特養で働くには?持っていると便利な資格と活躍している職種

介護の資格 2023年1月17日
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老人介護施設・施設で過ごす母

特養で働くには、基本的に資格などは必要ありません。しかし、特養は寝たきりの方や認知症の方、介護度の高い方が多く入居しているので、必然的に身体介護が中心になります。身体介護をするには資格が必須。特養で介護職として働きたいというのなら、介護系の資格を有していたほうが何かと便利でしょう。
そこで、こちらでは特養で役立つ資格をご紹介。資格はないけれど介護の仕事に興味がある、という方はぜひご覧ください。

目次

特養で働くために持っていると便利な資格

特養では、比較的介護度の高い方や重度の認知症、障害をお持ちの方を受け入れているので、幅広い業務に携わることになります。
そのため介護全般の知識や技術が必要とされ、基礎的なスキルを身につけられる介護職員初任者研修や医療的ケアも学べる実務者研修などの資格を取得しておくと役に立つでしょう。
特に国家資格の介護福祉士の資格を持っていると、介護のスペシャリストとして期待され、介護業務だけでなく現場のチームリーダーとしてスタッフのタスク管理や指導なども任されます。
その他にも、ケアマネージャーや社会福祉士、介護事務などの資格があるので、取得しておくと便利でしょう。

なお、無資格だと特養で働けないのかというと、そんなことはありません。
介護業界は慢性的に人材不足で、団塊世代が75歳を迎える2025年には、より介護職員が不足すると見込まれています。
そこで厚生労働省は、有資格者が行う業務を細分化し、無資格でも介護業界で働くことができるようにしました。
なので特養で介護職として働く場合、無資格でも就業は可能です。
しかし、有資格者と比べると仕事内容は制限され、掃除や洗濯、リネン交換、歩行のお手伝いなど、介護の初歩的な部分しか担当できません。
このため、給料なども有資格者より低くなり、介護職としてスキルアップしていくことも難しいので、やはり資格は取得しておいたほうがいいでしょう。

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特養について詳しく知ろう

ナース・白バック

そもそも特養とは「特別養護老人ホーム」の略で、正式名称を「介護老人福祉施設」と言います。
自治体や社会福祉法人が運営する公的施設で、介護度の重い方や低所得の方の保護と支援を重視しているのが特徴です。
入居対象は原則、65歳以上で要介護度3以上の認定を受けている方としていますが、要介1から2の方でも自宅で生活するのが困難な方なら入居することができます。
特養は有料老人ホームより自己負担額が比較的安くなっており、入居期限もありません。
入院などによって転院する場合を除いて無期限で入居可能で、看取りも行っているため、特養を終の住処にしようと考えている方は多くいらっしゃいます。

特養で働くメリットは、介護職としてのスキルアップが図れることです。
なぜなら特養では要介護度の高いご入居者が多い分、身体介護に携わる機会が多いので、どこの介護現場へ行っても通用する介護スキルを身につけることができるから。
介護には迅速な対応も求められるので、働いているうちに自然と効率的な仕事の仕方を覚え、スピーディに動けるようにもなるでしょう。
また、特養は身体介護が多い分、スタッフへの体力的な負担も大きいため、比較的体力がある方に向いていると言えます。
定期的に研修を行う施設もあるので、専門的なスキルを学び、多くの介護経験を積み、ゆくゆくはケアマネージャーになりたい、介護職としてステップアップしていきたいという方にもぴったりです。

特養で活躍する職種

介護施設と言うと介護職員にばかりに注目しがちですが、その他にも施設長、ケアマネージャー、生活相談員など各専門分野を担うスタッフが働いています。
こちらでは、特養で活躍している職種についてご紹介しましょう。

【施設長・管理者】
介護施設全体の管理や運営を行うのが施設長や管理者です。
しかし、介護施設によって施設長や管理者になるための資格要件が異なります。
特養の施設長になるには、「社会福祉主事の要件を満たす者」「社会福祉事業に2年以上従事した者」「社会福祉施設長資格認定講習会を受講した者」という、いずれかの要件を満たさなくてはなりません。
介護施設の中には施設長自ら現場に出て、介護業務に携わる施設もあるようです。

