訪問介護はメリットだらけ?転職時のポイントや注意点も

介護の仕事 2023年1月25日
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訪問医療

訪問介護の仕事は、勤務時間の融通が効いたり、利用者さまと一対一で密なコミニュケーションが取れたりと、人によっては、働くうえでのメリットが多い職種といえるでしょう。ただし、訪問介護員に転職する場合、知っておくべき注意点もあります。
当コラムでは、訪問介護の特徴や働くうえでのメリット・デメリットを詳しくご紹介。ぜひご一読ください。

目次

訪問介護とは

訪問介護とは、介護が必要な高齢者の自宅を訪れ、日常生活の補助をする仕事です。介護保険法では訪問介護員、通称「ホームヘルパー」と呼ばれています。では、訪問介護の特徴や業務内容を詳しくみていきましょう。

【訪問介護員の特徴】
訪問介護員が他の介護職と違う大きな特徴の一つが、基本的に一対一の仕事だということです。
利用者さまの自宅に1人で訪問しサービスを提供するので、密なコミニュケーションをとることができます。
【訪問介護員の業務内容】
訪問介護員は、自宅で暮らしている利用者さまの日常生活をサポートします。決められた時間に利用者さまの自宅を訪れ、介護サービスを提供します。
訪問介護員が行うサービスは、主に3つに分けられるでしょう。

<1.身体介護>
身体介護は、利用者さまの身体に直接触れて行う介助全般を指します。具体的に以下のような業務になります。

・就寝、起床の介助
・食事の介助
・排泄の介助
・入浴の介助
・着替えの介助
・移動の介助
・流動食、腎臓病食などの調理(一般的な調理とは異なる)
・服薬の介助
・たんの吸引、経管栄養などの医療的なケア(※研修が必要)

<2.生活援助>
生活援助とは、利用者さまが日常生活をスムーズに送るために必要な炊事、洗濯、掃除、買い物などの生活サポート全般を指します。
具体的には以下のような業務になります。

・食事、片付け
・掃除
・洗濯
・買い物
・薬の受け取り

<3.乗車・降車の介助>
利用者さまの通院などのため、訪問介護員が自ら車を運転し、病院や行政機関へ連れて行きます。
また、移動や病院での受診の受付、行政機関での手続きのサポートも行うことがあります。
事業所によっては訪問介護員に自動車運転免許の取得を求める場合もあるので、持っていないという方は、事業所によく確認しておきましょう。

【「訪問介護」と「家事代行」の違い】
利用者さまの自宅に赴き、家事全般を引き受ける「家事代行」と、要介護認定を受けた方への生活サポートを提供する訪問介護員とでは、性質が大きく異なるので、よく覚えておきましょう。
訪問介護員は、介護が必要な利用者さまの暮らしを援助するものなので、通常、庭の掃除や来客者への食事提供などは行いません。
ただし、どうしても家にこもりがちになってしまう利用者さまの精神的なケアについては、訪問介護員の仕事となります。
家事代行と比べた際の仕事領域の違いを理解し、「訪問介護員」としてできる業務を明確に把握しておきましょう。

【訪問介護員の働きかた】
訪問介護員は、基本的に「直接雇用」と「登録ヘルパー」、「派遣ヘルパー」という3つの働き方があります。以下、それぞれの特徴をまとめました。ご参考にしてください。

1.直接雇用…訪問介護の事業所で働き、各利用者さまのご自宅に赴くスタイル。

2.登録ヘルパー…事業所にヘルパー登録し、勤務時間を調整しながら利用者さまごとに受け持つスタイル。正社員と同じように働く場合や、1日に複数の利用者さまを掛け持ちして日給を得るパターンも。

3.派遣ヘルパー…派遣会社に登録し、仕事をもらい、訪問介護員(ホームヘルパー)として派遣されるスタイル。

どの働き方でも、業務内容はほぼ変わりません。ただし、事業所や派遣会社によって、給与は福利厚生は変わってきます。
事業所の仕組みをよく調べて、自分に合った働き先を決めましょう。

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訪問介護で働くメリットとは

笑顔の主婦

続いて、訪問介護で働くうえでのメリットを詳しくみていきましょう。

【時間の融通がきく】
特に登録ヘルパーや派遣ヘルパーであれば、自分の好きな時間に勤務できる場合が多いです。
子育てに忙しい主婦の方にとっては、夜勤や早朝の勤務は厳しいもの。自分の好きな時間を指定して働くことができるのが、訪問介護の大きなメリットといえるでしょう。

