介護施設の種類いろいろ☆あなたはどこで働く?

仕事 2016/07/08
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介護施設には非常に多くの種類がありますが、施設ごとにどんな違いがあるのかご存じですか?
ここでは、介護施設のうち、代表的な入居施設にフォーカスして、特徴や仕事内容などを解説します!


公的施設はこの3つ!介護保険施設


終身利用が可能!特別養護老人ホーム


通称は「特養」。自宅での生活や在宅介護が難しい65歳以上の方を対象に、食事・排泄・入浴・就寝・健康管理などの日常生活の介護を提供します。
他の介護保険施設と違い、終身利用が可能であることが大きな特徴。ただし、病気などで専門的な医療ケアが必要になった方は病院に転院することになります。
介護保険法で定められた「介護老人福祉施設」の指定を受けられるのはこの特養だけであることから、介護老人福祉施設=特別養護老人ホームと考えていいでしょう。ショートステイやデイサービスを併設した施設も多くなっています。
2005年の介護報酬改定により、入居が要介護3以上の方に限定されたため、要介護度の高い方が多くなっています。定員100名以上という施設も珍しくなく、規模が大きい施設形態です。

◆この施設で働くと?◆
要介護度が高く長期入居者が多いため、長期的に介護技術の向上が図れます。定員が多いことから職員数も多く、経験豊かなスタッフから学べる機会もあるでしょう。看護師が常駐しているので、医療面での不安もありません。

自宅復帰を目指す!介護老人保健施設


「老健」とも呼ばれるこの施設は、自宅復帰を前提としていることが特徴です。入院の必要はなくなったものの、自宅での生活は難しいという方が入居し、機能回復訓練やリハビリを行ないます。
このため、特養と比べて医療面の体制が厚く敷かれています。特養には看護師が常駐していますが、老健では看護師に加え医師も常駐。リハビリに当たる理学療法士、作業療法士、言語聴覚士の数も多く、介護士を含めてさまざまな職種のスタッフが在籍する施設です。
前述のとおり長期入居はできない決まりになっていますが、近年は「退所までの間に自宅で介護できる環境が作れない」などの理由で入居が長期化してしまうケースが見られます。

◆この施設で働くと?◆
医療とリハビリの専門スタッフが在籍しているため、生活介護だけではない多角的なケアを実践することができます。また、自宅復帰という目標があることから、「歩けるようになった」「食べられるようになった」という自立の喜びが実感できる施設です。

医療体制が万全!介護療養型医療施設


介護療養型医療施設は、その名の通り介護と医療の両面からのケアを提供する施設。「介護療養病床」と言われることもあります。病状が安定期にあり、かつ介護が必要な状態の方が対象。老健よりもさらに医師・看護師の配置が手厚く、病院のような特徴を持つ施設です。
2006年の介護報酬改定により制度廃止の動きがありましたが、他施設への移行が進んでいないため、完全に廃止されるのはもう少し先のことになりそうです。

◆この施設で働くと?◆
医療ケアは医師や看護師が行なうため、専門的な医療を現場で目にすることができます。業務では医療との連携が大切。看護師の補助を行なうことも多く、他の介護施設では得られない知識が身につくでしょう。特養以上に平均要介護度が高いので、介護スキルも鍛えられます。

民間運営で多彩なサービス♪有料老人ホーム


24時間介護を提供!介護付有料老人ホーム


実は、有料老人ホームの中で、常駐の介護職員が介護を提供しているのは介護付有料老人ホームだけ。介護士が働く有料老人ホームは、この介護付有料老人ホームがほとんどでしょう。「介護付」という名称がついた施設は、都道府県から「特定施設入居者生活介護」の事業者指定を受けています。「3:1」などの人員基準があるのも介護付だけで、住宅型や健康型にはそういった基準は特に設けられていません。
サービス内容は、施設によってさまざま。入居条件も、要介護の方だけが入れる「介護専用型」か、要支援の方も入居できる「混合型」かによって違います。その他、施設によって医療ケアの要・不要などで条件を設けていることもあるので、どんな入居者の方がいるのか、どんな設備があるのかは施設ごとに確認が必要です。

