介護職の面接で必ず聞かれる質問と回答例を紹介!対策のポイントも解説

転職ノウハウ 2026年3月5日
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この記事のまとめ

「介護職の面接で必ず聞かれる質問を知りたい」という方もいるのではないでしょうか。介護職の面接では、自己紹介や転職理由、志望動機などを質問される傾向にあります。面接に受かるためには、よくある質問を把握し、事前に対策することが大切です。この記事では、介護職の面接で必ず聞かれる質問とOK・NG回答例をご紹介。想定外の質問への対処法や基本マナーも解説するので、面接を受ける予定の方は参考にしてみてください。

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目次

介護職の面接で必ず聞かれる質問の基本的な流れ

介護職の面接で必ず聞かれる質問は、自己紹介や志望動機、前職の退職理由、希望の働き方、仕事の目標などです。施設や事業所によって質問の内容やタイミングは異なりますが、事前にどのような質問がされるのか想定しておけば、面接で慌てることなく回答できるでしょう。

介護職の面接では、まず応募者の緊張感を和らげるアイスブレイクとして自己紹介を求められます。自己紹介後、適性を判断するための質問を5つ程度行うのが一般的な流れです。最後は、応募者の疑問を解消する逆質問や今後のスケジュールの確認などを行います。

なお、面接の時間は30分~1時間程度の場合が多いでしょう。施設によっては、面接の前後で見学の時間を設けていることもあるので、スケジュールに余裕があると安心です。

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応募者自身と経歴に関する質問

面接の冒頭では、応募者の基本情報や経歴を確認する傾向があります。なかでも、自己紹介は必ず聞かれる質問の一つといえるでしょう。

自己紹介をお願いします

自己紹介では、面接官に自分を知ってもらうために、氏名や職歴、保有スキルなどを簡潔に伝えます。ここで長々と話してしまうと、肝心の志望動機やスキルを深掘りする時間がなくなってしまうので、自己紹介は30秒から1分程度にまとめるのがポイントです。

面接でのOK回答例

○○(氏名)と申します。未経験で介護職員初任者研修の資格を取得してから約3年間、特別養護老人ホームで介護業務全般を担当していました。認知症を患う方を担当する機会が多かったため、認知症ケアのスキルに自信があります。趣味は音楽鑑賞で、最近は音楽療法について勉強するのが日課です。
本日は、お忙しいところ面接の機会をいただき、誠にありがとうございます。よろしくお願いいたします。

自己紹介は、人柄や経験・スキルが簡単に伝わればOKなので、重要なポイントのみに絞って話しましょう。施設によっては「自己紹介を2分でお願いします」のように時間を指定される場合もあるので、削っても良い部分や付け足せる内容をあらかじめ考えておくと安心です。

面接でのNG回答例

○○(氏名)と申します。前職では介護職と営業職をしていました。趣味はフラワーアレンジメントで、月に1度程度アレンジメントの教室に通っています。学生時代は、居酒屋でのアルバイトやテニスサークルの活動など、いろいろな経験をしてきました。何事にも前向きに挑戦するタイプです。本日はどうぞよろしくお願いします。

上記の回答例は、趣味や経験を伝えてはいるものの、介護職とのつながりが薄く印象に残りにくいかもしれません。
面接の自己紹介は、自分をアピールする貴重な機会です。自己PRのように自分の強みを前面に打ち出す必要はありませんが、介護職の仕事につながる内容にすると良いでしょう。

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今までどのような仕事をしていましたか?

介護職の面接では、経歴についても聞かれます。この質問の意図は、応募者の経験が介護の仕事にどのように活かせるか確認することです。
介護職は、同じ経験者でも施設形態や方針によって仕事内容や身につくスキルに違いがあり、人によってできることが異なります。応募先で活かせる経験に重点を置きつつ、自身のスキルを効果的にアピールしましょう。

面接でのOK回答例

訪問介護のホームヘルパーとして、2年ほど利用者さんの身体介護や生活援助を行い、要介護4以上で認知症を患う利用者さんに対する介護も経験しました。未経験からのスタートでしたが、積極的に先輩職員に質問してケアを学び、1年後には実務者研修を取得してスキルアップしました。

経歴を聞かれたときは、仕事に携わった期間や担当した業務などを具体的に示し、分かりやすく答えましょう。仕事を通じて身につけたスキルや、どのように成長できたのかもあわせて伝えるのがポイントです。

面接でのNG回答例

「訪問介護で高齢者の身体介護をしていました。生活援助を行うこともありました。」
「前職も介護職で、介護業務全般に携わっていました。」
「営業をしていたので、介護の仕事は経験がありません。」

上記のように一言で仕事内容や職種を伝えるだけでは具体性がなく、面接官は応募者の働く姿をイメージできません。まず職場や職種の種類や経験年数を簡単に伝えたら、詳しい業務内容や成果を補足すると、培ったスキルや仕事に取り組む姿勢を示せます。

前職を辞めた(転職を決めた)理由を教えてください

転職の場合、前職を辞めた理由も面接で必ず聞かれる質問の一つです。退職理由や転職理由の質問には、前職でトラブルを抱えていなかったか、同じ理由で辞める懸念はないかを確認する意図があります。

面接でのOK回答例

前職のデイサービスは、介護度が低い利用者さんが多かったこともあり、比較的簡単な介護サービスを担当していました。介護福祉士の資格を昨年取得したことがきっかけで、より専門的な介護を必要としている利用者さんの役に立ちたいと思うようになり、スキルアップのために転職を決意しました。

