特養で働くメリットとは?活躍する職種や平均給与額についても解説

仕事 2020/07/28
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介護施設の部屋のイメージ

在宅生活が困難になった要介護3以上のご高齢者を入居対象としている特養。
このコラムでは、特養で働くメリット・仕事内容・活躍する職種を詳しくご紹介します。
施設形態別・資格別の平均給与額の違いについても解説。また、特養で働くうえで役立つ資格や向いている人の特徴についてもまとめました。
特養での働き方が気になっている方はぜひご一読ください。

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【目次】


特養で働くメリットとは
特養の仕事内容
特養で活躍する職種
【施設形態別】特養との働き方の違い
特養の平均給与額
特養で役立つ資格
特養に向いている人
まとめ

特養で働くメリットとは


特養で働くと、どのようなメリットを得られるのでしょうか?下記では、特養で働くメリットについてまとめました。

介護職としてのキャリアを積める


特養で働きながら知識と経験を身につければ、介護職として着実にキャリアを築けます。
特養は在宅生活が困難になった要介護3以上のご高齢者を対象としている施設です。介護度の高いご入居者に対し、長期的なケアに取り組めます。

身体介護に取り組む機会が多いので、どの介護現場に行っても通用する介護スキルを手に入れられるはずです。
ご入居者一人ひとりを的確にサポートすることで、自然と対応力が磨かれていくでしょう。

経験豊富な職員が在籍している


経験豊富な職員が多く在籍している施設なら、先輩方のケアを見て取り組み方を吸収できます
臨機応変にケアする先輩職員の姿から学習すれば、ご入居者の変化にいち早く気づけるようになるでしょう。
介護業界が初めての場合でも、サポート体制が充実していれば手順を理解していけるはずです。

給与や待遇が整えられている


特養は社会福祉法人や地方自治体が運営しているため、基盤がしっかりしています
民間企業と比較すると倒産リスクが低く、安定して働けるのが大きなメリットです。

収益も安定しているので、ほかの介護施設よりも給与が高い傾向にあります。
賞与や各種手当などの待遇が整えられているところも多いようです。
特養の給与に関しては、のちの項目で詳しく紹介するので参考にしてみてください。

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特養の仕事内容


特養における主な仕事は、ご入居者が生活するうえで必要な支援に取り組むこと。
ご入居者の食事・入浴・排泄を介助するほか、健康管理やレクリエーション、緊急時の対応なども行います。
ご入居者が安心して生活していけるよう、一人ひとりの心身状態に合わせたサポートをすることが大切です。

また、ご入居者だけでなく家族の方とも積極的にコミュニケーションを取ります。
家族の方にはご入居者の生活状況や必要な持ち物の連絡をするため、信頼関係の構築が求められるでしょう。

特養の1日の流れ


特養の1日の流れは以下のとおりです。ここでは、日勤と夜勤の2つの例をご紹介します。

介護職員・日勤の場合


09:00 出勤。夜勤からの申し送りで情報共有
10:00 入浴介助。入浴が困難な方は清拭
12:00 昼食。食事と服薬の介助
13:00 休憩
14:00 レクリエーションまたは機能訓練
15:00 おやつ。食後に口腔ケア
16:00 ご入居者とコミュニケーション
18:00 夕食。夜勤に申し送りをして退勤

介護職員・夜勤の場合


16:00 出勤。日勤から業務引き継ぎ
18:00 夕食。食事と服薬の介助
20:00 就寝介助
22:00 消灯。起床時間まで交代で見回り
23:00 見守りの合間に介護記録を作成
06:00 起床介助
07:00 朝食。食事と服薬の介助
09:00 日勤に申し送りをして退勤

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特養で活躍する職種


特養では介護職員以外にも、看護師や管理者、介護支援専門員などが活躍しています。
ここからは、特養で活躍する職種について詳しく解説します。

介護職員


介護職員は、身体介護や生活援助、レクリエーションなどを担当します。
勤務時間は早出・日勤・遅出・夜勤に分かれており、ローテーションでご入居者の生活を支援します。

無資格でも介護職として働けますが、資格があればより専門的な業務に取り組むことが可能です。介護業務に役立つ資格は、介護職員初任者研修や実務者研修、介護福祉士など。介護業界の経験が浅い方は、介護職員初任者研修の取得がおすすめです。

