この記事のまとめ
- 介護職の面接の服装はスーツが基本、ない場合はオフィスカジュアルでも可
- 面接時の身だしなみは清潔感があり面接にふさわしい身なりを心がけること
- 介護の面接時には、マナーに気を付けて好印象をアピールしよう
介護の面接が決まったもののスーツがないと慌てることもあるでしょう。就職や転職の場では、スーツを着用するのが基本ですが、スーツに準じたオフィスカジュアルやビジネスカジュアルでも良いとされています。ジャケットに合わせた品のある服装を心掛ければ、面接でマイナス印象を与えることはないでしょう。本記事では、介護の面接の服装のポイントや注意点をまとめました。スーツがないとお困りの方は、ぜひ参考にしてください。
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目次
介護の面接の服装は?
特に指定がない場合、介護の面接の服装はスーツが良いとされています。スーツは、就職活動や転職活動における基本的な服装であり、誠実さやきちんとした印象を与えられるためです。
とはいえ、介護事業者によっては「私服可」としている場合も少なくありません。スーツがない場合は無理に購入するのではなく、スーツに準じたオフィスカジュアル(ビジネスカジュアル)スタイルで面接に行くのがおすすめ。私服可であっても、だらしない格好やカジュアルすぎる服装は面接でマイナスの印象を与える恐れがあるので、気をつけるようにしてくださいね。
オンライン面接時の服装については「Zoom面接のやり方とは?初めての方向けにマナーや準備方法を解説します」をご覧ください。
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【女性向け】スーツを持っていない場合の服装のポイント
女性がスーツ以外の服装で介護の面接を受ける際の身だしなみのポイントは、「ジャケットを着用する」「ボトムスの丈に気をつける」等が挙げられます。以下でそれぞれのポイントを確認してみましょう。
1.ジャケットを着用するときちんと感が出る
スーツがない場合でも、ジャケットを着ればきちんと感を演出できます。ジャケットの色は、黒やグレー、ネイビーなどの落ち着いた色を選び、派手な色を避けましょう。オフィスカジュアルを意識したコーディネートにするのがおすすめです。
2.インナーはシンプルなものを選ぶ
ジャケットの下に着るインナーは、淡い色でシンプルなデザインのものが適しています。介護職の場合は、ブラウスでもニットでも問題はありませんが、装飾や色柄が目立つものは避けたほうが無難です。
3.ボトムスの丈に気をつける
介護の面接に着ていくボトムスは、スカート、パンツのどちらでもかまいません。ただし、短過ぎるスカートや半端丈のパンツはカジュアルな印象になるので避けましょう。ジャケットに合わせやすいフレアスカートやフルレングスのパンツがおすすめです。
4.靴はミドルヒールのパンプスがベター
面接のためにオフィスカジュアルなコーディネートの服装をする際は、パンプス選びにも注意しましょう。介護の面接に向いているのは、黒色のシンプルなデザインのパンプスです。ヒールの高さは5~7cmくらいのミドルヒールが適しています。面接に避けるべきなのは、ヒールの高すぎる靴やサンダルなど。面接時には派手さやおしゃれよりも仕事に対する意欲をアピールするようにしましょう。
5.メイクはナチュラルメイクを意識する
介護の面接は、メイクが派手にならないように注意しましょう。スーツの代わりにオフィスカジュアルを選んだ場合でも、それに合うナチュラルメイクを意識してください。また介護の現場では、長い爪や派手なネイルアートは危険です。清潔感や安全面に欠けるネイルは介護の現場に合わないので、マイナスの印象を与える要因になってしまいます。
【男性向け】スーツを持っていない場合の服装のポイント
男性が介護の面接に着ていく服装は、スーツ以外にビジネスカジュアルが適しています。ビジネスカジュアルとは、ジャケットにパンツを合わせるスタイルのこと。以下で詳しくご紹介します。
1.ジャケットにパンツのビジネスカジュアルが基本