退職理由は、「スキルアップのため」のようにポジティブに答えるのがポイントです。不満があって退職した場合でも、できる限り前向きな理由に言い換えましょう。

なお、事業所の閉鎖や会社都合による退職の場合は、そのまま理由を伝えてOKです。マイナスの評価を受けることはないので、ご安心くださいね。

面接でのNG回答例

「前職を退職したのは、同僚との人間関係がうまくいかず苦労したからです。」
「給料が安く、残業も面接で聞いていた以上に多かったため、退職しました。」
「何度注意しても問題行動を起こす利用者さんがいて、耐えられませんでした。」

人間関係や給与面が理由で退職したことをそのまま話すと、「転職しても同じ理由で辞めてしまうかもしれない」と思われてしまう可能性があります。
また、前職や利用者さんの悪口を言うのはNGです。「わがままで常識のない人」という悪い印象につながりかねないので避けましょう。

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志望動機に関する質問

志望動機は、介護業界に限らず面接で必ず聞かれる質問です。志望動機の質問は、「施設(事業所)の志望動機」「介護職の志望動機」の2つに分けられます。

当施設を志望する理由は何ですか?

施設(事業所)の志望動機を質問する意図は、「応募者が施設の理念・特徴・仕事内容などを理解したうえで応募しているのか」「熱意を持って仕事に取り組めそうか」を確認することです。どの施設にも当てはまる内容は避け、「なぜこの介護施設で働きたいのか」を明確に伝えましょう。

面接でのOK回答例

認知症ケアの教育に力を入れている御施設で専門性を磨き、利用者さんに貢献したいと考え、志望しました。私はこれまで3年間、グループホームで認知症の利用者さんへのケアに携わってまいりました。認知症予防の視点を取り入れたケアを実践するなかで、より質の高い専門的な知識や技術を体系的に学びたいという思いが強くなりました。
御施設のWebサイトを拝見し、根拠と実践に基づく認知症ケア教育を行っていることを知り、大変感銘を受けました。御施設で認知症予防の実践的な知識や技術を身につけ、利用者さんが豊かな生活を送れるよう支援したいです。

志望する施設(事業所)の特徴や取り組みを志望動機に絡めると、応募した理由に説得力を持たせることができます。さらに、自分の経験が応募先で活かせることや将来のビジョンをアピールすることで、好印象を与えられるでしょう。

面接でのNG回答例

「御施設は家から近く、通いやすいと思ったから応募しました。」
「前職よりも給料が高いことや、残業が少ないことが応募の決め手でした。」

給与や待遇に関する志望動機は避けたほうが無難です。先述したように、志望動機は「なぜこの介護施設を選んで応募したのか」を伝えるためのもの。勤務条件のことばかり口にすると、仕事への熱意が伝わらず、「ほかの施設でも良いのでは?」と思われてしまいます。

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介護の仕事を選んだ理由は何ですか?

介護職を選んだ理由は、面接で必ず聞かれる質問の一つです。特に未経験の場合、「この先介護業界でやっていけるか」「適性がありそうか」の判断材料として、介護業界で働きたい理由を聞かれる傾向にあります。
介護の仕事のどこに魅力を感じるのかを示すだけではなく、大変さも理解していることが伝われば、「ギャップを感じずに働けそうだ」という評価につながるでしょう。

面接でのOK回答例

介護の仕事を選んだのは、母が骨折した際に介護を経験し、介護職が社会に必要不可欠な仕事であることを実感したからです。在宅介護を経験したなかで、働きながら介護する大変さと、介護職が担う役割を身をもって知りました。
利用者さんを丁寧にケアするのはもちろん、ご家族が安心して生活できるよう、総合的なサポートができる介護職になれるように精進いたします。

介護職を目指すきっかけとなったエピソードを盛り込むと、イメージしやすくなります。単なる思いつきではないことを伝えるために、自分と介護の仕事の接点を具体的に伝えましょう

面接でのNG回答例

「介護の仕事なら、無資格・未経験でも採用されやすいと思ったからです。」
「介護の仕事は求人がたくさんあるので、必ずどこか受かると思いました。」
「どこにも採用されないので、もう介護しかないと思いました。」

介護業界は慢性的な人材不足で求人が多いですが、「誰でも受かる仕事」というわけではありません。介護職として働くことへの意欲を問われているのに、「やる気がない人だ」という印象を与える回答をすると、面接に合格するのは難しいでしょう。
介護職には、利用者さんと直接関わって支援する責任があるので、誠実に仕事に向き合う姿勢と熱意が伝わる志望動機に仕上げるのがポイントです。

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入社後に関する質問

入社後に関する質問をする意図は、「採用したら長く働いてくれそうか」を判断することです。下記のように多様な聞かれ方をするので、一通り確認しておきましょう。

入社後はどのような業務を担当したいですか?

入社後の希望を問う質問には、「応募者の興味・関心・目標などを見たい」という意図が隠されています。面接前に具体的なキャリアプランを考えておくと、スムーズに答えられるでしょう。

面接でのOK回答例

前職のデイサービスはレクリエーションや見守りなどの業務が多かったので、入社後は経験を活かして自立支援を実践しつつ、介護技術を磨いて身体介護にも幅広く対応したいです。介護職員初任者研修で学んだ身体介護のノウハウを復習したうえで、現場で実務を学んで対応できる仕事を増やしていきたいです。

携わりたい業務を伝える際は、保有スキルや自分の強みを仕事にどう活かせるのかをあわせてアピールすると好印象です。

面接でのNG回答例

「未経験なので、とりあえず言われたことをやってみようと思います。」
「入社後は介護業務を担当して、いろいろ学ばせていただきたいです。」

漠然とした回答だと、「仕事内容を理解していないのでは?」「何ができるのか分からない」と思われてしまう可能性があります。また、「学ばせてもらう」とだけ伝えると受け身な印象になるので、自分から積極的にコミュニケーションを取って仕事を覚える姿勢を示しましょう。

目標・キャリアプラン・将来のビジョンはありますか?

