
この記事のまとめ
- 介護職の面接で新卒が聞かれることは、志望理由や長所、短所など
- 新卒の面接で、採用担当者は人柄や介護業務への意欲などをチェックする
- 新卒が質問にスムーズに答えるためには、仕事や職場への理解を深めると良い
「介護業界の面接で、新卒がよく聞かれることを知りたい」という方もいるのではないでしょうか?新卒採用の面接では、志望動機や性格に関することなど、人柄や将来性を判断するための質問をされる場合が多いようです。この記事では、介護業界の面接で新卒がよく聞かれることや良い回答例・NG例を紹介します。面接官が選考で重視するポイントや必要な準備についても解説するので、ぜひチェックしてみてください。
介護の面接対策ガイド!服装や質問など採用担当者はどこを見ている?目次
介護職の面接で新卒が聞かれること
介護職の新卒の面接で質問されやすい内容は、「介護業界を選んだ理由」や「将来の目標」などです。以下で、新卒の面接でよく聞かれることと、面接官が質問をする意図を解説します。
新卒への質問1「介護業界を志望した理由」
新卒の面接で採用担当者が気になるのは、「なぜ別の業界ではなく介護業界を志望したのか?」という点です。
世の中には多くの業界が存在し、新卒の就活生は業界や職種を問わず応募のチャンスが多い傾向があります。面接官はさまざまな仕事の中で介護職を志望した理由を問い、「なんとなく応募しているのではないか?」「介護に対してどのような思いを持っているのか」などをチェックするようです。
新卒への質問2「長所と短所」
面接官は応募者に長所と短所を聞くことで、「自分の性格や特徴を客観的に理解できているか」「介護の仕事への適性はあるか」などを判断します。この質問には、性格が具体的に伝わる、オリジナリティのある回答が求められるでしょう。
面接では、「あなたの性格を教えてください」「自分はどのような人間だと思いますか?」といった聞き方で質問されることもあります。
新卒への質問3「学生時代に頑張ったこと」
学生時代に頑張ったことやクラブ活動で積んだ経験は、新卒の面接でよく聞かれることの一つです。面接官は、「努力した経験によって何を学んだのか」「失敗したときはどのように解決したのか」など、人柄やポテンシャルを見極めるためにこの質問をします。
華やかな経歴や学業の成果ではなく、人間性や施設とのマッチ度が重視される傾向があるようです。
新卒への質問4「将来の夢や目標があるか」
面接官は、将来の夢や目標を質問することで、介護職としての意欲や将来性があるかを見極めます。具体的な目標に加え、達成するためにどのような行動をとるのかという細かいキャリアプランをチェックされるようです。また、介護の仕事をどの程度理解できているのか判断するための質問ともいえます。
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介護施設の採用担当者が新卒の面接で重視する点
介護業界の新卒の面接において、採用担当者が重視するのは、求職者の人柄や介護職への適性です。新卒は職務経歴がないため、特に誠実な人間性や介護の仕事への熱意が求められる傾向があります。
新卒面接のポイント1「人柄」
特に新卒の場合は、真面目さや前向きさ、コミュニケーションスキルなど人柄の部分が重視されます。
介護の仕事は利用者さんやご家族など人と関わる機会が多く、信頼関係を築くことが必要です。そのため、話し方や表情、受け答えなどから誠実さや対話能力がチェックされるでしょう。また、未経験の業務に対して素直に学べるような人柄であるかも判断されます。
新卒面接のポイント2「介護業務への熱意」
