
この記事のまとめ
- デイサービスの仕事が初めてでも、無資格・未経験から介護職に挑戦可能!
- デイサービスで働く介護職の仕事内容は、主に「身体介護」「生活援助」など
- デイサービスの仕事が向いている人は、「介護職に初めて挑戦する人」など
「介護の仕事は初めてだけど、デイサービスは資格や経験がなくても働けるの?」と気になる方もいるのではないでしょうか?デイサービスは、無資格・未経験でも介護職としてスタート可能です。この記事では、デイサービスの仕事が初めての方向けに仕事内容や資格要件を解説。働くメリット・デメリットや、デイサービスの向き不向きもまとめました。平均給与や求人を探す際の注意点も紹介するので、興味がある方はご一読ください。
デイサービスとは簡単にいうとどんな施設?介護職向けに基本を解説します目次
デイサービス(通所介護)はどんなところ?
デイサービスとは、利用者さんができる限り自立した日常生活を送れるよう、必要な介護サービスを提供したり、心身機能の維持をサポートしたりすることを目的とした施設です。
また、自宅で生活する利用者さんが社会的な孤立を感じないよう、コミュニケーションの場を提供します。在宅介護を行うご家族の介護負担を軽減することも、デイサービスの大切な役割です。
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デイサービスで働くには資格や経験が必要?
デイサービスは、無資格・未経験からスタートできるものの、無資格のまま働き続けることはできません。ここでは、デイサービスで必要となる資格や歓迎される資格を解説します。
デイサービスは無資格・未経験OK!
デイサービスでは、未経験で資格がない方も介護職として働けます。デイサービスの利用者さんは比較的自立度が高いことから、全介助など難易度の高い介護サービスを提供する機会がないため、介護職としてスタートしやすい施設です。
ただし、無資格の場合、入職後1年以内に「認知症介護基礎研修」の受講が必要となります。認知症介護基礎研修は、認知症やそのケアに関する基礎的な知識を身につけるための講座です。1年以内に受講が必要とはいえ、カリキュラムは150分程度と最短1日で取得可能。働きながらでも、無理なく取得を目指せるでしょう。
研修の概要は「介護職は無資格で働けなくなるの?認知症介護基礎研修の義務化について解説」の記事で詳しく解説するので、あわせてご一読ください。
また、実際に働くなかで、利用者さんとの接し方で注意すべきことや、介護の専門的な知識や技術が必要となるシチュエーションはあります。そのため、長く介護業界で働くなら、後述する介護系の資格の取得を検討すると良いでしょう。
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レバウェル介護の資格スクール介護系の有資格者は歓迎される傾向がある
無資格・未経験からスタートできるデイサービスですが、介護系の資格を持っていると即戦力として重宝されるでしょう。ここでは、デイサービスで歓迎される介護の資格をご紹介します。
下記の資格を取得する場合、前述した認知症介護基礎研修の受講は免除されるので、取得しておいて損はないといえるでしょう。
介護職員初任者研修
介護職員初任者研修は、介護の基礎知識と技術を身につけるための資格です。介護職のキャリアパスのなかでファーストステップに位置づけられます。
介護職のメイン業務の一つである身体介護は、無資格だと有資格者の監督なしでは行えません。しかし、初任者研修の修了後は単独で身体介護を行えるようになります。
初任者研修は、職場によって資格手当がつき給与がアップする可能性があるなど、メリットのある魅力的な資格です。ビギナー向きの資格であることから、取得難易度は後述する上位資格と比べて易しく、働きながらでも3~4ヶ月程度で取得を目指せるでしょう。
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レバウェル介護の資格スクール介護福祉士実務者研修
介護福祉士実務者研修は、介護職員初任者研修の上位に位置づけられる資格で、介護の応用・実践的な知識や技術を習得可能です。
実務者研修を修了することで業務の幅が広がったり、給与アップにつながったりする可能性があります。また、実務研修を取得することで受験要件の一つを満たすことが可能です。実務経験を積んで将来的に介護福祉士を目指したいという方は、取得を検討してみると良いでしょう。
実務者研修は、20科目・合計450時間のカリキュラムで、無資格から取得を目指すと最短で6ヶ月程度の期間が必要です。初任者研修を修了していると、カリキュラムの一部が免除されます。
