
介護職員初任者研修は、介護業界の入門といえる資格です。取得すれば、介護に関する基礎的な知識や技術を身につけられます。介護職員初任者研修の取得には、どれくらいの費用が必要なのでしょうか。
このコラムでは、初任給研修の受講費用の相場や金額の差による違い、費用を抑える方法などをご紹介します。介護業界でスキルアップをしたいと考えている方は、ぜひご参考にしてください。
【目次】
介護職員初任者研修の費用はどれくらい?
受講料の差で内容に違いはあるのか
初任者研修を安く受講するには
費用が安い講座を受ける際の注意点
介護職員初任者研修の難易度
介護職員初任者研修を取得するメリット
資格取得までの最短ルートは?
まとめ
介護職員初任者研修の費用はどれくらい?
初任者研修の受講にかかる費用の相場は、6万円~10万円とされています。受講費用は講座や地域によって差が生じるので注意が必要です。時期によって変動したり、早期割引キャンペーンを行っていたりする場合があるので、資格取得を目指す前に情報をチェックしておきましょう。
また、キャッシュバックキャンペーンや特典を設けているところもあるようです。公式サイトを見たりパンフレットを請求したりして情報を比較し、自分の希望条件にあったスクールを選びましょう。
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受講料の差で内容に違いはあるのか
初任者研修の内容は厚生労働省から指定されているので、受講費用の差で大きく変化しません。そのため、受講費用が安いスクールでも研修内容が省略されたり、中途半端に終わったりすることはないといえます。
なぜ受講費用に差があるのか
初任者研修の受講費用に差があるのは、スクールの運営方針に影響されているからです。
初任者研修は働きながら受講している方が多いため、教室が通いやすいところにあります。駅前や通学環境が整った場所は賃料が高くなるので、受講費用も高くなる傾向にあるようです。また、受講料の高いスクールはサポート体勢が充実しており、日程や講座の振り替えにも融通が利く場合もあります。
駅から少し離れたところにあるスクールは賃料が安く、受講費用が安くなっていると考えられるでしょう。
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初任者研修を安く受講するには
初任者研修の受講費用を少しでも抑えたいのなら、スクールで期間限定のキャンペーンや早期割引などが行われている時期を狙い、受講を申し込むのがおすすめです。また、自治体や施設から出される補助金や資格取得支援制度を利用したり、厚生労働省の教育訓練給付制度を利用したりする方法もあります。こちらでは、初任者研修を安く受講する方法についてご紹介しましょう。
教育訓練給付制度を利用する
教育訓練給付制度とは、働く方の能力開発やキャリアアップを支援する制度です。給付条件を満たした方を対象に、厚生労働省指定のスクールに支払った受講費用の20%を負担してもらえます。教育訓練給付制度の給付条件は以下のとおりです。
1.雇用保険の被保険者で、支給要件期間が3年以上の方。
2.雇用保険の被保険者資格喪失(退職日の翌日)から1年以内で、かつ支給要件期間が3年以上の方。
なお、自分が給付の対象に該当するかどうかは、ハローワークで確認できます。
ハローワークで受講する
ハローワークの職業訓練では、無料で初任者研修を取得することが可能です。職業訓練受講給付金制度の要件を満たせば、受講手当と通所手当を受け取れる場合も。なお、ハローワークの職業訓練は選考に落ちる可能性があるので注意が必要です。初任者研修の職業訓練は手に職をつけられるため、倍率が高くなることを理解しておきましょう。
施設や自治体の資格取得支援を利用する
勤務先の施設や自治体によっては、資格取得支援制度を導入しているところがあります。資格取得支援制度では、補助金や助成金といった名目で支援金を受け取ることが可能です。支給される金額は施設や自治体によって異なるため、面接時に質問したり、自治体のWebサイトを見たりして確認しておきましょう。
なお、多くの自治体では資格取得支援制度と教育訓練給付制度の併用は認められていません。介護施設や介護業務の勤続年数や、税金の滞納がないことを要件にしている自治体も多いので、注意が必要です。
きらケア介護派遣では、無料で介護職員初任者研修を受けられます。通う頻度は週1回から選択できるので、まずはお気軽にご相談ください。
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費用が安い講座を受ける際の注意点
