機能訓練指導員ってきついの?大変に感じることや仕事内容、やりがいを解説

介護の仕事 2023年10月3日
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リハビリをしている男性介護士のイメージ

「機能訓練指導員の仕事ってきついの?」と気になっている方もいるでしょう。介護業界の仕事には、きついというイメージを持つ方が多いかもしれません。機能訓練指導員の仕事はきついこともありますが、やりがいのある仕事でもあります。この記事では、機能訓練指導員の仕事内容やきついと感じること、やりがいを解説しているので、「機能訓練指導員の仕事が自分にできるか不安…」という方は、ぜひ参考にしてみてください。

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目次

機能訓練指導員とは

機能訓練指導員とは、介護施設で利用者さんのリハビリなどのケアをする職種です。機能訓練指導員はリハビリを通じて、利用者さんの身体機能維持・向上をサポートする役割を担っています。機能訓練指導員という名称の資格はなく、特定の資格を有している人が機能訓練指導員として働くことが可能です。

機能訓練指導員に必要な資格

厚生労働省の「平成30年度介護報酬改定における 各サービス毎の改定事項について」によれば、機能訓練指導員として働くために必要な資格は、理学療法士や作業療法士、言語聴覚士、看護職員、柔道整復師、あん摩マッサージ指圧師です。はり師・きゅう師は2018年から資格要件に加わりました。しかし、はり師・きゅう師が機能訓練指導員として働くためには、はり師・きゅう師以外の機能訓練指導員がいる介護施設で半年以上の実務経験が求められます。

機能訓練指導員の仕事内容

ここでは、機能訓練指導員の仕事内容を解説しています。機能訓練指導員がどのような仕事をしているのか興味がある方は、ぜひご覧ください。

生活環境や身体機能の評価

利用者さんの生活環境や身体機能を把握し、改善すべき問題を確認します。入居型の介護施設はもちろん、通所型の介護サービスを利用している場合、利用者さんの自宅を訪問して実際の生活環境を把握することも大切です。生活環境や身体機能は人によって異なります。適切なサービスを提供するためにも、利用者さん一人ひとりに向き合った支援が求められるでしょう。

個別機能訓練計画書の作成

生活環境や身体機能の評価、利用者さんとご家族の要望をもとに個別機能訓練計画書の作成を行います。ケアマネジャー(介護支援専門員)の作成したケアプランとの内容を確認しながら、多職種の意見も参考にして利用者さんが無理なく行えるリハビリの計画を立てることが大切です。個別機能訓練計画書は利用者さんやそのご家族への説明と同意が求められます。

個別機能訓練の実施

個別機能訓練計画書をもとに、リハビリテーションを実施します。個別機能訓練は利用者さん一人ひとりの課題を解決するためのリハビリです。個別機能訓練は、利用者さんの身体機能の維持・向上を目的としています。

集団機能訓練の実施

集団機能訓練では、集団で体操や筋力トレーニングなどの機能訓練を行います。集団機能訓練は病気や怪我の予防を目的とし、複数の方が参加できるリハビリを実施。トレーニングをするだけでなく、利用者さん同士の交流の場でもあります。

福祉用具の選定や介護スタッフへの指導

車椅子や歩行器、介護ベッドなどの福祉用具が必要な利用者さんに対し、状態に合った福祉用具の選定を行います。また、介護職員へ福祉用具の使用方法の指導を行うのも、機能訓練指導員の大切な仕事の一つです。

機能訓練内容の見直し

機能訓練内容の見直しを3ヶ月に1回行うことも欠かせません。利用者さんの状態や機能訓練計画の進捗を見て、定期的に計画を見直します。機能訓練計画書を修正するためにも、利用者さんのリハビリ時の状態や変化を記録しておくことが大切です。

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機能訓練指導員が活躍できる職場

機能訓練指導員の人員配置が定められているのは、デイサービス(通所介護)や短期入所生活介護、認知症対応型通所介護、特定施設入居者生活介護、介護老人福祉施設(特養)です。どの施設でも機能訓練指導員の人員は1人以上とされています。施設によっては、他職種との兼務も可能です。
機能訓練指導員の人員配置が定められていない施設でも働いていることもあり、活躍できる職場は多数あるでしょう。

