
この記事のまとめ
- 初めて介護職に転職する人や一度転職に失敗していると転職が怖いと感じがち
- 失敗例や失敗する理由を参考にして気を付ける点に注意し、準備をしよう
- 転職を成功させるには自分の希望を明確にし応募先について情報収集すること
「介護業界での怖い転職失敗例が気になる」という方もいるのではないでしょうか。介護職の転職失敗例は、「転職先の人間関係になじめなかった」「施設の方針が合わなかった」などです。この記事では、介護業界での転職でありがちな失敗例や後悔する理由を解説します。転職を成功させるためのポイントや退職すべきかの判断基準もまとめました。介護業界での転職活動に不安がある方は、ぜひ参考にしてください。
目次
介護の転職は怖い?ありがちな失敗例
せっかく転職しても、転職する前より状況が悪化したり、納得のいく転職にならなかったりすることがあります。ここでは、介護の転職でありがちな失敗を解説。転職後にすぐに退職してしまう人には、以下のような事情があるようです。
人間関係が悪かった
まずよくあるのは、職場の人間関係が悪かったという失敗のパターンです。ここで難しいのは、職場の人間関係の良し悪しは募集要項やWebサイトからは判断しにくいという点になります。
介護職は女性の割合が高いので、男性スタッフが「肩身が狭い」と感じる場合があるようです。また、職場によっては、職員間の派閥があり、人間関係がうまくいかないこともあるかもしれません。
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思っていた仕事と違った
仕事内容が想像と違ったという失敗も少なくありません。介護業界の職場には、有料老人ホームや特別養護老人ホーム、グループホームなどさまざまな種類があり、施設によって仕事内容や利用対象者が異なります。
働き始めてから、「自分が思っていた介護の仕事ではない」とギャップを感じると、退職につながる場合があるようです。実際に働いてみたら、自分のスキルやキャリアが十分ではなく、新たに資格の取得が必要になるなど、思わぬギャップを感じる可能性もあります。
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聞いていた雇用条件と違った
「募集要項や求人サイトの掲載内容と実際の雇用条件が違った」というケースもあるようです。事前に知らされていた給与や休日、夜勤日数と実際の条件に差がある場合、事業所への不信感が生じ、転職が失敗したと思っても無理はありません。
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仕事を教えてもらえなかった
入職したばかりなのに仕事を教えてもらえず、転職に失敗したと感じることもあります。介護職の実務経験があっても、施設によって仕事内容や1日の流れは異なるので、最初から業務をこなすのは難しいでしょう。それにもかかわらず、ベテランの職員や先輩に仕事を教えてもらえず、つらいと感じる人もいるようです。
どのような仕事をすれば良いのか分からないままだと、モチベーションを保つのが難しいことも。教育体制の整っていない環境に不満を抱き、退職を考える介護職の方は少なくありません。
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労働環境が悪かった
「残業が多く休みが取れない」といった労働環境の悪さも、転職の失敗事例として挙げられます。介護業界は人手不足の傾向にあるため、なかには一人あたりの労働時間が長かったり、指定された日数分の休日を取れなかったりする施設もあるようです。
勤務時間や働き方に対する希望を相談しても改善されない場合は、退職を余儀なくされてしまうことも考えられます。
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体を痛めてしまった
介護度が高い利用者さんの多い施設に転職したり、人員不足の施設に転職したりすると、「今までより介護の負担が大きい」と感じることがあります。最初は少し痛めただけだからと我慢できても、そのまま無理をすると疲れや痛みが蓄積して、長くは仕事を続けられなくなってしまうおそれがあるでしょう。
介護職の経験がある人でも、自分の体力と任される業務量が合わないと、仕事を続けるのが難しい場合があります。
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施設の方針に納得がいかなかった
自分の介護観と施設の方針が食い違っていることも、転職失敗のよくあるパターンです。たとえば、利用者さん一人ひとりに向き合った介護をしたいと思っている人が、効率を重視して介護を行う施設の方針になじむのは難しいでしょう。
施設の考え方と自分の価値観が合わないと、長く働き続けることが難しく退職に至ることも少なくないようです。
精神的につらかった
精神的につらいと感じる背景は、残業などの労働条件だけではありません。先輩や上司との人間関係がうまくいかないことや、施設の考え方と自分の意見が食い違ってしまうことなど、さまざまな原因が考えられるでしょう。また、利用者さんとうまくコミュニケーションが取れなかったり、クレームを受けたりして、ストレスを感じてしまうこともあるようです。
