介護職の面接で必ず聞かれる質問と回答例を紹介!対策のポイントも解説

転職ノウハウ 2024年1月11日
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「介護職の面接で必ず聞かれる質問を知りたい」という方は多いでしょう。介護職の面接でよくある質問の対策をしておけば、選考突破の可能性が高まります。ただ、質問の意図を汲まずに回答してしまうと、「ミスマッチ」と判断される可能性も。この記事では、介護職の面接を控えている方へ、必ず聞かれる質問と回答例を紹介しています。回答のコツやNG例も解説しているので面接の予定がある方はぜひ参考にしてみてください。

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目次

介護職の面接における質問の大まかな流れ

介護職の面接は、次のような流れで進むのが一般的です。もちろん、介護施設や事業所によって質問内容やタイミングは異なるので、あくまで参考程度に見ておきましょう。

介護職の面接では、まず、応募者の緊張感を和らげるアイスブレイクとして自己紹介を求められます。自己紹介後、適性を判断するための質問を5つ程度行うのが一般的です。最後は、応募者の疑問を解消する逆質問や今後のスケジュールの確認などを行います。面接時間は、開始から30分~1時間程度で終了となるパターンが多いようです。

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応募者自身と経歴に関する質問

面接の冒頭は、応募者の基本情報や経歴について確認される傾向があります。

自己紹介をお願いします

自己紹介とは、自身の基本的なプロフィールを伝えるものです。面接官に自分を知ってもらうために、氏名や職歴、保有スキルなどを簡潔に伝えます。なお、ここで長々と話してしまうと肝心の志望動機や経験などを深掘りする時間がなくなってしまうので、自己紹介は30秒から1分程度にまとめるのがポイントです。

面接でのおすすめ回答例

「〇〇(氏名)と申します。介護職員初任者研修の資格を取得し、約3年間、特養で要介護度の高い利用者さんを対象とした介護業務全般を担当していました。認知症を患う方を担当する機会が多かったため、認知症ケアに興味があります。趣味は音楽鑑賞で、最近は音楽療法について勉強するのが日課です。本日はお忙しいところ、面接の機会をいただき誠にありがとうございます。どうぞよろしくお願いいたします。」

自己紹介は、人柄や経験・スキルが簡単に伝わればOKなので、重要なポイントのみに絞って話しましょう。施設によっては「自己紹介を2分でお願いします」など時間を制限される場合もあるので、削る部分や付け足す内容をあらかじめ考えておくのがおすすめです。

面接でのNG回答例

「○○○○と申します。前職は介護職と営業職をしていました。趣味はフラワーアレンジメントです。習い事としても、月に1度程度アレンジメントの教室に通っています。学生時代は、居酒屋でのアルバイトやテニスサークルの活動など、いろいろな経験をしてきました。好奇心旺盛なタイプです。本日は、どうぞよろしくお願いいたします。」

自己紹介の意図を履き違えている例です。趣味や経験をあれこれ伝えているものの、介護職とのつながりが薄く、どれも印象に残りません。自己紹介といえど、自分をアピールする貴重な質問の機会です。自己PRのように自分の強みを打ち出す必要はありませんが、介護職で活かせる内容をさりげなく盛り込みましょう。

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今までどのような仕事をしていましたか?

介護職の面接では、経歴についてもよく質問されます。この質問の意図は、応募者の経験から入社後に活かせることがないか確認することです。特に介護職の場合は、同じ経験者でも施設の形態や方針により仕事内容や身につくスキルに違いがあり、人によってできることが異なります。応募先で活かせる経験に重点を置きつつ、自分を効果的にアピールしましょう。

面接でのおすすめ回答例

「2年ほど、訪問介護のホームヘルパーとして、利用者さんの生活援助や身体介護を行ってきました。初めは無資格だったため、利用者さんの食事を用意したり、お部屋の掃除をしたりといった、生活援助中心の仕事内容でした。1年前に初任者研修の資格を取得してからは、徐々に身体介護にも携わるようになり、食事、排泄、入浴など基本的な介助はもちろん、要介護4以上の認知症を患う利用者さんに対する介護ケアも経験しました。」

経歴を聞かれたときは、期間や利用者さんの介護度などを具体的に示し、分かりやすく答えましょう。スキルアップの機会があれば、仕事の幅が広がったことを伝えるのもおすすめです。

面接でのNG回答例

「訪問介護でご高齢者の身体介護をしていました。生活援助を行うこともありました。」

具体性がないので、応募者の働く姿が全くイメージできません。簡潔にし過ぎると、かえって伝わらないことを覚えておきましょう。

前職を辞めた(転職を決めた)理由を教えてください

転職の場合、前職の退職理由も面接で必ず聞かれる質問です。この質問の意図は、前職でトラブルを抱えていなかったか、同じ理由で辞める可能性はないかなどを確認するためのもの。「人間関係が嫌になって」「給与に不満があったから」といったネガティブな退職理由だと、本人に原因があるのではないかと思われてしまいます。

