介護職員初任者研修修了者の給料はいくら?手当の相場や平均給与を解説!

介護職の給料 2026年8月21日
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この記事のまとめ

「介護職員初任者研修修了者の給料はいくら?」と気になる方もいるのではないでしょうか。初任者研修を保有する介護職員の平均給与は約32万円で、無資格の職員より給与が高い傾向があります。この記事では、初任者研修を保有する介護職の給料事情を解説。無資格者との給与比較や、資格手当の相場についてもまとめました。初任者研修を取得するメリットや取得した方の体験談も紹介するので、受講を検討中の方はご一読ください。

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目次

介護職員初任者研修を取得した人の給料

ここでは、介護施設・事業所で働く介護職員のうち、介護職員初任者研修を保有する人の平均給与・年収と手取りの相場をご紹介します。初任者研修の取得を検討している方は、参考にしてみてください。

平均給与・平均年収

厚生労働省の「令和6年度介護従事者処遇状況等調査結果(p.161)」によると、介護職員初任者研修を保有する月給制・常勤の介護職員の平均給与は32万4,830円です。平均給与を12ヶ月分に換算して求めた平均年収は、389万7,960円でした。
こちらの平均給与は、「基本給(月額)+手当+一時金(4~9月支給金額の1/6)」で計算された金額です。

同資料(p.165)によると、介護職員初任者研修を保有する時給制・非常勤の介護職員の平均給与は12万4,880円で、平均年収を算出すると149万8,560円となります。

なお、常勤の実労働時間は164.8時間、非常勤は79.1時間です。平均給与を実労働時間で割って時給換算すると、常勤は約1,971円、非常勤は約1,579円で、常勤のほうが約392円高いことが分かります。
ただし、施設や働き方などによって給与額は変わるので、上記はあくまで目安としてお考えください。

平均的な手取り

前述した平均給与・平均年収に0.8を掛けて手取りの目安を計算すると、介護職員初任者研修を保有する月給制・常勤の介護職員の手取り給与は約26万円、手取り年収は約312万円になります。時給制・非常勤の場合、手取り給与の相場は約10万円、手取り年収は約120万円です。

手取りとは、給与から社会保険料や税金などを差し引いた金額のことで、給与の8割程度。ただし、あくまでも目安の金額なので、参考程度にご覧ください。

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介護職員初任者研修修了者と無資格者の給料の違い

無資格の介護職員は、介護職員初任者研修を取得することで給料が上がる可能性があります。そのため、介護職員として働き続けたい場合は、初任者研修を積極的に取得すると良いでしょう。以下で、初任者研修修了者と無資格者の給料の違いを解説します。

常勤職員の初任者研修の有無による給料の違い

厚生労働省の「令和6年度介護従事者処遇状況等調査結果(p.161)」をもとに、月給制・常勤の介護職員における、初任者研修修了者と無資格者の平均給与(月収)と平均年収を以下にまとめました。
なお、平均年収は、平均給与に12を掛けて算出した金額です。

保有資格平均給与(月収)平均年収
介護職員初任者研修32万4,830円389万7,960円
無資格29万620円348万7,440円

参考:厚生労働省「令和6年度介護従事者処遇状況等調査結果(p.161)」

介護職員初任者研修を保有している介護職員の平均給与は、無資格の介護職員より月収で3万円以上、年収で41万円以上高いことが分かります。

非常勤職員の初任者研修の有無による給料の違い

同資料(p.165)を参考に、時給制・非常勤の介護職員における、初任者研修修了者と無資格者の平均給与(月収)と平均年収を以下にまとめました。

保有資格平均給与(月収)平均年収
介護職員初任者研修12万4,880円149万8,560円
無資格12万4,260円149万1,120円

参考:厚生労働省「令和6年度介護従事者処遇状況等調査結果(p.165)」

非常勤の介護職員における、初任者研修修了者と無資格者の平均給与の差は、月収で620円、年収では約7,000円でした。

非常勤の介護職員の実労働時間の平均を見ると、無資格者よりも初任者研修修了者のほうが、1ヶ月あたり14.3時間少ない状況です。労働時間が少ないにもかかわらず、初任者研修修了者のほうが無資格者よりも平均給与が高いことから、非常勤の場合も資格によって給料が上がる傾向にあると分かります。

