介護業界の面接で評価される志望動機とは?答え方のコツや例文を紹介

転職ノウハウ 2024年1月11日
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

介護職の面接で志望動機を問われた際、回答内容に悩む方も多いはず。介護職の志望動機では、応募先への入職意欲や介護への熱意などが確認されています。面接で評価されるには、施設側の意図を理解してポイントを押さえた回答を述べることが必要です。この記事で介護職の志望動機を答えるコツや、注意点をチェックしてみてください。

介護の面接対策ガイド!服装や質問など採用担当者はどこを見ている?

「きらケア」は「レバウェル介護」にサービス名を変更しました

「きらケア」は転職だけではなく、介護職の方が働く中での悩みに幅広く寄り添えるサービスになるために「レバウェル介護」として新しく生まれ変わりました。

サービスはこれまでと変わらずすべて無料で簡単にご利用いただけます。一人ひとりに寄り添った転職サポートをこれからも提供していきます。

目次

介護職の面接で志望動機を回答するコツ

介護職の面接で志望動機を述べる際は、介護への熱意を伝え、履歴書の内容と一貫性を持たせながら補足するよう意識してください。志望動機はどの職業の面接でも聞かれるため、答え方のコツを理解することが大切です。

結論から話す

面接では、どのような質問であっても結論から話してください。次に、根拠となる具体的なエピソードを述べます。たとえば、志望動機を聞かれた際に応募のきっかけとなった出来事や魅力に感じた点を先に話してしまうと、要点が見えにくく話の流れがバラバラになりがちです。

最初に結論を伝えることで、面接官は話の中心となる部分がイメージでき、その後の話も理解しやすくなります。

志望動機の冒頭部分に悩む方は、「志望動機の書き出しのポイントとは?介護職の就活に活かせる例文もご紹介!」をご一読ください。

介護への熱意を伝える

志望動機では、介護の仕事に対する意欲を伝えることが重要です。自身の介護観や目指しているケアなどを述べることで、介護への誠実な姿勢をアピールできます。「立派なことを話さなくては」と悩んでしまうかもしれませんが、目立つ内容を話す必要はありません。どのような理由で介護職を目指し、どんな介護をしていきたいかを自分の言葉で伝えることが大切です。

応募先で貢献できることを述べる

応募先で自分がどのように貢献できるのか、具体的に伝えると好印象です。前職で担当していた業務や役割、得たスキルなどを交えて志望動機につなげると説得力が増します。ポイントは、応募先の理念や方針などを把握し、自分の強みとマッチする内容を話すことです。面接官に、「自分を採用するとメリットがある」とアピールしましょう。

明確なキャリアビジョンを持つ

志望動機では、「資格を取得して○○の業務に携わりたい」「経験を積んで数年後は現場をまとめる役割を担いたい」など明確なキャリアビジョンを伝えることが重要です。面接官は求職者の志望動機から、将来性や業務への意欲を見極めています。具体的なキャリアビジョンを伝えられれば、「確かな目標やモチベーションを持って働ける人材」とアピールできるはずです。

履歴書に書いた内容を補足する

面接では、履歴書に書いたことを分かりやすく補足するイメージで話してください。履歴書の記載内容と矛盾することを述べてしまうと、話に一貫性がなく「何を伝えたいのか分からない」「テキトーに話しているのでは」とマイナスな印象を与えかねません。

ただし、履歴書の志望動機を丸暗記するのは避けてください。覚えたことをそのまま述べると熱意が伝わりにくく、想定外の質問を受けた際にパニックになる恐れがあります。
履歴書の書き方は「介護職の履歴書の書き方!印象UPのコツを解説【見本とテンプレート付】」でご確認ください。

登録は1分で終わります!