面接でのおすすめ回答例

「前職のデイサービスでは、介護度が低い利用者さんが多かったこともあり、比較的簡単な介護サービスを担当していました。昨年、介護福祉士の資格を取得したことがきっかけで、より専門的な介護スキルを必要としている利用者さんの役に立ちたいと思うようになり、転職を決意しました。」

退職理由は、「スキルアップのため」のような、前向きな内容を答えるのがおすすめです。不満があって退職した場合でも、できる限り前向きな理由に言い換えましょう。なお、事業所の閉鎖や会社都合による退職の場合は、そのまま理由を伝えてOKです。マイナスの評価を受けることはないので安心してくださいね。

面接でのNG回答例

「前職では、同僚との人間関係が上手く行かず、苦労したためです。」
「給料が安く、残業も面接で聞いていた以上に多かったため、退職しました。」
「何度注意しても問題行動を起こす利用者さんがいて、耐えられませんでした。」

人間関係や給与面が理由で退職したことを素直に話してしまうと、入社後も同じ理由で辞める可能性が高いと思われてしまいます。また、前職や利用者さんの悪口を言うのはNGです。「ワガママで常識のない人」と悪印象を与えるため避けましょう。

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志望動機に関する質問

志望動機は、介護業界に限らず面接で必ず聞かれる質問です。一口に志望動機といっても「施設(事業所)の志望動機」「介護職の志望動機」の2つに分けられます。

当施設を志望する理由は何ですか?

施設(事業所)の志望動機を質問する意図は、応募者が施設の理念・特徴・仕事内容などを理解したうえで応募しているのか、熱意を持って仕事に取り組めそうかを確認することです。どの施設にもいえる内容は避け、「なぜこの介護施設なのか」を明確に伝えましょう。

面接でのおすすめ回答例

「現在まで3年間、グループホームで認知症を患うご高齢者に対する介護サポートを行ってまいりました。自分なりに、認知症予防の観点から介護ケアを行っておりましたが、独学では限界があると考えるようになりました。そのようなときに、施設全体で認知症ケアに熱心に取り組んでいる御施設の存在を知りました。御施設でなら、認知症予防の知識や技術を身につけられるだけでなく、実践を通して利用者さんへ還元する理想の働き方もできると思い、志望するに至りました。」

志望動機は、志望する施設(事業所)の特徴や取り組みに絡めた内容にするのがおすすめです。さらに、自分の経験や資格の活かし方や将来のビジョンをアピールすると好印象を与えられるでしょう。

面接でのNG回答例

「御施設は家から近く、通いやすいと思ったからです。また、前職よりも給料が高く、残業も少ないのが決め手でした。」

給与面や待遇面に関する志望動機はNGです。先述したように、志望動機は「なぜこの介護施設なのか」を伝えるためのもの。勤務条件にばかり注目していては、仕事への熱意が伝わらず、「ほかの施設でもいいだろう」と思われてしまいます。

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介護の仕事を選んだ理由は何ですか?

介護職を選んだ理由は、未経験者・経験者問わず必ず聞かれます。介護の仕事は利益の追求よりも、社会福祉の向上を理想とする職業。それだけに、高い志を持っていないと続けるのが難しい面もあるのです。

面接でのおすすめ回答例

「家族の介護を経験し、やりがいのある仕事だと感じたからです。介護される側のつらさ、介護する側の大変さを実感したことで、介護職員のありがたみを感じました。この経験があったからこそ、今度は自分が困っている方のサポートをしたいと考えました。」

介護職を目指すきっかけは、エピソードを盛り込むとイメージしやすくなります。単なる思いつきではないことを伝えるために、自分と介護の仕事の接点を具体的に伝えましょう

面接でのNG回答例

「介護の仕事なら、無資格未経験でも採用されやすいと思ったからです。」
「介護の仕事は求人がたくさんあるので、必ずどこか受かると思いました。」
「どこにも採用されないので、もう介護しかないと思いました。」

介護業界は慢性的な人材不足の状態といえます。そのため、応募者のなかには「求人が多いから受けただけ」という方が少なからずいるようです。しかし、介護職は生活のサポートが必要な方を手助けする責任のある仕事。「介護職なら誰でも受かる」という甘い考えで応募してはいけません。

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入社後に関する質問

入社後に関する質問をする意図は、「採用したら長く働いてくれそうか」を判断することです。下記のようなさまざまな聞かれ方をするので、ひととおり確認しておきましょう。

入社後はどのような業務を担当したいですか?

入社後の希望を問う質問には、「応募者の興味・関心・目標などを見たい」という意図が隠されています。面接前に具体的なキャリアプランを考えておくと、スムーズに応えられるでしょう。

面接でのおすすめ回答例

「前職の訪問介護では、生活援助業務がメインだったので、入社後は身体介護メインの業務を担当したいです。先日、介護職員初任者研修で学んだ身体介護のノウハウを、実際の現場で活かしたいと思っております。」

まずは、携わりたい業務について具体的に説明してください。その後は、保有スキルや自分の強みを仕事にどう活かすのかをアピールすると好印象です。

面接でのNG回答例

「入社後は、介護業務を担当して、いろいろ学ばせていただきたいと思っております。」

希望する業務を伝えているものの、漠然とし過ぎていて伝わりにくい回答です。「学ばせてもらう」という受け身の姿勢も、面接官にマイナスの印象を与えるので気をつけましょう。

目標・キャリアプラン・将来のビジョンはありますか?

