介護職はきつい?大変って本当?仕事のやりがいとメリットを解説!

介護の仕事 2023年9月6日
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屋外で車椅子のシニアの手を取っている画像

「介護職はきつい」というイメージから、業界へ挑戦するのをためらう人もいるでしょう。介護職は体力が必要であり、人によってはきついと感じることがあるのも事実です。しかし、介護職にはやりがいやメリットも多くあります。この記事では、介護職をきついと思う要素は何なのか、どのような魅力があるのかを詳しくご紹介。また、就職後にきついと感じた場合の対処法についても触れているので、ぜひご一読ください。

介護士ってどんなお仕事?仕事内容や働き方、必要な資格、給与などを解説

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目次

介護職がきついと言われる5つの理由

介護職は、人手不足や心身への負担、給料の低さなどから「きつい」といわれることがあるようです。ここでは、介護職がきついと言われる理由を5つご紹介します。

1.人手が不足している

日本は高齢化が進んでおり、介護業界は人手不足の傾向にあります。要支援・要介護の高齢者も増加傾向にあり、職場環境によっては介護職一人あたりの労働量に負担があるといえるでしょう。人手不足の環境だと、休みが取りづらかったり、任される業務が多かったりと、仕事に対するきつさを感じてしまうようです。

さらに、そのうえで介護拒否があると対応に時間がかかるため、ほかの利用者さまのスケジュールにもしわ寄せが起こり、介護業務がきついと感じやすくなります。

2.身体的・精神的な負担が大きい

介護業界の利用者さんは高齢者が多く、介護職は大人の体重を支えるため身体的な負担がかかります。きらケア介護白書2022」によると、実際に「腰痛などの身体的な負担」を感じている人の割合は58.7%でした。
また、利用者さんの状態がいつ急変するか分からず、看取り対応のある施設では精神的な負担が大きくなることもあるようです。介護職として活躍するには、体力のある人や精神的に強い人が向いているでしょう。

3.給料が安い

きらケア介護白書2022」によると、介護職が働くうえで感じるデメリットは、「給与水準が低い」が48.0%という結果になりました。アンケートに回答した約2,000人の半数近くの介護職が、給料に不満を感じていることが分かります。介護職の労働量が多いにもかかわらず給料が低いと、働くモチベーションを維持できないことから「きつい」と感じてしまうでしょう。

4.人間関係の構築が大変

介護の現場は若手からベテランまで幅広い年代の人が在籍しているため、人間関係の構築がきつい場合があります。介護の取り組み方は人それぞれなので、ときには意見が衝突することも考えられるでしょう。

また、利用者さんによっては円滑にコミュニケーションができないことも。利用者さんと信頼関係を構築できなければ、性格や特性に合った介護の実現は難しくなります。

5.夜勤やシフト制の勤務がきつい

介護施設では24時間体制で利用者さんの生活を見守るため、夜勤や不規則な働き方がきついと感じる人もいます。夜勤は拘束時間が長く、少人数で対応するため体力的な負担がかかってしまうのが現状です。生活リズムの乱れから仕事とプライベートの両立ができず、不満に感じてしまう場合もあります。

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介護職の仕事内容

介護職の仕事内容には、身体介助と生活援助の2種類があります。身体介助は、食事や入浴、排泄などのサポートを行う業務です。生活援助では、掃除や洗濯、買い物などを担当。身体介助は利用者さんの体に触れるのに対し、生活援助は利用者さんに直接触れないという違いがあります。

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介護職における3つのやりがい

介護職のやりがいには、感謝の言葉を聞けたり利用者さんの回復を見守れたりすることが挙げられます。人によっては仕事に対するきつさよりも、やりがいが上回る場合も。介護職がきついのではと不安に感じている方は、下記のやりがいをチェックしてみてください。

1.利用者さんやご家族から感謝される

介護職として働くと、「ありがとう」「あなたがいてくれて良かった」というように、感謝の言葉をもらえる機会が多くあります。利用者さんやご家族から直接感謝されると、介護職をしていて良かったとやりがいを感じられるでしょう。人の役に立つことが好きな人や、社会のために働きたいと考えている人は、介護職に適しているといえます。

2.介護を通じて利用者さんの回復を見守れる

介護職として業務に携われば、利用者さんの心身が回復していく様子を見守ることが可能です。日々の生活を手助けしていくうちに利用者さんが元気になり、取り組めることが増えていきます。介護を通じて利用者さんの笑顔が増えれば、仕事のやりがいを実感できるでしょう。

3.利用者さんとの交流を通じて多くを学べる

介護職は、利用者さんとのコミュニケーションを通じてさまざまな知識を学べます。ときには利用者さんに話を聞いてもらったり、生活援助につながる家事のアイディアを教えてもらえたりする場合も。人生の先輩である高齢者と関わる仕事のため、利用者さんがどのような人生を送ってきたのかを聞くことで、自分自身のこれからを見つめ直せるでしょう。

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介護職として働く4つのメリット

介護職として働くメリットには、介護の技術・知識が身につくことや、キャリアアップしやすいことが挙げられます。下記では、介護職として働くメリットを4つ解説するので、これから介護業界で働こうと考えている方はぜひ参考にしてください。

1.介護の技術や知識が身につく

きらケア介護白書2022」によると、介護士として働くメリットは「介護の技術や知識が身につく」が45.4%ともっとも多く、「自分の家族を介護するときに役立つ(30.2%)」と「医療に関する知識を習得出来る(21.9%)」が次ぐ結果になりました。無資格・未経験の人を受け入れている職場もあり、働きながら専門的な技術や知識を身につけられます。また、介護職として培ったスキルは、自分の家族を介護する場面でも役立てられるでしょう。

