障害者グループホームの1日の流れを紹介!世話人や生活支援員の仕事とは?

介護の仕事 2026年10月21日
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この記事のまとめ

「障害者グループホームの1日の流れは?」と気になる方もいるのではないでしょうか。世話人や生活支援員の仕事は、朝に日中活動の準備を行い、夕方以降に利用者さんが帰ってきたら相談や家事の支援などに対応する流れが基本です。この記事では、障害者グループホームの1日の流れを平日と休日に分けて解説。「外部サービス利用型」「介護サービス包括型」「日中サービス支援型」の3つの違いも紹介するので、参考にしてください。

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目次

障害者グループホームの1日の流れ

障害者グループホームの職員の役割は、障がいがある利用者さんの日常生活を支援することです。ここでは、平日と休日の仕事の流れを紹介します。

障害者グループホームの平日のスケジュール例

障害者グループホームで働く世話人や生活支援員の平日のタイムスケジュール例は、以下のとおりです。なお、施設によって1日の流れは異なるので、参考としてご覧ください。

障害者グループホームの平日の流れ

  • 06:00

    起床の声掛け・介助、健康チェック

  • 07:00

    利用者さんと朝食準備~片付け、食事の見守り・介助、服薬のサポート

  • 08:00

    利用者さんの送り出し

  • 09:00

    利用者さんの見守り・身体介護、仕事に向かう利用者さんの送り出し

  • 10:00

    共有スペースの掃除、買い出し

  • 16:00

    利用者さんの迎え入れ

  • 16:30

    利用者さんと夕食準備~片付け、食事の見守り・介助、服薬のサポート

  • 18:30

    入浴・更衣の介助や見守り、排泄の支援

  • 19:30

    利用者さんと洗濯や掃除、相談援助

  • 20:30

    コミュニケーション、余暇活動の見守り

  • 22:00

    消灯、夜間の見回り・排泄の支援

調理については、職員が行う施設や、利用者さんが当番制で一緒に行う施設などがあります。居室の掃除や洗濯などの家事は、利用者さんが中心となって行い、職員は手伝って自立を支援するようです。
起床や食事の時間は、利用者さん一人ひとりの就労時間や生活リズムに合わせ、無理のない範囲で共同生活を送れるよう支援します。

利用者さんが仕事などで不在の日中の業務は、買い物や共有部の掃除などです。日中は職員が中抜けして、朝と夜に援助を行う施設もあります。また、日中も利用者さんがいる場合、身体介護や昼食の提供などを行うこともあるでしょう。
障害者グループホームには、宿直や夜勤のスタッフを配置する施設と、日勤のみの施設があります。

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障害者グループホームの休日のスケジュール例

利用者さんが就労先などへ出掛けない休日における職員のスケジュール例は、以下のとおりです。

障害者グループホームの休日の流れ

  • 06:00

    起床の声掛け・介助、健康チェック

  • 07:00

    利用者さんと朝食準備~片付け、食事の見守り・介助、服薬のサポート

  • 08:00

    利用者さんと共有スペースの掃除、買い出し

  • 09:00

    利用者さんの見守り・身体介護、相談援助

  • 11:00

    利用者さんと昼食準備~片付け、食事の見守り・介助、服薬のサポート

  • 13:00

    外出する利用者さんの健康チェック、外出準備のサポート

  • 14:00

    レクリエーションの実施(散歩やおやつ作りなど)

  • 15:00

    利用者さんの見守り、相談援助

  • 16:30

    利用者さんと夕食準備~片付け、食事の見守り・介助、服薬のサポート

  • 18:30

    入浴・更衣の介助や見守り、排泄の支援

  • 19:30

    利用者さんと洗濯や掃除、相談援助

  • 20:30

    コミュニケーション、余暇活動の見守り

  • 22:00

    消灯、夜間の見回り・排泄の支援

休日の利用者さんは、グループホームで過ごしたり外出したりします。1人での外出が難しい方は、外部のガイドヘルパーを利用する場合もあるようです。

休日には、障害者グループホームの職員が日中も家事のサポートや身体介護などを行います。散歩やおやつ作り、利用者さんの誕生日会といったレクリエーションを実施したり、金銭管理の支援を行ったりする場合もあるでしょう。
利用者さんが不安なく生活できるよう相談に乗り、精神的なケアを行うことも、障害者グループホームの重要な役割です。