面接官は新卒の求職者に対して、介護の仕事に対してどのくらい意欲があるのかをチェックします。先述のとおり、施設の採用担当者が気になる点は「なぜ別の職業ではなく介護職を志望するのか」ということです。
面接で介護への理解度や熱意を確認することで、真摯に仕事に取り組める人間か、介護職として活躍できる人材かを見極めています。
新卒面接のポイント3「介護職への適性」
面接で志望動機や長所・短所などを質問することで、求職者が介護職に適しているか判断しています。介護への強い思いがあっても、介護職としての適性がなければ、採用してもミスマッチが起きてしまうことも。ミスマッチがあれば、早期退職の原因となってしまい、互いにデメリットになるでしょう。
そのため、採用担当者は面接の時点でさまざまな質問をして、介護職に合っているかどうかを見極めています。
介護業界での新卒面接の質問にスムーズに回答する3つのコツ
新卒の方が介護業界の面接で評価されるには、介護の仕事に対して理解を深め、役立つ知識やスキルをアピールすることが大切です。
面接でスムーズに回答するためのポイントを以下に詳しくまとめたので、ぜひチェックしてみてください。
新卒が行うべき準備1.介護職の夜勤や仕事内容への理解を深める
面接を受ける前に、介護業界の特徴や仕事内容を理解しておくことが重要です。具体的には、介護の知識や施設の種類、職員の働き方、業務内容などを調べておくと良いでしょう。
知識を身につければ、より説得力のある志望動機や自己PRを述べられるはずです。介護職に魅力を感じるポイントを明確にすることで、仕事への意欲をしっかりアピールできます。
新卒が行うべき準備2.応募する施設の特徴を把握する
面接に臨む前に、応募先の施設の理念や提供しているサービス、雰囲気といった特徴をチェックしましょう。施設について深く理解しておくと、施設のどの部分に惹かれ、どのような介護を行いたいかを具体的に述べられます。
面接で「この施設を選んだ理由を教えてください」「入職後はどのような仕事がしたいですか?」といった質問を受けた際に、答えやすくなるでしょう。
新卒が行うべき準備3.介護業務に役立つ経験やスキルを考える
社会人経験がない新卒の方は、アルバイトやボランティアなどで介護業務に活かせる経験があれば、積極的にアピールすると好印象につながります。
直接介護に関係ないと感じるものでも、探してみると役立つ経験かもしれません。たとえば、接客業のアルバイト経験があれば、コミュニケーションスキルをアピールできるでしょう。高齢者と同居したことがあれば、生活するうえで意識したことなどを伝えられます。
介護の新卒の面接で逆質問を受けたらどうする?
「何か質問はありますか?」という逆質問は、面接でよく聞かれることの一つです。逆質問をされたときは、業務に関することや施設の特徴など、介護の仕事への熱意が伝わる質問をすると良いでしょう。以下では、逆質問の良い例とNG例を紹介します。
新卒の逆質問の良い例
面接で逆質問をするときのOK例は、以下のとおりです。
- 入職までに勉強しておくことがありましたら教えてください
- 入職後は具体的にどのような仕事の流れになりますか?
- 利用者さんと関わるうえで一番大切にしていることは何ですか?
逆質問で、仕事への前向きな姿勢や真面目な人柄をアピールできると好印象を残せます。施設に対する関心や入職意欲の伝わる質問をすることが大切です。
新卒の逆質問のNG例
面接で逆質問をするときに避けたほうが良いNG質問例は、以下のとおりです。
- 御施設が掲げている理念は何ですか?
- 有給休暇は取れますか?
- 昇給はどのくらいしますか?