介護職員初任者研修と無資格で給料に差がつく理由

介護職員初任者研修修了者と無資格者の給与に差がつくのは、初任者研修を取得すると資格手当がついたり昇給したりする場合があるためです。

初任者研修を取得すると、1人で身体介護の業務を行えるようになります。無資格者より専門性の高い介護を提供できることや、業務の範囲が広がることから、スキルを評価して有資格者の給与を高く設定する傾向があるようです。

初任者研修の利点については「介護職員初任者研修を取得するメリット」で後述するので、あわせてチェックしてみてください。

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介護職員初任者研修の資格手当の相場

レバウェル介護(旧 きらケア)の調査によると、介護職員初任者研修を保有する介護職員における、資格手当の有無と支給される場合の金額は以下のとおりです。

介護職員初任者研修を保有する介護職員における、資格手当の有無と支給される場合の金額。詳細は以下

※調査時期:2023年10月11日~11月1日

初任者研修を保有する介護職員の59.6%が、「資格手当なし」という回答でした。次いで、「3,000円未満」「3,000円以上5,000円未満」と回答した人の割合が、それぞれ11%となっています。

介護職員初任者研修を取得しても、資格手当をもらえない職場がやや多い傾向にあるようです。資格手当をもらえる場合も、「3,000円未満」「5,000円以上」など、職場によって金額は異なります。初任者研修を取得することで資格手当をもらえるのか気になる方は、事前に職場に確認すると良いでしょう。

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介護職員初任者研修の給料が高い施設形態

職場の施設形態によっても、介護職員の給与水準は異なります。厚生労働省の「令和6年度介護従事者処遇状況等調査結果(p.161、p.162)」をもとに、介護職員初任者研修修了者の平均給与を施設形態別にまとめました。

初任者研修を保有する介護職員の施設形態別の平均給与。詳細は以下

参考:厚生労働省「令和6年度介護従事者処遇状況等調査結果(p.161、p.162)」

初任者研修を修了した介護職員の平均給与を施設形態別に見ると、特定施設入居者生活介護事業所(介護付き有料老人ホームなど)が約38万円と最も高いことが分かります。初任者研修修了者全体と比較して、特定施設入居者生活介護事業所の平均給与は5万円以上高い結果です。

また、介護老人福祉施設(特養)や訪問介護事業所の平均給与も高水準でした。特養は主に要介護3以上の利用者さんに対応するため、高度なスキルや体力が求められる分、給与水準が高い傾向があるようです。訪問介護事業所は、ホームヘルパーが初任者研修などの有資格者であるため、給与設定が高い傾向があると考えられます。

ただし、施設や地域などによって給与額は変化するので、平均給与はあくまでも参考としてご覧ください。

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介護職員初任者研修を取得するメリット

介護職員初任者研修を取得するメリットは、給与アップを狙えることや介護の知識・スキルが身につくこと、仕事の幅が広がることなどです。以下で、初任者研修を取得するメリットを解説するので、ぜひご覧ください。

給与がアップする傾向がある

「介護職員初任者研修修了者と無資格者の給料の違い」で紹介したように、初任者研修を取得すると給与がアップする傾向があります。初任者研修で資格手当がもらえる場合は確実にその分収入が増えるので、高給与を目指している方にとって資格取得は大きなメリットといえるでしょう。

介護の基本的な知識やスキルが身につく

介護職員初任者研修を取得する過程で、介護の基礎的な知識やスキルを網羅的に学べます。介護職は未経験から始めやすい仕事ですが、質の高い介護を提供するには、介護に関する知識や技術が必要です。
介護の経験が少ない方も、資格取得によって正しい知識とスキルが身につけば、自信をもって業務に取り組めるようになるでしょう。

仕事の幅が広がる

できる仕事の幅が広がり転職先の選択肢が増えることも、介護職員初任者研修を取得するメリットです。無資格の場合、有資格者の監督がないと利用者さんの身体介護を行えませんが、初任者研修修了者は1人で身体介護を行えます。

また、ホームヘルパーは、基本的に1人で利用者さんの自宅を訪問するため資格が必須です。初任者研修以上の資格があることを応募条件にしている場合が多いので、初任者研修を取得すれば、介護施設だけではなく訪問介護事業所も転職先の選択肢に入れやすいでしょう。

