介護のパートで大変なことは?仕事内容や働きやすい職場の見つけ方も紹介

介護職の悩み 2021年9月24日
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ベッドから車椅子への移乗をサポートする介護士のイメージ

パートで介護の仕事をしたい方に向けて、大変さややりがいを解説します。

パートの仕事はプライベートと両立しやすく、就職先によっては夜勤のない働き方も可能です。介護業界は無資格・未経験者を歓迎する事業所が多いので、ブランクを経て働きたい方、異業種から転職したい方にもおすすめですよ。

この記事では、自分に合った施設の見つけ方も紹介します。これからパート先を探す方はぜひご覧くださいね。

目次

パートで働く介護スタッフの仕事内容

介護の仕事には、高齢の方が日常生活を送れるようにサポートしたり、自立を促したりする役割があります。こここでは、パートスタッフが担当する主なお仕事の内容をご紹介するので、介護の仕事をイメージする参考にしてくださいね。

食事の介助

介護サービスの利用者さまには高齢の方が多く、手足が思うように動かせない方もいます。そのような利用者さまに対しては、介護士さんがスプーンやフォーク、箸などを使って食べ物を口に運んであげることが必要です。

また食事の補助だけではなく、食べる意欲を引き出すために、献立の説明をしたり楽しい会話をしたりという工夫も大切。

加えて、食事介助は食べ物が気管に入ってしまう「誤嚥」を引き起こさないように、一口の量や食べるペース、姿勢などにも注意しながら行います。

入浴の介助

利用者さまが入浴する際に、お手伝いをすることもあります。順序としては、まず体温や血圧を測って体調を確認し、脱衣のお手伝いをします。浴室に入ったら、滑って転倒しないように注意しながら、浴槽に出入りさせたり、身体や髪を洗ったりする介助をします。

浴室を出たら、バスタオルで水を拭き取り、髪を乾かしてから着衣のお手伝いをします。入浴後の水分の補給や冷え、のぼせなどにも気を配ることもポイントです。

トイレの介助

利用者さまの身体の状態によっては、トイレでの排泄を介助する仕事もあります。利用者さまをトイレまで移動させ、衣服を下ろして便座に座らせます。車椅子の方なら、車椅子から便座に座る手助けも必要です。排泄が終わったら、水を流し、汚れを落として衣服を整え、部屋に帰るまでのお手伝いをします。

排泄介助では、利用者さまの様子に気を配り、タイミングよくトイレに連れて行くことがポイントです。また、寝たきりで紙おむつを使っている利用者さまの場合は、おむつの交換を行います。

利用者さまを常に見守る

介護サービスの利用者さまには、身体の不自由な方が多いため、注意して見守り転倒などの事故を防ぎます。

また、言語が不自由で意思表示が上手くできない方もいます。こういった方に対しては、介護士さんが相手をよく観察し、何かを伝えたいというサインに気付けるよう意識します。

夜間の巡回

入居型の施設では、持ち回りで月に何度か夜勤を行うことがあります。夜勤の仕事は、夜間に体調が悪くなったり、眠りが浅くベッドから起き出してしまったりする利用者さまへの対応を行うことです。また、利用者さまが夜間にトイレに行きたくなった場合には、その介助を行います。

イベントをする際のお手伝い

介護施設で暮らす利用者さまにとって、日常生活に彩りを添えるレクリエーションなどのイベントは、大きな楽しみの一つです。

介護士さんは利用者さまがイベントを楽しめるよう、企画を考えたり、当日の進行役を勤めたりします。パートスタッフの場合も、準備や当日の仕事を任されることがあるでしょう。

施設内の掃除や洗濯

介護施設では、集団感染を避けるために常に施設内の清掃に気を配っています。利用者さまの衣服の洗濯についても同様です。施設内の掃除や洗濯も重要な仕事で、パートスタッフが引き受ける場合があります。

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介護パートをするうえで大変なこと

どんな仕事でも大変な面はありますが、介護の仕事はどんな場面で大変と感じるのでしょうか。ここからは、介護の仕事でよく大変といわれることをご紹介します。

利用者さまから目が離せない

介護サービスの利用者さまは高齢の方が多く、身体機能や体力が衰えている方、認知機能が衰えている方もいます。介護士さんが目を離したときに転倒などの事故が起こる可能性があり、特に慣れないうちは神経が張り詰めて疲れてしまう人がいるようです。

身体介助で体に負担がかかる

介護の仕事は力を使う仕事です。利用者さまがベッドや椅子から車椅子へ移動する際や、トイレで車椅子から便座へ移動する際は、補助を行う側には人一人を支える力が必要になります。