ビジョンを質問するのは、応募先の介護施設や事業所で、モチベーションを持って働けるかを判断するため。応募先の施設で叶えられる目標や将来像を伝えるのが、回答のポイントです。
また、「介護業界を良くしていきたい」「介護職のイメージアップを図りたい」といった抽象的な夢を語るのではなく、「介護福祉士の資格取得を目指したい」「認知症ケアの専門性を高めたい」など具体的な目標を伝えると良いでしょう。

面接でのOK回答例

より専門的な介護スキルを身につけ、質の高いケアを提供できるようになりたいと考えています。3年後には介護福祉士の資格を取得する予定です。資格取得に向けて実務経験を積みながら介護スキルを磨いてまいります。

取得したい資格の種類や時期、身につけたいスキルなどを具体的に述べましょう。例文のように、いつまでにどうなりたいのか数字を使って説明するのも効果的です。

面接でのNG回答例

「早く仕事に慣れて、御施設に貢献できるように頑張ります。」
「今まで経験したことがない業務にも率先して取り組んでいきたいです。」

上記は一見すると問題がないように見えるものの、実は具体性がなかったり受け身の姿勢だったりする例です。具体的な目標を示すことが、向上心や自主性のアピールにつながります。

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夜勤や残業はできますか?

24時間体制の施設を志望する場合、夜勤に入れるかどうかは必ず聞かれる質問です。夜勤や残業に対応できる介護職員を採用したいというのが介護施設や事業所の本音といえます。
「夜勤は生活リズムが乱れてきつそう」と思うかもしれませんが、やってみないと負担の感じ方は分かりません。誰かが対応しなければならない仕事なので、前向きに挑戦する姿勢が大切です。

とはいえ、家庭の事情などのやむを得ない理由があって夜勤ができない場合は嘘をつく必要はないので、事情を話して「対応できません」と伝えましょう。

面接でのOK回答例

「夜勤も残業も基本的に対応できます。前職でも月に4回ほど夜勤に入っておりました。」
「子どもを保育園へ迎えにいくため、18時以降の残業と夜勤はできません。ただ、子どもが中学生になれば、残業や夜勤も可能になります。」

前職で夜勤や残業に入っていた場合は、日数を伝えると説得力が増します。対応できない場合は、理由を簡潔に説明したうえで、協力したい気持ちがあることを伝えると良いでしょう

面接でのNG回答例

「夜勤も残業もしたくないです。」
「夜勤や残業はなしでお願いします。」

理由をきちんと伝えずに断ると、「やる気がないから、ほかの人に任せれば良いと思っているのでは?」という印象を与えてしまう可能性があります。働き方の希望や事情は人それぞれなので夜勤や残業ができないこともあると思いますが、その場合は事情を伝えたほうが誠実です。

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いつから働けますか?

面接官から就業開始の時期を質問された場合、採用を前向きに考えてもらえている可能性があります。あらかじめ入社可能日を考えておきましょう。

面接でのOK回答例

「1週間後から働けます。」
「○月○日から働けます。」
「内定をいただきましたら、1ヶ月ほどで入社できます。」

入社可能日は具体的に伝えましょう。在職中の方は、退職見込み日から逆算して入社予定日を考えてみてください

面接でのNG回答例

「分かりません。」
「在職中ですが今すぐにでも働けます。」

「分からない」と答えた場合、入社する意志が低いと思われてしまいます。また、在職中なのに「すぐに働けます」と伝えると、仕事に対する責任感を疑われることが考えられるので、無理な日程を伝えるのはやめましょう。

働き方に関する質問

介護職の面接では、今までの働き方や希望条件に関する質問も定番です。具体的には以下のようなバリエーションがあります。

介護職をしていて嬉しかったことを教えてください

この質問では、応募者が「介護職にやりがいを持てそうか」を確かめています。介護職が仕事で感じる嬉しさは、やりがいやモチベーションにつながることも多いはずです。

面接でのOK回答例

「利用者さんからお礼を言ってもらえたときは、とても嬉しかったです。直接『ありがとう』と笑顔で言われると温かい気持ちになり、大きなやりがいを感じました。」
「利用者さんから『あなたがいれば安心』と、言われたときはとても嬉しかったです。真摯な気持ちで接すれば、利用者さんから信頼してもらえるのだと知り、今後も誠実な対応を心掛けようと思いました。」

嬉しいと感じたエピソードとともに、理由を詳しく説明しましょう。嬉しいと感じるポイントは人によって異なります。誰が聞いても分かるよう、なぜそのように感じたのかを伝えましょう。

面接でのNG回答例

「嬉しかったエピソードは特にありません。」
「昇給したときが嬉しかったです。」

介護職の経験が短くても、何かしら気づいたことや学んだことはあるはずです。エピソードはささいな出来事でも大丈夫なので、「特になし」と答えるのではなく、仕事から得たことを考えてみましょう

また、待遇面に関することだけをモチベーションと答えると、介護職に対する意欲に疑問を持たれてしまう可能性があるので、控えたほうが無難といえます。「介護福祉士を取得して給与が上がったときは、仕事のために頑張って勉強したことを評価してもらえたと感じて嬉しかった」のような伝え方ならポジティブです。

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今までの仕事で不満に感じたことを教えてください

面接官は、応募者がこれまで仕事上の不満があったときにどのように改善を図ってきたか知りたいと思っています。不満について聞かれたからといって、前職の悪口を述べてはいけません

面接でのOK回答例

前職では、職員数に対して仕事量が多く、一人ひとりの利用者さんの声に耳を傾けられない状況でした。同僚と話し合い、上司に業務効率化の方法を提案したり、増員を依頼したりしましたが、改善の兆しが見えなかったため転職を決意しました。

仕事の不満や大変だったことを聞かれた場合、退職理由や志望動機と矛盾しない内容で答えましょう。面接官は、この質問をきっかけに退職理由や志望動機の本音を知ろうとしている可能性があります。

面接でのNG回答例

「介護スタッフと看護スタッフの人間関係がギスギスしていたのが嫌でした。」
「残業が多くてプライベートを充実させられないのが不満でした。」

ただ不満を述べるだけでは、本人の努力不足と受け取られ、採用が遠のいてしまうかもしれません。「何が不満で、どうしたいから転職する」という流れを意識しましょう

仕事をするうえで大切にしていることはありますか?

