
この記事のまとめ
- 訪問介護の志望動機を作成するときは、仕事内容や特徴を把握しておこう
- 訪問介護の志望動機が思い浮かばないときは、例文を参考してみよう
- 志望動機を伝える際は、ネガティブな退職理由や抽象的な内容は避けよう
訪問介護員(ホームヘルパー)への転職で、志望動機が思いつかず悩む方もいるでしょう。志望動機を書く際は、応募先の仕事内容や特徴を把握したうえで、訪問介護への思いやビジョンを伝えることが大切です。この記事では、訪問介護の志望動機を作成するときのポイントや書き方を解説。介護業界の就職・転職支援実績が豊富なアドバイザーが作成した、志望動機の例文も紹介します。訪問介護員になりたい方は、参考にしてください。
介護職の志望動機が思いつかない!例文で分かる考え方や書き方のコツを解説目次
訪問介護の志望動機を作成するときのポイント
訪問介護の採用担当者に好印象を与える志望動機を作成するには、仕事内容を理解することや、応募先が求める人物像を把握することなどが大切です。訪問介護に対する理解が足りないと、内容が薄い志望動機になってしまいます。以下で訪問介護の志望動機を考える際のポイントを解説するので、「志望動機が思い浮かばない」という方は、チェックしてみてください。
訪問介護員(ホームヘルパー)の仕事を理解する
訪問介護員への転職では、数ある施設形態のなかから訪問介護を選んだ理由を採用担当者に伝えることが大切です。そのために、訪問介護の仕事内容や魅力を押さえておきましょう。ここでは、訪問介護の仕事内容や特徴、志望動機に使える訪問介護の魅力を解説します。
訪問介護の仕事内容と特徴
訪問介護とは、訪問介護員が利用者さまの自宅に出向き、ケアプラン・計画書に沿って日常生活の支援を行う介護サービスです。主に、65歳以上で要介護・要支援認定を受けている方や、40~64歳で特定疾患を診断された方を対象としています。
訪問介護員が提供する主なサービスは、排泄介助や食事介助、入浴介助といった「身体介護」、調理や清掃、洗濯などを行う「生活援助」、通院をサポートする「通院等乗降介助」です。自立支援や重度化防止といった観点でサービスを提供し、利用者さまの生活を支えています。訪問介護の仕事についてもっと詳しく知りたい方は、「ホームヘルパー(訪問介護員)とは?仕事内容や必要な資格、給料を解説」をご覧ください。
志望動機として使いやすい訪問介護の魅力
訪問介護の特徴を理解したら、訪問介護の魅力も考えてみましょう。施設介護と訪問介護の違いに着目することで、訪問介護の魅力がみえてくるはずです。下記では、訪問介護の魅力の例を紹介します。
- 1対1で利用者さんのケアに当たれる
- 自宅での生活を希望する利用者さんの思いに寄り添える
- これまでの介護経験を活かせる
訪問介護員は利用者さまの自宅を訪問してサービスを提供するため、訪問中は目の前の利用者さま1人のケアに集中できます。また、利用者さまの生活に密着したサービスを提供する訪問介護の仕事は、個別の課題や生活における困りごとに気づき、アクションを起こせるのが魅力です。利用者さまの個性や価値観など、その人らしさを大切にしたサポートを実現できるのは、訪問介護ならではでしょう。
また、訪問介護員は基本的に1人で仕事をするため、介護職員としての力量が試されます。介護経験が豊富な場合、これまでの経験を活かせることも、訪問介護を志望する理由につなげられるでしょう。
応募する訪問介護事業所の特徴や強みを調べる
訪問介護全体の特徴だけではなく、応募先ならではの特徴や強みを志望動機に絡めることで、その訪問介護事業所を選んだ理由が伝わります。応募先のWebサイトや求人情報を活用して、下記の内容などを調べてみましょう。
- どのような理念を掲げているか
- 利用対象者は高齢者のみか、障がいがある方や難病の方の訪問は行っているか
- 介護保険外のサービスは提供しているか
多くの採用担当者は、「入職後のミスマッチを防ぐために、理念や業務内容への理解がある人を採用したい」と思っています。応募先の理念や特徴、強みをチェックして、自分の価値観と一致しているところがあれば具体的に伝えましょう。採用担当者から共感が得られれば、採用に近づけます。もし、応募先の特徴や強みが見えてこないときは、複数の訪問介護事業所を調べて比較してみるのがおすすめです。
応募先が求める人物像を把握する
応募先のニーズに合わせてスキルや経験をアピールすることで、採用担当者に「この人なら長く活躍してくれそう」という印象を与えられます。Webサイトや求人などから、応募先が求める人物像を調べてみましょう。応募先のニーズと自分のスキルや経験をすり合わせ、一致していれば積極的に志望動機に盛り込むことがポイントです。
訪問介護の志望動機でアピールできるスキル