2.やりがいをもって働ける

介護職はやりがいをもって働けるのがメリットです。介護現場の状況を判断し、利用者さんや職員が困っていることに対して積極的にサポートできれば、仕事で頼りにされるでしょう。経験やスキルに応じて手当の額が上がったり、資格取得支援や研修の制度を活用できたりと、介護に対するやりがいを感じながら働けます。

3.キャリアアップがしやすい

近年、新たな介護人材の確保や定着、待遇改善、介護の質の向上に向けて国を挙げて段階的にキャリアパスが整えられています。そのため、未経験や無資格からでも資格を取得しやすく、キャリアアップも図りやすくなっていることがメリットです。介護職として着実に経験を重ねれば、管理職を目指すことも可能でしょう。

4.スキルや経験を全国で活かせる

介護を必要としている高齢者は全国にいるため、将来的に引っ越しを検討している場合でもスキルや経験を活かせます。介護施設は全国に展開されており、UターンやIターンが必要になったときも、その先で介護の仕事を探すことが可能です。先述したとおり、日本は高齢化が進んでおり、介護需要の高さから仕事がなくなることはありません。介護資格は全国で通用するので、自分のスキルをきちんと評価してもらえることがメリットです。

無資格・未経験から介護業界へ挑戦したいと考えている方は、レバウェル介護(旧 きらケア)へご相談ください。レバウェル介護(旧 きらケア)なら、専任のアドバイザーがマンツーマンで就職・転職活動をサポートします。

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介護職がきついときの5つの解決策

介護職として働きはじめ、「きつい」と感じてしまったら、周囲の人に相談したり転職を検討したりしましょう。ここでは、介護職がきついときの解決策を5つご紹介します。

1.職員や周囲の人に相談する

介護職がきついと感じたら、同じ施設の職員や家族、友人などに相談しましょう。頼りになる職員がいれば、状況に合った対処法やアドバイスをしてもらえる可能性があります。また、家族や友人に話すだけでも気持ちが楽になり、気持ちを切り替えられるでしょう。

2.職場での行動を振り返る

仕事のきつさを軽減するには、職場における自分の行動を振り返ることも重要です。冷静に仕事の姿勢を客観視し、反省点があれば行動や考えの改善に努めましょう。反省点を意識して効率的に動けるようになれば、仕事に対するモチベーションを維持でき、きついと感じることが少なくなる場合もあります。

3.資格取得やスキルアップを図る

給料に関するきつさを感じている場合は、資格取得やスキルアップを目指しましょう。上位資格を取得したり、スキルの向上によって役職に就いたりすれば、給料アップにつながります。専門的な知識や経験を身につければ、条件の良い介護施設へ転職するときも有利にはたらくでしょう。

4.配置や夜勤の回数を変更してもらう

給与が低いと感じている場合は、夜勤の回数を増やせばその分の夜勤手当を受け取れます。夜勤がきついと感じている場合は、夜勤の回数を減らしてもらえるよう上司に相談しましょう。そのほか、人間関係や体力に関する悩みを抱えている場合は、配置を変更してもらうのも一つの手です。介護職としてモチベーションを維持しながら働くためにも、無理のない勤務体制を整えましょう。

5.ほかの介護施設へ転職する

現在の働き方がきついと感じる場合は、ほかの介護施設へ転職しましょう。たとえば夜勤や不規則なシフト制に不満を感じている方は、デイサービスや訪問介護事業所が適しているかもしれません。働き方を変えれば介護職ならではのきつさが軽減されることも考えられます。

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介護職についてよくある質問

介護職についてよくある質問に回答します。「介護職の仕事ができるか心配…」という方は、ぜひチェックしてみてください。

介護職の仕事ってきついの?

介護の仕事は、自分より体格の良い利用者さんを支えたり、夜勤があったりするので、身体的・精神的な負担を感じることがあります。また、仕事量に対して、給料が少ないと感じることも。人手不足の施設が多いため、1人あたりの業務量が多い傾向にあるのも、「仕事がきつい」と感じる一因と考えられます。

介護職がきついと言われる5つの理由」で詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。

介護職って人間関係が悪いって本当?

介護職の人間関係が悪いかどうかは、人との相性によって異なるので一概に判断することができません。しかし、忙しいと言い方がきつくなったり、イライラして当たってしまったりするので、人間関係が悪くなってしまうことも。

職場の人間関係は、自分がその人と合うかどうか以外にも、施設の雰囲気や職員同士の派閥なども関わってくるので、職場見学をして実際に確認してみると良いでしょう。

まとめ

介護職がきついといわれる理由には、業界の人手不足や業務量の多さ、給料の低さなどが挙げられます。しかし、人によってはきつさよりもやりがいが上回る場面も。利用者さんやご家族から直接感謝されたり、自分のケアによって利用者さんが回復できたりすると、介護職をしていて良かったと思えるでしょう。

介護職として働けば、専門的な技術や知識が身につき、キャリアアップを実現できます。介護の需要は年々高くなっており、スキルや経験は全国で通用するのが強みです。これから介護業界を目指す方は、仕事のきつさややりがい、メリットを踏まえたうえで自分に合った職場環境を見つけましょう。

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「きらケア」は「レバウェル介護」にサービス名を変更しました

「きらケア」は転職だけではなく、介護職の方が働く中での悩みに幅広く寄り添えるサービスになるために「レバウェル介護」として新しく生まれ変わりました。

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※この記事の掲載情報は2023年9月6日時点のものです。制度や法の改定・改正などにより最新の情報ではない可能性があります。

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