◆この施設で働くと?◆
運営母体が民間の企業なので、全国規模の事業者も珍しくありません。そのため、入居者の方向けのサービスだけでなく、スタッフをバックアップする体制もしっかり整備されていることが多いようです。研修や資格取得支援などの教育体制、昇給や昇格などのキャリアパスなどが明確に提示されるので、将来のビジョンが描きやすいと言えるでしょう。

必要に応じて居宅介護サービスを利用!住宅型有料老人ホーム


介護付についでよく目にする住宅型有料老人ホーム。ここでは、常駐のスタッフが介護を提供することはありません。介護サービスが必要な方には、各自で訪問介護やデイサービスを利用していただくことになります。ただし、住宅型有料老人ホームを運営する事業者が、指定の訪問介護やデイサービスを提供していることも多くなっています。住宅型の施設で介護スタッフとして働く場合は、この訪問介護やデイサービスに所属し、住宅型の施設に入居している方へ向けたサービスを行なうことになるでしょう。

自立の方が生活を楽しむ!健康型有料老人ホーム


健康型有料老人ホームは、健康な方が入居し、食事などの生活サービスを受けながら暮らす施設。図書室やスポーツジム、天然温泉など設備が充実していることが大きな特徴です。リゾート地に立地している施設もあり、後ほどご紹介するサービス付き高齢者向け住宅よりも豊かな生活環境が整っていることが多い形態です。自立した生活が送れることが入居条件であるため、介護が必要になった場合は退去を求められます。
健康型の施設は数が少なく、介護型が3,308件、住宅型5,100件に対して健康型はわずか16件。介護が必要な高齢者が増えている現在は、あまり需要がないようです。

認知症の方々の共同生活の場、グループホーム


介護施設であるグループホームは、正式に言うと「認知症高齢者グループホーム」。介護保険が定める「認知症対応型共同生活介護」に当たります。
認知症の方が共同生活を行なう場であるこの施設の特徴は、生活の単位としてユニット制を取っていること。1ユニットの人数は5~9人と決められています。定員は2~3ユニット程度の施設が多く、他の施設形態に比べ少人数で家庭的な雰囲気を持ちます。

◆この施設で働くと?◆
グループホームでの介護は、共同生活のお手伝い、見守りといった側面が強くなっています。できることはなるべく入居者の方にしていただくという方針の施設が多いので、介護士はそのフォローに回ります。掃除、洗濯、食事の準備などを入居者の方と一緒に行なう際には、介護士にも家事のスキルが必要です。

家での生活が困難になった方に…ケアハウス


ケアハウスは、軽費老人ホームのひとつ。介護に当たれる家族がいない方、身寄りがない方などを受け入れるために、国や自治体が整備している施設です。公費が使われているため、費用が低く抑えられています。
自立の方も入居できる「一般型」と、要介護の入居条件がある「介護型」があり、どちらのタイプかによって介護スタッフの仕事内容は変わってきます。
養護老人ホームも、ケアハウスと同様に自宅で生活が難しい方を受け入れる施設ですが、養護老人ホームは市町村が入所の「措置」を行なうという点に違いがあります。

シニア世代が住みやすいマンション☆高齢者向け住宅


サービス付き高齢者向け住宅


サービス付き高齢者向け住宅は、バリアフリーに対応し、介護・医療と連携を取った賃貸住宅。「サ高住」「サ付き住宅」などと略されることもあります。介護は基本的に行ないませんが、別途介護サービスが用意されている場合もあります。
かつて存在した高齢者専用賃貸住宅(高専賃)、高齢者向け有料賃貸住宅(高優賃)は、2011年にできたサ高住に廃止統合されています。

シニア向け分譲マンション


通常の分譲マンションに、シニアが暮らしやすい設備やサービスを付加した住宅です。見守りサービスなどが充実していますが、こちらも通常は介護を提供することはありません。


いかがでしたか?介護サービスには、ここでご紹介した入居施設のほかに通所や訪問、宿泊など多彩な種類があります。
施設の種類ごとの違いを知って、自分に合った施設を見つけたいですね♪

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