応募先の介護施設や事業所で、目的意識を持って働けるかを判断される質問です。ポイントは、その目標やキャリアプランがその施設で叶えられるのかということ。「介護業界を良くしていきたい」「介護士のイメージアップを図りたい」といった壮大な夢を語るよりも、「介護福祉士の資格取得を目指したい」「認知症ケアの専門性を高めたい」など具体性のある目標を伝えると良いでしょう。

おすすめ回答例面接でのおすすめ回答例

「より専門的な介護スキルを身につけ、質の高いケアを提供できるようになりたいと考えています。3年後には介護福祉士の資格を取得する予定です。入社後、まずは資格取得に向けて実務経験を積みながら介護スキルを磨いてまいります。」

資格取得や関わりたい業務について、数字を用いてできるだけ具体的に述べましょう。「自主的に動ける人材かどうか」「仕事に前向きに取り組めるかどうか」のアピールにもなります。

面接でのNG回答例

「早く仕事に慣れて、御施設に貢献できるように頑張ります。」
「任されたことには何でもチャレンジしたいと思っています。」
「今まで経験したことがない業務にも率先して取り組んでいきたいです。」

一見すると、問題がないように見えるものの、実は具体性がなかったり受身な姿勢だったりする例です。具体的に、「何をどうしたいか」という目標を示すようにしましょう。

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夜勤や残業はできますか?

24時間体制の施設を志望する場合、必ず聞かれる質問です。夜勤や残業に対応できる介護職員を採用したいというのが介護施設や事業所の本音。「夜勤は体力的にきつい」「生活リズムが乱れそう」と思うかもしれませんが、可能な限り「対応できます」と答えておくと良いでしょう。とはいえ、家庭の事情などにより夜勤ができない場合は、事情を話して「対応できません」と伝えてOKです。

面接でのおすすめ回答例

「夜勤も残業も基本的に問題ありません。前職でも月に4回ほど夜勤に入っておりました。」
「子どもを保育園へ迎えにいくため、18時以降の残業と夜勤はできません。ただ、子どもが中学生になれば、残業や夜勤も可能になります。」

前職で夜勤や残業に入っていた場合は、日数を伝えると説得力が増します。対応できない場合は、理由を簡潔に説明し、ゆくゆくは対応したい気持ちがあることを伝えましょう

面接でのNG回答例

「夜勤も残業も無理です。」
「夜勤や残業はなしでお願いします。」

理由を説明せず、上記のように答えてしまうと「ただ夜勤や残業をやりたくないだけなのでは?」と捉えられてしまいます。やる気がないだけと思われないためにも理由はきちんと伝えてください。

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いつから働けますか?

面接官からこの質問を投げかけられた場合、採用前提で考えてもらえている可能性があります。あらかじめ、聞かれることを想定して、入社可能日を考えておきましょう。

面接でのおすすめ回答例

「1週間後から働けます。」
「○○月○○日以降から働けます。」
「内定をいただきましたら、1ヶ月ほどで入社できます。」

入社可能日は、具体的に伝えましょう。在職中だったとしても、退職見込み日から逆算して入社予定日を考えてみてください

面接でのNG回答例

「分かりません。」
「今すぐにでも働けます。」

「分からない」と答えた場合、入社する意志が低いと思われてしまいます。また、「すぐに働けます」と伝えるのも避けたほうが無難でしょう。「条件を確認せず、本当に働けるの?」と不審に思われることもあるので注意が必要です。

働き方に関する質問

介護職の面接では、今までの働き方に関する質問も定番です。具体的には以下のようなバリエーションがあります。

介護職をしていて嬉しかったことを教えてください

この質問では、応募者が「介護職にやりがいを持てそうか」を確かめています。介護職で感じる嬉しさは、仕事を行ううえでのやりがいやモチベーションにつながることも多いはず。仕事に対して不平不満を溜めている人にはなかなか答えづらい質問でしょう。

面接でのおすすめ回答例

「利用者さんからお礼を言ってもらえたときは、とても嬉しかったです。直接『ありがとう』と笑顔で言われると温かい気持ちになり、大きなやりがいを感じました。」

「利用者さんから『あなたがいれば安心』と、言われたときはとても嬉しかったです。真摯な気持ちで接すれば、利用者さんから絶大な信頼を置いてもらえるのだと知り、今後も誠実な対応を心掛けようと思いました。」

嬉しいと感じたエピソードとともに、理由を詳しく説明しましょう。嬉しいと感じるポイントは人によって異なります。誰が聞いても分かるよう、「なぜ、どうして」そう感じたのかを書きましょう。

