
この記事のまとめ
- 円満退職をした人や資格を有する人は、介護職への出戻り転職がしやすい
- 介護職が出戻り転職するメリットは、入職後のギャップが少ないこと
- 条件に合う職場を見つけるのが、転職の失敗を繰り返さないためのポイント
「介護職は出戻り転職ができる?」「以前働いていた介護施設に出戻りたい」と考える方もいるのではないでしょうか。円満退職していれば出戻り転職は可能です。ただし、魅力的な資格やスキルを有していることが重要となるでしょう。この記事では、介護職の出戻り転職のメリット・デメリットや、出戻りの職員が採用される理由、転職するときのポイントを解説します。介護業界での転職を考えている方は、ぜひ参考にしてください。
目次
介護職に出戻り転職はできる?
介護職に出戻り転職をすることは可能です。以前働いていた職場で採用されるには、円満退職していることと、魅力的な資格やスキルを有していることが重要になります。退職の際に揉めたり、問題のある人という判断をされたりしていると、同じ職場への出戻りは難しいでしょう。
また、一度辞めてしまった人が採用されるには、以前より活躍できることのアピールが大切です。「また採用したい」「一緒に活躍してほしい」と思われるような資格やスキルがあれば、採用される可能性が高まるでしょう。
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介護職の出戻り転職のメリット
介護職の出戻り転職の主なメリットは、「仕事内容を把握していること」や「人間関係を知っていること」です。
仕事内容を把握しており入職後のギャップが少ない
出戻り転職をする場合は、すでに仕事内容を把握しているので、働いてみてから「やりたい仕事じゃなかった」と思うことがありません。また、仕事の流れや方法を知っていることで、即戦力として活躍できます。
人間関係を知っていてなじみやすい
人間関係を知っているので、職場になじみやすいでしょう。新しい職場に転職すると、どこであっても自身とは気が合わない人がいる可能性は否めません。人間関係や職員の人柄を把握しているのは、出戻り転職の大きなメリットです。
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介護職の出戻り転職のデメリット
介護職の出戻り転職にはデメリットもあります。以下で解説するので、事前に確認しておきましょう。
マイナスなイメージをもたれる可能性がある
出戻りをしたことにマイナスな印象を抱き、「またすぐ辞めるのでは?」と懸念したり、「自分勝手だ」と不満を感じたりする人もいるかもしれません。出戻りを歓迎しない人が職場にいる場合、人間関係が働きづらさにつながるおそれがあるため注意が必要です。
以前の待遇と同じとは限らない
あらかじめ待遇の保証を約束してもらっている場合を除き、出戻りの際は新人と同様の待遇になることが考えられます。出戻り転職をしても、働いていた当時と同じ待遇で働けるとは限りません。
また、施設の状況によっては、職員の待遇に関する制度自体が変わっていることもあります。「以前の職場の待遇が良かったから出戻りしたい」と考えている方は、現在の条件や待遇をしっかりリサーチしておきましょう。希望がある場合は、面接時に申し出ておくとスムーズです。
人間関係が変わっている場合がある
あなたが離れている間に、一緒に勤務していた職員が退職していたり、新しい職員が入職していたりして、職場の人間関係が変わっている場合もあります。「人間関係を知っているから大丈夫」と安易に考えるのではなく、以前と環境が違う可能性も考慮することが大切です。
出戻りすると退職しづらくなる
出戻りした介護職員が再度退職すると「また辞めた」と思われやすく、簡単には辞めづらい雰囲気になることも考えられます。「戻ってこない?」と誘ってくれた人がいる場合は、その人の顔をつぶしてしまうことになりかねません。復職後にギャップを感じても気軽には辞められず、大きな負担を感じるリスクがあるでしょう。
介護職は転職する人が多い
介護職として働く人の多くが、これまでに転職を経験しています。レバウェル株式会社の「きらケア介護白書2022(p.30)」によると、転職経験のある介護職員は77.2%でした。
介護職員の転職回数
介護職員としての転職回数については、以下のグラフをご覧ください。

参考:レバウェル株式会社「きらケア介護白書2022(p.30)」
転職経験がある介護職員の約半数が、介護職員としての転職を2回以上経験しています。
介護職員の転職理由
介護職員は、職場の人間関係や労働条件を理由に転職を考える人が多いようです。同ページによると、介護職員として転職をした理由は以下のとおりです。

