障害者グループホームで働く職員の仕事内容とは?1日の流れも合わせて解説

介護の仕事 2023年12月5日
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「障害者グループホームの仕事内容が知りたい」「障害者グループホームの仕事は私にできる?」と、気になっている方もいるでしょう。障害者グループホームは、障がいのある方が共同生活を送る住居です。この記事では、障害者グループホームの種類や働く職種、仕事内容を解説しています。働くメリットや資格要件、向いている人の特徴も紹介しているので、障害者グループホームの仕事に興味がある方は、ぜひご覧ください。

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目次

障害者グループホーム(共同生活援助)とは

障害者グループホームとは、障がいのある方が支援を受けながら共同生活を送る住宅のことです。2~10人の少人数で生活するのが一般的。「共同生活援助」とも呼ばれることがあります。
単身での生活が不安な方や、介護を必要としているものの施設ではなく地域の中で暮らしたい方などに向けて、入浴・排泄のお手伝いや準備、金銭管理のサポートなどを提供している施設です。

障害者グループホームの対象者

障害者グループホームの対象者は、障害支援区分1~6の知的障害・精神障害・身体障害・難病がある18歳以上65歳未満の方です。
なお、17歳以下でも児童相談所が利用を認めている場合や65歳までに障害福祉サービスを利用していた方は、65歳以降も利用できる場合があります。

障害者グループホームの役割

障害者グループホームは、以下の役割を担っています。

  • 障がいのある方の自立した生活のサポート
  • 社会的孤立や孤独感の予防
  • 生活における不安の緩和
  • 共同生活による身体的または、精神的な安定の提供

障害者グループホームでは、入居者さんが複数人と共同生活を送ることで、孤立感や不安の緩和につなげています。また、生活支援だけではなく、自立支援を行っているので、生活の質の向上を目指すことも可能です。

障害者グループホームの種類とサービス

障害者グループホームには、介護サービス包括型や外部サービス利用型、日中サービス支援型、サテライト型住居などの種類があります。種類によって提供されるサービスに違いがあるようです。以下で、障害者グループホームの各種類を解説しているので、ぜひチェックしてみてください。

介護サービス包括型

介護サービス包括型の障害者グループホームでは、相談業務や掃除、洗濯などのサポートと食事や入浴、排泄などの日常生活に必要な支援を提供しています。利用者さんは、日中は就労先や就労継続支援事業所に通っているため、夜間や休日に事業所で過ごすのが一般的です。介護サービス包括型は、障害者グループホームの種類の中でも事業所数が多い傾向にあります。

外部サービス利用型

外部サービス利用型障害者グループホームは、相談業務や掃除や食事の準備などは職員が行いますが、食事や入浴、排泄などのサポートは外部の介護事業所に依頼するのが特徴です。比較的、軽度の障がいがある方が入居している傾向にあります。

日中サービス支援型

日中サービス支援型の障害者グループホームは、2018年に新設された種類で、日中や夜間を問わずサービスを提供しているのが特徴です。重度の障がいにより、ほかの日中介護サービスを利用することが難しい方が入居しています。

サテライト型住居

サテライト型の障害者グループホームは、障害者グループホームの近くの住居(サテライト型住居)に住んでいる利用者さんに対し、生活支援を行います。サテライト型住居は、障害者グループホームから20分以内の距離に位置することや、サテライト型住居に住む利用者さんからグループホームに連絡することができる通信機器を設置していることが特徴です。なお、サテライト型住居は永久に住み続けることはできず、原則3年以内と定められています。障害者グループホームから出て1人暮らしを考えている方や、自立した生活を送りたいと考えている方が主に利用している住居です。

障害者グループホーム職員の職種

障害者グループホームで働く職員と人員配置について以下でまとめているので、ぜひご覧ください。

介護サービス包括型外部サービス利用型日中サービス支援型
管理者1人(常勤)1人(常勤)1人(常勤)
サービス管理責任者利用者さん30人以下に対し1人以上利用者さん30人以下に対し1人以上利用者さん30人以下に対し1人以上
世話人利用者さん6人に対し、1人以上利用者さん6人に対し、1人以上利用者さん5人に対し、1人以上
生活支援員障害支援区分に対応した必要数なし障害支援区分に対応した必要数
夜間支援なしなし1人以上
日中支援なしなし1人以上

