介護職によくある退職理由が人間関係のときの伝え方とは?面接時の回答例文付

転職ノウハウ 2021年12月15日
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人間関係の退職理由をどのように伝えればいいのか、面接で悪い印象を与えてしまわないか悩んでいる方も多いでしょう。人間関係の問題は介護士の転職理由でも多く見られます。この記事では、人間関係の問題の種類や面接で退職理由を伝える際のポイントについて解説。面接で退職理由を回答する例文も紹介しています。人間関係の退職理由の伝え方が気になる方は参考にしてみてください。

目次

介護士のよくある退職理由

きらケア介護白書2021によると介護士のよくある退職理由は以下のようになっています。ご確認ください。

1位職場の人間関係が悪かった(34.5%)
2位労働条件が悪かった(20.7%)
3位上司と馬が合わなかった(19.2%)
4位仕事内容への不満があった(17.5%)
5位今後、収入が上がる見込みが低いから(15%)

退職理由の1位に「職場の人間関係が悪かった」があり、その割合は退職者の3割以上となっています。3位にも「上司と馬が合わなかった」という職場の人間関係を理由とした退職理由がランクイン。1位と3位の割合を合わせると約53.7%で、介護士を退職した人の半数が人間関係を理由に退職していることが分かります。

人間関係を理由とした退職の種類

ここでは、人間関係の問題を「上司からのパワハラ」「同僚・先輩との仲が悪い」「他職種と上手く連携がとれない」の3つに分けて解説します。職場の人間関係の問題にはどのようなものがあるのか今一度、確認しておきましょう。

上司からのパワハラ

上司との相性が悪いと、職場の居心地が悪くなり退職につながります。特に上司からのパワハラに耐えられなくて辞める方も少なくありません。同僚や先輩は場合によっては関わらないで過ごすことも可能ですが、仕事上、直属の上司との関わりを断つことは難しいでしょう。

上司にとっては指導やコミュニケーションの一環だとしても行き過ぎた行為はパワハラに該当することも。パワハラの一例としては「何時間も怒られ続ける」「理不尽に怒られる」「上司の仕事を押し付けられる」「食事や休日などプライベートな時間も付き合わされる」などがあります。

同僚・先輩との関係が悪い

同僚や先輩との仲が悪く退職を考える人も。チームで仕事をする場合は、仕事をするうえで同僚・先輩との関係性も重要になってきます。上司と同僚・先輩では立場も関わり方も異なるので、上司とはまた別の問題があることも。

仕事で直接、同僚や先輩と関わることが少なかったとしても、関係が悪いとストレスを感じてしまいます。そのため、「仕事に関係のないストレスを無駄に感じたくない」と思う方も少なくありません。

同僚・先輩との関係が悪いと感じる一例としては「陰口を言われる」「相手の仕事を押し付けられる」「プライベートに干渉される」「職員間に派閥がある」などがあります。

他職種と上手く連携がとれない

介護士は看護師や医師、作業療法士、理学療法士、事務員などさまざま職種とともに働くことが多い職種です。それぞれ異なる視点で利用者さんへのケアを提案・実施しているため、ときには意見がぶつかることもあるでしょう。上手く連携がとれないことで十分なケアをできず、転職を考えるようになるようです。ケアに対する職種ごとの価値観の違いが職場の人間関係の問題につながってしまいます。

面接で退職理由が聞かれる理由とは

面接ではほぼ退職理由を聞かれます。退職理由を通して面接官が何を知りたいのか理解することが内定獲得のコツです。

求職者の人柄や性格を知るため

面接官が退職理由を聞く理由は、求職者の人柄や性格を知り、施設にマッチするかどうかを確かめるためです。求職者が働くうえで何を重要としているのかを知ることで、仕事への意欲や理念に合うかを確かめ、長く働けるかどうかをみています。また、自分勝手な性格でないかなど、人間関係に問題を起こさないかどうかも退職理由を聞く理由です。

すぐに辞めてしまわないか判断するため

すぐに辞めてしまう人を雇わないために、退職理由を聞き、長期的に働ける人かどうか判断しています。法人や事業所にとって採用とはコストのかかるものです。面接などの採用時にかかるコストや教育にかかるコストなど、かけたコストを無駄にしないためにも、長く働ける人材を欲しています。退職理由によっては「また同じことがあったら辞めてしまうのでは?」と面接官は感じてしまうため、ポジティブな印象を与えるような退職理由を伝えると良いでしょう。

面接で退職理由を伝える際のポイント

面接で退職理由を伝える際のポイントについて解説します。以下で解説する伝え方のポイントに注意しながら、できるだけポジティブな印象を持ってもらえるよう退職理由を答えましょう。