応募者が仕事で重視していることから、どのようなときにやりがいを感じ、どのようなことをモチベーションにしているのかを知ろうとしています。応募先の理念や特徴に沿った内容にすると、好印象を与えられるでしょう。

面接でのOK回答例

仕事をするうえで最も大切にしているのは、「利用者さまの声に真摯に耳を傾けること」です。施設で多くの利用者さまと接するなかで、身体的なケア以上に心の交流を求めている方が多いと感じました。そのため、多忙な状況でも対話を大切にし、寂しさや不安を和らげることを常に意識しています。

最初に仕事で大切にしていることを簡潔に述べ、続けて実体験を盛り込むことで説得力が増します。前職を通して大切だと学んだことや気づいたことを話すと、ポジティブな印象につながりやすいでしょう。

面接でのNG回答例

「特にありません。」
「必ず定時で帰宅することです。」
「人の意見に流されず、自分が正しいと思ったことを最後まで貫き通します。」

「特にありません」という回答をすると、与えられた業務をこなすだけで積極性がないように見えてしまいます。また、自分本意な回答も良くありません。協調性や柔軟性に欠ける人と思われてしまうので、避けたほうが良いでしょう。

現在の年収と希望の年収はいくらですか?

応募者が採用条件にマッチしているかを確かめる質問です。たとえば、採用予算が年収400万円の募集に対し、希望年収が500万円の候補者が現れた場合、どれだけ優秀な人材であっても採用は難しい場合があります。また、「自分の市場価値を理解しているか」という視点でチェックすることもあるようです。

面接でのOK回答例

「現在の年収は○万円です。年収は、御社の規定でお願いいたします。」
「これまでの年収は300万円でした。転職に際して介護福祉士の資格を取得したので、介護福祉士の平均年収である400万円に近い年収を希望いたします。」

求人情報には、給料の金額や給与制度について記載されています。施設側は、求職者はその金額に同意したうえで応募したと考えてるため、規定どおりの年収を答えるのがポイントです。
もしも、求人情報に掲載された金額を上回る年収を希望する場合は、希望する根拠や理由を述べることで説得力を持たせられます

面接でのNG回答例

「前職の年収は○万円でした。御施設ではいくらもらえますか?」
「前職の年収は300万円でした。希望年収は600万円です。」

質問を質問で返すと、「コミュニケーションがスムーズに進まない」という悪い印象につながるので避けましょう。また、自身の保有資格や経験年数の相場を遥かに超えた希望年収を述べるのは、現実的ではありません。求人情報の募集要項をよく読んだうえで、自分のスキルと合致した希望年収を答えましょう

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応募者の強みや性格に関する質問

介護の経験の有無を問わず、面接で介護の仕事に活かせるスキルを確認する質問をされることは多くあります。面接官が回答を掘り下げる場合もあるので、事前に具体的な回答を考えておくと良いでしょう。

自身の長所と短所は何ですか?

長所や短所の質問の意図は、応募者が自分自身を客観的に分析できているかを判断することです。
自分の長所を仕事にどのように活かせるか、短所が仕事に支障をきたす可能性はないかを述べるには、自分のことをよく知ることが大切です。普段から自分の長所や短所を見つめ直し、ノートに書く習慣をつけると、採用後にも活かせるでしょう。

面接でのOK回答例

私の長所は、相手の気持ちに寄り添い、傾聴できることです。最後まで話に耳を傾け、利用者さまのニーズや不安を理解して信頼関係を築き、きめ細やかなケアの提供につなげております。
短所は、確認を徹底し過ぎるあまり、時間を余分に使ってしまう場合があることです。特に仕事の際は、「記録作成は10時までに終わらせる」というように時間で区切り、担当業務を管理することを心掛けています。

介護の仕事に活かせる長所や、自身の短所とどのように向き合っているかを、具体的なエピソードを用いて伝えるのがポイントです。短所は、ただ「できない」「苦手」と話すのではなく、克服のために工夫していることまで述べると、努力する姿勢を示せます。

面接でのNG回答例

「常に明るく、いつも笑顔でいることが私の長所です。」
「人見知りなので、自分から人に話しかけられないのが短所です。」

長所や短所を答えるときは、具体的なエピソードがないと抽象的な表現になり、面接官の印象に残りません。また、短所については、「コミュニケーションが苦手」「自己中心的なところ」など、介護職としての適性を懸念されるような内容は避けたほうが良いでしょう。

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趣味や特技は何ですか?