詳しく知りたい方は、「介護福祉士実務者研修とは?資格取得のメリットや初任者研修との違いを解説」の記事をチェックしてみてください。
介護福祉士
介護福祉士は、介護系の資格唯一の国家資格であり、介護の専門性を兼ね備えたプロフェッショナルであることを証明できる資格です。取得した人だけが「介護福祉士」を名乗れる、名称独占資格でもあります。介護福祉士の資格を取得するメリットは、給与アップやキャリアアップにつながることや、転職で有利に働く可能性があることなどです。
無資格・未経験の方が働きながら介護福祉士を目指すなら、実務経験を3年積んだうえで介護福祉士実務者研修を修了して受験要件を満たす、「実務経験ルート」が一般的です。無資格からデイサービスで働いた場合も実務経験にカウントされるため、将来的に介護のプロフェッショナルを目指したい方は取得に向けた長期的な計画を立てておくと良いでしょう。
ご紹介した介護の資格以外にも、送迎業務があるデイサービスでは「自動車運転免許」が求められることも。送迎業務を担当する場合は必須の資格のため、求人に応募する前に確認しておきましょう。
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デイサービスの種類
一口にデイサービスといっても、提供するサービスや利用者さんの定員によっていくつかの種類に分かれます。種類によって働き方が変わるため、それぞれの特徴を知ったうえで、自分に合うデイサービスは何か検討しましょう。
下記で種類ごとの特徴を解説するので、参考にしてみてください。
一般型デイサービス
一般型デイサービスは、日中に利用者さんが通い、介護サービスを受けるごく一般的な種類です。小規模・通常規模・大規模型など、規模によっていくつかに分類されます。
「通所介護・地域密着型通所介護・認知症対応型通所介護(p.29)」によると、1日の利用定員が18名以下の場合は「小規模(地域密着型)デイサービス」、延べ利用者数が月750人以内の場合は「通常規模デイサービス」、月751~900人以内の場合は「大規模型(I)」、月901人以上の場合は「大規模型(II)」のように分けられています。規模が違っても、業務内容に大きな違いはありません。
小規模デイサービスでは、利用者さんの人数が少ないため、一人ひとりに寄り添ったケアがしやすいのが特徴です。一方で、大規模デイサービスは、大きな法人が運営を行う場合が多く、社員向けの福利厚生が充実している施設が多いのが特徴。職員が多いため、シフトを調整して休みを取得しやすいなどのメリットもあるようです。
お泊りデイサービス
お泊まりデイサービスは、日中デイサービスを利用した利用者さんが引き続き夜間も宿泊できるデイサービスです。デイサービスでの宿泊は介護保険対象外のサービスであるものの、介護する家族の負担が軽減できたり、利用者さんが気分転換できたりするため、一定の需要があります。
お泊まりデイサービスを実施する施設では、夜勤帯の勤務があったり、夜勤専属の職員がいたりするのが特徴。夜勤は大変と感じる人もいますが、深夜手当や夜勤手当で給与アップを狙えるのが魅力です。
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認知症対応型デイサービス
認知症対応型デイサービスは、要支援・要介護認定を受けた方のうち、認知症の診断を受けた方が対象となります。同資料(p.32)によると、認知症対応型の1日の定員は12名以下の小規模デイサービスに分類されるようです。
日常生活上に必要な介助に加え、機能訓練やレクリエーションを取り入れながら認知症ケアを実施しているのが特徴。基本的な介護の知識だけでなく、認知症に関するスキルが身につく職場です。
リハビリ特化型デイサービス
リハビリ特化型デイサービスは、利用者さんが機能回復やリハビリを目的として利用する施設です。一機能訓練に特化したデイサービスで、利用者さんは個別のプログラムを行うことを目的に通所し、それが終わると帰宅します。そのため、滞在時間は3~5時間程度と短く、利用者さんは午前・午後で入れ替わる場合が多いようです。
介護職は、バイタルチェックや機能訓練指導員の補助、リハビリの見守りなどを担当。身体機能の回復や向上に重きを置かれたデイサービスのため、食事や入浴介助など、一般的なデイサービスで実施する介護ケアは最低限だったり、施設によっては提供していなかったりします。そのため、介護職員の身体的な負担は比較的軽いでしょう。
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療養型デイサービス
