介護の資格を安く取りたい!「初任者研修」と「実務者研修」を無料or割引で受講する方法

介護の資格 2023年4月20日
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この記事のまとめ

スキルアップやキャリア形成のために介護の資格を取得したいものの、費用や時間を理由に悩んでいる介護士さんは多いはず。実は、介護の基本的な資格である「介護職員初任者研修」や「介護福祉士実務者研修」は、安く取得できる方法があるのです。この記事では介護の資格を安く取得したり、割引を使って安く受講したりする方法をご紹介します。介護の資格を取得する際の注意点もまとめているので、お悩みの方は参考にしてみてください。

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目次

介護職員初任者研修とは

介護職員初任者研修とは、多くの介護士さんが最初に取得する基本的な介護の資格です。受講に特別な条件はないので誰でもチャレンジできます。介護士の仕事は、大きく分けて生活援助と身体介護の2つ。無資格の介護士は、介護福祉士の指示のもとでなければ身体介護を行えません。しかし、介護職員初任者研修があれば1人でも身体介護を行えるようになり、訪問ヘルパーとして働くこともできます。介護職員初任者研修は、これから介護の仕事に就く人や仕事の幅を広げたい介護士さんにおすすめの入門的な資格なのです。

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介護職員初任者研修を安く受講する方法

介護職員初任者研修は割引やキャンペーンの利用で安く受講できたり、方法次第では無料になったりすることもあります。介護職員初任者研修の資格を取得するには、130時間のカリキュラムを修了する必要があり、受講費用の相場は地域によって異なりますが4~10万円程度です。受講料にばらつきがあるものの、基本的に数万円掛かるので気軽に受けられる値段ではありません。そこで、以下で紹介する方法で受講すれば相場よりも安く資格取得を目指せます。

無料で介護職員初任者研修を受講する方法

無料で介護職員初任者研修を受講する方法はいくつかあります。すでに介護士として働いている人か、これから就職・転職するかによって利用できる制度が異なるので、自分に適した安く受講できる方法はどれかチェックしてみましょう。

介護士として働いている場合

施設を運営している法人に補助制度があれば、無料で介護職員初任者研修を取得可能です。介護業界は慢性的な人手不足が問題になっているので、福利厚生の一環として職員のスキルアップを応援してくれる施設が増えてきています。自分の職場で利用できる制度がないか、上司に確認してみましょう。また、自治体が助成金制度を用意していることもあるので、お住まいの地域で実施されているか確認してみるのもおすすめです。助成金の対象者に当てはまれば、受講費用が無料になったり少額の負担で済んだりします。

これから介護業界に就職または転職する場合

現在求職中の方は、ハローワークの職業訓練かスクールの就業支援制度を利用して、無料で介護職員初任者研修を受講しましょう。職業訓練は「公共職業訓練」と「求職者支援訓練」の2種類があり、雇用保険の受給資格によって分けられています。どちらも介護職員初任者研修を無料で受講できますが、求職者支援訓練の場合は一定の要件を満たすことで、訓練期間中に月10万円の支給が受けられるのでお得です。ただし、どちらの制度も定員や締め切りが決まっているので、興味がある方はお近くのハローワークに問い合わせてみてください。また、スクールによっては介護職員初任者研修を取得した後、紹介された事業所で働けば全額キャッシュバックしてくれる制度があります。無料で資格を取得できるだけでなく、就職先を探す手間がかからないのは嬉しいメリットです。細かい条件はスクールごとに異なるので、受講先を探すときに確認してみましょう。

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割引を使って介護職員初任者研修を受講する方法

無料で受講できる条件に当てはまらなかった方でも、割引を使って安く介護職員初任者研修を受けられるチャンスがあります。安く資格を取得するために利用できる制度は以下の通りです。

一般教育訓練給付金制度

受講費用の20%がキャッシュバックされる制度で、初めて利用する人は1年以上の雇用保険加入が条件です。2回目以降や退職後の利用は、条件が異なるので気をつけましょう。また、一般教育訓練給付金制度は国から指定を受けたスクール・講座でしか利用できないので、対象になっているか必ず確認してください。介護職員初任者研修の受講が修了したら、お住まいの管轄のハローワークで申し込みを行いましょう。不明点の確認もハローワークで行えます。