アドバイザーに相談する(無料)

介護業界未経験の志望動機を答える際のポイント

介護業界未経験の方が面接で志望動機を話す際は、前職の経験で介護に活かせることをアピールしてください。もし介護業務につながる経験やスキルがない場合は、介護への熱意を伝えることが重要です。

前職の経験から介護に活かせることをアピールする

今までの経験で一つでも介護業務に活かせるポイントがあれば、積極的にアピールしましょう。たとえば、前職が接客業でコミュニケーションスキルに自信があれば、「人と話すことが好きなので、利用者さまと信頼関係を築きながら寄り添った介護をしたい」のように、自分の得意分野が介護に役立つということを伝えてください。

介護への理解を深めたうえで業務への意欲を伝える

介護業務の経験がなくても、介護の知識やサービスの種類、違いなどを十分に理解することで、説得力のある志望動機になります。介護職に魅力を感じた点や理由、どのような介護を目指しているのかなど、自分の思いを述べてください。面接官に介護業務への意気込みが伝わり、前向きな印象を残せるはずです。

▼関連記事
介護の面接での長所と短所の答え方!前向きな言い換えや例文を紹介

介護業界の面接官が志望動機で知りたいこととは?

介護職の採用面接では、志望動機を問うことで求職者の「施設とのマッチ度」や「介護への前向きな思い」を知ろうとしています。以下に挙げた面接官の意図を把握することで、より効果的な志望動機を伝えられるでしょう。

施設にマッチする人材か

面接官は志望動機で、求職者の介護観や人柄、施設について理解しているかなどをチェックしています。そのうえで、施設に適した人材かを見極めているでしょう。志望動機は、求職者の思考や人間性といった深い部分が表れるもの。そのため、施設の求める人物像に合っているか、職場の雰囲気に馴染んでほかの職員と良好な関係を築けるかの判断材料にされています。

介護職を目指した理由

志望動機をとおして求職者の介護職を目指した理由を知り、仕事への姿勢や適性、スキルアップ意欲などを判断しています。利用者さまの生活に密接に関わりサポートする介護業務は、経験の有無に関わらず、前向きな気持ちで取り組むことが求められるもの。面接官は志望動機によって、介護に対する強い意思があるのかを見極めています。

▼関連記事
介護職の面接で必ず聞かれる質問と回答例を紹介!対策のポイントも解説

面接で志望動機を伝える際の注意点

介護職の面接で志望動機を述べるときは、どの施設でも共通することや、自分にとってのメリットばかりを伝えることは控えてください。以下に、介護職の志望動機に関する注意点を解説します。

どの施設でも言える内容は避ける

面接官は、求職者の志望動機から「この施設だからこそ働きたい」という意思の強さをチェックしています。そのため、ほかの施設でも当てはまるような内容は避けるべきです。たとえば、「生活支援メインの仕事がしたいため」「レクリエーションを企画したいので」といった志望動機では、「別の施設でも良いのでは?」と捉えられてしまいます。応募先施設ならではの要素を交えて話すことが大切です。

自分のメリットばかり述べるのはNG

志望動機で応募先に惹かれたポイントをアピールすることは重要ですが、給与や休日といった自分の利点ばかりを話すのは避けてください。例としては、「収入アップを目指しているため」「福利厚生が充実していたので」といった内容です。実際は待遇面の良さが志望動機の一つであっても、そのまま正直に話すのはマイナスイメージを与えてしまいます。福利厚生の教育面に関して言及する場合は、やりたい仕事やキャリアビジョンにつなげて話すことがポイントです。

介護職の志望動機例文

ここでは、介護職の面接における志望動機の回答例を紹介します。介護業務の経験あり・未経験の両方を挙げているので、参考にしながら自分なりの志望動機を作ってみてください。