療養型デイサービスとは、難病などにより重度の要介護状態にある方や末期がんを患う方など、在宅で介護を受ける利用者さんを対象とした地域密着型のデイサービスです。利用者さんの社会的孤立感を解消したり、心身の機能を維持したりすることなどを目的にサービスを提供しています。
療養型で働く介護職は、入浴や排泄、食事などの身体介護や日常生活上のお世話、機能訓練やリハビリの補助などを担当。また、一般的なデイサービスと同じように、レクリエーションを実施する場合もあります。
療養型デイサービスについて詳しく知りたい方は、「療養通所介護とは?施設の特徴や介護職の仕事内容を紹介」の記事もあわせてご覧ください。
出典
厚生労働省「第229回社会保障審議会介護給付費分科会(web会議)資料」(2025年6月6日)
デイサービスの仕事内容
ここでは、デイサービスで働く介護職が担当する仕事内容をご紹介します。無資格の介護職が担当する仕事内容も解説するので、「無資格だとできない仕事がある?」と気になる方はぜひ確認してみてください。
介護職の基本的な仕事内容
デイサービスで働く介護職の基本的な仕事内容は、以下のとおりです。
- 送迎業務
- 健康チェック
- 生活援助
- 身体介護
- レクリエーションの企画・実行
デイサービスでは、施設を訪れた利用者さんに対して、体温や血圧の測定など、体調確認を実施します。その後、入浴介助といった介護ケア、食事の準備・配膳などの生活援助、自立した生活を続けるための機能訓練やレクリエーションなどを行います。
デイサービスの仕事内容について「デイサービスの仕事内容は?介護職の役割と1日の流れを解説」の記事で詳しく解説しているので、あわせてご一読ください。
無資格の介護職が担当する仕事内容
無資格の介護職が担当する仕事は、前述した基本的な仕事内容と大きな違いはありません。ただし、お伝えしたとおり身体介護は無資格だと単独で行えないため、有資格者から指導を受ける必要があります。食事の準備や片づけ、トイレの誘導や付き添い、清掃などの生活援助は、家事スキルを活かしやすく、特別なスキルは必要ないため、任されやすい仕事といえます。
送迎業務がある場合は、利用者さんのご自宅までの経路を覚える必要があるため、先輩職員の補助(添乗員)として同行することになるでしょう。また、レクリエーションも同様に、先輩職員から教わったり、一緒に内容を考えたりしながら段階的にできることを増やしていくのが一般的です。
介護業務はもちろん、そもそも高齢者の方に関わる仕事が初めての場合は、コミュニケーションの取り方を身につけることも大切な仕事といえます。また、受付や電話対応、パソコンを使った事務作業など、介護スキルを伴わない業務を任される場合もあるので、少しずつ覚えていくと良いでしょう。
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デイサービスの1日のスケジュール例
デイサービスで働く介護職の1日のスケジュール例は下記のとおりです。以下のスケジュール例は一般的なデイサービスであり、施設によって仕事の流れやスケジュールには違いがあるため、参考までにご覧ください。
| 時間 | 仕事内容 |
| 午前8時 | 出勤 |
| 午前8時30分 | 利用者さんをの送迎 |
| 午前9時30分 | 健康チェックのサポート |
| 午前10時 | 入浴介助 |
| 午前11時 | 機能訓練のサポート |
| 正午 | 昼食の配膳、食事介助・服薬介助・口腔ケア、下膳・片づけ、利用者さんのお昼寝の準備 |
| 午後1時 | 職員と交代しながら休憩 |
| 午後2時 | レクリエーション |
| 午後3時 | おやつの準備、利用者さんとのコミュニケーション |
| 午後4時 | 利用者さんの送迎、記録業務 |
| 午後5時 | 退勤 |
デイサービスでは、施設を訪れた利用者さんに対して、食事や入浴介助といった日常生活に必要なケア、自立した生活を続けるための機能訓練やレクリエーションなどを実施します。
送迎は、施設によって専属のドライバーが行う場合もあれば、介護職が行う場合もあるようです。
また、デイサービスはレクリエーションが充実している施設が多く、レクリエーションの企画・実施もよくある業務の一つ。介護スタッフが簡単なゲームや運動を考え、利用者さんの心身機能の向上や生きがいづくりにつなげています。
未経験からデイサービスの仕事をスタートする場合、先輩職員の指示や指導に従いながら、1日の仕事の流れに慣れていくことが大切です。
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デイサービスで介護職と一緒に働く職種は?
