
この記事のまとめ
- 新卒で介護職はもったいないと考えられている理由は給与の低さや待遇面など
- 新卒で介護職になるメリットは専門性を高められて早期に役職を目指せること
- 新卒で介護の職場を選ぶときは利用者さんへの対応や環境面などを確認しよう
「新卒で介護職に就職するのはもったいない」と聞き、その理由が気になっている方もいるのではないでしょうか?介護職は、無資格・未経験から目指しやすいことや、年齢を重ねても挑戦しやすいことから、新卒で就くのはもったいないと言われることがあるようです。この記事では、新卒で介護職になるメリットや活躍するためのコツをご紹介。仕事選びのポイントもまとめたので、介護業界に興味がある新卒の方は、ぜひご一読ください。
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新卒で介護職はもったいないと言われることがある理由
「新卒で介護職になるのはもったいない」と聞き、就職を不安に感じる方もいるのではないでしょうか?ここでは、どのような理由で「もったいない」と言われることがあるのかについて、具体的に解説します。
給与が低いから
介護職の給与は、仕事量に対して低いという意見があります。厚生労働省の「令和6年賃金構造基本統計調査 一般労働者 職種(表番号1)」によると、介護職員のきまって支給する現金給与額の平均は27万1,600円でした。この平均月給12ヶ月分と年間賞与等の平均額50万8,300円を足して単純計算すると、介護職員の平均年収は約377万円になります。
調査の方法や時期は異なりますが、国税庁の「令和5年分 民間給与実態統計調査」によると、2023年の給与所得者の平均年収は460万円です。
上記から、介護職の平均年収は、全産業の平均よりも低いと考えられるでしょう。また、規模の小さい介護施設では、役職の少なさから給与アップの機会が限られる場合があるため、新卒で介護職になるのはもったいないと言われることがあるのかもしれません。
出典
国税庁「令和5年分 民間給与実態統計調査」(2025年8月15日)
政府統計の総合窓口e-Stat「令和6年賃金構造基本統計調査 一般労働者 職種(表番号1)」(2025年8月15日)
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待遇が良くないイメージがあるから
休日数が少なかったり人材育成制度が整えられていなかったりするなど、待遇面に不満を抱える介護職員もいるようです。待遇が改善されない職場では、長期的に活躍するのが難しくなってしまいます。
実際の介護職の待遇は勤務先によって異なり、人員の確保のために職場環境を改善する動きは活発です。しかし、新卒のうちは幅広い業界や職種を比較検討する機会が多かったり、介護職は待遇が悪いというイメージがあったりすることから、「介護職になるのはもったいないかも」と思う人もいるようです。
学歴を活かせないから
介護業界は慢性的な人手不足の状態にあり、多くの事業所が学歴を問わず人材確保に努めています。年齢を重ねても、介護職は正社員としての就職を実現させやすい傾向があるので、若さとポテンシャルが武器になる新卒の時期を使うのはもったいないと考える人もいるようです。
また、一般的な企業では、最終学歴によって給与が変化することが多いでしょう。一方で、介護職は経験やスキルを重視される傾向があり、学歴による差別化が小さい企業が一定数あることも、新卒で就職するのをためらう理由の一つと考えられます。
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新卒で介護職になるメリット
新卒で介護職に就くと、早くから専門性を高められたり、役職に就くことを目指せたりする魅力があります。新卒で介護職になるメリットを、以下で確認してみましょう。
若いうちから専門性を高められる
若いうちから実務経験を重ねれば、その分幅広い知識や技術を身につけることが可能です。若さゆえの吸収性を活かして積極的に業務に取り組むことで、介護業界でのキャリアプランが立てやすくなります。介護職としての専門性を高めれば、将来活躍する場を広げられるはずです。
体力を活かせる
新卒で介護職になれば、体力を活かして業務に取り組めるでしょう。夜勤に携わったり施設内を動き回ったりする介護現場の仕事には、一定の体力が求められます。幅広い介護業務を行える体力があれば、周囲から頼りにされるでしょう。
経験年数を積んで早期に役職を目指せる
若くして役職や管理職に就くことを目指せるのも、新卒から介護職になるメリットです。新卒として着実に経験を重ね、運営側から仕事に対する姿勢や熱意を評価されれば、キャリアアップを目指せるでしょう。役職や管理職として経験を積めば、将来的に転職を考える場合も、採用に有利に働きます。
国家資格を取得しやすくなる
新卒から介護職に就けば、国家資格の取得を目指しやすくなります。たとえば、実務経験ルートで介護福祉士を取得するには、3年以上の実務経験が必要です。新卒で就職して実務経験を積むと、早期に要件を満たすことできます。
国家資格を取得すると、給与や待遇が良くなることがメリットとして挙げられるでしょう。また、介護福祉士を取得して実務経験を積めば、ケアマネジャー試験を受験できるなど、資格取得はさらなるキャリアアップにもつながります。
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新卒で介護職として活躍するコツ
新卒で介護職として活躍するには、業務への理解・資格取得・適切な状況判断が重要です。下記では、それぞれのポイントをご紹介します。
介護に関する業務内容を理解する
介護業界では、施設形態や職種によって携わる業務が異なります。施設介護や訪問介護の違い、身体的な負担、マニュアル通りにはいかないことなど、働く前に知っておくべき要素は多いでしょう。どのような職場が自分に合っているか判断するためには、介護業務に対する理解を深めることが重要です。
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介護職員初任者研修を取得する