仕事が大変でも、人間関係が良い職場や相談相手がいる職場なら、周囲と話すことで気分転換できます。しかし、相談できる人がいない場合、仕事のストレスを一人で抱え込むことになり、精神的にきついと感じてしまうようです。
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労働やスキルに対して給与が低かった
労働やスキルに対して給与が見合わないと感じると、働くモチベーションの低下につながります。資格取得しても給与アップが見込めない職場や、昇進・昇給のチャンスが少ない職場では、目標を持って働くのが難しいでしょう。また、なかには違法なサービス残業が常態化しているなど、問題を抱えている職場もあるようです。
給与に関しては「介護職の給料はいくら?平均給与額や年収アップ方法、処遇改善の状況を解説」の記事で解説しているので、気になる方はあわせてチェックしてみてください。
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介護の転職で失敗する5つの理由
転職で失敗する理由を知ることで、どのようなことに気をつけて転職活動を行えば良いかが見えてきます。これから再び転職を考えている方も、初めて転職する方も、ありがちな失敗の理由を押さえておきましょう。
1.施設の比較をしていない
まず1つ目の失敗の理由は、施設の比較をしていないことです。よく調べずに内定をもらった一社で入社を決めてしまうと、転職後に「もっと良い条件の職場があったのに…」と後悔することになりかねません。
施設の比較をしない背景によくあるのは、なるべく早く転職したいという焦りです。早く転職することを優先し過ぎると、自分に合った職場を見逃し、入職後にギャップを感じるリスクが上がってしまうので気をつけてくださいね。
2.転職先に求める条件を明確にしていない
介護職が転職に失敗する2つ目の理由は、転職先に求める条件を明確にしていないことです。転職するうえで、どのような条件を最優先するのかという軸をしっかりと決めておかないと、自分に合った職場を選べません。
たとえば、家族との時間をつくることを最優先に考えるのか、給料面を最優先に考えるのかで、転職先の選び方は変わってきます。介護職は、施設・事業所の種類によっても働き方が異なるので、職場や働き方の希望を事前に考えておくことが大切です。
3.給与額だけにこだわっている
3つ目は、給与額だけにこだわっていることによる失敗です。仕事をするにあたって、給与のことを考えること自体は当然のことといえます。同じ時間働くのであれば、給与が高いところを選びたくなるのも自然なこと。しかし、給与面だけにこだわると、転職後に後悔する可能性があります。
給与が極端に高い職場は、介護職一人あたりの負担が大きく、現場の状況が過酷な可能性も。離職率が高く職員の確保を急ぐ施設は、一般的な水準よりも高い給与を設定することがあるようです。人手不足が深刻で新人教育をする余裕がない施設では、「いつまで経っても仕事を覚えられない」といった不安を感じてしまうでしょう。
4.特に介護職に就きたいわけではない
4つ目は、「特に介護職に就きたいわけではない」という気持ちから起きる問題です。「介護職に就きたい」という強い意思がある場合と、「まぁ介護職で良いか」と妥協して職を選ぶ場合では、仕事に対する積極性や忍耐力に大きな差が現れるでしょう。
介護職は、身体的なサポートはもちろん、精神的にも利用者さんを支える役割があります。誰かの役に立ちたいという思いや、臨機応変に対応するスキルがなければ、長く仕事を続けるのは難しいでしょう。介護業界での転職に成功させるには、仕事への意欲も重要な条件といえます。
5.自宅から近い場所だけで探している
5つ目は、自宅から近い場所だけで転職先を探したことにより、転職失敗と感じるパターンです。家族の生活リズムや通勤の利便性を考えると、「職場は自宅から近いほうが良い」と思う方は多いでしょう。しかし、地域を絞るとそれだけ応募できる施設が限られ、自分に合った施設を見落とす可能性が出てきます。
勤務場所が一番優先したい条件でなければ、特定の地域に限定せず興味が持てる事業所をチェックするのが良いでしょう。
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介護の転職は怖くない!成功のためにできる対策
「転職で失敗するのが怖い」という気持ちは多くの人が持っているものです。しかし、事前に準備をして正しい手順で転職活動を進めれば、納得できる転職が叶います。
ここからは、介護の転職で失敗しないための対策を紹介するので、転職に一歩踏み出したい方はぜひ参考にしてくださいね。
介護職として経験と実績を積む
介護業界で働き始めて間もない場合は、しばらく今の職場で経験を積む選択肢があります。経験や実績があると評価されやすく、自分が転職したい施設に採用される可能性が高まるでしょう。今の職場をすぐに辞めたい事情がなければ、しばらく経験を積んでアピールできるスキルを増やすのがおすすめです。
もし経験の浅い状態で転職する場合は、「未経験者歓迎」などの記載がある求人を選ぶと良いでしょう。未経験者を歓迎している施設は、即戦力の人材を求める施設と比べ、ポテンシャルを評価する傾向があります。