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機能訓練指導員の仕事できついと感じること

ここでは、機能訓練指導員の仕事できついと感じることを紹介しています。

リハビリの専門知識や観察力が求められてきつい

介護施設では、医療機関と違い、検査データなどを見られません。そのため、利用者さんの状態や訴えから身体機能を評価して計画を立てたり、機能訓練を実施したりしなければならない難しさがあるようです。
リハビリの方法や介護技術は日々進化していきます。質の高いリハビリやケアを提供するために、機能訓練指導員は常に学習し続ける必要があるでしょう。また、機能訓練指導員の資格要件が多様なため、保有資格によって得意分野が異なることも。機能訓練指導員として幅広いスキルが求められるため、勉強し続けることに疲れてしまう人もいるようです。

機能訓練指導員が現場に自分しかいなくてきつい

デイサービスや短期入所生活介護、認知症対応型通所介護などの介護施設では、機能訓練指導員の配置は1人以上と定められています。そのため、配置基準ギリギリの介護施設によっては機能訓練指導員が自分しかいない可能性も。同じ職種がいないので、仕事に対する悩みや不安を気軽に相談できないことにきつさを感じるようです。

職場に合わないスタッフがいてきつい

職場に合わないスタッフがいるときついと感じるようです。人と接することの多い介護施設では人間関係のトラブルを切り離すのは難しいといえるでしょう。人によって相性があるので、合わない人もいるのは仕方がありません。小規模な施設ではスタッフの人数が少なく、シフトが被ることが多いため、苦手な人と距離を取ることが難しいこともあるでしょう。

利用者さんとのコミュニケーションがきつい

利用者さんに怒鳴られたり、理不尽な苦情をいわれたりすることがあり、きついと感じる方もいます。機能訓練指導員の業務は利用者さんとのコミュニケーションが欠かせないため、利用者さんと接することに不満を覚えると、仕事に対してストレスが溜まってしまうでしょう。利用者さんとのコミュニケーションがうまく取れないと、リハビリを拒否されてしまうこともあるようです。

役割の違いから他職種との連携がきつい

機能訓練指導員や介護職員以外にもケアマネジャーや看護師などの職種が職場にいます。それぞれのスタンスの違いから、利用者さんのケア方針について合わないこともあるようです。介護施設では、チームでケアを行うことが多く、そのチーム内で衝突が起これば、うまく業務が進まなくなるかもしれません。

リハビリ・介護業務の身体的な負担がきつい

リハビリや介護業務では自分より体格の大きい利用者さんを支えたり持ち上げたりすることもあるため、身体的な負担が大きく、きついと感じる方がいるようです。身体的な負担から腰を痛めれば、仕事を続けられなくなる可能性も。しかし、身体的・体力的な負担は、正しい介護技術を身につけることで軽減できます。

デスクワークがきつい

機能訓練指導員の仕事は、個別機能訓練計画書の作成・見直しなどのデスクワークがあるため、苦手な人はきついと感じるかもしれません。黙々と作業するより、体を動かすことが好きという方はストレスを感じることもあるでしょう。

機能訓練指導員以外の業務がきつい

介護施設では、機能訓練指導員の仕事以外に送迎や配膳などの業務を担当することもあります。機能訓練指導員の仕事に集中したい人にとってはきついと感じることがあるようです。人手不足の介護施設も多く、機能訓練指導員以外の仕事を頼まれることが多々あり、「断りにくい…」と不満を抱える方もいるでしょう。

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介護施設の機能訓練指導員として働くやりがい

機能訓練指導員の仕事はきついと感じることもありますが、やりがいのある仕事でもあります。ここでは、機能訓練指導員として働くやりがいを紹介しているので、興味がある方は、ぜひチェックしてみてください。

利用者さんから感謝される

機能訓練指導員の仕事を通して、利用者さんに感謝されることが多いようです。「前より歩くのが楽になったわ、ありがとう」「階段がスムーズに登れるようになったよ」などといわれることがあり、感謝されることがあればやりがいを感じられるでしょう。
実際に働いている機能訓練指導員の声を紹介しているので、ぜひご覧ください。

入職後初めて利用者さまにマッサージをさせていただいたときは、とても緊張しました。今では、利用者さまが私のマッサージを楽しみに待っていてくださいます。「いつもありがとう」と言っていただけたときはやりがいを感じますね。

