
この記事のまとめ
- パートなど時給制で働くデイサービスの介護職員の平均時給は1,300円台
- デイサービスのパート職員に賞与が支給されるかどうかは施設によって異なる
- デイサービスのパート職員が時給を上げる方法は、資格を取得するなどがある
「デイサービスのパートの平均時給はいくらなの?」と気になる方もいるのではないでしょうか。デイサービスで働く介護職員の平均時給は、常勤が約1,380円、非常勤が約1,331円です。この記事では、デイサービスで働くパート職員(時給制の介護職員)の平均時給やボーナスの有無、給料を上げる方法を解説します。デイサービスで勤務している方や、「時給を上げたい」と感じている方は参考にしてみてください。
デイサービスとは簡単にいうとどんな施設?介護職向けに基本を解説します目次
デイサービスのパートの平均時給
厚生労働省の「令和6年度介護従事者処遇状況等調査結果 (p.131)」をもとに算出すると、時給制で働くデイサービスの介護職員の平均時給は、常勤が1,380円、非常勤が1,331円でした(小数点以下は切り捨て)。こちらの平均時給は、平均給与を実労働時間数で割った金額で、平均給与には手当や一時金を含みます。
| 平均給与 | 実労働時間数 | 平均時給(平均給与÷実労働時間数) | |
| 常勤 | 22万2,780円 | 161.4時間 | 1,380円 |
| 非常勤 | 12万2,140円 | 91.7時間 | 1,331円 |
参考:厚生労働省「令和6年度介護従事者処遇状況等調査結果 (p.131)」
また、同資料(p.181)によると、デイサービスで時給制で働く場合の平均基本給(手当や一時金を含まない時給)は、常勤1,090円、非常勤1,080円です。
上記は、デイサービスで時給制で働く介護職員の給与データで、パートとして働く介護職員のみに限定したものではない点にご留意ください。
実際どれだけもらえるの?
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デイサービスのパート職員は時給が低い?
「デイサービスで働くパート職員の時給は、ほかの施設と比べて低いの?」と気になる方もいるのではないでしょうか。ここでは、デイサービスとほかの介護施設で働く時給制の職員の時給を比較します。また、短時間労働者全体の平均時給とも比較するので、給料の違いが気になる方は参考にしてみてください。
ほかの介護施設・事業所との平均時給の比較
厚生労働省の「令和6年度介護従事者処遇状況等調査結果(p.131)」をもとに、時給制で働く介護職員の施設形態別の平均時給を下記にまとめました。なお、ご紹介する平均時給は、平均給与を実労働時間で割って算出しており、平均給与には手当や一時金が含まれます。
常勤パートの介護職員の平均時給
パートなど、時給制・常勤で働く介護職員の施設形態別の平均時給は、以下のとおりです(小数点以下は切り捨て)。

参考:厚生労働省「令和6年度介護従事者処遇状況等調査結果(p.131)」
デイサービスで働く時給制・常勤の介護職員の平均時給は約1,380円で、介護事業所全体と比較して約130円低い結果です。最も時給が高い特定施設入居者生活介護事業所(介護付き有料老人ホームなど)の約1,999円と比べると、600円以上差があります。
デイサービスの常勤パートの平均時給は、ほかの介護施設と比較して低い傾向にあるといえるでしょう。
非常勤パートの介護職員の平均時給
パートなど、時給制・非常勤で働く介護職員の施設形態別の平均時給は、以下のとおりです。

参考:厚生労働省「令和6年度介護従事者処遇状況等調査結果(p.131)」
デイサービスで働く時給制・非常勤の介護職員の平均時給は約1,331円で、介護事業所全体と比較して約200円低い結果です。最も時給が高い訪問介護事業所の約1,805円と比べると、400円以上差があります。
デイサービスのパート職員の平均時給は、常勤・非常勤ともにほかの施設形態より低いといえるでしょう。
なお、実際の時給は、保有資格や勤続年数などによって増減する可能性があるので、ご紹介した平均時給はあくまで参考としてご覧ください。
出典
厚生労働省「令和6年度介護従事者処遇状況等調査結果」(2025年12月3日)
一般的なパート職員との平均時給の比較
厚生労働省の「令和6年賃金構造基本統計調査 短時間労働者(p.1)」によると、年齢別の短時間労働者の平均時給は以下のとおりです。なお、こちらの平均時給は、賃金を所定内労働時間数で割った、1時間あたりの賃金となっています。

参考:厚生労働省「令和6年賃金構造基本統計調査 短時間労働者(p.1)」
短時間労働者全体の平均時給は1,476円でした。20代後半以降は、いずれの年代の平均時給も1,500円以上です。
先述したように、デイサービスの非常勤の介護職員の平均時給は約1,331円なので、短時間労働者全体の平均より低いといえます。ただし、2つのデータは算出方法が異なるので、給与比較は参考程度にご覧ください。
パートの時給は年齢による差だけではなく、地域差もあるでしょう。働く地域によって最低賃金は異なり、平均時給は地方より都市部のほうが高い傾向にあります。そのため、時給を調べる際は、自分の住む地域の求人を参考にしてみると良いでしょう。
「パート・アルバイト の介護求人一覧」から、地域やこだわり条件を指定して介護求人を検索してみてくださいね。
出典
厚生労働省「令和6年賃金構造基本統計調査 結果の概況」(2025年12月3日)
デイサービスのパート職員に賞与は支給される?