転職で有利になる可能性がある

介護職員初任者研修を取得していると、無資格よりも就職・転職の際に有利になる可能性があります。介護職が未経験の方も、資格を取ることで「介護の仕事への理解がある」という印象を採用担当者に与えられるかもしれません。
介護業界は人手不足の傾向にあり、資格を有している人は即戦力として採用されることも少なくないようです。

家族の介護に活かせる

介護職員初任者研修で身につけた介護の知識やスキルは、家族の介護にも活かせます。初任者研修では、介護を受ける人の尊厳の保持や、介護・福祉サービスの種類、認知症などについての理解を深めることが可能です。

家族に介護が必要になったとき、基本的な介助スキルや接し方のポイント、活用できるサービスを知っていると、適切な支援を行えるでしょう。

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介護職員初任者研修を取得するには

介護職員初任者研修を取得するには、スクールで講座を受講して修了試験に合格する必要があります。ここでは、介護職員初任者研修の取得方法を解説するので、ぜひご一読ください。

受講要件

介護職員初任者研修には受講要件がなく、誰でも受講可能です。介護の仕事を新しく始める人が最初に取るのにも適した基礎的な資格で、介護の経験がない人も取得できます。

資格の取得方法

介護職員初任者研修のカリキュラムは全10科目です。130時間の講座をすべて受講し、修了試験に合格することで資格を取得できます。

修了試験は学習内容の確認程度のレベルで、基本的にしっかり勉強していれば合格できるので、難易度は比較的低めです。万が一修了試験で不合格になったとしても、再試験を受けられるスクールが多いため、必要以上に心配することはありません。

通学講座と通信講座を併用できる

介護職員初任者研修は、「通学講座」または「通学+通信講座」で受講します。初任者研修には通学が必須の科目があり、通信講座のみで初任者研修を取得することはできません。しかし、130時間のカリキュラムうち40.5時間までは自宅学習で履修できるため、通学と通信講座の併用が可能です。

通学講座は教室で学習するため、ほかの受講生と情報共有ができ、モチベーションを高められるでしょう。通信講座は、仕事や家事の合間に家で受講できるので、効率良く取得したい人に向いている受講方法です。

働きながらの資格取得も可能

スクールの通学頻度はコースによってさまざまで、資格取得にかかる期間もそれぞれ異なります。週4回なら取得まで1ヶ月程度、週1回なら4ヶ月程度かかるのが一般的です。
働きながら介護職員初任者研修の取得を目指す場合は、週1回のコースを選択すれば、無理なく通学しやすいでしょう。また、「土日」「平日」「夜間」などさまざまな講座があります。

「介護職員初任者研修を働きながら取得する方法を解説!無料のスクールはある?」の記事では、働きながら初任者研修を取得したい方向けの情報をご紹介しているので、気になる方はぜひご一読ください。

受講費用

ここでは、介護職員初任者研修の受験費用について解説します。無料で資格を取得する方法もご紹介するので、あわせてチェックしてみましょう。

一般的な受講費用は4万円~10万円程度

一般的に、介護職員初任者研修取得の受講には4万円~10万円ほどの費用がかかります。スクールのサポート体制や立地によって、金額に差が出るようです。

「介護職員初任者研修修了者と無資格者の給料の違い」でご紹介したように、常勤の介護職員は、初任者研修の取得で年収が41万円ほど上がる可能性があることを考慮すると、受講して損はない金額といえるでしょう。

無料で取得する方法もある

以下のような制度を使うことで、無料で介護職員初任者研修を取得できる可能性があります。

  • 自治体や職場の資格取得支援制度
  • スクールの特待生制度
  • ハローワークの職業訓練

介護職員の確保・定着のための取り組みとして、職場や自治体が資格取得の費用を負担していることは少なくありません。また、ハローワークでは、就業支援の一環として職業訓練を提供しており、初任者研修が無料で取得できる講座も開講されています。

初任者研修を無料で取得する方法は、「介護職員初任者研修を無料で取得する方法は?メリットや支援制度を解説」の記事で解説しているので、興味がある方はぜひチェックしてみてください。

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実際に介護職員初任者研修を取得した方の体験談

ここでは、実際に介護職員初任者研修を取得した方の体験談を紹介します。「初任者研修を取得するとどうなるの?」と気になる方は、チェックしてみてください。

まずは、前向きな声から見てみましょう。

未経験で介護業界に飛び込み、最初は右も左もわからず不安ばかりの毎日でした。でも研修を通じて、正しい介助の仕方や専門的な介護用語などの基礎技術を学べたことで、現場でも自信を持って利用者さんと関われるようになりました。
さらに、無事に資格を取得できたおかげで毎月の給料も増え、収入面でもモチベーションが大幅にアップしています。(特別養護老人ホーム勤務・20代女性)