【ケアマネージャー】
ご入居者やご家族の相談を受け、ケアプランを作成するのがケアマネージャーです。
ケアマネージャーになるには都道府県が実施する「介護支援専門員実務研修受講試験」に合格し、「介護支援専門員実務研修」を全て受講した上で、レポートを提出する必要があります。
また、ケアマネージャーはその他の職種と兼務可能なので、施設によっては介護職員と同じように身体介護をしたり、生活相談員を兼務したりすることがあるようです。

【生活相談員】
ご高齢者が介護施設に入居する際、最初の窓口となるのが生活相談員です。
生活相談員になるには国家資格である社会福祉士や介護福祉士、社会福祉主事任用がなくてはなりません。自治体や事業所によっては「2年以上の介護業務経験」さえあれば、未経験でも生活相談員になれるところもありますが、基本的には資格が必要です。
また、ケアマネージャーと同じように、生活相談員も他の業務と兼務可能となっています。

【介護職員】
身体介護や生活援助、レクリエーションなどを担当するのが介護職員です。
誰もが知る職種で、無資格からでも働くことはできますが、介護職員初任者研修や実務者研修の資格があると、転職活動が有利になるでしょう。
特に介護福祉士の資格があると、現場のリーダーとして活躍することができ、介護サービスの提供だけでなく、ご入居者やご家族の相談対応、介護スタッフのマネジメントなど、管理者としての業務も行えるようになります。

特養の仕事内容と勤務条件の特徴

To Do リストと時計

介護職の仕事は身体介護が中心です。
具体的には食事や入浴、排泄などの介助はもちろん、看護職員と連携してご入居者の健康管理、リハビリ専門職員と協力して身体機能の維持・回復支援を行います。
下記で介護職員の1日の流れをご紹介しましょう。

【1日の業務の流れ】
09:00 朝礼・ミーティングで情報共有。
10:00 入浴介助。入浴できない方には清拭。
12:00 昼食。食事介助と服薬介助。食後に口腔ケア、トイレ誘導。
13:00 休憩。
14:00 レクリエーションまたは機能訓練。
15:00 おやつと水分補給。食後には口腔ケア。
16:00 ご入居者とコミュニケーション。
18:00 夕食。食事の介助と服薬介助。食後に口腔ケアとトイレ誘導。

また、業務の合間にレクリエーションの企画を考えたり、その日の体温、血圧などの記録、夜勤の職員への引き継ぎに必要な事務的な業務も、空いた時間を見つけて行っているようです。

なお、特養は大半の施設で3交代制または4交代制のシフト制を導入しており、3交代制なら早番、日勤、夜勤。4交代制なら早番、日勤、遅番、夜勤のシフト制で24時間365日、ご入居者をお世話しています。
勤務形態は正社員、パート、派遣職員。年間休日は110日前後が目安になります。
給与は正社員なら月給18万円前後。パートなら時給1110円前後です。施設によって別途、資格手当や夜勤手当が加算されます。

参考:厚生労働省 平成30年度介護従事者処遇状況等調査結果の概要

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特養に関するよくある質問

特養に関するよくある質問に回答します。特養で働こうか悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてください。

特養で働くときに取得しておいた方が良い資格ってありますか?

「介護職員初任者研修」「介護福祉士実務者研修」「介護福祉士」などの資格を取得しておくと良いでしょう。利用者さんの身体に触れる身体介助を1人で行うには資格が必須。特養の利用者さんは要介護度3以上であるため、寝たきりの方や車椅子の方など、身体介助を必要とする利用者さんが多い傾向にあります。そのため、介護職員初任者研修以上の資格を取得しておいた方が即戦力として活躍できるでしょう。

特養で働くデメリットにはどのようなものがありますか?

特養では介護度の高い利用者さんが多い傾向にあるため、自分より体格の良い利用者さんを支えたり、持ち上げたりすることも多く、体力的な負担があります。体力に自信のない方にとっては大きなデメリットといえるでしょう。また、特養は夜勤があるので生活サイクルが崩れやすくなってしまいます。

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