デイサービスでは、介護職のほかに、生活相談員や看護職員、機能訓練相談員などの他職種と一緒に働きます。
厚生労働省の「通所介護・地域密着型通所介護・認知症対応型通所介護 (p.28)」によると、デイサービスに必要な職員は以下のとおりです。
| 職種名 | 配置基準 |
| 生活相談員 | サービス提供時間に応じて専従で1人 |
| 看護職員 | 専従で1人以上(利用者数が10人以上の事業所の場合) |
| 介護職員 | ・サービス提供時間に応じて専従で1人以上(利用者数が15人までの場合) ・サービス提供時間に応じて専従で「(利用者数-15名)×0.2+1人以上」(利用者数が16人以上の場合) ・単位ごとに常時1名以上 |
| 機能訓練相談員 | 事業所に1人以上 |
| 管理者(責任者) | 事業所に常勤で1人 |
参考:厚生労働省「通所介護・地域密着型通所介護・認知症対応型通所介護 (p.28)」「人員配置基準等(p.4)」
生活相談員は、利用者さんやご家族の相談役としてサポートします。看護職員は、バイタルチェックやケガの処置、救急時の対応など、医療の立場から利用者さんをケア。機能訓練指導員は、利用者さんの身体機能の維持・向上を目的として機能訓練を実施します。
いずれの職種も、その専門性を活かして利用者さんをケアしたりサポートしたりするのが主な仕事です。介護職は、医療職やリハビリ職などの他職種と連携し、専門的なアドバイスをもらいながら、利用者さんに高品質な介護サービスを提供します。
出典
厚生労働省「第229回社会保障審議会介護給付費分科会(web会議)資料」(2025年6月6日)
厚生労働省「第223回社会保障審議会介護給付費分科会(web会議)資料」(2025年6月6日)
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デイサービスで働くメリット
デイサービスで働くメリットは、「利用者さんの要介護度が比較的低い」「基本的に夜勤がない」「決まったスケジュールで動ける」などです。
利用者さんの要介護度が比較的低い
デイサービスは、特養や老健などのほかの介護施設と比べて利用者さんの要介護度が低い傾向にあります。そのため、対応の難しい介護を要求されにくいのは、デイサービスで働くメリットの一つです。
厚生労働省の「通所介護・地域密着型通所介護・認知症対応型通所介護(p.11)」によると、通所介護の平均要介護度は2.2、地域密着型通所介護は2.1、認知症対応型通所介護は2.5です。
一方で、同省の「(3)介護保険施設における医療及び介護サービスの提供実態等に関する調査研究事業(結果概要)(案)(p.3)」によると、特養老人ホーム(特養)の平均要介護度は4.0、老人保健施設(老健)は3.2でした。
デイサービスは、自立的な利用者さんが多く、専門的な介護スキルを要求される場面は少ないため、介護施設のなかでも初めて介護職として働く方に適しているといえるでしょう。
出典
厚生労働省「第219回社会保障審議会介護給付費分科会(web会議)資料」(2025年6月6日)
厚生労働省「第215回社会保障審議会介護給付費分科会(web会議)資料」(2025年6月6日)
基本的に夜勤がない
デイサービスは、日中にケアを提供するのが一般的なため、基本的に夜勤がありません。夜間帯はプライベートの時間を確保でき、規則的な生活を送ることが可能です。
ただし、お泊りデイサービスをはじめ一部のデイサービスでは夜勤があるため、求人へ応募する前に施設が提供しているサービスの内容をしっかりと確認しましょう。
決まったスケジュールで働ける
多くのデイサービスでは、利用者さんの送迎、入浴介助、食事、レクリエーション、機能訓練など、1日のスケジュールがある程度決まっています。また、平日のみ・日中のみ営業するのが一般的なため、一定のスケジュールで働くことが可能です。
利用者さんとコミュニケーションが取りやすい
デイサービスで働く介護職は、利用者さんとのコミュニケーションが比較的取りやすいのもメリットの一つ。認知症を患う利用者さんもいるものの、比較的自立度が高い利用者さんが多い傾向にあるため、毎日のケアを通して会話や交流を深められるでしょう。