出典:レバウェル

利用者さんの生活に寄り添ったリハビリができる

介護施設では、病棟での治療目的のリハビリと違い、より良い生活を送れるようにするためのリハビリを行っています。利用者さんの生活を実際に見たうえで、生活に寄り添った機能訓練を計画するなど、長期的に利用者さんの支援ができるので、やりがいもひとしおです。
以下で、利用者さんの生活に寄り添ったリハビリができることにやりがいを感じている機能訓練指導員の声を紹介しています。

利用者さまと関わる期間が長いので、再発防止や健康維持のためのリハビリ内容が回復期や急性期と大きく違うと感じました。ですが、リハビリの選択肢を広げることができ、とても良い経験になっています。

出典:レバウェル

リハビリ以外でも利用者さんと触れ合える

介護施設で働く機能訓練指導員は、利用者さんとのコミュニケーションやレクリエーションを楽しむことができます。リハビリだけでは見られない一面も見られるため、利用者さんの人柄を深く知れるでしょう。
以下で、リハビリ以外の業務で利用者さんと触れ合えることにやりがいを感じている機能訓練指導員の声を紹介します。

利用者さまの心身機能が向上したり、利用者さまが一生懸命運動に取り組んでる姿を見たりすると、やりがいを感じます。
また、利用者さまとのコミュニケーションも仕事の楽しみです。以前、利用者さまに折り紙を教えたら、利用者さまが次のご利用時に、教えた折り紙を箱いっぱいに折って持って来てくれたことが、とても印象に残っています。

出典:レバウェル

利用者さんの機能維持・向上に貢献できる

機能訓練指導員は利用者さんの機能維持・向上に貢献できることにやりがいを感じる方が多いようです。利用者さん一人ひとりの状態に応じたリハビリを行っているため、続けていくうちに、利用者さんができなかったことができるようになることも多々。前より元気に過ごしている利用者さんを見ることが、仕事のやりがいにつながるでしょう。
以下で、利用者さんの身体機能の維持や向上にやりがいを感じている機能訓練指導員の声を紹介します。

当施設に通い始めてからADLの自立度が上がったり、運動することによって血圧の薬を飲まなくてよくなったりした利用者さまが多くいらっしゃったことは印象に残っています。利用者さまから感謝の言葉をいただけたときはやりがいを感じますね。

出典:レバウェル

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機能訓練指導員は将来性が期待できる職種

超高齢社会において機能訓練指導員の需要が期待できます。高齢者が増えるとリハビリを行う機能訓練指導員の活躍の場は増えるでしょう。専門的な視点から利用者さんがより良い生活を送るためにサポートする機能訓練指導員は、きついこともあるもののやりがいも多く、社会に貢献できる仕事です。資格要件を満たしている方は、機能訓練指導員への転職を検討してみてはいかがでしょうか?

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機能訓練指導員についてよくある質問

機能訓練指導員についてよくある質問に回答します。「機能訓練指導員ってどんな仕事をしているの?」と気になる方は、ぜひチェックしてみてください。

デイサービスの機能訓練指導員の仕事内容は?

デイサービスでは、利用者さんの状態に合わせて機能訓練計画書を作成し、リハビリを行います。レクリエーションや体操などを通じてリハビリを行う傾向があり、機能訓練だけに特化していることは少ないようです。施設によって機能訓練指導員の仕事内容が異なるので、事前に施設に確認しておくと良いでしょう。

機能訓練指導員に向いている人の特徴は?

機能訓練指導員に向いている人は、リハビリの面から利用者さんを支援したい人や利用者さんに向き合ってリハビリを行いたい人、コミュニケーション能力が優れている人です。ほかにも、機能訓練指導員は利用者さんの身体機能を維持・向上させるための支援を行うため、ある程度の経験やスキルが求められることもあります。

まとめ

機能訓練指導員の仕事は、利用者さんの生活環境・身体機能の評価や個別機能訓練計画書の作成、個別機能訓練・集団機能訓練の実施、福祉用具の選定、介護スタッフへの指導、機能訓練計画書見直しなどです。
機能訓練指導員は、専門性の高い知識が求められることや同じ立場の職員がいないこと、他職種との連携に一定の大変さがあることなどがきついと感じる場合があります。ほかにも、身体的な負担やデスクワーク、リハビリ以外の業務があることにストレスを感じることも。機能訓練指導員の仕事はきついこともありますが、やりがいも多数あり、社会貢献もできる職種です。

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※この記事の掲載情報は2023年10月3日時点のものです。制度や法の改定・改正などにより最新の情報ではない可能性があります。

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