介護職の面接に受かるサインとは?合否の連絡時期や合格率を上げるコツ

転職ノウハウ 2025年2月27日
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この記事のまとめ

「介護職の面接に受かるサインはあるの?」と気になる方もいるのではないでしょうか。面接官が採用に前向きなときは、具体的な質問をされたり、面接時間が長くなったりする傾向があります。この記事では、介護職の面接で合格・不合格の際に見られやすいサインを解説。面接に受かる人・落ちる人の特徴や、合格するために必要な事前準備についてもまとめました。介護職の面接を控えている方は、ぜひ参考にしてみてください。

介護の面接対策ガイド!服装や質問など採用担当者はどこを見ている?

目次

介護職の面接に受かるサイン

介護職の面接で、事業所側は応募者の受け答えを通して、採用したい人物像とマッチするかどうかを見極めています。採用したい場合、入職を見据えた具体的な質問が増えたり、仕事内容を詳細に説明されたりする場合があるようです。

以下では、介護職の面接に受かるサインをご紹介します。必ず合格するサインではありませんが、一つの目安としてご覧ください。

具体的な質問が多い

応募者に対する関心が高まると、具体的な質問が増えるでしょう。たとえば、経歴を掘り下げて聞いて仕事の適性をチェックしたり、入職時期やシフト希望を確認したりして、入職後を見据えた質問をする場合があります

面接時間が長いか予定通り

応募者の採用を前向きに検討していると質問することが多くなるため、面接時間が長くなる傾向があります
また、予定通りに面接が終わった場合もマイナスに捉える必要はありません。ほかに候補者がいればスケジュール通り選考を進める必要があるので、「予定時間に終わったから自分に興味がなかったのかも…」と気にしなくて大丈夫です。

面接官の反応がポジティブ

職歴やスキル、自己PRなどを回答したときに、面接官から「すばらしいスキルを持っていますね」「うちでも活躍してくれそうですね」といった前向きな言葉をかけられた場合は、採用候補者として期待されているかもしれません

ただし、応募者に期待を持たせ過ぎないように、意図的に褒めるような発言をしない面接官もいるため、「面接官から褒められなかった…」と落ち込む必要はないでしょう。

入職後の仕事内容や1日の流れを説明される

応募者に対して仕事内容や1日の流れを詳しく説明するのも、採用に前向きな一つのサインかもしれません。入職後の注意事項を話したり、実際に働く姿をイメージしやすい具体的な説明があったりすると、好印象を持たれている可能性があります。

次の選考スケジュールの案内がある

採用候補者として評価されていると、面接中に次の選考スケジュールの案内をされる場合があります。ただし、面接プロセスに選考スケジュールの説明が含まれていることもあるため、参考程度に留めておきましょう。

面接官がメモを取っている

採用に前向きだと、面接時の応募者の回答をメモして残しておく傾向が見られます。情報を書き留めておくのは、面接後に改めて合否を検討したり、採用担当者間で話し合いをしたりする際の判断材料にするためです。

施設・職場見学が丁寧

施設・職場見学が丁寧な場合は、採用候補者として対応している可能性があります。見学の目的は、応募者に職場の雰囲気を知ってもらったり、働く姿をイメージしてもらったりすることです。面接後、時間をかけて施設の様子を見せてくれた場合は、採用を前向きに検討している可能性があります。

なお、選考スケジュールと同様に、施設案内が面接の流れに組み込まれている場合があるので、職場見学の対応についても参考程度に捉えておきましょう。

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介護職の選考に落ちるときにある面接中のサイン

ここでは、選考で落ちる場合に見られる面接中のサインをご紹介します。受かる場合のサインとは反対に、面接官から具体的な質問がなかったり、面接時間が短かったりする傾向があるようです。
ただし、いずれも傾向であり、下記に当てはまっても必ず不採用というわけではないため、参考程度にご確認ください。

入職後の説明や入職時期の質問がない

面接官に採用する可能性が低いと判断されると、具体的な説明や質問が少なくなるかもしれません。入職後の説明が必要ないと思われると、業務内容や施設の特徴などの具体的な説明が省かれることがあるようです。また、入職時期や勤務時間など、具体的な希望条件の質問がないときも、採用に消極的な可能性があります。