デイサービスで働くデメリット
デイサービスで働くデメリットは、「利用者さんが日によって異なる」「限られた時間内に業務をこなす必要がある」「レクリエーションの企画が大変」などです。
利用者さんが日によって異なる
デイサービスには、毎日同じ利用者さんが訪れるわけではありません。日によって施設を利用する方が異なるため、顔と名前はもちろん、対応の違いを覚える必要があります。特に定員数の多いデイサービスでは、利用者さんごとに適切な対応をするのが大変だと感じるかもしれません。
限られた時間内に業務をこなす必要がある
ある程度のタイムスケジュールが設定されているデイサービスでは、利用者さんの要望に応えながらも、限られた時間内で適切なサービスを提供しなくてはなりません。そのため、効率的な動作や役割分担など、職員の連携が求められるでしょう。
レクリエーションの企画が大変
利用者さんが毎日を楽しく過ごせるよう、飽きのないレクリエーションを考える必要があるため、企画を負担に感じる可能性があります。「どうすれば利用者さんが前向きに取り組んでくれるか」「体の動かし方に制限がある人でも楽しめるか」など、興味・関心や身体の状態といったさまざまなことを考慮しながら企画を考案しなければなりません。経験を積むことでノウハウを重ねていけますが、慣れないうちは戸惑うことがあるかもしれません。
介護スキルを高めにくい
デイサービスは要介護度の低い利用者さんが主な利用者層となるため、介護スキルを磨く機会が少ないという一面があります。特養や老健などのほかの介護施設と比べて、必要となる身体介護は限定的になる可能性があるでしょう。初めて介護の仕事に挑戦する方にデイサービスは向いているものの、長期的に介護職としてスキルアップしていきたいと考えたとき、デイサービスに物足りなさを感じるかもしれません。
デイサービスの向き不向きは?
ここでは、デイサービスの仕事に向いている人、向いていない人の特徴をご紹介します。
デイサービスに向いている人
デイサービスの仕事が向いている人は、以下のとおりです。
- 介護の仕事に初めて挑戦する人
- コミュニケーションを取るのが好きな人
- 面倒見が良い人
- 相手の立場に立って行動できる人
- イベント行事の企画が好きな人
- 仕事と家庭を両立したい人
自立度の高い利用者さんが多いデイサービスは、介護職が初めての人にとって挑戦しやすい職場です。介護の仕事は、人柄やコミュニケーション能力が重視されます。スキルは働きながら身につけられるため、面倒見が良い人や相手の立場になって行動できる人はデイサービスの介護職に向いているといえるでしょう。
利用者さんの社会的交流を促す場であるデイサービスは、人と話すことが好きな人にも向いています。イベントやゲームなどを実施する機会が多いため、行事の計画や創意工夫が好きな人にとってもやりがいを感じやすい職場です。
また、基本的に日勤のみで働けるデイサービスは、家庭と仕事の両立を重視する人にも向いています。
デイサービスに向いていない人
デイサービスに向いていない人は、以下のとおりです。
- 給与を重視して働く人
- レクリエーションに苦手意識がある人
- 送迎業務に抵抗がある人
詳しくは後述しますが、デイサービスの職員の給与はほかの介護施設より低い傾向にあるため、給与の高さを最優先に考える人には向いていないかもしれません。また、レクリエーションに苦手意識がある人は、デイサービスの仕事を負担に感じる可能性があります。
デイサービスによっては介護職が送迎業務を担うことがあるため、車の運転に抵抗感があると精神的な負担につながる可能性も。「運転に自信がない」という方は、送迎業務がない職場を選ぶようにしましょう。
そのほか、デイサービスに向いていない人の特徴を「デイサービスの仕事に向いていない人の特徴を解説!適性の判断方法とは?」の記事で解説しているので、気になる方はご一読ください。
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デイサービスの送迎業務が怖い…運転が苦手・不安なときの対処法を解説!