【効率良く働ける】
訪問介護の仕事は、基本的に平日の日中が多いです。事業所によっては早朝や土日に働く場合もありますが、短時間に指定して勤務すれば、非常に効率の良い働き方ができます。ダブルワークが可能な事業者や派遣先も多く、短時間で自分に合った働き方を実現させることも可能でしょう。
別の仕事をしている方や、趣味やプライベートを重視する方でも、空いている時間に働くことができるのが大きな利点といえます。

【幅広いスキルを身につけることができる】
訪問介護は、利用者さまによって、業務内容が大きく異なります。
住まいが一戸建てなのか、マンションなのか、集合自宅なのか…寝たきりの方もいれば、ある程度自立して動ける人もいるでしょう。
そういったさまざまなタイプの利用者さまと接することで、幅広い介護スキルを身につけることができます。

【人間関係に悩まされない】
通常の介護施設との最も大きな違いは、人間関係です。訪問介護の場合、基本的に利用者さまとの一対一になります。
そのため、施設のように、大勢のスタッフと人間関係を保ちながら、周りに気を使って仕事をする必要がありません。
もちろん利用者さまに気を配るのは大前提ですが、人付き合いが得意ではないという方にとっては、スタッフとの人間関係に煩わされることのない訪問介護は理想的な働き方といえるでしょう。

訪問介護で注意すべき点

働き方の自由さや利用者さまと一対一での密なコミニュケーション、人間関係へのストレスフリーなど、メリットが多い訪問介護。ただし、働くうえで注意すべき点もあります。詳しくみていきましょう。

【施設ほど収入が安定しない】
特に注意すべき点は、給与面に関して、施設ほど安定していないということです。介護施設での勤務は安定した収入を臨むことができ、夜勤などに入れば更に高収入を目指すこともできます。ただし、介護施設の場合、訪問介護のように時間の融通は効かないことが多いので、そちらも注意が必要です。
自分が一番優先すべきことが「安定した収入」なのか「比較的自由な勤務時間」なのかよく考え、最善の業務形態を選びましょう。

【スタッフ数が少ないと負担が増えることも】
いくら時間の融通が効くといえど、その事業所や派遣先が人員不足だった場合、個人の負担が増えてしまう可能性もあります。
どうしても自由な時間に働きたいという方は、事前に事業所に個人の仕事への負担や勤務日数の最低条件などをよく確認しておきましょう。

【業務を教えてくれる人が近くにいない】
先述した通り、訪問介護は一般的にスタッフと利用者さま、一対一の仕事となります。
初期の研修などを除けば、業務を教えてくれる人や、緊急時に一緒に対応できる人がいません。
そういった単独での仕事に不安を覚える方は、施設での勤務の方が向いている可能性があります。

訪問介護に転職するためにするべきことは?

勉強する2人の女性

最後に、訪問介護への転職を考えている方が、働くために今するべきことを確認していきましょう。

【介護資格を取得する】
まず、訪問介護員(ホームヘルパー)として働くためには、介護資格が必要です。
事業所で資格費用を負担してくれる場合もあったり、3ヶ月程度で取得できる資格もあったりするので、無資格だったとしても諦めずにチャレンジしてみましょう。

<代表的な訪問介護員の資格>

介護職員初任者研修…介護職としての初歩的な資格で、訪問介護員として働くために最低限必要。2013年に廃止した「ホームヘルパー2級」の後続資格。

実務者研修…「介護職員初任者研修」よりも、更に幅広い知識やスキルを身につけられる資格。介護サービスだけでなく、医療ケアの知識やスキルの習得ができる。

介護福祉士…介護の資格のなかで、唯一の国家資格。介護福祉士の資格を取得するためには、一定の実務経験を経たうえで研修を修了するルートや、福祉学校・養成施設を卒業するルートなどがある。

※各資格の受験資格などは、事前によく確認しておきましょう

【処遇改善加算の有無について確認する】
「処遇改善盛加算」とは、介護職員のためのキャリアアップの教育制度の整備や、職場環境の改善を行った事業所に対し、介護職員の賃金改善のための資金支給を目的とする制度です。
加算が高ければ高いほど、働く側にとって良い条件となります。例えば、都市部の事業所で、人員体制や研修制度が整っている場合、特別事業加算が追加され給与にも反映されます。その事業所に処遇改善加算かあるかどうか、よく確認して転職活動をすると良いでしょう。

【希望条件に合う事業所や派遣先を探す】
訪問介護員として長く安定して働き続けるためにも、自分の希望条件に合った事業所や派遣先を見つけることが大切です。
仕事内容や給与、希望勤務日数など、自分の希望する条件で働ける事業所を探しましょう。
自分自身で条件に合う事業所や求人を探すのが難しい方は、きらケアを利用してみてはいかがでしょうか。

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