施設の理念や利用者さんの人数など、調べれば分かることを質問するのは避けましょう。情報収集ができておらず、熱意が少ないと思われてしまうかもしれません。
また、逆質問で休暇や給与のみについて言及すると、「条件が良ければどこでも良いのでは?」という印象を与えかねないので、避けたほうが無難です。
介護職の逆質問のポイントを詳しく知りたい方は、「介護職の面接で「質問はありますか」と聞かれたら?回答例とポイントを紹介」の記事もご一読ください。
介護業界の新卒の面接で聞かれる質問と回答例
ここでは、介護業界の新卒の面接でよく聞かれることをまとめました。良い回答例と悪い回答例も紹介するので、参考にしてみてください。
新卒への質問例1「なぜ介護職を目指したのですか?」
先述したように、新卒の場合は「数ある業界や職業の中で、どうして介護の仕事を選んだのか」を聞かれやすいもの。理由の根拠となる具体的なエピソードを添えて話すのがポイントです。ほかの業界を悪く言ったり、マイナスイメージにつながる回答をしたりすることは避けましょう。
良い回答例
私が介護職を志望したのは、以前祖父母と同居していたことがきっかけです。食事や入浴のサポートがスムーズにできるよう、ほかの家族と話し合ったり、祖父母の状態を十分に確認したりといった工夫をしていました。「ありがとう」と感謝されることがうれしく、介護の経験を仕事につなげたいと感じ、介護業界で働きたいと思いました。
NG回答例
私は、一般企業によくある業績や成果、ノルマに左右されることが苦手で、介護職を志望しました。営業職のように、組織の一員として会社に貢献することには魅力を感じません。介護職であれば、確実に社会の役に立てるので、やりがいを感じながら働けると思っています。
新卒への質問例2「自己PRをしてください」
新卒が介護職の面接を受ける際の自己PRでは、前向きさやポテンシャルをアピールできると好印象を与えられます。自己PRにおいて、介護業務に活かしにくいことを中心に伝えるのは効果的ではないので避けましょう。
良い回答例
私は人の気持ちをよく考えて、協調性を大切にできます。学生時代はクリニックで受付のアルバイトをしていました。困っている患者さんがいたら声をかけ、スタッフとも積極的にコミュニケーションをとりながら、働きやすい環境を整えていました。周囲と積極的にコミュニケーションをとって働いた経験を、チームワークが重視される介護職の仕事にも活かせると思っております。
NG回答例
私のアピールポイントは、高いパソコン技術を持ち、ITの知識が豊富なところです。学生時代は日商PC検定の資格取得に力を入れ、合格しました。じっくりと取り組める事務作業も得意で、所属していたゼミでは書類の作成を頼まれていました。
新卒への質問例3「介護職としての目標やキャリアプランを教えてください」
目標やキャリアプランについて聞かれた場合、実際に叶えられることと、それに向けた具体的な行動を述べると説得力を持たせられます。抽象的だったり壮大過ぎたりする目標だと、「適当に考えているのでは?」という疑問を持たれてしまう可能性があるので注意してください。
良い回答例
私は介護職として、利用者さんやご家族に寄り添い、求められるケアをしたいと考えております。そのために、利用者さんや職員の方々とのコミュニケーションを大事にし、きめ細やかな介護を心掛けたいです。また、ゆくゆくは介護福祉士の資格取得を目指したいと思っています。将来は頼られる存在になれるよう、まずは日々の業務一つひとつに丁寧に取り組んでまいります。
NG回答例
私は御施設に入職したら、キャリアアップして施設長になりたいと思っています。まずは上位の立場に就くことを目指し、職員の採用や新人教育にも携わりたいです。また、中心人物となって御施設の良さをさらに広め、地域の中でも有名な施設に発展させていきたいと思っています。
新卒が介護業界の面接で内定をもらうためのポイント
新卒の方が介護職の面接を受ける際は、清潔感のある身だしなみや正しい言葉遣いを意識するなど、マナーを押さえておくことが重要です。以下で詳しく紹介するので、チェックしてみましょう。
新卒の内定ポイント1.スーツや靴など基本的な就活グッズを身につける
介護職の面接では、一般企業の職種と同様にスーツを着用し、靴やカバンも就活用の物を使用しましょう。シンプルな無地で、ダークカラーが基本です。
男性はネクタイを着用し、靴下は目立たないシンプルな物を選びましょう。女性でスカートを履く方は、丈が短くなり過ぎないように注意してください。また、スカートスタイル・パンツスタイル問わず、ストッキングを着用しましょう。