引用:レバウェル株式会社「きらケア介護白書2022(p.30)」
介護職員として2回以上転職したことがある方の転職理由で一番多いのは、「職場の人間関係が悪かった」で29.8%です。続いて「給与が低かった(16.3%)」「仕事内容への不満があった(14.7%)」となっています。
出典
レバウェル株式会社「介護士のキャリアや外国人雇用などに関するレポート「きらケア介護白書2022」を公開しました」(2026年8月28日)
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介護施設が出戻りの介護職員を採用する理由
介護施設が出戻りの介護職員を採用するのには、「施設が人手不足である」「人柄を知っている」「業務のやり方を知っている」という理由があります。以下で解説するので、ご覧ください。
人手不足だから
多くの介護施設が深刻な人手不足に直面しているため、出戻りの職員を積極的に採用する場合があります。
レバウェル株式会社の「きらケア介護白書2022(p.38)」によると、介護職員が「不足している」と答えた介護事業所は全体の47.3%、「やや不足している」と答えた事業所は36.7%でした。8割以上の事業所が、介護職員の人手が足りないと感じています。そのため、「働きたい」という意欲がある出戻りの職員も、採用される可能性があるでしょう。
出典
レバウェル株式会社「介護士のキャリアや外国人雇用などに関するレポート「きらケア介護白書2022」を公開しました」(2026年8月28日)
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人柄を知っているから
出戻りの場合は、すでに求職者の人柄を知っているため、採用しやすい場合があるようです。採用は書類選考や面接を経て行われるのが一般的ですが、顔を合わせる時間が少なく、人柄を深く知ることは難しいでしょう。
新しい人を採用するより、人柄を知っていて職員とのコミュニケーションが上手くいっていた人を採用するほうが、施設側にとってリスクが少ないといえます。
業務のやり方を知っているから
出戻りの介護職は業務のやり方をすでに知っており、イチから教育する必要がないことも採用されやすい理由の一つです。仕事内容や備品の配置、利用者さん一人ひとりのこだわりなども知っていれば、即戦力としての活躍が期待できます。
介護業界以外から出戻りするときのポイント
ここでは、介護業界以外から職場復帰するために準備しておくべき点を紹介します。介護業界から長期間離れていると「現役の感覚が鈍っているのでは?」と不安になり、出戻りすることに後ろ向きになってしまうこともあるかもしれません。そのようなときには、しっかりと準備をして、万全の状態で転職活動に取り組むことが大切です。
介護関連の法令を確認する
介護業界から離れていた期間が長い場合は、介護関連の法令を確認しましょう。ブランクの期間が長いと、介護保険法などの介護に関する法令が改定されている場合があります。現役時代に身につけた知識が変化していることも考えられるため、関係のある法令を確認するようにしてください。
また、介護関連の法令だけではなく、最近の介護に関する話題やニュースもチェックしておくと安心です。「ああ、今はそうなっているのか」という気づきが多くあるはず。知り合いや友人に介護職の方がいれば、今の介護現場の状況について聞いておくのも良いでしょう。
現役時代のメモや資料があれば見返す
現役時代のメモや仕事の情報をファイリングした資料などがあれば、見返してみましょう。見返しているうちに、介護職時代の感覚がよみがえってくるかもしれません。そうすれば、現場復帰に向けてリアルな感覚を取り戻せます。
気持ちをリセットする
出戻りするときは、気持ちをリセットして仕事や環境に向き合うことが大切です。以前働いていた職場といえど、全く環境が変わっていないことはまずありません。
利用者さんの顔ぶれはもちろん、給与や待遇、仕事のやり方が変わっていることがあります。また、後輩が上司になっていて、複雑な思いを抱く可能性もあるでしょう。
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転職の失敗を繰り返さないためのポイント
転職の失敗を繰り返さないためには、自分自身を理解してマッチする施設を見つけることが重要です。自己分析をしっかりと行い、長所やスキルを把握したうえで、仕事に求める条件を明確にしましょう。さらに、企業分析を行い、経営理念や仕事内容、施設の特徴について調べます。
長所やスキル、希望条件に合う施設を見つけることで、転職を繰り返さなくて済むでしょう。条件に合う施設を探すには、転職エージェントを活用するのも効果的です。
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介護職の出戻り転職に関してよくある質問
ここでは、介護職の出戻り転職に関してよくある質問に回答します。出戻り転職を希望していたり迷ったりしている方は、ぜひご覧ください。
介護職の出戻り転職を叶えるための志望動機とは?
介護職が出戻り転職をする際の志望動機には、退職後に新たに身につけた知識やスキルを書き、以前在籍していたときよりも活躍できる旨をアピールすることが大切です。その施設で再び就業を希望する理由を、業務内容に則して具体的に記載し、「どうしても戻りたい」という熱意をアピールしましょう。
この記事の「介護職に出戻り転職はできる?」では、出戻り転職のポイントを解説しているので、あわせて参考にしてみてください。
出戻りの介護職員に対する周囲の感想は?
出戻りの介護職員は、「またすぐに辞めるだろう」「自分勝手で信用できない」といった否定的な感想をもたれる可能性があります。一方で、即戦力となる職員が復帰して人手が増えることを、歓迎する意見もあるかもしれません。「もう一度一緒に働きたい」という肯定的な印象で受け入れられるかどうかは、退職時の仕事の評価や、退職に至った経緯によっても変わってくるでしょう。
まとめ
介護職への出戻り転職を成功させるためには、退職時に円満退職をしている必要があります。再度採用したいと思ってもらえるような資格やスキルも求められるでしょう。
出戻り転職をすると、マイナスなイメージをもたれたり、待遇や人間関係が変わっていたりするなど、デメリットを感じる場合があります。また、介護業界以外から出戻り転職をする際は、介護関係の法令の確認や業務の復習、気持ちのリセットが必要です。
「前の職場のほうが良かった…」と後悔しないために、自己分析と企業分析をしっかりと行い、自身に合った職場を探しましょう。
1人で転職活動をするのが不安な方は、「レバウェル介護(旧 きらケア)」にご相談ください。レバウェル介護(旧 きらケア)は、介護業界に特化した転職エージェントです。実績が豊富なプロのキャリアアドバイザーが、あなたに合った求人をご提案いたします。入職後のフォローまで万全なので、出戻りすべきかお悩みの方も、お気軽にご登録くださいね。
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執筆者

「レバウェル介護」編集部
お役立ち情報制作チーム
介護職専門の転職支援サービス「レバウェル介護」が運営するメディア。現役の介護職とこれから介護職を目指す方に寄り添い、仕事や転職の悩み・疑問を解決する記事を制作している。これまでに公開した記事は1400記事(※)以上。制作チームには介護福祉士ライターも在籍し、経験をもとにリアルな情報をお届け。資格や介護技術など、スキルアップにつながる情報も発信中!(※)2023年10月時点


