介護職に向いていない・辞めたいと悩む人の特徴は?本当に退職して良いの?

介護職の悩み 2021年11月30日
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顎に人差し指を添えて考えている介護士のイメージ

「介護職を辞めたい」「自分には向いていない」とお悩みの介護士さんも多いのではないでしょうか。仕事がうまくいかない、人間関係がつらいなど、辞めたい原因は人それぞれ。しかし、勢いに任せて退職してしまうと、辞めた後に後悔することもあります。この記事では、自分が介護職に向いていないと思う原因や、退職する前に試してほしい対処法を解説。介護職を続けるメリットについてもご紹介しているので、ぜひご覧ください。

目次

介護職に向いていないと思うのはどんなとき?

介護職に従事している方が、何らかのきっかけで「もう介護職を辞めたい…」「自分には向いていないのでは?」と思ってしまうこともあるでしょう。ここでは、どのようなときに介護職に向いていないと思うのかをご紹介します。

入社して間もないとき

入社して間もない時期は覚えることが多く、慣れない仕事へのストレスから辞めたいと思ってしまう方もいるでしょう。特に未経験から介護業界に入った方は、自分の理想と実際の仕事にギャップを感じてしまい、「自分は介護職には向いていない」と感じやすいようです。一度合わないと思ってしまうとその後も介護にやりがいを感じられず、結局早期退職してしまったという方も見られます。

人間関係がうまくいかないとき

きらケア介護白書2021の介護士調査によると、介護職の方が転職した理由の第1位は「職場の人間関係が悪かった」ことでした。介護施設には職員、利用者さまを合わせて多くの方がいます。関わる人の多さから性格の不一致やすれ違いなどが発生しやすく、いじめやハラスメントが起こってしまうことも。その結果、人間関係のさまざまな悩みに耐えられず介護職を辞めたいと思うに至るようです。

仕事でつらいことがあったとき

利用者さまに介護を拒否された、上司や同僚に心無い言葉をいわれたなど、仕事でつらいことがあったとき介護職に向いていないと感じてしまうこともあるでしょう。相手には悪気がなかったとしても過剰に自分を責めてしまい、精神的な辛さから辞めたいと考えてしまう方もいます。

体力がもたないとき

加齢とともに体力がもたなくなると、ハードな仕事である介護職は向いていないと感じるようになる方もいます。利用者さまの体を支えるのには力が要りますし、仕事で肩や腰を痛めてしまうこともあるでしょう。また、施設によっては夜勤ばかりの不規則なシフトを組まれることもあり、生活リズムが安定しないと体調を崩してしまう可能性も出てきます。

マネジメントがうまくいかないとき

管理職の介護士さんが、マネジメントがうまくいかずに辞めたいと思うこともあるようです。勤続年数が3~5年程度になると、介護主任やリーダーといった管理職に昇格する機会があると同時に、マネジメントの仕事を任せられることがあります。管理職になる際は研修がありますが、介護の仕事だけを行っていたときとは勝手が変わってしまうため、現場職員の指導や人材管理などがうまくいかないと悩む方は多いようです。また、管理職を任されるようなベテランの介護士になると将来のキャリアについて悩み始める方も増え、「介護職を続けても先が見えない…」と考えてしまうこともあるでしょう。

「自分は介護職に向いていない」と悩む人に多い特徴

ここでは、「自分は介護職に向いていない」と悩む人に多い特徴についてご紹介します。介護職に向いていないと悩んでしまう方にはいくつか特徴があるので、自分が当てはまっていないかチェックしてみましょう。

優し過ぎる性格

性格が優し過ぎる方は、利用者さまや職員から無茶なことをいわれたり嫌がらせを受けたりしても自分を責めてしまいがちです。自分に落ち度のないことまで責任を感じ、「介護職に向いていない、もう辞めたい…」と思い込んでしまう方は少なくないでしょう。

潔癖症

介護では入浴や排泄の介助も行うため、潔癖症の方はそれらを苦痛に感じて、辞めたいと悩んでしまう方もいます。介護職に就いたことで自分の潔癖な面をより深く自覚してしまい、「自分には向いていないのでは?」と葛藤するケースもあるでしょう。

人と話すのが苦手

利用者さまの話し相手になることも介護の一環なので、人と話すのが苦手な方は介護職に向いていないと思うことがあります。また、介護の仕事は周りの職員との連携も大切。コミュニケーションをとり協力し合いながら仕事をする必要があるため、1人で黙々と働きたい方には不向きでしょう。

協調性が足りない

上記でも触れましたが、介護では周囲と協力しながらの仕事が必要なので、協調性に欠ける方は介護職が向いていないと感じる可能性があります。1人の職員による勝手な行動や判断が事故に繋がる恐れもあるため、介護の現場では声掛けや報連相が重要です。

融通が利かない

時間外や予定外のことが苦手で融通の利かない方は、介護職を辞めたいと思うようになる方が多いでしょう。介護する利用者さまは高齢のため、相手のペースに合わせるとなかなか予定通りに仕事が進まない場合もあります。効率を重視してスピーディーに仕事をしたい方にとっては、介護職はあまりやりがいを感じられない可能性があるでしょう。

体力がない

ときには力仕事も求められる介護職は、体力がない方にとってはきつい業務です。特に要介護度の高い利用者さまがメインの施設では毎日へとへとになってしまい、「介護職は向いていないのでは…」と思う場合があります。

介護職を続けるメリットとは

ここでは、介護職を続けるメリットについてご紹介します。介護職は仕事内容と給与が比例しない、離職率が高いなどのイメージが根づいていますが、実はそんなことはありません。介護職を辞めたいと思っている方は、以下のメリットを加味したうえで考え直してみましょう。