面接でのNG回答例

「嬉しかったエピソードは特にありません。」

どれほど介護経験が浅くても、何かしら気づいたことや学んだことはあるはずです。エピソードは大きな出来事でなくても大丈夫。「特になし」と答えるのは「何も考えていない」と同じなので、これまでの仕事から得たことを考えてみましょう。

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今までの仕事で不満に感じたことを教えてください

面接官は、応募者がこれまで仕事上の不満があったときにどのような改善努力をしてきたかを知りたいと思っています。不満について聞かれたからといって、前職の悪口を述べてはいけません。

面接でのおすすめ回答例

「前職では、つねに職員が不足しており、一人ひとりの利用者さんの声に耳を傾けられない状況でした。スタッフからの不満の声も多く、業務上の問題点を指摘したり、スタッフの増員を依頼したりするなどしましたが、改善の兆しが見えなかったため転職を決意しました。」

仕事に対する不満を述べるときは、退職理由や志望動機と矛盾しないように注意しましょう。面接官は、この質問をきっかけに退職理由や志望動機を知ろうとしている可能性もあります。

面接でのNG回答例

「介護スタッフと看護スタッフ間の人間関係がギスギスしていたのが嫌でした。」
「サービス残業が多く、プライベートが充実させられなかったのが不満でした。」

ただ不満を述べるだけでは、本人の努力不足と受け取られることもあり、採用が遠のいてしまいます。「何が不満で、どうしたいから転職する」という流れを意識しましょう。

仕事をするうえで大切にしていることはありますか?

応募者が仕事で重視していることから、どのようなときにやりがいを感じ、どのようなことをモチベーションにしているのかを知ろうとしています。応募先の理念や特徴に沿った内容にすると、好印象を与えられるでしょう。

面接でのおすすめ回答例

「どれほど忙しくても、利用者さんの声に耳を傾けるようにしています。今まで多くの利用者さんと関わってきましたが、施設生活で寂しい思いをしている方がたくさんいることを知りました。そのため、少しでも利用者さんの寂しさを紛らわせるために、忙しくてもしっかり話を聞くことを心掛けています。」

最初に仕事で大切にしていることを簡潔に述べ、続けて実体験を盛り込むことで説得力が増します。前職を通して大切だと学んだことや気づいたことを話すのもおすすめです。

面接でのNG回答例

「特にありません。」
「定時で帰宅できるようにすることです。」
「人の意見に流されず、自分が正しいと思ったことを最後まで貫き通します。」

「特にありません」という回答は与えられた業務をこなすだけで、積極性がないように見えてしまいます。また、自分本意な回答も良くありません。柔軟性に欠ける人と思われてしまうので、避けたほうが良いでしょう。

現在の年収、希望の年収はいくらですか?

応募者が採用条件にマッチしているかを確かめる質問です。たとえば、採用予算が年収400万円の募集に、希望年収が500万円の候補者が現れた場合、どれだけ優秀な人材であっても採用は難しくなります。また、「自分の市場価値を理解しているか」という視点でチェックすることもあるようです。

面接でのおすすめ回答例

「これまでの年収は300万円でした。転職に際して介護福祉士の資格を取得したので、介護福祉士の平均年収である、400万円に近い年収を希望いたします。」

求人情報には、給料の金額も記載されています。施設側は応募者は当然その金額に同意したうえで応募してきているものと考えているので、規定どおりの年収を答えるのがポイントです。また、求人情報に掲載された金額を上回る年収を希望する場合は、希望する根拠や理由を述べることで説得力を持たせられます

面接でのNG回答例

「前職の年収は300万円でした。御施設ではいくらもらえますか?」
「前職の年収は300万円でした。希望年収は600万円です。」

質問を聞き返したり、想定を遥かに超えた希望年収を述べたりするのは悪印象になります。施設側の募集要項をよく読んだうえで、自分のスキルと合致した希望年収を答えましょう。

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応募者の強みや特性に関する質問

介護の経歴に関わらず、介護の仕事に活かせるスキルがないか確認する質問です。面接官が、回答を掘り下げる場合もあるので、事前に具体的な内容を考えておくと良いでしょう。

自身の長所と短所は何ですか?

この質問の意図は、応募者が自分自身を客観的に分析できているかを判断することです。自分の長所を仕事にどう活かせるか、短所が仕事に支障をきたす可能性はないかなど述べるには、自分のことをよく知ることが大切です。普段から自分の長所や短所を見つめ直し、ノートに書く習慣をつけると、採用後にも活かせるでしょう。

面接でのおすすめ回答例

「長所は協調性があることです。人の意見に素直に耳を傾け、建設的な話し合いをするように心掛けています。無理に人に合わせるのではなく、自分の意見もしっかり伝えるようにしているので、それが良好な人間関係につながっていると感じています。短所は、一つのことに熱中するあまり、時間を忘れてしまうことです。そのため、普段から時間管理を徹底して行動することを心掛けています。」

長所がどう仕事に活かせるか、短所をどう改善したかを、具体的なエピソードを用いて伝えるのがポイントです。長所と短所は表裏一体。短所を長所としてアピールできるように、言い回しを工夫しましょう。

面接でのNG回答例

「常に明るく、いつも笑顔でいることが私の長所です。」
「人見知りなので、自分から人に話しかけられないのが短所です。」

長所や短所を答えるときは、具体的なエピソードがないと抽象的な表現になり、面接官の印象に残りません。また、短所については、介護職員として致命的なものや、トラブルを懸念されるような内容は避けてください。

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趣味や特技は何ですか?

