ケアマネの転職失敗でノイローゼ?自分に合った職場を見つける方法

転職ノウハウ 2022年12月21日
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ナース・新緑

介護職からケアマネを目指す人は多くいますが、理想との食い違いから転職を後悔する人もいるようです。ケアマネの転職でよくある失敗パターンは、「思ったより給与が上がらなかった」「介護職との兼務が大変だった」といったもの。
このコラムでは、転職失敗を防ぐための方法をご提案していきます。入職後のミスマッチを防ぐには、事前にどのようなことを確認すれば良いのでしょうか?

ケアマネージャーとは?必要な資格や給料などについてわかりやすく解説!

目次

ケアマネの転職失敗でノイローゼに?

ケアマネは、ご利用者が介護サービスを利用するのに必要なケアプランをつくる仕事で、介護職から目指す人が多い職種です。しかし、中にはケアマネへの転職に失敗して、ノイローゼのようになってしまう人もいるそう。
ここでは、ケアマネの転職失敗を防ぐために、具体的な失敗事例と予防策をご紹介します。すでに転職に失敗しているという人も、次の転職のヒントになる内容になっているので、ぜひご覧くださいね。

介護職時代より給与が下がった

介護職からケアマネになって給与アップを期待したが、実際にケアマネになったら給与が下がったという失敗です。

転職失敗の原因と対策

介護業界は経験年数が給与額を左右する傾向があり、ケアマネになりたてのタイミングでは介護職のときより給与がダウンする可能性があります。また、介護職は夜勤手当がある分給与が高いということも。
ケアマネとして給与アップを目指すには、経験年数を重ねてスキルを伸ばしたり、今より基本給の高い職場に転職したりしましょう。
求人には「○○円以上」と最低額のみが記載されていることも多いので、面接時に手当の種類や条件を確認することが大事です。また、特定事業所加算がつく事業所は、介護報酬が増えた分を職員の給与に反映することがあるので、施設選びの参考にしてみてください。

介護との兼務がきつかった

介護とケアマネの兼務が体力・時間的にきつく、思ったようにケアマネとしての仕事ができないのもよくある失敗パターンの一つ。施設によっては、日中は介護の仕事を行い、夜になって残業としてケアプランや書類作成を行うことも。
介護職との兼務には、ご利用者と間近に触れ合って様子を確認できる良さがありますが、仕事量が増えると負担になってしまいます。

転職失敗の原因と対策

介護業界は人手不足の施設が多く、ケアマネが介護職を兼任することがよくあります。兼務の負担が大きい人は、「ケアプランを作成するのに十分な時間が欲しい」などと上司に話し、業務範囲の再検討を依頼してみましょう。
ケアマネ専任で働きたい希望が強く、今の職場で実現が難しい場合は、兼務のない職場への転職が賢明です。転職後のミスマッチを避ける対策としては、面接時に介護職との兼務があるかどうか、ある場合は兼務の比率がどのくらいかを確認するのがポイント。ケアマネ専任で働きたい場合は、面接の時点で伝えましょう。

デスクワークが苦手だった

ケアマネはケアプランや要介護認定申請書など書類作成が多い仕事で、介護職と比べるとデスクワークの時間が増えます。パソコン操作に慣れている人はデスクワークの抵抗感が少ないと思いますが、体を動かすのが好きな人や立ちっぱなしの仕事に慣れている人は、デスクワークをストレスに感じることがあるようです。

転職失敗の原因と対策

ケアマネの仕事内容を事前にイメージしていなかったことが、転職失敗の原因です。パソコン操作が苦手な人は、タイピングを練習したり、「MOS(マイクロソフトオフィススペシャリスト)」などの資格取得したりしてスキルを磨きましょう。パソコンスキルは慣れや練習でアップするので、最初は苦手でも落ち込まなくて大丈夫ですよ。
机に座って仕事をすること自体が苦手な場合は、介護職との兼務を希望したり、兼務できる職場に転職したりする道があります。

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ケアマネのよくある転職失敗の原因

ここでは、ケアマネの転職に失敗してしまう根本的な理由をいくつか挙げていきます。

自己分析が不足している

自己分析とは、自分の過去の経験から、自分の性格や長所・短所、価値観などの要素を分析し、どんな仕事に適性があるかを考える作業のことです。
自己分析がしっかりできていないと、転職してから「やっぱりこの仕事には向いていなかった」「この仕事では自分の長所が活かせない…」と分かり、後悔することに。また、自分の価値観を把握していないと、理念や方針に共感できない施設に転職する可能性も出てきます。

施設のリサーチが不足している

施設について何も調べずに転職を決めると、入職後にミスマッチが起こりやすくなります。「大規模な施設だから安定していそう」「知名度が高い施設だから良さそう」といったイメージだけで転職先を決めるのは危険です。たとえ有名な施設でも、自分に合わなければ働きづらく、早期離職の可能性が高まります。

自分に合った施設形態を考えていない

介護施設・事業所には、特別養護老人ホーム・グループホーム・訪問介護事業所などさまざまな形態があり、勤め先によってご利用者の傾向や職員の働き方が異なります。たとえば、施設内で働くケアマネは、施設内で開催するイベントの準備をするなど、ケアマネ業務以外の仕事を任されることがあります。居宅介護支援事業所で働くケアマネはご利用者の自宅を訪ねるので、仕事中に移動時間が発生するのが特徴です。
このように、ケアマネの働き方はさまざまなので、自分が希望する働き方と転職先の施設・事業所での働き方が合っていないと、転職に失敗したと感じてしまいます。

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転職に失敗したと思ったら?