デイサービスで働く介護職の平均給与
厚生労働省の「令和6年度介護従事者処遇状況等調査結果(p.148)」によると、2024年度におけるデイサービスで働く介護職の平均給与は29万4,440円です。そのうち、働き始めて間もない勤続1年目(勤続1年~1年11ヶ月)の介護職員の平均給与は27万210円でした。介護業界は勤続年数を重ねると給与が増えていく傾向にあるため、同じ職場で地道に働くことで給与アップが期待できます。
また、同資料(p.161)によると、デイサービスで働く介護職員のうち、無資格の平均給与は28万90円、有資格者は29万5,610円でした。介護系の資格を取得することでも給与アップを目指していくことが可能です。
デイサービスの給与は、特養や老健など、夜勤があるほかのサービス形態と比較して給与が低めといえます。これは、日勤のみで働く傾向があるため、夜勤手当や深夜手当を支給される機会が少ないためと考えられるでしょう。
また、デイサービスの利用者さんの要介護度が低い傾向にあることから、専門的な介護スキルが要求されないことが給与に影響している可能性もあるでしょう。
デイサービスの給与について詳しく知りたい方は、「デイサービスの給料相場は?平均給与額や手取り額、ほかの介護施設との比較」の記事もあわせてご覧ください。
出典
厚生労働省「令和6年度介護従事者処遇状況等調査結果」(2025年6月6日)
デイサービスで初めて介護職として働く場合の心構え
ここでは、未経験で介護職に挑戦する方向けに、デイサービスで働く場合の心構えを解説します。利用者さんやご家族、職場の上司や先輩とのコミュニケーションを大切にしながら、積極的に仕事を覚えていこうとする姿勢が大切です。
笑顔やコミュニケーションを大切にする
利用者さんが楽しい時間を過ごせるように、笑顔とコミュニケーションを大切にしましょう。明るい表情で接したり、利用者さんの気持ちに寄り添ったりする姿勢に、ポジティブな感情を持ってもらえるはずです。
利用者さんのなかには、職員との会話を楽しみにしている方も。挨拶を欠かさず行ったり、利用者さんの好きなものや趣味を聞いてみたりするなど、積極的にコミュニケーションを取ることが重要です。
また、一緒に働く職場の職員とのコミュニケーションも大切にしましょう。業務で分からないことや気になること、利用者さんに関する気づきなどは、常に報告・連絡・相談を心掛けることが大切です。
メモを取るなど積極的に仕事を覚える
業務の流れや職場のルール、仕事内容を覚えるために、メモを取る習慣をつけると良いでしょう。利用者さんの名前や顔、接し方の注意点、業務の流れなどを細かく記録すれば、業務をスムーズにこなしやすくなります。デイサービスは、レクリエーションの企画や送迎ルートなど、覚えることが多岐にわたる傾向があり、一度で完璧に仕事を把握するのは難しいかもしれません。しかし、メモを活用できれば、教えてもらったことを繰り返し見返せたり、忘れてしまってもすぐに確認できたりするため、仕事を覚えるうえで役立つでしょう。
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初めての介護職でデイサービス求人を選ぶ際の注意点
デイサービスの求人を探す際は、以下の点を意識すると働きやすい職場を見つけられる可能性が高まります。
事業所の種類や特徴をあらかじめ理解しておく
デイサービスの求人に応募する前に、事業所の種類や特徴を理解しておくようにしましょう。前述したとおり、デイサービスには一般的なデイサービスに加えて、認知症対応型デイサービスや療養型デイサービスなど、いくつかの種類があります。
利用対象者や提供サービス、定員などによって利用者さんとの関わり方や職場の雰囲気などが異なるので、ミスマッチを防ぐためにも自分の希望に合うデイサービスの求人を検討することが重要です。
休日や残業の有無を確認する
家庭との両立を重視して働く場合は、休日や残業の有無などを忘れずにチェックしましょう。なかには、年間の休日数や残業時間を掲載していない求人もあるため、面接のときに確認しておくと安心です。
デイサービスの求人探しに迷ったら転職エージェントを利用してみよう
デイサービスの求人探しに迷ったら、転職エージェントの利用を検討してみると良いでしょう。転職エージェントなら、客観的な目線で求職者の希望に合わせた求人を提案することが可能です。自分1人では探しづらい求人が見つかる可能性があるため、就職・転職先の選択肢を広げることにつながるでしょう。また、残業や休日数といった施設に直接聞きにくいことも、エージェントを通して施設に確認してもらえます。
「介護職として働くなら何をチェックして求人を選べば良いのか分からない」という方は、レバウェル介護(旧 きらケア)に相談してみませんか?
レバウェル介護(旧 きらケア)は、介護業界に特化した転職エージェント。介護の仕事に精通したキャリアアドバイザーが、介護求人の探し方や選ぶポイントをお教えします。豊富な介護求人をご用意しているので、あなたの希望に合う職場もきっと見つかるはず!まずはお気軽にお声がけくださいね。
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デイサービスについてよくある質問
ここでは、デイサービスに関するよくある質問にお答えします。デイサービスの働きやすさや、志望動機の書き方が気になる方は、ぜひチェックしてみてください。
デイサービスの仕事は「楽すぎ」って本当?
