
この記事のまとめ
- 介護職がきついと言われる理由に「身体的・精神的な負担」などが挙げられる
- 介護職がきついときの対処法は、「上司や同僚、家族に相談する」など
- 介護職には、「介護の技術や知識が身につく」など、多数のメリットがある
「介護職はきつい」と言われているのを知って、介護業界へ挑戦するのをためらう人もいるのではないでしょうか?介護職は、体力・精神面での負担が大きいなどのきつさがある一方で、やりがいやメリットも数多くあります。この記事では、介護職がきついと言われる理由を解説。きつさを感じたときの対処法や介護職の魅力をご紹介します。自分に合う職場の選び方にも触れているので、介護職に興味がある方は参考にしてみてください。
介護士ってどんなお仕事?仕事内容や働き方、必要な資格、給与などを解説目次
介護職がきついと言われる理由
介護職は、人手不足や心身への負担、給料の低さなどから「きつい」と言われることがあるようです。ここでは、介護職がきついと言われる理由をご紹介します。
人手不足の傾向があるから
日本の急速な高齢化により、介護業界は人手不足の傾向にあります。要支援・要介護の高齢者は増加しており、職場によっては介護職1人当たりの業務量が多くなる場合があるかもしれません。人手不足の環境だと、休みが取りづらかったり任される業務が多かったりするなど、仕事に対するきつさを感じてしまうようです。
また、人手不足のなかで介護拒否があると対応に時間がかかるため、ほかの利用者さんのスケジュールにしわ寄せが起こり、介護業務がきついと感じやすくなります。
身体的・精神的な負担が大きいから
介護職の仕事は、身体的・精神的な負担がかかる場面が少なくありません。介護職が身体介護を行う場合、大人の体重を支える必要があるため、身体的な負担がかかります。
Leverages Medical Careの「きらケア介護白書2022(p.11)」によると、実際に「腰痛になりやすいなど身体的負担が大きい」と感じている人の割合は58.7%でした。
また、看取り対応のある施設では、利用者さんの状態がいつ急変するか分からず、精神的な負担につながることも。介護職として活躍するには、体力のある人や精神的に強い人が向いているでしょう。
給料に対する不満があるから
介護職の給料が低いと感じることも「きつい」と言われる理由の一つです。同資料(p.11)によると、介護職が働くうえで「給与水準が低い」ことをデメリットに感じている人の割合は48%でした。アンケートに回答した約2,000人の半数近くの介護職が現在の給与額に不満を感じていると分かります。介護職の労働量が多いにもかかわらず給料が低いと、働くモチベーションを維持できないことから「きつい」と感じてしまうようです。
人間関係の構築が大変だから
介護の現場は若手からベテランまで幅広い年代の人が在籍しているため、人間関係を築くことに大変さを感じる場合があります。介護の取り組み方は人それぞれなので、ときには意見が衝突することも考えられるでしょう。
また、利用者さんによっては円滑にコミュニケーションができないことも。利用者さんと信頼関係を構築できなければ、性格や特性に合った介護の実現が難しくなります。
夜勤やシフト制の勤務がきついから
夜勤やシフト制で生活リズムが乱れやすいことに、きつさを感じる人もいます。介護施設では24時間体制で利用者さんの生活を見守るため、夜勤と日勤の両方に対応するシフト制を導入しているところが少なくありません。
夜勤は拘束時間が長く、少人数で対応するため、体力的な負担がかかってしまいがちです。生活リズムの乱れから仕事とプライベートの両立ができず、不満を感じてしまう場合もあります。
出典
Leverages Medical Care「介護士のキャリアや外国人雇用などに関するレポート「きらケア介護白書2022」を公開しました」(2025年6月2日)
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介護職がきついと感じるときの対処法
介護職として働くなかで「きつい」と感じてしまったら、周囲の人に相談したり、職場での自分の行動を振り返ったりしましょう。ここでは、介護職がきついときの解決策をご紹介します。
上司や同僚、家族などに相談する
介護職がきついと感じたら、同じ施設の職員や家族、友人などに相談しましょう。頼りになる職員がいれば、状況に合った対処法やアドバイスをしてもらえるかもしれません。また、家族や友人に話すだけでも気持ちが楽になり、前向きになれるでしょう。
職場での自分の行動を振り返る
仕事のきつさを軽減するには、職場における自分の行動を振り返ることも重要です。仕事への姿勢を客観視し、反省点があれば行動や考え方の改善に努めましょう。反省点を意識して効率的に動けるようになれば、仕事に対するモチベーションを維持でき、きついと感じることが少なくなる可能性があります。
資格取得やスキルアップを図る
介護の仕事についていけずきつい感じている場合は、資格取得やスキルアップを目指しましょう。上位資格を取得したりスキルアップしたりすれば、介護の専門的な知識や技術が身につくため、業務に役立てることができます。また、資格要件を満たす必要がある役職にキャリアアップする場合や、条件の良い介護施設へ転職する際に有利に働くかもしれません。