介護に関する知識が少ない方には、介護職員初任者研修の取得がおすすめです。介護職員初任者研修を取得すれば、介護の基礎知識や技術を身につけられます。在学中に資格を取得しておけば、時間を有効活用できるだけでなく、就職活動においてもやる気や熱意をアピールできるでしょう。
また、法人によっては、入職後に働きながら資格を取得できるよう支援しているところもあるので、教育制度が整っている職場を選んで就職するのも一つの手です。
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レバウェル介護の資格スクール利用者さんの現在の状況を把握する
介護現場では、利用者さんの状況を常に確認することが大切です。利用者さんの状況の変化を見逃すと、トラブルが発生する可能性も考えられます。先輩職員の動きからサポートの仕方を学び、利用者さんの心身状態に適した支援を行いましょう。
新卒で介護の職場を選ぶときのポイント
新卒で介護職に就く場合は、職場選びにも注意が必要です。職場を選ぶときのポイントは、下記の内容を参考にしてください。
利用者さんが快適に過ごせているか
利用者さんが快適に過ごせている職場なら、職員も居心地良く働ける可能性が高いでしょう。反対に、利用者さんにとって居心地の悪い環境の施設は、円滑なコミュニケーションができなかったり、職員同士のチームワークが悪かったりすることが考えられます。
仕事探しの際は、快適な空間が整備されているか、利用者さんへの対応は適切かといった視点で職場環境を確認しましょう。
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社風や経営方針に共感できるか
社風や経営方針に共感できることは、働くうえで重要なポイントです。職場の価値観と自分の考え方と合わないと、早期離職につながる可能性があります。入職後にギャップを感じないためにも、情報収集をして働くイメージを強めましょう。
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職員の働きやすさを意識しているか
職員にとって働きやすい環境が整えられていれば、長期的な活躍を目指しやすいでしょう。働く側の意見をしっかりと取り入れ、職場改善に努める姿勢のある職場を選ぶことがポイントです。昇給・賞与・休日などの制度も確認し、職場の一員としてモチベーションを維持しながら働けそうか判断しましょう。
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新卒で介護職として働くことに関するよくある質問
ここでは、新卒で介護業界に就職することに関するよくある質問を紹介します。
新卒で介護業界に就職するのはもったいないことですか?
新卒の場合、あらゆる業界・職種に応募しやすい状況のため、なかには「介護職に絞るのはもったいない」と考える方もいるかもしれません。しかし、もともと福祉に興味があった方や、学校で社会福祉、社会学を学んだ方は、介護の仕事に向いている可能性があります。新卒は年齢的にもポテンシャルが高いため、気になる業界へチャレンジして自分に合った仕事を見極めるのも良いでしょう。
介護職志望の新卒が後悔しない就活のコツを教えてください
後悔しない就職をするためには、「自分にとって働きやすい職場環境が整っているか」「法人の方針や理念に共感できるか」をチェックすると良いでしょう。業務経験のない新卒の場合、まずは労働環境や施設の雰囲気がマッチしているかがポイントといえます。
この記事の「新卒で介護の職場を選ぶときのポイント」でも説明しているので、あわせてチェックしてみてください。
新卒で介護職を目指す場合におすすめの資格はありますか?
新卒の方が介護職を目指す場合、介護の基本を学べる「介護職員初任者研修」の資格取得がおすすめ。民間のスクールで誰でも受講でき、空いた時間を利用して取得しやすいのが特徴です。介護の基礎知識を学んでおくことで、業務に役立つだけではなく、資格手当などによって待遇が良くなる可能性もあります。
「介護職員初任者研修を活かせる仕事は?取得するメリットや働ける職場を解説」の記事では、介護職員初任者研修を取得するメリットや、資格を活かせる職場を紹介しているので、興味がある方はあわせてご覧ください。
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レバウェル介護の資格スクールまとめ
新卒で介護職はもったいないと言われることがある理由として、給与の低さ・待遇の不十分さへの懸念・学歴の活かしにくさなどが挙げられます。しかし、新卒で介護職になると、若いうちから専門性を高められたり、早期から役職を目指せたりするメリットもあるでしょう。実務経験を積んで資格を取得すれば、給与アップやキャリアアップにつながります。
新卒で介護職として活躍するには、業務内容への理解を深めたり、初任者研修を取得したりするのが有効です。職場を選ぶときは、利用者さんが快適に過ごせているか・経営方針に共感できるか・働きやすさが意識されているかの3つのポイントをチェックしましょう。
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無料相談はこちら監修者

山本
レバウェル介護 法人営業部
保有資格:キャリアコンサルタント(国家資格)
新卒でレバレジーズ株式会社に入社し、2年間キャリアアドバイザーとして活躍。新卒研修担当、リーダーを経験したのち、2023年からは法人営業として企業への採用コンサルティングに携わる。
キャリアアドバイザーを経験した後、現在は企業様の採用コンサルを担当しております。現在の企業採用状況、市場の動きなどを踏まえて、皆さまに最適な情報をお届けしてまいります。
執筆者

「レバウェル介護」編集部
お役立ち情報制作チーム
介護職専門の転職支援サービス「レバウェル介護」が運営するメディア。現役の介護職とこれから介護職を目指す方に寄り添い、仕事や転職の悩み・疑問を解決する記事を制作している。これまでに公開した記事は1400記事(※)以上。制作チームには介護福祉士ライターも在籍し、経験をもとにリアルな情報をお届け。資格や介護技術など、スキルアップにつながる情報も発信中!(※)2023年10月時点


