
この記事のまとめ
- 障害者グループホームの仕事がきつい理由は、一定の体力が求められるから
- 家事スキルを活かせることなどが、障害者グループホームに転職するメリット
- 障害者グループホームに向いている人は、入居者さんの気持ちに寄り添える人
「障害者グループホームの仕事はきつい?」と気になる方もいるのではないでしょうか。入居者さんの特性を理解するのが難しいことや、一定の体力が求められることから、「障害者グループホームはきつい」と言われることがあるようです。この記事では、障害者グループホームがきついと言われる理由や職員の体験談をご紹介します。転職するメリットや職場選びのポイントもまとめたので、求職活動の参考にしてください。
障害者支援施設とは?仕事内容や1日の流れ、障害福祉サービスの種類を解説!目次
「障害者グループホームの仕事はきつい」と言われる理由
障害者グループホーム(共同生活援助)とは、障がいがある方が自立した生活を送れるように、日常生活上の援助を行う施設です。スタッフには障がいに関する知識や体力が必要とされるため、人によっては「きつい」と思うこともあるかもしれません。
ここでは、障害者グループホームの職員が、「仕事が大変」と感じる理由をまとめました。きついと感じたときの対処法にも触れているので、障害者グループホームへの転職を迷っている方は参考にしてみてください。
入居者さんの特性を理解するのが難しい
障がいに関する専門知識が少ないと、「声かけや支援の方法が分からなくてきつい」と感じることがあるでしょう。障がいの程度や症状、好み、こだわりは入居者さんごとに異なります。障害者グループホームの職員は、障がいの専門知識をもとに、入居者さんの特性や性格に合わせた支援を行うことが必要です。
なかには、見慣れない人に心を開きにくい入居者さんもいます。新人のうちは、「自分にだけ心を開いてくれない」と悩むこともあるかもしれません。
仕事で悩んだときは、1人で対応しようと抱え込まず、先輩や上司に相談することが大切です。障害者施設が未経験の方は、教育制度やフォロー体制が整っている職場を選ぶと、安心して働けるでしょう。
シフト形態によっては夜勤が長時間になる
夜勤がある障害者グループホームの仕事に、身体的な大変さを感じる場合があります。通常は寝ている時間に仕事をしなければならず、夜勤に慣れていないと生活リズムの乱れから心身のバランスを崩すことも。特に2交替制の場合は、勤務時間が約16時間と長時間になるため、きついと感じやすいようです。
夜勤がある職場に転職する際は、少しでも負担を軽減できるよう、「休憩は十分に取れるか」「仮眠室は備えられているか」を確認しておくと良いでしょう。
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身体介護に一定の体力が必要
身体的なケアが必要な入居者さんがいる場合、身体を抱えたり支えたりして介助を行うため、一定の体力が求められます。介助業務に慣れないうちは、無理な身体の使い方をしてしまい、体力的なきつさを感じるかもしれません。ただし、正しい介護技術を身につけることで、介助にかかる負担は軽減することが可能です。
また、腰痛などの持病で力仕事に不安を感じる場合は、相談対応をメインに行う「外部サービス利用型」の障害者グループホームを検討してみると良いでしょう。介護サービスを居宅介護事業所に依頼するため、体力的な不安を減らせる可能性があります。
障害者グループホームの種類については、この記事の「障害者グループホームの種類」で解説するので参考にしてみてください。
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入居者さんとのコミュニケーションが難しい
入居者さんとのコミュニケーションに大変さを感じることも考えられるでしょう。障害者グループホームで生活する入居者さんのなかには、自分の状況や気持ちを言葉で説明することが難しい方もいます。自分の気持ちを上手に伝えられないもどかしさから、暴言や暴力が発生してしまうこともあるようです。