看護師


特養における看護師の業務は病院と異なり、健康管理がメイン。医療や看護の立場からご入居者の暮らしを支えます。
安全な支援を行うためにも、介護職員との連携が求められるようです。

看護師には夜勤の義務がないことが多いため、日勤を中心に働けます。
ただし、緊急時には迅速な対応が求められることを理解しておきましょう。

管理者


特養の管理や運営を行う職種です。
ご入居者に適切なサービス提供ができているか、職員の配置は最適か、収支に相違がないかなど、あらゆる分野の管理に努めます。

特養の管理者になるには、以下の資格要件を満たさなければなりません。
・社会福祉主事の要件を満たす者
・社会福祉事業に2年以上従事した者
・社会福祉施設長資格認定講習会を受講した者

介護支援専門員(ケアマネージャーまたはケアマネ)


ご入居者本人や家族の方の要望を聞き、ケアプランを作成します。一人ひとりのニーズを的確に理解し、プランに反映させる能力が必要です。
介護支援専門員は、介護職員や生活相談員と兼務する人も多いようです。

特養における介護支援専門員の仕事は、居宅と違って訪問による時間の差が発生しません。
ご入居者の定員が多いほど担当件数が増えるので、要望に沿った対応力が求められます。

生活相談員


生活相談員は、特養の窓口的役割を果たします。ご入居者や家族の方、入居希望者の福祉に関する相談に対応する職種です。
それぞれのニーズや解決すべき課題をヒアリングし、介護現場へ共有します。

生活相談員になるには、社会福祉士・精神保健福祉士・社会福祉主事任用などの資格が必要です。自治体によっては、介護福祉士や介護支援専門員としての実務経験があれば資格要件を満たす場合も。
このように生活相談員になるための要件が異なる場合があるので、地域の情報を必ず確認するようにしましょう。

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【施設形態別】特養との働き方の違い


特養とほかの介護施設には、どのような違いがあるのでしょうか?デイサービス・有料老人ホーム・介護老人保健施設に焦点をあて、各施設の働き方をご紹介します。

デイサービス


食事・入浴・レクリエーション・機能訓練などの幅広いサービスを日帰りで提供。送迎の専任スタッフがいない場合は介護職員が送迎を対応することがあります。
入居施設と比較すると要介護度の低いご利用者が多いため、職員の身体的な負担は少なめといえるでしょう。

ほとんどのデイサービスには夜勤がないので、生活リズムを整えながら勤務可能です。
固定の曜日や年末年始が休業になる施設も多く、メリハリをつけて働けるのがメリットとして挙げられます。

有料老人ホーム


有料老人ホームは介護付・住宅型・健康型に分かれており、種類によってご入居者の傾向が異なります。有料老人ホームで働くには、サービス内容に応じてご入居者との適切な距離感を保つことが大切
住宅型や健康型は自立している方が入居するため、介護経験が浅い方でも働きやすいはずです。

有料老人ホームは展開するサービスの種類が豊富なので、ご高齢者のニーズに沿った対応を実現できます。接遇やおもてなしの心が求められるので、コミュニケーション能力に磨きをかけられるでしょう。

介護老人保健施設


リハビリテーションを中心としたケアを行う施設です。ご高齢者の在宅復帰や自立を目指しているため、入所期間は原則3か月となっています。
ご入居者の入れ替わりが激しいので、ご高齢者と積極的にコミュニケーションを取りたい方に向いているでしょう。

介護老人保健施設では、医師や看護師、介護職員、機能訓練指導員などの幅広い職種が連携して働きます。
ご入居者が機能回復して退所されると、大きなやりがいを感じられるはずです。

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特養の平均給与額


厚生労働省の調査によると、特別養護老人ホーム(介護老人福祉施設)における介護職員の平均給与額は33万2260円です。

介護老人保健施設は31万7350円、デイサービスは 26万2900円となっています。
介護施設全体の平均は30万970円と計上されているため、特養の給料はほかの施設と比べても高いといえるでしょう。