下記では、訪問介護の仕事に活かせるスキルをいくつか紹介するので、自分に当てはまるか確認してみましょう。
- 利用者さまと信頼関係を築くコミュニケーション能力
- ルールや時間を守って仕事をこなす業務遂行能力と計画性
- 利用者さまの自宅に車で訪問する事業所の場合は、運転スキル
訪問介護員は、利用者さまやご家族の気持ちをヒアリングし、介護サービスにつなげたり、チーム内での連携を取ったりします。採用担当者はコミュニケーション能力を重要視しているため、介護職としての実務経験があればアピールポイントになるでしょう。また、訪問介護員は訪問介護計画書に沿ったケアを時間内に行わなければならないため、業務遂行能力や計画性をアピールするのも効果的です。
異業種からの転職の場合は、接客や営業などでコミュニケーション能力を養った経験や、責任をもって確実に業務をこなしてきた経験などをアピールすると良いでしょう。
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訪問介護における志望動機の書き方
訪問介護の志望動機を書く際は、「結論となる志望動機」「訪問介護の仕事や応募先を選んだ理由」「仕事に活かせるスキル・転職後に貢献できること」の構成を意識すると、思いが伝わりやすい文章になります。下記で解説するので参考にしてみてください。
書き出しは結論である志望動機を簡潔に書く
履歴書の志望動機の書き出しでは、結論を簡潔にまとめることが大切です。書き出しが長くなると、何が言いたいのか分からない文章になってしまい、大事な部分が伝わりません。志望動機が明確に分かるように、「御法人を志望した理由は、○○だからです」と、端的にまとめましょう。
「志望動機の書き出しのポイントとは?介護職の就活に活かせる例文もご紹介!」の記事では、志望動機の書き出しを例文で紹介しているので、参考にしてみてください。
志望した理由を経験を交えて説明する
最初に述べた結論に続いて、その事業所を志望した理由を具体的なエピソードを含めて説明します。たとえば、「老健で在宅復帰を支援した経験から、退所後の生活に関われる訪問介護に興味をもった」というように、経験を交えて思いを伝えることで個別性や説得力が増し、採用担当者の印象に残る志望動機になるでしょう。前述した応募先の特徴や理念への共感も絡めると、より存在感のある志望動機になります。
未経験の方は介護業界で転職した理由も伝えよう
介護未経験から転職する場合、面接で「ほかの業界で働く選択肢もあるなかで介護業界を選んだ理由」を聞かれることも多くあります。志望動機を伝える際は、介護業界を目指した理由や訪問介護を選んだ理由を、しっかりと説明することが大切です。実体験を交えた印象に残るエピソードを伝えられれば、採用に一歩近づけるでしょう。
応募先で活かせるスキルをアピールする
最後に、これまでの経験を活かして、転職後にどのように活躍したいのか、どういったキャリアアップを望んでいるのかを伝えます。「応募先で活かせるスキルは何か」「どのようなキャリアパスがあるのか」を調べて、志望動機を作成しましょう。
介護職が未経験の場合でも、訪問介護で活かせるスキルや経験はあるはず。これまでの経歴やスキルを整理して、訪問介護員としてのビジョンを考えてみましょう。
敬称を揃える
訪問介護の志望動機を書く際は、敬称にも注意しましょう。社会福祉法人・NPO法人・医療法人が運営していれば「貴法人」で、株式会社の場合は、「貴社」です。なお、面接など口頭で言うときは「御法人」「御社」となるので、留意しておいてください。
訪問介護の志望動機の例文8つ
ここでは、レバウェル介護(旧 きらケア)のキャリアアドバイザーが作成した訪問介護の志望動機の例文を、ケース別に紹介します。「志望動機が思い浮かばない」という方は、下記を参考にしながら、自分なりの言葉でまとめましょう。
訪問介護から訪問介護に転職するときの志望動機
前職での経験を活かしながら、さらに知識や技術を身につけていきたいと考え、貴社を志望しました。
私はこれまで訪問介護職員として、利用者さまやご家族に寄り添った介護を提供できるよう尽力してきました。利用者さまからの「ありがとう」という言葉に大きな充実感を得ていたため、これからも訪問介護職員として利用者さまと関わっていきたいと考えています。
貴社のホームページを拝見し、研修制度やキャリアアップの幅が充実していることに魅力を感じました。
来年は介護福祉士の取得にもチャレンジして、貴社でサービス提供責任者へとキャリアアップしていきたいと考えております。
特養や有料老人ホームから訪問介護に転職するときの志望動機
利用者さま一人ひとりに深く寄り添った介護をしたいと考え、貴社を志望いたしました。