以前は無資格で施設勤務をしていましたが、利用者さんと1対1で関われる訪問介護に挑戦したいと思い初任者研修を受講しました。資格を取ったことで転職活動もスムーズに進み、現在は訪問介護の現場で働いています。
訪問先で1人で判断してケアをするのは責任重大ですが、研修で教わった基礎知識がそのまま実務に活きていると実感でき、やりがいを感じています。(訪問介護勤務・20代男性)

初任者研修を取得する過程で、加齢に伴う身体や心理の変化など、高齢者の方に対する理解が深まり、今の職場でも利用者さんへの声かけや接し方が大きく変わりました。
また、スクールで同じ目標を持つ受講者同士で交流ができたことも大きな財産で、職場は違っても今でも定期的に連絡を取り合い、情報交換できる良い関係が続いています。(デイサービス勤務・50代女性)

初任者研修で得た正しい知識や技術は、介護現場での自信ややりがいにつながります。資格取得で収入が増えたりキャリアの選択肢が広がったりすることは、仕事のモチベーション向上に直結するでしょう。

ポジティブな意見がある一方で、以下のような大変さを感じた人もいるようです。

フルタイムで働きながらの資格取得は、仕事と勉強を両立させるのが想像していた以上に大変でした。シフト勤務の合間を縫って課題を進めなければならず、仕事の疲れから勉強に手がつかない日も多かったです。
自分のペースを優先したところ、取得するまでに想定以上の時間がかかってしまい、途中で「このまま終わらないのでは」と心が折れそうになりました。(有料老人ホーム勤務・30代女性)

受講してみて一番苦労したのは、貴重な休みの日にスクールへ通学する負担が大きかったことです。自宅から距離のある学校を選んでしまったため、通うだけでも体力的にしんどい思いをしました。仕事の疲れが抜けきれない休日に、朝から夕方まで座学や実技の授業を受けるのがきつく、「もっと家から近くて通いやすい学校にするべきだった」と少し後悔しました。(グループホーム勤務・30代男性)

初任者研修を取得するときは、通学のペースやスクールの通いやすさをしっかりと考える必要があります。
スクール選びのポイントやおすすめの資格スクールは、「介護職員初任者研修のスクールはどこがいい?選び方のポイントを解説」の記事で紹介しているので、ぜひご覧ください。

介護職が給料をアップさせる方法

介護職が給料を上げる方法として、上位資格を取得したり管理職に就いたりする方法があります。以下で、介護職が給料を上げる方法を解説するので、高給与を目指している方は参考にしてください。

介護の上位資格を取得する

無資格者が介護職員初任者研修を取得すると給与がアップする傾向があるように、介護職は上位の資格を取得することでさらなる給与アップが見込めます。

厚生労働省の「令和6年度介護従事者処遇状況等調査結果(p.161)」をもとに、介護職員の保有資格別の平均給与を以下にまとめました。

介護職員の保有資格別の平均給与。詳細は以下

参考:厚生労働省「令和6年度介護従事者処遇状況等調査結果(p.161)」

介護職のキャリアパスは整理されており、「介護職員初任者研修→介護福祉士実務者研修→介護福祉士→ケアマネジャー(介護支援専門員)」の順で資格を取得するのが一般的な流れです。
国家資格である介護福祉士の平均給与は無資格者の平均給与より約6万円高いことが分かります。年収に換算すると、71万円程度の収入アップが期待できるでしょう。

上位資格の取得は、介護職が着実に給与アップを目指せる方法なので、積極的に挑戦してみてくださいね。

介護福祉士実務者研修

介護福祉士実務者研修は、介護職員初任者研修の上位資格です。実務者研修を取得して、実地研修を受けるなどの要件を満たすと、たんの吸引や経管栄養という医療的ケアを行えるようになります。
また、介護福祉士国家試験を実務経験ルートで受験する場合、実務者研修が受験資格の一つとして求められるので、キャリアアップを目指す介護職にとって重要な資格といえるでしょう。