男性の場合、スーツがないときはジャケットにパンツを合わせたビジネスカジュアルが基本です。派手な色やデザインは避け、黒やグレー、ネイビーなどのシンプルなジャケットとパンツを選びましょう。
2.インナーはシンプルなものを選ぶ
ジャケットの中に着るインナーは、女性の服装と同じくシンプルなものを選んでください。就職・転職の場では、襟付きで、柄や光沢のない白や薄い水色のワイシャツが基本です。とはいえ、介護の場合はカジュアル寄りでもOKとする場合も多いため、柄や装飾のないシンプルなカットソーでも問題ないでしょう。
3.靴は革靴がベター
男性が介護の面接に行く際は、カジュアルなスニーカーやサンダルなどは避け、革靴を選ぶのがベターです。介護の現場では動きやすいスニーカーを履くことも珍しくありませんが、面接の場であることを考え、きちんと感のある革靴が適しているでしょう。なお、靴に汚れがないか、傷がついていないかを確認しておくことも忘れないようにしてくださいね。
4.清潔感のあるヘアスタイルを心掛ける
ヘアスタイルも面接で評価される身だしなみの一部。男性の場合は清潔感を与えられる短髪スタイルがおすすめです。ひげはきちんと剃り、介護の面接にふさわしい身なりに整えましょう。
介護の面接にスーツを着用する場合のアイテムの選び方
「介護の面接にどうしてもスーツを用意したい」という場合は、アイテム選びが重要です。スーツの着こなしを間違ってしまうと悪印象につながる恐れがあるので、ここで選び方のポイントを押さえておきましょう。
1.スーツはシンプルでサイズが合っているもの
介護の面接にスーツを着用する場合には、シンプルなデザインのスーツを選びましょう。一般的なビジネスの場でみられるシングルボタンのスーツで、色は黒やグレー、ネイビー系の無地が無難です。ダブルのスーツや明るい色のスーツは派手な印象を与え、介護の面接にふさわしくありません。また、スーツは自分の体のサイズに合うものを選んでください。大き過ぎるスーツや着丈・袖丈の短いものは、人から借りてきたような印象を与えるので、避けましょう。
2.インナーは白か淡色のワイシャツ
スーツに合わせるのは、白や淡色の清潔感のあるワイシャツを選ぶのがおすすめです。女性の場合はブラウスでもかまいません。透ける生地は避け、清潔感のある襟付きのものが良いでしょう。男性の場合は、ワイシャツに合わせてネクタイも選びます。ネクタイは、派手なものを避け、無地や小紋、またはストライプが合わせやすいですよ。
3.女性はスカートとパンツどちらでもOK
女性が介護の面接に着ていくスーツを選ぶ際は、スカートとパンツのどちらを選んでも問題ありません。スカートの着丈は膝中心か、膝が隠れる程度にするのが目安です。また、女性はストッキングを着用するのがマナー。肌色で無地のストッキングを選び、分厚いタイツを選ぶのは避けましょう。
4.靴はきちんとした印象のある革靴
スーツを着る際は、きちんとした印象を与えるパンプスや革靴を履くようにしましょう。男性の場合は黒い革靴で、ひも付きのものが基本です。女性の場合は、黒色のシンプルなパンプスで、ヒールの高さは5~7cm程度が適しています。男女ともに、スニーカーやサンダルなどはTPOに合わないので避けましょう。
5.A4サイズの書類が入り自立するバッグ
介護の面接には、A4サイズの書類が入って自立するバッグを選びましょう。面接には履歴書や職務経歴書といった書類を持参する場合があります。書類はA4サイズのクリアファイルに入れた状態で持参するのがマナーなので、折らずに持ち運べる鞄を選ぶのがポイントです。鞄の色は黒やダークグレー、ブラウンがおすすめ。リュックやトートバッグはカジュアルな印象になるので避けましょう。また、バッグは床に置いたときに、倒れないで自立するものが便利です。
介護の面接時に気をつけるべき身だしなみマナー
介護の面接時に気をつけるべき身だしなみのマナーは、「清潔感のある身だしなみを心掛ける」「アクセサリーはシンプルなものにする」「カジュアル過ぎる服装は避ける」などです。身だしなみのマナーを守って、介護の面接を成功させましょう。
1.清潔感のある身だしなみを心掛ける