正社員の介護職員は賞与が支給されることがありますが、パートの場合はどうなのでしょうか。ここでは、デイサービスのパート職員にも賞与は支給されるのかを解説します。
パート職員にも賞与を支給するかは施設によって異なる
パート職員にも賞与を支給するかどうかは、施設によって異なります。ただし、パート職員に賞与を支給する施設は少ない傾向があるようです。
賞与は、支給が義務付けられていない特別な給与なので、正社員であっても賞与がもらえない事業所もあるでしょう。求人情報には賞与の有無や支給実績が書かれているので、求職活動の際は細部まで目を通してみてください。賞与がある求人は、「賞与ありの介護求人一覧」で紹介しています。
支給されても正社員より少額の傾向がある
パート職員にも賞与を支給するデイサービスはありますが、正社員よりも少額の場合が多いでしょう。
正社員とパートは、仕事内容や勤務時間などに差があります。正社員は、より責任のある仕事を行っていたり、パートよりも長時間の勤務していたりといった違いから、賞与が高額になるのが一般的です。
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デイサービスのパートで時給を上げる方法
ここでは、デイサービスのパートで時給を上げる方法について解説します。資格を取ったり勤続年数を重ねたりすることで、平均よりも高い給与を狙えるでしょう。
デイサービスでの介護に役立つ資格を取る
デイサービスでの介護に役立つ資格を取ることで、時給アップや資格手当による給与アップが期待できます。気になる求人を見つけたときは、資格手当の支給があるかも確認しましょう。
厚生労働省の「令和6年度介護従事者処遇状況等調査結果(p.166)」をもとに、デイサービスで働く介護職員(時給制・非常勤)における、保有資格別の平均時給を以下にまとめました。なお、平均時給は、手当や一時金を含む平均給与を、実労働時間で割って算出しています(小数点以下は切り捨て)。

参考:厚生労働省「令和6年度介護従事者処遇状況等調査結果(p.166)」
無資格者と介護福祉士の時給差は134円ほどです。たとえば月90時間勤務であれば、1万2,000円程度の給与アップが見込めます。また、資格を持っていればキャリアアップによる給料アップも目指せるでしょう。
デイサービスの仕事に活かせる資格を以下にまとめました。
介護職員初任者研修
介護職員初任者研修は、介護における基礎的な知識や技術を学ぶ資格です。初任者研修を持っていれば、デイサービスをはじめとする多くの介護施設でスキルを活かして働けるでしょう。介護未経験の方も取得しやすく、難易度が低めの資格です。
初任者研修を取得した人の給料事情が気になる方は、「介護職員初任者研修を取得すると給料が増える?手当の相場や平均給与を解説」の記事をチェックしてみてください。
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レバウェル介護の資格スクール介護福祉士実務者研修
介護福祉士実務者研修は、初任者研修の上位にあたる資格です。初任者研修よりも専門的な内容で、医療的ケアの知識・スキルも学べます。取得すれば介護の知識と技術をより深められるため、デイサービスの仕事にも役立つでしょう。
また、実務者研修を取得することと、介護等の実務経験を3年以上積むことの2つを満たせば、介護福祉士国家試験の受験資格を得られます。
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介護福祉士
介護福祉士は、「福祉の三大国家資格」や「三福祉士」といわれる資格の一つで、介護業務などに役立ちます。介護福祉士を持っていれば、パートであっても高い時給や高待遇の条件で採用される可能性があるでしょう。
介護福祉士の資格を取得して経験を積むことで、ケアマネジャーや認定介護福祉士の資格取得など、介護業界でさらなるキャリアアップも目指せます。
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社会福祉士
社会福祉士も「福祉の三大国家資格」といわれる資格で、相談援助などに役立ちます。介護福祉士と同じく、社会福祉士の資格があることで、高時給や資格手当の支給などが期待できるでしょう。また、社会福祉士の資格を取得すると、生活相談員へのキャリアアップが可能です。