入居者さんとのコミュニケーションに関する悩みは、経験を積むことで解決していく傾向にあります。万が一トラブルが発生した場合は、職員間で情報交換をしながら入居者さんに合った対処を行うことが大切です。
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給与が仕事内容に見合っていないと感じる
給与に対する不満から、「仕事がきつい」と感じる人もいるようです。
厚生労働省の「令和6年度障害福祉サービス等従事者処遇状況等調査結果(p.93)」をもとに、2024年における障害者グループホームで働く福祉・介護職員(常勤)の平均給与を以下の表にまとめました。
| 施設の種類 | 平均給与額 |
| 障害福祉サービスの福祉・介護職員全体 | 33万260円 |
| 外部サービス利用型の障害者グループホーム | 27万380円 |
| 介護サービス包括型の障害者グループホーム | 29万980円 |
| 日中サービス支援型の障害者グループホーム | 30万9,830円 |
参考:厚生労働省「令和6年度障害福祉サービス等従事者処遇状況等調査結果(p.93)」
障害者グループホームで働く介護職員の平均給与は、全体平均と比べると約2~6万円低い結果です。仕事の頑張りが給与に反映されない場合、モチベーションを保つのが難しく、きついと感じてしまう可能性があります。
障害者グループホームの職員には、障がいに関する専門知識が必要とされます。人手不足の職場の場合、1人当たりの業務量が多くなってしまうこともあるでしょう。
転職する際は、給与や手当、福利厚生などの労働条件に納得できる職場を見つけることが大切です。
出典
厚生労働省「令和6年度障害福祉サービス等従事者処遇状況等調査結果」(2026年7月15日)
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人間関係に悩むことがある
職場の人間関係に悩み、「障害者グループホームはきつい」と感じてしまう職員も少なくありません。チームで入居者さんをサポートする際に、職員間で支援の方向性や考え方が異なると、意見が食い違ってしまうことがあります。
「ミスをした際にきつい言い方をされて落ち込んだ」など、コミュニケーションのすれ違いがストレスにつながる場合もあるようです。
人間関係のトラブルを防ぐには、自分だけで判断せず同僚や管理者と支援方針を話し合い、些細なことでも相談できる関係性を築いておくことが大切といえます。
ミスマッチを事前に防ぐ施設選びのポイントについては、この記事の「障害者グループホームの職場選びのポイント」で解説するので、ぜひ最後までご覧ください。
今の職場に満足していますか?
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障害者グループホーム(共同生活援助)とは
障害者グループホームとは、障がいのある方が2~10人程度の少人数で共同生活を送る住宅です。一人暮らしに不安がある方や身体介護を必要とする方が、地域で自分らしく生活を送ることを目的としています。サービス内容は、主に夜間や休日における日常生活上の支援です。
障害者グループホームで働く職種と仕事内容
障害者グループホームで活躍する主な職種と仕事内容を、以下の表にまとめました。
| 職種 | 仕事内容 |
| 管理者 | 施設の運営管理、職員の労務管理や指導、収支管理など |
| サービス管理責任者 | 個別支援計画の作成、関係機関との連携調整、職員への指導・助言 |
| 世話人 | 調理・掃除・洗濯などの家事援助、服薬の確認、金銭管理のサポート、買い物や通院の同行、夜間の見守り、余暇活動や就労に関する支援、生活全般に関する相談対応 |
| 生活支援員 | 食事介助・入浴介助・排泄介助などの身体介護、医療機関との連携、生活全般に関する相談対応 |
障害者グループホームで働く職種は、管理者・サービス管理責任者・世話人・生活支援員などです。世話人は主に日常生活の支援や相談対応を行い、生活支援員は食事や入浴、排泄の介助などをメインに行います。
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障害者グループホームの種類