私は約6年間、特別養護老人ホームで働いてきました。1日のほとんどをベット上で過ごす寝たきりの利用者さまのケアもしてきました。そのなかで、利用者さまから「最後は自宅で過ごしたい」というお話を聞くことも多くありました。
今後は訪問介護員として、利用者さま一人ひとりのニーズを理解し、その人らしさを大切にしたケアを提供していきたいと考えています。
老健から訪問介護に転職するときの志望動機
より利用者さまの生活に近いところで介護をしたいと考え、貴社を志望しました。
私は、これまで介護老人保健施設に4年間勤めてきました。大変なことも多くありましたが、在宅復帰を目指し、元気になっていく姿を見届けることのできる介護老人保健施設での介護に、やりがいや楽しさを感じていました。しかし、仕事を続けるなかで、もっと利用者さまと個別に向き合い、生活に寄り添った介護をしたいと考えるようになりました。
貴社に転職した暁には、これまで培ってきたスキルを活かして、利用者さまの在宅生活に寄り添った支援を行いたいと考えています。
デイサービスから訪問介護に転職するときの志望動機
デイサービスで培った介護のスキルを活かしつつ、より深く利用者さまと関わりたいと思い、貴社を志望しました。
私は、介護職員としてデイサービスに3年間勤めてきました。デイサービスでは、複数の利用者さまに同時にサービスを提供するため、一人ひとりのケアに時間を割くことが難しい状況がありました。
一方、訪問介護では1対1のケアが基本となるため、利用者さまとのコミュニケーションや個別ケアに深く関わることができる点に魅力を感じました。利用者さまの個性やニーズを理解して寄り添うことで、適切なサポートを提供できる訪問介護員になりたいと考えています。生活に密着した介護サービスを提供することで、利用者さまが快適な暮らしができるよう支援したいと思い、志望させていただきました。
グループホームから訪問介護に転職するときの志望動機
私は、在宅介護に関わる仕事を経験してスキルアップしたいと考え、訪問介護を志望いたしました。
現在はグループホームに勤務しており、利用者さまが少しでもできることを増やせるよう、どこまでができてどこからができないのかを、注意深く確認しながらサポートすることを心掛けております。グループホームでの仕事を通して、ご自宅で過ごされている方や認知症を患っていない方の支援にも関わってみたいと思い、訪問介護の仕事に興味をもつようになりました。グループホームでの経験を活かして、訪問介護でも、一人ひとりの利用者さまに寄り添ったサービスを提供したいと考えております。また、サービス提供責任者へのキャリアアップやケアマネジャーの資格取得を目標に介護の勉強を続け、訪問介護の仕事に貢献できる人材になるのが目標です。
ブランクがある場合の志望動機
貴社の「利用者さま一人ひとりの生活に寄り添い、安心を提供する」という理念に共感し、志望いたしました。
私は以前、約5年ほど介護職として働いていましたが、結婚・出産を機に退職し、現在は主婦をしております。子育ても落ち着き、改めて介護職として人の役に立ちたいと考え、復職を決意しました。入職後は、これまでに培った介護技術に加え、主婦として身につけた家事スキルも活かして、より質の高いサービスを提供できるよう励んでいきたいと考えています。
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介護未経験から訪問介護に転職するときの志望動機
自分の長所である「人が好きで、その人にとって何が必要か考えながら動ける点」を活かし、介護職として就業したいと考え、志望いたしました。
私はこれまで、主に接客の仕事をしており、お客さまとのコミュニケーションを通して、どんなことが求められているのかを常に考えながら働いてきました。訪問介護員として、一人ひとりの生活背景を考え、より良い生活を送っていただけるように支援するのが目標です。利用者さまの身近で生活を支えるために、まずは自分自身のスキルアップを目指して頑張っていきたいと考えております。
登録ヘルパーとして訪問介護に転職するときの志望動機
家庭の時間を確保できる登録ヘルパーの働き方で、仕事と家庭を両立しながら地域に貢献していきたいと考え、志望いたしました。
現在は子育てをしながらフルタイムで介護施設に就業しておりますが、子どもと過ごす時間を増やしたいと考え、就業形態を改めることを考えました。これまでの介護経験を活かし、地域の利用者さまが快適に暮らすためのサービスを提供できるよう、精進したいと考えております。
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訪問介護の志望動機NGケース