サービス管理責任者は、利用者さんが30人以上の場合、または、その端数を増すごとに1人を加えて得た人数以上と定義されています。
介護サービス包括型と日中サービス支援型の生活相談員の人員配置は入居者さんの障害者区分により異なり、たとえば、区分6の場合は利用者さん2.5人に対し1人以上。区分3の場合は利用者さん9人に対し1人以上とされています。
また、介護サービス包括型と外部サービス利用型の夜間支援と日中支援は配置が義務付けられていませんが、配置している場合や支援を行った場合は、加算で評価されるようです。

世話人

世話人は、入居者さんの食事の準備や掃除、生活に関する相談業務、健康管理など、日常生活におけるサポートをする職種です。

生活支援員

生活支援員は、食事や入浴、排泄の介助業務を行います。重度の障がいがある方が入居している障害者グループホームで必要な職種です。

サービス管理責任者

サービス管理責任者は、入居者さんの個別支援計画の作成や日中活動サービスに関わる関連機関との連絡・調整、職員の指導などを行う職種です。

管理者

管理者は、障害者グループホームで働く職員や業務の管理を行います。収支管理や労務管理、備品管理など、事業所全体の管理をする職種です。

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障害者グループホームで働く世話人の仕事内容

ここでは、障害者グループホームで働く職種のうち、世話人の仕事内容を解説します。障害者グループホームの世話人の仕事内容は以下のとおりです。

  • 食事の用意や掃除、生活上の相談、日常生活のサポート
  • 対話をベースにしたカウンセリング業務とその記録

障害者グループホームの仕事内容は、主に利用者さんの身の回りのお世話や生活のサポートなどです。以下で詳しく解説しているので、ぜひチェックしてみてください。

生活援助

入居者さんの食事の準備や配膳、掃除、洗濯などの家事全般のサポートや入浴や排泄の準備などをします。生活支援員と連携しつつ、適切な支援の提供が求められるでしょう。

見守り業務

食事や入浴や排泄などの見守りをします。利用者さんの身体に触れながら介助する身体介護とは異なり、直接のサポートはしませんが、何かあったときに対応できるように見守ることが重要です。

買い物や通院の同行

入居者さんの買い物や通院に同行します。同行することで金銭管理の支援を実施することができます。入居者さんが就労している場合は、給与管理のアドバイスをすることもあるようです。

生活に関わる相談業務

入居者さんの生活における相談に対応します。普段から積極的なコミュニケーションを取ることで、信頼関係を築くことが可能です。信頼関係を築いておくことで、入居者さんも相談しやすくなるでしょう。

入居者さんの健康管理

朝や晩に入居者さんの健康管理を行うのも世話人の仕事の一つです。日々の体調をチェックしたり、健康に過ごせるように食事の栄養バランスや運動量を調整したりします。

余暇活動のサポート

レクリエーションを企画・実施して入居者さんの余暇活動のサポートをします。玉入れやボーリング、クイズ、しりとり、折り紙、散歩など、身体や頭を動かせるレクリエーションが実施されているようです。

季節行事やイベントの実施

正月やクリスマスの行事、旅行の企画など、季節行事やイベントの実施をします。季節の行事に力を入れている事業所も。季節の行事を取り入れることで四季を感じられ、日々の楽しみにつながるでしょう。

体調不良や怪我などの緊急時の対応

入居者さんが体調不良になったり、怪我をしたりするなど、緊急時に対応するのも世話人の仕事です。緊急時の対応は、マニュアルが準備されているのが一般的。迅速に対応するためにも、入居者さんの状態や障がいについて把握しておきましょう。