趣味や特技の質問では、人柄に加えて、うまく気持ちを切り替えられるのかを知ろうとしている可能性があります。介護職として長く活躍するには、心身の負担を溜め込まず、上手にストレスと向き合うことも必要になるでしょう。

面接でのOK回答例

「趣味は手芸です。休みの日にはレース編みやアクセサリー作りをしており、充実した時間を過ごしています。」
「料理を作るのが好きで、和食が得意分野です。休日は作り置きをしたり、お菓子を作って気分転換したりしています。」

趣味や特技がいくつかあって回答に迷う場合、介護職の仕事に活かせそうなものを選んで伝えると、興味を持ってもらいやすいでしょう。たとえば、料理は生活援助のスキル、スポーツは体力があることのアピールになります。

また、「手芸が得意」「ピアノが弾ける」「書道が得意」といった趣味・特技は、レクリエーションに活かせるでしょう。介護職は利用者さんの生活全般に関わる仕事のため、趣味や特技を活かせることも珍しくありません。

面接でのNG回答例

「特にありません。」
「お酒が好きで、就寝前の晩酌が欠かせません。」

特にないと答えたり、仕事に悪影響を与えそうな趣味や特技を述べたりするのは避けましょう。特にお酒やギャンブルに関する話題は、採用の場にはふさわしくないとされています。

あなたのストレス解消法は何ですか?

心身の健康を維持しながら無理なく働くには、ストレスマネジメントを行うことが大切です。ストレスが溜まると、余裕がなくなって仕事に影響することも考えられるので、うまく付き合えることをアピールしましょう。

面接でのOK回答例

「私のストレス解消法は読書です。仕事が終わった後の夜の時間に好きな小説を読むのが日々の楽しみです。物語の世界に没頭することで、仕事の緊張感から離れ、気持ちをリセットできています。」
「私のストレス解消法は、映画鑑賞です。映画館に行くこともあれば自宅で観ることもあります。泣いたり笑ったりすることで、良い気分転換になっています。」

この質問の回答に正解はないので、基本的に自分なりのストレス解消法を正直に伝えればOKです。ストレス解消法の例として、ウォーキングや映画鑑賞、読書、ドライブなどの趣味があります。

面接でのNG回答例

「特にありません。」
「タバコを吸うことです。」

ストレスをコントロールできない人と思われてしまう可能性があるため、「特になし」はNGです。また、喫煙や飲酒、ギャンブルといったストレス解消法を伝えることは、面接の場にふさわしくありません

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介護職の適性に関する質問

介護職に適性があるかどうかを判断するための質問をまとめました。介護の面接では「腰痛」に関して質問される場合もあるので、以下で押さえておきましょう。

これまでに高齢者と関わったことはありますか?

未経験で介護職を志望する人に対し、高齢者の方と接することに抵抗がないか、円滑にコミュニケーションが取れるかを確認する質問です。仕事で高齢者と関わった経験がない場合は、親族や近所の高齢者の方との関わりについて話してみましょう。

面接でのOK回答例

母が祖父の介護をしていたときに、私も体を拭いたり、着替えを手伝ったりしていました。祖父が「ありがとう」と言いながらニコニコしていたのを覚えています。祖父は昨年他界しましたが、同じように高齢者に喜んでもらえる仕事がしたいと考えています。

過去に高齢者の方と関わったエピソードがあれば、それを具体的に話しましょう。介護に興味を持ったきっかけや、高齢者の方と関わって学んだことなどを述べるのがポイントです
これまであまり高齢者と関わる機会がなかった場合は、ニュースや本などから情報収集し、高齢者支援への関心や理解があることを伝えると良いでしょう。

面接でのNG回答例

「子どものころは、年に一度祖父母の家に遊びに行っておりました。」
「近所の高齢者の方とたまに交流がありますが、問題なく話せています。」

ただ高齢者の方と会って話しただけのエピソードでは、面接官には響きません。一緒に何をしたのか、どのような関わり方をしたのかを具体的に示すようにしましょう。

腰痛の症状を感じたことはありますか?

腰痛は、介護職の職業病といわれるほど身近な症状です。腰痛を我慢し続けると、仕事だけでなく日常生活に支障が出る可能性もあるので、上手に向き合うことが求められます。
腰痛持ちだからといって不採用になるわけではないので、質問されたら怖がらず正直に伝えることが大切です。

面接でのOK回答例

「普段から姿勢に気を付けているので、腰痛になったことはありません。」
「現在、腰痛で月に1度通院をしています。悪化しないようにセルフケアを徹底しているので、介護業務に支障はありません。」

腰痛がない場合は、普段から気を付けていることを話すと好印象です。腰痛持ちの人は、通院歴や介護業務に支障がないことを伝えれば問題ないでしょう

面接でのNG回答例

「腰痛はありません(実際は腰痛があるのに噓をつく)。」

腰痛があるにもかかわらず、「腰痛はない」と嘘をつくのはNGです。入社後に発覚すれば、利用者さんやほかのスタッフに迷惑を掛けることになり、業務に支障が出ます。
仕事に少し制限が出る程度であれば、施設側が健康状態に配慮して働き方を考えてくれる可能性があるので、事実を話しましょう。

介護関連で気になるニュースはありますか?

介護の時事に関する質問では、介護業界にどのくらい関心があるのか、ニュースに対してどのような意見や考えがあるのかを知ろうとしています。介護職は、利用者さん一人ひとりに適したケアを考える必要があるので、自分の意見を持っておくことが重要です。

面接でのOK回答例

介護施設における感染症のニュースに関心があります。コロナやインフルエンザなどの感染者数の推移や、介護施設でのクラスター発生状況のニュースには必ず目を通しています。重症化リスクの高い高齢者に関わる仕事なので、状況を把握したうえで、感染症対策を徹底することを心掛けています。

まずは概要を述べたうえで、ニュースを見て感じたことや自分なりの意見、介護職への活かし方を絡められると良いでしょう。

面接でのNG回答例

「あまりニュースや新聞を見ないので、分かりません。」

最近は、テレビニュースや新聞を見ない人も少なくありません。とはいえ、アプリやWebサイトでもニュースは確認できます。日ごろから介護に関するニュースに目を通しているほうが、「仕事に対する意欲が高い」と評価されやすいので、しっかりチェックしておきましょう。

ほかに面接を受けている施設や事業所はありますか?