障害者グループホームの種類は、「外部サービス利用型」「介護サービス包括型」「日中サービス支援型」の3つです。
厚生労働省の「共同生活援助に係る報酬・基準について≪論点等≫(p.1)」をもとに、3種類の障害者グループホームの特徴を下記にまとめました。
| 外部サービス利用型 | ・主に夜間における日常生活上の支援や相談対応を行う ・介護サービスは居宅介護事業所に委託するため、生活支援員の配置義務はない |
| 介護サービス包括型 | ・主に夜間に、日常生活上の支援や相談対応、介護サービスを提供する ・世話人に加えて生活支援員の配置が必要 |
| 日中サービス支援型 | ・日常生活上の支援や相談対応、介護サービスを常時提供するため、昼夜を通じて職員が常駐する ・世話人に加えて生活支援員の配置が必要 |
参考:厚生労働省「共同生活援助に係る報酬・基準について≪論点等≫(p.1)」
どの種類の障害者グループホームも、障害支援区分に関わらず利用できます。日常生活をすべてサポートするのではなく、健康状態や障がいの程度に応じてできることはお任せすることで、入居者さんが自立した地域生活を送ることが可能です。
障害者グループホームの3つの種類について以下で解説するので、参考にしてみてください。
外部サービス利用型
外部サービス利用型の障害者グループホームは、主に夜間から朝にかけて、食事や入浴といった日常生活の援助や、生活に関する相談対応を行います。入居者さんは日中、就労先の企業や就労支援事業所、 生活介護事業所に通うなどの活動を行う場合が多く、職員はその間に必要に応じて掃除や洗濯などを行うのが特徴です。
入居者さんに身体介護が必要な場合は、施設職員ではなく外部の居宅介護事業所に委託して介護サービスを提供します。そのため、生活支援員の配置は義務付けられていません。
同資料(p.2)によると、外部サービス利用型の入居者さんのうち約6割が精神障がいのある方で、最も多い障害支援区分は「区分なし」です。入居者さんの自立度が比較的高い傾向があるため、体力に自信がない方や、無資格・未経験から介護の仕事を始めたい人にとって働きやすい環境といえます。
介護サービス包括型
介護サービス包括型では、外部サービス利用型と同様に、主として夜間における生活支援や相談対応を行います。入居者さんの身体介護は、外部サービスに委託せず施設のスタッフが提供するので、入居者さんの障害支援区分に応じた数の生活支援員の配置が必要です。
同資料(p.1)によると、介護サービス包括型は全国に10,631事業所あり、事業所数・利用者数ともに障害者グループホームのなかで最も多いことが分かります。また、同資料(p.2)によると、介護サービス包括型の入居者さんは6割以上が知的障がいのある方です。
介護サービス包括型の障害者グループホームは、障害者支援分野の経験・知識を活かしたい方や、幅広い支援スキルを身につけたい方に向いている職場といえます。
日中サービス支援型
「外部サービス利用型」や「介護サービス包括型」が主に夜間の支援を行うのに対し、日中サービス支援型は、昼夜を問わず相談対応や介護サービスを提供するのが特徴です。「重度の障がいがある」「高齢である」などの理由により、日中活動系サービスの利用が難しい方などが入居する傾向があります。
同資料(p.2)によると、日中サービス支援型の入居者さんの8割近くが、障害支援区分4以上です。ほかの種類の障害者グループホームよりも身体介護の機会が多いため、介助技術を磨きたい方がスキルアップを目指せる職場といえます。
出典
厚生労働省「第40回「障害福祉サービス等報酬改定検討チーム」資料」(2026年7月15日)
障害者グループホームの1日のスケジュール例
ここでは、障害者グループホームの1日の仕事の流れをご紹介します。実際のスケジュールや業務内容は職場によって異なりますが、一例としてご覧ください。
| 06:30 | 起床の声かけ、排泄介助、更衣介助 |
| 07:30 | 朝食の準備・配膳、食事介助・見守り、服薬介助 |
| 09:00 | 掃除や洗濯のサポート、買い物の同行 |