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障害者グループホームで働く世話人の1日

障害者グループホームで働く世話人の日勤と夜勤のスケジュール例を紹介します。ここでご紹介するグループホームは、3交替制のシフトです。

早番の1日のスケジュール

早番で働く世話人の1日のスケジュール例は以下のとおりです。

午前7時【出勤】
入居者さんの起床を促してバイタルチェック。必要に応じて着替えや洗面、排泄介助を行います。
午前7時30分【朝食準備・朝食】
起きてきた入居者さんと一緒に朝食の準備をします。
午前9時【掃除・洗濯】
入居者さんと手分けして掃除や洗濯を行います。
午前9時30分【洗濯物干し・レクリエーション】
入居者さんと一緒に洗濯物を干して、レクリエーション活動。あたっても痛くない柔らかいボールでドッジボールをしたり、本を音読したりして身体と脳を活性化させます。
午前11時【昼食準備・昼食】
入居者さんと一緒に昼食の準備。食後は一緒に洗い物などの後片付けをします。
午後1時【入浴】
入居者さんの入浴をサポート。危険がないかの見守りなども行います。
午後2時【おやつの時間】
入居者さんといっしょにおやつを作り、おやつのあとは散歩に行きます。
午後3時【洗濯物の取り込み・体操】入居者さんと手分けして乾いた洗濯物を取り込んだら体操を実施。そのあと、夕食の買い物に出かけます。
午後4時【退勤】申し送りと業務日誌を提出。遅番に引き継ぎをして退勤します。

遅番の1日のスケジュール

遅番で働く世話人の1日のスケジュール例は以下のとおりです。

午前9時30分【出勤】早番の職員と一緒に利用者さんのサポートを行います。
午前11時【昼食準備・昼食】
入居者さんと一緒に昼食の準備。食後は一緒に洗い物などの後片付けをします。
午後1時【入浴】
入居者さんの入浴をサポートし、危険がないかの見守りなども行います。
午後2時【おやつの時間】
入居者さんといっしょにおやつを作り、おやつのあとは散歩に行きます。
午後3時【洗濯物の取り込み・体操】入居者さんと手分けして乾いた洗濯物を取り込んだら体操を実施。そのあと、夕食の買い物に出かけます。
午後4時【夕食準備・夕食】入居者さんと一緒に夕食を準備して、食後は片付けを一緒にします。
午後5時【退勤】申し送りと業務日誌を提出して、夜勤に引き継ぎます。

夜勤の1日のスケジュール

夜勤で働く世話人の1日のスケジュール例は以下のとおりです。

午後5時【出勤】
引き継ぎを確認して、出勤します。
午後7時【フリータイム】入居者さんとテレビを見たり、会話したりして自由に過ごします。
午後9時【消灯・就寝】
入居者さんに就寝を促します。
午前7時【入居者さんの起床】
入居者さんを起こして、バイタルチェックを行います。
午前7時30分【朝食準備・朝食】
起きてきた入居者さんと一緒に朝食を作ります。
午前9時【退勤】
申し送りと業務日誌を提出して、早番に引き継ぎます。

障害者グループホームで働くほかの職種の仕事内容

ここでは、障害者グループホームで働く世話人以外の職種の仕事内容を解説します。

生活支援員の仕事内容

生活支援員は世話人と違い、身体介護を中心に担当する職種です。入居者さんが食事を誤嚥しないようにサポートをしたり、入浴や排泄時に身体を支えたりします。ほかにも、更衣や移動・移乗などをサポート。買い物・病院への同行や相談業務をすることもあり、世話人の仕事内容と重なる業務もあるようです。

サービス管理責任者の仕事内容

「共同生活援助計画」を立て、計画どおりにサービスが行われるように管理する職種です。

入居希望者さんの入居相談や見学の対応、共同生活援助計画の作成、入居者さんの生活に関する相談対応などをしています。ほかにも、職員の教育や指導、関連機関との連絡・調整なども重要な仕事の一つです。

管理職の仕事内容

管理職は、職員の採用や労務・収支管理、入居者さんのご家族や業者の窓口対応、職員の欠勤時の勤務管理、備品発注などが主な仕事です。適切な運営が行えるように事業所全体の管理をします。

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障害者グループホームの仕事はきつい?

障害者グループホームの仕事がきついと思われる理由としては、夜勤の体力的・精神的な負担や入居者さんへのコミュニケーションの難しさなどが挙げられるでしょう。
仕事がきついと感じるかどうかは、仕事が自分に合っているかどうかが大きく影響します。以下できついと感じる理由を解説しているので、自分はどう感じるか考えてみましょう。

夜勤の体力的・精神的な負担がある

夜勤は生活リズムが乱れてしまうので、体調を崩しやすくなったり身体的なつらさを感じたりすることがあります。シフトが不規則なので「なかなか疲れが取れない」と感じる方がいるようです。また、夜間のケアや緊急対応の緊張感があり、精神的なきつさを感じる場合もあります。

