介護パートを辞めたい理由とは?スムーズな退職方法と注意点もご紹介

介護職の悩み 2021年9月24日
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辛そうな表情で汗を拭う介護士のイメージ

待遇や職場に対する不満から、介護パートを辞めたいと悩んでいる方もいることでしょう。この記事では、介護パートが仕事を辞めたいと思う理由やスムーズに退職する方法、転職先の探し方などについて解説します。記事の内容を通じて自分がなぜ介護パートを辞めたいのかを客観視し、状況を理解したうえで転職活動に取り組みましょう。

目次

介護パートを辞めたいと思う4つの理由

介護パートを辞めたいと思う理由には、介護職ならではの大変さとパート職だからこそのつらさがあります。ここでは、厚生労働省がまとめた「介護労働の現状」を参考に、介護パートが辞めたくなる4つの理由についてまとめました。

1.給与に不満がある

厚生労働省の「介護労働の現状」によると、介護職員における「労働条件などの悩み・不安・不満など」の項目は、「仕事内容のわりに賃金が低い」が39.6%を占めています。このデータから、約4割の職員が給与に不満を持っていることが明らかになりました。

「人の命を預かっている」「体力的にきつい」仕事でありながら、諸手当が安い場合や、正社員と同じ業務をしているのに給与・福利厚生に大きな差がある場合は、特に不満が強くなるでしょう。

2.人間関係に問題がある

「介護労働の現状」の介護の仕事をやめた理由によると、職場の人間関係に問題があり退職につながったという結果が20%を占めています。少人数での夜勤があったり、チームで働くことが多かったりする環境では、周囲に合わない人がいると大きなストレスにつながるでしょう。人手不足やストレスフルな業務が、さらに人間関係の悪化につながることもあるため、その場合は職場環境を改善する必要があります。

3.職場自体に問題がある

介護の仕事をやめた理由の3位は、会社の理念や運営のあり方に不満があって退職した人が17.8%という結果になっています。この結果から職員によっては施設や会社の方針に不満を持っていたことが分かるでしょう。また、有給休暇や休憩時間をとれない、終業時間になっても帰宅できないといった点から、退職した職員もいることが考えられます。

4.仕事がハードでついていけない

「労働条件などの悩み・不安・不満など」の項目から、腰痛や体力に不安があるといった身体的負担を持っている人は29.9%、精神的にきついと感じてしまう人は26.7%を占めています。2~3割の介護職員が体や心のつらさを感じているのが現状といえるでしょう。

介護職は重労働であり、かつ責任の重い仕事です。また、上司から「勤務時間内に終わらなかったら、このあと残って終わらせてくださいね」といった圧力や、残業した分の給料が支払われないといったサービス残業で、さらに追い打ちをかけられてしまうこともあるでしょう。そのため、仕事を続けていくうちに心身共に疲弊してしまい、辞めたいという気持ちにつながるおそれがあります。

介護パートを辞めたいときの流れ

これ以上介護パートを続けられないと思ったら、退職を考えることも大事になります。ここでは退職する流れを解説します。パート職であってもしっかりとした手順を踏んで、円満退職を目指しましょう。

1.雇用契約書などを確認する

退職の手順や手続きは、施設や会社によって異なります。まずは、雇用契約書や就業規則で退職についての規定を確認しましょう。退職の意思を伝える期限や退職に伴う手続きが記されています。確認方法が分からなければ、上司や人事に尋ねてみましょう。

2.1ヶ月前までには辞める意思を伝える

続いて、直属の上司に退職したいという意思を伝えます。基本的には就業規則に従いますが、規定がない場合でも遅くとも退職希望日の1ヶ月前までには申告を済ませましょう。

民法627条には「退職日の2週間より前」に退職の意思を示すと定められていますが、後任者への引継ぎや人員の調整に必要な時間もあらかじめ考慮しておく必要があります。

3.直属の上司へ直接伝える

直属の上司に退職の意思を伝える際は、ほかの職員がいない場所で、対面で伝えましょう。直属の上司を飛び越えたさらに上の上司に伝えたり、メールで伝えたりするのは良くありません。

退職の意思を伝えたら、併せて退職予定日の交渉や今後の引継ぎ、および一定の条件をクリアしていれば残っている有給休暇の消化について確認をしましょう。有休休暇は労働者の権利ですので、退職するにあたって使い切ることは問題ありません。

4.お詫びと感謝の挨拶をする

出社最終日には、お世話になった方々にしっかりと挨拶をしてから会社を去りましょう。

感謝の気持ちを込めて、自分が成長できたことや経験できたこと、職員の方々の活躍を祈っていることなどを伝えます。また、「皆さんで召し上がってください」と菓子折りなどを上司に渡しても良いでしょう。

なお、利用者さんへの退職の挨拶は施設のルールに従い、上司と相談して決めましょう。事前に職員の退職を伝えると動揺したり、伝えないことで混乱したりする可能性があるためです。

介護パートを辞めたいときの5つの注意点

介護パートにかかわらず、退職への手順を進める際は注意しなければいけないポイントがあります。施設を辞める際に遺恨を残すと、転職先に悪影響を及ぼす可能性もあります。円満退職するために注意点を頭に入れておきましょう。

1.辞める理由はネガティブな内容を避ける

たとえ「人間関係が悪い」「給与が低い」といった理由が本音だったとしても、ネガティブな内容を伝えるのは避けます。退職の際は、「キャリアアップしたい」「子育てに専念したい」などのポジティブな理由を答えましょう。

