この記事のまとめ
- 20代・未経験から介護職員として転職することは可能
- 20代から介護職になるメリットは、早期に経験を積みキャリアを積めること
- 20代から介護職への転職を成功させるには、情報収集を徹底しよう
「経験はないけど介護の仕事が気になっている」「高齢者や社会の役に立ちたい」と考えている20代の方もいることでしょう。この記事では、20代で介護職に就くメリットやデメリット、介護職として活躍できる人の特徴、転職失敗を防ぐポイントなどをご紹介します。異業種から介護職を目指したいと考えている20代の方は、ぜひご一読ください。
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目次
20代・未経験で介護職に転職できる?
20代・未経験でも介護職へ転職することは可能です。介護業界は人手不足の状態にあるため、無資格者や未経験者を歓迎する傾向にあります。日本の高齢化は年々進んでおり、介護職の需要の高さから転職を実現しやすいでしょう。
厚生労働省の「一般職業紹介状況(令和3年12月分及び令和3年分)」によると、介護サービスの職業の有効求人倍率は3.82倍でした。職業計の有効求人倍率は1.14倍となっているため、介護業界は売り手市場であると判断できます。
出典
厚生労働省「一般職業紹介状況(令和3年12月分及び令和3年分)」(2022年2月24日)
職場ごとの働き方を知ろう
介護職としての仕事は、職場によって異なります。
グループホームや特別養護老人ホームといった入居施設では、24時間・365日の体制で利用者が充実した生活を送れるようサポートに注力。デイサービスでは、食事や入浴、レクリエーションなどを中心に、日帰りの介護サービスを提供します。訪問介護事業所では、利用者さんの自宅に伺い、身体介護や生活援助サービスを行うのが特徴です。
20代で介護職への転職を検討している方は、施設形態ごとの働き方の違いを理解しておきましょう。
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20代で介護職に転職するメリット
20代で介護職に転職するメリットには、専門資格の早期取得や給料アップへの期待が挙げられます。介護職に転職するメリットを理解し、働くイメージを掴みましょう。
柔軟に対応できる
20代で介護職に転職すれば、若さや介護経験の少なさから、柔軟な対応が可能です。20代で新たに介護職として活躍する場合は、ほかの介護事業所での経験に左右されないため、仕事のコツやポイントを覚えやすいでしょう。
専門的な資格を早期に取得できる
きらケア介護白書の「介護士として働くメリット」によると、「介護の技術や知識が身につく」が1位で41.0%という結果になりました。実際に介護資格取得支援制度を取り入れている事業所も多く、働きながら専門資格を得られるでしょう。20代のうちなら介護の基礎が頭に入りやすく、知識や技術を活かして効率的に働けるのがメリットといえます。
出典
Leverages MedicalCare「介護士のキャリアや外国人雇用などに関するレポート「きらケア介護白書2021」を公開しました」(2022年2月24日)
経験を積むことで給料アップに期待できる
介護職として経験を重ねれば、スキルや勤務年数に合わせて給料アップが期待できます。厚生労働省の「令和2年度介護従事者処遇状況等調査結果」によると、勤続年数別の平均給与は以下のような結果になりました。
勤続年数 | 平均給与額 |
1年(勤続1年~1年11か月) | 28万3,480円 |
5年(勤続5年~5年11か月) | 29万6,930円 |
10年(勤続10年~10年11か月) | 32万6,830円 |
15年(勤続15年~15年11か月) | 34万8,530円 |
このデータを参考にすると、勤続年数が増えるほど介護職の収入も増えることがわかります。専門性を高めながら給料アップできるのは、介護職のメリットといえるでしょう。
出典
厚生労働省「令和2年度介護従事者処遇状況等調査結果」(2022年2月24日)
キャリアアップを目指せる
20代で介護職に転職すれば実務経験を積めるので、早期のキャリアアップを目指せます。専門資格を取得したうえで介護経験を重ねれば、介護福祉士やケアマネジャーへの道が開けるでしょう。介護福祉士やケアマネジャーにキャリアアップすると、携われる業務範囲が広がり、仕事のやりがいにもつながります。
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20代で介護職に転職するデメリット
20代で介護職に転職するデメリットには、心身への負担や給与水準の低さが挙げられます。ここでは、介護職として働くデメリットをまとめました。
身体的・精神的負担が大きい
きらケア介護白書の「介護士として働くデメリット」によると、1位が「腰痛になりやすいなど身体的負担が大きい」で57.7%の割合を占めました。介護職は体重のある利用者さんを抱きかかえたり、立ち仕事が多かったりと、腰への負担が多い傾向にあります。また、人間関係における悩みや排泄介助の不慣れさから、精神的負担を感じることもデメリットといえるでしょう。
シフト制で生活リズムが崩れる
介護職は夜勤を含むシフト制が多い傾向にあるため、生活リズムが崩れる可能性があります。働き方が合わないと、疲労やストレスにつながることもあるので注意が必要です。シフト制に対応する必要がある場合は、健康のリスクを下げないよう睡眠や食事に工夫が求められます。