単に趣味や特技を聞いているのではなく、上手く気持ちを切り替えられるのかを知ろうとしています。介護はストレスを感じることも多い仕事。上手くストレス解消できなければ早々に離職してしまうこともあるでしょう。また、趣味や特技が介護に活かせることもあります。介護の仕事はレクリエーションの企画なども行うため、ピアノが弾ける、書道が得意、手先が器用な方などは、介護の現場でとても重宝されることも。自分の趣味や特技が採用の決め手になるかもしれません。

面接でのおすすめ回答例

「趣味は手芸です。休みの日にはレース編みやアクセサリー作りをしており、充実した時間を過ごしています。」
「料理を作るのが得意です。休日はよく、作りおきレシピを作ったり、お菓子を作ったりしています。自分の好きなものを食べられて、ストレス発散にもなっています。」

趣味や特技は、単に自分の好きなことや普段から続けていることを述べるのではなく、介護職に活かせることをアピールするのがポイントです

面接でのNG回答例

「特にありません。」
「お酒が好きで、就寝前の晩酌が欠かせません。」

特にないと答えたり、仕事に悪影響を与えそうな趣味や特技をアピールしたりするのは避けましょう。特にお酒やギャンブルに関する話題は、採用の場には相応しくないとされています。

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あなたのストレス解消法は何ですか?

介護はストレスが溜まりやすい仕事という意見も少なくありません。利用者さんとの意思疎通が難しかったり、ご家族からクレームを受けたりするなど、つらい思いをするときもあるでしょう。ストレス解消法があれば、それだけストレスマネジメントが上手な証拠。ストレスに負けずに上手く付き合えることをアピールしましょう。

面接でのおすすめ回答例

「私のストレス解消法はウォーキングです。近所に大きな公園があり、通勤前に早めに家を出て散歩するようにしています。体を動かすと気分がスッキリして、夜もぐっすりと眠れるる気がします。」

「私のストレス解消法は、映画鑑賞です。直接映画館にいくこともあれば、自宅でレンタルしたDVDを観ることもあります。泣いたり笑ったりすることで、良い気分転換になっています。」

この質問の回答に正解はありません。自分なりのストレス解消法を正直に伝えればOKです。ウォーキングや映画鑑賞、読書、ドライブといった、趣味でもかまいません。

面接でのNG回答例

「特にありません。」
「タバコを吸うことです。」

ストレスをコントロールできない人と思われてしまう可能性があるので、「特になし」はNGです。また、喫煙や飲酒、ギャンブルといったストレス解消法は、不健全と捉えられることが多いので避けましょう。

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介護職の適性に関する質問

介護職に適性があるかどうかを判断するための質問をまとめました。介護の面接では「腰痛」に関する質問も多いので、以下で押さえておきましょう。

これまでご高齢者と関わったことはありますか?

未経験で介護職を志望する人に対し、ご高齢者と接することに抵抗がないかを確認する質問です。仕事としてではなくても、親族や近所のご高齢者との関わりについて話してみましょう。

面接でのおすすめ回答例

「母が祖父の介護をしていたときに、私も体を拭いてあげたり、着替えを手伝ってあげたりしていました。祖父が『ありがとう』と言いながらニコニコしていたのを覚えています。昨年、他界してしまいましたが、同じようにご高齢者に喜んでもらえる仕事がしたいと考えています。」

過去にご高齢者と関わったエピソードがあれば、それを具体的に話しましょう。ご高齢者との関わりを通じて、介護に興味を持ったきっかけや学んだことなどを述べるのがポイントです。ご高齢者と関わったことが無い場合、ニュースやドラマから、ご高齢者について関心、理解があることを伝えると良いでしょう。

面接でのNG回答例

「子どもの頃は、年に一度祖父母の家に遊びに行っておりました。」

ご高齢者と会った程度のエピソードでは、面接官には響きません。ご高齢者と一緒に何をしたのか、どのような関わり方をしたのかを具体的に示しましょう。

今現在腰痛はありますか?なったことがありますか?

腰痛は、介護職ならではの職業病といえるでしょう。腰痛を我慢し続けると、仕事だけでなく、日常生活にも支障が出る可能性も。腰痛持ちだからといって、不採用になるわけではないので、怖がらずに正直に伝えることが大切です。

面接でのおすすめ回答例

「普段から姿勢に気を付けているので、腰痛になったことはありません。」
「現在、腰痛で月に1度通院をしていますが、介護業務をすることに支障はありません。」

腰痛がない場合は、普段から気をつけていることを話すと好印象です。腰痛持ちの人は、通院歴や介護業務に支障がないことを伝えれば問題ないでしょう

面接でのNG回答例

「腰痛はありません」と噓をつく

腰痛があるにもかかわらず「腰痛はない」と嘘をつくのはNGです。入社後に発覚すれば、業務に支障が出るばかりか利用者さんやほかのスタッフに迷惑を掛けることになります。腰痛があっても、仕事に少し制限が出る程度であれば、施設側が健康状態を考慮して働き方を考えてくれる可能性があるので、事実を話しましょう。

介護関連で気になったニュースはありますか?