| 11:30 | 昼食の準備・配膳、食事介助・見守り、服薬介助 |
| 13:00 | 休憩 |
| 14:00 | レクリエーションの実施 |
| 15:00 | 生活相談の対応 |
| 16:30 | 夕食の準備・配膳、食事介助・見守り、服薬介助 |
| 18:00 | 入浴介助・見守り、更衣介助、排泄介助 |
| 19:00 | 入居者さんとのコミュニケーション |
| 20:00 | 就寝準備、排泄介助 |
| 21:00 | 消灯。見回り・コール対応 |
障害者グループホームの職員は、入居者さんの生活リズムに合わせて日常生活のサポートを行います。
平日の日中は、多くの入居者さんが就労先や作業所などの日中活動に出かけるため、見送り後に施設内の掃除や洗濯、事務作業を行うことが多いようです。
なお、外部サービス利用型と介護サービス包括型の障害者グループホームは、夕方~朝にかけての支援のみで、日中は職員を配置しない場合も。「夜勤専従」の求人も比較的多い傾向があります。
一方で、休日は入居者さんが施設で一日を過ごすことが多いため、一緒にお昼ごはんを食べたり、レクリエーションや外出を楽しんだりと、平日とは業務の流れが異なる場合があるでしょう。
障害者グループホームの1日のスケジュールについては、「障害者グループホームの1日の流れを紹介!世話人や生活支援員の仕事とは?」の記事も参考にしてみてください。
障害者グループホームで働く職員の体験談
ここでは、障害者グループホームで働く職員の体験談として、「きついところ」と「やりがい」をご紹介します。障害者グループホームで働くか迷っている方や、仕事を続けるか悩んでいる方は、実際に働く人の声を参考にしてみてください。
障害者グループホームの仕事のきついところは?
以下は、「障害者グループホームで働くうえできついと感じること」に関する体験談です。
障害者グループホームに入職したばかりの頃は、入居者さんの障がいの特性を理解できておらず、話しかけても会話が続かなくて落ち込みました。良かれと思った支援が裏目に出ることもあって、入居者さんと適切な距離感で関わることの難しさを感じました。
職場の研修を受けたり先輩に相談したりして接し方を学び、以前よりはコミュニケーションに慣れましたが、マニュアル通りにいかなくて大変なことは今でもあります。(30代後半・女性・他業種から転職・介護経験1年)
支援に絶対の正解がなく、スタッフ間でどこまで手伝うかの意見が合わないのがストレスです。1人のスタッフが何でもやってしまったことで、別のスタッフが入居者さんから「あの職員はやってくれたのに」と言われ、働きにくさを感じてしまいます。
しっかり方針をまとめてくれないと、職場の人間関係がギスギスしてしまうので、管理者との相性は大事だと思います。(50代前半・男性・介護経験10年)
障害者グループホームの業務は、入居者さんのその日の体調や気分によって変わる場合があります。そのため、決まったルーティンで動けず、臨機応変な対応を求められるところが大変です。
予測不能な対応に疲れてきついときや、自分の思いが伝わらないもどかしさを感じるときもありますが、チームで連携して支え合って乗り越えています。(50代後半・女性・介護経験7年)
障害者グループホームに入職して驚いたのは、「思った以上に家事の負担が大きい」ということです。掃除や洗濯に加え、食事の用意など家事全般をこなさなければならないことが大変でした。特に複数人分の調理が大変でしたが、 毎日こなすうちにペースが掴めてきたと感じています。
最近は調理のアルバイトの方が入ってくれたので、分担できるところはお願いして、入居者さんのサポートに時間を使えるようになりました。(40代後半・女性・介護経験2年)
障害者グループホームの仕事では、入居者さんとの適切なコミュニケーションや柔軟な対応が求められ、マニュアル通りにいかない難しさがあるようです。
初めは対応が難しくて焦るかもしれませんが、「どうすればより良いサポートができるのか」を前向きに考え、周囲と協力しながら支援することで適切な支援ができるようになるでしょう。
障害者グループホームの仕事のやりがいは?