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業務に役立つ資格を取得する
介護業界の転職でスキルをアピールするには、資格を取得しておくのも有効な手段の一つです。たとえば、介護未経験や無資格の方は、「介護職員初任者研修」や「介護福祉士実務者研修」を取得すると、介護業務などにスキルを活かせます。介護の経験がある方は、介護福祉士の取得を目指すのも良いでしょう。
また、自動車の運転免許があれば、利用者さんの送迎や買い物をする場合に役立ちます。事務の業務がある場合は、パソコンスキルや経理のスキルを証明する資格があれば評価につながるでしょう。
資格を取得していると、資格手当の対象となつなど、無資格の人に比べて待遇が良くなることも期待できます。資格は自身のキャリアアップにつながるため、余裕があれば転職活動の前に取得しておくのがおすすめです。
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レバウェル介護の資格スクール自分の希望を明確にする
転職を成功させるには、自分の希望を明確にしておくことも大切です。自分の希望は、転職先に求める条件と言い換えられます。
たとえば、給与面を最重視するのか、それとも職場の雰囲気や施設の方針を最優先するのかによって、転職先の選び方は大きく変わってくるでしょう。自分なりに軸をきちんと固めておくことで、入職後のミスマッチが防げます。
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退職前に転職先を決めておく
気持ちに余裕を持って転職するためには、退職前に転職活動を始めるのがおすすめです。転職先が決まっていない状態で退職してしまうと、経済的に生活が苦しくなる可能性があります。経済的に逼迫すると焦りから、納得のいかない転職先を選ぶリスクが出てくるでしょう。
時間をかけて転職活動を行いたい場合は、在職中に内定を獲得して転職先を決めておくのが賢明です。
転職活動のスケジュールについては、「介護業界の転職活動のスケジュール!内定までの期間や退職時期について解説」の記事で紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
情報収集をする
転職活動の際は、応募する事業所の情報収集を行いましょう。求人票に記載された条件はもちろん、事業所の公式Webサイトや口コミ情報なども確認し、できる限りの情報を集めます。事業所の理念や働き方を知らずに転職先を決めてしまうと、入職後のギャップに悩む可能性が高まるため、情報収集は時間をかけて行うのがポイントです。
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施設の条件を比較検討する
求人情報の募集要項や待遇などを見るときは、ほかの施設と比べて満足できる内容か比較検討を行いましょう。同じ形態の施設でも、職場によって資格手当の有無や残業時間、研修制度などが異なります。複数の施設を比較して、自身の希望条件を多く満たす職場を探すことで、入職後のミスマッチを防げるでしょう。
また、介護施設の見学を行うことで、職場の雰囲気やケアの方針が分かります。職場見学については、「就職前に介護施設の見学をする目的とは?メリットやチェック項目もご紹介」の記事で解説しているので、興味がある方はご一読ください。
前向きに転職したほうが良いパターン
ここでは、転職するかどうかを迷う方に向けて、転職を決断するための基準をお伝えします。前向きに転職を考えたほうが良いパターンをご紹介するので、ぜひ参考にしてください。
施設が労働基準法を守っていない
施設が労働基準法を守っておらず、改善の兆しが見られない場合は、なるべく早く転職したほうが良いでしょう。よくある違反の例は、「休憩がない」「サービス残業が常態化している」などです。また、健康に問題が出るほど夜勤シフトが多い施設にも問題があります。
労働環境が著しく悪い施設で働き続けると、心身に悪影響が出てしまうリスクがあるので、転職して環境を変えたほうが良いかもしれません。
教育体制が整っていない
教育体制が整っていない施設や上司や先輩が何も教えてくれない職場も、転職を検討して良いパターンに当てはまります。介護業界でキャリアアップするなら、新人へのサポートがある職場に転職してスキルを磨くのが良いでしょう。
何度聞いてもアドバイスをもらえない職場や、新人に教える気がない職場では、いつまで経っても成長できません。誰かの指導を受けないまま介護を行うと、精神的な負担も大きいでしょう。教育制度が整っていない施設は、職員を大切にしていないとも考えられます。
働き始めたら入社前に示された雇用条件と違った
求人票や面接で伝えられた条件と実際の雇用条件が違った場合、相談して対応してもらえなければ、転職活動を始めたほうが良いかもしれません。雇用契約を結ぶ際は、改めて自身が納得して働ける条件か確認することが大切です。
賃金や休暇、仕事内容などの条件に関しては、内定後に渡される労働条件通知書などに記載されています。ミスマッチを防ぐには、入職前に求人票などの内容と実際の雇用条件に相違がないか確認することが必要です。問題があると感じる場合は、内定を辞退しても良いでしょう。
今の職場に満足していますか?