実務者研修を取得するには、スクールで20科目(450時間)の講座を受講する必要があります。修了試験は必須ではありませんが、実施しているスクールもあるので、事前に確認しておきましょう。なお、初任者研修を取得している場合は、130時間分のカリキュラムが免除されます。

詳しくは「介護福祉士実務者研修とはどんな資格?取得のメリットや費用の目安を解説!」の記事で解説しているので、あわせてチェックしてみてください。

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介護福祉士

介護福祉士とは、介護系の資格のなかで唯一の国家資格です。取得すると、専門性の高い介護の知識やスキルを有していることを証明できます。

介護福祉士は、介護福祉士国家試験に合格することで取得可能です。介護福祉士国家試験を受験する方法は、「実務経験ルート」「養成施設ルート」「福祉系高校ルート」「経済連携協定(EPA)ルート」の4つ。介護業界で働きながら要件を満たしやすいのは「実務経験ルート」で、3年以上の実務経験と介護福祉士実務者研修の取得で、試験の受験資格を得られます。

介護福祉士の受験資格を得るルートについては、「最短で介護福祉士になるには?知っておきたい3つのルート」の記事で解説しているので、興味がある方はぜひご覧ください。

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夜勤の回数を可能な範囲で増やす

夜勤は手当が支給される分、日勤より給与が高くなるので、夜勤に入る回数を増やすことで収入がアップするでしょう。午後10時~午前5時の労働に対しては、通常より25%割り増しで賃金を支給することが労働基準法によって定められています。

夜勤1回あたりの手当の金額は、5,000円〜7,500円程度の職場が多いようです。深夜割増賃金のみではなく、夜勤手当が追加で支給される職場で夜勤を行うと、高給与を狙えるでしょう。
夜勤回数を増やしたい場合、夜勤専従という働き方もあります。1回の勤務時間が長い分自由に使える時間が多いので、「少ない出勤日数でがっつり稼ぎたい」という方に向いている働き方です。

ただし、夜勤回数を無理に増やすと体調を崩してしまうおそれがあるので、給料だけではなく体調面も考慮しながら働き方を選ぶことが大切です。

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勤続年数や実務経験を積み重ねる

介護業界は、勤続年数を重ねることで給料が上がる傾向があります。現在の職場に不満がなければ、実務経験を積みながら同じ職場で働き続けるのも良いでしょう。コツコツと実務経験を積み重ね、できる仕事が増えれば、給料がアップすることも珍しくありません。

管理職などの役職に就く

管理者や施設長、介護主任などの役職に就くと、仕事の責任は大きくなりますが、その分高い給与が支給される傾向があります。

厚生労働省の「令和6年度介護従事者処遇状況等調査結果(p.143)」によると、介護事業所の管理職の平均給与は37万8,110円、管理職ではない介護職員の平均給与は32万7,720円で、約5万円の差がある結果です。

管理職は、介護職員の指導・育成や業務管理、利用者さんの相談対応、収支管理などを行う重要な役割を担います。介護事業所の管理職には、マネジメント能力やコミュニケーション能力、リーダーシップが必要です。
キャリアアップを目指す方は、資格を取得したり実務経験を積んだりして、スキルを習得すると良いでしょう。

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給料の高い施設に転職する

現在の職場より給料の高い施設に転職することで、収入アップが期待できます。同じ施設形態でも、給与額は職場ごとに異なるため、転職の際は複数の求人を比較しましょう。基本給が高くても、手当や残業代の金額によっては収入が減ってしまう可能性があるので、給与全体を確認することが大切です。

なお、給料だけを重視して職場を選ぶとミスマッチにつながるリスクがあるため、転職の際は仕事内容や職場環境の条件を総合的に見て応募先を決めると良いでしょう。

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介護職の給料は今後上がるのか

介護報酬改定によって介護業界で賃上げが進んでいることもあり、介護職の給料は今後も上がる見込みです。政府は介護業界の他職種と遜色のない処遇改善を目指しており、本来予定されていた2027年度の介護報酬改定を待たずに、2026年度に異例の期中改定を実施しました。
厚生労働省の「令和8年度介護報酬改定について(p.1)」によると、この期中改定における改定率は全体で+2.03%となっており、現場の賃上げを可能にするための具体的な仕組みとして、以下のような方針が示されています。