介護の現場は対人コミュニケーションが多いため、とくに清潔感が重視されます。清潔感のある服装を第一に考えましょう。ヨレヨレの服やシワ・汚れのあるものは、だらしない印象を与えてしまいます。当日着ていく服にはアイロンをかけ、きれいに整えておきましょう。また、ヘアスタイルも第一印象を左右する要素の一つです。顔にかかる髪は耳にかけたり、長い髪は一つに束ねたりして、清潔感のある身だしなみを心掛けてください。
2.アクセサリーはシンプルなものにする
介護の面接に身につけるアクセサリーは、シンプルなものにしましょう。介護の現場では、大きな指輪やネックレスは邪魔になるうえ、利用者さんの介助を行う際に怪我をさせてしまう恐れがあります。結婚指輪やシンプルな時計を身につける程度にして、目立たないようにするのがマナーです。
3.Tシャツやパーカーなどカジュアル過ぎる服装は避ける
Tシャツやパーカーなどカジュアル過ぎる服装は、面接の場にふさわしくありません。介護の現場ではTシャツやパーカーが着やすいという意見はあるかもしれませんが、面接の場にラフな服装を選んでしまうのは社会人としての一般常識がないと判断される恐れがあります。スーツとはいかなくても、オフィスカジュアルやビジネスカジュアルなど、面接にふさわしい服装を選んでください。
4.面接後に職場体験がある場合は動きやすさも考える
介護・福祉施設では、面接後に現場体験が実施されることも。あらかじめ面接当日に職場体験があることが分かっている場合は、スーツやジャケットスタイル、スカートでは動きづらい可能性があります。そのため、面接後に現場体験がある場合は、インナーを動きやすいものにしたり、着替えを用意したりしておくと良いでしょう。
介護の面接で必要な6つの持ち物
介護の面接に行くときは、応募書類をはじめ、筆記用具や手帳を持参するのがおすすめです。以下で、介護の面接に持参する持ち物をまとめたので、前日までに用意しておきましょう。
1.履歴書や職務経歴書
介護の面接当日に応募書類を渡す場合は、クリアファイルに入れた履歴書や職務経歴書は忘れずに用意してください。履歴書や職務経歴書は、持ち運ぶ際に折れや汚れがつくのを防ぐため、クリアファイルに入れて持参するのがマナーです。入れる前に、応募書類の内容を読み返し、誤字脱字がないかチェックすることも忘れないでくださいね。
2.資格の認定証
面接の際に資格認定証の原本や写しを持参するように指定されている場合は、忘れずに持っていきましょう。資格認定証の原本や写しは、応募書類と同様にクリアファイルに入れて持参してください。
3.筆記用具とスケジュール帳
面接後に次の選考や入職日についてのスケジュール調整をする場合があります。必要な内容をメモしたり、スケジュールを確認するための筆記用具やスケジュール帳は必ず持参しましょう。
4.担当者の名前と連絡先を記したメモ
採用担当者の名前と連絡先はきちんと控えておきましょう。介護の面接に遅れそうなときや、急な体調不良があったときは、できるだけ早く採用担当者へ連絡する必要があります。ドタキャンや無断の遅刻は印象を悪くするので、スマートフォンや手帳にメモを取っておくと安心です。
5.スマートフォンとモバイルバッテリー
採用担当者とのメールのやり取りを確認したり、面接会場までの地図を確認したりするなど、スマートフォンが必要な場面は多いです。いざというときのために、モバイルバッテリーもあると便利でしょう。
6.マスクやハンカチなどのエチケット用品
介護の面接に行くときは、感染症予防の観点からマスクやハンカチといった衛生用品はきちんと持っていきましょう。特に、事業所内を見学する際には、マスク着用はもちろん、手指消毒スプレーや除菌ウェットティッシュなども、持って行くのがおすすめです。
介護の面接時にスーツがなくてもマナーに気をつければ大丈夫
介護の面接時に「スーツがない!」と焦ってしまうことはあるかもしれませんが、工夫次第で乗り切ることは可能です。スーツに準じたオフィスカジュアルやビジネスカジュアルを意識し、カジュアル過ぎない身だしなみを心掛けましょう。
また、介護の現場では、清潔感のある身だしなみが大切。ヨレヨレの服装やボサボサの髪型は、面接時にマイナスの印象を与える恐れがあるので避けてください。
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