面接時間が予定より短い

応募者に対する質問が少なければ、面接時間も短くなるでしょう。前述したとおり、採用する可能性が低いと具体的な質問が減る傾向があり、面接時間そのものが短くなります。また、面接官が不採用だと判断した場合、面接を早く切り上げることがあるようです。

施設・職場見学がない

面接で受かる見込みがないと判断されると、施設・職場見学を省略されるかもしれません。前述のとおり、施設見学は入職後のイメージを持ってもらうために行うので、採用する可能性が低ければ、「施設を見てもらう必要はない」と判断されることがあるようです。

面接が淡々としている

面接が淡々と行われる場合は、面接官に採用の意欲がない可能性があります。たとえば、回答したことに対して突っ込んだ質問がなかったり、笑顔が少なかったりなどの特徴が見られる場合があるでしょう。

選考スケジュールの案内がなく不採用時の説明だけされる

面接に合格する可能性が低いと、次の選考スケジュールの案内を省略する傾向があります。代わりに、「面接後1週間経っても連絡がない場合は不採用です」など、不採用時の説明だけされる場合もあるようです。ただし、合否に関わらず、同じ内容の選考スケジュールの説明をすることもあるでしょう。

介護職の面接に受かる人の特徴

介護職の面接に受かる人は、「マナーがある」「身だしなみが整っている」などの特徴を持っている傾向があるでしょう。面接対策の一つとして、以下の項目をぜひ意識してみてください。

社会人としてのマナーがある

社会人としての態度や言葉遣いなど、基本的なマナーを身につけていることは大切です。介護職は、利用者さんやご家族と接する機会が多いため、失礼のない受け答えができることが重視されます。面接官に対して常識的な対応ができれば、「一緒に働いてもらいたい」という好印象につながるでしょう。

身だしなみが整っていて清潔感がある

面接官に誠実な印象を持ってもらえるよう、身だしなみを整えましょう。限られた面接時間で少しでも印象を良くするために、見た目を整えることは大切なポイントです。面接にふさわしい服装で臨めば、TPOに応じた常識ある対応ができる人だと判断してもらえるでしょう。

介護の仕事では利用者さんの身体に触れる機会があるため、「爪を短く切りそろえる」「長い髪は束ねる」といった清潔感のある身だしなみを意識すると、好印象につながる可能性があります。

質問に対して簡潔に回答できる

面接の受け答えでは、面接官が理解しやすいように簡潔な回答をすることを心掛けてみてください。質問に対しては、結論から話すのが基本です。接続詞を多用し過ぎず、「です・ます」で言い切る形でまとめると良いでしょう。

利用者さんとの直接的な関わりが多い介護の仕事では、コミュニケーション能力が重視されます。面接官は、面接でのやり取りを通してコミュニケーション能力をチェックするため、要点を押さえて簡潔に話すことを意識しましょう。

仕事に意欲があり前向き

仕事に対する意欲や前向きにスキルアップする姿勢があると、面接で好印象を与えられる可能性があります
面接官が業務内容を説明しているときは相槌を打って反応を返すなど、仕事への関心が高いと態度で示すように心掛けてみましょう。また、「長く働いてくれそう」と思ってもらうためには、志望動機に入職後のビジョンを交えるのが効果的です。

介護職の面接に落ちる人の特徴

「ネガティブな発言をする」「ズレた回答をする」「逆質問をしない」といった特徴があると、採用を前向きに検討してもらえないかもしれません。マイナスな印象を持たれないために、以下のような振る舞いは避けるようにしましょう。

ネガティブな発言をする

質問に対して後ろ向きな発言で返すと、マイナスな印象につながってしまう可能性があります。たとえば、退職理由を聞かれたときに、前職・現職を悪く言うような答え方をしてしまうと、「他人や環境のせいにする人」という印象につながりかねません。「〇〇に挑戦したいと思ったから」など、前向きな転職理由を伝えるようにしましょう。

また、自分のスキルが不足していたり、難しい労働条件を言われたりしたときは、「できない」という言葉で返して終わらないよう意識してみてください。たとえば、「土日出勤はできないが、平日ならどの曜日でも出勤可能です」など、代替案を提示するのがおすすめ。ポジティブな言葉で返すと、「相手の立場も考えられる人」だと肯定的に受け止めてもらえるでしょう。