ネガティブな退職理由は施設側への心証が悪くなり、残りの勤務を取り組みにくくなるかもしれません。また、「○○さんを異動させるから」「時給を上げるから」というように、慰留を迫られる可能性もあります。相手に納得されやすく、前向きな退職理由を考えましょう。

2.引継ぎは計画的に行う

退職日が決まったら引継ぎに関するスケジュールを立てましょう。有休消化を予定している場合は、それも考慮する必要があります。

特に、パート職でもリーダーのような業務を務めている人は、後任者へ業務内容や注意事項をまとめて渡したり、必要な書類やデータなどの保管場所を伝えたりしておきましょう。また、施設外の関係者に後任者を紹介する必要もあります。後任者や利用者が困ることがないよう、確実に業務を引き継ぎましょう。

3.忙しい時期は避ける

退職の話を切り出す際は、繁忙期を避けましょう。施設内があわただしいときに退職の話を持ち出すと、真剣に取り合ってもらえない可能性があります。ある程度は仕事の勢いが落ち着き、自分自身や上司の気持ちに余裕がある時期に、退職の意思を伝えるほうが良いでしょう。

4.最終日まで真面目に働く

退職日が決まり、施設内でそれが周知されたとしても、最終出勤日までは引継ぎを含めてしっかりと業務をこなしましょう。退職日当日は経費清算の手続きやデスク・ロッカーの掃除も行います。退職するまではパートであっても職員の一員です。最後まで職場に迷惑をかけないよう、そして円満退職するために、責任を果たしましょう。

5.伝えてすぐには辞められない

前述したとおり、退職の意思は就業規則や施設・会社の状況によって、退職希望日の1~3ヶ月前までに、直属の上司に伝えなければいけません。特に人手不足で忙しい施設では、およそ3ヶ月前までには辞意を伝える必要があると規定されている場合もあります。

パートであってもすぐに退職はできません。円満退職を目指すためにも、余裕を持ってスケジュールを立てておきましょう。特に、転職先の勤務開始時期が決まっている場合は、それを見越しておくことも重要です。

引き留めに合ったらどうする?

人手不足の施設や会社が多い介護業界では、介護パートを辞めたいと伝えても、すぐに受け入れてもらえない場合もあります。ときには、強い引き留めに合い、結局辞められなかった人もいるでしょう。ここからは、上司から引き留めに合った場合の対処法について紹介します。

1.退職理由を納得されやすいものにしておく

引き止められてもスムーズに退職するには、納得されやすい退職理由を示すことです。退職理由が、結婚・出産や育児、引っ越し、体調不良、キャリアアップなどであれば、上司が引き留めることは難しいでしょう。しかし、給与や人間関係、労働時間、評価などを理由にすると、待遇の改善や給与アップを提案し、強い引き留めに合う可能性があります。

2.あらかじめ次の職場を探しておく

状況によっては、退職の意思を伝えても退職時期を希望日よりも大幅にずらされる場合があります。しかし、あらかじめ転職活動をして次の職場を決めておくと、より強い気持ちで引き留めを退けるでしょう。

次の職場が決まっているのに現在の職場を退職できなければ、内定を取り消される可能性もあります。そのため、魅力的な提案されたり強く押し切られそうになったりしたとしても、迷うことなく断れるでしょう。

3.感謝の気持ちと強い意思を示す

直属の上司から今までの仕事を評価されて会社に必要だと言われたり、給与や待遇を改善すると約束されたら、退職をするという決意が揺らぐこともあります。その言葉を聞いてもやはり辞めたいという気持ちが変わらなければ、感謝の気持ちを伝えつつも、一貫して退職の意思を明確に示すことが必要です。

上司の引き留めで一時的に問題が解決されたり、気持ちを建て直したりできたとしても、新たな問題が生じる可能性もあります。曖昧な返事はせずに、はっきりと断りましょう。

介護パートを辞めて次の転職先の探し方

介護職は職場によって環境や待遇に差があるため、慎重に職場を選ぶことが大切です。これから介護職として転職先を探すなら、下記のような方法を活用してみましょう。

転職サイトを利用する

転職サイトでは、多くの求人情報から自分の希望に合った求人を見つけ出すことが可能です。給与や立地、年間休日数、仕事内容などの項目から、気になる求人を絞り込めます。自分のペースで求職活動に取り組めるので、仕事の合間に求人をチェックできるでしょう。

介護派遣として活躍する

介護派遣の働き方は、パートよりも時給が高い傾向にある、夜勤や残業がない、職場を辞めやすい、などのメリットがあります。パートという選択肢に限らず、派遣社員としての道を検討するのも一つの手です。ライフスタイルや希望給与などから、自分にぴったりの働き方を選択しましょう。

介護派遣の道を検討している方は、きらケア介護派遣へお気軽にご相談ください。

きらケア介護派遣では、専任のアドバイザーがあなたの転職をサポートします。ヒアリングを通じて条件にぴったりの求人を提案したり、企業とのやり取りを代行したりするので、効率的に転職活動を行うことが可能です。

まとめ

給料に不満があったり経営方針に納得がいかなかったりと、介護パートを辞めたいと思う理由は人によってさまざまです。退職を決心したら、注意点を踏まえて円満退職を目指しましょう。転職活動の際は、パートだけでなく介護派遣という働き方も選択できます。きらケア介護派遣を活用すれば、自分の希望条件に合った職場を効率的に見つけることが可能です。

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