デイサービスの仕事は「楽すぎ」かどうかは、業務の向き不向きによって感じ方が異なるでしょう。デイサービスが「楽すぎ」と言われる理由は、基本的に日勤のみのため、一定の生活リズムで過ごせたり、比較的自立した利用者さんが多いことから身体介護の負担が少ない傾向にあったりするためです。しかし、レクリエーションの企画・実施や送迎業務に苦手意識があると、精神的な負担になる場合があるでしょう。
デイサービスの向き不向きを「デイサービスの向き不向きは?」で解説しているので、自分に合うかどうか確認してみてください。
初めての介護職でデイサービスの仕事はきつい?
介護職が初めての場合、デイサービスに限らず、介護の仕事を覚えたり慣れたりするまではきついと感じるかもしれません。しかし、利用者さんの要介護度が低い傾向にあるデイサービスは、身体介護が比較的少なく、高度な介護スキルを求められにくいため、介護職未経験の方がスタートするには適した職場といえるでしょう。
「デイサービスの仕事はきつい?」と気になる方は、「デイサービスの仕事がきつい理由は?介護職員の業務内容や必要資格をご紹介」の記事もあわせてご一読ください。
デイサービスの志望動機の伝え方は?
志望動機の伝え方のポイントは、「なぜ介護の仕事をしようと思ったのか」「なぜデイサービスを選んだのか」を押さえることです。たとえば、「人の役に立ちたかったから介護の仕事を選んだ」「イベント企画の経験をレクリエーションに活かせると思ったからデイサービスを志望した」のように説明すると良いでしょう。
さらに、応募先の事業所の理念や特色を調べて、デイサービスのなかでもその事業所だからこそ働きたい理由を述べられると効果的です。
「デイサービスの志望動機の書き方を解説!介護施設未経験の例文もご紹介」で例文を取り上げているので、デイサービスの選考を受ける方は参考にしてみてください。
まとめ
デイサービスは、無資格・未経験の方も働けるため、介護の仕事が初めてという方も介護職としてスタートしやすいでしょう。無資格で働き始めた場合、1年以内に「認知症介護基礎研修」の受講が必要となりますが、取得ハードルは低いため働きながらでも無理なく修了を目指せます。
無資格・未経験からスタートできるデイサービスですが、介護系の資格を持っていると即戦力として重宝されるでしょう。また、介護の資格以外にも、送迎業務があるデイサービスでは「自動車運転免許」が求められるようです。
デイサービスで働く介護職の基本的な仕事内容は、「送迎業務」「健康チェック」「生活援助」「身体介護」「レクリエーションの企画・実行」などです。無資格の介護職が担当する仕事も、大きな違いはありません。先輩職員から教わりながら段階的にできる仕事を増やしていくことになるでしょう。
デイサービスで働く場合、「利用者さんの要介護度が比較的低い」「基本的に夜勤がない」などのメリットがあります。一方で、「利用者さんが日によって異なる」「レクリエーションの企画が大変」などのデメリットもあるため、自分の向き不向きに応じてデイサービスで働くかどうか検討することが大切です。
求人を探すときは、残業時間や休日数などの条件を確認して自分が働きやすいと思える施設を探しましょう。
「自分に合うデイサービスの求人探しを手伝ってほしい!」という方は、レバウェル介護(旧 きらケア)に活用してみませんか?
レバウェル介護(旧 きらケア)の専任のキャリアアドバイザーがキャリアカウンセリングを実施し、あなたに合うデイサービスの求人をご提案します。また、就職・転職にあたっての不安や疑問へのアドバイスにも対応。サービスはすべて無料なので、まずはお気軽にお問い合わせください。
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執筆者

「レバウェル介護」編集部
お役立ち情報制作チーム
介護職専門の転職支援サービス「レバウェル介護」が運営するメディア。現役の介護職とこれから介護職を目指す方に寄り添い、仕事や転職の悩み・疑問を解決する記事を制作している。これまでに公開した記事は1400記事(※)以上。制作チームには介護福祉士ライターも在籍し、経験をもとにリアルな情報をお届け。資格や介護技術など、スキルアップにつながる情報も発信中!(※)2023年10月時点