受講費用が安い講座を受ける際は、テキスト代やそのほかの料金が含まれているかどうかを確認しましょう。スクールによってはテキスト代を別途必要とするため、受講費用を安く記載している場合があります。講座の振替ができない可能性もあるので、サポート面をチェックすることが大切です。
また、受講費用が安くても、必要以上に交通費をかけるのは本末転倒なので注意しましょう。
受講費用が安いところは、スクールを本業としていない場合もあります。介護施設と併設していてスクールがメインでない場合、講師に質問や疑問に対応してもらえない可能性も。
また、開講日数の少ないスクールの講師よりも、開講日数が多いスクール講師の方が経験豊富で、教えることに慣れているということもあるでしょう。講師のスキルを講習前に見極めることは難しいですが、口コミや開講日数を目安の一つにするのがおすすめです。
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介護職員初任者研修の難易度
初任者研修の資格取得はそれほど難しくありません。資格や経験がなくても、日本語が読めれば誰でも資格取得を目指せます。
130時間の研修を修了すると筆記試験が行われますが、カリキュラム内容をしっかり理解できていれば合格できるでしょう。万が一不合格になったとしても、次の試験日に再挑戦できます。初任者研修は受講者のほとんどが合格しているので、自分のペースで学習することが大切です。
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介護職員初任者研修を取得するメリット
初任者研修を取得すると、スキルアップを実現できたり活躍の場を広げられたりします。下記では、初任者研修の取得によって得られるメリットをまとめました。
スキルアップできる
介護職員初任者研修を取得すれば、介護に関する基礎的な知識を得られます。経験がなくても介護知識を身につけていれば、現場での対応力や理解力につながるはずです。現場で経験を積み、介護技術を磨くことで、上位資格の実務者研修や介護福祉士の取得を目指せるでしょう。
日本全国で通用する
介護職員初任者研修は、全国どこの介護事業所でも通用します。将来的に引っ越しを伴う就職・転職を考えている場合でも、居住地の周辺で働ける場所を探せるでしょう。資格を更新する必要もないので、希望する地域で働くことが可能です。
資格手当を受け取れる場合がある
介護事業所によっては、初任者研修を有している方に資格手当を支給している場合があります。資格手当を受け取れれば、収入アップにつながりますよ。資格手当の有無は求人情報をチェックしましょう。
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資格取得までの最短ルートは?
ここでは、介護職員初任者研修の取得に必要な期間や効率的なコース選択についてご紹介します。
資格取得にかかる期間
初任者研修のカリキュラムは、130時間の講習と演習で構成されているため、勉強時間の差はありません。週4回のコースなら1カ月、週2回のコースなら2カ月、週1回のコースなら4カ月がほどで資格を取得できるでしょう。また、スクールによっては短期集中コースや最短コースが用意されています。すぐにでも資格取得を目指したい方は、最短コースを探してみましょう。
働きながらでも資格取得は可能
初任者研修は、働きながらでも取得が可能です。スクールは社会人のニーズを想定しているため、平日コースや土日のみのコースを用意しています。
また、通信講座も展開されているので、ライフスタイルに合った学習方法を選択できるでしょう。ただし、通信講座の場合もスクーリングによる実習をうける必要があるので注意が必要です。仕事やプライベートを考慮し、自分のペースで無理なく資格取得を目指しましょう。
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まとめ
初任者研修の費用の相場は6~10万円となっており、地域やスクールによって金額が異なります。費用に差があっても、受講内容に大きな違いはありません。受講費用を安くしたい場合は、割引キャンペーンや自治体の補助金を利用するのがおすすめです。
初任者研修を取得すればスキルアップにつながり、全国どこでも活用できます。土日コースや最短コースが用意されているところもあるので、働きながら資格を取得可能です。働きながら無料で初任者研修を取得したい方は、きらケア介護派遣を活用してみませんか?
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