志望度の高さを判断するための質問です。面接官としては、確実に採用できる人へ内定を出したいのが本音。嘘をつく必要はありませんが、答え方には配慮したほうが良いでしょう。

面接でのOK回答例

「現在、前職の経験を活かせるグループホームを中心に2施設ほど受けております。」

単に「2施設」と答えるのではなく、「グループホームを中心に」や「認知症ケアができることを軸にして」など、転職先を選ぶ際に重視しているポイントを伝えることで、一貫性を持って転職活動をしているとアピールできます
また、施設名などを詳しく説明するのはなるべく避けつつ、「御施設が第一志望である」と伝えることがポイントです。

面接でのNG回答例

「御施設しか受けておりません(実際は応募しているのに嘘をつく)。」
「現在、10施設に応募しています。」

実際は複数の施設を受けているのに「御施設しか受けておりません」と嘘をつくのは避けましょう。嘘をつくと、選考のやりとりの過程でバレてしまうことも考えられます。
また、応募企業が多過ぎたり、職種に一貫性がなかったりする場合は、「どこでも良いのだろう」という印象につながる可能性があるので、注意が必要です。

面接の最後に必ず聞かれる逆質問

逆質問は、面接の最後に必ず聞かれる質問です。働くイメージや入社意欲が明確であれば、自然と応募先へ確認しておきたいことが出てくるもの。実際の仕事内容やほかの介護職員の雰囲気、評価制度など、質問することをいくつか用意しておきましょう
入社後に「思っていた仕事と違う」と感じないためには、しっかりと事前に確認することが大切です。

逆質問に対するOK回答例

「介護福祉士の資格を取得したいと考えているので、資格取得支援制度でどのような支援が受けられるのか伺いたいです。」
「求人情報に記載があった社内研修制度について、具体的な回数や内容を教えていただけますか?」
「入社までに準備しておくべきことや学んでおくべきことはありますか?」
「御施設の○○という理念を実現するために、現場で実践していることを教えてください。」

応募先の求人情報をしっかり見ていることが分かる逆質問にしましょう。上記のような内容であれば、スキルアップや入社への前向きな姿勢が伝わり、好印象につながるはずです。

逆質問に対するNG回答例

「特にありません。」
「御施設の社風を教えてください。」
「給与や福利厚生について教えていただけますか?」

逆質問に「特にありません」と答えると、入社意欲が低いと思われてしまうかもしれません。面接中に解決した場合は、「面接中にお聞きできましたので、大丈夫です」と答えましょう。
また、調べれば分かる内容や、給与、福利厚生に関する質問は、マイナスイメージにつながる可能性も。特に、Webサイトや求人票など、誰でも見られる場所に記載されている情報を聞くと、「志望度が低い」と判断されやすいため注意が必要です。

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面接で想定外の質問をされたときの対処法

面接では、想定外の質問が飛び出す可能性もあります。定番の質問に関する回答はばっちりでも、想定外の質問をされて焦ってしまうと「臨機応変に対応できない人」という印象を与えてしまうかもしれません。心配な方は、想定外の質問をされたときに次のように考えてみると良いでしょう。

質問の回答に迷った場合は相づちを打つ

「何か答えなければ」と焦ってしまい、勢いで会話をスタートしてしまうと、なかなか結論につながらず困ってしまう場合があります。反対に沈黙をしてしまうのも、面接官が困惑してしまうので良くありません。
まずは、「そうですね…」「難しい質問ですね…」などと相づちを打ちながら一呼吸置いてみましょう。冷静になる時間を作ったうえで、回答内容を考えてみてください。

質問の意図を確認する

介護職の面接では、応募者の価値観や人柄を深く知るために、あえて少し踏み込んだ質問をする場合があります。
面接官の質問の意図が掴みにくいと感じたら、「この質問は○○という意味でしょうか?」と丁寧に聞き返しましょう。的外れな回答を避けられるだけでなく、コミュニケーション能力のアピールにもつながる可能性があります。

回答に一貫性を持たせる

質問に答えるときは、これまで話してきた介護職の経験や志望動機などと一貫性を持たせるのがポイントです。今までの回答とブレがなければ、少しくらい言葉に詰まってしまっても大丈夫なので、落ち着いて矛盾のない回答を考えましょう。

回答できない場合は正直に答える

想定外の質問に対して知ったかぶりをしたり嘘をついたりするのは、信頼が損なわれるためNGです。
分からない場合は、「勉強不足で申し訳ございません、今はお答えが難しいです」「調べて理解を深めます」と正直に伝えましょう。そのうえで、「私なりの考えとしては○○です」と、質問に真摯に対応する姿勢を示すことが大切です。

人柄が重視される介護職の面接では、無理に取り繕おうとするよりも正直に向き合うほうが誠実さをアピールできるでしょう。

【ケース別】介護職の面接の注意点

ここでは、新卒・経験者・未経験者が介護職の面接を受ける際の注意点を解説します。自分の状況に置き換えたうえで、参考にしてみてください。

新卒の方が面接を受ける場合

新卒(高校生や大学生)を対象とした介護職の面接では、「介護の仕事に対する意欲」や「人柄の良さ」が評価の中心となるでしょう

新卒の場合、社会人経験がないことは前提として理解されています。そのため、面接官が注目するのは、「介護の仕事を続けていく意欲があるか」「利用者さんや職員と良好な関係を築ける人柄か」といった点です。