新卒の内定ポイント2.身だしなみを意識する
介護職は人と関わることが多く、直接利用者さんの身体に触れてケアを行うため、清潔感のある身だしなみが求められます。明る過ぎる髪色は避け、前髪は目にかからないようにまとめておきましょう。ロングヘアの場合は、シンプルなヘアゴムで結ぶのが基本です。
また、男性は髭を剃ったほうが清潔感が出ます。女性はナチュラルメイクを意識し、派手な色味のメイクは避けましょう。
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介護の面接に臨む服装は何が正解?【ここが合否の分かれ目!】
新卒の内定ポイント3.自然な笑顔でハキハキと話す
明るい表情でハキハキと話すことも、介護職の面接で好印象を与えるためのポイントです。緊張してしまうと、下を向いたり暗い表情になったりして、自信のない印象になってしまうことがあります。そのため、姿勢を正して、自然な笑顔で臨むことを意識しましょう。
視線は、面接官の目を見たほうが良いですが、凝視して威圧感を与えない程度にします。目を見るのは緊張するという方は、鼻やおでこなどに視線を向けると良いかもしれません。
新卒の内定ポイント4.正しい言葉遣いやマナーを事前に身につけておく
面接を受ける前に、正しい言葉遣いや、入退室やお辞儀のマナーを身につけておく必要があります。新卒の場合は、面接に慣れておらず、正しい所作や敬語が身についていないこともあるかもしれません。そのため、普段から正しい言葉遣いを意識し、面接のマナーの練習をしておくと良いでしょう。
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介護職の面接についてよくある質問
ここでは、介護職の面接についてよくある質問に回答します。「面接でどうすれば良いのか不安…」とお悩みの方は、ぜひチェックしてみてください。
介護職の面接で落ちる人の特徴は?
介護職の面接で落ちる人は、基本的なビジネスマナーが身についていない人や、清潔感がない人、態度が悪い人、転職理由がネガティブな人などです。採用担当者は、応募者の人柄や施設とマッチするかどうかを、面接で確認します。
「介護職の面接で落ちる人・採用される人の特徴は?合格率アップのコツを解説」の記事で、面接で落ちる人の特徴を解説しているので、不採用になる場合の原因が知りたい方はご一読ください。
介護職の面接でどんな自己紹介をすれば良いの?
介護職の面接の自己紹介では、氏名や簡単な経歴、介護に役立つスキルなどを伝えます。明るい表情で、ハキハキと伝えることが重要です。自己紹介は簡潔に伝える必要があるので、長くならないように1分程度にまとめておくと良いでしょう。
介護職の面接における自己紹介のポイントは、「介護の面接で求められる自己紹介とは?採用担当者に好印象を残すポイント!」の記事で解説しています。
まとめ
新卒が介護職の面接でよく聞かれることは、「介護業界を志望した理由」「長所と短所」「学生時代に頑張ったこと」「将来の夢や目標」などです。
新卒の面接で評価されるには、介護業界や仕事への理解を深め、応募先の施設の特徴を把握したうえで、質問の回答を考えましょう。社会人経験のない新卒採用では、特に人柄やポテンシャルが重視される傾向があります。使い回せるようなテンプレートの回答ではなく、自分の言葉で伝えることが重要です。
面接対策に悩んだら、プロの目線でアドバイスを受けるのも良いでしょう。介護業界に特化した転職エージェントのレバウェル介護(旧 きらケア)では、業界を熟知した専任の就職支援アドバイザーが、選考対策をサポートします。履歴書作成のサポートや面接対策に対応しているので、「どのような質問がされるのか分からない」「面接のマナーを知って練習したい」という方も安心です。
また、施設に直接聞きにくい求人の条件面などをアドバイザーに質問することもできます。ぜひお気軽にご相談ください。
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執筆者

「レバウェル介護」編集部
お役立ち情報制作チーム
介護職専門の転職支援サービス「レバウェル介護」が運営するメディア。現役の介護職とこれから介護職を目指す方に寄り添い、仕事や転職の悩み・疑問を解決する記事を制作している。これまでに公開した記事は1400記事(※)以上。制作チームには介護福祉士ライターも在籍し、経験をもとにリアルな情報をお届け。資格や介護技術など、スキルアップにつながる情報も発信中!(※)2023年10月時点




