活かせる仕事も解説!」の記事で解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。

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社会福祉士

社会福祉士の資格を取得すると、福祉に関する知識や相談援助のスキルがあることを証明できます。障害者グループホームの世話人は、利用者さんからの生活相談に対応するのも業務の一つです。社会福祉士は、資格取得によって身につけた技術を活かし、利用者さんの課題解決に向けて助言や支援を行えます。

社会福祉士を取得するには、社会福祉士国家試験の要件を満たして受験し、合格しなければなりません。受験資格を得るための要件は、「大学・短大・養成施設等で指定の科目を履修する」「実務経験を積む」などを満たすことです。

社会福祉士の取得方法が気になる方は、「社会人が社会福祉士になるには?一般養成施設の選び方も解説」の記事もあわせてチェックしてみてくださいね。

精神保健福祉士

精神保健福祉士は、福祉関係の国家資格の一つです。取得により、精神障がいを抱える方に対して、就労に関する相談対応などのサポートを適切に行えるようになります。
特に、精神障がいのある利用者さんが入居するグループホームでは、精神保健福祉士の資格を活かして活躍できるでしょう。

精神保健福祉士の資格は、精神保健福祉士国家試験に合格することで取得できます。社会福祉士と同様に、「学校・養成施設における指定科目の履修」や「実務経験」などの要件を満たすことで、試験を受験可能です。

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普通自動車第一種運転免許

障害者グループホームによっては、利用者さんが日中通う施設への送迎や、病院付き添いサービスを行っていることがあります。普通自動車第一種運転免許を取得していると、できる業務の幅が広がるため、採用に有利になる可能性があるでしょう。

障害者グループホームのサービス管理責任者に必要な資格

サービス管理責任者として従事するには、原則としてサービス管理責任者等研修(基礎研修・実践研修)の受講と実務経験が必要です。要件を満たす過程で、アセスメントスキルや、関係機関と連携して適切なサービスを提供するスキルなど、サービス管理責任者に必要なスキルが身につきます。

サービス管理責任者の資格取得にかかる費用

サービス管理責任者等研修(基礎研修・実践研修)の受講費用は、都道府県によって異なります。参考として、一部の都道府県の研修費用を以下にまとめました(2026年8月時点)。

都道府県基礎研修実践研修
東京都無料無料
千葉県無料無料
群馬県6,000円6,000円
茨城県2万~3万円2万5,000円

参考:株式会社インソース(東京都サービス管理責任者等研修事務局)「令和8年度東京都サービス管理責任者及び児童発達支援管理責任者研修」、千葉県「障害福祉に関する研修」、群馬県「障害政策課」、一般社団法人 茨城県心身障害者福祉協会 研修事業「サービス管理責任者等研修」

基礎研修と実践研修の費用は自治体によって異なりますが、同程度の金額の場合が多いようです。なかには、どちらの研修も無料で受講できる都道府県もあります。また、同じ都道府県でも、研修の実施機関によって受講料が異なる場合があるのでご注意ください。

サービス管理責任者等基礎研修

サービス管理責任者等基礎研修は、サービス管理責任者になるために必要な26時間程度の研修です。約3日間の講義に加えて、約2日間の演習も行います。障害者施設でのサービス提供における考え方やプロセス、個別支援計画の作成手順などが学習内容です。

サービス管理責任者等実践研修

サービス管理責任者等実践研修は、サービス管理責任者等基礎研修を修了し、実務経験を経ることで受講資格を得られます。障害福祉や人材育成手法に関する講義と演習を14.5時間程度受講することで、研修修了です。

受講するには、基礎研修を修了後に2年以上のOJTが求められるのが基本となります。ただし、基礎研修受講時に実務要件3~8年を満たしている方が個別支援計画の作成に携わる場合は、基礎研修を修了後に6ヶ月以上OJTを受けることで、サービス管理責任者等実践研修を受講可能です。

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障害者グループホームの管理者におすすめの資格

障害者グループホームで管理者として働きたい方におすすめの資格として、介護事務のスキルを身につけられる介護事務管理士(R)が挙げられます。この資格は介護報酬請求や事務処理などのスキルを証明するものです。

管理者に必須の要件はないものの、施設の人事や経営、日々の運営管理を行ううえで、事務処理や報酬請求などに関する知識があると、業務をスムーズに進められます。また、管理者として事務作業に携わる際や、事務職員を兼務・指導する際にも役立つでしょう。

ただし、介護保険と障害福祉サービスでは報酬請求の仕組みが異なるため、実務に直接活かせるとは限らない点にご留意ください。

介護事務管理士(R)は、障害者施設だけではなく介護事業所の事務やケアマネジャー業務にも役立つため、キャリアアップにつながる資格といえます。詳しく知りたい方は、「介護事務管理士とはどんな資格?取得するメリットや試験概要、難易度を解説」もご覧ください。