介護業界へどのくらい関心があるのか、ニュースに対してどのような意見や考えがあるのかを知ろうとしています。介護職は、利用者さん一人ひとりに適したケアを考える必要があるので、自分の意見を持っておくことは重要です。

面接でのおすすめ回答例

「介護施設における新型コロナウイルス感染症に係るニュースは毎日チェックしています。感染者が減少傾向にあるとはいえ、ご高齢の利用者さんにはまだまだリスクが高いと感じています。感染者数の推移や高齢者施設のクラスターの有無は必ず目を通し、万全の感染対策をして接するようにしています。」

まずはニュースの概要と気になった経緯を述べましょう。続けて、ニュースを見て感じたこと、自分なりの意見、介護職への活かし方を絡められるとより効果的です

面接でのNG回答例

「あまりニュースや新聞を見ないので、分かりません。」

最近は、テレビニュースや新聞を見ない人も少なくありません。とはいえ、アプリやWebサイトからニュースは見られるもの。日頃から介護に関するニュースに目を通している方は、仕事に対する意欲も高いと判断されるので、しっかりチェックしておきましょう。

ほかに受けている施設や事業所はありますか?

志望度の高さを判断するための質問です。面接官としては、確実に採用できる人へ内定を出したいのが本音。嘘をつく必要はありませんが、答え方には注意したほうが良いでしょう。

面接でのおすすめ回答例

「現在、前職の経験を活かせるグループホームを中心に、2施設ほど受けております。」

単に「2施設」と答えるのではなく、「グループホームを中心に」や「認知症ケアができることを軸にして」など、転職先を選ぶ際に重視しているポイントを伝えることで、一貫性を持って転職活動をしていることをアピールできます。もし施設名を聞かれたら、その際は施設名を答えても大丈夫です。

面接でのNG回答例

「御施設しか受けておりません。」と嘘をつく
「現在、10施設に応募しています。」

実際は複数の施設を受けているのに「御施設しか受けておりません」と嘘をつくのは言うまでもなくNGです。また、応募企業が多過ぎる、職種に一貫性がない場合は、「どこでも良いのだろう」という悪印象を与えることになります。

面接の最後に聞かれる逆質問

面接の最後に聞かれる「逆質問」についてもしっかりと対策しておきましょう。逆質問では、応募者から面接官へ、施設や働き方に関する疑問や懸念点を問うことが可能です。

最後に何か質問はありますか?

逆質問は、面接の最後に必ず聞かれるといって良い質問です。働くイメージや入社意欲が明確であれば、自然と応募先へ確認しておきたいことが出てくるもの。実際の業務内容やほかの介護職員の雰囲気、評価制度など、聞いておきたい内容をいくつか用意しておきましょう。入社後に「思っていた仕事と違う」ということにならないように、しっかりと確認することが大切です。

面接でのおすすめ回答例

「介護福祉士の資格を取得したいと考えているのですが、資格支援制度ではどのような支援が受けられるのか教えてください。」
「求人情報に、社内研修制度があると記載されていましたが、具体的な回数や内容を教えてください。」

応募先の求人情報をしっかり見ていることが分かる逆質問にしましょう。スキルアップや入社への前向きな姿勢が感じられ、好印象につながるはずです。

面接でのNG回答例

「特にありません。」
「御施設の社風を教えてください。」
「給与や福利厚生について教えていただけますか?」

逆質問に「特にありません。」と答えると入社意欲が低いと思われてしまいます。面接中に解決した場合は、「面接中にお聞きできましたので大丈夫です。」などと答えましょう。また、よく調べれば分かる内容や、給与、福利厚生に関する質問はマイナスイメージにつながります。特に、Webサイトや求人票など誰でも見られる場所に記載されている情報を聞くのは、志望度が低いと思われてしまうので注意が必要です。

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面接で想定外の質問をされたときの対処法

面接では、想定外の質問が飛び出す可能性もあります。定番の質問に関する回答はばっちりでも、想定外の質問をされて焦ってしまうと、「臨機応変に対応できない人」という印象を与えてしまうかもしれません。心配な方は、想定外の質問をされたときに次のように考えてみると良いでしょう。

質問の回答に迷った場合は相づちを打つ

「何か答えなければ」と焦ってしまい、勢いで会話をスタートしてしまうと、なかなか結論につながらず困ってしまう場合があります。反対に、沈黙をしてしまうのも、面接官が困惑してしまうので良くありません。まずは、「そうですね…」「難しい質問ですね…」などと相づちを打ちながら一呼吸置いてみましょう。冷静になる時間を作ったうえで、回答内容を考えてみてください。