利用者さんとのコミュニケーションに悩む

障がいの特性により利用者さんと上手くコミュニケーションを取れない場合があります。利用者さんから暴言を浴びせられたり暴力を振るわれたりする危険性があることも。気持ちの切り替えができないと自身を否定された感覚になり、精神的にきついと感じることがあります。

外出支援がストレスになる

障害者グループホームの業務には、外出支援が含まれます。買い物や通院の同行で外出時に付き添いますが、安全に外出できるよう細心の注意を払わなければなりません。利用者さんの要望に合わせた臨機応変な対応を求められるので、その難しさにストレスを感じることがあるようです。

利用者さんに合わせた適切な支援が求められる

利用者さんによって障がいの特性や性格は違います。利用者さん一人ひとりに合わせた支援が求められるでしょう。たとえば、精神的な障がいがある方の中には自傷行為を起こす方もいるため、注意して見守らなければなりません。利用者さんの特性を理解したうえで、安心して過ごせるような対応が求められるため、責任が大きいと感じることがあります。

障害者グループホームで働く4つのメリット

障害者グループホームの仕事には大変さだけじゃなく良さもあります。障害者グループホームで働くメリットを紹介しているので、ぜひご一読ください。

無資格・未経験で障害者支援に挑戦できる

障害者グループホームは、無資格・未経験で働き始めることができます。障害者グループホームの利用者さんは、身体介護を必要とする方が少なく、専門的な資格や知識がなくても障害者支援に挑戦することが可能です。

家事や育児の経験を仕事に活かせる

障害者グループホームの仕事内容には、食事の準備や掃除、洗濯などがあり、家事や育児の経験を活かして働くことができます。子どもが大きくなり、子育て以外に時間が取れるようになった主婦・主夫の方におすすめの仕事です。

身体的な負担が比較的小さい

前述したように、身体介護を必要とする方が少ないので、障害者グループホームの仕事は身体的な負担が比較的小さい職場といえるでしょう。障害者グループホームの利用者さんは、認知症のある方や知的障害・精神障害・身体障害などがある人ですが、自身で動ける方が多い傾向にあります。特別養護老人ホーム(特養)などの介護施設と比較して、身体介護を行う機会は少ないでしょう。

入居者さんに寄り添える

障害者グループホームでは、入居者さんの障がいへの理解を深めつつ、入居者さんに寄り添った支援をすることができます。レクリエーションなども実施しているので、入居者さんとコミュニケーションを取りながら一緒に楽しむこともできるでしょう。人に寄り添った支援を行いたいと考えている方にとって魅力的な職場といえます。

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障害者グループホームの職員に必要な資格

以下に、障害者グループホームの職員になるための資格要件を職種ごとにまとめているので、ぜひご一読ください。

職種資格要件
世話人なし
生活支援員なし
サービス管理責任者・相談支援業務や直接支援業務の実務経験
・相談支援従事者初任者研修の受講
・サービス管理責任者等研修の受講
※必要な実務経験の年数は業務内容や保有資格によって変わる
管理者なし
※管理経験者や障害者支援経験者が就くことが多い

障害者グループホームの世話人として働くために、特別な資格要件はありません。しかし、介護の知識やハンデのある方についての深い理解が求められるため、介護職員初任者研修や介護福祉士実務者研修、介護福祉士などの資格があると、グループホームへの就職や転職の際に優遇される傾向があります。
障害者施設で働く際に役立つ資格については「障害者施設で働くにはどんな資格が必要?仕事内容や働くメリットも紹介」の記事で詳しく解説しているので、ぜひチェックしてみてください。

障害者グループホーム職員の平均給与

厚生労働省の「令和4年度障害福祉サービス等従事者処遇状況等調査結果(p.80)」をもとに、障害者グループホームの職員の平均給与を以下にまとめています。

施設形態平均給与
共同生活援助(介護サービス包括型)27万5,950円
共同生活援助(日中サービス支援型)29万900円
共同生活援助(外部サービス利用型)25万3,750円
全施設形態31万2,310円

参考:厚生労働省「令和4年度障害福祉サービス等従事者処遇状況等調査結果(p.80)
福祉・介護職員(常勤)の全体の平均給与は31万2,310円なので、障害者グループホームの職員の給与は全体平均を下回る傾向があります。

障害者施設の職種別平均給与

同資料(p.79)によると、障害者施設の職種別の平均給与は以下のとおりです。値には、障害者グループホーム以外のデータも含まれるので、あくまで参考としてご覧ください。