ケアマネの転職に失敗したと思ったら、次にとるべき行動は何でしょうか?ここでは、転職に失敗した人が選べる具体的な案をご紹介していきます。

介護職に戻る

介護職員からケアマネになった人は、もう1度介護職員として働く選択があります。しばらくケアマネをして、「ケアマネより現場の介護が合っている」と感じたら、介護職に転換できないか職場に打診してみましょう。
ケアマネを目指す中で身に付けた知識や視点は、介護職員としても活かせるはずです。介護の仕事に戻るとしても、一度ケアマネとして得た経験は無駄にはなりません。

今の職場で異動を申し出る

人間関係のトラブルなどで仕事を辞めたい場合、部署異動で悩みが解消する可能性があります。転職に踏み出すほどではないなら、上司に異動を申し出るなど、まずは今の職場でできることを試してみましょう。

ケアマネとして再び転職する

ケアマネの仕事は続けたいと思っていても現在の職場に不満がある場合、ほかの施設のケアマネ求人を探す道があります。その場合は、これからご紹介する「ケアマネの転職に失敗しない方法」を参考に、次こそ転職を成功させましょう。

ケアマネの転職に失敗しない方法

ケアマネの転職を成功させるには、入職後の働き方を具体的にイメージすることや、自分が希望する働き方を明確にすることが大切です。

プライベートとの両立を考える

特に、子育て中でライフスタイルを重視したい方などは、仕事だけではなく、プライベートの過ごし方を考えることも大切です。実現したいライフスタイルをイメージすることで、休日数や残業時間がどのくらいの職場が良いのか、自分が納得して働ける基準が見えてきます。

求める条件を明確にする

自分がケアマネの仕事に何を求めているのか、転職で何を叶えたいのかを明確にしましょう。たとえば、給与よりもやりがいを重視するなら、自分の価値観と合った理念の施設を選ぶことが転職活動の軸となります。
すべてにおいて好条件が揃う職場はなかなかないので、譲れない条件をピックアップしたうえで求人を探すと良いでしょう。

施設の教育制度を確認する

初めてケアマネとして働く人には、教育制度が整った職場がおすすめです。規模が小さく先輩ケアマネがいない職場では、分からないことがあっても相談できる相手が見つかりにくく、仕事を覚えるのに時間がかかります。
先輩ケアマネがいる職場や、研修制度がある職場なら、職場のルールを覚えるのに苦労したり、初歩的なミスでご利用者を困らせてしまったりすることを防げるでしょう。

業務内容・勤務体制を確認する

「ケアマネに専念したい」「介護職と兼務したい」などのこだわりがある場合は、業務範囲をしっかり確認することが大切です。介護業界は施設によって夜勤の有無が異なるので、勤務体制も事前に必ず確認します。

疑問点は入職前に解消する

給与や休日、業務内容などに気になる点がある場合は、面接で疑問を解消しましょう。給与や休日について聞きにくい気持ちも分かりますが、不明点を残したまま転職すると、入職後に「思っていた条件と違った!」という事態になってしまいます。

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突然辞めるのは良くない?退職のタイミング

これから転職をする方に向けて、退職を切り出すタイミングや退職理由の伝え方をご紹介します。

1~3ヶ月目に上司に退職意思を伝える

退職を希望する日の1~3ヶ月前に、直属の上司に退職意思を伝えましょう。退職意思を表明するタイミングは就業規則に定められているので、詳しくはご自身の職場のルールに従ってください。

退職の話をするときは、「今後についてお話したいことがあります」などと切り出し、上司と2人で話せる時間をつくりましょう。上司が忙しそうな場合は、メールでアポをとってもOKです。

退職理由の伝え方

退職を決意するきっかけは職場への不満であることが多いですが、退職理由を聞かれたときに愚痴や不満を言うのはやめましょう。職場に残る人の気持ちを考えて、職場に伝えるのはあくまで個人的な理由にとどめるのがポイントです。

引き止められたらどうする?