回答に一貫性を持たせる

想定外の質問であっても、必ず面接官の意図があります。回答するときは、これまで話してきた介護職の経験や志望動機などと一貫性を持たせることを意識するのがおすすめです。採用担当者は、応募者の介護に対する熱意や意欲、これまでの経験やスキルを活かしてどう貢献してくれるのかを知りたいと思っています。今までの回答とブレがなければ、少しくらい話に詰まっても大丈夫です。

介護職の面接の基本マナー

介護職の面接対策を行う際は、まず基本マナーをチェックすることから始めましょう。どれほど優れた質疑応答ができても、マナー意識が甘ければ不十分といえます。面接官に良い印象を与えるためにも、下記の基本マナーはしっかり押さえておいてくださいね。

  • 面接の時間を厳守する(受付は5分前に済ます)
  • 清潔感のある服装を心掛ける
  • 笑顔であいさつをする
  • 面接官と適度なアイコンタクトをとる
  • 丁寧な言葉遣いを意識する
  • 聞きやすい声のトーン、スピードで話す

面接開始の時刻を守らないのは厳禁です。大幅に遅れて面接にやってきたり、遅れたにも関わらず謝罪の言葉が一つもなかったりすると、その瞬間に不採用が確定してしまう可能性も。電車の遅延や体調不良で遅刻が確定したときは、その時点で応募先へ電話をしましょう。正直に話せば面接日の調整をしてくれるかもしれません。

また、面接本番は、身だしなみや表情、仕草、話し方など、さまざまな視点から採用の可否を判断されることになります。特に、介護職は利用者さまと直接触れ合う仕事であるため、「清潔感」や「コミュニケーション能力」といった部分が重要です。「職場で活躍してくれそうな人材だ」という印象を与えられるよう、基本的なマナーは必ず守るようにしましょう。

介護職の面接を通過するための7つのポイント

介護業界は慢性的な人手不足の施設が多く、他業界と比べると転職の難易度は低い傾向にあります。だからといって誰もが採用されるわけではないので、しっかりとした対策が欠かせません。面接での質問にスムーズに回答できたとしても、その他の要因などから不採用になってしまうこともあります。
以下で面接を通過するための7つのポイントを解説しているので、ぜひご一読ください。

1.自分の希望に合った求人を探す

勤務時間や職場の立地、給与、仕事内容など自分の条件に合った求人を見つけて応募することが大切です。自分の希望に合い、「働きたい!」と思えない職場だと、志望動機や働いてからどのように活躍したいのかを面接で質問されたときに、上手く答えられない可能性があります。面接官は数多くの面接をしているので、質問に適当な回答をしてしまうと、気づかれてしまうでしょう。やみくもに求人に応募するのではなく、自分が仕事に求める条件に合った求人を探すことが内定獲得につながります。

2.自己分析を徹底的に行う

面接で自分の長所や特性に対する質問に回答するためにも、自己分析を行う必要があります。また、面接で内容をさらに掘り下げられることもあるので、自分自身への理解を深めておく必要があるでしょう。自己分析は自分が仕事に求めるものを把握するためにも欠かせません。
自己分析のやり方については、「介護士さんの自己分析!業界の転職で効果的にアピールするコツを解説」の記事で詳しく解説しているので、参考にしてみてください。

3.企業分析を事前にしっかりとしておく

面接対策として、企業分析をしっかりとしておきましょう。どのような求職者を求めているのかを確認しておけば、面接で質問に回答する際や自己PRを作成するときに参考にできます。企業分析として公式Webサイトを確認したり、施設を見学したりしておくと良いでしょう。

4.結論と具体的な根拠をセットで示す

どのような質問であっても、なぜそう思ったのか(なぜそうなのか)という結論とその根拠をセットで伝えましょう。「ただ何となくそう思った」「普通はそうだから」など、あいまいな答え方をしてしまうと、面接官から「自己分析が不十分」と判断されかねません。介護職は、主観ではなく客観的に利用者さんを見なければならない場面も多くあります。「なぜそうなのか」という根拠まで伝えて説得力のある回答にしましょう。

5.前向きさや介護の仕事への意欲をアピールする

面接官に「採用したい」と思ってもらうためにも、前向きさや介護の仕事への意欲をアピールすることが大切です。面接の質問への回答内容も重要ですが、話し方にも注意しましょう。面接官を見て、ハキハキと質問に答えるのがポイントです。どれほど良い内容の回答であっても、もじもじしたり、自信なさげに話したりすると前向きさや意欲をアピールするのは難しいでしょう。

6.応募書類に書いた内容と一貫性を持たせる

面接前に、応募書類に記載した内容を確認し、回答に一貫性をもたせるようにしましょう。面接官は、質疑応答を繰り返すなかで、応募者について深く理解しようとします。応募書類の内容と面接での回答内容に矛盾が生じると、「嘘を言っているのでは?」と懸念されるため、内定が遠のいてしまう可能性も。面接前は、履歴書に記載した自己PRや志望動機をしっかりと確認し、回答と関連付けるよう意識してみてください。