介護の転職が怖いと感じる方によくある質問
ここでは、介護の転職に対して不安を感じている方によくある質問をまとめました。「初めての介護職で仕事を覚えられるか不安…」「新人イビリに遭ったらどうすれば良い?」など、気になる方はチェックしてみましょう。
介護職未経験で仕事を覚えられないのではと不安です…
介護職未経験からスタートする際は、仕事を覚えるまで不安を感じやすいものです。3ヶ月ほど経てば職場にも業務にも慣れてくる傾向があるので、最初はあまりスキルを気にし過ぎないようにしましょう。また、一度に多くのことを覚えるのは難しいので、「利用者さんの名前→業務の流れと詳細→介護スキル」というように優先順位をつけ、順を追って覚えるのがおすすめです。
詳しくは、「介護職に40代未経験で転職!「仕事を覚えられない」ときの対処法とは」の記事で解説しています。
介護職の新人イビリに遭ったらどうすれば良い?
もしも、介護業界で転職して新人イビリに遭った場合は、どのような内容だったか証拠を集めつつ、上司に相談しましょう。場合によっては、部署移動など適切に対応してくれる可能性があります。介護職に新人イビリが多いことはないので、入職前から身構える必要はないですが、心配な場合は対処法を知っておくと良いでしょう。
新人イビリへの対処法が知りたい方は、「介護職の新人イビリが起こる理由は?いじめの対処法や転職先の選び方を解説」の記事も参考にしてみてくださいね。
まとめ
介護業界での転職活動が初めての人や、一度転職に失敗している人は、「転職が怖い」と思うかもしれません。転職失敗例として、「人間関係が悪かった」「思っていた仕事と違った」「聞いていた雇用条件と違った」などが挙げられます。
入社後のミスマッチが起きてしまう原因は、施設の比較を十分に行えていないことです。また、.転職先に求める条件を明確にしていなかったり、給与額だけにこだわっていたりといった理由も考えられます。
自分が求める条件を明らかにしたり、応募先について事前によく調べたりすることで、転職を成功させられるでしょう。
一人での転職活動が怖い方は、求人提案や選考対策、事業所との交渉などのサービスを提供している転職エージェントを活用するのがおすすめです。介護業界の転職に特化したレバウェル介護(旧 きらケア)では、一人ひとりの希望をヒアリングしたうえで、その方に合った求人を提案しています。
応募前に職場の雰囲気を含めた詳しい情報をお伝えできるので、入職後にミスマッチが起こるリスクを減らせるでしょう。転職するか迷っている方も、一度レバウェル介護(旧 きらケア)のキャリアアドバイザーに相談してみませんか?
今の職場に満足していますか?
執筆者

「レバウェル介護」編集部
お役立ち情報制作チーム
介護職専門の転職支援サービス「レバウェル介護」が運営するメディア。現役の介護職とこれから介護職を目指す方に寄り添い、仕事や転職の悩み・疑問を解決する記事を制作している。これまでに公開した記事は1400記事(※)以上。制作チームには介護福祉士ライターも在籍し、経験をもとにリアルな情報をお届け。資格や介護技術など、スキルアップにつながる情報も発信中!(※)2023年10月時点