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障害者グループホームの種類ごとの仕事の違い

障害者グループホームの種類は、外部サービス利用型・介護サービス包括型・日中サービス支援型の3つです。それぞれで仕事内容や配置基準、働く職種、夜勤の有無などが異なります。以下で解説するので、転職をお考えの方は参考にしてください。

外部サービス利用型

外部サービス利用型の障害者グループホームは、食事や入浴、排泄などの介助が必要な場合、外部の居宅介護事業所に援助を委託するのが特徴です。

外部サービス利用型の仕事内容

外部サービス利用型のグループホームのスタッフは、主に夜間における相談援助を行います。就労先や日中活動サービスとの連携、余暇活動の支援も業務の一環です。

厚生労働省の「共同生活援助に係る報酬・基準について≪論点等≫(p.2)」によると、外部サービス利用型は、比較的軽度の精神障がいや知的障がいのある利用者さんが多い傾向があります。そのため、精神的なケアや声掛けによる自立支援に注力できるでしょう。

外部サービス利用型の配置基準

外部サービス利用型のグループホームには、管理者・サービス管理責任者・世話人の配置が義務付けられています。管理者は1人、サービス管理責任者は利用者さん30人に対して1人以上配置しなければなりません。日常生活を支援する世話人は、原則として利用者さん4~6人に対し1人です。

深夜・早朝に職員の配置義務はありませんが、宿直や夜勤のスタッフを配置した場合は、加算を算定できます。そのため、外部サービス利用型における夜勤の有無は、施設によって異なるでしょう。
なお、外部サービス利用型のスタッフは介護サービスを提供しないため、生活支援員の配置は必要ありません。

介護サービス包括型

介護サービス包括型の障害者グループホームは、主に夜間において、利用者さんの日常生活の支援を行います。障害者グループホームのなかで最も多いのが、介護サービス包括型の施設です。

介護サービス包括型の仕事内容

介護サービス包括型のグループホームでは、夜間などの相談援助に加え、食事介助・入浴介助・排泄介助といった身体介護も行います。関係機関との連絡・調整や余暇活動の支援も仕事です。

同資料(p.2)によると、介護サービス包括型は、知的障がいのある利用者さんが最も多いことが分かります。次に多いのは、精神障がいのある利用者さんです。利用者さんの障害支援区分や年齢層が幅広いため、一人ひとりの状況に応じた支援が求められるでしょう。

介護サービス包括型の配置基準

介護サービス包括型の障害者グループホームには、管理者・サービス管理責任者・世話人に加え、利用者さんの介助を行う生活支援員の配置が必要です。

利用者さん4~6人に対して、世話人を1人以上配置しなければなりません。また、生活支援員は利用者さんの障害支援区分に応じた人数が必要で、利用者さん2.5~9人に対し1人以上配置します。介護サービス包括型も、夜勤スタッフの配置義務はないため、夜勤・宿直の有無は職場によって異なります。

日中サービス支援型

日中サービス支援型の障害者グループホームは、夜間だけではなく、日中の支援にも対応するのが特徴です。

日中サービス支援型の仕事内容

日中サービス支援型のグループホームのスタッフは、主として夜間に相談援助や身体介護を提供しますが、必要に応じて日中の支援も行います。利用者さんの関係機関との連絡・調整や、余暇活動の支援も仕事です。また、併設する短期入所の利用者さんのケアに携わることもあります。