特に、介護度の高い方や体の大きい方の介助は、連続して行うとかなり疲れてしまうこともあるようです。

人手不足だと残業が多くなることもある

介護施設の中には人手不足のところもあり、そういった施設で働く場合、勤務時間内に終わらなかった仕事をほかのスタッフに引き継げず、残業せざるを得ないことが起こりがちです。残業は正社員が行う施設が多いですが、パートスタッフでも多少の残業を行う可能性はゼロではないでしょう。

賞与や昇格がない施設が多く給料が低い

パートスタッフは正社員に比べると給与水準が低く、賞与や昇格がない施設がほとんどです。正社員と同じような業務を任される場合、仕事に対して給与が低いとモチベーションが下がってしまうこともあるでしょう。

働きたい時間によっては求人の幅が狭くなる

長時間勤務が可能な場合には受け入れてくれる施設がたくさんありますが、働ける時間が短い場合や働く時間帯が限られる場合には、求人の幅が狭まります。希望するシフトを優先させる場合は、勤務地や施設形態などいずれかの条件を妥協しなければならないことがあるかもしれません。

介護パートのやりがい

介護の仕事には大変な面がある一方で、利用者さまと直接交流する介護の仕事には多くのやりがいがあります。

こから先は、介護の仕事のやりがいやメリットを紹介するので、介護業界に挑戦したい方はぜひご覧ください。

未経験で無資格でもキャリアアップを目指せる

介護の仕事は資格を持っていなくても、経験がなくても働けます。介護業界は人手不足の施設が多く、無資格・無経験であってもパートとして受け入れている施設が多いためです。

さらに、介護業界には無資格・未経験の人でもキャリアアップができるよう資格取得を支援してくれる施設もあります。介護の入門的な資格として知られる「介護職員初任者研修」からスタートし、上級の資格へキャリアアップしていけば、資格手当で給与アップできる可能性もありますよ。

パートから正社員を目指せる

介護の仕事はパートから始めて正社員を目指すことも可能です。勤務先の介護施設が正社員の求人を出しているなら、その施設は正社員を探しているので、パートの職員を正社員に登用する可能性もあります。

正社員に登用する際の判断の基準として重要になるのは、仕事に対する姿勢であることが多いので、積極的な姿勢を示せるよう意識して働くと良いでしょう。

ライフスタイルに合わせて働き方を選べる

介護施設には利用者さまが日帰りで通う通所型の施設や、施設で生活を送る入居型の施設といったさまざまタイプの施設があります。

デイサービスだけを行っている施設は夜勤がないので、プライベートと両立しながら働けますよ。また、パートであれば入居型の施設でも夜勤を避けて働くことが可能です。反対に、介護業界には夜勤手当の出る夜勤だけをする「夜勤専従」という働き方もあり、自分の生活パターンに合った働き方を選ぶことができます。

子育て中なら時間を短くして日勤のみ、独身でお金を稼ぎたいのなら夜勤のみ、などといったライフスタイルに合わせた働き方が選べるのも、介護パートという仕事の魅力です。

利用者さまから感謝してもらえる

介護施設の利用者さまは、身体的にも精神的にも衰えやさまざまなハンデを負っている方がいます。中には家族から離れて暮らす寂しさを感じている方もいるでしょう。

そういった利用者さまにとって、思いやりのある介護サービスをしてもらえたときの嬉しさは大きなもの。その感謝の気持ちを表す「ありがとう」の一言は、介護士さんにとって仕事のやりがいにつながります。

介護パートで起こりうる5つの悩みと対策方法

介護の仕事には、大変さとやりがいの両方があることが分かりました。ここからは、介護の仕事で起こりがちな5つの悩みと対処法をお伝えします。

1.身体介助が大変なときは介護技術を身につける

介護の仕事は力を使う場面があり、利用者さまの体を支えるときに腰や背筋を痛めてしまうことがあります。

対策としては、身体の負担を少なくする介護技術を身につけることや、日ごろから腰を守る体操やストレッチなどを行うことが大切です。介護の負担を少なくするための技術は「ボディメカニクス」と呼ばれ、適切な知識と技術を持つことでよりスムーズに介護を行えます。

また、負担の大きな仕事は一人でせずに、複数のスタッフで協力して行うのがポイントです。職員同士で連携することで、お互いの負担を軽減して働けますよ。

2.夜勤に不安があるときは健康管理を見直す

夜勤が多いと生活が不規則になり、体調を崩す介護士さんもいます。夜勤はスタッフの人数が少ないので、何かあったときに心配で精神的な負担が大きいと感じる人もいるようです。