退職理由が人間関係の場合は伝えない

人間関係の問題が理由の場合は直接的に伝えないようにしましょう。面接官は辞めてしまう可能性があるかどうかを見ているので、「人間関係で何かあったら辞めてしまうかもしれない」と思われてしまいます。また、「コミュニケーション能力が低いのかも?」と思われてしまう可能性も。介護士の仕事は人と関わることが多いので、人間関係が原因の退職理由は伝えないほうが無難です。

現職・前職の不平不満は伝えない

「上司との関係が悪かった」「給与が低かった」「残業が多かった」などの前職・現職の不平不満を伝え、愚痴にならないようにしましょう。批判ばかりするのは面接担当者にマイナスな印象を与えてしまう行為です。また、不満があった点を改善できるように努力したエピソードがあれば面接で伝えましょう。「行動を起こしたが変えられなかった」というところまで伝えることで、ただの愚痴や不満にならず仕事に対して意欲があることをアピールできます。

退職理由はポジティブな理由にして伝える

退職理由はできるだけポジティブな内容して伝えましょう。「現職・前職の不満は伝えない」と通じる部分もありますが、ネガティブな内容はその分採用担当者の印象を悪くしてしまうもの。「△△が嫌だったから退職した」ではなく、「▲▲がしたかったから退職した」というように前向きでポジティブな退職理由を伝えることが内定獲得へつながる重要なポイントです。

退職理由は志望動機と一致するように伝える

退職理由が志望動機と一致するように伝えることで、より入職意欲をアピールできます。また、志望施設ならではのポイントと紐付けることで、「介護施設ならどこでもいいのでは?」と思われるのを防ぐことが可能です。

志望動機・キャリアプランと一致する退職理由を伝えることで、企業とマッチし、長く働ける人材であることをアピールできます。

笑顔でハキハキと伝える

面接で退職理由を伝える際に大切なのは、笑顔でハキハキと自信を持って伝えることです。退職理由をポジティブなものに言い換え、志望動機との一貫性を持たせても、おどおどしたり、小さな声でぼそぼそと話したりしては、「ほかに退職理由があるのでは?」と思われてしまうことも。退職理由を伝えるときに後ろめたい気分になってしまう人もいるかも知れませんが、面接では堂々とした態度でいる方が採用担当者に好印象を与えられます。

介護士が面接で退職理由を聞かれた際の回答例文

人間関係の退職理由の伝え方に悩む介護士が面接で退職理由を聞かれた際の回答例文を紹介します。ぜひ、参考にしてみてください。

上司からのパワハラが理由で退職した場合

上司からのパワハラが理由で退職した場合は、「▲▲の仕事がしたくて退職した」ことをアピールしてみましょう。パワハラがあった事実自体は伝えても問題ありませんが、愚痴にならないように注意が必要です。また、パワハラについて説明する場合は簡潔に、講じた改善策も伝えます。

〈例文〉
以前の職場は、若手職員が意見を言える場がありませんでした。職歴や年齢に関係なく活躍できる職場で働きたいと思い、退職しました。

同僚・先輩との関係が悪いことが退職理由の場合

同僚・先輩との関係に不満があったことは直接伝えない方が無難です。人間関係の問題は、「チームワーク」や「コミュニケーション」といったポジティブな内容に言い換えましょう。

〈例文〉
前職では業務効率向上のため、利用者さまの情報はカルテのみで行われることが多々ありました。ケアをしていく中で、カンファレンスなどを通して対面で一丸となって利用者さまをサポートするチームの一員になりたいと考え、退職しました。御施設では、利用者さまを支える介護のプロとしてより良いケアを提供するため、職種や職歴問わずコミュニケーションを大切にして貢献してまいります。

他職種と上手く連携がとれないことが退職理由の場合

さまざまな職種と上手く連携をとれることは質の高い介護につながります。仕事への意欲をアピールすることで採用担当者にポジティブな印象を与えることが可能です。

〈例文〉
前職では各職種がそれぞれの専門領域にのみ注力をするケア方針だったのですが、他職種と連携しながら利用者さまに寄り添ったケアを提供したいと考え、退職を決めました。御施設を見学した際に、職種間の垣根なく、業務にあたっているのを拝見しました。私もコミュニケーションをしっかりとり、質の高い介護を行いたいと考えています。

まとめ

人間関係の退職理由は面接で伝えず、ポジティブな内容に言い換えることが重要です。人間関係を理由に退職する方は多くいるので、必要以上に後ろめたく思うことはありません。面接担当者が退職理由を聞く理由を理解し、長期的に働ける人材であることをアピールできるような退職理由を考えてみると良いでしょう。

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