夜勤の回数や配置を変更してもらう
夜勤がきついと感じている場合は、夜勤の回数を減らしてもらえるよう上司に相談しましょう。人間関係や体力に関する悩みを抱えている場合は、配置を変更してもらうのも一つの方法です。介護職としてモチベーションを維持しながら働くためにも、無理のない勤務シフトで働けるよう話し合うことが大切です。
また、夜勤の回数を増やせば、その分の夜勤手当を受け取れます。そのため、給与が低いと感じている場合は、夜勤回数を増やすことを検討してみると良いでしょう。
ほかの介護施設へ転職する
現在の職場での働き方がきついと感じる場合は、ほかの介護施設への転職を検討してみるのも選択肢の一つです。たとえば、夜勤や不規則なシフト制に不満を感じている方は、デイサービスや訪問介護事業所などの日勤のみの職場が向いているかもしれません。働き方を変えれば、介護職ならではのきつさが軽減されることも考えられます。
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介護はきつい?基本的な仕事内容
介護職は、利用者さんの生活を支えるために多岐にわたる業務をこなす必要があることから、身体的・精神的なきつさがある仕事といえます。
ここでは、介護職の主な仕事内容を解説するので、どのようなところにきつさを感じるのか確認してみてください。
身体介護
身体介護とは、食事介助や入浴介助、排泄介助など、利用者さんが生活を送るうえで欠かせない動作を直接体に触れながら支援する業務です。利用者さんが可能な限り自立して健康的・衛生的に暮らすうえで欠かせない仕事といえるでしょう。
しかし、移乗介助や入浴介助のように、利用者さんの体を抱えたり支えたりする必要があるため、腰や膝などに負担がかかります。また、排泄物やオムツを処理することに拒否感があると、ストレスを感じてしまうかもしれません。
感染症対策や予防に注意を払うことで精神的に疲れてしまうなど、利用者さんとの直接的な関わりが深い身体介護にきつさを感じる場合もあるでしょう。
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生活援助
生活援助とは、利用者さんができなかったり難しかったりする掃除や洗濯、調理、ゴミ出しなど、日常生活を送るうえで必要となる家事を代行し、身の回りのサポートを行う業務です。外出に難しさがある利用者さんに対しては、家事全般にとどまらず、買い物や病院の付き添いも行います。
なお、「介護職員初任者研修」以上の資格がなければ、有資格者の指導・監督なしに行えない身体介護とは違い、生活援助は資格がなくても単独で可能です。家事スキルを活かせるため、無資格、介護職未経験という方も挑戦できます。
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レバウェル介護の資格スクールレクリエーションの企画・実施
介護職は、季節のイベントや簡単なゲーム、物づくりなどのレクリエーションを企画・実施します。レクリエーションは、利用者さんとのコミュニケーションや心身の健康維持などを目的に行う大切な業務です。しかし、利用者さんが充実した時間を過ごせるよう工夫を凝らす必要があることから、レクリエーションを負担に感じる人もいます。
また、人前に立つのが苦手な場合、レクリエーションの進行に際して注目が集まることでストレスを感じる場合も。利用者さんと一緒になって楽しむという気持ちが持てないと、苦手意識を持ってしまうかもしれません。
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介護記録の作成
介護業務以外の仕事として、介護記録の作成が挙げられるでしょう。介護記録は、利用者さんの健康状態やサポート内容などを記録するもので、職員間の情報共有や業務の引き継ぎに欠かせません。しかし、担当する利用者さん全員分の記録を作成しなくてはならないため、介護職にとって負担となる可能性があります。
仕事が忙しいときは、業務の合間に作成時間を取るのが難しいことも。終業間際に急いで記録内容をまとめる場合、「きつい」と感じてしまうかもしれません。
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介護職(介護士)の仕事内容とは?資格は必要?やりがいやメリットもご紹介
介護職が続く人の特徴
介護職を長く続けられる人の特徴は、以下のとおりです。
- コミュニケーション能力が高い
- 感情を上手に切り替えられる
- 体力に自信がある
- プライベートが充実している
介護職には、利用者さんやご家族、職員との信頼関係が欠かせません。相手の気持ちを理解し適切な言葉で伝える能力がある人は良好な人間関係を築けるため、円滑に仕事を進められるでしょう。
多くの人が集まる介護現場で働くと、ときには意見がぶつかり思いどおりにならないこともあるかもしれません。そのようなとき、上手に感情をコントロールできる人は、介護の仕事に向いているでしょう。
また、介護の仕事は、基本的に立ち仕事。施設内を歩き回ったり、身体介護が主な業務だったりするので、健康管理をしながら継続的に働けるだけの体力があることも介護職が続く人の特徴の一つです。