ネガティブな志望動機や条件面を重視した志望動機は、採用担当者にマイナスなイメージを与えてしまう可能性があります。ここでは、志望動機を書く際に注意するべきことを解説するので、確認しておきましょう。
前の職場のネガティブな面が転職理由
「前職の人間関係が悪かった」「残業が多かった」など、ネガティブな転職理由を志望動機として伝えるのはNGです。現職・前職の不満が多いと、採用担当者から「すぐに退職してしまいそう」「愚痴が多い人とは働きたくない」と思われてしまうかもしれません。ネガティブな理由から転職する場合も、応募先で実現したい目標に焦点を当て、前向きな志望動機にすることが大切です。
志望動機が条件や待遇のみ
労働条件や待遇の良さで応募先を選んだとしても、それを前面に押し出すことは避けた方が賢明です。給料や待遇など、条件面のみを志望動機に挙げると、「仕事に対する責任感が感じられない」「採用後のビジョンがみえない」と思われる可能性があります。採用選考の場では、やりがいや仕事内容などに着目した志望動機を伝えましょう。
どの職場でもいえる具体性に欠ける内容を伝える
「高齢者を支えたい」「理念に共感した」という、どこの訪問介護事業所にも当てはまる具体性に欠ける内容は、採用担当者の印象に残りません。なぜその考えに至ったのかを深堀りして、自分の経験を交えた具体的な志望動機を書くことが大切です。たとえば、理念を志望動機にする場合は、事業所の理念を調べて、なぜそれに共感したのかまで伝えられるように考えておくのがポイントになります。履歴書の志望動機を書き終えたら、あいまいな表現がないか、要点が絞れているかをチェックしてみましょう。
訪問介護の志望動機に関するよくある質問
ここでは、訪問介護の志望動機に関するよくある質問を紹介します。訪問介護へ転職したい方は、参考にしてみてください。
採用担当者は志望動機のどこを見てるの?
訪問介護の選考において、採用担当者は「熱意をもって長く働いてくれるか」や「自社になじんで活躍してくれるか」などに注目しています。これらをチェックすることで、入職後のミスマッチによる早期退職や職場内のトラブルを避けたいと考えているのでしょう。採用選考において、志望動機は重要な判断材料の一つです。志望動機を書く際は、応募先のニーズに合った自身のスキルをアピールしましょう。「訪問介護の志望動機を作成するときのポイント」では、訪問介護事業所の志望動機を書く際のポイントを解説しているので、参考にしてみてください。
志望動機が思いつかないときはどうしたら良い?
志望動機が思いつかないのは、「自己分析」と「企業分析」が不十分だからかもしれません。志望動機を書く際は、「訪問介護に転職しようと思った理由」を深堀りし、自分の介護観を明確にすることが大切です。次に、応募先の理念や仕事内容を調べ、自分の介護観と一致するところを考えてみましょう。自分の介護観と職場の方針をすり合わせることで、応募先にマッチした志望動機が書けるようになるはずです。「志望動機が書けない」「自己分析のやり方が分からない」という方は、「介護士さんの自己分析!業界の転職で効果的にアピールするコツを解説」をご覧ください。
まとめ
訪問介護の志望動機を作成する際は、応募先の理念や強み、仕事内容などを把握しておくことが大切です。どのような理念を掲げているのかや、対象とする利用者さまの範囲などを、Webサイトや求人情報を活用して調べましょう。応募先の方針と自分の価値観で一致するところがあれば、積極的に志望動機に盛り込むのがポイントです。
前職への不満や条件面を重視した志望動機は、採用担当者にマイナスのイメージを与えてしまう可能性があります。ネガティブな内容を伝えるのは避け、やりがいや仕事内容などに焦点を当てた、前向きな志望動機にすることが大切です。
「志望動機が思いつかない」「自分で書いた志望動機に自信がない」という方は、介護職員の転職をサポートする「レバウェル介護(旧 きらケア)」へご相談ください。レバウェル介護(旧 きらケア)には、介護業界の転職事情や求人先の内情に詳しいアドバイザーが多数。志望動機の書き方のアドバイスや添削、面接対策のサポートをいたします。利用すれば、初めての転職や未経験からの転職の方も、安心して転職活動を進められるでしょう。サービスはすべて無料なので、お気軽にお問い合わせください。
今の職場に満足していますか?
執筆者

「レバウェル介護」編集部
お役立ち情報制作チーム
介護職専門の転職支援サービス「レバウェル介護」が運営するメディア。現役の介護職とこれから介護職を目指す方に寄り添い、仕事や転職の悩み・疑問を解決する記事を制作している。これまでに公開した記事は1400記事(※)以上。制作チームには介護福祉士ライターも在籍し、経験をもとにリアルな情報をお届け。資格や介護技術など、スキルアップにつながる情報も発信中!(※)2023年10月時点