7.清潔感のある身だしなみを心掛ける

介護職は、人と人とのコミュニケーションが大切なので、清潔感があるかどうかもチェックされます。「介護職の面接だからラフな格好でもいいかな…」とTシャツやデニム、サンダルといったカジュアル過ぎる服装で面接を受けると「礼儀のない人」と悪印象を与えかねません。最近は、「いつも通りの服装で」と指定してくれる施設や事業所もあるようですが、ビジネスカジュアルやオフィスカジュアルなど、きちんと感のあるスタイルのほうが好印象を与えられます。

【ケース別】介護職の面接の注意点

ここでは、新卒と介護経験者・転職者が介護職の面接を受ける際の注意点を解説しています。

新卒で介護の面接を受ける場合

新卒で介護職を目指す方は、前職や勤務経験に関する質問をされることはありません。人柄や仕事に対する意欲、基本的なマナーが身についているかを重視される傾向にあります。
初めての面接でも必要以上に心配せず、言葉遣いや態度に注意して自信を持って臨みましょう。

介護経験者・転職者が介護の面接を受ける場合

介護経験がある人や他業界から転職する人は、前職を退職した理由や転職を決めた理由などが注目される傾向にあります。面接での質問では、すぐに辞めてしまわないか、介護の仕事への理解があるのかをチェックされることも。介護経験が長い人は、これまでの経験で培ったスキルをアピールすると効果的です。

介護職が面接で必ず聞かれることに関するよくある質問

介護職が面接で必ず聞かれることに関するよくある質問に回答します。介護職の面接で気になることがある人は、ぜひご覧ください。

介護職の面接で落ちる人の特徴は?

介護職の面接で落ちる人の特徴は、ビジネスマナーが身についていない人や身だしなみが整っていない人、話の要点が伝わらない人、自分の話ばかりする人、ネガティブな話をする人などです。面接で落ちる人の特徴は、「介護職の面接で落ちる人の12の特徴とは?受かるためのポイントも解説」の記事で詳しく解説しているので、あわせてご一読ください。

介護職の面接で受かるサインはありますか?

「入社後について質問されたり、説明されたりする」「面接時間が長い」「面接官がメモを取っている」「施設の案内を丁寧に行ってもらえる」といったことがあると、合格している可能性があります。しかし、どのようなサインがあっても必ずしも受かっているわけではないので、正式な合否を待ちましょう。
なかなか合否の連絡が来ず、気になってしまう人は「介護職の面接の合否連絡はいつ?結果が通知される時期や遅い場合の対処法!」をチェックしてみてください。

介護職の面接に使う志望動機が思いつきません…

志望動機が思いつかないときは、過去のエピソードを掘り下げて介護職との接点を見つけましょう。たとえば、「介護施設で働く親族の姿に影響を受けた」「接客業でご高齢者と接するうちにもっと深く関わりたいと思った」というように、些細なきっかけでも問題ありません。介護職に興味を持ったきっかけを掘り下げれば、志望動機につなげられるはずです。志望動機の回答例は「志望動機に関する質問」の見出しで解説しているので参考にしてみてください。

介護職の面接で好印象を与える逆質問は?

介護職の面接で「何か質問はありますか?」と逆質問された場合は、社風や雰囲気、仕事や業務の内容、キャリアに関する質問がおすすめです。Webサイトでは分からない情報を質問し、志望度の高さをアピールしましょう。質問をするときは、簡潔に分かりやすく伝えることがポイントです。逆質問の回答例やNG例については「面接の最後に聞かれる逆質問」で解説しているので、興味がある方はご一読ください。

まとめ

介護の面接で必ず聞かれる質問は、自己紹介や志望動機、前職の退職理由、希望の働き方、仕事での目標、逆質問などです。定番の質問への対応を事前にしておくことで、焦らずに面接に望めるようになるでしょう。施設によって聞かれる質問は異なるので、あくまで参考程度に「よくある質問」に目を通しておくのがおすすめです。

面接で必ず聞かれる質問はいくつかあり、「すべて覚えるのは難しい」と思うかもしれませんが、各カテゴリーごとに大まかな回答を用意しておくだけでも十分です。細かな違いがあっても、伝えるべき内容は同じなので、あまり難しく考え過ぎないようにしましょう。

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執筆者

  • 「レバウェル介護」編集部

    お役立ち情報制作チーム

介護職専門の転職支援サービス「レバウェル介護」が運営するメディア。現役の介護職とこれから介護職を目指す方に寄り添い、仕事や転職の悩み・疑問を解決する記事を制作している。これまでに公開した記事は1400記事(※)以上。制作チームには介護福祉士ライターも在籍し、経験をもとにリアルな情報をお届け。資格や介護技術など、スキルアップにつながる情報も発信中!(※)2023年10月時点

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※この記事の掲載情報は2024年1月11日時点のものです。制度や法の改定・改正などにより最新の情報ではない可能性があります。

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