曖昧な態度は避けて、退職の決意が固いことをはっきりと示しましょう。「お世話になったのですが…」といった感謝の言葉を交えながらも、しっかりと自分の気持ちを伝えてください。

退職日を決める

退職が受け入れられたら、上司と相談して退職日を決めます。会社によっては、退職願の作成を指示されることもあるので、職場のルールに従ってください。

業務の引き継ぎを行う

退職までの期間は、自分が担当していた業務の引き継ぎを行います。まずは担当業務をリストアップし、それぞれの業務の詳しいやり方を資料にまとめましょう。資料をつくる際は、誰が見ても理解できる内容にすることが重要です。後任者がいる場合は、口頭で説明する機会を設けることも忘れずに。業務のやり方だけではなく、「困ったら○○さんに相談する」などの役立つ情報も伝えられるとベターです。

退職時に返却するもの・受け取るもの

退職の際は、以下のものを会社に返却します。

【返却するもの】

  • 健康保険被保険者証
  • 社員証
  • 通勤定期
  • 名刺
  • 会社支給の備品

また、以下のものを会社から受け取りましょう。

【受け取るもの】

  • 雇用保険被保険者証
  • 年金手帳
  • 源泉徴収票
  • 離職票

年金手帳は会社が預かっていた場合に受け取ります。離職票は失業保険の申請に必要な書類で、退職後2週間以内に郵送されてくるのが一般的です。失業保険を希望する方で2週間経っても届かない場合は、職場に連絡してくださいね。

居宅ケアマネは大変?仕事内容や資格の知識

最後に、これからケアマネを目指す方に役立つ情報として、ケアマネの仕事内容と必要な資格を解説します。ケアマネへの転職を考えている方は、ぜひ内容をご確認ください。

ケアマネの仕事内容

ケアマネの主な仕事はケアプランの作成です。ケアプランとは、介護保険サービスを利用するのに必要な「介護計画書」のこと。ケアマネはご利用者の状況や希望に応じて、どのような介護サービスが必要かを考え、ケアプランにまとめます。

介護サービスを利用する際は、市町村による「要介護認定」が必要ですが、このときケアマネが市町村から委託されて、本人や家族への聞き取り調査を行うことがあります。
ほかには、介護サービス事業者が国民健康保険団体連合会に介護給付費(利用者の負担分を除くサービス費用)を請求する際に提出する「給付管理票」を作成するのも、ケアマネの仕事です。

居宅ケアマネと施設ケアマネ

ケアマネの働き方には、「居宅ケアマネ」と「施設ケアマネ」の2種類があります。
居宅ケアマネは、訪問介護事業所などに所属し、自宅で介護サービスを受けるご利用者への支援を行う仕事。一方、施設ケアマネは老人ホームなどの施設に所属し、施設内で介護サービスを受けるご利用者のケアプランを作成します。

居宅ケアマネ・施設ケアマネそれぞれの特徴

居宅ケアマネはご利用者の自宅を訪問したり、各施設の担当者との打ち合せに出かけたりするなど単独で行動することが多いのが特徴です。スケジュールを自分で調整できるなど、自分の裁量で動ける範囲が広いのは居宅ケアマネならではといえます。
施設ケアマネは、施設のスケジュールの中で勤務するのが特徴で、ご利用者の日常の様子を見ながらケアプランを作成できる良さがあるでしょう。
ケアプランの受け持ち件数でいうと、居宅ケアマネは35件程度で、施設ケアマネは100件ほどが目安です。施設ケアマネは担当するご利用者が同じ施設内にいるため、居宅ケアマネより担当件数が多くなります。

ケアマネの資格

ケアマネになるには、「介護支援専門員実務研修受講試験」に合格したうえで、「介護支援専門員実務研修」を修了しなければなりません。さらにその後、「介護支援専門員資格登録簿」に登録することで、「介護支援専門員証」を交付され、ケアマネとして業務をスタートできます。

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ケアマネの転職失敗に関する質問

ここでは、ケアマネの転職失敗に関する質問に回答します。

ケアマネに未経験で転職するのは厳しいですか?

ケアマネ業務未経験で正社員として転職するには、一定の厳しさがあります。理由としては、介護施設などではもともと多くのケアマネを必要としていないためです。たとえば、施設ケアマネの人員配置基準は、利用者さん100人に対し1人以上となっています。そのため、新人ケアマネの正社員としての求人は少なく、採用も厳しい傾向にあるのが現状です。ケアマネが1人の場合には即戦力が求められることも、未経験者の転職が厳しいものとなる要因でしょう。

ケアマネを辞めたくなる理由は?

ケアマネを辞めたくなる理由には、介護職として働いていたときよりも給料が下がってしまったというケースがあります。介護業界は経験年数が給与に大きく影響するため、ケアマネに転職して間もないときには介護職時代より給料がダウンする可能性もあるでしょう。ケアマネと介護職を兼務している場合に、体力的なきつさなどからケアマネを辞めたくなることもあるようです。詳しくは「ケアマネの転職失敗でノイローゼに?」で解説しているので、転職を考えている方はぜひご一読ください。

まとめ

ケアマネが転職に失敗する原因には、施設のリサーチ不足や、自分に合った施設形態を考慮していない、といったことが挙げられます。転職を成功させるには、自分が求める条件を明確にしたうえで、業務内容や勤務体制を面接で確認することが大切です。
もし、今の職場を退職する場合は、退職希望日の1~3ヶ月前に上司に退職の意思を伝え、引き継ぎなどの準備を始めましょう。
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