同資料(p.2)によると、最も多いのは知的障がいのある方で、次いで精神障がいのある方です。ほかのグループホームより、身体障がいのある利用者さんが多いのも特徴です。障害者グループホームのなかでも手厚いケアを提供するため、支援の必要性が高い利用者さんが多い傾向があります。
日中サービス支援型のグループホームで働く場合、利用者さんに適切に対応するための介護スキルやコミュニケーション能力が求められるでしょう。

日中サービス支援型の配置基準

日中サービス支援型のグループホームには、管理者・サービス管理責任者・世話人・生活支援員の配置義務があります。

世話人は利用者さん3~5人に対し1人以上、生活支援員は利用者さん2.5~9人に対し1人以上配置しなければなりません。また、日中も夜間も職員が1人以上常駐する必要があり、夜勤スタッフの配置が必須となっています。なかには、医療ケアに対応するために看護職員を配置する施設もあるようです。

障害者グループホームに転職するメリット

無資格・未経験の方も人生経験を活かして活躍できることは、障害者グループホームに転職するメリットの一つです。障害者グループホームに転職するメリットを以下で解説するので、自分に向いているか検討するための参考にしてください。

無資格・未経験から求人に応募できる

障害者グループホームの世話人や生活支援員に必須の資格はないため、無資格・未経験の方も挑戦しやすいメリットがあります。学歴不問や年齢不問の求人が比較的多く、人柄重視で採用する職場も少なくありません。

ただし、なかには介護職員初任者研修の資格や、自動車免許などを応募要件とする求人もあります。スムーズに転職したい無資格・未経験の方は、「無資格OK」「未経験者歓迎」などの記載がある求人に応募すると良いでしょう。

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身体的な負担が小さい傾向にある

障害者グループホームは、利用者さんの自立支援を中心に行う施設です。全介助の利用者さんは少なく、身体的な負担が大きい介護業務も少ない傾向にあります。そのため、「福祉関係の仕事を続けたいけど、体力的にきつい」という介護職の方におすすめの職場です。

利用者層や支援内容は施設によって異なるので、転職の際は仕事内容を確認しておくと良いでしょう。前述したように、障害者グループホームはサービス類型ごとに特徴があるので、自身に合った職場を選ぶことが大切です。

仕事の経験や家事のスキルを活かせる

障害者グループホームでは、無資格や未経験の方も自身のスキルを活かして働けます。これまでに仕事で培ったコミュニケーション能力や、プライベートで身につけた家事のスキルなどが、利用者さんの日常生活の支援に役立つでしょう。

人生経験を重ねて身につけた対応力や共感力、育児で培った観察力など、さまざまな強みが転職時のアピール材料になります。

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障害者グループホームに転職するデメリット

転職してからミスマッチを感じないために、メリットだけではなくデメリットも把握しておくと良いでしょう。障害者グループホームに転職するか迷っている方は、下記のデメリットも確認してみてください。

利用者さんとのコミュニケーションが難しい場合がある

障害者グループホームの利用者さんは、自分の考えをうまく伝えられず、気持ちが不安定になってしまうことがあります。そのため、障がいのある方と関わった経験が少ない場合、最初は「コミュニケーション方法が分からない」と感じるかもしれません。

慣れるまでは大変な部分もありますが、障がいに関する知識やコミュニケーション技術を身につけることで、適切な対応ができるようになるでしょう。
ケアを行う際のコミュニケーションのコツは、「介護のコミュニケーションのコツを解説!傾聴の方法やスキンシップの注意点」にまとめているので、ご参照ください。

給料が下がる可能性がある

障害者グループホームに転職すると、給与が下がる人もいるかもしれません。

厚生労働省の「令和6年度障害福祉サービス等従事者処遇状況等調査 調査結果報告書(p.78)」をもとに、障害者グループホームで働く福祉・介護職員の平均給与を、以下のグラフにまとめました。(百の位以下切り捨て)なお、福祉・介護職員に含まれるのは、世話人や生活支援員などの職種です。