夜勤に苦手意識がある場合は、夜勤がない施設やパートスタッフが夜勤に入らなくて良い施設を探すのがおすすめ。ただ、日ごろからしっかり休息をとったり運動をしたりしていれば、「夜勤は苦にならない」という介護士さんもいます。夜勤は手当がついて給与アップするメリットもあるので、夜勤のある働き方をするときは普段の健康管理に気を配ると良いでしょう。

3.職員との人間関係の問題はお互いを理解する

介護施設では、異なる資格やキャリアを持つ介護士さんが一緒に仕事をしています。スタッフは仕事のやり方についてそれぞれ異なる意見を持っているため、対立が起こることもあるでしょう。

人間関係の問題に対する対策としては、相手の専門性をよく理解した上で、相手の意見を否定せずに話し合うことがおすすめです。また、コミュニケ―ションが不足しないように、共通する話題を見つけて会話を楽しむのもポイント。職場の人たちと良い関係を築ければ、困っているときに助けてもらえたり、相談できたりとスムーズに働けるようになります。

4.利用者さまとの人間関係の問題はコミュニケーションを大切にする

利用者さまの中には介護士さんになかなか心を開いてくれない方もいます。また、介護する側も仕事が忙しく、同時に多くの利用者さまのケアをしなければならないため、一人ひとりに向き合う意識が薄れていることもあるでしょう。

利用者さまと良好な関係性を築くには、相手の立場をよく理解して思いやる心を持つこと、その方の趣味や興味などを把握することが大切です。利用者さまの話を聞いたときに、共感する姿勢を示せば次からも安心して話をしてもらえるかもしれませんよ。

5.職場環境に問題があるときは上司に相談する

介護の仕事をしていると、職場環境に対する悩みが出てくることがあります。たとえば、残業が多い、給料が低過ぎるといった勤務条件の問題や、冷暖房に不備がある、休憩室がないなどの労働環境の問題です。

こういった職場環境の問題を解決するためには、上司や経営者に直接相談しましょう。相談するときには、一人よりも仲間を集めて集団で交渉することをおすすめします。

パートで介護の仕事をしたい人が働きやすい職場を見つける方法

介護の仕事を大変と感じるかどうかは、働く先の環境によっても違ってきます。勤め先の研修が充実していて、人間関係も良好であれば、比較的負担なく業務に慣れていけるでしょう。

ここでは、働きやすい職場を見つける具体的な方法を解説するので、参考にしてくださいね。

介護専門の人材派遣会社に登録する

インターネットの求人情報を見るだけでは、その介護施設の職場の雰囲気や人間関係は分かりません。介護専門の人材派遣会社はその道のプロで、いろいろな介護施設の労働条件や職場環境などについての情報を提供してくれます。

介護専門の人材派遣会社に登録して、働く時間や給料、職場の雰囲気などについての自分の希望を伝えると、その条件にマッチした求人を紹介してくれるでしょう。

介護専門の就職・転職エージェントに相談する

派遣という形ではなく、直接雇用で働きたい場合は就職・転職エージェントに相談すると良いでしょう。エージェントも人材派遣会社と同じく保有する求人の情報に詳しいため、事前に詳細な業務内容を理解したうえで応募できます。エージェントでは面接の練習や履歴書の添削なども行ってくれるので、選考が不安な方にもおすすめですよ。

入職前に職場見学をさせてもらう

興味のある求人を見つけたら、応募前や面接の際に職場を見学させてもらいましょう。職場を見学すれば、その職場の雰囲気がよく分かります。介護スタッフの方が笑顔で挨拶してくれるような職場なら、雰囲気は良好といえるでしょう。反対に、介護士同士の挨拶や会話がなかったり、掃除が行き届いていなかったりする施設は避けた方が賢明です。

気になることは採用担当者に質問する

職場見学や採用面接の際には、残業などの労働条件や教育体制について、採用担当者にしっかり質問してみましょう。特に資格取得を目指す方は、どのようなバックアップ体制が整っているか確認しておくことが大切です。

応募したい施設の候補はいくつか見つけておく

応募する施設は初めから一つに絞らず、複数の候補を見つけておくと良いでしょう。視野を狭めず複数の候補を比較することで、自分に合った職場を見つけやすくなります。

気になる施設が多くて選び切れない場合は、自分の中で優先する条件を洗い出し、条件を満たす施設に応募すると良いですね。

まとめ

介護の仕事には、体力が必要だったり、利用者さまから目が離せなかったりと大変な面があります。しかし一方では、資格取得でステップアップできたり、利用者さまから感謝されたりというやりがいは大きなもの。パートは短時間の勤務でプライベートと両立できるのもメリットです。

介護の仕事に興味がある方は、業務内容や施設の雰囲気に納得できる施設を探して応募すると良いですね。初めて介護の仕事に挑戦するなら、介護業界に詳しい就職エージェントのきらケアを利用してみませんか?

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