雇用が安定している

日本では高齢化社会が進んでいるため、高齢者の支えとなる介護職の雇用が安定しています。介護職は未経験者や無資格の方でも就職でき、働きながらキャリアアップも図れるため、将来性のある職種といえるでしょう。

給与改善が図られる可能性がある

2012年から施行された介護職員処遇改善加算制度により、介護業界全体の給与改善が図られています。令和2年度の介護従事者処遇状況等調査結果では、令和元年度に93.5%の介護施設が介護職員処遇改善加算の届出をしていることが分かりました。今もなお介護職員の待遇改善が図られ続けているため、将来的に給与がアップしていく可能性も大いに期待できます。

実は離職率が低い

厚生労働省による令和2年度の雇用動向調査結果の概要では、常用労働者全体の離職率14.2%に対し、介護職が該当する医療・福祉分野の離職率も同じく14.2%でした。宿泊業・飲食サービス業の26.9%、生活関連サービス業・娯楽業の18.4%などと比較すると、実は介護職の離職率は極端に高いわけではないことが分かります。

介護職を辞めたいと思ったときに確認すること

介護職に向いていない、辞めたいと悩んでいる方は、退職を決断する前に以下の3つを確認してみましょう。

介護職にやりがいがあるか

介護職を辞めたいときは、まず仕事にやりがいがあるかどうかを確認してみましょう。具体的なやりがいとは、「その仕事に楽しさや達成感があるかどうか」です。また、介護職が向いていないと思ったときは、初心に戻って自分が介護職に就いた理由を思い出すのもおすすめ。仕事のやりがいと介護職を選んだ理由、2つを踏まえたうえで本当に辞めるべきか考えてみてください。

介護職として活躍している将来の自分を想像できるか

数年後の将来、自分が介護職として活躍している姿を想像してみてください。具体的なイメージができる場合は、現在の自分と将来の自分を照らし合わせてみましょう。このまま介護職を続けて、想像した将来の自分に近づけるかどうかを判断に基準にするのも一つの方法です。

介護職に向いていないと悩んでいる人は試してみよう

ここでは、介護職に向いていないとお悩みの方に試してほしい対処法をご紹介します。

なぜ向いていないと思うのか書き出してみる

介護職に向いていないと悩んでいる方は、「なぜ向いていないと思うのか」を紙に書き出してみましょう。問題を客観化することで、自分の現在の状況や悩み、本当に辞めたいと思っているのかなどが分かりやすくなります。そのうえで、ご自身の悩みに対する対策や解決方法を検討するのが効果的です。

技術面で悩んでいる場合は焦らず経験を積もう

悩みの根底が「介護がうまくいかないから辞めたい」「仕事に時間がかかって迷惑をかけてしまう」などの技術面にある場合、焦らず経験を積んでいきましょう。仕事や勉強の習熟度は人によって異なるので、とにかく場数を踏むのがおすすめ。さまざまな利用者さまの介護をするうちにコツを掴めるようになり、スムーズな介護ができるようになるでしょう。

身近な人の意見も聞いてみたか

介護職を辞めたいときは、家族や友人、職場で仲の良い同僚など、信頼できる身近な人の意見も聞いてみましょう。周りに相談すると、自分にはなかった視点に気づけたり、客観的な意見をもらえたりすることもあります。その結果、介護職が自分には向いていないという考えが変わる可能性も出てくるでしょう。

休日は気分転換する

休日はショッピングに行ったり趣味に没頭したり、好きなことで気分転換してみましょう。普段寝不足の方は、たっぷり睡眠をとるだけでもOK。疲れが溜まっていると、考えがネガティブな方へと流れがちです。リラックスした心身で介護に向き合うと、辞めたいと思っていた悩みが解消される可能性があります。

仕事で小さな目標を決める

仕事で小さな目標を決めておくと、1つずつ達成するごとにやりがいを感じられるようになります。いきなり大き過ぎる目標を立ててしまうと、達成できなかったときに「やっぱり自分は介護職に向いていない、辞めたい」という考えになりやすいので注意。自分の介護技術の習熟度に合わせて目標を少しずつ難しくしていけば、スキルアップにも繋がるでしょう。

転職すれば介護職を辞めたい気持ちが変わる可能性も

「本当は介護職を続けたい、でも今の職場が自分に向いていない」と思っている方は、別の施設に転職すれば辞めたい気持ちが変わる可能性があります。介護業界は人手不足のため、時期的にはいつ転職しても求人に困ることはないでしょう。その際のポイントは、退職より転職活動を先に行うこと。転職先を見つけてからであれば、収入の心配もなく焦らずに退職できます。

また、転職が決まっても今まで働いた施設への感謝は忘れないようにしましょう。職場に何か問題があって辞めるのだとしても、円満退職するに越したことはありません。お世話になった職員や親しくしてもらった利用者さまに尽くす気持ちで、今の職場での介護職をやりきりましょう。

まとめ

入社して間もない時期や人間関係がうまくいっていないときなどに、「介護職に向いていない、辞めたい」と悩む介護士さんは多いでしょう。そのような悩みを抱えている方には、性格が優し過ぎる、人と話すのが苦手といった特徴が見受けられます。介護職を辞めたいと思ったときは、悩みを書き出して整理してみたり、休日に気分転換したりといった方法がおすすめです。もし退職を検討する場合は転職先を見つけてからにして、辞めるときまでお世話になった職場への感謝を忘れずに職員や利用者さまと接してみてください。

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