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障害者グループホームの職員が資格を取得するメリット

障害者グループホームで働く多くの職種には要件がなく、無資格から従事することも可能です。しかし、資格を取得すると以下のようなメリットがあります。

障害者支援に必要なスキルが身につく

障害者グループホームの職員が資格を取得するメリットは、障害者支援に必要なスキルが身につくことです。介護や障害者支援、サービスの管理に関する資格を取得することで、実践的な知識や技術が身につきます。
利用者さん一人ひとりに寄り添ったケアができたり、対応できる業務が増えたりすることは、資格を取得する大きなメリットです。

給与が上がる可能性がある

資格を取得すると、資格手当や昇給によって給与が上がることも少なくありません。

厚生労働省の「令和6年度障害福祉サービス等従事者処遇状況等調査結果(p.86)」によると、無資格の福祉・介護職員の平均給与は30万7,980円なのに対し、介護福祉士の場合は35万6,460円でした。介護福祉士は、無資格の福祉・介護職員と比べ、平均給与が5万円近く高い結果です。

福祉業界でのキャリアアップにつながる

福祉・介護に関する資格を取得すると、福祉業界でキャリアアップを目指すこともできます。資格を取得することで、管理職への昇格に近づくことが可能です。
また、無資格よりも転職・就職に有利になるため、キャリアアップのための選択肢が増えることも、資格を取得するメリットといえます。

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障害者グループホームの仕事についてよくある質問

ここでは、障害者グループホームでの仕事についてよくある質問に回答します。転職や就職を考えている方は、ぜひ参考にしてください。

無資格・未経験で障害者グループホームに就職できる?

障害者グループホームの職員は需要が高いため、無資格・未経験可の求人も少なくありません。福祉業界では、無資格・未経験で就職して、働きながら資格を取得してスキルアップすることもできます。資格取得支援制度のある求人を選べば、職場の協力を得て、費用や体力の負担を抑えながら資格の取得が可能です。
無資格・未経験からの福祉業界への転職について知りたい方は、「介護職は無資格で働ける?未経験だと大変?仕事内容や求人の探し方も解説!」の記事もご参照ください。

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障害者グループホームの業務内容を教えてください!

障害者グループホームの業務内容は、身体的・精神的なケアや金銭管理などを行い、利用者さんの生活をサポートすることです。管理者や世話人、生活支援員などが働いており、職種によって担当する仕事は異なります。未経験や無資格の場合、世話人など要件がない職種を選ぶと就職を目指しやすいでしょう。
障害者グループホームの世話人の仕事内容については、「障害者グループホームの世話人の業務内容とは?役立つ資格や働くメリット」の記事で解説しています。

障害者グループホームの職員の給料は資格の有無で変わるの?

サービス管理責任者など、資格が必要な職種は、無資格で働ける職種と比較すると給料が高い傾向にあります。
厚生労働省の「令和6年度障害福祉サービス等従事者処遇状況等調査結果(p.86)」によると、介護福祉士の平均給与は35万6,460円で、無資格者より4万8,480円高い状況です。また、社会福祉士の平均給与は38万2,370円で、無資格者より7万4,390円高い結果でした。
障害者施設では、支援に活かせる専門的な資格を取得することで、手当や昇給によって給料が上がることも少なくありません。

まとめ

障害者グループホームでは、世話人・生活支援員・サービス管理責任者・管理者などが働いており、その内資格が必要なのはサービス管理責任者のみです。
ただし、施設によっては、ほかの職種に応募要件を設けている場合もあります。無資格・未経験から就職可能ですが、経験や資格があると採用時に有利になる可能性があるでしょう。

資格は必須ではないものの、職種によって持っていると便利な資格があります。たとえば、介護職員初任者研修や介護福祉士の資格は、生活支援員などの業務に活かせるでしょう。
資格を取得するメリットは、知識や技術が身につくこと。給与アップにつながったり、キャリアアップを狙えたりすることも魅力です。

障害者グループホームで働きたい方は、ぜひレバウェル介護(旧 きらケア)をご利用ください。レバウェル介護(旧 きらケア)は、介護・福祉業界に特化した転職エージェントです。専任のキャリアアドバイザーが、資格取得支援のある施設や、未経験で応募できる施設など、希望に沿った求人をご紹介いたします。サービスは無料なので、ぜひ気軽にご相談ください。

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執筆者

  • 「レバウェル介護」編集部

    お役立ち情報制作チーム

介護職専門の転職支援サービス「レバウェル介護」が運営するメディア。現役の介護職とこれから介護職を目指す方に寄り添い、仕事や転職の悩み・疑問を解決する記事を制作している。これまでに公開した記事は1400記事(※)以上。制作チームには介護福祉士ライターも在籍し、経験をもとにリアルな情報をお届け。資格や介護技術など、スキルアップにつながる情報も発信中!(※)2023年10月時点

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※この記事の掲載情報は2026年9月8日時点のものです。制度や法の改定・改正などにより最新の情報ではない可能性があります。

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