介護職がきついと感じることがあっても、プライベートを大切にできれば精神的な余裕を持ちやすくなります。たとえば、家族と過ごす時間や趣味を楽しむなど、適度に息抜きをすることは仕事へのモチベーションを保つうえで大切です。
介護職が長く続く人の特徴について詳しくは「介護職が長く続く人の特徴とは?どうしても辞めたいときの対処法も解説」の記事で解説しているので、気になる方はぜひチェックしてみてください。
介護職のやりがい
介護職のやりがいには、直接感謝の言葉を聞けたり、利用者さんの回復を見守れたりすることなどが挙げられます。人によっては仕事に対するきつさよりも、やりがいが上回る場合もあるでしょう。「介護職はきついのでは?」と不安に感じている方は、下記のやりがいをチェックしてみてください。
利用者さんやご家族から感謝される
介護職として働くと、「ありがとう」「あなたがいてくれて良かった」というように、感謝の言葉をもらえる機会が多くあります。利用者さんやご家族から直接感謝されると、「介護職をしていて良かった」とやりがいを感じられるでしょう。人の役に立つことが好きな人や、社会のために働きたいと考えている人は介護職に適しているといえます。
介護を通じて利用者さんの回復を見守れる
介護職として業務に携わると、利用者さんの心身が回復していく様子を見守ることが可能です。日々の生活を手助けしていくなかで、利用者さんは今までできなかったことが少しずつできるようになる場合も。介護を通じて利用者さんの笑顔が増えれば、仕事のやりがいを実感できるでしょう。
利用者さんとの交流を通じて多くを教われる
介護職は、利用者さんとのコミュニケーションを通じて価値観や人生観などに触れることで、新たな気づきを得られる場合があります。ときには、利用者さんに悩みを聞いてもらったり、家事のアイディアを教えてもらえたりする場合も。人生の先輩である高齢者と関わる仕事のため、利用者さんがどのような人生を送ってきたのかを聞くことで、自分自身のこれからを見つめ直せるかもしれません。
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介護職として働くメリット
介護職として働くメリットには、「介護の技術・知識が身につく」「キャリアアップしやすい」などが挙げられます。下記では、介護職として働くメリットを解説するので、これから介護業界で働こうと考えている方は参考にしてみてください。
介護の技術や知識が身につく
介護職は無資格・未経験からチャレンジでき、働きながら介護の技術や知識を身につけられます。
Leverages Medical Careの「きらケア介護白書2022(p.10)」によると、介護職として働くメリットは「介護の技術や知識が身につく」が45.4%と最多。次いで「自分の家族を介護するときに役立つ」が30.2%、「医療に関する知識を習得出来る」が21.9%という結果でした。介護職として培ったスキルは、仕事だけでなく、自分の家族を介護する場面でも役立てられるでしょう。
出典
Leverages Medical Care「介護士のキャリアや外国人雇用などに関するレポート「きらケア介護白書2022」を公開しました」(2025年6月2日)
やりがいをもって働ける
「介護職のやりがい」で前述したとおり、介護職はやりがいをもって働けるのが大きな魅力です。介護現場の状況を判断し、利用者さんやご家族が困っていることに対して積極的にサポートできれば、頼りにされるでしょう。
キャリアアップがしやすい
介護職は、キャリアパスが整っていることもメリットの一つです。介護業界には、新たな介護人材の確保や定着のための待遇改善、介護の質の向上を目的に、キャリアアップできる道筋があります。
介護職は、「介護職員初任者研修→介護福祉士実務者研修→介護福祉士」と段階的にスキルアップしていくのが一般的。介護職として着実に経験を重ね、資格を取得していくことで将来的にケアマネジャー(介護支援専門員)や管理職を目指すこともできるでしょう。
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レバウェル介護の資格スクールスキルや経験を全国で活かせる
介護を必要とする高齢者は全国にいるため、将来的に引っ越しをする場合でも全国各地で介護職の求人を探せます。介護施設は全国に展開されており、家庭の事情で転居することになっても現地で介護の仕事を探すことが可能です。前述したとおり、日本は高齢化が進んでおり、介護需要の高さからすぐに仕事がなくなることはありません。介護資格は全国で通用するので、自分のスキルをきちんと評価してもらえるでしょう。
無資格・未経験から介護業界へ挑戦したいと考えている方は、レバウェル介護(旧 きらケア)に相談してみませんか?レバウェル介護(旧 きらケア)なら、専任のアドバイザーがマンツーマンで就職・転職活動をサポートします。
あなたの希望条件に合った求人をご紹介し、施設の特徴や仕事内容、職場の雰囲気など、詳しい情報をお伝えするので、ミスマッチを防ぐことが可能です。やりがいを感じられる介護施設を一緒に見つけ出しましょう!