介護業務の経験がある場合

「私は前職で3年間、デイサービスの仕事に携わってきました。食事や入浴介助など、利用者さま一人ひとりに寄り添ったケアを行っていました。その中で、さらに利用者さまの在宅生活を支える介護を実践したいと感じるようになり、訪問介護の仕事に興味を持ちました。御事業所の、他職種とともに利用者さまに適した在宅介護を実践している点に魅力を感じ、私も一員として貢献したいと感じました。デイサービスで培ったコミュニケーションスキルや身体介助の経験を活かし、さらに介護職としてスキルアップしたいと思っております。」

介護経験がある場合は、前職でどのような業務に携わり、どのような経緯で応募したのかを具体的に述べてください。その際、「前職の仕事に飽きた」「嫌な面が見えた」といったネガティブな内容にならないように注意しましょう

異業種・職種からの転職で未経験の場合

「私は前職で医療機器メーカーの営業を行っていました。営業では多くのお客さまの元を訪問し、困っていることや要望を聞いて最適な商品を提案してきました。自分の提案した商品が誰かの役に立ったときは何ものにも代えがたい喜びを感じ、直接人の生活を支えたいと思うようになったのが、介護職を目指したきっかけです。現在は前職を退職し、介護職員初任者研修を取得中です。介護業務の経験はありませんが、営業職で得たヒアリング能力や体力は御施設の介護業務で貢献できると感じております。」

先述したように、介護業務が未経験の方は前職で得たスキルや実績などを交えて、介護に活かせることを探してみてください。さらに、「現在は介護職の就職に向けて前向きな行動をしている」という点をアピールできると好印象です。

介護職の志望動機に関するよくある質問

介護職の志望動機に関するよくある質問に回答します。

面接で志望動機を伝えるときにどうすれば採用される可能性を高められるの?

面接で志望動機を伝えるときは、結論から伝えることが大切です。志望動機についてだらだらと語ってしまうと、一番伝えたいことが採用担当者に伝わりません。志望動機は「結論・きっかけやエピソード・どのように活躍したいか」の順番で伝えましょう。
面接で伝える志望動機は、履歴書に書いた内容を補足する形で掘り下げることで、より具体的にイメージしてもらうことができます。
介護職の面接で志望動機を回答するコツ」で、面接で志望動機を伝える際のポイントを詳しく解説しているので、ぜひご覧ください。

介護職の志望動機の例文が知りたい

介護職の志望動機は、介護経験の有無やこれまでの経歴によってアピールするポイントが異なります。例文を参考にしながら、オリジナリティーのある志望動機を作成することが大切です。「介護職の志望動機例文」で、介護経験者の場合や他業界からの転職の場合の志望動機の例文を紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

まとめ

介護職の面接において、志望動機は求職者の人柄や仕事への意欲がチェックされる重要なポイントです。面接で評価されるには、介護職への熱意や目標、明確なキャリアビジョンを持つことが求められます。

面接で話す志望動機の内容に悩んだら、介護業界専門の就職・転職エージェントに相談するのがおすすめ。介護経験者、未経験者ともに適切なアドバイスが受けられます。レバウェル介護(旧 きらケア)求人では、業界を熟知したプロのアドバイザーが一人ひとりのお悩みを丁寧にヒアリング。面接対策や応募書類の添削などを実施し、就職・転職活動をサポートします。ぜひお気軽にご相談ください。

レバウェル介護(旧 きらケア)TOPページ

登録は1分で終わります!

アドバイザーに相談する(無料)

関連記事

関連ジャンル: 転職ノウハウ

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

「きらケア」は「レバウェル介護」にサービス名を変更しました

「きらケア」は転職だけではなく、介護職の方が働く中での悩みに幅広く寄り添えるサービスになるために「レバウェル介護」として新しく生まれ変わりました。

サービスはこれまでと変わらずすべて無料で簡単にご利用いただけます。一人ひとりに寄り添った転職サポートをこれからも提供していきます。

※この記事の掲載情報は2024年1月11日時点のものです。制度や法の改定・改正などにより最新の情報ではない可能性があります。

「転職ノウハウ」の人気記事一覧

「総合」の人気記事一覧