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介護予防指導士(R)
介護予防指導士(R)とは、介護予防の指導に活かせる資格です。初任者研修や実務者研修の資格保持者は、介護予防指導士講習を受講できます。介護予防指導士(R)の資格を活かしてデイサービスで活躍すれば、専門性が評価されて時給が上がる可能性もあるでしょう。
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経験を積んで勤続年数を重ねる
介護施設によっては、経験を積んで勤続年数を重ねることで、パートの時給が上がる場合があります。
同資料(p.158) によると、デイサービスで働く介護職員(時給制・非常勤)の勤続年数別の平均時給は以下のとおりです。平均時給の算出方法は、「平均給与÷実労働時間」で、平均給与には手当や一時金を含みます(小数点以下は切り捨て)。
| 勤続年数 | 平均時給(平均給与額÷実労働時間数) |
| 1年~4年 | 1,297円 |
| 5年~9年 | 1,351円 |
| 10年以上 | 1,353円 |
参考:厚生労働省「令和6年度介護従事者処遇状況等調査結果(p.158)」
勤続1年~4年と比べて、勤続5年以上の平均時給は50円以上高いことが分かります。
「なかなか時給が上がらないから転職しよう」と考えるのも間違いではありませんが、転職活動を始める前に、職場の昇給制度についてきちんと認識しておくことも大切です。介護職としての経験や保有資格、勤続年数などでパートも昇給できないか、今一度就業規則や契約内容を確認してみましょう。
出典
厚生労働省「令和6年度介護従事者処遇状況等調査結果」(2025年12月3日)
雇用形態を変える・転職を検討する
現在の職場でパートとして働き続けても昇給が望めない場合、雇用形態を変えたり転職を検討したりするのも選択肢の一つです。
より時給の高いデイサービスを探して転職すれば、新しい職場で働き始めた時点で給与は上がるでしょう。また、パートから正社員・契約社員などに雇用形態を変えることでも、給与が上がる可能性があります。
雇用形態別のメリット・デメリット
デイサービスの正社員や契約社員を目指す場合、「やっぱりパートのほうが良かった」と後悔しないために、雇用形態別のメリット・デメリットを理解しておきましょう。
正社員のメリットは、雇用が安定することと給与・賞与アップを望めることです。「デイサービスのパート職員に賞与は支給される?」の項でも触れましたが、正社員はパートよりも責任が大きい仕事を任され、その分給与が優遇される傾向があります。
ただし、正社員になると、月の出勤日数や勤務時間が増える可能性があることは認識しておきましょう。
パートとして働くメリットは、月の出勤日や勤務時間を比較的自由に決められる傾向があることです。プライベートに影響が出ないよう日時を調整して勤務すれば、子育て・家事などと仕事を両立させやすいでしょう。そのため、ワーク・ライフ・バランスを重視したい方は、「パートのほうが向いている」と感じるかもしれません。
パートのデメリットは、正社員よりも給与が低かったり、非正規で雇用が安定していなかったりする傾向があることです。また、時給制のパート職員は、給与が働く時間や日数によって変動することも、月給制で働く場合との違いです。
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好きな場所や時間で働きたいなら介護派遣がおすすめ
「高い時給は欲しいけど、勤務地や勤務時間は自由に選びたい」と考える方は、デイサービスのパートではなく派遣という選択肢を検討するのも良いかもしれません。
介護派遣は、実際に働く施設ではなく派遣会社に雇用され、給与も派遣会社から支給されます。契約が有期雇用であることや採用コストの低さから、派遣の時給はパートよりも高い場合が多いので、給与とワーク・ライフ・バランスの両方を重視したい方に合っているでしょう。
希望条件やこれまでの経験などを加味したうえで、派遣会社から適性のある仕事を紹介してもらえるので、自分で求人を探す手間が省けるのもメリットです。
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実際どれだけもらえるの?