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介護職の自分に合った職場の選び方
介護職の求人を選ぶ際は、「働き方」「給与」「業務負担」「職場の雰囲気」をチェックしましょう。自分に合わない職場に入職してしまうと、きついと感じる可能性があります。たとえば、子育てや介護などの理由で夜勤を避けたい方にとって、夜勤が多い職場はミスマッチになりかねません。
自分の希望に合う働き方や仕事ができるか
施設によって勤務時間や日数、業務内容などは異なるため、自分の希望に合う働き方や仕事ができる職場を選ぶことが重要です。
子育てや介護などの事情で働く時間や曜日を限定して働きたい方は、「週1日」「1日3~4時間勤務」などの短時間勤務ができる派遣やパート・アルバイトの求人を探してみると良いでしょう。
「業務内容重視で、身体介護が少ないところが良い」という方は、介護サービスを提供しないサ高住や健康型・住宅型の有料老人ホームを選ぶ方法もあります。入居者さんの生活相談や見守り業務をメインに働くことが可能です。
介護業界は多様な介護サービスを展開しており、職場によって働き方や仕事内容が違います。自分の希望に合わない職場で働いており「仕事がきつい」と感じている方は、自分の希望条件に合う職場を見つけることで、介護職のきつさを軽減して働けるでしょう。
給与がどれくらい支給されるか
希望の収入が得られる職場ではなかった場合、「生活がきつい」と後悔するリスクがあるため、事前に給与もリサーチしてみましょう。
厚生労働省の「令和6年度介護従事者処遇状況等調査結果(p.161、p.162)」によると、2024年の介護職員(常勤)の施設形態別の平均給与は以下のとおりです。
施設形態 | 平均給与 |
介護老人福祉施設(特養) | 36万1,860円 |
介護老人保健施設(老健) | 35万2,900円 |
訪問介護事業所 | 34万9,740円 |
通所介護事業所(デイサービス) | 29万4,440円 |
通所リハビリテーション事業所(デイケア) | 31万9,310円 |
特定施設入居者生活介護事業所(有料老人ホーム) | 36万1,000円 |
認知症対応型共同生活介護事業所(グループホーム) | 30万2,010円 |
参考:厚生労働省「令和6年度介護従事者処遇状況等調査結果(p.161、p.162)」
最も給与が高い施設は、特養の36万1,860円です。次いで有料老人ホームの36万1,000円、老健の35万2,900円でした。24時間・365日体制の特養や老健、有料老人ホームなどの夜勤がある入居施設では、夜勤手当が支給される分、給与が高い傾向にあると考えられるでしょう。
また、特養や老健、介護医療院などの要介護度の高い利用者さんが多い施設では高度な介護スキルが求められることから、給与が高めに設定される傾向があるようです。
ただし、給与が高いからといって自分の希望する働き方ができる施設であるとは限りません。給与以外の面にも目を向けて自分に合った職場を選びましょう。
出典
厚生労働省「令和6年度介護従事者処遇状況等調査結果」(2025年6月2日)
ICT導入など業務負担の軽減に前向きか
介護職の業務のきつさが気になるという方は、ICTや介護ロボットの導入など、職員の業務負担の軽減に積極的に取り組む職場かどうかチェックしてみると良いでしょう。
たとえば、利用者さんの介護記録を作成する際は、健康状態や提供したサービス内容などをメモに書き留め、後で記録用紙に転記するなど、手間がかかることがあります。
書類管理を電子化している職場なら、介護現場にタブレットを持ち込み、その場で記録することが可能です。まとめ直しや手書きの負担がなくなり業務を効率化できるため、介護業務に専念しやすくなるでしょう。
また、移乗介助や入浴介助時に装着型のパワーアシストがあれば、身体的負担の軽減につながります。利用者さんの就寝を見守るセンサーがあれば、人員配置が少ない夜間帯の巡回や見守り業務の負担が軽くなるでしょう。
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人間関係や職場の雰囲気は良いか
人間関係の良さを重視したいという方は、職場の雰囲気を確認しておきましょう。職員同士のコミュニケーションが活発だったり、助け合える雰囲気があったりする職場は、良好な人間関係が構築されている可能性があります。チームで協力しながら利用者さんを支える介護職にとって、職場の雰囲気や人間関係が良い職場は精神的な負担が少なく、働きやすいでしょう。
施設見学をすることで、どのような職員が働いているのか、どのような様子で利用者さんが過ごしているのかなどを確認できます。入職前には現場の雰囲気を確認し、自分がその職場で実際に働く様子をイメージしてみると良いでしょう。
「自分1人で職場を判断するには不安がある…」「第三者の意見も聞きたい」という方は、レバウェル介護(旧 きらケア)を活用してみませんか?レバウェル介護(旧 きらケア)は介護業界に特化した転職エージェント。専任のキャリアアドバイザーが直接足を運んで職場をリサーチするので、在籍する職員や職場の雰囲気なども確認できます。気になることや不安なことは何でもお尋ねくださいね。
今の職場に満足していますか?
