デイサービスの給料はどれくらい?ほかの介護施設の平均と比較

介護職の給料 2021年11月18日
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高齢女性の座る車椅子を押す女性介護スタッフ

デイサービスの給料はほかの介護施設と比較して低いといわれることがあります。しかし、厚生労働省の資料によると、各施設の平均給料額は大きな差はありません。そのため、デイサービスの給料が低いといわれる理由の一つとして、夜勤手当がないことが挙げられます。この記事では、デイサービスで働く介護職についての給料事情を解説。デイサービスで働きながら給料を上げる方法などもご紹介します。

目次

デイサービスの給料はほかの介護施設と比べると低い?

夜勤業務がないデイサービスは、夜勤手当がないため平均給与額が低くなる傾向にあるようです。ここでは、デイサービスの給料と、ほかの介護施設の「平均給料額」と「平均給与額」をご紹介。「給料」とは、施設から支給される手当や賞与などを除いた金額で、「給与」は施設から受け取るすべてを含めた金額です。

施設名平均給料額平均給与額
デイサービス180,540円280,600円
デイケア175,810円305,660円
グループホーム170,460円287,770円
訪問介護186,960円306,760円
有料老人ホーム180,500円322,020円
介護老人福祉施設(特養)191,530円350,430円
介護老人保健施設(老健)177,670円338,920円

引用:厚生労働省「令和2年度介護従事者処遇状況等調査結果(p131p184)」

厚生労働省の「令和2年度介護従事者処遇状況等調査結果」によると、各施設の平均給料額には大きな差はないようです。しかし、手当や賞与を含めた平均給与額を見ると、デイサービスはほかの介護施設より低くなっています。特に差が大きいのは、介護老人福祉施設(特養)で、デイサービスとの違いは7万円です。特養は、医療的ケアの提供や夜勤勤務があるため、給与が高くなります。また、デイサービスと同じ通所サービスである、デイケアの平均給与額も比較的高い水準にあります。これも、リハビリや医療的ケアといった提供している介護サービスの違いが給与・給料の額に影響しているといえるでしょう。

デイサービスの正社員とパートの平均給与

「令和2年度介護従事者処遇状況等調査結果」によると、正社員で働くデイサービスの介護職の平均給与額は 280,600円(月給・常勤の者)パートの平均給与は、109,710円(時給・非常勤の者)となっています。パートの場合、勤務時間によって給与・給料は大きく変わりますが、家庭の事情などに合わせて勤務時間やシフトの変更がしやすい働き方が可能です。一方、正社員は、勤務時間や日数が固定されており、業務上の責任は重くなりますが、給料は安定しており、福利厚生や各種手当、賞与といった待遇面は比較的良いでしょう。

デイサービスへの転職は給与・給料だけで決めない方が良い?

デイサービスには夜勤業務がないのが特徴です。ここでは、給料や給与の金額だけで就職・転職先を決めない方が良い理由を解説します。

給料は低いが夜勤がない

デイサービスの利用者さまは基本的に自宅で生活をしているので、介護職員には夜勤業務がありません。長期入所施設と比べて給与は低くなりますが、「身体的に夜勤が辛い」「子育てや家族の介護があるので、日勤のみで働きたい」という方はデイサービスでの仕事がおすすめです

資格取得などスキルアップに使える時間がある

デイサービスでは、「夜勤がないため規則正しい生活ができる」といった声が多くあります。そのため、資格取得に向けて勉強する時間が多く確保できるのもメリット。介護職に就職・転職する際には、給料や手取り額だけではなく、自分に合った働き方ができる職場を選ぶことが大切です。

デイサービスの介護職員として給与・給料を上げる方法

デイサービスの介護職員として給与・給料を上げるには「経験を積む」「役職につく」「資格を取得する」といった方法があります。下記で詳しく解説するので、参考にしてみてください。

経験を積む

昇給制度のあるデイサービスなら経験年数を積んでいくことで、給料(基本給)を上げられます。

継続年数平均給料額
1年(勤続1年~1年11か月)173,930円
5年(勤続5年~5年11か月)173,870円
10年(勤続10年~10年11か月)197,990円
15年(勤続15年~15年11か月)194,690円
20年以上233,580円

引用:厚生労働省「令和2年度介護従事者処遇状況等調査結果(p190)」

厚生労働省の「令和2年度介護従事者処遇状況等調査結果」によると、経験年数1年の給料は 173,930円ですが、10年で197,990円となり、おおよそ2万円上がっています。さらに20年以上になると233,580円で、経験年数1年の給料と比べると約6万円上がっていることになります。また、経験が長いと転職時に有利になるメリットも。デイサービスで給料を上げるには、こつこつと経験を積むことが大切です。

役職につく

デイサービスの管理者や生活相談員といった役職につくことで、役職手当が支給され給与・給料を上げられます。厚生労働省の「令和2年度介護従事者処遇状況等調査結果」によると、デイサービスの管理職でない場合の平均給与額 274,160円に対して、管理職は 341,190円。おおよそ3万円の差があります。管理者になるために必要な資格は定められていませんが、十分な経験やスキルが必須です。また、生活相談員になるには、デイサービスによって違いはあるものの、社会福祉士や介護福祉士、ケアマネージャーといった資格のいずれかを取得している必要があります。

資格を取得する

介護施設の大半は、保有資格によって資格手当を支給しているので、資格を取得することで給与・給料を上げられます。

保有資格平均給与額
保有資格なし249,830円
介護職員初任者研修266,200円
実務者研修274,270円
介護福祉士294,980円
ケアマネージャー338,380円

引用:厚生労働省「令和2年度介護従事者処遇状況等調査結果(p166)」

厚生労働省の「令和2年度介護従事者処遇状況等調査結果」によると、デイサービスの介護職員で資格がない場合の平均給与額は 249,830円ですが、介護職員初任者研修を取得すると 266,200円、実務者研修取得で274,270円と上がっています。さらに、介護福祉士は 294,980円、ケアマネージャーになると338,380円です。介護施設によっては、資格取得にかかる費用などを負担してくれるところも。資格を取得してスキルアップを目指したい方は、資格取得支援制度が充実している介護施設がおすすめです。資格取得支援制度が整った介護施設をお探しの方は「きらケア介護求人」にご相談ください。きらケアでは業界に詳しいアドバイザーがカウンセリングを行い、施設形態や就業形態、あなたの経験に合った求人をご紹介。実際に施設を訪問して情報収集をしているので、文字だけでは伝わらない職場の雰囲気もお伝えします。

まとめ

デイサービスは日勤のみの勤務形態のため、夜勤手当がつかず平均給与額が低くなる傾向が見られます。ただ、夜勤がないので「身体的に夜勤が辛い」「子育てや家族の介護で日勤のみで働きたい」という方には、働きやすい職場環境です。また、デイサービスで働きながら「経験を積む」「役職につく」「資格を取得する」ことで給料を上げられる場合があります。給与・給料の額のみで就職・転職を決めず、自分に合った働き方を見つけることも大切です。介護業界専門の転職情報を提供するきらケアでは、年収や待遇といった細かい条件交渉も代行しますので、お気軽にご相談ください。

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