以下は、障害者グループホームの仕事のやりがいに関する体験談です。
障がいの特性から、言語によるコミュニケーションが苦手な入居者さんがいました。言葉で伝えると入居者さんが混乱してしまうため、「ご飯や服のカードを見せて、食事や着替えの時間を認識してもらう非言語コミュニケーション」を試したところ、スムーズに理解していていただくことができました。
コミュニケーション方法を工夫して、こちらが伝えたいことが伝わったときに、喜びを感じます。(40代前半・男性・介護経験5年)
不安な気持ちから暴力がみられる入居者さんがいて、最初はどのように支援すべきか悩みました。しかし、日々の様子をよく観察し、「何が不安のきっかけになっているか」をチームで分析して対応方法を検討した結果、少しずつ入居者さんの気持ちが安定するようになりました。穏やかな笑顔を見せてくれたときは嬉しかったです。課題を分析して一人ひとりに合ったサポートをできたときに、働くやりがいを感じます。(30代前半・女性・介護経験4年)
入居者さんとの何気ない日常の会話が楽しいです。最初はなかなか心を開いてくれなかった入居者さんが、毎日接するうちに「今日はバイクで来たの?」と向こうから名前を呼んで話しかけてくれるようになりました。
自然な笑顔を見せてくれたり、「ありがとう」と直接言ってもらえたりすると、自分の関わりが少しでも役に立っているんだなと実感できてやりがいを感じますね。(40代前半・男性・他業種から転職・介護経験2年)
障害者グループホームの仕事は、入居者さんだけではなくご家族とも深く関わります。ご家族から「○○さんがいてくれて良かった」とお褒めの言葉をいただけたときは、頑張ってきて良かったと思えました。
1人の人間の人生や生き方に深く関わって支援できることの尊さは、ほかの仕事ではなかなか味わえない魅力です。(50代前半・女性・介護経験10年)
障害者グループホームで働く職員は、入居者さんやご家族と関わるなかでやりがいを感じることが多いようです。「誰かの人生を豊かにするサポートがしたい」と考えている方にとって、魅力的な職場といえるでしょう。
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障害者グループホームに転職するメリット
障害者グループホームに転職するメリットは、無資格・未経験から挑戦しやすいことや、高齢者施設よりも身体介護の負担が小さい傾向にあることなどです。転職先を悩んでいる方は、以下で障害者グループホームに転職するメリットを確認してみましょう。
無資格・未経験OKの求人がある
障害者グループホームで働く世話人や生活支援員になるのに必須の資格はないため、無資格・未経験の方も転職を目指せます。特に世話人の場合、「無資格OK」や「未経験可」の記載がある求人が少なくありません。
また、障害者グループホームで「介護等の業務」に該当する実務経験を積めば、介護福祉士を目指すことも可能です。経歴や年齢に関係なくキャリアアップを目指せることも、障害者グループホームで働く魅力といえます。
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高齢者施設よりも身体介護の負担が小さい傾向にある
特養などの高齢者施設と比較して身体介護を行う機会が少なく、身体的負担が軽い環境で働けることも、障害者グループホームに転職するメリットです。施設の種類にもよりますが、障害者グループホームの入居者さんは、職員のサポートがあれば身の回りのことは自分でできる方が多い傾向があります。
家事スキルを活かせる
家事スキルを活かせるのも、障害者グループホームで働くメリットです。障害者グループホームの世話人や生活支援員の業務には、掃除・洗濯・食事の準備といった家事の支援が含まれます。そのため、家事が得意な方は、スキルを活かして活躍できるでしょう。
障害者グループホームの職員に向いている人
入居者さんの気持ちに寄り添えたり、小さな変化に気づけたりする人は、障害者グループホームの職員に向いています。「自分は障害者グループホームで働くのに向いている?」と気になる方は、以下を参考にしてみてください。
入居者さんの気持ちに寄り添える人
相手の気持ちを尊重したサポートができる人は、障害者グループホームの仕事に向いています。障害者グループホームの職員は、入居者さんが安心して生活できるよう気持ちに寄り添い、信頼関係を築くことが大切です。
職員が適切なコミュニケーションを図ると、入居者さんが安心して相談でき、不安や悩みにアプローチできるでしょう。