介護職がきついと感じる人によくある質問
ここでは、介護職がきついと感じる方によくある質問に回答します。「介護職の仕事ができるか心配…」という方は、ぜひチェックしてみてください。
介護職は「楽すぎ」「きつい」のどちらが本当?
介護職が「楽すぎ」か「きつい」かは、自分に合った働き方ができるかどうかで判断が分かれるでしょう。たとえば、日中メインで生活を送りたい人にとって、夜勤があることで生活リズムが崩れてしまい「きつい」と感じる可能性があります。
一方で、ライフスタイルの変化に抵抗が少なく、見守り業務をメインに働きたい人であれば、夜勤を「楽」だと感じるかもしれません。
自分のライフスタイルや状況に適した職場を見つけられるかどうかで、介護職は「楽」「きつい」のどちらにもなり得るといえるでしょう。
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介護職って人間関係が悪いって本当?
介護職の人間関係が悪いかどうかは、人との相性によって異なるため、一概には判断できません。しかし、現場が忙しいと伝え方がきつくなったり、イライラして周囲に当たってしまったりする場合があるでしょう。このような状況が続けば、人間関係が悪くなってしまうことがあるかもしれません。
職場の人間関係は、自分がその人と合うかどうか以外にも、施設の雰囲気や職員同士の価値観の違いなども関わってきます。職場見学をして、実際の職場の雰囲気を確認しておくと良いでしょう。
まとめ
介護職がきついと言われる理由には、業界の人手不足や業務量の多さ、給料の低さなどが挙げられます。仕事がきついと感じた場合は、上司や同僚などに相談してアドバイスをもらうと良いでしょう。また、スキルアップを図ったり、夜勤回数や人員配置を調整してもらったりすることで、業務負担が軽減する可能性があります。
介護職の基本的な仕事は、身体介護や生活援助、レクリエーションの企画・実施、介護記録の作成です。体力的な問題や抵抗感などから、身体的・精神的なきつさを感じる場合があるかもしれません。しかし、人によっては、きつさよりもやりがいが上回ることも。利用者さんやご家族から直接感謝されたり、自分のケアによって利用者さんが回復したりすると、介護職をしていて良かったと思えるでしょう。
介護職として長期的に働けば、専門的な技術や知識が身につき、キャリアアップを実現できます。介護職の需要は年々高まっており、スキルや経験は全国で通用するのが強みです。これから介護業界を目指す方は、仕事のきつさやメリットを踏まえたうえで、自分が重視する条件に合う職場環境を見つけると良いでしょう。
介護職が自分に務まるのか不安な方は、レバウェル介護(旧 きらケア)にご相談ください。
専任のキャリアアドバイザーが、ヒアリングをもとに希望条件に合う求人をご紹介。理想の働き方を実現するために全力でサポートします。また、書類選考や面接対策へのアドバイス、採用担当者とのやり取り、日程調整の代行なども実施するので、介護職への転職が初めての方も安心です。サービスはすべて無料なので、まずはお気軽にお問い合わせください。
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アドバイザーに相談する(無料)執筆者
「レバウェル介護」編集部
お役立ち情報制作チーム
介護職専門の転職支援サービス「レバウェル介護」が運営するメディア。現役の介護職とこれから介護職を目指す方に寄り添い、仕事や転職の悩み・疑問を解決する記事を制作している。これまでに公開した記事は1400記事(※)以上。制作チームには介護福祉士ライターも在籍し、経験をもとにリアルな情報をお届け。資格や介護技術など、スキルアップにつながる情報も発信中!(※)2023年10月時点