職種平均給与
世話人25万7,250円
生活支援員32万5,450円
サービス管理責任者38万7,970円
福祉・介護職員31万2,310円

参考:「令和4年度障害福祉サービス等従事者処遇状況等調査結果(p.79)
世話人の平均給与は25万7,250円でした。福祉・介護職員の平均給与は31万2,310円と、約5万円以上の差があることが分かります。

障害者グループホームの仕事に向いている人の特徴

ここでは、障害者グループホームの仕事に向いている人の特徴を解説しています。すべての特徴を満たしていなくても問題ありませんが、下記内容に当てはまる人は障害者グループホームの仕事に適性があるかもしれません。

利用者さんの悩みや感情を理解できる人

利用者さんの悩みや感情に寄り添い、理解しようと努力できる人は、障害者グループホームの仕事に向いています。入居者さんの障がいによっては、上手くコミュニケーションが取れないことも。入居者さんが伝えたいことや感じていることを汲み取り、気持ちに寄り添える人が活躍できるでしょう。

細やかな気配りができる人

入居者さんの変化に気づけたり、臨機応変な対応ができたりする人も向いているといえます。知的障害や精神障害がある方の中には、突然発作が起きてしまう方も。緊急時に冷静に対応できる能力が求められるでしょう。利用者さんの状態に常に気を配り、対応できる人が障害者グループホームの仕事に向いています。

障がいへの理解がある人

障がいへの理解があることも欠かせない要素といえるでしょう。身体障害や知的障害、精神障害などは、症状や特性がそれぞれ異なり、対応方法も異なります。また、障がいによっては、上手く話が伝わらなかったり、動いてくれなかったりする入居者さんがいるかもしれません。イライラせず、適切に対応するためにも障がいへの理解が求められます。

土日祝や夜勤シフトにも入れる方

障害者グループホームは、入居者さんの住居なので24時間体制で見守る必要があります。そのため、土日祝や夜勤のシフトにも入れる方に向いているでしょう。夜勤経験がある方は、即戦力として活躍できるかもしれません。

健康で体力がある人

自分で動くことができる入居者さんが多いとはいえ、入居者さんを支えたり、運んだりすることがあります。そのため、健康で体力がある人は障害者グループホームの仕事に向いているでしょう。
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障害者グループホームに関するよくある質問

障害者グループホームに関するよくある質問に回答します。障害者グループホームの仕事に興味がある方は、ぜひチェックしてみてください。

障害者グループホームの世話人と生活支援員の違いは何ですか?

障害者グループホームの世話人と生活支援員は仕事内容や役割が違います。世話人は、利用者さんが自身の生活や金銭、健康などを管理できるようサポートするのが役割。相談相手としてコミュニケーションを取り、精神面からも障がいのある方を支えるのが仕事です。一方で、生活支援員は日常生活の介護や介助を行う役割を担っています。家事のほか、入浴や排泄、食事などの介助を行うのが仕事です。

障害者グループホームの夜勤は楽ですか?

障害者グループホームの夜勤が楽かどうかは、入居者さんに必要な支援の度合いによるでしょう。障がいによっては、パニックを起こしてしまう人もいるので夜勤中に対応することもあります。軽度の障がいがある人が入居している事業所の夜勤は、比較的楽といえるかもしれません。重度の障がいがある人が入居している事業所の夜勤は、大変に感じる可能性があります。

まとめ

障害者グループホームの仕事内容は、生活援助や見守り業務、買い物や病院への同行、利用者さんの相談対応、健康管理、余暇活動のサポートなどです。
障害者グループホームは、管理者とサービス管理責任者、世話人を配置するよう人員配置基準で定められています。「介護サービス包括型」をはじめ、「外部サービス利用型」「日中サービス支援型」「サテライト型住居」などの種類があり、種類によって仕事内容に違いがあるので、自分に合った職場を見つけることが大切です。
世話人になるための資格要件はなく、誰でも挑戦できます。障害者グループホームの仕事に向いている人は、利用者さんの悩みや感情を理解できる人や細かな気配りができる人、障がいへの理解がある人などです。
障害者グループホームの仕事に興味がある方は、「レバウェル介護(旧 きらケア)」へご相談ください。
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※この記事の掲載情報は2023年12月5日時点のものです。制度や法の改定・改正などにより最新の情報ではない可能性があります。

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