また、挨拶や言葉遣い、身だしなみなどの基本的なビジネスマナーも評価の対象となります。介護現場はチームで動くことが多いため、協調性やコミュニケーション能力を感じられるエピソードがあると好印象です。

経験者が面接を受ける場合

介護経験がある人の転職では、前職を退職した理由や転職を決めた理由に注目される傾向があります。「すぐに辞めてしまわないか」「介護の仕事への理解があるのか」をチェックされることもあるでしょう。介護経験が長い人は、これまでの経験で培ったスキルや適性をアピールすると効果的です。

未経験者が面接を受ける場合

未経験者が介護職の面接を受ける際は、「なぜ介護職を選んだのか」という志望動機を明確にし、経験やスキル不足を補う姿勢を示すことが重要です。たとえば、家族の介護経験や、人の役に立ちたい思いなどを自分の言葉で説明できると良いでしょう。
また、知識やスキルが不足していることを認めたうえで、積極的に学ぶ姿勢があるとアピールすることもポイントです。

未経験者の場合、体力面でミスマッチしないかという点に懸念を持たれ、「仕事がきついかもしれないけど、大丈夫ですか?」と聞かれる場合も少なくありません。そのようなときは、「決まった時間に運動をして体力作りに取り組んでいる」などと努力していることを伝えると、採用に対する不安が軽減され、前向きに検討してもらいやすくなるでしょう。

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介護職未経験者が面接で質問される内容とは?回答の例文と対策をご紹介

介護職の面接の基本マナー

介護職の面接対策を行う際は、まず基本マナーをチェックすることから始めましょう。どれほど優れた質疑応答ができても、マナーに問題があればネガティブな印象につながりかねません
面接官に良い印象を与えるためにも、下記の基本マナーはしっかり押さえておいてくださいね。

  • 面接の時間を厳守する(受付は5分前に済ます)
  • 清潔感のある服装を心掛ける
  • 笑顔で挨拶をする
  • 面接官と適度なアイコンタクトをとる
  • 丁寧な言葉遣いを意識する
  • 聞きやすい声のトーン、スピードで話す

面接開始の時刻を守らないのは厳禁です。大幅に遅れて面接に行ったり、遅刻したのに謝罪の言葉がなかったりすると、その瞬間に不採用が確定してしまう可能性もあります。
電車の遅延や体調不良で遅刻が確定したときは、その時点で応募先に電話をしましょう。正直に話せば、面接日の調整をしてもらえるかもしれません。

また、面接本番では、身だしなみや表情、仕草、話し方など、さまざまな視点から採用の可否を判断されます。介護職は利用者さんと直接触れ合う仕事のため、「清潔感」や「コミュニケーション能力」といった部分が特に重要です。
「職場で活躍してくれそうな人材だ」という印象を与えられるよう、基本的なマナーは必ず守りましょう。

介護職の面接を通過するためのポイント

介護業界は慢性的な人手不足の施設が多く、他業界と比べると採用の間口は広い傾向にあります。とはいえ、誰でも採用されるわけではないため、十分な対策が欠かせません。面接で質問にスムーズに回答できたとしても、その他の要因で不採用になってしまうこともあります。
以下で面接を通過するためのポイントを解説するので、ぜひご一読ください。

自分の希望に合った求人を探す

勤務時間や職場の立地、給与、仕事内容などを確認し、自分の希望条件に合った求人を見つけて応募することが大切です。「働きたい!」と思える職場でないと、志望動機や働いてからどのように活躍したいのかを面接で質問されたときに、うまく答えられない可能性があります。

面接官は数多くの面接をしているので、質問に適当な回答をすると気づかれてしまうでしょう。やみくもに求人に応募するのではなく、自分が仕事に求める条件に合った求人を探すことが内定獲得につながります。

自己分析を行う

面接で自分の長所や特性に対する質問に的確に回答するためには、自己分析を行う必要があります。面接で内容をさらに掘り下げられることもあるので、自分自身への理解を深めておきましょう。自分が仕事に求めるものを把握するためにも、自己分析は欠かせません。

自己分析のやり方については、「介護士さんの自己分析!業界の転職で効果的にアピールするコツを解説」の記事で詳しく解説しているので、参考にしてみてください。

企業分析を徹底する

面接対策として、企業分析をしっかりとしておきましょう。どのような求職者を求めているのかを確認しておけば、面接で質問に回答する際や自己PRを作成するときに参考にできます。企業分析のために公式Webサイトを確認したり、施設を見学したりしておくと良いでしょう

結論と具体的な根拠をセットで示す

面接の質問に回答する際は、なぜそう思ったのかという結論と根拠をセットで伝えましょう。「ただ何となくそう思った」「普通はそうだから」とあいまいな答え方をしてしまうと、面接官から「自己分析が不十分」と判断されかねません。

介護職は、主観ではなく客観的に利用者さんを見なければならない場面も多くあります。「なぜそうなのか」という根拠まで伝えて説得力のある回答にしましょう。

介護の仕事への意欲や熱意をアピールする

面接官に「採用したい」と思ってもらうためにも、前向きさや介護の仕事への意欲をアピールすることが大切です。面接の質問への回答内容も重要ですが、話し方にも注意しましょう。面接官を見て、ハキハキと質問に答えるのがポイントです。

どれほど良い内容の回答であっても、もじもじしたり自信なさげに話したりすると、前向きさや意欲をアピールするのは難しいでしょう。

応募書類に書いた内容と一貫性を持たせる

応募書類に記載した内容を確認しておき、面接の回答と一貫性をもたせるようにしましょう
面接官は、質疑応答を繰り返すなかで、応募者について深く理解しようとします。応募書類の内容と面接での回答内容に矛盾が生じると、「嘘を言っているのでは?」と懸念され、内定が遠のいてしまう可能性も。面接前は、履歴書に記載した自己PRや志望動機をしっかりと確認し、回答と関連付けるよう意識してみてください。