質問に対してズレた回答をする

面接官の質問に対してズレたことを答えてしまうと、「相手が求めていることを理解するスキルがない」「コミュニケーション能力がない」と思われてしまうかもしれません

【NG例】
質問「前職で経験した業務を教えてください」
回答「ユニット型の施設だったので、主に10名の利用者さんを見ていました」

【OK例】
質問「前職で経験した業務を教えてください」
回答「身体介護全般を経験いたしました。自立している方も寝たきりの方も介助経験があります」

なお、面接官がどのような意図で質問したのか分からない場合は、尋ね返してもOKです。

逆質問をしない

面接中に「何か質問はありますか?」と聞かれた場合、「特にありません」と答えるのは好ましくありません。逆質問をしないと、「仕事への意欲が低いのではないか」「うちに興味がないのかも」と思われてしまう可能性があるため、熱意を伝えるためにも逆質問を用意しておくのがおすすめです。

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介護職の面接結果の連絡時期

面接結果の連絡時期は、応募先の選考状況によって異なります。採用・不採用のどちらかによって、連絡が来るタイミングに違いがあるのか気になる方は、以下で連絡時期の目安を確認してみましょう。

介護職の面接の合否連絡はおよそ1週間後

介護職の面接結果の通知があるのは、面接の1週間後程度が目安のようです。応募先によって、1週間より短いことも長いこともあります。
合否連絡の時期については、「介護職の面接の合否連絡はいつ?結果が通知される時期や遅い場合の対処法!」の記事で解説しているので、気になる方はあわせてご覧ください。

合格者には早めに連絡が来る可能性がある

介護職の採用選考では、合格がすぐに決まることも珍しくありません。面接の場で採用を告げられることもあるようです

介護業界は慢性的な人手不足の状況のため、「合格者に早く入職してもらいたい」「せっかくマッチした人材に辞退されたくない」といった理由で、採用担当者が短期間で合否を決める可能性があるでしょう。
介護職は内定がすぐ決まる?即日採用される理由と採用されやすい人を解説」の記事では、内定がすぐに決まる理由を解説しています。

連絡が遅くても不合格とは限らない

早めに連絡が来る可能性がある一方で、ほかにも候補者がいたり、採用担当者が多忙だったりすると、合否連絡が遅くなることもあります。連絡が遅いことが不合格に結びつくわけではないため、気にする必要はありません。

合否連絡が遅いときは、自分から問い合わせてみましょう。面接時に合否連絡の目安を伝えられている場合は、その時期が過ぎていれば問い合わせても問題ありません。

採用連絡が来たら早めに返答する

採用の連絡が来たら、できるだけ早く自分の意思を伝えましょう。合否連絡の手段は、電話やメール、郵送などさまざまです。内定を受ける場合はすぐに承諾の意思を返答し、保留したい場合は内定を保留できないか相談してみてください。保留期間が長過ぎると応募先に迷惑をかけてしまうため、1週間程度を目安に可能な限り早く返答することを心掛けましょう。

なお、不採用の連絡が届いた場合は、基本的に返信不要です。面接時に丁寧に応対してもらったり、時間をかけてもらったりして感謝を伝えたい場合は返信しても構いません。その場合、担当者の時間を取らないよう、内容は簡潔にまとめると良いでしょう。

介護職の面接に合格するための事前準備

ここでは、介護職の面接に受かるために事前にやっておきたいことをご紹介します。しっかり準備や対策をしておけば、自信を持って面接に臨むことができるでしょう。

基本のマナーを確認する

社会人として適切な振る舞いを実践できるよう、面接前に基本のマナーを確認しましょう。面接にふさわしい身だしなみやマナーは、インターネットや書籍で調べることができます。

応募先の理念や採用したい人物像を押さえる

面接前に応募先のWebサイトや求人情報を読み込み、職場の理念や採用したい人物像を下調べしましょう。介護の仕事に対して熱意を持っていても、応募先の理念や運営方針、採用したい人物像を理解していなければ、面接官の好印象につながる受け答えはできません。

応募先が求める人材であることをアピールするためにも、事前にリサーチして職場の情報を押さえておきましょう。施設によっては、採用したい人物像を求人に記載しているところもあります。