障害者グループホームで働く福祉・介護職員の平均給与額(常勤)のイメージ

参照:厚生労働省「令和6年度障害福祉サービス等従事者処遇状況等調査 調査結果報告書(p.78)」

障害者グループホームで働く福祉・介護職員の平均給与は、障害福祉サービス全体の平均より低い結果でした。これまでの職場や働き方によっては、転職することで給料が下がるリスクがあります。
ただし、業務に慣れて夜勤シフトに入ったり、資格を取得したりすることで、収入アップやキャリアアップを目指せる場合もあるでしょう。

前述したように、障害者グループホームの仕事には、身体的な負担が比較的少ないといったメリットもあります。転職の際は、給与以外の条件もチェックし、自身の希望する働き方ができる職場を選ぶようにしましょう。

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障害者グループホームの仕事に関するよくある質問

ここでは、障害者グループホームの仕事に関するよくある質問に回答します。「施設の環境について知りたい」「仕事はどんな感じ?」と気になっている方は、ぜひご覧ください。

障害者グループホームの利用者さんは自由に外出できる?

障害者グループホームの利用者さんは、基本的に自由に外出できます。利用者さんの社会生活や自立を支援する場なので、制限は少ないようです。1人で外出するのが難しい場合は、職員が付き添ったり、外部のガイドヘルパーが支援したりする場合もあります。

障害者グループホームに門限はありますか?

利用者さんの安全を確保するために、午後10時ごろを門限として設定する障害者グループホームが多いようです。午後10時~午前5時ごろは消灯時間なので、外出できない場合が多いでしょう。ただし、実家への外泊など、あらかじめ報告していて不在になるのは問題ありません。基本的に自由な環境ですが、一人暮らしが難しい方が入居する共同生活の場なので、施設が一定のルールを設けています。

障害者グループホームの仕事はきついの?

障がいのある利用者さんへの対応が難しく、障害者グループホームの仕事をきついと感じる場合もあります。障害者支援には専門的なスキルが必要なので、最初は大変なこともあるかもしれません。しかし、先輩スタッフから仕事を教わり、利用者さん一人ひとりと向き合うことで、少しずつ慣れていける可能性が高いでしょう。
障害者グループホームへの転職に不安がある方は、「障害者グループホームの仕事はきつい?理由は?体験談や仕事内容も解説!」の記事もチェックしてみてください。

まとめ

障害者グループホームの1日の流れは、平日と休日で異なるでしょう。平日の仕事内容は、利用者さんの日中活動のための支援や帰宅後のサポート、夜間の相談対応・介護など。日中は利用者さんが不在の場合が多く、長めの休憩を挟む施設もあるようです。

一方で、利用者さんが施設で過ごす休日は、日中に家事やレクリエーション、介護業務などの支援を行います。買い物や散歩などで外出する利用者さんがいる場合は、出かける準備の手伝いや付き添いに対応することもあるでしょう。

障害者グループホームは3種類に分かれており、それぞれで仕事内容が異なります。相談対応がメインの施設だけではなく、介護を行う施設もあるので、転職の際はサービス内容を確認しておきましょう。

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執筆者

  • 「レバウェル介護」編集部

    お役立ち情報制作チーム

介護職専門の転職支援サービス「レバウェル介護」が運営するメディア。現役の介護職とこれから介護職を目指す方に寄り添い、仕事や転職の悩み・疑問を解決する記事を制作している。これまでに公開した記事は1400記事(※)以上。制作チームには介護福祉士ライターも在籍し、経験をもとにリアルな情報をお届け。資格や介護技術など、スキルアップにつながる情報も発信中!(※)2023年10月時点

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※この記事の掲載情報は2026年10月21日時点のものです。制度や法の改定・改正などにより最新の情報ではない可能性があります。

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