一人あたりの業務量が多い
人手不足の職場では、一人あたりの業務量が多い場合があります。夜勤を一人で担当したり、一人で複数の利用者さんを担当したりと、負担の多さがデメリットと感じてしまうことも。仕事の大変さを上回るようなやりがいを見つけられるよう、多角的な視点で捉えるのが活躍のカギです。
平均年収が低い
きらケア介護白書の「介護士として働くデメリット」の2位は、「給与水準が低い」で47.0%でした。厚生労働省の「令和2年度介護従事者処遇状況等調査結果」によると、介護職員の平均給与は31万5,850円です。保有資格や経験年数によって年収は異なりますが、業務量の多さと収入が見合わないと考える人もいるでしょう。
出典
Leverages MedicalCare「介護士のキャリアや外国人雇用などに関するレポート「きらケア介護白書2021」を公開しました」(2022年2月24日)
厚生労働省「令和2年度介護従事者処遇状況等調査結果」(2022年2月24日)
介護職で活躍できる20代職員の特徴
協調性やコミュニケーション能力、体力などがあれば、20代で介護職として活躍できます。介護職で活躍できる20代職員の特徴は、以下の通りです。
協調性がある
介護現場ではチームワークが重視されるため、協調性のある人が活躍できます。介護現場には年齢や職種の違うスタッフが幅広く働いており、一丸となって働く姿勢が重要です。連携して働ける協調性がある20代の方は、介護職への転職を成功させやすいでしょう。
高齢者と接するのが得意
高齢者と接するのが得意な20代は、介護職として幅広い活躍が可能です。介護サービスの利用者さんはほとんどが高齢者のため、場面に合わせた気配りや心配りができる人に向いています。コミュニケーションを通じて一人ひとりの状態に合ったサポートを行えば、利用者さんも安心して過ごせるでしょう。
体力がある
体力のある20代は、介護職で働くのに向いています。介護職は利用者さんの体重を支えたり、施設内を往復したりと、体力が求められる仕事です。また、夜勤に携わる場合は業務時間が長くなるので、体力に自信がある方なら長期間の活躍を見込めるでしょう。
臨機応変に対処できる
臨機応変に対処するのが得意な20代は、介護現場でも効率的に働けるでしょう。介護の仕事は人と人とが接するので、すべてがマニュアル通りに進むわけではありません。利用者さんの体調や職場の状況に応じ、場面ごとに最適なケアを行う必要があります。
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20代の介護職への転職で失敗しないためには
20代で介護職へ転職する際は、情報収集や求人の比較検討をすることが重要です。下記で転職成功のポイントをまとめたので、ぜひ参考にしてください。
業界や施設の情報収集をする
20代で介護職へ転職する場合は、施設形態や働き方の違いをしっかりと理解しましょう。就職後のイメージが異なると、早期離職につながる恐れもあります。具体的な仕事内容や職場の雰囲気、利用者さんの傾向などを調べ、業界や施設に対する理解を深めてから応募することが大切です。
希望条件の優先順位を決める
20代で転職失敗を防ぐには、介護事業所に求める希望条件の優先順位を決めることが大切です。すべての希望条件を満たす求人を見つけるのは難しいため、優先順位を定めていないと仕事を見つけられない可能性があります。
年収や休日数、働く時間帯など、転職先に求める条件は人それぞれです。介護職としてどのような働き方を実現したいのかを考え、優先度の高い条件を達成できる仕事を探しましょう。
求人を比較検討する
20代で介護職へ転職する際は、気になる求人を比較検討しましょう。求人を比較することで、給料や福利厚生、教育制度などの良し悪しを判断できます。
また、実際に職場を見学すれば、利用者さんや介護職員が笑顔で過ごせているかをチェックすることが可能です。職場の雰囲気も転職の決め手となるので、細かく確認するようにしましょう。
転職エージェントを利用する
20代・未経験で介護職へ転職するなら、エージェントを利用するのも一つの手です。転職エージェントなら、求職者の不安や疑問に寄り添い、ニーズに合った求人を紹介してもらえます。自分で求人を探す手間が省けるので、効率的に転職活動を進められるでしょう。
レバウェル介護(旧 きらケア)では、未経験でも応募可能な求人を多数取り揃えています。専任のアドバイザーがあなたの希望条件をヒアリングし、最適な求人をご提案。ここにしかない非公開求人や施設情報も用意しているので、転職のミスマッチを防げます。「20代・未経験から介護職に転職したい」と考えている方は、レバウェル介護(旧 きらケア)へお気軽に問い合わせください。
まとめ
介護業界は高齢化が進んでおり、人手不足の状態にあることから、20代・未経験でも転職を実現しやすい傾向にあります。20代で介護職に転職すれば、柔軟に対応できたり専門資格を早期に取得したりすることが可能です。介護職として経験を重ねれば、給料アップやキャリアアップにも期待できるでしょう。
介護業界や施設形態の情報収集をしっかりと行うことで、転職後のミスマッチを防げます。一人での転職が不安な方や、効率的に求人を探したい方は、転職エージェントを利用しましょう。
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