▶ヘルパー・介護職の求人一覧

就業意欲が伝わる逆質問を用意する

面接の最後には逆質問の時間がある場合が多いので、あらかじめ就業意欲が伝わる質問をいくつか用意しておくことをおすすめします

給料や残業の有無などの労働条件は働くうえで気になる項目ですが、面接では仕事内容や職場のことを積極的に質問しましょう。たとえば、どのような利用者さんや職員が在籍しているのかなど、応募先のWebサイトを見ても分からない情報を尋ねれば、働く意欲や熱意をアピールできます。

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模擬面接で受け答えを練習する

実際の面接を想定して受け答えの練習をするのもおすすめです。自己紹介や志望動機といった、面接官からよくある質問にあらかじめ回答を用意し、声に出して練習してみると良いでしょう。面接を想定して練習することで、話すスピードや声の大きさなど、事前に改善点に気づける場合があります。
また、結論から端的に回答する練習もあわせて行いましょう。練習を繰り返して回答内容を覚えれば、面接に対する不安を軽減することにつながります。

面接官に好感を持ってもらうには、入念な面接対策が必要です。「就職活動を成功させたい」という方は、介護業界に特化した就職・転職エージェント「レバウェル介護(旧 きらケア)」のサポートを受けてみませんか?レバウェル介護(旧 きらケア)のキャリアアドバイザーは、応募先と直接連絡を取ってヒアリングしているので、職場に応じた面接のコツをお伝えできます。また、電話などで模擬面接を行い、本番前に練習していただくことも可能です!

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介護の面接で求められる自己紹介とは?採用担当者に好印象を残すポイント!

介護職の面接についてよくある質問

ここでは、介護職の面接に関するよくある質問にお答えします。面接で聞かれることや志望動機の答え方が気になる方は、ぜひ参考にしてみてください。

介護職の面接で必ず聞かれることは何ですか?

介護職の面接で必ず聞かれることは、自己紹介と志望動機です。前職の退職理由や転職理由なども質問されることが多い傾向にあります。面接官は質問を通して、応募者の経歴や人柄、仕事の適性を確認したり、入職後すぐに辞めてしまわないかチェックしたりします。
介護職の面接で必ず聞かれる質問と回答例を紹介!対策のポイントも解説」の記事でも面接でよくある質問を取り上げているので、ぜひ参考にしてみてください。

介護職の面接で志望動機を答えるときのポイントは?

介護職の面接で志望動機を聞かれた際は、結論ファーストで答えるのがポイントです。結論から話すと、面接官に内容を理解しながら話を聞いてもらえるので、就業意欲や熱意を十分に伝えられるでしょう。志望動機の内容としては、介護の仕事やその事業所を志望する理由に加え、将来的にどのようなキャリアを歩みたいのかも伝えると良いでしょう。
志望動機の答え方は「介護業界の面接で評価される志望動機とは?答え方のコツや例文を紹介」の記事で確認できるので、あわせてご覧ください。

まとめ

介護職の面接に受かるサインは、具体的な質問が多くなることなどです。応募者にポジティブな印象を持つと、採用を検討するために聞いておきたいことが増えるため、面接時間が長くなる傾向があります。反対に、面接官が質問に消極的だったり施設見学を省略したりして、面接を簡略化している場合は、採用する意欲が低いのかもしれません。

面接に合格するためには、社会人としてのマナーが大切です。利用者さんとの関わりが深い介護職は、コミュニケーション能力がある人や誠実な人が望ましいでしょう。そのため、質問に対して的確な回答ができると、面接官に好印象を持ってもらいやすいといえます。基本のマナーを確認したり、模擬面接で練習したりして、「この人と一緒に働きたい」と思ってもらえるように事前に準備しておきましょう。

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執筆者

  • 「レバウェル介護」編集部

    お役立ち情報制作チーム

介護職専門の転職支援サービス「レバウェル介護」が運営するメディア。現役の介護職とこれから介護職を目指す方に寄り添い、仕事や転職の悩み・疑問を解決する記事を制作している。これまでに公開した記事は1400記事(※)以上。制作チームには介護福祉士ライターも在籍し、経験をもとにリアルな情報をお届け。資格や介護技術など、スキルアップにつながる情報も発信中!(※)2023年10月時点

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※この記事の掲載情報は2025年2月27日時点のものです。制度や法の改定・改正などにより最新の情報ではない可能性があります。

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