清潔感のある身だしなみを心掛ける

介護職の面接では、スーツを着用するなど社会人としてふさわしい服装を心掛けましょう。介護職は人と人とのコミュニケーションが大切なので、清潔感があるかどうかチェックされます。Tシャツやデニム、サンダルといったカジュアル過ぎる服装で面接を受けると、「礼儀のない人」と悪印象を与えかねません。

なかには、「いつも通りの服装で」と指定する施設や事業所もあるようですが、ビジネスカジュアルやオフィスカジュアルなど、きちんと感のあるスタイルのほうが好印象を与えられます。

介護職の面接に関するよくある質問

ここでは、介護職が面接で必ず聞かれることに関するよくある質問に回答します。介護職の面接で気になることがある人は、ぜひご覧ください。

介護職の面接で落ちる人の特徴は?

介護職の面接で落ちる人の特徴は、「ビジネスマナーが身についていない」「身だしなみが整っていない」「仕事に対する意欲や熱意を感じられない」「ネガティブな話をする」などです。介護職の適性に疑問を持たれたり、短期離職を懸念されたりすると、採用を躊躇されやすくなります。面接に臨む際は、回答例を準備して面接練習をするといった事前の対策が欠かせません。
介護職の面接で落ちる人・採用される人の特徴は?合格率アップのコツを解説」の記事では、介護職の面接に落ちる人・受かる人の特徴や面接対策の方法を解説しているので、ぜひご一読ください。

介護職の面接は採用基準がゆるいって本当?

「介護職の面接は人手不足だから採用基準がゆるい」というのは誤解です。人手不足を補うために未経験者が受け入れられやすい傾向はあるものの、利用者さんの生活を支える責任ある仕事のため、面接官は慎重に応募者を見極めています。
「志望動機から意欲を感じられない」「振る舞いや身だしなみなどにマナー違反がある」「受け答えがおぼつかずコミュニケーションに不安がある」など、介護職としての意欲や適性に疑問があれば不採用となる可能性があるでしょう。
誰でも採用されるわけではないため、この記事の「介護職の面接を通過するためのポイント」を参考に、面接対策を万全に行いましょう。

介護職の面接で受かるサインはありますか?

介護職の面接中に、「入社後について具体的な質問や説明がある」「面接時間が長い」「施設の案内を丁寧に行ってもらえる」などのサインがあると、採用を前向きに検討してもらえている可能性があります。面接官が採用に意欲的な場合、応募者をより深く知ろうとしたり、入社後を見据えた質問が増えたりする傾向があるようです。
しかし、どのようなサインがあっても必ずしも受かっているわけではないため、正式な合否を待ちましょう。なかなか合否の連絡が来ず気になってしまう人は、「介護職の面接の合否連絡はいつ?結果が通知される時期や遅い場合の対処法!」をチェックしてみてください。

介護職の面接で好印象を与える逆質問は?

介護職の面接で「何か質問はありますか?」と逆質問された場合は、社風や雰囲気、仕事内容、キャリアなどに関する質問をしてみると良いでしょう。
たとえば、「御社のキャリアアップ支援制度の詳細をお聞かせいただけますか?」と、応募先について調べたうえで分からなかったことを質問します。企業分析を行っているとアピールでき、志望度の高さを示すことにつながるでしょう。
質問をするときは、簡潔に分かりやすく伝えることがポイントです。逆質問の回答例やNG例については「面接の最後に必ず聞かれる逆質問」で解説しているので、興味がある方はご一読ください。

介護職の面接に使う志望動機が思いつきません…

志望動機が思いつかないときは、過去のエピソードを掘り下げて介護職との接点を見つけましょう。たとえば、「介護施設で働く親族の姿に影響を受けた」「接客業で高齢者と接するうちにさらに深く関わりたいと思った」というように、ささいなきっかけでも問題ありません。介護職に興味を持ったきっかけを掘り下げれば、志望動機につなげられるはずです。
志望動機の回答例は「志望動機に関する質問」の見出しで解説しているので、参考にしてみてください。

▶介護職の転職ノウハウをもっと知りたい方はこちら

まとめ

介護の面接で必ず聞かれる質問は、自己紹介や志望動機、前職の退職理由、希望の働き方、仕事の目標、逆質問などです。施設によって質問数や内容は異なりますが、定番の質問への対応を事前にしておくことで、焦らずに面接に臨めるでしょう。

「回答例をすべて覚えるのは難しい」と思う場合、各カテゴリーごとに大まかな回答を用意しておくだけでも十分です。質問内容に細かな違いがあったとしても、伝えるべき要点を押さえておけば、一貫性と具体性のある回答ができます。

また、面接に臨む際は、清潔感のある身だしなみや丁寧な言葉遣いといった基本的なビジネスマナーを守ることも大切です。事前の準備を徹底して、面接合格へとつなげてくださいね。

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執筆者

  • 「レバウェル介護」編集部

    お役立ち情報制作チーム

介護職専門の転職支援サービス「レバウェル介護」が運営するメディア。現役の介護職とこれから介護職を目指す方に寄り添い、仕事や転職の悩み・疑問を解決する記事を制作している。これまでに公開した記事は1400記事(※)以上。制作チームには介護福祉士ライターも在籍し、経験をもとにリアルな情報をお届け。資格や介護技術など、スキルアップにつながる情報も発信中!(※)2023年10月時点

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※この記事の掲載情報は2026年3月5日時点のものです。制度や法の改定・改正などにより最新の情報ではない可能性があります。

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