小さな変化に気づける人
小さな変化に気づく観察力がある人は、障害者グループホームで活躍できます。障害者グループホームの職員は、入居者さんの日々の体調や精神状態に合わせた対応をすることが必要です。自分の気持ちや体調の変化を言葉で伝えることが苦手な入居者さんもいるため、小さな変化に気づく能力は重要といえます。
入居者さんのペースに合わせられる人
相手のペースに合わせられる人は、障害者グループホームの職員に向いています。入居者さんのなかには、こだわりが強い方や動作がゆっくりな方もいる場合も。職員がやったほうが早いと感じることがあるかもしれませんが、入居者さん自身ができることを職員が奪ってしまうのはNGです。
障害者グループホームの仕事は、入居者さんのペースに合わせて見守りながら、必要であればサポートをする自立支援の姿勢で取り組むと良いでしょう。
土日祝の勤務や夜勤に慣れている人
土日祝や夜間の勤務に抵抗がない人は、障害者グループホームの仕事にスムーズに慣れていけるでしょう。障害者グループホームは、入居者さんの生活を365日体制で支える住まいのため、多くが土日祝日の勤務や夜勤を含むシフト制です。
「平日の空いている時間に買い物や役所などの用事を済ませたい」という人や、「夜勤手当を活用して効率良く収入を増やしたい」と考えている人にとって、魅力的な働き方でしょう。
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障害者福祉に向いている人の特徴とは?高齢者介護との違いや仕事内容を解説
障害者グループホームの職場選びのポイント
障害者グループホームの職場を選ぶときは、施設の種類や入居者さんの障害支援区分、夜勤の職員体制などを事前に確認すると良いでしょう。障害者グループホームを選ぶ際のポイントを以下で解説するので、職場選びの参考にしてみてください。
施設の種類や入居者さんの障害支援区分を確認する
入職後のミスマッチを防ぐためには、施設の種類や入居者さんの障害支援区分を事前に確認することが重要です。同じ障害者グループホームであっても、施設の種類によって生活サポートがメインになるのか、身体介護がメインになるのかが異なります。
ギャップを感じないためには、面接時に「現在の入居者さんの平均的な障害支援区分」や、「医療的ケアが必要な方の有無」を直接質問しておくことも大切。自分がどのような支援に携わりたいのかを明確にし、施設を見極めることが長く働き続けるためのコツです。
夜勤の職員体制や緊急時の体制を確認する
障害者グループホームの夜勤は1人体制の場合があるので、対応が不安な方は、夜間の職員体制を確かめておきましょう。特に未経験の方は、緊急時の対応を1人で行うことに精神的なプレッシャーを感じるかもしれません。管理者にすぐ相談できるオンコール体制や、緊急時マニュアルがあると安心です。
また、長時間の勤務による体力的な負担を減らすために、「仮眠室などの休憩スペースはあるか」「仮眠が取れるか」といった職場環境の実態も確認すると良いでしょう。
事前に職場見学をして施設の雰囲気を知る
可能であれば、事前に職場見学をして施設の雰囲気を感じると、入職後のギャップを減らせます。求人票の文字情報や面接の場だけでは、実際の人間関係や現場の忙しさまではなかなか把握できません。
見学を通じて、「職員同士がどのようなトーンで会話しているか」「入居者さんに対して余裕を持った接し方をしているか」「施設内は清潔に保たれているか」といったリアルな空気感を自分の目で確かめると、働きやすさを予測できるでしょう。
障害者グループホームに転職する際によくある質問
ここでは、障害者グループホームに転職する際によくある質問を紹介します。「障害者グループホームの職員に向いていない人は?」「40代・未経験から働ける?」と気になる方は、参考にしてみてください。
障害者グループホームに向いてない人の特徴は?
マニュアル通りの仕事を好む人や、人に合わせるのが苦手な人は、仕事にストレスを感じる可能性があります。障害者グループホームで働くうえでは、入居者さんの特性や性格、精神状態に合わせて臨機応変に対応することが必要です。また、「言葉遣いや動作が乱暴な人」も、入居者さんと信頼関係を築くのに苦労するかもしれません。障害者グループホームで働く際は、相手の気持ちに寄り添った丁寧な対応を心掛けることが大切です。
障害者グループホームで働くのに向いている人の特徴については、この記事の「障害者グループホームの職員に向いている人」もご覧ください。
40代・未経験から障害者グループホームで働ける?