特定一般教育訓練給付金制度

こちらもハローワークが実施しており、対象者は一般教育訓練給付金制度と同じですが、キャッシュバックされる金額や申し込みのタイミングが異なります。特定教育訓練給付金制度を受けるには、介護職員初任者研修受講する1カ月前に、ハローワークで手続きを行わなければなりません。手続きは一般教育訓練給付金制度より多くなりますが、その分受講費用の40%をキャッシュバックしてもらえます。また、国が指定したスクール・講座でなければ制度を適用できないので、受講前にしっかり確認しましょう。

自立支援教育訓練給付金制度

20歳未満の子どもを扶養しているひとり親家庭で、児童扶養手当の受給または同水準の所得があり、状況的に教育訓練が必要と認められた方が対象の制度です。自立支援教育訓練給付金制度を利用するには、受講前に母子・父子自立支援員との事前相談と、対象講座指定申請が必要になります。不明点があれば最寄りの市役所で尋ねてみましょう。自立支援教育訓練給付金制度を利用して指定の講座を修了すれば、最大で受講費用の60%(上限20万円)をキャッシュバックしてもらえます。

自治体の助成金制度

各都道府県や市区町村が助成金制度を用意しており、介護職員初任者研修を安く受講できる場合もあります。地域によって助成金の金額や対象者は異なるので、「介護職員初任者研修 助成金 自治体名」で検索してみましょう。また、個人ではなく法人に助成金を支給している自治体もあるので、介護士の方は上司に相談してみてください。

各スクールの割引制度やキャンペーン

介護職員初任者研修を受講できるスクールの多くでは、独自の割引制度やキャンペーンが行われているので、うまく活用すれば安く資格を取得できます。たとえば、友だちと一緒に受講すると安くなるペア割や早期申し込みでお得に受講できる早割、期間限定のキャンペーンなど多種多様です。パンフレット請求は無料のスクールが多いので、どこで受講すると安くなるのか比較してみましょう。

職場の補助制度

現在介護士として働いている方は、職場に補助制度がないか確認してみましょう。介護の資格は仕事に必須なこともあるので、福利厚生の一環として取得に掛かる費用を補助してくれる施設が多くあります。職場で利用できる制度があるか確認したいときは、上司に確認してみましょう。

介護福祉士実務者研修とは

介護福祉士実務者研修は、介護職員初任者研修の上位資格であり、実務経験を積んで介護福祉士になるために必ず取得しなければならない介護の資格です。介護士としてキャリアアップを目指す際、国家資格である介護福祉士を取得したいと考える人は多いはず。介護福祉士になる方法はいくつかありますが、実務経験を積んで働きながら取得を目指すルートでは、介護福祉士実務者研修の修了が必須です。介護職員初任者研修よりも応用的な介護技術を身に付けられるうえ難易度は低めなので、キャリアアップを目指すならチャレンジしてみましょう。

介護福祉士実務者研修を安く受講する方法

介護福祉士実務者研修の受講費用は3~20万円と幅広く、差が激しくなっています。介護職員初任者研修のように無料で受講するのは難しいですが、工夫すれば費用を安く済ませられるので、以下で紹介する方法を試してみてください。

ハローワークで受講する

先述したハローワークの公共職業訓練や求職者支援訓練を利用すれば、介護福祉士実務者研修も安く受講できます。対象者は介護職員初任者研修と同じです。費用は地域によって異なりますが、安ければ1万円程度で受講できます。しかし、ハローワークで介護福祉士実務者研修を受講するには、申し込み後に面接や筆記試験に合格しなければなりません。保有資格による一部試験の免除や費用の減額が受けられないケースもあるので、申し込み前にきちんと確認しましょう。

給付金を利用する

教育訓練給付金制度や自立支援教育訓練給付金制度も、介護福祉士実務者研修の受講に利用できます。申し込みの条件や給付金の金額、対象者は介護職員初任者研修で紹介したとおりです。また、自治体の給付金制度を利用して、介護福祉士実務者研修を安く受講する方法もあります。申し込みには介護職員初任者研修の資格が必要な自治体もあるので、お住まいの地域の制度について市役所で聞いたり、インターネットで調べてみたりしてくださいね。

社会福祉協議会から貸付を受ける

各都道府県内の養成施設に在学して介護福祉士を目指し、資格取得後も同じ地域で介護業務を行う予定の人は、「介護福祉士実務者研修受講資金貸付制度」を利用できます。この制度は社会福祉協議会が実施しており、一定の条件を満たせば返済を免除してもらうことも可能です。詳細な条件や貸与額の上限は各都道府県ごとに異なるので、お住まいの地域の社会福祉協議会に問い合わせてみてください。また、介護福祉士実務者研修を修了してしまうと貸付が受けられないので、制度を利用したいときは事前に申し込みを済ませましょう。