パートの介護職員の時給は今後上がる?
国による介護職員の処遇改善の取り組みが続いているため、パートとして働く介護職員の給料も増加傾向にあります。
賃金改善などを目的とする介護報酬の加算である「介護職員等処遇改善加算」の配分対象者に、雇用形態の定めはありません。そのため、パート職員も、施策によって処遇改善手当が支給されたり、時給がアップしたりする可能性があるでしょう。
厚生労働省の「令和6年度介護従事者処遇状況等調査結果(p.181)」によると時給制・常勤の介護職員の2023年の平均基本給(手当や一時金を除く時給)は1,080円、2024年は1,110円。非常勤の場合、2023年は1,180円、2024年は1,220円でした。
上記のデータから、パートの介護職員の時給は近年上がっていると考えられ、今後も給与アップが期待できます。パートなどの介護職員の給料が上がるかどうか気になる方は、「【2025年最新】介護職員の給料は上がる?処遇改善の取り組みを解説」の記事もぜひチェックしてみてください。
出典
厚生労働省「令和6年度介護従事者処遇状況等調査結果」(2025年12月3日)
デイサービスのパートの時給についてよくある質問
ここでは、デイサービスのパート職員の時給についてよくある質問に回答します。「デイサービスの時給ってどれくらいなの?」と気になる方はぜひご覧ください。
デイサービスのパートの時給はいくらぐらいですか?
厚生労働省の「令和6年度介護従事者処遇状況等調査結果(p.131)」をもとに算出した、デイサービスで働く時給制の介護職員の平均時給(平均給与÷実労働時間数)は、常勤が1,380円、非常勤が1,331円です(小数点以下は切り捨て)。この結果から、デイサービスで働くパートの介護職員の平均時給は1,300円台程度だと分かります。
デイサービスのパート職員の時給は、地域や施設、保有資格などによって異なるので、あくまで参考としてご覧ください。なお、計算に使用した「平均給与」は、手当や一時金を含む金額です。
この記事の「ほかの介護施設・事業所との平均時給の比較」では、パートの介護職員の平均時給を施設形態別に比較しています。ほかの施設形態の時給相場も知りたい方は、ぜひご一読ください。
出典
厚生労働省「令和6年度介護従事者処遇状況等調査結果」(2025年12月3日)
デイサービスのパートで高時給を目指せる?
デイサービスのパート職員が高時給を目指すには、資格を取得したり、一つの事業所で勤続年数を重ねたりする方法があります。「給料がなかなか上がらない…」という方は、より時給の高いデイサービスに転職するのも一つの選択肢です。
「デイサービスのパートで時給を上げる方法」では、時給をアップさせるコツを解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
まとめ
デイサービスで働く時給制の介護職員の平均時給を「平均給与÷実労働時間数」で求めると、常勤が1,380円、非常勤が1,331円でした(小数点以下は切り捨て)。
介護老人福祉施設(特別養護老人ホーム)や介護老人保健施設(老健)といったほかの介護施設と比較すると、デイサービスのパートの平均時給は低いようです。
ただし、資格を取ったり雇用形態を変えたりすることで、収入アップを狙うことは可能です。高時給と勤務地・勤務時間の自由を両方重視したいのであれば、パートではなく派遣という働き方を検討する選択肢もあります。
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実際どれだけもらえるの?
執筆者

「レバウェル介護」編集部
お役立ち情報制作チーム
介護職専門の転職支援サービス「レバウェル介護」が運営するメディア。現役の介護職とこれから介護職を目指す方に寄り添い、仕事や転職の悩み・疑問を解決する記事を制作している。これまでに公開した記事は1400記事(※)以上。制作チームには介護福祉士ライターも在籍し、経験をもとにリアルな情報をお届け。資格や介護技術など、スキルアップにつながる情報も発信中!(※)2023年10月時点