資格別の平均給与額


特養における保有資格別の平均給与額は以下のとおりです。

介護福祉士:34万2230円
社会福祉士:37万1630円
介護支援専門員:38万2510円
実務者研修:31万5120円
介護職員初任者研修:31万6130円
無資格:28万8120円

この数値から、保有資格の専門性が高いほど平均給与も高くなっていることがわかります。

出典:厚生労働省「平成30年度介護従事者処遇状況等調査結果」(2020年7月22日)

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特養で役立つ資格



介護に関する資格を取得すれば、特養で働く際にも役立てられます。資格手当による給与アップも見込めるので、気になる資格があれば計画的な取得を目指しましょう。

介護福祉士


国家資格である介護福祉士を有していれば、介護のプロフェッショナルとして活躍できます。
特養は要介護度の高い方が入居しているため、幅広い知識や技術を有している介護福祉士の需要が高いはずです。
現場のリーダーとしてスタッフの指導もできるので、施設全体の介護サービスが質を上げられます。

介護福祉士の資格を手に入れるには、介護福祉士国家試験へ合格しなくてはなりません。
実務者研修の資格と3年以上の実務経験があれば、国家試験を受けられます。
近年の合格率は約60%~70%となっているため、きちんと受験対策すれば取得を目指せるはずです。

介護支援専門員


特養ではご入居者一人ひとりにケアプランを作成する必要があるので、介護支援専門員の資格を役立てられます。
介護職員に負担をかけず、ご入居者のその人らしさを引き出せるプランを提案できるようになるでしょう。

介護支援専門員の資格を手に入れるには、「介護支援専門員実務研修受講試験」に合格する必要があります。近年の合格率は10%~20%ほどとなっているため、苦手分野を克服しながらの対策が重要です。

介護事務


介護事務の資格を取得すれば、介護保険の基礎や仕組みについて理解できます
介護報酬請求業務は国とご入居者本人に料金を請求する大切な業務です。
施設側はミスなく適切に行う必要があるので、介護事務に携わりたいと考えている方は資格の取得がおすすめです。

介護事務の資格には介護事務管理士やケアクラーク、介護事務実務士などがあります。
資格の内容に大きな違いはないので、自分にとって学習・受験のしやすいものを選択し、資格取得を目指しましょう。

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特養に向いている人



この項目では、特養に向いている人の特徴をご紹介します。特養で働くのにも向き不向きがあるので、自分が活躍していけるかをイメージしてみましょう。

体力がある


特養で働くには、体力が求められます。特養は要介護状態の高い方が入居するため、移動や歩行の介助で身体的負担がかかるでしょう。
通常の介護に加えて夜勤もあるので、体力に自信のある方に向いています。

人のお世話をするのが好き


相手のニーズに沿ったサポートができる人は特養で活躍できるはずです。
ご入居者本人や家族の方から感謝されるとやりがいを感じられ、自分の介護に対する自信にも繋がります。
介護の仕事は、どのような対処をすればご入居者が喜ぶのかを考えることが大切です。

キャリアアップを目指している


特養での仕事は、キャリアアップを目指したい方におすすめ。
先輩職員によるサポート体制を築いている施設が多く、介護経験が浅くても着実に成長できるからです。
知識や経験を着実に積み重ねていけば、自分の目指すキャリアを形成できるでしょう。

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まとめ


特養で働くメリットは、先輩職員のケア方法を学習しながら介護職としてキャリアを築けること。
社会福祉法人や地方自治体が管理・運営しているので、給与体制や待遇面がきちんとしているのもメリットとして挙げられます。

特養では、ご入居者一人ひとりのニーズに沿った介護サービスを提供することが大切。
介護職員以外にも、看護師・管理者・介護支援専門員・生活相談員などの職種が活躍しています。
特養における介護職員の給料は、ほかの施設と比較しても高いのが特徴的です。

介護福祉士や介護支援専門員、介護事務などの資格があれば特養で役立てられます。
特養で働くには、体力のある人・高齢者のお世話をするのが好きな人・キャリアアップを目指している人が向いているでしょう。

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