40代で未経験の方も、求人に応募して採用されれば、障害者グループホームで働くことができます。障害者グループホームの世話人や生活支援員として働くために、必須の資格はありません。求人に「未経験可」「無資格OK」といった記載がある場合、未経験者の採用に積極的な可能性があります。
40代未経験での介護・福祉業界への転職が不安な方は、「40代未経験で介護職員に転職できる?成功させるコツや役立つ資格を解説」の記事も参考にしてみてください。
障害者グループホームの夜勤は楽?きつい?
障害者グループホームの夜勤を「楽」と感じるか「きつい」と感じるかは、働く人の価値観や職場環境によって異なります。夜勤では通常寝ている時間帯に仕事をするため、生活リズムが乱れることを大変に感じる人もいるかもしれません。職場によっては、労働時間が約16時間と長時間になる場合もあります。ただし、障害者グループホームの入居者さんはある程度自立している方が多い傾向にあり、高齢者施設と比較すると身体介護による負担は小さいようです。
障害者グループホームの夜勤については、「障害者グループホームの夜勤は楽?仕事内容やスケジュールを解説!」の記事で解説しているので、あわせてご覧ください。
障害者グループホームで働くのに資格は必要?
障害者グループホームで働く場合、職種によっては資格が必要です。サービス管理責任者には資格や経験が求められますが、世話人や生活支援員は無資格・未経験から従事できます。ただし、職場によっては、「介護職員初任者研修以上の資格」などを入職の要件にしている場合があるので、求人の募集要項を確認して応募しましょう。
障害者グループホームで働くうえで必要な資格については、「障害者グループホームに資格は必要?研修の種類や取得方法、メリットを解説」の記事をチェックしてみてください。
首都圏限定!資格取得が無料!
転職活動しながら資格を取る資格取得のみでもOK!
レバウェル介護の資格スクールまとめ
障害者グループホームの仕事をきついと感じる理由は、「入居者さんの特性を理解するのが難しい」「一定の体力が必要とされる」などです。職員同士で意見が食い違い、人間関係に悩む場合もあるでしょう。
仕事で悩んだら1人で抱え込まず、先輩や上司に相談することが大切です。経験の浅さから不安を感じる場合は、教育制度やフォロー体制が整っている職場を選ぶと安心して働けます。体力的な不安を感じる方は、外部サービス利用型など、自立度が高い入居者さんが多い施設を選ぶと良いかもしれません。
障害者グループホームの職員に向いている人は、入居者さんの気持ちに寄り添える人や、小さな変化に気づける人です。入居者さんやご家族と関わることにやりがいを感じる人は、障害者グループホームの世話人や生活支援員として活躍できるでしょう。
「自分に合った障害者グループホームで働きたい!」「向いているか不安…」という方は、介護・福祉業界に特化した転職エージェントのレバウェル介護(旧 きらケア)にご相談ください。
「レバウェル介護(旧 きらケア)」のキャリアアドバイザーは、障害者支援施設や介護施設の職場の内情に詳しく、求人票からは分からない実際の業務内容や職場の雰囲気もお伝えできます。実情を把握したうえで転職を決められるので、ミスマッチを防げるでしょう。サービスはすべて無料なので、「転職するかどうか迷っている」という方もお気軽にご活用くださいね。
今の職場に満足していますか?
執筆者

「レバウェル介護」編集部
お役立ち情報制作チーム
介護職専門の転職支援サービス「レバウェル介護」が運営するメディア。現役の介護職とこれから介護職を目指す方に寄り添い、仕事や転職の悩み・疑問を解決する記事を制作している。これまでに公開した記事は1400記事(※)以上。制作チームには介護福祉士ライターも在籍し、経験をもとにリアルな情報をお届け。資格や介護技術など、スキルアップにつながる情報も発信中!(※)2023年10月時点