  • 介護職員だけではなく介護従事者を対象に、月額1.0万円(3.3%)の賃上げ措置を実施
  • 生産性向上や協働化に積極的に取り組む事業所の介護職員に対しては、さらに月額0.7万円(2.4%)の上乗せ措置を実施
  • 上記の措置と定期昇給(0.2万円)を合わせることで、介護職員について最大で月額1.9万円(6.3%)の賃上げ措置を実施

期中改定によって加算制度が拡充されるため、現場のスタッフに対する賃上げを行いやすい環境が整えられる見込みです。実際の給与や手当への具体的な還元方法、引き上げ額は事業所によって異なりますが、国の制度を活用することで段階的な給与アップを目指せるでしょう。

また、今回の改定から処遇改善加算の対象範囲が拡大されます。これまで対象外であった訪問看護や訪問リハビリテーション、居宅介護支援なども処遇改善加算の対象に加わるため、より幅広い職場で給与アップが期待できます。

介護職の給料の今後については、「介護士(介護職員)の給料は?平均給与や年収アップの方法、処遇改善の状況」で解説しているので、あわせてチェックしてみてください。

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介護職員初任者研修修了者の給料に関するよくある質問

ここでは、介護職員初任者研修に関するよくある質問に回答します。初任者研修を取得しようか悩んでいる方は、ぜひチェックしてみてください。

初任者研修を取得すると給料はどれくらい上がるの?

厚生労働省の「令和6年度介護従事者処遇状況等調査結果(p.161)」によると、常勤の介護職員の平均給与は、介護職員初任者研修を取得している場合は32万4,830円、無資格の場合29万620円です。初任者研修を取得している介護職員の平均給与は、無資格の人より3万円以上高いことが分かります。
詳しくはこの記事の「介護職員初任者研修修了者と無資格者の給料の違い」で解説しているので、興味がある方はチェックしてみてください。

介護職員初任者研修を保有するパート職員の時給相場は?

厚生労働省の「令和6年度介護従事者処遇状況等調査結果(p.165)」のデータをもとに計算すると、時給制・非常勤で働く介護職員初任者研修を保有する介護職員の時給相場は、約1,579円です。こちらは平均給与を実労働時間で割って算出した金額で、手当や一時金が含まれているため、実際のパート職員の平均時給よりも高い可能性があります。また、施設によってパート職員の時給は異なるので、あくまで参考としてご覧ください。
「介護職が給料をアップさせる方法」では、介護職が給与をアップさせるコツを解説しています。高給与を目指している方は、ぜひチェックしてみてください。

介護職員初任者研修を取得しても役に立たないの?

介護職員初任者研修は、介護を基礎から学んで段階的に知識を身につけられる資格で、介護業界でキャリアを築くために役立ちます。取得すれば、有資格者の監督なしで身体介護を行うことが可能です。また、上位資格である「介護福祉士実務者研修」を受講する際に、初任者研修があれば130時間分のカリキュラムが免除されるので、取得のハードルが下がるでしょう。
初任者研修を取得するメリットについては「介護職員初任者研修は役に立たない?無資格と上位資格との違いを解説」の記事で解説しているので、ぜひご一読ください。

まとめ

介護職員初任者研修を保有する介護職員の平均給与は、常勤が32万4,830円、非常勤が12万4,880円でした。一方、無資格の介護職員の平均給与は、常勤が29万620円、非常勤が12万4,260円です。
初任者研修を取得すると、介護のスキルがあることが評価され、無資格よりも給与が高くなる傾向があります。また、1人で身体介護の業務を行えるなど、初任者研修の取得によってできる業務の幅が広がることも、給与が上がる理由の一つと考えられるでしょう。

介護職が給料をアップさせるには、「介護福祉士実務者研修」や「介護福祉士」といったより専門的な資格を取得したり、夜勤の回数を増やしたりする方法が有効です。また、今の職場で給料アップが見込めない場合、給与が高い職場への転職を視野に入れる選択肢もあります。

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執筆者

  • 「レバウェル介護」編集部

    お役立ち情報制作チーム

介護職専門の転職支援サービス「レバウェル介護」が運営するメディア。現役の介護職とこれから介護職を目指す方に寄り添い、仕事や転職の悩み・疑問を解決する記事を制作している。これまでに公開した記事は1400記事(※)以上。制作チームには介護福祉士ライターも在籍し、経験をもとにリアルな情報をお届け。資格や介護技術など、スキルアップにつながる情報も発信中!(※)2023年10月時点

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