保持資格による割引を受ける

介護福祉士実務者研修の資格を取得する際、介護職員初任者研修を持っていると受講費用を安くしてもらえます。また、カリキュラムの一部を免除してもらえるので、介護職員初任者研修を取得してから介護福祉士実務者研修を受講する人は多いようです。割引される金額はスクールによって異なるので、受講前に確認してみてください。

介護の資格の受講費用に差が出る理由

介護職員初任者研修も介護福祉士実務者研修も、受講費用には数万円の振れ幅がありますが、スクールが密集している地域で価格競争が激化しやすいのが理由です。同じ地域でいくつものスクールが開講していると、講座内容だけでなく価格によって生徒を集めようとするところが出てきます。極端に受講料が安いと不安になる方もいるかもしれませんが、どのスクールも厚生労働省の基準をクリアして開講しているので、受講内容に大きな差はありません。受講費用だけでなく通いやすさやサポート対応を比較して、自分に適したスクールを選んでみてください。

介護の資格を安く取得するときの注意点

制度やキャンペーンを利用して安く介護の資格を取得する方法をお伝えしてきましたが、きちんと身に付くお得な受講講座を探すために、いくつか注意すべきポイントがあります。受講し始めてから後悔することがないように、以下の点を参考にして通うスクールを決めましょう。

受講料にすべて含まれているか

申し込みで支払った料金以外に別途料金が発生しないか確認しましょう。テキスト代や試験代が別途必要な講座だと、結果的にほかのスクールのほうが安く受講できたと後悔することになりかねません。交通費や昼食代など、通う上で必要になりそうな出費を含めて計算すると、本当に安く受講できるスクールが見つけられます。また、税込表示か税抜き表示かも重要なポイントなので、見落としのないように確認しましょう。

欠席時の振り替え対応

授業を欠席した場合の振り替えに費用が掛かるか、どのような対応を取ってくれるかの確認も重要です。介護職員初任者研修や介護福祉士実務者研修のカリキュラムでは、通信講座がメインでも通学しなければならない授業があります。体調不良や仕事で都合がつかない場合はやむを得ず欠席になりますが、休んだままでは資格を取得できません。会場を借りて授業を行っていたり、開講日が限られていたりするスクールでの受講を考えているなら、事前に振り替え対応について質問しておくと安心です。

講師の質

介護の資格取得に必要なカリキュラムの講師は、現場経験が豊富な介護福祉士や看護師が務めることが多くあります。しかし、さまざまな経験を積んできたベテランでも人に教えるのは苦手…ということも。実際に講習を受けてみないと分からない部分もありますが、口コミやスクールの開講日数、事業規模をもとにある程度判断できるので、情報収集を行うのが大切です。安くても講師の質が高いスクールはあるので、質と価格の両方を追求しましょう。

立地条件

スクールの受講料が安い理由として、立地条件が悪く通いにくい場所にあることが考えられます。通いやすいスクールは交通の便が良い分賃料が高いので、受講料も高くなりやすい傾向があるようです。通信講座がメインだと通学にかかる時間を気にしないかもしれませんが、スクールに通う必要があるときに思わぬ苦労を感じることになりかねません。通学時間や交通費も含めてスクールを選ぶと、スクーリングの負担を減らせます。

就職サポートがあるか

就職サポートがあるスクールは多くありますが、中には自社グループへのあっせんや保有求人の紹介のみというケースもあります。就職サポートを重視してスクールを選ぶなら、模擬面接の実施や人材専門の知識豊富なスタッフの在籍など、具体的な内容を公開しているところから選ぶのがおすすめです。

給付金の対象講座か

給付金制度を利用して安く介護の資格を取得したい人は、受講予定のスクール・講座が対象に含まれているか確認しましょう。給付金が受けられないと受講費用が大幅に増えてしまうことがあるので、不安な方はスクールに問い合わせてみてください。

まとめ

介護の基本的な資格である介護職員初任者研修や介護福祉士実務者研修は、給付金制度やスクールのキャンペーンを利用して安く受講できるチャンスがあります。職場が費用を補助してくれるケースもあるので、キャリアアップを目指している方は上司に確認してみましょう。受講費用によってカリキュラムの質が変わることはありませんが、安さには理由があるので、価格以外も比較したうえで講座やスクールを選んでください。

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※この記事の掲載情報は2023年4月20日時点のものです。制度や法の改定・改正などにより最新の情報ではない可能性があります。

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